JPH093011A - 1級アミンの製法 - Google Patents
1級アミンの製法Info
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- JPH093011A JPH093011A JP8113700A JP11370096A JPH093011A JP H093011 A JPH093011 A JP H093011A JP 8113700 A JP8113700 A JP 8113700A JP 11370096 A JP11370096 A JP 11370096A JP H093011 A JPH093011 A JP H093011A
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- JP
- Japan
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- catalyst
- alcohol
- reaction
- ammonia
- oxide
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C209/00—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
- C07C209/04—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups
- C07C209/14—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups
- C07C209/16—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by substitution of functional groups by amino groups by substitution of hydroxy groups or of etherified or esterified hydroxy groups with formation of amino groups bound to acyclic carbon atoms or to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1級アミンの製法
【解決手段】 2−位で分枝しているアルコールとアン
モニアとを金属触媒/共触媒の存在で反応させる。
モニアとを金属触媒/共触媒の存在で反応させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲルベアルコール
と称されている2の位置で分枝されている1級アルコー
ルとアンモニアとを、液相で、高められた温度及び加圧
下に金属触媒/触媒混合物の存在で反応させることより
なる、1級アミンの製法に関する。
と称されている2の位置で分枝されている1級アルコー
ルとアンモニアとを、液相で、高められた温度及び加圧
下に金属触媒/触媒混合物の存在で反応させることより
なる、1級アミンの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】1級及び2級脂肪アミンは、4級アンモ
ニウム塩をベースとする界面活性剤、乳化剤及び殺菌剤
の原料として重要である。この最終生成物の物理特性
は、融点を低める効果を有する分枝されたアルキル基を
導入することにより改善される。この効果は、分枝され
たメチルにより達成することもできる一方で、アミン官
能基に対してα−位での長鎖分枝は、更に最終生成物の
特性の更なる改良を可能にするであろう。織物仕上げの
ための原料としての前記アミンの使用は、このように処
理された織物の水の吸収(これは、改良された帯電防止
特性で示される)及び高い装着快適性に好適な効果を有
する(ドイツ特許出願公開DE−OS2625945参
照)。更に、アンモニウム塩の殺菌及び抗カビ作用は、
アンモニウム官能基に対してα−位で分枝されたアルキ
ルにより著しく増加され(特願昭63−096102号
参照)、従って、殺虫剤、木材保存剤及び保護性建築コ
ーテイングとして使用することのできる有効な殺菌剤が
得られる。α−分枝アミンの適用のその他の有用な分野
は、皮膚に対してマイルドであるアミンオキサイドの用
途であり、従って、例えば、ボデイケア製品中での界面
活性剤として使用される。
ニウム塩をベースとする界面活性剤、乳化剤及び殺菌剤
の原料として重要である。この最終生成物の物理特性
は、融点を低める効果を有する分枝されたアルキル基を
導入することにより改善される。この効果は、分枝され
たメチルにより達成することもできる一方で、アミン官
能基に対してα−位での長鎖分枝は、更に最終生成物の
特性の更なる改良を可能にするであろう。織物仕上げの
ための原料としての前記アミンの使用は、このように処
理された織物の水の吸収(これは、改良された帯電防止
特性で示される)及び高い装着快適性に好適な効果を有
する(ドイツ特許出願公開DE−OS2625945参
