JPH09306168A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH09306168A
JPH09306168A JP8119022A JP11902296A JPH09306168A JP H09306168 A JPH09306168 A JP H09306168A JP 8119022 A JP8119022 A JP 8119022A JP 11902296 A JP11902296 A JP 11902296A JP H09306168 A JPH09306168 A JP H09306168A
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JP
Japan
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signal
output
data
level
instruction signal
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JP8119022A
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Inventor
Yasuhiko Tsukikawa
靖彦 月川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力ノイズの影響を受けることなく正確にデ
ータを出力することのできる半導体記憶装置を提供す
る。 【解決手段】 出力バッファからのデータ出力タイミン
グに合わせて、CASバッファ(10a)から出力され
る内部コラムアドレスストローブ信号int/CASが
所定期間HレベルからLレベルとなるのを禁止するため
の禁止信号CAIHTを発生してCASバッファ(10
a)へ与える。データ出力時、所定期間内部コラムアド
レスストローブ信号int/CASは活性状態となるの
が禁止されるため、出力バッファへこの禁止期間中に新
たなデータが転送されるのを防止することができ、出力
ノイズによる誤ったデータが出力されるのが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特にEDO(拡張データ出力)モードで動作す
るダイナミック型半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置は、年々その記憶容量が
増大しており、またデータのビット数を示す語構成は多
岐にわたっている。たとえば、16MビットDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)を例に
とると、16Mワード×1ビット、4Mワード×4ビッ
ト、2Mワード×8ビット、および1Mワード×16ビ
ットと一度に入出力されるデータのビット数(1ワード
のビット数)が種々存在する。一度に出力されるデータ
のビット数が多い場合は、1ワードのビット数が少ない
場合に比べて、数多くの出力バッファ回路が同時に動作
し、この出力バッファにおいて流れる電流量が多くな
り、半導体記憶装置(チップ)に供給されている電源電
圧および接地電位がこの出力バッファ回路における電流
消費により経時的に変動する現象が生じやすくなる。こ
の出力バッファ回路動作時における電流により電源電位
または接地電位が変動する現象を「出力ノイズ」と呼ぶ
ことにする。この出力ノイズは、以下に説明するよう
に、半導体記憶装置の安定動作に対し悪影響を及ぼす。
【0003】図15は、外部からの入力信号の電位レベ
ルと論理レベルの関係を示す図である。図15におい
て、外部から、この半導体集積回路装置(半導体記憶装
置)に対し、電源電圧Vccおよび接地電位GNDが与
えられる。この半導体集積回路装置へ与えられる外部か
らの信号はHレベルまたはLレベルである。Hレベルの
信号電位は、ViHminの一定電位よりも高い電位レ
ベルとして定義される。Lレベルの電位は、ViLma
xと呼ばれる一定電位よりも低い電位として定義され
る。
【0004】これらの一定電位ViHminおよびVi
Lmaxは、接地電位GNDに対して相対的に決められ
ており、以下の関係が満たされる。
【0005】 GND<ViLmax<ViHmin<Vcc 一方、半導体集積回路装置においては、図16(A)に
示すように、外部信号を受けてバッファ処理して内部信
号を生成する入力バッファが設けられる。図16(A)
においては、pチャネルMOSトランジスタPQとnチ
ャネルMOSトランジスタNQとで構成されるCMOS
インバータが入力バッファとして示される。この入力バ
ッファは外部信号ExtSigを受けてバッファ処理し
て反転して内部信号IntSigを生成している。
【0006】この入力バッファ(CMOSインバータ)
は図16(B)に示すように、信号のHレベルおよびL
レベルの判定基準となる論理しきい値VTHを備えてい
る。外部信号ExtSigがこの論理しきい値VTHよ
りも高い場合には、この入力バッファ(CMOSインバ
ータ)は、外部信号ExtSigをHレベルの信号とし
て判定する。一方、この外部信号ExtSigの電位レ
ベルが論理しきい値VTHよりも低い場合には、この入
力バッファ(CMOSインバータ)は外部信号ExtS
igをLレベルの信号と判定する。電位ViHminお
よびViLmaxは、外部仕様により定められている。
したがって、この論理しきい値VTHを、一定電位Vi
HminおよびViLmaxの間の電位レベルに設定す
れば、この半導体集積回路装置は、外部規格を満たし、
外部信号ExtSigの論理レベルを正確に判定し、そ
の判定結果に従って内部信号IntSigを生成するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図17(A)は、半導
体集積回路装置の信号入出力部の構成を概略的に示す図
である。図17(A)において、この半導体集積回路装
置は、信号(データ)を出力する出力バッファ900
と、外部信号ExtSigをバッファ処理して内部信号
を生成する入力バッファ902を含む。出力バッファ9
00および入力バッファ902はともに、内部電源線9
03上の電源電圧Vcc′および内部接地線905上の
接地電位GND′を動作電源電位として動作する。この
内部電源線903は電源ノードVccに接続され、また
内部接地線905は接地ノードGNDに接続される。こ
れらの内部電源線903と電源ノードVccの間には浮
遊インダクタンス(L)904aおよび浮遊抵抗(R)
906aが存在し、また内部接地線905と接地ノード
GNDの間には、浮遊インダクタンス(L)904bお
よび浮遊抵抗(R)906bが存在する。次に、この図
17(A)に示す半導体集積回路装置の信号出力時の動
作をその動作波形図である図17(B)を参照して説明
する。
【0008】出力バッファ900からの出力信号QがL
レベルからHレベルへ立上がるとき、この出力バッファ
900は、内部電源線903、浮遊抵抗906aおよび
浮遊インダクタンス904aを介して電源ノードVcc
から電流を出力ノードへ供給する。したがって、この場
合、浮遊インダクタンス904aおよび浮遊抵抗906
aを介して、電源電流Iccが流れ、浮遊抵抗906a
および浮遊インダクタンス904aによるインピーダン
スにより、内部電源線903上の電圧Vcc′の電位レ
ベルが低下する。
【0009】また出力バッファ900からの出力信号Q
が、HレベルからLレベルへ立下がるときには、出力バ
ッファ900は、内部接地線905、浮遊インダクタン
ス904bおよび浮遊抵抗906bを介して接地ノード
GNDへ電流を放電する。この接地電流IGNDによ
り、内部接地線905上の接地電位GND′の電位レベ
ルが上昇する。
【0010】この内部電源線903上の電圧Vcc′お
よび内部接地線905上の接地電位GND′は入力バッ
ファ902にも与えられている。したがって、この電圧
Vcc′およびGND′の変動により、入力バッファ9
02は、その入力論理しきい値VTHの値が変化する。
通常、入力論理しきい値VTHは、電源電圧Vcc′と
接地電位GND′の値により決定されている(通常Vc
c′−GND′の1/2)。したがって、図17(B)
に示すように、電源電流Iccが流れ、動作電源電圧V
cc′の電位レベルが低下するとき、この入力バッファ
902の入力論理しきい値VTHのレベルも低下する。
この論理しきい値VTHが図17(B)の(イ)におい
て示すように、外部規格である電位ViLmaxよりも
低くなると、この入力バッファ902は、外部信号Ex
tSigのLレベルをHレベルと判定し、正確にレベル
を判定することができない。
【0011】また接地電流IGNDが流れ、接地電位G
ND′が上昇した場合、入力バッファ902の論理しき
い値VTHは上昇する(図17(B)の(ロ))。この
場合、論理しきい値VTHが外部規格である電位ViH
minよりも高くなると、入力バッファ902は外部信
号ExtSigのHレベルをLレベルと判定するため、
正確に信号レベルを判定することができない。
【0012】すなわち、出力バッファ900が動作し、
出力ノイズが発生すると、入力バッファ902の論理し
きい値VTHが変動し、外部信号ExtSigの論理レ
ベルを正確に判定することができず、応じて、この外部
信号ExtSigの論理レベルに応じた内部信号を生成
することができず、この半導体集積回路装置の誤動作が
生じる。次に、この出力ノイズによって生じるDRAM
特有の問題点について以下に説明する。
【0013】図18は、DRAMのEDO(エクステン
ディット・データ・アウト)モードの動作を示すタイミ
ングチャート図である。以下、この図18を参照してE
DOモードでのデータ出力動作について説明する。
【0014】メモリサイクル開始指示信号としてのロウ
アドレスストローブ信号/RASがHレベルからLレベ
ルに立下がるとメモリサイクルが始まる。このロウアド
レスストローブ信号/RASの立下がりに応答して、外
部からのアドレスがロウアドレス(Xアドレス)として
取込まれ、内部でメモリセルの行選択動作が開始され
る。次いで、コラムアドレスストローブ信号/CASを
HレベルからLレベルに立下げる。このコラムアドレス
ストローブ信号/CASの立下がりに同期して、列アド
レス(Yアドレス)が取込まれ、対応のメモリセルの選
択が行なわれる。またこのコラムアドレスストローブ信
