JPH09301098A - ドア用グロメット - Google Patents

ドア用グロメット

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JPH09301098A
JPH09301098A JP8116366A JP11636696A JPH09301098A JP H09301098 A JPH09301098 A JP H09301098A JP 8116366 A JP8116366 A JP 8116366A JP 11636696 A JP11636696 A JP 11636696A JP H09301098 A JPH09301098 A JP H09301098A
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JP
Japan
Prior art keywords
door
tubular portion
electric wire
grommet
bending
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Pending
Application number
JP8116366A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Minoura
孝芳 箕浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア開閉時で筒部の折れ曲がりを回避して内
部に収容される電線の断線を未然に防ぐ。 【解決手段】 自動車などのドア側パネル15および車
体側パネル17にそれぞれ設けた電線引出口15aおよ
び17aに両端の固定部31および33が固定され、こ
の各固定部31,33相互が筒部35にて連結されて内
部に電線挿入孔37を有する可撓性材料からなるドア用
グロメットにおいて、筒部35の肉厚を、両端の固定部
31,33付近で厚く、中央部付近で薄くすることで、
筒部35の剛性を両端で高く、中央部付近で低くする。
これにより、ドアの開閉時において筒部35の両端付近
での折れ曲がりが回避され、筒部35全体として緩やか
で均一な曲がりが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などのド
ア部分と車体部分との間にわたって配索される電線の保
護に用いられるドア用グロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、図5に示すように、自動車の
ドア1における窓ガラス3は、電動機構により上下に開
閉操作される、いわゆるパワーウインドウを採用する車
種が増えており、そのためのモータ5やスイッチ7に対
する電線(ワイヤハーネス)9が車体11との間に設け
られ、ドア1、車体11およびこれら両者間に配線され
るワイヤハーネス9を、防水ならびに防塵するための弾
性変形可能な可撓性材料からなるグロメット13が設け
られる。
【0003】グロメット13は、図6および図7に示す
ように、ドア側パネル15および車体側パネル17の各
電線引出口15aおよび17aにそれぞれ固定される固
定部19および21と、これら両固定部19,21相互
を連結する筒部23とから構成され、内部に電線25が
挿入される電線挿入孔27が形成されている。固定部1
9,21は、筒部23より大径であって外周部に環状の
嵌合溝19a,21aがそれぞれ形成され、この嵌合溝
19a,21aに、ドア側パネル15の電線引出口15
aおよび車体側パネル17の電線引出口17aがそれぞ
れ嵌め込まれる。
【0004】図6は、ドア1が開放された状態であり、
このときドア側パネル15と車体側パネル17とは相互
にほぼ平行状態となって筒部23は直線状態を保持して
いる。これに対し図7は、ドア1が閉じられた状態であ
り、このときドア側パネル15と車体側パネル17と
は、相互にほぼ90度の角度をなして筒部23は屈曲状
態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、グロメット1
3の筒部23は、全長にわたり均一な肉厚であることか
ら、ドア1を閉じる際に、筒部23に曲げの力が加わる
と、図7に示すように、例えば車体側パネル17付近で
折れ曲がってしまい、これに伴いグロメット13内の電
線25も折れ曲がってしまう。このような折れ曲がりの
繰り返しにより、グロメット内の電線25が断線する恐
れがある。
【0006】なお、グロメット13の筒部23が曲げら
れる場合、車体、ドア、ヒンジおよびグロメットの位置
にもよるが、一般的に筒部23における固定部19,2
1との接続部に最も大きな曲げモーメントが発生する。
【0007】そこで、この発明は、ドア開閉時での筒部
の折れ曲がりを回避して内部に収容された電線の断線を
未然に防ぐことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、自動車などのドア側パネルおよび車体
側パネルにそれぞれ設けた電線引出口に両端の固定部が
固定され、この各固定部相互が筒部にて連結されて内部
に電線挿入孔を有する可撓性材料からなるドア用グロメ
ットにおいて、前記筒部の剛性を、両端付近で高く、中
央部付近で低くなるよう構成したものである。
【0009】上記構成によれば、ドア開閉時に大きな曲
げモーメントを受ける筒部両端の剛性が高いので、この
部位での折れ曲がりが回避され、筒部全体として緩やか
で均一な曲がりとなる。
【0010】また、筒部の肉厚を、両端付近で厚く、中
央部付近で薄くすることで、筒部の剛性が両端付近で高
く、中央部付近で低くなり、これによりドア開閉時にお
いて筒部の両端付近での折れ曲がりが回避され、筒部全
体として緩やかで均一な曲がりとなる。
【0011】さらに、筒部の肉厚を、厚く形成した両端
から中央部に向けて徐々に薄くなるよう変化させること
で、筒部の剛性も両端から中央部に向けて徐々に変化し
たものとなり、ドア開閉時での筒部の曲がりはより均一
化する。
【0012】さらに、筒部に蛇腹を設け、この蛇腹の山
の高さを、両端付近で低く中央部付近で高くしても、筒
部の剛性が、両端付近で高く、中央部付近で低くなって
ドア開閉時での筒部の曲がりを緩やかで均一なものとす
ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0014】図1は、この発明の実施の一形態を示すド
