JPH0930569A - ドーム状アプリケータを備えて液状又はペースト状の物質を貯蔵し、分配するための装置 - Google Patents

ドーム状アプリケータを備えて液状又はペースト状の物質を貯蔵し、分配するための装置

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JPH0930569A
JPH0930569A JP8183424A JP18342496A JPH0930569A JP H0930569 A JPH0930569 A JP H0930569A JP 8183424 A JP8183424 A JP 8183424A JP 18342496 A JP18342496 A JP 18342496A JP H0930569 A JPH0930569 A JP H0930569A
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    • B65D47/2018—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure
    • B65D47/2056—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type
    • B65D47/2081—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure lift valve type in which the deformation raises or lowers the valve port

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用簡単にして、目的物質の塗布直後にアプ
リケータ上に蓋を毎回元に戻す必要性をなくすことがで
き、しかもその物質を適切な保存状態に貯蔵する装置を
提供する。 【解決手段】 化粧品の如き液状又はペースト状物質の
塗布に適したドーム状アプリケータ３と、物質貯蔵容器
２を備えてなる包装容器としての装置。アプリケータは
容器内に通じ、且つ物質を小出しに流出させる出口開口
を有す。アプリケータは、内壁７と外膜８と閉じ栓１２
とを有す。内壁は硬質の又は半硬質のプラスチック材よ
りなり、容器に固定されると共に送給口１０を有す。外
膜は内壁に支持され、送給口と同心配置された分配口１
１を有す。閉じ栓は分配口を閉じるべく容器内側に配
置。分配口の流路断面積は送給口よりも小さい。閉じ栓
は送給口の内側に間隙を形成。外膜は、物質に圧力が作
用している状態で物質がアプリケータから流出できるよ
うに、閉じ栓から弾性的に離れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧品のような液
状の、又はペースト状の物質を貯蔵して小出しに分配す
るための装置に関する。この装置は、上記物質を収容貯
蔵するのに適して且つ上記物質を小出しに分配するため
に加圧状態とされるのに適している貯蔵容器と、この物
質を、肌のような広い面に塗り広げるために、この貯蔵
容器の内部に通じて且つ物質を分配するための出口開口
を備えたドーム状アプリケータとを有している。この物
質は、加圧状態とされることによって、上記出口開口か
ら、押し上げられて流出する。
【０００２】
【従来の技術】既知のこのようなタイプの装置では、出
口開口を周囲の空気から隔絶して内容物質の乾燥や劣化
を防止するために、使用の度にアプリケータの閉じ蓋を
元の閉じ位置に戻す必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、使用
が簡単にして、特に、目的の物質を塗布した直後に、ア
プリケータ上に蓋を毎回元に戻す必要性をなくすことが
可能であり、しかもその物質の適切な保存を確実に行え
るような装置を提供することにある。
【０００４】
【発明の要旨】本発明の上述の目的は、硬質の、または
半硬質のプラスチック材からなる内壁と、この内壁に支
持された外膜と、分配口を閉じるために内側に配置され
た閉じ栓とを備えたドーム状アプリケータによって達成
される。内壁は、貯蔵容器に固定され、且つ送給口が貫
通している。外膜は、送給口と同心上に分配口を有して
おり、この分配口は内容物質の流路断面が送給口よりも
小さくされている。閉じ栓は、送給口の内側に間隙を残
すように設置され、加圧下において小出しに分配される
べき物質が分配口に存していない状態でこの分配口を閉
じるのに寄与する。外膜は、物質に分配圧力が作用して
いる状態では閉じ栓から弾性的に離れて行くことがで
き、物質はアプリケータから分配される得る。
【０００５】本発明の特別な実施形態においては、閉じ
栓は、内壁と一体成型された支持構造によって担持され
