JPH09302654A - 鋼管矢板の打設工法および装置 - Google Patents
鋼管矢板の打設工法および装置Info
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- JPH09302654A JPH09302654A JP11883996A JP11883996A JPH09302654A JP H09302654 A JPH09302654 A JP H09302654A JP 11883996 A JP11883996 A JP 11883996A JP 11883996 A JP11883996 A JP 11883996A JP H09302654 A JPH09302654 A JP H09302654A
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Abstract
範囲が鋼管矢板外径に近接させることができ、しかも、
良質土砂に置換える工程を経ずに掘削・削孔と同時に1
工程で鋼管矢板の打設を大掛かりの仮設設備を用いずと
も精度良く行うことができる。 【解決手段】 使用するダウンザホールハンマー1はビ
ット部1aが拡径可能なものとし、杭打機2に装着した
ダウンザホールハンマー1及びロッドを鋼管矢板6内に
挿入し、鋼管矢板6の先端からでるダウンザホールハン
マー1のビット部1aを拡径し、拡径後は鋼管矢板6を
ダウンザホールハンマー1にあずけ、ダウンザホールハ
ンマー1で削孔打設を開始し、削孔完了後、ビット部1
aを縮径して鋼管矢板6内部のロッドおよびダウンザホ
ールハンマー1を引き上げる。
Description
鋼管矢板の打設工法および装置に関するものである。
締切工事、土留壁工事における鋼管矢板の打設工事、急
傾斜地盤および水中の硬質地盤、岩盤等における鋼管矢
板土留壁、締切、護岸、構台、桟橋工事等の鋼管矢板の
打設工事で、パイルハンマー、油圧(空圧)ハンマー、
バイブロハンマー等の各種ハンマーで鋼管矢板を直接そ
のままの地盤に打撃することがある。
礫地盤や転石等があると、打撃により鋼管矢板の変形、
破損を生じ、打設が不可能となるおそれがある。
シング圧入機と、ハンマークラブバケット、重垂式チゼ
ル、ダウンザホールハンマー等の併用によって削孔を行
い、良質土砂に置換え、これをラップしながら壁状に連
続施工後、その改良した場所に鋼管矢板を打設してい
る。この場合の良質土砂に置換えのための掘削径は当然
鋼管矢板の径よりもかなり大きい径となる。
法では、急傾斜地盤や水深の大きい湖床、河床、海底地
盤等での施工では、置替え改良工事を行うための全旋回
式ケーシング圧入機の設置架台などを初めとして非常に
大規模な仮設設備を必要とし、また、ケーシング建込み
による置換えのラップ施工精度の確保が難しい。
し、従来の置替え工法の場合と比べて掘削・削孔範囲が
鋼管矢板外径に近接させることができ、しかも、良質土
砂に置換える工程を経ずに掘削・削孔と同時に1工程で
鋼管矢板の打設を大掛かりの仮設設備を用いずとも精度
良く行うことができる鋼管矢板の打設工法および装置を
提供することにある。
するため、鋼管矢板の打設工法としては、使用するダウ
ンザホールハンマーはビット部が拡径可能なものとし、
杭打機に装着したダウンザホールハンマー及びロッドを
鋼管矢板内に挿入し、鋼管矢板の先端からでるダウンザ
ホールハンマーのビット部を拡径し、拡径後は鋼管矢板
をダウンザホールハンマーにあずけ、ダウンザホールハ
ンマーで削孔打設を開始し、削孔完了後、ビット部を縮
径して鋼管矢板内部のロッドおよびダウンザホールハン
マーを引き上げることができる。また、鋼管矢板は先端
部に硬質地盤の場合、超硬ビットを取付けた継手を有
し、継手相互の接続で先行打設鋼管矢板をガイドに後行
の鋼管矢板を精度よく、容易に打設できるものである。
拡径可能なものとし、さらに、ビット部上方に該ビット
部縮径時の径より径の大きな係止部を設けたダウンザホ
ールハンマーと、このダウンザホールハンマーが挿入す
る鋼管矢板の先端内側に前記ダウンザホールハンマーの
係止部よりも鋼管矢板の内径を小さくするような先端リ
ングを設けている。また、鋼管矢板は先端部に超硬ビッ
トを取付けた継手を設けることによって容易に打設する