号/CASにより出力バッファからのデータの出力の制
御を行なう。すなわち、このコラムアドレスストローブ
信号/CASの立下がりにより新たな出力データが出力
可能とされる。すなわち、図18において、コラムアド
レスストローブ信号/CASの立下がりにより、列アド
レスY1に対応するメモリセルのデータQ1が出力され
る。コラムアドレスストローブ信号/CASが立上がっ
ても、この出力データQ1は持続的に出力される。この
間アドレスY2が与えられても、このアドレスY2に対
応するデータの出力は行なわれない。
【0015】次に、コラムアドレスストローブ信号/C
ASがLレベルに立下がると、このアドレスY3に対応
するメモリセルのデータQ3が出力される。
【0016】すなわち、EDOモードにおいては、デー
タは、コラムアドレスストローブ信号/CASがLレベ
ルに立下がるまで、持続的に装置外部へ出力される。し
たがって通常の読出時のように、コラムアドレスストロ
ーブ信号/CASの立上がりで出力データがリセットさ
れる構成に比べて、データ出力期間を長くすることがで
き、コラムアドレスストローブ信号/CASのサイクル
時間が短くなっても、十分な時間データを出力すること
ができ、応じて高速動作が可能となる(CASサイクル
タイムが短くなるため)。出力データのリセットは、コ
ラムアドレスストローブ信号/CASおよびロウアドレ
スストローブ信号/RASのHレベルへの立上がりによ
り行なわれる。
【0017】図19は、このEDOモードにおける出力
ノイズが生じたときのデータ出力動作を示すタイミング
チャート図である。図19において、コラムアドレスス
トローブ信号/CASの立下がりに従って、アドレスY
1に対応するデータQ1が出力される。このデータQ1
の出力に従って生じる接地電流により、接地電位が上昇
したとき、このコラムアドレスストローブ信号/CAS
から内部コラムアドレスストローブ信号int/CAS
を生成するバッファの論理しきい値が上昇し、Hレベル
に保持されている外部コラムアドレスストローブ信号/
CASがLレベルと判定され、内部コラムアドレススト
ローブ信号int/CASがLレベルに立下がる。半導
体記憶装置においては、内部読出動作は、この内部コラ
ムアドレスストローブ信号int/CASに従って行な
われている。したがって、この内部コラムアドレスアド
レスストローブ信号int/CASの立下がりに従っ
て、データQ1に代わって、そのときに与えられている
アドレスY2が指定するメモリセルのデータQ2が出力
される。このデータQ2は本来出力されるべきデータで
はない。したがって、この出力ノイズの影響により、半
導体記憶装置は誤ったデータを出力し、誤動作するとい
う問題が生じる。
【0018】それゆえ、この発明の目的は、出力ノイズ
の影響を受けることなく正確にデータを出力することの
できる半導体記憶装置を提供することである。
【0019】この発明の他の目的は、出力ノイズによる
内部コラムアドレスストローブ信号の活性化による誤動
作を防止することのできるEDOモードを有する半導体
記憶装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、要約すれば、データ出力タイミングから所定
期間、内部コラムアドレスストローブ信号(内部読出動
作開始指示信号)の活性化への移行を禁止するようにし
たものである。
【0021】すなわち、請求項1に係る半導体記憶装置
は、外部から与えられる読出動作開始指示信号を受けて
内部読出動作開始指示信号を生成する制御入力バッファ
と、列アドレス信号に従って複数のメモリセルのうちの
アドレス指定されたメモリセルのデータを読出すための
読出手段と、列アドレス信号の変化に応答してこの読出
手段を活性化しかつデータ読出完了指示信号を発生する
読出制御手段と、内部読出動作開始指示信号とデータ読
出完了指示信号とに応答して読出手段が読出したデータ
を外部へ出力するためのデータ出力手段と、データ出力
手段のデータ出力に応答して内部読出動作指示信号の非
活性状態から活性状態への変化を禁止するための禁止手
段を備える。
【0022】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1のデータ出力手段が、活性化時データ読出手段の出力
を通過させかつラッチし、非活性化時その与えられたデ
ータの状態にかかわらず出力状態を一定に保持するラッ
チ状態とされるデータ転送手段と、活性化時このデータ
転送手段からのデータを装置外部へ出力する出力バッフ
ァと、内部読出動作開始指示信号およびデータ読出完了
指示信号の活性化に応答してデータ転送手段を活性化す
る手段と、内部読出動作開始指示信号の活性化に応答し
て出力バッファ手段を活性化する手段を含む。
【0023】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1または2の禁止手段が、禁止指示信号発生手段を含
み、制御入力バッファは、この禁止手段からの禁止指示
信号に応答して内部読出動作開始指示信号を活性状態へ
駆動する経路が遮断される。
【0024】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
3の禁止手段が、データ転送指示信号とデータ出力許可
信号両者の活性化に応答してセット状態されるフリップ
・フロップと、このフリップ・フロップのセットされた
出力に応答して導通し、禁止指示信号を活性化する第1
のトランジスタ素子と、この禁止指示信号を遅延する遅
延手段と、この遅延手段の出力信号の活性化に応答して
禁止指示信号を非活性化する第2のトランジスタ素子と
を備える。遅延手段の出力信号の活性化に応答してフリ
ップ・フロップがリセットされる。
【0025】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
3または4の装置において、制御入力バッファが、外部
読出動作開始指示信号をバッファ処理するバッファと、
このバッファの出力信号をラッチして内部読出動作開始
指示信号を発生するラッチ回路と、このバッファの内部
読出動作開始指示信号を活性状態へドライブする経路を
禁止手段からの禁止指示信号により遮断する手段とを含
む。
【0026】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
1ないし5の装置において、この内部読出動作開始指示
信号は、列アドレスの取込/ラッチを指令するコラム・
アドレス・ストローブ信号を含む。
【0027】請求項7の半導体記憶装置は、請求項4の
フリップ・フロップが、データ転送指示信号とデータ出
力許可信号両者の活性化時セットされかつ遅延回路の出
力信号の活性化時リセットされるセット/リセットフリ
ップ・フロップと、データ転送指示信号とデータ出力許
可信号と前記セット/リセットフリップ・フロップの出
力信号とがすべて活性状態のときに前記第1のトランジ
スタ素子を導通状態とする論理ゲートとを備える。
【0028】データ出力手段からのデータ出力のタイミ
ングに合わせて、内部読出動作開始指示信号の非活性状
態から活性状態への変化を禁止するようにしているた
め、データ出力手段からのデータ出力時に出力ノイズが
発生しても、この内部読出動作開始指示信号は非活性状
態から活性状態への移行が禁止される。したがってデー
タ出力手段は、出力ノイズが発生しても、内部読出動作
開始指示信号が活性状態へ変化しないため、新たなデー
タの取込および出力が禁止され、誤ったデータの出力が
防止される。
【0029】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1(A)は、この発明の実施の形態
1に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図
である。図1(A)においては、データ読出部の構成の
みを示し、データ書込部の構成は示していない。図1
(A)において、半導体記憶装置は、行および列のマト
リクス状に配置される複数のメモリセルを有するメモリ
セルアレイ1と、外部から与えられるアドレス信号AD
を取込み内部ロウアドレスXおよび内部列アドレスYを
生成するアドレスバッファ2と、アドレスバッファ2か
ら与えられた内部ロウアドレス信号をデコードし、メモ
リセルアレイ1の対応の行を選択する行デコーダ3と、
メモリセルアレイ1の選択行に接続されるメモリセルの
データの検知および増幅およびラッチを行なうセンスア
ンプと、アドレスバッファ2から与えられる内部列アド
レスYをデコードし、メモリセルアレイ1の対応の列を
選択する信号を発生する列デコーダ5と、メモリセルア
レイ1の各列に対して設けられ、列デコーダ5からの列
選択信号に従って選択列を内部データ線へ接続するIO
ゲートを含む。図1(A)においては、センスアンプお
よびIOゲートを1つのブロック4で示す。
【0030】半導体記憶装置は、さらに、プリアンプイ
ネーブル信号PAEに応答して活性化されてブロック4
から読出されたメモリセルデータを増幅するプリアンプ
6と、転送制御信号ZODLに従ってこのプリアンプ6
により増幅された内部読出データRDを転送するデータ
転送回路7と、出力許可信号OEMに応答して活性化さ
れ、このデータ転送回路7から転送されたデータRDF
をバッファ処理して装置外部へ読出データQとして出力
する出力バッファ8を含む。
【0031】この半導体記憶装置は、さらに、制御信号
発生部として、外部からのロウアドレスストローブ信号
/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ラ
イトイネーブル信号/WEおよび出力イネーブル信号/
OEを受けて内部制御信号、すなわちロウアドレスラッ
チ指示信号RAL、コラムアドレスラッチ指示信号CA
L、出力バッファ8を活性化する出力許可信号OEM等
を発生する制御信号発生回路10と、アドレスバッファ
2から与えられるコラムアドレス信号の変化を検出する
ATD回路12と、ATD回路12からのアドレス変化
検出信号ATDおよび内部コラムアドレスストローブ信
号int/CASに従って、列デコーダイネーブル信号
CDE、プリアンプイネーブル信号PAEおよびデータ
転送指示信号ZODLを生成する読出制御回路14を含
む。この読出制御回路14は、またプリアンプイネーブ
ル信号PAEに従って、データ読出動作完了信号を生成
し、かつ内部コラムアドレスストローブ信号int/C
