JP2000023238A - 移動通信システムにおけるセル構成法、無線アクセス方式及び移動機 - Google Patents

移動通信システムにおけるセル構成法、無線アクセス方式及び移動機

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JP2000023238A
JP2000023238A JP18740898A JP18740898A JP2000023238A JP 2000023238 A JP2000023238 A JP 2000023238A JP 18740898 A JP18740898 A JP 18740898A JP 18740898 A JP18740898 A JP 18740898A JP 2000023238 A JP2000023238 A JP 2000023238A
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JP18740898A
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Toshiyuki Futakata
敏之 二方
Masahiko Hirono
正彦 廣野
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/24TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
    • H04W52/243TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account interferences
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動通信システムにおけるセル構成法、無線
アクセス方式及び移動機において、高速データ通信にお
ける移動機の小型化を図ることを目的とする。 【解決手段】 セル構成は、送信電力が大きい基地局B
で広い通信範囲をカバーするマクロセル2内に、送信電
力が小さい基地局Aで狭い通信範囲をカバーする複数の
マイクロセル1を有し、送信電力が大きい基地局Bの最
大通信可能速度を前記送信電力が小さい基地局Aの最大
通信可能速度よりも小さくする。移動機の通信速度が、
送信電力が大きい基地局Bの最大通信可能速度を越えた
場合、移動機は、送信電力が小さい基地局Aを選択して
通信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速データ通信を
可能とする移動通信システムにおけるセル構成法、無線
アクセス方式及び移動機に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA(Code Division Multiple
Access:符号分割多元接続)等の移動通信システムにお
いて、移動機及び基地局では、送信パワーコントロール
を行うことにより、基地局及び移動局における受信電力
が一定となるように制御している。その結果、チャネル
間干渉を防止し、一定の品質で多数のユーザが使用する
ことが可能となっている。
【0003】ところで、移動通信システムでは、通信相
手との距離により送信電力が大き変化する。例えば、自
由空間において、一般に用いられる以下の伝搬損失の式
からも、通信相手との距離により電力損失(LOSS)
が大きく変化することがわかる。 LOSS[dB]=1og10(4×π×d/λ)2 ・・・・・(1) ここで、dは通信相手との距離[m]、λは波長[m]
である。この式において、例えば、移動機が2GHz
(λ=0.15)の周波数を用いて通信する場合を計算
すると、基地局からの距離が10mの場合には、58.
5dB、100mの場合には、78.5dB、1kmで
は98.5dBの損失となる。このため、基地局におけ
る受信電力を一定とするには、移動機は、10mの場合
と比較して、100mでは20dB、1kmでは40d
B高い送信パワーが必要となる。
【0004】ところで、このようなパワーコントロール
を行う無線通信システムにおいて、高速データ通信を実
現するために、幾つかの方法がある。例えばTDMA
(TimeDivision Multiple Access:時分割多元接続)