照)。更に、アンモニウム塩の殺菌及び抗カビ作用は、
アンモニウム官能基に対してα−位で分枝されたアルキ
ルにより著しく増加され(特願昭63−096102号
参照)、従って、殺虫剤、木材保存剤及び保護性建築コ
ーテイングとして使用することのできる有効な殺菌剤が
得られる。α−分枝アミンの適用のその他の有用な分野
は、皮膚に対してマイルドであるアミンオキサイドの用
途であり、従って、例えば、ボデイケア製品中での界面
活性剤として使用される。
【0003】長鎖アルキル基を有する1級アルキルアミ
ン、例えばここに記載のイソフォール(isofol)
アミンは、特に浮遊助剤、油分野の化学又は腐食防止剤
として使用される。更に、1級アミンは、多くの誘導
体、例えば脂肪アミンエトキシレート(乳化剤及び分散
剤)、ベタイン及びアミンオキサイド(洗剤)及び4級
アンモニウム化合物(殺菌剤、帯電防止剤)を得るため
の合成ビルデイングブロックス(building b
locks)として有用でありうる。
ン、例えばここに記載のイソフォール(isofol)
アミンは、特に浮遊助剤、油分野の化学又は腐食防止剤
として使用される。更に、1級アミンは、多くの誘導
体、例えば脂肪アミンエトキシレート(乳化剤及び分散
剤)、ベタイン及びアミンオキサイド(洗剤)及び4級
アンモニウム化合物(殺菌剤、帯電防止剤)を得るため
の合成ビルデイングブロックス(building b
locks)として有用でありうる。
【0004】アンモニアと1級の長鎖アルコールとの反
応は公知である。アンモニアを用いる脂肪アルコールの
前記液相アミノ化のために好適な多くの触媒は、例え
ば、液相アミノ化法の方法の詳細を記載している米国特
許第4409399号明細書に記載されている。以後、
「液相」とは、定義されている反応条件下でアルコール
が液相で、アンモニア又は1級又は2級アミンは液相又
は気相であるアミノ化法を意味する。しかしながら、ア
ルコールとアンモニアとの反応で、選択的に特有のアミ
ン、殊に1級アミンを製造することは困難である。通
常、反応が高い変換率の達成の意図で実施される場合に
はいつでも、2級及び3級アミンが大量に製造される。
応は公知である。アンモニアを用いる脂肪アルコールの
前記液相アミノ化のために好適な多くの触媒は、例え
ば、液相アミノ化法の方法の詳細を記載している米国特
許第4409399号明細書に記載されている。以後、
「液相」とは、定義されている反応条件下でアルコール
が液相で、アンモニア又は1級又は2級アミンは液相又
は気相であるアミノ化法を意味する。しかしながら、ア
ルコールとアンモニアとの反応で、選択的に特有のアミ
ン、殊に1級アミンを製造することは困難である。通
常、反応が高い変換率の達成の意図で実施される場合に
はいつでも、2級及び3級アミンが大量に製造される。
【0005】アルコールのアミノ化のために広範囲の金
属触媒、例えばニッケル、銅、クロム、コバルト及び鉄
又はこれらの酸化物が、場合によっては共触媒としての
アルカリ金属及びアルカリ土類金属と組み合わせて使用
される。前記の触媒の多くは高活性であるが、これは、
1級アミンに関しては不充分な選択性を意味する。
属触媒、例えばニッケル、銅、クロム、コバルト及び鉄
又はこれらの酸化物が、場合によっては共触媒としての
アルカリ金属及びアルカリ土類金属と組み合わせて使用
される。前記の触媒の多くは高活性であるが、これは、
1級アミンに関しては不充分な選択性を意味する。
【0006】ドイツ特許出願公開(DE−OS)第26
25945号明細書中には、亜鉛クロム又は亜鉛アルミ
ニウム触媒及び水素の存在で、280〜320℃の温度
及び250〜260バールの圧力でのゲルベアルコール
のアミノ化が記載されている。1級アミンに関する選択
性は記載されていない。米国特許第4409399号明
細書中には、銅/ニッケル/酸化マグネシウム触媒系が
2級脂肪アミンの選択的製造のために使用されたことが
記載されている。
25945号明細書中には、亜鉛クロム又は亜鉛アルミ
ニウム触媒及び水素の存在で、280〜320℃の温度
及び250〜260バールの圧力でのゲルベアルコール
のアミノ化が記載されている。1級アミンに関する選択
性は記載されていない。米国特許第4409399号明
細書中には、銅/ニッケル/酸化マグネシウム触媒系が
2級脂肪アミンの選択的製造のために使用されたことが
記載されている。
【0007】大抵の場合に、高い選択性は低い変換率で
のみ達成されるが、これは、1級アミンが引き続く蒸留
により残留アルコールから分離されるべき場合には大き
な欠点である。殊に、ゲルベアルコールを用いる場合に
は、蒸留によるこのアルコール及び1級アミンの分離に
いくつかの問題が付随する。それというのも、前記生成
物の沸点は相互に近いからである。他方、慣用のアミノ
化触媒を高い反応率で使用する場合には、1級アミンに
関する低い選択性になる。
のみ達成されるが、これは、1級アミンが引き続く蒸留
により残留アルコールから分離されるべき場合には大き
な欠点である。殊に、ゲルベアルコールを用いる場合に
は、蒸留によるこのアルコール及び1級アミンの分離に