ASの活性化への移行を禁止するCASアクティブ禁止
信号CAIHTを生成する。
【0032】制御信号発生回路10は、さらに図示しな
い経路を介して、行デコーダ3およびセンスアンプの活
性化タイミングをそれぞれロウアドレスストローブ信号
/RASに従って決定する。
【0033】この図1(A)に示す半導体記憶装置にお
いては、コラムアドレスストローブ信号/CASは、デ
ータ出力タイミングを決定し、列選択動作の開始タイミ
ングは、アドレス変化検出信号ATDにより決定され
る。したがってここでは、コラムアドレスストローブ信
号/CASは、内部読出動作開始指示信号として用いら
れる。次に図1(B)を参照して、この発明の半導体記
憶装置の動作について説明する。
【0034】ロウアドレスストローブ信号/RASがL
レベルの活性状態とされると、メモリサイクルが始ま
り、制御信号発生回路10からのロウアドレスラッチ指
示信号RALが活性状態とされ、アドレスバッファ2
は、外部から与えられたアドレス信号ADを取込み、内
部ロウアドレス信号Xを生成する。次に行デコーダ3が
制御信号発生回路10の制御の下に活性化され、このア
ドレス信号Xをデコードし、メモリセルアレイ1の対応
の行を選択する。次いで、ブロック4に含まれるセンス
アンプが制御信号発生回路10からの制御信号により活
性化され、メモリセルアレイ1の選択行に接続されるメ
モリセルのデータの検知および増幅ならびにラッチを行
なう。
【0035】コラムアドレスストローブ信号/CASが
Hレベルのときに、アドレスバッファ2に含まれるコラ
ムアドレスバッファはスルー状態であり、与えられたア
ドレス信号をATD回路12へ与える。ATD回路12
は、この列アドレス信号Yの変化に応答してワンショッ
トのパルス信号であるアドレス変化検出信号ATDを生
成する。読出制御回路14は、このアドレス変化検出信
号ATDに応答して、列デコーダ5を活性化し、列デコ
ーダ5はアドレスバッファ2から与えられた列アドレス
信号Yをデコードし、メモリセルアレイ1の列を選択す
る信号を発生し、ブロック4に含まれるIOゲートを介
してこの選択列をプリアンプ6に接続する。
【0036】読出制御回路14はまた所定のタイミング
で、このアドレス変化検出信号ATDに従ってプリアン
プイネーブル信号PAEを活性状態とする。プリアンプ
6は、このプリアンプ活性化信号PAEに応答して活性
化され、ブロック4に含まれるIOゲートから伝達され
るメモリセルデータの増幅を行ないかつラッチし、内部
読出データRDを生成する。読出制御回路14は、プリ
アンプ6が活性化とされ読出データRDが確定状態とさ
れかつ制御信号発生回路10からの内部コラムアドレス
ストローブ信号int/CASが活性状態のLレベルと
されると、データ転送指示信号ZODLを活性化する。
これにより、データ転送回路7は、プリアンプ6からの
内部読出データRDを取込みかつラッチして出力バッフ
ァ8へ与える。
【0037】出力バッファ8は、制御信号発生回路10
から与えられる出力許可信号OEMに応答して活性状態
とされており、データ転送回路7から転送されるデータ
RDFをバッファ処理して装置外部へ読出データQとし
て出力する。したがって、このデータ転送指示信号ZO
DLは、プリアンプ6におけるデータ読出動作が完了
し、かつ内部コラムアドレスストローブ信号int/C
ASがLレベルの活性状態とされると、活性状態とされ
る。
【0038】このデータ転送回路7は、その構成は後に
詳細に説明するが、内部コラムアドレスストローブ信号
int/CASがHレベルの間ラッチ状態とされ、プリ
アンプ6の内部読出データRDにかかわらず、その保持
するデータRDFを持続的に出力する。
【0039】図1(B)に示すように、コラムアドレス
Y1に従って選択されたデータQ1は、コラムアドレス
ストローブ信号/CASの立下がりに応答して出力され
る。外部コラムアドレスストローブ信号/CASがHレ
ベルへ立上がり、そのときにアドレスバッファ2から与
えられるコラムアドレスがアドレスY2に変化した場
合、ATD回路12はアドレス変化検出信号ATDを生
成する。本発明においては、内部コラムアドレスストロ
ーブ信号int/CASの活性化をこのデータQ1が出
力されてから所定期間Tの間禁止する。これにより、内
部コラムアドレスストローブ信号int/CASは、一
旦Hレベルの非活性状態とされても、この期間Tの間、
非活性状態から活性状態への移行が禁止されるため、出
力ノイズにより内部コラムアドレスストローブ信号in
t/CASが活性状態となって信号ZODLが活性状態
となるのが禁止され、アドレスY2に従ったデータがデ
ータ転送回路7を介して出力されるのが防止される。
【0040】次いで、再び外部コラムアドレスストロー
ブ信号/CASがLレベルに立下がると、内部コラムア
ドレスストローブ信号int/CASが活性状態のLレ
ベルとされ、データ転送指示信号ZODLが活性状態と
なり、データ転送回路7および出力バッファ8を介して
アドレスY3に従ったデータQ3が出力される。
【0041】上述のように、出力バッファ8からのデー
タ出力タイミングに合わせて所定期間Tの間、内部コラ
ムアドレスストローブ信号int/CASが非活性状態
から活性状態へ移行するのを禁止する。これにより、出
力ノイズが発生しても、内部コラムアドレスストローブ
信号intCASが誤ってLレベルに駆動されるのを防
止することができ、内部コラムアドレスストローブ信号
の出力ノイズによる活性化による誤ったデータの出力が
防止される。
【0042】図2(A)は、図1(A)に示す読出制御
回路14および制御信号発生回路10の構成を概略的に
示すブロック図である。図2(A)において、読出制御
回路14は、ATD回路12からのコラムアドレス変化
検出信号ATDに応答して、プリアンプイネーブル信号
PAEを出力するプリアンプイネーブル回路14aと、
コラムアドレス変化検出信号ATDに応答して、読出動
作完了指示信号ROCを出力するリード完了検出回路1
4bと、リード完了検出回路14bからの読出動作完了
指示信号ROCと内部コラムアドレスストローブ信号i
nt/CASに従ってデータ転送指示信号ZODLを出
力するデータ転送制御回路14cと、このデータ転送指
示信号ZODLと出力許可信号OEMの活性化に応答し
て、CASアクティブ禁止信号CAIHTを出力してC
ASバッファ10aへ与える禁止回路14dを含む。
【0043】制御信号発生回路10に含まれるCASバ
ッファ10aは、外部からのコラムアドレスストローブ
信号/CASを受けてバッファ処理し、内部コラムアド
レスストローブ信号int/CASを出力する。このC
ASバッファ10aの内部構成については後に詳細に説
明するが、禁止回路14dからの禁止信号CAIHTが
活性状態のときには、この内部コラムアドレスストロー
ブ信号int/CASを非活性状態から活性状態へ駆動
する経路が遮断される。この内部コラムアドレスストロ
ーブ信号int/CASが非活性状態から活性状態へ移
行するのを禁止することにより、この内部コラムアドレ
スストローブ信号int/CASの立下がり(活性状態
への移行)によるデータ出力動作が禁止される。
【0044】図2(B)は、図2(A)に示す読出制御
回路14の動作を示す信号波形図である。以下、この図
2(B)を参照して、図2(A)に示す読出制御回路の
動作について説明する。
【0045】ロウアドレスストローブ信号/RASが活
性状態のLレベルの条件下で、内部コラムアドレススト
ローブ信号int/CASがHレベルのときに、アドレ
ス信号ADが列アドレスY1に設定される。このアドレ
スY1への変化に応答して、ATD回路12からアドレ
ス変化検出信号ATDがワンショットのパルス形態で出
力される。このコラムアドレス変化検出信号ATDの立
上がりに応答して、リード完了検出回路14bからの読
出動作完了指示信号ROCがLレベルとされ、読出動作
が完了していないことを示す状態に設定される。次いで
プリアンプイネーブル回路14aが、このコラムアドレ
ス変化検出信号ATDの立上がりに応答して、所定時間
経過後にプリアンプイネーブル信号PAEを活性状態と
する。このプリアンプイネーブル信号PAEの活性期間
は、予め決められている。プリアンプイネーブル信号P
AEの非活性化タイミングは、内部コラムアドレススト
ローブ信号int/CASの非活性化により定められて
もよい。したがってこの列アドレスY1に従って読出さ
れたメモリセルのデータが、プリアンプ6により増幅さ
れて保持される。
【0046】次いでこのプリアンプイネーブル信号PA
Eが活性状態とされて、所定期間が経過し、プリアンプ
6の出力信号が確定状態とされると、リード完了検出回
路14bからの読出動作完了指示信号ROCがHレベル
の活性状態とされる。これにより、読出動作が完了し、
確定データがプリアンプから出力されて保持されている
ことが示される。次いでこの読出動作完了指示信号RO
Cが活性状態のHレベルとされると、データ転送制御回
路14cは、内部コラムアドレスストローブ信号int
/CASがLレベルとされているのを条件として、デー
タ転送指示信号ZODLをHレベルとする。このデータ
転送指示信号ZODLがHレベルとされると、図1
(A)に示すデータ転送回路7が、プリアンプ6からの
読出データRDを取込みかつラッチして出力バッファ8
へこのラッチしたデータRDFを出力する。
【0047】出力許可信号OEMは、内部コラムアドレ
スストローブ信号int/CASの活性化に応答して既
に活性状態とされており(出力イネーブル信号/OEが
Lレベルの活性状態にある場合を想定する)、出力バッ
ファ8はこのデータ転送回路7から出力されたデータR
DFが出力バッファ8を介して出力される。したがって
このデータQとして、列アドレスY1に対応するデータ
Q1が出力される。このデータQ1が出力されると、デ
ータ転送制御信号ZODLに従って、禁止回路14d
が、CASアクティブ禁止信号CAIHTを所定期間H
レベルの活性状態とする。この禁止信号CAIHTが活
性状態の間、CASバッファ10aでは、その内部コラ
ムアドレスストローブ信号intCASを非活性状態か
ら活性状態へ変化するのが禁止される。出力ノイズが発
生するのは、データ出力時である(出力バッファにおい
て充放電電流が流れるとき)。したがってこの間、内部
コラムアドレスストローブ信号int/CASを非活性
状態から活性状態へ変化するのを防止しておくことによ
り、出力ノイズが発生しても誤った次のデータの出力が
