JPH09300643A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH09300643A JPH09300643A JP14484096A JP14484096A JPH09300643A JP H09300643 A JPH09300643 A JP H09300643A JP 14484096 A JP14484096 A JP 14484096A JP 14484096 A JP14484096 A JP 14484096A JP H09300643 A JPH09300643 A JP H09300643A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- cap
- capping
- carriage
- ink head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】画像形成の待機時にはキャッピング位置でイン
クヘッドのインク吐出面をキャッピングする、インクヘ
ッドによって画像形成を行うインクジェット記録装置に
おいて、キャップをインク吸収体でクリーニングしてキ
ャッピング時のインクヘッドのインク吐出面を良好に保
つ。 【解決手段】インクヘッドがキャップ位置にないとき
に、キャップにインク吸収体を当接させてキャップをク
リーニングするとともに、インクヘッドがキャップから
去ったときにはこれに連動してインク吸収体がキャップ
位置に到来する手段を設ける。
クヘッドのインク吐出面をキャッピングする、インクヘ
ッドによって画像形成を行うインクジェット記録装置に
おいて、キャップをインク吸収体でクリーニングしてキ
ャッピング時のインクヘッドのインク吐出面を良好に保
つ。 【解決手段】インクヘッドがキャップ位置にないとき
に、キャップにインク吸収体を当接させてキャップをク
リーニングするとともに、インクヘッドがキャップから
去ったときにはこれに連動してインク吸収体がキャップ
位置に到来する手段を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクヘッドか
らこれに対向配置された紙などの記録材に画像信号に応
じてインクを吐出して画像形成を行うインクジェット記
録装置、就中そのインク吐出面のクリーニング装置に関
するものである。
らこれに対向配置された紙などの記録材に画像信号に応
じてインクを吐出して画像形成を行うインクジェット記
録装置、就中そのインク吐出面のクリーニング装置に関
するものである。
【０００２】上記のような周知のインクジェット記録装
置においては、インクヘッドのインク吐出面に開口した
微細なノズルからインクを吐出するため、休止時にノズ
ル開口部を露出状態に放置しておくことは、以後の画像
形成に支障が生ずることが必然であるので、非画像形成
時には、インク吐出面のノズル開口面を保護する手段が
必要となる。
置においては、インクヘッドのインク吐出面に開口した
微細なノズルからインクを吐出するため、休止時にノズ
ル開口部を露出状態に放置しておくことは、以後の画像
形成に支障が生ずることが必然であるので、非画像形成
時には、インク吐出面のノズル開口面を保護する手段が
必要となる。
【０００３】このための手段として、従来から、画像形
成動作終了後、非画像形成領域位置に到来したインクヘ
ッドのインク吐出面をワイパブレードで摺擦クリーニン
グする、休止中のインク吐出面をキャップに当接させて
外界から遮断するとともに、この位置でノズルからイン
ク、気泡を吸引する動作を行う等の手段で、ノズルを常
時、次の画像形成可能な状態に維持するように構成して
ある。
成動作終了後、非画像形成領域位置に到来したインクヘ
ッドのインク吐出面をワイパブレードで摺擦クリーニン
グする、休止中のインク吐出面をキャップに当接させて
外界から遮断するとともに、この位置でノズルからイン
ク、気泡を吸引する動作を行う等の手段で、ノズルを常
時、次の画像形成可能な状態に維持するように構成して
ある。
【０００４】「図７」はこの様なインクジェット記録装
置のインクヘッド１の、インク吐出面１ａに対する保護
手段たるキャッピング装置を示す要部の側断面図であっ
て、図示の待機位置においてはインクヘッド１のインク
吐出面１ａが装置本体側に設けたキャップ１４の上面に
当接してインク吐出面のノズル開口部を閉成している。
置のインクヘッド１の、インク吐出面１ａに対する保護
手段たるキャッピング装置を示す要部の側断面図であっ
て、図示の待機位置においてはインクヘッド１のインク
吐出面１ａが装置本体側に設けたキャップ１４の上面に
当接してインク吐出面のノズル開口部を閉成している。
【０００５】さらに、前記キャップ１４はパイプ１２ａ
を介して、ピストン１２ｂを内装するポンプ１２に接続
されている。従って、不図示の駆動源によって前記ピス
トン１２ｂを移動させて前記キャップ１４に吸引作用を
及ぼすことによって、該キャップ１４に当接するインク
吐出面のノズル開口部からインクを吸引して、ノズル内
の気泡、増粘インク等の異物を吸引除去するものとす
る。
を介して、ピストン１２ｂを内装するポンプ１２に接続
されている。従って、不図示の駆動源によって前記ピス