ア用グロメット29が、前記図6におけるグロメット1
3と同様な状態でドア側パネル15と車体側パネル17
との間に取付けられている状態を示している。
【0015】上記ドア用グロメット29は、前述した従
来のグロメット13と同様に、可撓性材料からなり、ド
ア側パネル15の電線引出口15aおよび車体側パネル
17の電線引出口17aに、各嵌合溝31a,33aが
それぞれ嵌込まれて固定される固定部31および33
と、これら両固定部31,33相互間の筒部35とから
構成され、内部に電線25が挿入される電線挿入孔37
が形成されている。
【0016】そして、ここでは筒部35の肉厚を、両端
付近で最も厚く、中央部で最も薄くし、かつ厚く形成し
た両端から中央部に向けて徐々に薄くなるよう変化する
構成としてある。これにより、筒部35の剛性は、両端
付近で高く、中央部付近で低いものとなる。
【0017】図1は、ドア1が開放された状態であっ
て、この状態からドア1を閉じると、図2に示すよう
に、筒部35が屈曲し、このとき筒部35の端部(ここ
では車体側パネル17側の端部とする)に最も大きな曲
げモーメントが作用するが、この端部は肉厚が厚く剛性
が高くなっているので、折れ曲がることはなく、筒部3
5は全体として緩やかで均一な曲がりとなる。しかも、
筒部35の肉厚は徐々に変化して剛性もこれに伴い徐々
に変化しているので、筒部35全体の曲がりは、極めて
緩やかで均一なものとなる。この結果、グロメット29
内に挿入されている電線25も折れ曲がることなく緩や
かな曲がりとなり、ドア1の繰り返しの開閉動作があっ
ても、電線25の断線は回避される。
【0018】図3は、この発明の実施の他の形態に係わ
るグロメット39を示している。このグロメット39
は、筒部41を、肉厚の厚い両端付近の厚肉部41aと
肉厚の薄い中央部付近の薄肉部41bとからなる構成と
し、これにより、筒部41の剛性を、両端付近で高く、
中央部付近で低くなるようにしてある。
【0019】上記図3のグロメット39においても、ド
ア1の開閉時に最も大きな曲げモーメントが作用する筒
部41の両端付近の剛性が高いので、筒部41の端部付
近での折れ曲がりが回避され、電線挿入孔37内に挿入
される電線の断線を未然に防ぐことができる。
【0020】図4は、この発明の実施のさらに他の形態
に係わるグロメット43を示している。このグロメット
43は、筒部45に蛇腹47を設け、この蛇腹47の山
の高さhを、両端付近で低く、中央部付近で高くしてあ
る。これにより、筒部45の両端付近の剛性が高くなっ
てドア1の開閉時での筒部45の折れ曲がりは回避さ
れ、電線挿入孔49内に挿入される電線の断線を未然に
防ぐことができる。
【0021】なお、上記図4の蛇腹47における山と山
との間隔、すなわちピッチを、高さhの高い中央部で大
きく、高さhの低い両端で小さくするなど、蛇腹47の
形状を変化させて、筒部45の両端と中央部との剛性差
を調整することで、筒部45全体の曲がりをより緩やか
で均一にすることが可能となる。このような剛性差の調
整は、前記図1および図3の形態においても、筒部3
5,41の肉厚を調整することで可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、ドア開閉時に大きな曲げモーメントを受ける筒部
両端の剛性が高くなるようにしたので、この部位での折
れ曲がりが回避され、筒部全体として緩やかで均一な曲
がりが得られて、電線の断線を未然に防ぐことができ
る。
【0023】また、筒部の肉厚を、両端付近で厚く中央
部付近で薄く構成したので、筒部の剛性が両端付近で高
く、中央部付近で低くなり、これによりドア開閉時にお
いて筒部の両端付近での折れ曲がりが回避され、筒部全
体として緩やかで均一な曲がりが得られて、電線の断線
を未然に防ぐことができる。
【0024】さらに、筒部の肉厚を、厚く形成した両端
から中央部に向けて徐々に薄くなるよう変化させる構成
としたので、ドア開閉時での筒部の曲がりを、より緩や
かで均一化させることができる。
【0025】さらに、筒部に蛇腹を設け、この蛇腹の山
の高さを、両端付近で低く中央部付近で高くする構成と
したので、ドア開閉時での筒部の曲がりを緩やかで均一
なものとすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すドア用グロメッ
トの取付状態での断面図である。
【図2】図1のグロメットがドア閉塞時にて屈曲した状
態を示す作用説明図である。
【図3】この発明の実施の他の形態を示すドア用グロメ
ットの取付状態での断面図である。
【図4】この発明の実施のさらに他の形態を示すドア用
グロメットの取付状態での断面図である。
【図5】ドア用グロメットの自動車への取付状態を示す
説明図である。
【図6】従来例を示すドア用グロメットの取付状態での
断面図である。
【図7】図6のグロメットがドア閉塞時にて屈曲した状
態を示す作用説明図である。
【符号の説明】
15 ドア側パネル 17 車体側パネル 15a, 17a 電線引出口 29,39,43 グロメット 31,33 固定部 35,41,45 筒部 37,49 電線挿入孔 47 蛇腹

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車などのドア側パネルおよび車体側
    パネルにそれぞれ設けた電線引出口に両端の固定部が固
    定され、この各固定部相互が筒部にて連結されて内部に
    電線挿入孔を有する可撓性材料からなるドア用グロメッ
    トにおいて、前記筒部の剛性を、両端付近で高く、中央
    部付近で低くなるよう構成したことを特徴とするドア用
    グロメット。
  2. 【請求項2】 筒部の肉厚を、両端付近で厚く、中央部
    付近で薄くしたことを特徴とする請求項1記載のドア用
    グロメット。
  3. 【請求項3】 筒部の肉厚は、厚く形成した両端から中
    央部に向けて徐々に薄くなるよう変化していることを特
    徴とする請求項2記載のドア用グロメット。
  4. 【請求項4】 筒部に蛇腹を設け、この蛇腹の山の高さ
    を、両端付近で低く中央部付近で高くしたことを特徴と
    する請求項1記載のドア用グロメット。
JP8116366A 1996-05-10 1996-05-10 ドア用グロメット Pending JPH09301098A (ja)

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