禁止される。
【0048】内部コラムアドレスストローブ信号int
/CASがLレベルの期間、コラムアドレスバッファ
は、ラッチ状態である。したがってこの間に、アドレス
はアドレスY1からアドレスY2に変化しても、その内
部コラムアドレスは変化しない。内部コラムアドレスス
トローブ信号int/CASがHレベルに立上がると、
内部コラムアドレス信号がアドレスY2に変化し、AT
D回路12からのアドレス変化検出信号ATDがHレベ
ルへ立上がる。この内部コラムアドレスストローブ信号
int/CASの立上がりに応答して、データ転送指示
信号ZODLは、Lレベルの非活性状態とされる。この
状態において、データ転送回路7はラッチ状態にあり、
出力バッファ8からは、持続的にデータQ1が出力され
る。
【0049】コラムアドレス変化検出信号ATDが活性
状態とされると、プリアンプイネーブル回路14aから
のプリアンプイネーブル信号PAEがHレベルの活性状
態とされる。このときまたリード完了検出回路14bか
らの読出動作完了指示信号ROCが再びLレベルとされ
る。プリアンプイネーブル信号PAEが活性状態とさ
れ、プリアンプ6が動作して、データを出力しても、そ
の間内部コラムアドレスストローブ信号int/CAS
はHレベルであり、データ出力は指定されていないた
め、出力バッファからの出力データはデータQ1のまま
である。この内部コラムアドレスストローブ信号int
/CASがHレベルのとき、再びアドレスはアドレスY
2からアドレスY3へ変化すると、このアドレスの変化
に従って、再びコラムアドレス変化検出信号ATDが活
性状態とされる。所定期間が経過すると、再びプリアン
プイネーブル信号PAEが活性状態とされ、このアドレ
スY3に従うメモリセルのデータの増幅が行なわれる。
したがって、このアドレスY2に従うメモリセルデータ
に代えて今度は、プリアンプ6からは、このアドレスY
3に対応するメモリセルのデータが出力される。
【0050】この場合、アドレスY2に対応するアドレ
ス変化検出信号ATDによりLレベルに読出動作完了指
示信号ROCが設定されると、このアドレスY2に対応
するプリアンプイネーブル信号PAEが出力され(活性
化され)、データが確定した状態において、再びアドレ
スY3によりアドレス変化検出信号ATDがHレベルの
活性状態とされる。アドレスY3に対応するアドレス変
化検出信号ATDが活性化され、次いでプリアンプイネ
ーブル信号PAEが再び活性状態とされて所定時間経過
後に、読出動作完了指示信号ROCがHレベルの活性状
態とされる。この読出動作完了指示信号ROCがHレベ
ルの活性状態とされ、かつ内部コラムアドレスストロー
ブ信号int/CASがLレベルに立下がりデータ読出
が指定されると、データ転送指示信号ZODLがHレベ
ルの活性状態とされ、出力バッファ8からのデータがデ
ータQ1からデータQ3に変化する。
【0051】出力許可信号OEMは活性状態のHレベル
であり、このデータ転送指示信号ZODLがHレベルの
活性状態とされると、再びCASアクティブ禁止信号C
AIHTが所定期間Hレベルの活性状態とされ、CAS
バッファ10aからの内部コラムアドレスストローブ信
号int/CASはHレベルからLレベルへ変化するの
が禁止される。これにより、データ出力時における出力
ノイズの影響により、内部コラムアドレスストローブ信
号int/CASが非活性状態から活性状態へ変化し、
誤った列アドレスによるデータ出力動作が禁止される。
【0052】図3(A)は、図2(A)に示すプリアン
プイネーブル回路14aの構成の一例を示す図である。
図3(A)において、プリアンプイネーブル回路14a
は、コラムアドレス変化検出信号ATDの立上がりに応
答してセットされるセット/リセットフリップフロップ
14aaと、セット/リセットフリップフロップ14a
aの出力ノードQからの出力信号を所定時間D1遅延す
る遅延回路14abと、遅延回路14abの出力信号を
所定時間D2遅延してセット/リセットフリップフロッ
プ14aaのリセット入力Rへ与える遅延回路14ac
を含む。遅延回路14abからプリアンプイネーブル信
号PAEが出力される。
【0053】この図3(A)に示すプリアンプイネーブ
ル回路14aの構成の場合、その動作波形を図3(B)
に示すように、コラムアドレス変化検出信号ATDがH
レベルに立上がると、所定時間D1経過後に、プリアン
プイネーブル信号PAEが活性状態のHレベルとされ
て、プリアンプが増幅動作を行なう。この期間D1の間
に、コラムデコーダによる列選択動作が行なわれて、選
択メモリセルのデータがプリアンプへ伝達される。プリ
アンプイネーブル信号PAEがHレベルに立上がると、
遅延回路14acの出力信号が期間D2経過後にHレベ
ルに立上がり、セット/リセットフリップフロップ14
aaがリセットされる。これにより、セット/リセット
フリップフロップ14aaの出力信号がLレベルに立下
がり、遅延回路14abからのプリアンプイネーブル信
号PAEがさらに期間D1経過後にLレベルに低下す
る。したがって、プリアンプイネーブル信号PAEの活
性期間(Hレベルの期間)は、遅延回路14abおよび
14acの有する遅延時間D1とD2の和で与えられ
る。なお、プリアンプイネーブル信号PAEのリセット
は、内部コラムアドレスストローブ信号int/CAS
により行なわれてもよい。
【0054】図4(A)は、図2(A)に示すリード完
了検出回路の構成の一例を示す図である。図4(A)に
おいて、リード完了検出回路14bは、コラムアドレス
変化検出信号ATDを所定時間D3遅延する遅延回路1
4baと、遅延回路14baの出力信号の立上がりに応
答してセットされかつコラムアドレス変化検出信号AT
Dの立上がりに応答してリセットされるセット/リセッ
トフリップフロップ14bbを含む。フリップフロップ
14bbの出力Qから読出動作完了指示信号ROCが出
力される。この遅延回路14baの有する遅延時間D3
は、図3(A)に示すプリアンプイネーブル回路14a
に含まれる遅延回路14abおよび14acの有する遅
延時間D1およびD2と以下の関係を満たすように設定
される。
【0055】D1<D3≦2・D1+D2 次にこの図4(A)に示すリード完了検出回路14bの
動作をその動作波形図である図4(B)を参照して説明
する。コラムアドレス変化検出信号ATDがHレベルに
立上がると、セット/リセットフリップフロップ14b
bがリセットされ、その出力Qから出力される読出動作
完了指示信号ROCがLレベルの非活性状態とされる。
次いで、プリアンプイネーブル信号PAEがHレベルの
活性状態とされ、プリアンプが動作し、このプリアンプ
からの出力データが確定状態とされると、遅延回路14
baからの出力信号がHレベルに立上がり、セット/リ
セットフリップフロップ14bbがセットされ、読出動
作完了指示信号ROCがHレベルの活性状態とされる。
この読出動作完了指示信号は、プリアンプイネーブル信
号PAEが活性状態とされて、プリアンプの出力信号が
確定状態とされたときに活性状態とされればよい。
【0056】なお、図4(A)に示すリード完了検出回
路14bの構成においては、コラムアドレス変化検出信
号ATDの立上がりを遅延して読出動作完了指示信号R
OCを活性状態のHレベルとしている。これに代えて、
コラムアドレス変化検出信号ATDの立下がりを所定時
間遅延して読出動作完了指示信号ROCがHレベルの活
性状態とされてもよい。この構成は、遅延回路14ba
へコラムアドレス変化検出信号ATDの反転信号を与え
ることにより容易に実現される。
【0057】図5(A)は、図2(A)に示すデータ転
送制御回路14cの構成の一例を示す図である。図5
(A)において、データ転送制御回路14cは、内部コ
ラムアドレスストローブ信号int/CASと読出動作
完了指示信号ROCを受けるゲート回路14caを含
む。このゲート回路14caは、内部コラムアドレスス
トローブ信号int/CASがLレベルにあり、かつ読
出動作完了指示信号ROCがHレベルのときに、データ
転送指示信号ZODLをHレベルの活性状態とする。次
にこの図5(A)に示すデータ転送制御回路14cの動
作をその動作波形図である図5(B)を参照して説明す
る。
【0058】内部コラムアドレスストローブ信号int
/CASがHレベルのときに、列アドレスが変化し、読
出動作完了指示信号ROCがLレベルとされる。次い
で、内部コラムアドレスストローブ信号int/CAS
がLレベルとされ、かつ読出動作完了指示信号ROCが
Hレベルとされると、このゲート回路14caからのデ
ータ転送指示信号ZODLがHレベルとされ、プリアン
プから出力バッファへのデータ転送が行なわれる。
【0059】内部コラムアドレスストローブ信号int
/CASがHレベルに立上がると、ゲート回路14ca
からのデータ転送指示信号ZODLはLレベルとされ
る。この内部コラムアドレスストローブ信号int/C
ASの立下がりと読出動作完了指示信号ROCの立上が
りとのタイミングの関係は2種類存在する。すなわち内
部コラムアドレスストローブ信号int/CASが、読
出動作完了指示信号ROCがLレベルのときに活性状態
とされる場合(破線で示す)、および内部コラムアドレ
スストローブ信号int/CASが、読出動作完了指示
信号ROCがHレベルになった後に活性状態のLレベル
とされる状態である。いずれの場合においても、プリア
ンプの出力するデータが確定状態とされ、かつ内部コラ
ムアドレスストローブ信号int/CASによりデータ
読出が指定されたときにデータ転送が行なわれる(デー
タ転送指示信号ZODLがHレベルとなる)。
【0060】図6(A)は、図2(A)に示す禁止回路
16dの具体的構成を示す図である。図6(A)におい
て、禁止回路16dは、データ転送指示信号ZODLと
出力許可信号OEMを受けるAND回路AGと、フリッ
プフロップを構成するNAND回路NG1およびNG2
と、NAND回路NG1の出力信号とAND回路AGの
出力信号とを受けるNAND回路NG3と、電源ノード
Vccと出力ノードNdの間に接続されかつそのゲート
にNAND回路NG3の出力信号を受けるpチャネルM
OSトランジスタ14daと、出力ノードNd上の信号
CAIHTをラッチするためのインバータラッチを構成
するインバータ回路IG1およびIG2と、出力ノード
Ndからの禁止信号CAIHTを所定時間T遅延する遅
延回路14dcと、出力ノードNdと接地ノードの間に
接続されかつそのゲートに遅延回路14dcの出力信号