いくつかの問題が付随する。それというのも、前記生成
物の沸点は相互に近いからである。他方、慣用のアミノ
化触媒を高い反応率で使用する場合には、1級アミンに
関する低い選択性になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、相応
するアルコールから、適当な触媒系の存在で、かつ適当
な反応条件下に、2−位で分枝している1級アミンを選
択的に製造する方法を提供することである。
するアルコールから、適当な触媒系の存在で、かつ適当
な反応条件下に、2−位で分枝している1級アミンを選
択的に製造する方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】意想外に、金属又はその
酸化物及び共触媒としてのそれとは異なる金属酸化物の
特定の混合物よりなる触媒/共触媒系を使用する場合
に、ゲルベアルコールとアンモニアとの反応で、1級ゲ
ルベアミンを生じる高い選択性が達成されることを発見
された。
酸化物及び共触媒としてのそれとは異なる金属酸化物の
特定の混合物よりなる触媒/共触媒系を使用する場合
に、ゲルベアルコールとアンモニアとの反応で、1級ゲ
ルベアミンを生じる高い選択性が達成されることを発見
された。
【0010】触媒/触媒混合物の存在での特定のアルコ
ールとアンモニアとの反応で1級アミンを製造するため
の本発明の方法は、式:
ールとアンモニアとの反応で1級アミンを製造するため
の本発明の方法は、式:
【0011】
【化2】
【0012】[式中R1及びR2は、それぞれ同一又は
異なるもので、それぞれ1〜17個の炭素原子を有する
脂肪族、飽和及び非分枝の、環式及び/又は非環式アル
キル基を表す]で定義されるような2−位で分枝されて
いる1級アルコール1種以上とアンモニアとを反応さ
せ、担体付触媒として、金属ニッケル及び/又はコバル
ト及び/又はそれらの酸化物よりなる担体付触媒/触媒
混合物を用いることよりなる。更に、この触媒は付加的
に銅及び/又は酸化銅を含有していてよい。
異なるもので、それぞれ1〜17個の炭素原子を有する
脂肪族、飽和及び非分枝の、環式及び/又は非環式アル
キル基を表す]で定義されるような2−位で分枝されて
いる1級アルコール1種以上とアンモニアとを反応さ
せ、担体付触媒として、金属ニッケル及び/又はコバル
ト及び/又はそれらの酸化物よりなる担体付触媒/触媒
混合物を用いることよりなる。更に、この触媒は付加的
に銅及び/又は酸化銅を含有していてよい。
【0013】触媒及び場合によっては、共触媒は、シリ
カゲル又はシリカ、アルミナ及び/又はグラファイト上
に、有利にはSiO2上に担持されていてよい。
カゲル又はシリカ、アルミナ及び/又はグラファイト上
に、有利にはSiO2上に担持されていてよい。
【0014】触媒は、共触媒としての酸化バリウム、酸
化ジルコニウム及び/又は酸化亜鉛と組み合わせて使用
することができる。
化ジルコニウム及び/又は酸化亜鉛と組み合わせて使用
することができる。
【0015】アルコールの基R1及びR2のそれぞれが
同一又は異なるもので、炭素原子数3〜17を有する脂
肪族、飽和及び非分枝の非環式アルキル基を表し、この
アルコールは全体として12〜36の炭素原子を有する
のが有利である。
同一又は異なるもので、炭素原子数3〜17を有する脂
肪族、飽和及び非分枝の非環式アルキル基を表し、この
アルコールは全体として12〜36の炭素原子を有する
のが有利である。
【0016】前記のアルコールは、液相で、アンモニア
と反応することができ、この反応温度は100〜350
℃、有利に230〜270℃である。アンモニアとアル
コールとのモル比は、2.5:1〜5:1の範囲であっ
てよいが、3:1〜3.5:1が有利である。
と反応することができ、この反応温度は100〜350
℃、有利に230〜270℃である。アンモニアとアル
コールとのモル比は、2.5:1〜5:1の範囲であっ
てよいが、3:1〜3.5:1が有利である。
【0017】触媒/触媒混合物及び場合によっては1種
以上の共触媒の活性は、反応の前又はその間に水素を用
いて増加させることができる。還元性水素雰囲気中で、
1.05〜40バール、有利に20〜40バールの水素
過圧を用いて、アルコールをアンモニアと反応させるの
が有利である。
以上の共触媒の活性は、反応の前又はその間に水素を用
いて増加させることができる。還元性水素雰囲気中で、
1.05〜40バール、有利に20〜40バールの水素
過圧を用いて、アルコールをアンモニアと反応させるの
が有利である。
【0018】本発明の方法の1実施態様では、炭素原子
数12〜36を有するα−分枝アルコールを、高圧オー
トクレーブに触媒と共に充填し、その後、反応器中の空
気を窒素で代え、このオートクレーブに液体アンモニア
を充填する。室温で水素を用いて、全体の圧力を20〜
40バールに調節する。次いで、この反応容器を反応温
度、即ち230〜270℃に加熱すると、圧力は100
〜250バールに増加する。アンモニア対アルコールの
モル比は、2.5:1〜5:1、有利に3:1〜3.