では、一つのデータを複数のチャネルを用いて送信する
ことにより実現するのが一般的である。また、符号分割
多元接続では、複数のコードにより多重するか、又は、
lチャネル当たりの通信速度を上げることにより実現す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、高
速データ通信を上記のように、複数チャネル多重、複数
コード多重又はlチャネル当たりの通信速度を上げるこ
とにより実現する。ところで、TDMAにおいて、図1
に示すように、一つのデータに対してTDMAの複数の
タイムスロットを使用して通信速度を上げた場合は、N
倍の通信速度を実現するためにはN倍の送信電力を必要
とする。つまり、TDMAの1フレームに3つのタイム
スロットを有する場合を例にとれば、図1(A)では、
第1番目のタイムスロット#1のみを用いて通信してい
るのに対し、図1(B)のように、タイムスロット#1
〜#3を使用して通信した場合は、通信速度は3倍にな
るが、そのために電力も3倍必要となる。
【0006】また、CDMAにおいて、複数のコードを
用いて多重することにより通信速度を上げる場合は、1
コード当たりの必要な送信電力は変わらなくても、複数
のコードを用いれば、それだけ必要な送信電力が大きく
なる。例えば、Nコード多重する場合には、送信電力は
N倍必要となる。さらに、移動通信のように様々な方向
から遅延波が到来するマルチパス環境下においては、コ
ード間の相関が十分でなくなるために、それ以上の送信
電力が必要となる場合がある。
【0007】また、CDMAにおいて、1チャネル当た
りの通信速度を上げることにより通信速度を上げる場合
は、通信速度を上げることにより拡散率が下がる。拡散
率は、信号対雑音の改善の度合いを表しているので、通
信速度を上げた場合、上げる前と同じ品質を得るために
は、送信電力を上げ、そのSN比を改善する必要があ
る。例えば、通信速度をN倍にすると、拡散率は1/N
になり拡散ゲインも1/Nとなる。このため、送信電力
はN倍必要となる。
【0008】以上の通り、高速データ通信を実現すると
送信電力が増大する。従って、高速データ通信を実現す
ると、増幅器が大型となり、電池の容量を大きくする必
要がある。このために、移動機の小型化が困難となる問
題がある。本発明は、上記間題に鑑みなされたものであ
り、高速データ通信における移動機の小型化を図ること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、移動通信システムにおけるセル構成法において、
送信電力が大きい基地局(基地局B)で広い通信範囲を
カバーするマクロセル2内に、送信電力が小さい基地局
(基地局A)で狭い通信範囲をカバーする複数のマイク
ロセル1を有し、前記送信電力が大きい基地局の最大通
信可能速度BMA X を前記送信電力が小さい基地局の最大
通信可能速度AMAX よりも小さくする(AMAX
MAX )ことを特徴とする移動通信システムにおけるセ
ル構成法である。
【0010】請求項1記載の発明によれば、同一のエリ
アを送信電力が大きい基地局と送信電力が小さい基地局
でカバーし、送信電力が大きい基地局の最大通信可能速
度を前記送信電力が小さい基地局の最大通信可能速度よ
りも小さくすることにより、高速データ通信における移
動機の小型化を図ることができるゾーン構成とすること
ができる。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1の
セル構成法により構成されたセル構成を有する移動通信
システムにおける無線アクセス方式において、移動機の
通信速度Uに応じて、移動機が通信する基地局として、
前記送信電力が大きい基地局と前記送信電力が小さい基
地局の内の一方を選択することを特徴とする無線アクセ
ス方式である。
【0012】請求項2記載の発明によれば、移動機の通
信速度が大きい場合、基地局又は移動機は、移動機の送
信電力が小さくて済むように送信電力が小さい基地局を
選択して通信することにより、高速データ通信における
移動機の小型化を図ることができる。請求項3に記載さ
れた発明は、請求項1のセル構成法により構成されたセ
ル構成を有する移動通信システムにおける無線アクセス