トン１２ｂを移動させて前記キャップ１４に吸引作用を
及ぼすことによって、該キャップ１４に当接するインク
吐出面のノズル開口部からインクを吸引して、ノズル内
の気泡、増粘インク等の異物を吸引除去するものとす
る。
【０００６】インク吸引後、インクヘッド１をワイパブ
レード１３の位置に移動してインク吐出面１ａを摺擦ク
リーニングして、インク吐出面のワイピングを行ってイ
ンク吐出面１ａに付着しているインク滴１ｂ（「図
８」）を除去する。
レード１３の位置に移動してインク吐出面１ａを摺擦ク
リーニングして、インク吐出面のワイピングを行ってイ
ンク吐出面１ａに付着しているインク滴１ｂ（「図
８」）を除去する。
【０００７】ところが上記の様な手段では、前述のイン
ク吸引動作終了後には吸引時によって移動するインクの
一部がキャップ１４の上面１４ａにインク滴１４ｃとし
て付着している（「図９」、「図１０」）。このため、
キャップ上面１４ａのインク滴１４ｃを放置しておく
と、固化してキャッピングした際にノズル開口部を密閉
できなくなるような事態の発生を免れなかった。このた
めキャップによるキャッピング効果を長期にわたって維
持することが困難になるという問題があった。
ク吸引動作終了後には吸引時によって移動するインクの
一部がキャップ１４の上面１４ａにインク滴１４ｃとし
て付着している（「図９」、「図１０」）。このため、
キャップ上面１４ａのインク滴１４ｃを放置しておく
と、固化してキャッピングした際にノズル開口部を密閉
できなくなるような事態の発生を免れなかった。このた
めキャップによるキャッピング効果を長期にわたって維
持することが困難になるという問題があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な事態
に対処すべくなされたものであって、待機時にキャリッ
ジに搭載したインクヘッドのインク吐出面を覆うキャッ
プを具備するインクジェット記録装置において、キャッ
プ面に付着するインク滴の固化を阻止し、メンテナンス
フリーで長期にわたって初期のインク吐出面へのクリー
ニング機能を維持して良質の画像を得るのに資するイン
クジェット記録装置を提供することを目的とするもので
ある。
に対処すべくなされたものであって、待機時にキャリッ
ジに搭載したインクヘッドのインク吐出面を覆うキャッ
プを具備するインクジェット記録装置において、キャッ
プ面に付着するインク滴の固化を阻止し、メンテナンス
フリーで長期にわたって初期のインク吐出面へのクリー
ニング機能を維持して良質の画像を得るのに資するイン
クジェット記録装置を提供することを目的とするもので
ある。
【０００９】
【課題を解決する技術手段、その作用】上記の目的を達
成するため、本発明は、インクヘッドのインク吐出面か
ら記録材に画像信号に応じてインクを吐出して画像形成
を行い、非画像形成領域に前記インク吐出面をカバーす
るキャップを具備するキャッピング装置をそなえたイン
クジェット記録装置において、前記インクヘッドがキャ
ッピング位置に移動するときに、この移動に伴ってキャ
ップから離隔し、インクヘッドがキャッピング解除方向
に移動したときにこれに連動してキャップに当接するイ
ンク吸収手段を備えてなることを特徴とするインクジェ
ット記録装置（１）、または、上記（１）のものにおい
て、インク吸収手段が、インクヘッドを搭載して走行す
るキャリッジの走行方向に摺動自在で且つ該キャリッジ
方向に弾性的に偏倚されていることを特徴とするインク
ジェット記録装置（２）、または、上記（１）のものに
おいて、インク吸収手段が、キャップから離隔する方向
に回動可能に弾性的に偏倚されており、キャップの下降
にともなってキャップに当接する方向に回動してこれに
当接し、キャップの上昇にともなってキャップから離隔
する方向に回動してキャップから離隔することを特徴と
するインクジェット記録装置である。
成するため、本発明は、インクヘッドのインク吐出面か
ら記録材に画像信号に応じてインクを吐出して画像形成
を行い、非画像形成領域に前記インク吐出面をカバーす
るキャップを具備するキャッピング装置をそなえたイン
クジェット記録装置において、前記インクヘッドがキャ
ッピング位置に移動するときに、この移動に伴ってキャ
ップから離隔し、インクヘッドがキャッピング解除方向
に移動したときにこれに連動してキャップに当接するイ
ンク吸収手段を備えてなることを特徴とするインクジェ
ット記録装置（１）、または、上記（１）のものにおい
て、インク吸収手段が、インクヘッドを搭載して走行す
るキャリッジの走行方向に摺動自在で且つ該キャリッジ
方向に弾性的に偏倚されていることを特徴とするインク
ジェット記録装置（２）、または、上記（１）のものに
おいて、インク吸収手段が、キャップから離隔する方向
に回動可能に弾性的に偏倚されており、キャップの下降
にともなってキャップに当接する方向に回動してこれに
当接し、キャップの上昇にともなってキャップから離隔
する方向に回動してキャップから離隔することを特徴と
するインクジェット記録装置である。
【００１２】このように構成することによって、インク
吐出面をクリーニングするためのキャップに付着するイ
ンク滴の固化を有効に阻止して、メンテナンスフリーで