ことができる。
を拡径したダウンザホールハンマーで鋼管矢板外径より
僅かに大きい径を削孔し、これにより鋼管矢板の先端抵
抗および周辺摩擦を小さくして削孔と同時に鋼管矢板の
打設を行うことができる。
れば、継手相互の接続で先行打設鋼管矢板をガイドに精
度良く後行鋼管矢板を打設でき、しかも、継手先端部の
超硬ビットで地山、岩等を切崩し、および、先行打設鋼
管矢板の継手内の根固めモルタル等の切削、除去を行う
ことができる。
に加えて、鋼管矢板に設けた先端リングはダウンザホー
ルハンマーの削孔位置ずれの防止を行い、先行鋼管矢板
の継手部に対するハンマービットによる破損を防ぐとと
もに、ハンマーの振動打撃力を鋼管矢板に直接伝達し、
削孔と打込みとを確実に同時に行うことができる。
実施の形態を詳細に説明する。図1〜図7は本発明の鋼
管矢板の打設工法の1実施形態を示す各工程の側面図で
ある。
説明すると、図2、図3中1はエアー駆動の打撃機であ
るダウンザホールハンマーで、これはクローラ式の杭打
機2に装着した駆動装置(オーガーマシン)3から吊り
下げる。
ンマー1は削孔ロッド4の先端に配設され、図10〜図12
に示すようにビット部1aは掘削ビット5を多数植設し
た三枚の水平な羽根状体が写真機の絞りを構成するよう
に相重ねる中心部に隙間を設けるか否かで、縮径状態か
ら拡径可能なものとした。
12は拡径状態であり、駆動装置3の回転力を削孔ロッド
4を介してダウンザホールハンマー1に伝える際に右に
回転させることで拡径状態となり、左に回転させること
で縮径状態となる。
ホールハンマー1はビット部1aの上方で削孔ロッド4
との間に該ビット部1aの縮径時の径より径の大きな係
止部9を設けた。
ロッド4が挿通可能な鋼管矢板で、図13〜図15に示すよ
うに断面L字形のアングル材を相互に閉じるように間隔
を存して向き合わせた雌継手7aと断面L字形のアング
ル材を相互に逆向きにして開くように合わせた雄継手7
bとをそれぞれ左右側部で長手方向に向かうように設け
ている。
端部に超硬ビット8を取付けた。この超硬ビット8の部
分も継手を構成するものであり、雌継手7a、雄継手7
bは形状を異とするビットである。
記ダウンザホールハンマー1の係止部9の外径よりも鋼
管矢板の内径を小さくするような先端リング10を設け
た。
板の打設工法について説明する。まず、図1に示すよう
に仮受架台11に鋼管矢板6をクローラクレーン12を用い
て吊込みを行い、頭部で仮受けをする。
機2に装着したダウンザホールハンマー1及び削孔ロッ
ド4を前記仮受けした鋼管矢板6内に挿入する。この時
にはハンマーのビット部1aは図8に示すように縮径し
た状態である。
13で鋼管矢板6を吊上げ、かつ、駆動装置(オーガーマ
シン)3、削孔ロッド4、ダウンザホールハンマー1を
同時に巻上げ、鋼管矢板6の先端から出たビット部1a
を拡径する。
ずけ、オーガー側で鋼管矢板6を吊上げる。
に移動し、建込みを行い、図6に示すように打設場所の
杭芯を出し、両側に導材14をセットし、鋼管の傾きに注
意しながら削孔打設を開始する。
設した鋼管矢板6に対して後行打設する鋼管矢板6は雌
継手7aと雄継手7bとの係合で先行打設した鋼管矢板
6をガイドに打設できる。
1での掘削範囲を示すが、前記雌継手7aと雄継手7b
はこの範囲から突出する。前記雌継手7a、雄継手7b
の先端部に設けた超硬ビット8は前記ダウンザホールハ
ンマー1での掘削範囲から外れた部分の地山、岩等の切
崩し、および、先行打設した鋼管矢板の継手内の根固め
モルタル等の切削、除去を行う。
ホールハンマー1及び削孔ロッド4を逆転し、ビット部
1aを縮径して鋼管矢板6の内部から削孔ロッド4およ
びダウンザホールハンマー1を引き上げる。
めモルタルを地上より鋼管矢板内に圧送して打設し、ま
た、雌継手7aと雄継手7bの継手部内は洗浄、清掃後
ポリパイプを用いて止水剤注入袋を挿入し、この注入袋
内に有孔塩ビパイプを挿入し、塩ビパイプ口元より混合
ウレタン液を流し込み、口元まで充填することになり、
止水を行う。
設工法および装置は、従来の置替え工法の場合と比べて
掘削・削孔範囲が鋼管矢板外径に近接させることがで
き、しかも、良質土砂に置換える工程を経ずに掘削・削
孔と同時に1工程で鋼管矢板の打設を大掛かりの仮設設