ている。変形例においては、閉じ栓は、内壁とは独立し
て形成された、そして閉じ栓がスナップ止めによってそ
れに固定されるのに適した支持構造に担持される。
【０００６】支持構造はフィルムヒンジによって内壁に
連結されており、閉じ栓は、支持構造の成型が完了した
後に、支持構造をフィルムヒンジのヒンジ軸の回りに回
動させることによって、アプリケータ内の正規の位置に
置かれる。
【０００７】本発明の特別な実施形態においては、支持
構造と内壁は、支持構造の回動先端部における両者どう
しがスナップ止めされるような形状とされている。
【０００８】本発明の特別な実施形態においては、閉じ
栓は、内壁と一体成型された支持タブによって担持され
ている。支持タブは、実質的に内壁の内面と同じ形状を
有しており、内壁は爪の対を有している。これら爪の対
は、内壁にそれらがスナップ止めされた後に、補足的な
形状どうしの間の協働による保持力で支持タブを保持す
るように設けられている。
【０００９】変形例においては、閉じ栓が内壁の内面と
実質的に同じ形状の支持アーチによって担持され、且つ
このアーチのフィルムヒンジに連結されている端部と反
対側の端部に形成されたスナップ止めの歯を受け入れる
ために、内壁に凹部が形成されている。
【００１０】本発明の他の特徴および利点は、添付の図
面を参照して以下に詳細に説明する発明の実施の形態に
よって明らかとなる。この実施の形態は、発明の範囲を
限定するものではない。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第１の実施形態
に係る貯蔵分配装置１を、図１〜９に従って、詳細に説
明する。
【００１２】この装置は貯蔵容器を有しており、図１お
よび図２にはその容器壁２の頂部だけが示されている。
そしてその端部には、ドーム形状のアプリケータ３が設
けられている。図１および図２に示すように、アプリケ
ータ３のカバーの目的で、容器壁２には閉じ蓋４が被せ
られる。蓋４は、チューブ状スカート部５を有してお
り、このスカート部の周縁が壁２の周囲の肩部６に対し
て当接するようにして容器壁２に係合する。
【００１３】アプリケータ３は、弾性プラスチック材よ
りなる外膜８を支持するように、硬質の、あるいは半硬
質のプラスチック材よりなる内壁７を有している。この
支持壁７は、その周縁箇所９で、ヒートシールまたは接
着剤によって、あるいはスナップ止めによって容器壁２
に固定されている。外膜８は、支持壁２に対してヒート
シールされているか、あるいは接着剤によって接着され
ていてもよく、あるいは支持壁２の上にオーバーモール
ドされてもよい。膜８は、二重の射出成型（dual-injec
tion molding）によって内壁７とともに一体的に形成す
るのが好ましい。膜８は、使用者に対してソフトな感触
を与える材料で形成するのが好ましい。例えば膜８は、
『サントプレン（Santoprene）』またはその他の熱可塑
性エラストマによって形成することができる。
【００１４】支持壁７は、外側に向かって、すなわち図
１および図２において上方へ膨らんで、膜８の支持に供
する膨出部７aと、容器壁２への固定に供すると共に膨
出部７aの周囲に延在するチューブ状スカート部７bとの
組合せを有している。
【００１５】膨出部７aは、図示例においては容器壁２
に平行な対称軸を中心にする球状または楕円のキャップ
状に形成される。
【００１６】この例における膨出部は、上述の対称軸に
垂直な平面への投影においては、図３に示すように長軸
Ｘに沿って延びた楕円形状を呈する。
【００１７】膨出部７aは、その頂部近辺で、上述の軸
Ｘを含む中間面において断面円形の三つの送給口１０の
列によって貫通されている。送給口１０は、均等な間隔
をおいて配置されており、図１および図２に示すよう
に、外側へ向かって細くなるようにテーパがつけられた
断面をそれぞれ有している。膜８は、三つの円形の分配
口１１によって貫通されており、分配口１１は送給口１
０のそれぞれと同軸上に組付けられている。分配口１１
は、外側へ細くなるようにテーパがつけられた断面を有
しており、それらの直径は、その外径で送給口１０の外
径よりも小さくされていて、図示例では約３分の１にさ
れている。
【００１８】閉じ栓１２は、膜８が静止位置にあるとき
分配口１１を閉じるように送給口１０の内側で間隙を有
して配置される。より正確には、各閉じ栓１２は円錐台
状の先端部１２aを有しており、断面では外側に向かっ
て細くなるようにテーパがつけられている。円錐台状部
分１２aからは、円柱状部分１２bが下方へ延びている。
閉じ栓１２は、軸Ｘを横切って延びつつそれぞれが円柱
状部分１２bと一体にされている三つの支持タブ１４か
らなっている支持構造によって保持されている。円柱状