を受けるnチャネルMOSトランジスタ14dbと、遅
延回路14dcの出力信号を反転してNAND回路NG
2の一方入力へ与えるインバータ回路IG3を含む。
【0061】NAND回路NG1は、その一方入力にA
ND回路AGの出力信号を受け、かつその他方入力がN
AND回路NG2の出力に接続される。NAND回路N
G2は、その他方入力がNAND回路NG1のノードN
aに接続される。MOSトランジスタ14dbの電流駆
動力は、MOSトランジスタ14daの駆動力およびイ
ンバータ回路IG1およびIG2で構成されるインバー
タラッチのラッチ能力よりも十分に大きくされる。すな
わち、インバータ回路IG1の電流駆動力は、MOSト
ランジスタ14dbの電流駆動力よりも小さくされる。
次に、この図6(A)に示す禁止回路14dの動作を、
その動作波形図である図6(B)および(C)を参照し
て説明する。
【0062】まず、データ転送指示信号ZODLと出力
許可信号OEMとの論理積信号が、遅延回路14dcの
有する遅延時間Tよりも短い期間活性状態とされるとき
の動作について図6(B)を参照して説明する。後に詳
細に説明するが、出力イネーブル信号/OEおよびコラ
ムアドレスストローブ信号/CAS両者が活性状態とさ
れると出力許可信号OEMが活性状態とされ、信号/R
ASおよび/OEの少なくとも一方の非活性化により信
号OEMは非活性状態とされる。
【0063】AND回路AGの出力信号(ZODL・O
EM)がLレベルのときには、NAND回路NG1の出
力ノードNaおよびNAND回路NG3の出力ノードN
bの電位はHレベルである。この状態においては、MO
Sトランジスタ14daは非導通状態にある。また、禁
止信号CAIHTも非活性状態のLレベルであり、遅延
回路14dcの出力ノードNcの電位もLレベルであ
る。
【0064】AND回路AGの出力信号がHレベルとな
ると、NAND回路NG3は、その両入力の電位がとも
にHレベルとなり、出力ノードNbがLレベルとなり、
MOSトランジスタ14daが導通し、出力ノードNb
からの禁止信号CAIHTがHレベルに立上がる。この
禁止信号CAIHTは、インバータ回路IG1およびI
G2によりラッチされる。遅延回路14dcの有する遅
延時間Tの経過前に、データ転送指示信号ZODLおよ
び出力許可信号OEMの一方がLレベルに低下すると、
応じてNAND回路NG3の出力ノードNbの電位がH
レベルに立上がり、MOSトランジスタ14daが非導
通状態とされる。この状態においても、インバータ回路
IG1およびIG2により、禁止信号CAIHTはHレ
ベルに保持される。
【0065】時間Tが経過すると、遅延回路14dcか
らの出力信号がHレベルに立上がり、MOSトランジス
タ14dbが導通し、出力ノードNdを接地電位レベル
へ放電する。MOSトランジスタ14dbの電流駆動力
は、インバータ回路IG1のそれよりも十分大きいた
め、禁止信号CAIHTはLレベルに立下がる。この遅
延回路14dcの出力信号がHレベルに立上がると、イ
ンバータ回路IG3の出力信号はLレベルとなり、NA
ND回路NG2の出力信号がHレベルとされる。しかし
ながら、この状態においては、NAND回路NG1の出
力信号は既にAND回路AGの出力信号によりHレベル
に復帰している。禁止信号CAIHTがLレベルに低下
すると、時間T経過後、遅延回路14dcからの出力信
号がLレベルに低下し、MOSトランジスタ14dbが
非導通状態となる。
【0066】次に、図6(C)を参照して、遅延回路1
4dcの有する遅延時間Tが、データ転送指示信号ZO
DLおよび出力許可信号OEMの論理積信号のHレベル
の期間よりも短い場合の動作について説明する。
【0067】初期状態においては、データ転送指示信号
ZODLおよび出力許可信号OEMの論理積信号、すな
わちAND回路AGの出力信号がLレベルであり、ノー
ドNaおよびNbの電位はHレベルであり、またノード
Ncの電位はLレベルであり、禁止信号CAIHTはL
レベルにある。AND回路AGの出力信号がHレベルに
立上がると、NAND回路NG3の出力ノードNbがL
レベルに立下がり、MOSトランジスタ14daが導通
し、出力ノードNdからの禁止信号CAIHTがHレベ
ルに立下がる。この禁止信号CAIHTがHレベルに立
上がってから、遅延回路14dcの有する遅延時間T経
過後、ノードNcの電位がHレベルに立上がり、MOS
トランジスタ14dbが導通し、出力ノードNdからの
禁止信号CAIHTがLレベルに立下がる。
【0068】この状態において、AND回路AGの出力
信号はまだHレベルにある。したがって、ノードNcの
電位がHレベルに立上がると、NAND回路NG2は、
インバータ回路IG3を介してLレベルの信号を受け
て、その出力信号をHレベルとし、応じてNAND回路
NG1からノードNaに伝達される信号がLレベルに低
下する。これにより、NAND回路NG3からノードN
bに出力される信号がHレベルに立上がり、MOSトラ
ンジスタ14daが非導通状態とされる。これにより、
高速で出力ノードNdからの禁止信号CAIHTがLレ
ベルに駆動される。
【0069】MOSトランジスタ14daは、単に出力
ノードNdを電源電位レベルへ充電するために用いられ
ており、大きな電流駆動力は必要とされない(インバー
タ回路IG1およびIG2によるラッチ回路により、禁
止信号CAIHTは、Hレベルに保持される)。したが
って、MOSトランジスタ14daおよび14dbが同
時に導通する期間が生じたとしても、MOSトランジス
タ14daの消費電流を十分小さくすることができ、貫
通電流はほぼ無視することができる。
【0070】このMOSトランジスタ14dbは、MO
Sトランジスタ14daが非導通状態とされた後に確実
に導通状態とするためには、このMOSトランジスタ1
4dbのゲートに、フリップ・フロップの遅延に相当す
るゲート3段の遅延時間を有する遅延回路を設けておけ
ばよい。
【0071】ノードNdからの禁止信号CAIHTがL
レベルに低下すると、時間T経過後、ノードNcの電位
がLレベルに低下し、MOSトランジスタ14dbは非
導通状態とされる。出力ノードNdの禁止信号CAIH
Tは、インバータ回路IG1およびIG2により、Lレ
ベルに保持される。これにより、MOSトランジスタ1
4daおよび14dbの両者が非導通状態とされても出
力ノードNdがフローティング状態となるのが防止さ
れ、ノイズの影響を受けることなく確実に禁止信号CA
IHTを、Lレベルに保持することができる。
【0072】この図6(B)および(C)に示すよう
に、データ転送指示信号ZODLおよび出力許可信号O
EM両者がHレベルにされる期間が、遅延時間Tよりも
長い/短いにかかわらず、常に一定の時間幅Tを有する
禁止信号CAIHTを出力することができる。これによ
り、データ出力時、一定時間Tの間、内部動作状態にか
かわらず内部コラムアドレスストローブ信号int/C
ASが、非活性状態から活性状態へ移行するのを防止す
ることができ、出力ノイズによる誤ったデータの出力を
防止することができる。
【0073】図7(A)は、図2(A)に示すCASバ
ッファ10aの構成の一例を示す図である。図7(A)
において、CASバッファ10aは、外部からのコラム
アドレスストローブ信号/CASを受けるインバータ回
路IG4と、CASアクティブ禁止信号CAIHTを受
けるインバータ回路IG5と、電源ノードVccと出力
ノードNeの間に接続され、そのゲートにインバータ回
路IG4の出力信号を受けるpチャネルMOSトランジ
スタ10aaと、出力ノードNeとノードNfの間に接
続されかつそのゲートにインバータ回路IG4の出力信
号を受けるnチャネルMOSトランジスタ10abと、
ノードNfと接地ノードの間に接続されかつそのゲート
にインバータ回路IG5の出力信号を受けるnチャネル
MOSトランジスタ10acと、出力ノードNe上の信
号をラッチするインバータラッチを構成するインバータ
回路IG6およびIG7と、インバータ回路IG6の出
力信号を反転して内部コラムアドレスストローブ信号i
nt/CASを生成するインバータ回路IG8を含む。
次にこの図7(A)に示すCASバッファ10aの動作
を、その動作波形図である図7(B)および図7(C)
を参照して説明する。
【0074】まず、図7(B)を参照して、CASアク
ティブ禁止信号CAIHTがLレベルのときの動作につ
いて説明する。この状態においては、インバータ回路I
G5の出力信号はHレベルであり、nチャネルMOSト
ランジスタ10acは導通状態にあり、ノードNfは、
接地ノードVssに電気的に接続される。したがって、
MOSトランジスタ10aaおよび10abは、インバ
ータ回路IG4から出力される信号の論理レベルを反転
して出力ノードNeに出力するインバータとして機能す
る。すなわち、外部からのコラムアドレスストローブ信
号/CASがHレベルのときには、インバータ回路IG
4の出力信号がLレベルとなり、MOSトランジスタ1
0abが非導通状態となり、一方、MOSトランジスタ
10aaが導通し、出力ノードNaの電位レベルがHレ
ベルとなり、応じて内部コラムアドレスストローブ信号
int/CASはHレベルとされる。
【0075】一方、外部コラムアドレスストローブ信号
/CASがLレベルの活性状態のときには、インバータ
回路IG4の出力信号がHレベルとなり、MOSトラン
ジスタ10aaが非導通状態、MOSトランジスタ10
abが導通状態となる。これにより、出力ノードNe
は、MOSトランジスタ10abおよび10acを介し
て接地電位レベルへ放電され、応じて内部コラムアドレ
スストローブ信号int/CASがLレベルとなる。す
なわち、CASアクティブ禁止信号CAIHTがLレベ
ルのときには、MOSトランジスタ10acが導通状態
とされ、外部コラムアドレスストローブ信号/CASに
従って内部コラムアドレスストローブ信号int/CA
Sが出力される。
【0076】次に、図7(C)を参照して、CASアク
ティブ禁止信号CAIHTがHレベルのときの動作につ
いて説明する。
【0077】この状態においては、インバータ回路IG
5から出力される信号はLレベルであり、MOSトラン
ジスタ10acは非導通状態にある。したがって出力ノ
ードNeの接地電位レベルへの放電経路は遮断される。
外部からのコラムアドレスストローブ信号/CASがH
レベルに立上がると、インバータ回路IG4の出力信号
がLレベルとなり、出力ノードNeは、MOSトランジ