方式において、各基地局は、移動機に送信電力を報知
し、該移動機は、報知された送信電力と報知した基地局
からの受信信号の受信電力から、それぞれの基地局との
距離を算出し、最も近い基地局を選択して通信すること
を特徴とする無線アクセス方式である。
【0013】請求項3記載の発明によれば、移動機は、
報知された送信電力と報知した基地局からの受信信号の
受信電力から、それぞれの基地局との距離を算出し、最
も近い基地局を選択して通信することにより、高速デー
タ通信における移動機の小型化を図ることができる。請
求項4に記載された発明は、請求項1のセル構成法によ
り構成されたセル構成を有する移動通信システムにおけ
る無線アクセス方式において、各基地局は、移動機に送
信電力を報知し、該移動機は、報知された送信電力と報
知した基地局からの受信信号の受信電力から、それぞれ
の基地局へ送信する場合の送信電力を算出し、送信電力
の最も低い基地局を選択して通信することを特徴とする
無線アクセス方式である。
【0014】請求項4記載の発明によれば、移動機は、
報知された送信電力と報知した基地局からの受信信号の
受信電力から、それぞれの基地局へ送信する場合の送信
電力を算出し、送信電力の最も低い基地局を選択して通
信することにより、高速データ通信における移動機の小
型化を図ることができる。請求項5に記載された発明
は、請求項1のセル構成法により構成されたセル構成を
有する移動通信システムにおける移動機において、移動
機の通信速度に応じて、移動機が通信する基地局とし
て、前記送信電力が大きい基地局と前記送信電力が小さ
い基地局の内の一方を選択することを特徴とする移動通
信システムにおける移動機である。
【0015】請求項6に記載された発明は、請求項1の
セル構成法により構成されたセル構成を有する移動通信
システムにおける移動機において、各基地局から報知さ
れた送信電力と報知した基地局からの受信信号の受信電
力から、それぞれの基地局との距離を算出し、最も近い
基地局を選択して通信することを特徴とする移動通信シ
ステムにおける移動機である。
【0016】請求項7に記載された発明は、請求項1の
セル構成法により構成されたセル構成を有する移動通信
システムにおける移動機において、各基地局から報知さ
れた送信電力と該報知した基地局からの受信信号の受信
電力から、それぞれの基地局へ送信する場合の送信電力
を算出し、送信電力の最も低い基地局を選択して通信す
ることを特徴とする移動通信システムにおける移動機で
ある。
【0017】請求項5〜7に記載された発明は、移動通
信システムにおいて、高速データ通信における移動機の
小型化を図ることができるセル構成法及び無線アクセス
方式に適した移動機を規定したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】(本発明の基本原理)本発明にお
けるセルは、半径100m程度の通信エリア(マイクロ
セル)と半径2〜3km程度の通信エリア(マクロセ
ル)が同一エリアをカバーするように構成されている。
【0019】一般に、マクロセルは、マイクロセルに比
べ通信中のチャネル切り替えの回数が少なくてすむため
に、高速移動中の通信に適している。また、マイクロセ
ルは、移動機が、移動機に最も近い基地局と通信できれ
ば、送信パワーは少なくて済み、高速データ通信に適し
ている。本発明では、同一エリアにマクロセルとマイク
ロセルを設け、高速データ通信には、マイクロセルを用
いて通信を行い、高速データ通信における移動機の小型
化を図る。 (実施例)図2に、本実施例で用いるセル構成の例を示
す。同一のエリアを送信電力が高く通信範囲の広いマク
ロセル2と、送信電力が低く通信範囲が狭いマイクロセ
ル1の2つ以上のセルでカバーしている。各マイクロセ
ル及びマクロセルには、それぞれ基地局を有し、各基地
局は、基地局識別信号及び基地局の送信電力値を移動機
に向けて報知することができる。ここで、マイクロセル
1とマクロセル2は同一のシステムで同一の周波数であ
る場合だけでなく、異なるシステム、あるいは、異なる
周波数の場合でも良い。
【0020】また、マイクロセル1は、マクロセル2に
全てがカバーされることなく、隣接するマクロセル2に
跨って設けても良い。また、隣接するマイクロセル1及
び隣接するマクロセル2は、それぞれ、一部重なってい