部分１２bは、上述の軸Ｘに沿って延びるブリッジ１３
によって互いに連結されている。円錐台状部分１２aの
頂部における角度および直径は、膜８が静止位置にある
とき、閉じ栓１２が膜８を介して分配口１１の形状に適
合するように、そしてそれによって分配口１１を確実に
閉じるように選択される。各閉じ栓１２を保持している
それらの反対側の端部では、支持タブ１４がベース１５
によって互いに連結されており、そのベース１５自身が
フィルムヒンジ１６によって支持壁７のチューブ状スカ
ート部７bに連結されている。支持タブ１４は、支持壁
７の内面の形状に適合しており、個々のタブは、支持壁
７の膨出部７aに平行に延びる湾曲部分１４aと、チュー
ブ状スカート部７bを覆って延びる直線部分１４bとの組
合せによって形成されている。各支持タブ１４は、チュ
ーブ状スカート部７bの内面から突出している１対の爪
１７によってアプリケータ３の内側に正しい位置で保持
されている。より正確には、１対の爪１７は対面してい
る歯１８を有しており、対応する支持タブ１４の直線部
分上に形成されて適当な幅を有する形状の部分とスナッ
プ止めによって係合する。
【００１９】図５の平面図は、膜８が静止位置にあると
きの膜８の三つの分配口１１を示しており、これらの口
は閉じ栓１２の円錐台状部分１２aの先端によって閉じ
られている。
【００２０】図６〜９に示すように、閉じ栓１２及びそ
のための支持構造は、好都合なことに支持壁７と一体に
成型されている。より正確には、閉じ栓１２及び支持構
造は支持壁７によって規定される容積部分の外側に成型
され、支持構造に回動性を与えるフィルムヒンジ１６に
よってチューブ状スカート部７bの端縁部に連結されて
いる。この回動の中心となるヒンジ軸は、上述の軸Ｘに
平行である。
【００２１】成型後、支持タブ１４はアプリケータの内
側へ向かって約１８０°回動され、爪１７の間にスナッ
プ止めされる。閉じ栓は、間隙をもって送給口１０の内
側に係合され、それらの円錐台状端部１２aが、静止位
置にある膜８の分配口１１内に嵌合してこれを閉じる。
【００２２】閉じ栓１２の円柱状部分１２bと送給口１
０の縁との間には、図１〜３に示すように、環状の間隙
２０が残される。
【００２３】装置１は以下のように作用する。装置の不
使用時には、閉じ栓１２が貯蔵容器２内を周囲の空気か
ら遮断する。内容物質を小出しに分配するために、使用
者は内容物質に加圧してこれを押し上げ、送給口１０か
ら流出させる。この加圧は、例えば、容器壁２に対して
スライドするように案内されたピストンを備えて、この
ピストンが、一端に回転つまみを備えたネジを回すこと
によって外されるようになっている既知の機構を用い
て、貯蔵容器内の容積を減少させることによって行うこ
とができる。また別の例では、容器壁２が柔軟であり、
この容器壁２を押圧することで容器内容積を減少させて
いる。その弾性特性の故に、膜８は内容物質の圧力によ
って持ち上げられ、これによって分配口１１が開放さ
れ、分配口１１を通して物質を分配できるようになる。
物質は、容器内が加圧状態となっている限り、送給口１
０から環状間隙２０および分配口１１を通って流れるこ
とができる。使用者が物質に対する加圧を止めるとき、
膜８は支持壁７上の元の静止位置へ弾性によって戻る。
このとき、分配口１１は閉じ栓１２によって再び閉じら
れる。
【００２４】蓋４は、この蓋が装置１上の正規の位置に
ある限り、物質の分配を許容するような膜８の持ち上が
りを生じさせないような形状にされている。蓋４の内側
にはチューブ状延長部２１が設けられており、その一方
端２２は蓋の頂部に固定され、自由端２３は閉じ栓１２
の周囲で膜８に当接する。膜８は、このようにして閉じ
栓１２に対して押圧され、これによって、たとえ容器内
の物質が偶然に圧力を受けたとしても、これが分配口１
１から外へ流出するのを防止することができる。
【００２５】図１０〜１９は、本発明に係る第２の実施
形態によって構成された装置２４を示している。装置２
４は、上述の装置とは主に送給口、分配口および閉じ栓
の幾何学的形状と、閉じ栓を送給口内の正規の位置に保
持する手法において異なる。以下の説明では、第１の実
施形態における構成に用いた参照符号に『’』を付すこ
とによって、共通の構成または機能的に同等の構成を示
し、したがって詳細な説明の繰り返しは省略する。
【００２６】送給口１０'は、互いに平行な長軸をもっ
た長円形のスロットであり、それら長軸はアプリケータ
３'の軸Ｘ'に対して傾斜している。
【００２７】分配口１１'は、送給口１０'よりも小さい
長円形のスロットであり、送給口１０'と略同じ形状を
有している。
【００２８】閉じ栓１２'は、膜８'が静止位置にあると
き、分配口１１'を閉じるべく送給口１０'の中に配置さ
れる。
【００２９】各閉じ栓１２'の頂部の形状は、対応する