スタ10aaを介して電源電圧Vccレベルに充電さ
れ、内部コラムアドレスストローブ信号int/CAS
はHレベルに立上がる。この内部コラムアドレスストロ
ーブ信号int/CASのHレベルは、インバータ回路
IG6およびIG7によりラッチされる。外部からのコ
ラムアドレスストローブ信号/CASがHレベルからL
レベルに立下がると、インバータ回路IG4の出力信号
がHレベルに立上がり、MOSトランジスタ10aaが
非導通状態、MOSトランジスタ10abが導通状態と
される。しかしながら、MOSトランジスタ10acは
非導通状態であり、出力ノードNeの接地電位レベルへ
の放電は禁止され、この出力ノードNeの電位レベル
は、インバータ回路IG6およびIG7で構成されるラ
ッチ回路により保持される。応じて、内部コラムアドレ
スストローブ信号int/CASはHレベルを維持す
る。
【0078】すなわち、CASアクティブ禁止信号CA
IHTがHレベルの間、内部コラムアドレスストローブ
信号int/CASは、その活性状態となるLレベルへ
の放電経路が遮断され、非活性状態を保持する。したが
って、出力バッファから出力データが出力されるタイミ
ングで、CASアクティブ禁止信号CAIHTをHレベ
ルの活性状態とすることにより、内部コラムアドレスス
トローブ信号int/CASは出力ノイズが発生して
も、その放電経路が遮断されるため、Lレベルの活性状
態へ移行するのが防止され、これにより、出力ノイズに
より誤ってデータ転送指示信号が活性状態とされ、誤っ
たデータが出力されるのを抑制することができる。ま
た、出力ノイズが発生しても、ノードNeは電源電圧V
ccレベルにあり、インバータ回路IG6の入力論理し
きい値よりも十分高く、ラッチされた信号の電位変化は
生じない。
【0079】図8は、データ出力部の構成を概略的に示
す図である。図8において、プリアンプ6は、プリアン
プイネーブル信号PAEの活性化に応答して活性化さ
れ、内部データ線I/OおよびZI/O上に読出された
メモリセルデータを増幅するプリアンプ回路6aと、た
とえばインバータラッチで構成され、このプリアンプ回
路6aの出力するデータをラッチするラッチ回路6bを
含む。
【0080】データ転送回路7は、データ転送指示信号
ZODLがHレベルのときにイネーブルされ、ラッチ回
路6bから出力されるデータを転送するNAND回路N
G4およびNG5と、このNAND回路NG4およびN
G5の出力信号をラッチするフリップフロップを構成す
るNAND回路NG6およびNG7を含む。プリアンプ
6に含まれるラッチ回路6bから互いに相補なデータが
出力されており、NAND回路NG4およびNG5も、
それぞれデータ転送指示信号ZODLがHレベルのとき
にインバータとして作用し、ラッチ回路6bから伝達さ
れたデータを反転して伝達する。NAND回路NG6お
よびNG7は、フリップフロップを構成しており、NA
ND回路NG4およびNG5の出力信号の一方がLレベ
ルとされると、その出力状態を変化させかつラッチす
る。NAND回路NG4およびNG5の出力信号がHレ
ベルのときには、NAND回路NG6およびNG7は、
出力ラッチ状態とされる。このラッチ回路6bが設けら
れているのは、プリアンプイネーブル信号PAEがLレ
ベルとされたときに、データ転送指示信号ZODLがH
レベルにあっても、確実にプリアンプ6からのデータを
転送しプリアンプ6のリセットによるスタンバイ状態の
データがデータ転送回路7においてラッチされるのを防
止するためである。
【0081】出力バッファ8は、出力許可信号OEMの
活性化(Hレベル)に応答してデータ転送回路7からの
データを転送するNAND回路NG8およびNG9と、
NAND回路NG8およびNG9の出力信号を反転する
インバータ回路IG10およびIG11と、インバータ
回路IG10の出力信号がHレベルのときに導通し、電
源電圧Vccレベルのデータを出力するnチャネルMO
SトランジスタNTaと、インバータ回路IG11の出
力信号がHレベルのときに導通し、出力Qを接地電位レ
ベルへ放電するnチャネルMOSトランジスタNTbを
含む。したがってこの出力バッファ8は、出力許可信号
OEMがHレベルの間、データ転送回路7から伝達され
た信号(メモリセルデータ)をバッファ処理して出力す
る。
【0082】図9は、出力許可信号OEMを発生する部
分の制御信号発生回路10の構成を概略的に示す図であ
る。図9において、制御信号発生回路10は、外部から
与えられるロウアドレスストローブ信号/RAS、デー
タ書込動作を指令するライトイネーブル信号/WEおよ
び出力イネーブル信号/OEを受けるゲート回路10b
と、外部からのコラムアドレスストローブ信号/CAS
を受けるインバータ回路10cと、コラムアドレススト
ローブ信号/CASとゲート回路10bの出力信号を受
けるAND回路10dと、インバータ回路10cの出力
信号がHレベルのときにセットされ、かつAND回路1
0dの出力信号がHレベルのときにリセットされるリセ
ット優先型セット/リセットフリップフロップ10e
と、ロウアドレスストローブ信号/RAS、ライトイネ
ーブル信号/WEおよびコラムアドレスストローブ信号
/CASを受けるゲート回路10fと、フリップフロッ
プ10eの出力Qからの出力信号と出力イネーブル信号
/OEを受けるゲート回路10g、ゲート回路10fの
出力信号がHレベルのときにセットされかつゲート回路
10gの出力信号がHレベルのときにリセットされるリ
セット優先型セット/リセットフリップフロップ10h
を含む。フリップフロップ10hの出力Qからは出力許
可信号OEMが出力される。
【0083】ゲート回路10bは、ロウアドレスストロ
ーブ信号/RASおよび出力イネーブル信号/OEがL
レベルになりかつライトイネーブル信号/WEがHレベ
ルのときにLレベルの信号を出力する。すなわちこのゲ
ート回路10bは、メモリサイクルが開始され、データ
出力が指令されているときに、フリップフロップ10e
がリセットされるのを防止する機能を備える。
【0084】ゲート回路10fは、ロウアドレスストロ
ーブ信号/RASおよびコラムアドレスストローブ信号
/CASがともにLレベルでありかつライトイネーブル
信号/WEがHレベルのときにHレベルの信号を出力す
る。したがってこのゲート回路10fは、内部でのデー
タ読出動作が指令されたときにフリップフロップ10h
をセットする。
【0085】ゲート回路10gは、出力イネーブル信号
/OEがLレベルでありかつフリップフロップ10eの
出力Qからの出力信号がHレベルのときにLレベルの信
号を出力する。したがって、このゲート回路10gは、
出力イネーブル信号/OEが非活性状態のHレベルとさ
れるかまたはフリップフロップ10eがリセットされる
ときに出力許可信号OEMをリセットして非活性状態の
Lレベルとする機能を備える。次に動作について簡単に
説明する。
【0086】半導体記憶装置のスタンバイ状態時におい
ては、ロウアドレスストローブ信号/RASおよびコラ
ムアドレスストローブ信号/CASはともにHレベルで
ある。この状態においては、ゲート回路10bの出力信
号はHレベルであり、またゲート回路10dの出力信号
がHレベルとなり、フリップフロップ10eはリセット
状態とされ、出力Qからの出力信号はLレベルに保持さ
れる。またゲート回路10fは、信号/RASおよび/
CASがHレベルであり、Lレベルの信号を出力してい
る。フリップフロップ10eの出力Qからの出力信号は
Lレベルであり、ゲート回路10gが、Hレベルの信号
を出力し、フリップフロップ10hはリセット状態にさ
れ、出力許可信号OEMはLレベルに保持される。
【0087】メモリサイクルが始まると、ロウアドレス
ストローブ信号/RASがLレベルに立下がる。データ
書込時においては、ライトイネーブル信号/WEがLレ
ベルとされる。したがってこの状態においては、ゲート
回路10bの出力信号はHレベルとなる。コラムアドレ
スストローブ信号/CASがLレベルとされると、ゲー
ト回路10dの出力信号がLレベル、インバータ回路1
0cの出力信号がHレベルとなり、フリップフロップ1
0eがセットされ、その出力信号はHレベルとなる。し
かしながら、ゲート回路10fの出力信号はデータ書込
時においては、Lレベルであり、フリップフロップ10
hはリセット状態を維持し、出力許可信号OEMはLレ
ベルの非活性状態を維持する。
【0088】データ出力動作時においては、ライトイネ
ーブル信号/WEはHレベルに保持される。出力イネー
ブル信号/OEおよびコラムアドレスストローブ信号/
CASがLレベルとされると、ゲート回路10bの出力
信号はLレベルとなり、ゲート回路10dの出力信号は
Lレベルとなる。一方、インバータ回路10cの出力信
号がHレベルとなり、フリップフロップ10eがセット
され、その出力Qからの信号がLレベルに立下がる。こ
れにより、ゲート回路10gの出力信号がLレベルとな
り(出力イネーブル信号/OEはLレベル)、またゲー
ト回路10fの出力信号がHレベルとなり、フリップフ
ロップ10hがセットされて出力許可信号OEMがHレ
ベルとされる。出力イネーブル信号/OEがLレベルの
間、コラムアドレスストローブ信号/CASがHレベル
とLレベルの間でトグルされても、フリップフロップ1
0eおよび10hのセット状態は変化せず、したがって
出力許可信号OEMはHレベルを維持する。
【0089】出力イネーブル信号/OEがHレベルとさ
れると、ゲート回路10gの出力信号がHレベルとな
り、フリップフロップ10hがリセットされ、出力許可
信号OEMがLレベルとなる。この状態においては、出
力バッファからのデータ出力が禁止され、出力バッファ
は出力ハイインピーダンス状態とされる。
【0090】コラムアドレスストローブ信号/CASお
よび出力イネーブル信号/OEがともにHレベルの非活
性状態とされると、ゲート回路10dの出力信号がHレ
ベルとなり、フリップフロップ10eがリセットされ、
その出力Qからの出力信号がLレベルとなる。これによ
り、ゲート回路10gの出力信号がHレベルとなり、フ
リップフロップ10hがリセットされ、出力許可信号O
EMは非活性状態のLレベルとされる。
【0091】したがって、この出力許可信号OEMは、
メモリサイクルが始まり(ロウアドレスストローブ信号
/RASが活性状態)、データ読出動作が指令されると
活性状態となり、メモリサイクルが完了し、ロウアドレ
スストローブ信号/RASが非活性状態のHレベルとさ