備を用いずとも精度良く行うことができるものである。
す第1工程の縦断側面図である。
す第2工程の縦断側面図である。
す第3工程の縦断側面図である。
す第4工程の縦断側面図である。
す第5工程の縦断側面図である。
す第6工程の縦断側面図である。
す第7工程の縦断側面図である。
る。
る。
いた側面図である。
底面図である。
底面図である。
レーン 13…補巻ワイヤー 14…導材
Claims (4)
- 【請求項1】 使用するダウンザホールハンマーはビッ
ト部が拡径可能なものとし、杭打機に装着したダウンザ
ホールハンマー及びロッドを鋼管矢板内に挿入し、鋼管
矢板の先端からでるダウンザホールハンマーのビット部
を拡径し、拡径後は鋼管矢板をダウンザホールハンマー
にあずけ、ダウンザホールハンマーで削孔打設を開始
し、削孔完了後、ビット部を縮径して鋼管矢板内部のロ
ッドおよびダウンザホールハンマーを引き上げることを
特徴とする鋼管矢板の打設工法。 - 【請求項2】 鋼管矢板は先端部に超硬ビットを取付け
た継手を有し、継手相互の接続で先行打設鋼管矢板をガ
イドに後行の鋼管矢板を打設する請求項1記載の鋼管矢
板の打設工法。 - 【請求項3】 ビット部を拡径可能なものとし、さら
に、ビット部上方に該ビット部縮径時の径より径の大き
な係止部を設けたダウンザホールハンマーと、、このダ
ウンザホールハンマーが挿入する鋼管矢板の先端内側に
前記ダウンザホールハンマーの係止部よりも鋼管矢板の
内径を小さくするような先端リングを設けたことを特徴
とする鋼管矢板の打設装置。 - 【請求項4】 鋼管矢板は先端部に超硬ビットを取付け
た継手を設ける請求項3記載の鋼管矢板の打設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11883996A JP3165997B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 鋼管矢板の打設工法および装置 |
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JPH09302654A true JPH09302654A (ja) | 1997-11-25 |
JP3165997B2 JP3165997B2 (ja) | 2001-05-14 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006342614A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Yokoyama Kiso Koji:Kk | 水上構造物基礎部の防護方法 |
JP2011021374A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Tokunagagumi:Kk | 矢板の圧入工法 |
JP2014051843A (ja) * | 2012-09-09 | 2014-03-20 | Yokoyama Kiso Koji:Kk | 鋼管矢板打設方法および鋼管矢板継手 |
CN107119685A (zh) * | 2017-04-18 | 2017-09-01 | 中冶天工集团天津有限公司 | 一种针对静压桩机进行破除桩头的破桩器及其施工方法 |
CN107268561A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-10-20 | 尹俊 | 水上承重施工平台及其安装方法 |
JP2018204257A (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-27 | 株式会社横山基礎工事 | リング状先端金物およびそれを使用する中掘り杭工法 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP11883996A patent/JP3165997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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