分配口１１'を確実に閉じられるように、その分配口１
１'の形状に嵌合する形状を呈している。閉じ栓は、支
持アーチ１４'からなる支持構造によって送給口１０'内
の正規の位置に保持される。閉じ栓１２'は、軸Ｘ'に平
行なブリッジ１３'によって互いに連結されており、こ
れら閉じ栓のそれぞれは、対応する支持アーチ１４'の
頂部に位置されている。アーチは、その一端でベース１
５'によって一体に連結されており、このベース１５'
は、フィルムヒンジ１６'によって、支持壁７'のチュー
ブ状スカート部７b'に連結されている。それらの反対側
の端部では、アーチ１４'はブリッジ２５によって一体
に連結されている。スナップ止めの歯２６は、ブリッジ
２５と共に一体成型されており、図１２に詳細に示すよ
うに、支持壁７'のチューブ状スカート部７b'にスナッ
プ止めの目的で設けられている凹部２７内にスナップ止
めされるようにデザインされている。
【００３０】閉じ栓１２'とそれらの回動支持構造は、
支持壁７'と共に一体成型されている。
【００３１】特に図１６〜１９に示すように、アーチ１
４'と閉じ栓１２'は、支持壁７'によって規定される内
側容積部分の外側に成型され、続いてフィルムヒンジ１
６'のヒンジ軸の回りに回動し、歯２６が支持壁７'の凹
部２７内にスナップ止めされるまで略１８０°回動す
る。
【００３２】装置２４は以下のように作用する。装置の
不使用時には、膜８'が支持壁７'上に静止しており、且
つ分配口１１'は閉じ栓１２'によって閉じられている。
各閉じ栓１２'と送給口１０'との間の環状間隙２０'に
存在する内容物質に圧力が加えられるとき、その物質が
分配口１１'を通って流出できるように膜が支持壁７'か
ら離脱するように移動する。分配のための圧力が物質に
加えられなくなると、膜８'は支持壁７'を押圧するよう
に元の位置へ戻り、そして分配口１１'が再び閉じ栓１
２'によって閉じられる。
【００３３】上述した実施形態に対して、本発明の範囲
から逸脱することなく種々の変更を施し得ることは明ら
かである。
【００３４】特に、送給口や分配口、あるいは閉じ栓に
ついては、その数や形状を変更し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１実施形態に係る貯蔵分配装置の
軸方向に沿う部分断面図である。
【図２】 図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図である。
【図３】 図２の矢印ＩＩＩに沿って下から見た図であ
る。
【図４】 図３に示した装置の実施細部を示す拡大図で
ある。
【図５】 図２の矢印Ｖに沿って上から見た図である。
【図６】 成型後のドーム状アプリケータを示す軸方向
に沿う断面図であり、貯蔵容器に組付ける前の状態を示
している。
【図７】 図６の矢印ＶＩＩに沿って下から見た図であ
る。
【図８】 図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線に沿う断面図で
ある。
【図９】 図８に示した装置の実施細部を示す拡大図で
ある。
【図１０】 本発明の第２実施形態を構成する貯蔵分配
装置の軸方向に沿う部分断面図である。
【図１１】 図１０のＸＩ−ＸＩ線に沿う断面図であ
る。
【図１２】 図１０に示した装置の実施細部を示す拡大
図である。
【図１３】 図１０の矢印ＸＩＩＩに沿って下から見た
図である。
【図１４】 図１３に示した装置の実施細部を示す拡大
図である。
【図１５】 図１０に示したドーム状アプリケータを上
から見た図である。
【図１６】 ドーム状アプリケータの軸方向断面図であ
り、成型された後で貯蔵容器に組付けられる前の状態を
示している。
【図１７】 図１６の矢印ＸＶＩＩに沿って下から見た
図である。
【図１８】 図１６のＸＶＩＩＩ−ＸＶＩＩＩ線に沿う
断面図である。
【図１９】 図１８に示した装置の実施細部を示す拡大
図である。
【符号の説明】
１，２４ 装置 ２ 容器壁 ３，３' アプリケータ ４ 蓋 ５ チューブ状スカート部 ６ 肩部 ７，７' 支持壁 ７a 膨出部 ７b，７b' チューブ状スカート部 ８，８' 膜 ９ 支持壁の周縁箇所 １０，１０' 送給口 １１，１１' 分配口 １２，１２' 閉じ栓 １２a 円錐台部分 １２b 円柱状部分 １３，１３'，２５ ブリッジ １４ 支持タブ １４a 湾曲部分 １４b 直線部分 １４' 支持アーチ １５，１５' ベース １６，１６' フィルムヒンジ １７ 爪 １８，２６ 歯 ２０，２０' 環状間隙 ２１ チューブ状延長部 ２２ 端部 ２７ 凹部 Ｘ，Ｘ' 軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 化粧品などの、液状又はペースト状の物