5:1の範囲であってよい。
数12〜36を有するα−分枝アルコールを、高圧オー
トクレーブに触媒と共に充填し、その後、反応器中の空
気を窒素で代え、このオートクレーブに液体アンモニア
を充填する。室温で水素を用いて、全体の圧力を20〜
40バールに調節する。次いで、この反応容器を反応温
度、即ち230〜270℃に加熱すると、圧力は100
〜250バールに増加する。アンモニア対アルコールの
モル比は、2.5:1〜5:1、有利に3:1〜3.
5:1の範囲であってよい。
【0019】反応が完結したら、オートクレーブを冷却
させ、生成物を更に標準的方法を用いて処理する。この
反応は不連続的にも連続的にも実施することができる。
させ、生成物を更に標準的方法を用いて処理する。この
反応は不連続的にも連続的にも実施することができる。
【0020】ここで使用できる触媒の例には、シリカ上
に担持されたNi/NiO(Suedchemie A
G、G49BRS)及びCo/CoO(Suedche
mie AG、G67BRS)(第1表参照)及び珪藻
土上に担持されたニッケル42重量%、コバルト4重量
%及び銅4重量%を含有する金属/金属酸化物触媒(M
allinckrodt E−221P)が包含され
る。
に担持されたNi/NiO(Suedchemie A
G、G49BRS)及びCo/CoO(Suedche
mie AG、G67BRS)(第1表参照)及び珪藻
土上に担持されたニッケル42重量%、コバルト4重量
%及び銅4重量%を含有する金属/金属酸化物触媒(M
allinckrodt E−221P)が包含され
る。
【0021】
【表1】
【0022】他の触媒/共触媒、例えばパラジウム/活
性炭(Aldrich)、亜クロム酸銅(E−106
P、Mallinckrodt)、Cu/Zn(E−3
20P、Mallimckrodt)及び担持されてい
ないニッケル触媒E・480D(Mallinckro
dt)は、ゲルベアルコールを選択的に1級アミンに変
換するためには好適であるとは立証されていない。
性炭(Aldrich)、亜クロム酸銅(E−106
P、Mallinckrodt)、Cu/Zn(E−3
20P、Mallimckrodt)及び担持されてい
ないニッケル触媒E・480D(Mallinckro
dt)は、ゲルベアルコールを選択的に1級アミンに変
換するためには好適であるとは立証されていない。
【0023】
【実施例】適当な触媒の存在下で、前記定義の条件下
で、アルコールとアンモニアとを一緒にすることによ
り、本発明により反応を実施した。触媒は、その場で又
は先行する活性化工程で、還元性雰囲気中、150〜3
00℃の温度で活性化することができる。所望の高いア
ミンを得るために、水及び未反応のアンモニア(存在す
る場合には)を急速蒸留により反応容器から除去した。
残留反応混合物からの不均一系触媒の分離の後に、所望
のアミンを留出させた。蒸留フラスコ中に残っている残
分は、縮合生成物、重質物及び未反応のアルコールより
成っていた。
で、アルコールとアンモニアとを一緒にすることによ
り、本発明により反応を実施した。触媒は、その場で又
は先行する活性化工程で、還元性雰囲気中、150〜3
00℃の温度で活性化することができる。所望の高いア
ミンを得るために、水及び未反応のアンモニア(存在す
る場合には)を急速蒸留により反応容器から除去した。
残留反応混合物からの不均一系触媒の分離の後に、所望
のアミンを留出させた。蒸留フラスコ中に残っている残
分は、縮合生成物、重質物及び未反応のアルコールより
成っていた。
【0024】例1、2及び3 ゲルベアルコール1モル及び触媒I(Suedchem
ieからのG67BRS)3gをオートクレーブ中に充
填した。この反応系を不活性ガスで掃気し、その後、液
体アンモニア60gを添加した。次いで、水素を用いて
圧力を20バールに調節し、反応容器を撹拌下に270
℃に加熱した。この温度で4時間の後に、反応容器を室
温まで冷却し、放圧した。過剰のアンモニアを、50℃
に加熱することにより窒素流中に追い出し、その後、分
別蒸留により純粋なアミンを単離した。例3では、この
方法のために触媒II(G49BRS)を用いた。
ieからのG67BRS)3gをオートクレーブ中に充
填した。この反応系を不活性ガスで掃気し、その後、液
体アンモニア60gを添加した。次いで、水素を用いて
圧力を20バールに調節し、反応容器を撹拌下に270
℃に加熱した。この温度で4時間の後に、反応容器を室
温まで冷却し、放圧した。過剰のアンモニアを、50℃
に加熱することにより窒素流中に追い出し、その後、分
別蒸留により純粋なアミンを単離した。例3では、この
方法のために触媒II(G49BRS)を用いた。
【0025】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーリッヒ シェルフ ドイツ連邦共和国 ブルンスビュッテル フェーレルシュトラーセ 11 (72)発明者 アルヴェート ヴァーグナー ドイツ連邦共和国 ドゥイスブルク アム シュトリュックスケン 13
Claims (9)
- 【請求項1】 触媒/触媒混合物の存在で、アルコール
とアンモニアとの反応により1級アミンを製造する場合
に、(A)式: 【化1】 [式中R1およびR2は、それぞれ同一又は異なるもの
で、それぞれ1〜7個の炭素原子を有する、脂肪族、飽
和及び非分枝の、環式及び/又は非環式アルキル基を表
す]で定義される1級アルコール1種以上を反応させ、
(B)金属ニッケル及び/又はコバルト及び/又はそれ
らの酸化物よりなる担体付触媒/触媒混合物を用いるこ
とを特徴とする、アルコールとアンモニアとの反応によ
り1級アミンを製造する方法。 - 【請求項2】 シリカ、アルミナ及び/又は獣炭、有利
にシリカ上に担持された触媒/触媒混合物の存在で、前
記アルコールを反応させる、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 銅及び/又は酸化銅よりなる触媒/触媒
混合物の存在で、前記アルコールを反応させる、請求項
1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 酸化ジルコニウム、酸化バリウム及び/
又は酸化亜鉛のような共触媒1種以上の存在で、前記ア