れるかまたはコラムアドレスストローブ信号/CASお
よび出力イネーブル信号/OE両者が非活性状態のHレ
ベルとされるまで、この出力許可信号OEMは活性状態
のHレベルを維持する。
【0092】この出力許可信号OEMとデータ転送指示
信号ZODLを用いて内部コラムアドレスストローブ信
号int/CASの活性化を所定期間禁止することによ
り、データ出力動作時においてのみ内部コラムアドレス
ストローブ信号int/CASの活性状態への移行を禁
止することができる。データ書込時においては、したが
って内部コラムアドレスストローブ信号int/CAS
は、禁止信号CAIHTがLレベルの非活性状態とされ
るため、外部からのコラムアドレスストローブ信号/C
ASに従って変化する。
【0093】上述の説明において、コラムアドレススト
ローブ信号/CASは、データ出力タイミングのみを指
定している。内部の列選択動作およびメモリセルデータ
の読出は、コラムアドレス変化検出信号ATDに従って
行なわれている。しかしながら、コラムアドレスストロ
ーブ信号/CASがLレベルに立下がると、メモリセル
選択動作が開始される(コラムデコーダがイネーブルさ
れる)構成が利用されてもよい。
【0094】[信号CAIHTのパルス幅の条件]図1
0は、RASアクセス時間tRACについての条件を示
すための図である。図10においては、外部ロウアドレ
スストローブ信号/RASがLレベルに立下がってか
ら、データQが出力されるまでのアクセス時間tRAC
が示される。この条件下において、コラムアドレススト
ローブ信号/CASは、ロウアドレスストローブ信号/
RASがLレベルに立下がってから、Lレベルに立下が
り、再びHレベルに立上がり、次いで再びLレベルに立
下がる。
【0095】コラムアドレスストローブ信号/CASに
対しては、ロウアドレスストローブ信号/RASが立下
がってから、RAS−CAS遅延時間経過後コラムアド
レスストローブ信号/CASをLレベルに立下げ、かつ
このLレベルを保持する時間(/RAS“L”後/CA
Sホールド時間tCSH)が規格で定められる。また、
このコラムアドレスストローブ信号/CASがLレベル
からHレベルに立上がるまで遷移時間tTが規格(仕
様)で定められる。コラムアドレスストローブ信号/C
ASは、/CAS“H”パルス幅tCPで定められる期
間Hレベルに保持する必要がある。次いでコラムアドレ
スストローブ信号/CASをLレベルに設定すると、次
のデータが出力される。
【0096】CASアクティブ禁止信号CAIHTは、
このコラムアドレスストローブ信号/CASが一旦Hレ
ベルにされてから、再びLレベルに立下がる前に非活性
状態とされている必要がある。このtRACの条件にお
いては、tCSH+tCP+2・tTの時間が経過する
前に、CASアクティブ禁止信号CAIHTはLレベル
に立下げられる必要がある。したがって、この場合、ロ
ウアドレスストローブ信号/RASが“L”立下がって
から、48+10+2・2=62ns期間経過前に、非
活性状態とする必要が生じる。ここで、図10におい
て、各時間の仕様時間を括弧内の数字で示す(単位はn
Sである:サイクル時間62nS))。
【0097】図11は、CASアクセス時間tCACと
禁止信号CAIHTのパルス幅との関係を示す図であ
る。図11において、コラムアドレスストローブ信号/
CASがLレベルに立下がってから、CASアクセス時
間tCAC経過後に、出力データQが確定状態とされ
る。この条件の下において、コラムアドレスストローブ
信号/CASのハイパーページモード(EDOモード)
リード/ライトサイクル時間tHPCは25nSであ
る。コラムアドレスストローブ信号/CASが立下がっ
てから次に再び立下がるまでの期間までに、CASアク
ティブ禁止信号CAIHTはLレベルに低下する必要が
ある。したがってコラムアドレスストローブ信号/CA
SがLレベルに立下がってからこのハイパーページモー
ドリード/ライトサイクル時間tHPC経過前に、CA
Sアクティブ禁止信号CAIHTはLレベルの非活性状
態とされる。
【0098】図12は、アドレスアクセス時間tAAを
示す図である。図12において、アドレス信号ADが変
化してから、有効データQが出力されるまでに、アドレ
スアクセス時間tAAが必要とされる。このアドレス信
号ADが変化してから、コラムアドレスストローブ信号
/CASをLレベルに保持するために、列アドレス・C
ASホールド時間tCALと呼ばれる時間が必要とされ
る。EDOモードにおいて、この期間が経過し、コラム
アドレスストローブ信号/CASをHレベルに立上げ、
CASHパルス期間tCP経過後、再びコラムアドレス
ストローブ信号/CASをLレベルに立下げる。したが
って、CASアクティブ禁止信号CAIHTは、時間t
CAL+tCP+2・tTの期間が終了するまでにLレ
ベルの非活性状態とされる。時間tCAL、tCPおよ
びtTは、それぞれ18nS、10nSおよび2nSで
あり、列アドレスADが変化してから、32nS経過す
るまでにCASアクティブ禁止信号CAIHTは、非活
性状態とされる。
【0099】図13は、CASプリチャージアクセス時
間tCPAを示す図である。図13において、コラムア
ドレスストローブ信号/CASがHレベルに立上がって
から、CASプリチャージアクセス時間tCPA経過後
に、有効データが出力される。この場合、ハイパーペー
ジモードリード/ライトサイクル時間tHPCが経過
し、次いでCAS“H”パルス幅tCPが経過し、かつ
遷移時間tTが経過すると次の新しいデータが出力され
る。したがって、CASアクティブ禁止信号CAIHT
は、時間tHPC+tCP+tT経過する前に、非活性
状態のLレベルとする必要がある。時間tHPC、tC
PおよびtTは、それぞれ25nS、10nSおよび2
nSであり、したがってコラムアドレスストローブ信号
/CASが立上がってから、37nS経過前に、CAS
アクティブ禁止信号CAIHTは、Lレベルの非活性状
態とする必要がある。
【0100】図14は、OEアクセス時間tOEAを示
す図である。出力イネーブル信号/OEがLレベルの活
性状態とされてから、OEアクセス時間tOEA経過後
に、有効データが出力される。この場合、コラムアドレ
スストローブ信号/CASがLレベルの活性状態とされ
ても、出力イネーブル信号/OEがLレベルの活性状態
とされるまで、データは出力されない。この出力イネー
ブル信号/OEに対しては、OE“L”後/CASホー
ルド時間tOCHと呼ばれる期間コラムアドレスストロ
ーブ信号/CASをLレベルに保持する必要がある。次
のデータを出力するまでには、コラムアドレスストロー
ブ信号/CASを、一旦Hレベルに立上げた後に再びL
レベルに立下げる必要がある。したがってこの出力イネ
ーブル信号/OEに関して、時間tOCH+tT+tC
P+tTが経過する前に、CASアクティブ禁止信号C
AIHTを非活性状態のLレベルとする必要がある。時
間tOCH、tCPおよびtTはそれぞれ15nS、1
0nSおよび2nSであり、したがって出力イネーブル
信号/OEがLレベルに立下がってから、時間29nS
が経過する前に、CASアクティブ禁止信号CAIHT
をLレベルの非活性状態とする必要がある。
【0101】この図10ないし図14に示す5つの条件
を満足するように、CASアクティブ禁止信号CAIH
Tは所定期間活性状態のHレベルとされる必要がある。
この図10ないし図14に示す5つの条件を満足するC
ASアクティブ禁止信号CAIHTの時間幅Tは、最小
値、および最大値のある時間幅を有することができる。
半導体記憶装置のアクセス時間が短く、高速で有効デー
タが出力される場合、したがってCASアクティブ禁止
信号CAIHTの許容される最小値および最大値の時間
幅は広くとることが可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、有効
データが出力されるタイミングに従って、所定期間内部
コラムアドレスストローブ信号(読出動作開始指示信
号)を活性状態に移行しないように構成したため、出力
ノイズにより、誤った不要データが出力されるのを防止
することができ、信頼性の高い半導体記憶装置を実現す
ることができる。
【0103】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
外部から与えられる読出動作開始指示信号を受けて内部
読出動作開始指示信号を生成する制御入力バッファに対
し、データ出力手段のデータ出力に応答してこの内部読
出動作開始指示信号の非活性状態から活性状態への変化
を禁止する禁止手段を設けたため、データ出力時の出力
ノイズにより、内部読出動作開始指示信号が活性状態と
されるのを防止することができ、この出力ノイズにより
誤ったデータが出力されるのを防止することができる。
【0104】請求項2に係る発明に従えば、データ出力
手段を、データ読出手段から読出されたデータを通過さ
せかつラッチし、非活性化時ラッチ状態とされるデータ
転送手段と、この活性化時データ転送手段からのデータ
を装置外部へ出力する出力バッファ手段と、内部読出動
作開始指示信号およびデータ読出完了指示信号の活性化
に応答してこのデータ転送手段を活性化する手段と、内
部読出動作開始指示信号の活性化に応答して出力バッフ
ァ手段を活性化する手段とで構成しているため、データ
転送手段が、出力ノイズにより誤って内部読出動作開始
指示信号が活性状態とされて誤ったデータを取込みラッ
チして出力バッファ手段を介して出力するのを防止する
ことができ、EDOモードの半導体記憶装置における出
力ノイズによる誤ったデータの出力が確実に防止され
る。
【0105】請求項3に係る発明に従えば、制御入力バ
ッファは、禁止手段からの禁止指示信号に従って内部読
出動作開始指示信号を活性状態へ駆動する経路が遮断さ
れるため、確実に複雑な構成を用いることなく内部読出
動作開始指示信号の活性化を防止することができる。
【0106】請求項4に係る発明に従えば、禁止手段
を、データ転送指示信号および出力許可信号両者の活性
化に応答してセットされるフリップ・フロップと、この
フリップ・フロップのセットされた出力に従って禁止指
示信号を活性状態とする第1のトランジスタ素子と、こ
の禁止指示信号を遅延する遅延手段と、この遅延手段の
出力信号の活性化に応答して禁止信号を非活性化する第
2のトランジスタ素子とで構成し、この遅延手段の出力
の活性化に応答してフリップ・フロップをリセットする