ても良い。さらに、セル間に空きが存在しても良い。ま
た、図3に、移動機(端末A)と基地局の位置関係を示
す。マイクロセル1の基地局A(基地局Aの通信範囲:
マイクロセル)とマクロセル2の基地局B(基地局Bの
通信範囲:マクロセル)が示されている。端末Aと基地
局Aとの距離をrA、端末Aと基地局Bとの距離をrB
(>rA)とする。
【0021】この通信範囲の異なる複数の基地局で同一
エリアをカバーするシステムにおいて、端末Aが、通信
範囲の広い基地局Bと通信を行う場合には、基地局Bと
の距離rB(>rA)に相当する伝搬損失が生じること
から送信電力を大きくする必要性がある。これに対し
て、通信範囲の狭い基地局Aと通信を行う場合には、基
地局Aとの距離rA(>rB)に相当する伝搬損失が生
じることから、基地局Bと通信する場合に比べて低い送
信電力での通信が可能となる。
【0022】従って、高速データ通信を行う場合、移動
機の負担は、基地局Aと通信する方が基地局Bと通信す
るより小さい。そこで、本発明では、通信範囲の広い基
地局Bと通信範囲の狭い基地局Aの最大通信速度を、 基地局Aの最大通信速度>基地局Bの最大通信速度 と定める。これにより、移動機は、高速データ通信に伴
う送信電力のパワーアップを考慮し、基地局Bの最大通
信速度以上の高速データ通信を行う場合には、基地局B
でなく、基地局Aと通信を行うことととし、移動局にお
ける負担を軽減し、必要な送信電力の低減を実現する。 (基地局選択1)移動機が、送信電力が大きい基地局と
送信電力が小さい基地局の内の一方を選択する方法の一
例を説明する。
【0023】移動機の通信速度に応じ、移動機が通信す
る基地局として、送信電力が大きい基地局と送信電力が
小さい基地局の内の一方を選択する。図4に、移動機
(端末A)における基地局選択動作のフローを示す。こ
こでは、基地局Aの最大通信速度をAMAX 、基地局Bの
最大通信速度をBMAX (AMAX>BMAX )とする。ま
た、移動機が、通信速度Uで通信を開始する場合につい
て説明する。
【0024】移動機から、通信速度Uで発信要求があっ
た場合10に、まず、通信速度UがBMAX よりも大きい
かどうかを比較する11。通信速度Uの方が大きい場合
には、基地局A(マイクロセル)との通信を選択する1
2。一方、通信速度UがBMA X よりも小さい場合には、
基地局B(マクロセル)との通信を選択する13。この
選択は、移動機内又はいずれかの基地局で行うことがで
きる。また、通信速度UとBMAX とを比較して選択した
が、移動機の通信速度Uと比較する速度は、基地局Bの
最大通信速度をBMAX に限らず、状況に応じ任意に設定
することができる。 (基地局選択2)上記したように、伝送距離が長ければ
それだけ伝送損失が大きくなる。従って、移動通信シス
テムにおいては、移動機と基地局間の距離に応じて、移
動機の送信電力を制御している。移動機と基地局間の距
離が大きければ、大きな送信電力が必要であり、移動機
と基地局間の距離が小さければ、小さな送信電力で済
む。
【0025】移動機が、送信電力の増加を伴う高速デー
タ通信を行う場合、移動機の負担は、移動機と基地局間
の距離が小さい基地局の方が、移動機と基地局間の距離
が大きい基地局と通信するよりも小さい。そこで、移動
機は、高速データ通信を行う場合には、移動機と基地局
間の距離が小さい基地局を選択して通信を行うこととと
し、移動局における負担を軽減し、必要な送信電力の低
減を実現する。
【0026】図5に本実施例での移動局における基地局
選択部の構成例を示す。移動機における基地局選択部
は、送信電力検出部20、受信電力検出部21、距離算
出部22及び通信基地局選択信号発生部23より構成さ
れている。送信電力検出部20は、基地局からの基地局
識別信号及び送信電力値の報知信号から、基地局の送信
電力(Xdb)を検出する。受信電力検出部21は、該
報知信号の受信信号から、基地局から送信された信号の
受信電力(Ydb)を検出する。距離算出部22は、送
信電力(Xdb)と受信電力(Ydb)から、基地局間
の伝送損失(X−Ydb)を算出する。
【0027】式(1)は、次のように変形することがで
きる。 d[m]=10LOSS/2×λ/(4π)・・・・・・・・(2) そこで、この伝送損失(X−Ydb)を式(2)に代入