ルコールを反応させる、請求項1から3のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項5】 式中のR1及びR2が、それぞれ同一又
は異なるもので、それぞれ炭素原子数3〜17を有する
脂肪族、飽和及び非分枝の、非環式アルキル基を表し、
前記アルコールは全体として炭素原子数12〜36を有
する、一般式Iで定義されているアルコールを反応させ
る、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 アンモニアとの反応を液相で実施する、
請求項1から5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 反応を、100〜350℃、有利に23
0〜270℃の範囲の温度で実施する、請求項1から6
のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 反応を触媒/触媒混合物の存在で、かつ
場合により共触媒の存在で実施し、前記触媒は反応の前
又は反応の間に水素で活性化されている、請求項1から
7のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 反応を、水素が1.05〜40バールの
過圧を有する還元性水素雰囲気中で実施する、請求項1
から8のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19516490.9 | 1995-05-09 | ||
DE19516940A DE19516940A1 (de) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | Herstellung von primären Guerbetaminen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH093011A true JPH093011A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=7761428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8113700A Pending JPH093011A (ja) | 1995-05-09 | 1996-05-08 | 1級アミンの製法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5808158A (ja) |
EP (1) | EP0742199B1 (ja) |
JP (1) | JPH093011A (ja) |
DE (2) | DE19516940A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4956582A (en) * | 1988-04-19 | 1990-09-11 | The Boeing Company | Low temperature plasma generator with minimal RF emissions |
JP2007176890A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kao Corp | 含窒素化合物の製造方法 |
JP2007176889A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kao Corp | 含窒素化合物の製造方法 |
JP2014500233A (ja) * | 2010-09-20 | 2014-01-09 | メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション | オリゴヌクレオチドの送達のための新規な低分子量カチオン性脂質 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5917092A (en) * | 1998-03-27 | 1999-06-29 | Air Products And Chemicals, Inc. | Metal exchanged zeolite catalysts for alcohol amination |
EP2343131B1 (en) * | 2010-01-08 | 2016-03-30 | Université de Lorraine | Flotation process for recovering feldspar from a feldspar ore |
CN102711456B (zh) | 2010-01-18 | 2015-05-13 | 巴斯夫欧洲公司 | 包含农药和2-丙基庚胺的烷氧基化物的组合物 |
WO2011101303A2 (de) | 2010-02-16 | 2011-08-25 | Basf Se | Zusammensetzung umfassend ein pestizid und ein alkoxylat von iso-heptadecylamin |
WO2011113786A2 (de) | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Basf Se | Zusammensetzung umfassend ein pestizid und ein alkoxylat von verzweigtem nonylamin |
CA2801643A1 (en) | 2010-06-28 | 2012-01-05 | Basf Se | Alkoxylates and the use thereof |
US8492326B2 (en) | 2010-06-28 | 2013-07-23 | Basf Se | Alkoxylates and use thereof |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US3390184A (en) * | 1965-06-01 | 1968-06-25 | Jefferson Chem Co Inc | Production of primary amines by ammonolysis |
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