    質を貯蔵し、小出しに分配するための装置（１，２４）
    であって、 上記物質を貯蔵するのに適しており、且つ上記物質を小
    出しに分配するために加圧状態とされるのに適している
    容器（２，２'）と、 上記容器の内部に通じており、且つ上記物質を分配する
    ための出口開口を備えており、該物質を肌のような広い
    面に塗り付けるためのドーム状アプリケータ（３，
    ３'）とを備えてなり、 上記物質が、圧力を加えられることによって押し上げら
    れて上記出口開口から流出される装置において、 上記ドーム状アプリケータ（３，３'）は、硬質の、ま
    たは半硬質のプラスチック材の内壁（７，７'）と、該
    内壁に支持された外膜（８，８'）と、閉じ栓（１２，
    １２'）とを備え、 上記内壁（７，７'）は、上記貯蔵容器（２，２'）に固
    定され、且つ送給口（１０，１０'）が貫通しており、
    上記外膜（８，８'）は、送給口と同心上に分配口（１
    １，１１'）を有しており、且つこの分配口は上記物質
    の流路断面が送給口よりも小さくされており、上記閉じ
    栓（１２，１２'）は、上記分配口（１１，１１'）を閉
    じるために内側に配置されて上記送給口の内側に間隙を
    残すように設置され、加圧下において小出しに分配され
    るべき物質が該分配口に存していない状態でこの分配口
    を閉じるのに寄与し、上記外膜（８，８'）は、物質に
    分配のための圧力が作用している状態で物質がアプリケ
    ータから分配されるように、閉じ栓から弾性的に離れて
    行くことができることを特徴とする装置。
  2. 【請求項２】 上記閉じ栓（１２，１２'）が、上記内
    壁（７，７'）と一体成型された支持構造（１４，１
    ４'）によって担持されていることを特徴とする請求項
    １記載の装置。
  3. 【請求項３】 上記支持構造（１４，１４'）が、フィ
    ルムヒンジ（１６，１６'）によって上記内壁（７，
    ７'）に連結されており、上記閉じ栓（１２，１２'）
    は、該支持構造の成型が完了した後に、支持構造をフィ
    ルムヒンジのヒンジ軸の回りに回動させることによっ
    て、アプリケータ内の正規の位置に置かれることを特徴
    とする請求項２記載の装置。
  4. 【請求項４】 上記支持構造（１４，１４'）および上
    記内壁（７，７'）が、該支持構造の回動先端部におけ
    る両者どうしがスナップ止めされるような形状とされて
    いることを特徴とする請求項３記載の装置。
  5. 【請求項５】 上記閉じ栓（１２）は、実質的に内壁
    （７）の内面と同じ形状を有する支持タブ（１４）によ
    って担持され、該内壁は爪の対（１７）を有しており、
    これら爪の対は、内壁にそれらがスナップ止めされた後
    に、補足的な形状どうしの間の協働による保持力で上記
    支持タブを保持するように設けられていることを特徴と
    する請求項４記載の装置。
  6. 【請求項６】 上記閉じ栓（１２'）は、実質的に内壁
    （７'）の内面と同じ形状を有する支持アーチ（１４'）
    によって担持され、且つ該アーチ（１４'）の上記フィ
    ルムヒンジ（１６'）に連結されている端部と反対側の
    端部に形成されたスナップ止めの歯（２６）を受け入れ
    るために、内壁に凹部（２７）が形成されていることを
    特徴とする請求項４記載の装置。
  7. 【請求項７】 上記閉じ栓は、内壁とは独立して形成さ
    れた、そして該閉じ栓がスナップ止めによってそれに固
    定されるのに適した支持構造に担持されることを特徴と
    する請求項１記載の装置。
  8. 【請求項８】 上記ドーム状アプリケータ（３，３'）
    を覆う形状にされ、且つ、上記物質の偶発的流出を防止
    するために、上記分配口（１１，１１'）の回りで上記
    外膜（８，８'）を上記閉じ栓（１２，１２'）に押圧し
    た状態に保持する形状にされた閉じ蓋（４，４'）を備
    えていることを特徴とする請求項１ないし６のいずれか
    に記載の装置。
  9. 【請求項９】 上記外膜（８，８'）が、二重の射出成
    型によって上記内壁（７，７'）と一体に成形されてい
    ることを特徴とする請求項１ないし８のいずれかに記載
    の装置。
  10. 【請求項１０】 上記外膜（８，８'）が、接着剤によ
    って上記内壁（７，７'）に固定されていることを特徴
    とする請求項１ないし８のいずれかに記載の装置。
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