して、移動機と基地局間の距離距離d[m]を算出す
る。この距離の算出は、受信された基地局全てに対して
行う。通信基地局選択信号発生部23は、距離算出部2
2で算出された基地局間の距離dの中で、最も小さい距
離の基地局を示す信号を出力する。移動機内の通信制御
部(図示せず)は、この信号を受けて、アンテナの方
向、周波数の切替等を行い、基地局を選択する。
【0028】上記の通り、送信電力と受信電力の差が、
基地局までの距離に相当することから、複雑な計算を行
わずに算出できる。また、通信相手の基地局までの距離
を算出することにより、最適な通信相手の基地局を選択
し、移動局の送信電力は低減できる。 (基地局選択3)上記基地局選択2においては、基地局
間の伝送損失(X−Ydb)を算出し、これを式(1)
に代入し、移動機と基地局間の距離d[m]を算出し
た。この距離dと基地局に割り当てられた周波数を用い
て、それぞれの基地局へ送信する場合の送信電力を算出
し、送信電力の最も低い基地局を選択してもよい。
【0029】図6に本実施例での移動局における基地局
選択部の構成例を示す。移動機における基地局選択部
は、送信電力検出部30、受信電力検出部31、送信電
力算出部32及び通信基地局選択信号発生部33より構
成されている。送信電力検出部30は、基地局からの基
地局識別信号及び送信電力値の報知信号から、基地局の
送信電力(Xdb)を検出する。受信電力検出部31
は、該報知信号の受信信号から、基地局から送信された
信号の受信電力(Ydb)を検出する。送信電力算出部
32は、送信電力(Xdb)と受信電力(Ydb)か
ら、基地局間の伝送損失(X−Ydb)を算出する。こ
れを式(1)に代入し、移動機と基地局間の距離d
[m]を算出し、更に、必要な送信電力を算出する。こ
の送信電力の算出は、受信された基地局全てに対して行
う。通信基地局選択信号発生部33は、送信電力算出部
32で算出された送信電力の中で、最も小さい送信電力
の基地局を示す信号を出力する。
【0030】また、必要な送信電力を算出することによ
り、移動機は移動機自体が送信可能な最大送信可能電力
と比較することが可能となり、必要な送信電力が、最大
送信可能電力を越えている場合には、通信速度を下げる
制御が可能となる。上記のとおり、本実施例によれば、
高速データ通信を行う際には、最適なマイクロセル基地
局と通信を行うことにより、移動機の送信電力が低減で
き、移動機の電池寿命を長くすることが可能となるばか
りでなく、移動機の小型化が可能となる。
【0031】なお、基地局の選択は、基地局Aと基地局
B間の選択であっても良いし、周辺の基地局Aを含めた
選択であっても良い。
【0032】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、同一のエリアを送信電力が大きい基地局と
送信電力が小さい基地局でカバーし、送信電力が大きい
基地局の最大通信可能速度を前記送信電力が小さい基地
局の最大通信可能速度よりも小さくすることにより、高
速データ通信における移動機の小型化を図ることができ
るゾーン構成とすることができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、移動機の通
信速度が大きい場合、移動機の送信電力が小さくて済む
ように送信電力が小さい基地局を選択して通信すること
により、高速データ通信における移動機の小型化を図る
ことができる。請求項3記載の発明によれば、移動機
は、報知された送信電力と報知した基地局からの受信信
号の受信電力から、それぞれの基地局との距離を算出
し、最も近い基地局を選択して通信することにより、高
速データ通信における移動機の小型化を図ることができ
る。
【0034】請求項4記載の発明によれば、移動機は、
報知された送信電力と報知した基地局からの受信信号の
受信電力から、それぞれの基地局へ送信する場合の送信
電力を算出し、送信電力の低い基地局を選択して通信す
ることにより、高速データ通信における移動機の小型化
を図ることができる。基地局毎に異なる周波数を用いる
ために、周波数を考慮した最適な基地局を選択すること
ができる。
【0035】請求項5〜7に記載された発明によれば、
移動通信システムにおける高速データ通信における小型
化が可能なセル構成法及び無線アクセス方式に適した移