ように構成しているため、確実に、データ転送手段へデ
ータが転送されて出力バッファを介して出力されるとき
に、所定期間禁止指示信号を活性状態のHレベルとする
ことができる。また、この禁止指示信号はトランジスタ
素子を介して活性/非活性化しているため、装置規模が
簡略化される。
【0107】請求項5に係る半導体記憶装置は、制御入
力バッファは、外部からのデータ読出動作開始指示信号
をバッファ出力するバッファ回路と、このバッファ回路
の出力をラッチして内部読出動作開始指示信号を生成す
るラッチ回路とを含み、かつこのバッファ回路の内部読
出動作開始指示信号の活性状態へ駆動する経路が禁止信
号により遮断されるため、禁止指示信号により、バッフ
ァ回路の出力ノードがフローティング状態とされても、
ラッチ回路により確実に内部読出動作開始指示信号を非
活性状態に保持することができ、ノイズの影響を受ける
ことなく安定に内部読出動作開始指示信号を非活性状態
に保持することができる。
【0108】請求項6に係る半導体記憶装置において、
この内部読出動作開始指示信号は列アドレスを取込む指
令をするコラムアドレスストローブ信号を含んでおり、
コラムアドレスストローブ信号に従って読出動作が指定
される半導体記憶装置において確実に出力ノイズの影響
を受けることなく正確にこのコラムアドレスストローブ
信号に従ったデータの出力動作が行なわれる。
【0109】請求項7に係る発明に従えば、請求項4の
フリップフロップを、データ転送指示信号およびデータ
出力許可信号が活性状態のときにセットされ、遅延回路
からの出力信号の活性状態のときにリセットされるセッ
ト/リセットフリップフロップと、このセット/リセッ
トフリップフロップの出力信号とデータ転送指示信号と
データ出力許可信号がともに活性状態のときにセットさ
れて第1のトランジスタ素子を導通する論理ゲートとで
構成したため、データ転送指示信号のパルス幅が遅延時
間の有する遅延時間の関係にかかわらず、遅延回路が与
える遅延時間の間安定状態とされる禁止指示信号を出力
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は、この発明に従う半導体記憶装置の
全体の構成を概略的に示す図であり、(B)は、この発
明に従う半導体記憶装置のデータ出力動作を概略的に示
す信号波形図である。
【図2】 (A)は、図1(A)に示す読出制御回路の
構成を概略的に示し、(B)は、図2(A)の読出制御
回路の動作を示す信号波形図である。
【図3】 (A)は、図2(A)に示すプリアンプイネ
ーブル回路の構成を示し、(B)は、図3(A)に示す
プリアンプイネーブル回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図4】 (A)は、図2(A)に示すリード完了検出
回路の構成の一例を示し、(B)は、図4(A)に示す
回路の動作を示す信号波形図である。
【図5】 (A)は、図2(A)に示すデータ転送制御
回路の構成を示し、(B)は、図5(A)に示すデータ
転送制御回路の動作を示す信号波形図である。
【図6】 (A)は、図2(A)に示す禁止回路の構成
を示し、(B)および(C)は、この図6(A)に示す
禁止回路の動作を示す信号波形図である。
【図7】 (A)は、図2(A)に示すCASバッファ
の構成を示し、(B)および(C)は、図7(A)に示
すCASバッファの動作を示す信号波形図である。
【図8】 図1に示すプリアンプ、データ転送回路およ
び出力バッファの構成の一例を示す図である。
【図9】 図1に示す制御信号発生回路に含まれる出力
許可信号発生部の構成を概略的に示す図である。
【図10】 RASアクセス時間とCASアクティブ禁
止信号のパルス幅との関係を説明するための図である。
【図11】 CASアクセス時間とCASアクティブ禁
止信号のパルス幅との関係を説明するための図である。
【図12】 アドレスアクセス時間とCASアクティブ
禁止信号のパルス幅との関係を説明するための図であ
る。
【図13】 CASプリチャージアクセス時間とCAS
アクティブ禁止信号のパルス幅との関係を説明するため
の図である。
【図14】 出力イネーブルアクセス時間とCASアク
ティブ禁止信号のパルス幅との関係を説明するための図
である。
【図15】 従来の半導体集積回路装置における入力信
号の電圧レベルと論理レベルの関係を示す図である。
【図16】 (A)は、従来の入力バッファの構成を示
し、(B)は、(A)に示す入力バッファの論理しきい
値と入力信号の電位レベルとの関係を示す図である。
【図17】 (A)は、従来の半導体集積回路装置の制
御バッファおよび入力バッファの構成を概略的に示し、
(B)は、図17(A)に示す半導体集積回路装置のデ
ータ出力時の問題点を説明するための図である。
【図18】 従来の半導体記憶装置のEDOモードでの
データ出力動作を示す信号波形図である。
【図19】 従来の半導体記憶装置における出力ノイズ
がデータ出力に及ぼす影響を説明するための図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、2 アドレスバッファ、3 行
デコーダ、5 列デコーダ、6 プリアンプ、7 デー
タ転送回路、8 出力バッファ、10 制御信号発生回
路、12 ATD回路、14 読出制御回路、14a
プリアンプイネーブル回路、14b リード完了検出回
路、14c データ転送制御回路、14d 禁止回路、
10a CASバッファ、NG1〜NG3 NAND回
路、IG1〜IG3 インバータ回路、14dc 遅延
回路、14da pチャネルMOSトランジスタ、14
db nチャネルMOSトランジスタ、IG4〜IG7
インバータ回路、10aa pチャネルMOSトランジ
スタ、10ab,10ac nチャネルMOSトランジ
スタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列される複数のメモリセルを
    有する半導体記憶装置であって、 外部から与えられる読出動作開始指示信号を受けて少な
    くともバッファ処理をして内部読出動作開始指示信号を
    生成する制御入力バッファ、 列アドレス信号に従って前記複数のメモリセルのうちの
    アドレス指定されたメモリセルのデータを読出すための
    読出手段、 前記列アドレス信号の変化に応答して、前記読出手段を
    活性化しかつデータ読出完了指示信号を発生する読出制
    御手段、 前記内部読出動作開始指示信号と前記データ読出完了指
    示信号とに応答して、前記読出手段が読出したデータを
    装置外部へ出力するためのデータ出力手段、および前記
    データ出力手段のデータ出力に応答して、前記内部読出
    動作指示信号の非活性状態から活性状態への変化を禁止
    するための禁止手段を備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記データ出力手段は、 活性化時前記データ読出手段から読出されたデータを通
    過させかつラッチし、非活性化時与えられたデータにか
    かわらずその出力データをラッチするラッチ状態とされ
    るデータ転送手段と、 活性化時前記データ転送手段から転送されたデータを装
    置外部へ出力する出力バッファ手段と、 前記内部読出動作開始指示信号および前記データ読出完
    了指示信号の活性化に応答して前記データ転送手段を活
    性化する手段と、 前記内部読出動作開始指示信号の活性化に応答して前記
    出力バッファ手段を活性化する手段を含む、請求項1記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記禁止手段は、禁止指示信号を発生し
    て前記制御入力バッファへ与える手段を含み、 前記制御入力バッファは、前記禁止手段からの禁止指示
    信号の活性化に応答して前記内部読出動作開始指示信号
    を活性状態へ駆動する経路を遮断する手段を含む、請求
    項1または2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記禁止手段は、 前記データ転送指示信号とデータ出力許可信号両者の活
    性化に応答してセットされるフリップ・フロップと、 前記フリップ・フロップのセットされた出力に応答して
    導通し、前記禁止指示信号を活性化する第1のトランジ
    スタ素子と、 前記禁止指示信号を遅延する遅延手段と、 前記遅延手段の出力信号の活性化に応答して前記禁止指
    示信号を非活性化する第2のトランジスタ素子とを備
    え、前記遅延手段の出力信号の活性化に応答して前記フ
    リップ・フロップはリセットされる、請求項3記載の半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記制御入力バッファは、 前記外部読出動作開始指示信号をバッファ処理するバッ
    ファと、 前記バッファの出力信号をラッチして前記内部読出動作
    開始指示信号を発生するラッチ回路と、 前記禁止指示信号に応答して前記バッファの前記内部読
    出動作開始指示信号を活性化へ駆動する経路を遮断する
    手段とを備える、請求項3または4記載の半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】 前記内部読出動作開始指示信号は、列ア
    ドレス信号の取込を指令するコラム・アドレス・ストロ
    ーブ信号を含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の
    半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記フリップ・フロップは前記データ転
    送指示信号と前記データ出力許可信号両者の活性化時セ
    ットされかつ前記遅延回路の出力信号の活性化時リセッ
    トされるセット/リセットフリップ・フロップと、 前記データ転送指示信号と前記データ出力許可信号と前
    記セット/リセットフリップ・フロップの出力信号とが
    すべて活性状態のときに前記第1のトランジスタ素子を
    導通状態とする論理ゲートとを備える、請求項4記載の
    半導体記憶装置。
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