動機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】時分割多元接続方式における高速データ通信を
行う場合のタイムスロットの割当てを示す図。
【図2】本発明で用いるセルの構成例を示す図。
【図3】本発明で用いるセル構成例における基地局と移
動局の位置関係を示す図。
【図4】本発明で用いる通信開始時の移動局における制
御の流れを示す図。
【図5】本発明で用いる基地局選択部(その1)の構成
例を示す図。
【図6】本発明で用いる基地局選択部(その2)の構成
例を示す図。
【符号の説明】
1 マイクロセル 2 マクロセル 20、30 送信電力検出部 21、21 受信電力検出部 22 距離算出部 23、33 通信基地局選択部 32 送信電力算出部 基地局A マイクロセルの基地局 基地局B マクロセルの基地局

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信システムにおけるセル構成法に
    おいて、 送信電力が大きい基地局で広い通信範囲をカバーするマ
    クロセル内に、送信電力が小さい基地局で狭い通信範囲
    をカバーする複数のマイクロセルを有し、 前記送信電力が大きい基地局の最大通信可能速度を前記
    送信電力が小さい基地局の最大通信可能速度よりも小さ
    くすることを特徴とする移動通信システムにおけるセル
    構成法。
  2. 【請求項2】 請求項1のセル構成法により構成された
    セル構成を有する移動通信システムにおける無線アクセ
    ス方式において、 移動機の通信速度に応じて、移動機が通信する基地局と
    して、前記送信電力が大きい基地局と前記送信電力が小
    さい基地局の内の一方を選択することを特徴とする無線
    アクセス方式。
  3. 【請求項3】 請求項1のセル構成法により構成された
    セル構成を有する移動通信システムにおける無線アクセ
    ス方式において、 各基地局は、移動機に送信電力を報知し、 該移動機は、報知された送信電力と報知した基地局から
    の受信信号の受信電力から、それぞれの基地局との距離
    を算出し、最も近い基地局を選択して通信することを特
    徴とする無線アクセス方式。
  4. 【請求項4】 請求項1のセル構成法により構成された
    セル構成を有する移動通信システムにおける無線アクセ
    ス方式において、 各基地局は、移動機に送信電力を報知し、 該移動機は、報知された送信電力と報知した基地局から
    の受信信号の受信電力から、それぞれの基地局へ送信す
    る場合の送信電力を算出し、送信電力の最も低い基地局
    を選択して通信することを特徴とする無線アクセス方
    式。
  5. 【請求項5】 請求項1のセル構成法により構成された
    セル構成を有する移動通信システムにおける移動機にお
    いて、 移動機の通信速度に応じて、移動機が通信する基地局と
    して、前記送信電力が大きい基地局と前記送信電力が小
    さい基地局の内の一方を選択することを特徴とする移動
    通信システムにおける移動機。
  6. 【請求項6】 請求項1のセル構成法により構成された
    セル構成を有する移動通信システムにおける移動機にお
    いて、 各基地局から報知された送信電力と報知した基地局から
    の受信信号の受信電力から、それぞれの基地局との距離
    を算出し、最も近い基地局を選択して通信することを特
    徴とする移動通信システムにおける移動機。
  7. 【請求項7】 請求項1のセル構成法により構成された
    セル構成を有する移動通信システムにおける移動機にお
    いて、 各基地局から報知された送信電力と該報知した基地局か
    らの受信信号の受信電力から、それぞれの基地局へ送信
    する場合の送信電力を算出し、送信電力の最も低い基地
    局を選択して通信することを特徴とする移動通信システ
    ムにおける移動機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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