長期にわたって良質の画像形成に資する。
吐出面をクリーニングするためのキャップに付着するイ
ンク滴の固化を有効に阻止して、メンテナンスフリーで
長期にわたって良質の画像形成に資する。
【００１３】
【実施例の説明】「図１」は本発明を適用したインクジ
ェット記録装置要部の概略斜視図である。装置本体２０
に設けたプラテン２に載置された紙などの記録材９が、
プラテン２下方に配置されており、モータ８によって駆
動される駆動ローラ５とこれに接離するように配置され
たピンチローラ６に挟持されて図示矢印方向に間欠的に
搬送されるものとする。
ェット記録装置要部の概略斜視図である。装置本体２０
に設けたプラテン２に載置された紙などの記録材９が、
プラテン２下方に配置されており、モータ８によって駆
動される駆動ローラ５とこれに接離するように配置され
たピンチローラ６に挟持されて図示矢印方向に間欠的に
搬送されるものとする。
【００１４】プラテン２上方には記録材搬送方向と直交
する方向にガイド軸３が配設してあり、これに平行に無
端ベルト４が展張配置してある。該無端ベルト４はモー
タ７によって駆動されるもので、キャリッジ１１を支持
している。該キャリッジ１１にはインクヘッド１が搭載
してあり、このインクヘッド１の記録材９に対向する側
には多数のノズルが開口していて、インク吐出面を形成
している。
する方向にガイド軸３が配設してあり、これに平行に無
端ベルト４が展張配置してある。該無端ベルト４はモー
タ７によって駆動されるもので、キャリッジ１１を支持
している。該キャリッジ１１にはインクヘッド１が搭載
してあり、このインクヘッド１の記録材９に対向する側
には多数のノズルが開口していて、インク吐出面を形成
している。
【００１５】このような構成によって、不図示の制御部
からインクヘッドに付与される画像信号に応じてインク
ヘッドから記録材にインクを吐出しながら無端ベルト４
によって図示左右方向に移動して画像形成を行う。１行
分の画像形成が終了すると、記録材９が所定量矢印方向
に搬送された後、上記と同様の仕方で、順次、次の行の
画像形成が行われる。
からインクヘッドに付与される画像信号に応じてインク
ヘッドから記録材にインクを吐出しながら無端ベルト４
によって図示左右方向に移動して画像形成を行う。１行
分の画像形成が終了すると、記録材９が所定量矢印方向
に搬送された後、上記と同様の仕方で、順次、次の行の
画像形成が行われる。
【００１６】この様な構成のインクジェット記録装置で
は、前述のように、インク吐出面に開口するノズルから
常時円滑にインクを吐出できるように、待機時その他適
時の非画像形成時に、画像領域外にあるインクヘッドの
インク吐出面を閉塞してインクの乾燥の阻止、塵埃、増
粘インクの除去などを行う必要がある。このために図示
の装置では、図示右方の画像領域外適所にキャッピング
装置１０が配設してある。
は、前述のように、インク吐出面に開口するノズルから
常時円滑にインクを吐出できるように、待機時その他適
時の非画像形成時に、画像領域外にあるインクヘッドの
インク吐出面を閉塞してインクの乾燥の阻止、塵埃、増
粘インクの除去などを行う必要がある。このために図示
の装置では、図示右方の画像領域外適所にキャッピング
装置１０が配設してある。
【００１７】「図２」はこのキャッピング装置１０の断
面図を示し、図はキャッピング装置１０の近接位置にキ
ャリッジ１１が位置しているところを示している。キャ
ッピング装置１０には前記「図７」に示したものと基本
的に同様の構成を具備するキャップ１４、バイプ１２ａ
を介してこれに連通するポンプ１２が配設してある。該
ポンプ１２は、これに内装したピストンを駆動する棒体
１２ｂを備えている。パイプ１２ａは、伸縮自在に配置
してあり、不図示の昇降装置によって前記キャップ１４
を上下方向に昇降することができる。
面図を示し、図はキャッピング装置１０の近接位置にキ
ャリッジ１１が位置しているところを示している。キャ
ッピング装置１０には前記「図７」に示したものと基本
的に同様の構成を具備するキャップ１４、バイプ１２ａ
を介してこれに連通するポンプ１２が配設してある。該
ポンプ１２は、これに内装したピストンを駆動する棒体
１２ｂを備えている。パイプ１２ａは、伸縮自在に配置
してあり、不図示の昇降装置によって前記キャップ１４
を上下方向に昇降することができる。
【００１８】前記ポンプ１２の上方にはキャップカバー
１５が配設してあり、これの、キャップ１４に対向する
側には多孔質のインク吸収体１５ａが配設してある。ま
た該キャップカバー１５は、装置本体に形成したガイド
１７に沿って摺動自在となっており、且つ、該カバー１
５に設けた突起１５ｂと本体側適所に設けた突起１７ａ
との間に配設したばね１６によって図示左方に偏倚され
ていて、常時本体側のプラテン２の右方端部に当接して
いる。
１５が配設してあり、これの、キャップ１４に対向する
側には多孔質のインク吸収体１５ａが配設してある。ま
た該キャップカバー１５は、装置本体に形成したガイド
１７に沿って摺動自在となっており、且つ、該カバー１
５に設けた突起１５ｂと本体側適所に設けた突起１７ａ
との間に配設したばね１６によって図示左方に偏倚され
ていて、常時本体側のプラテン２の右方端部に当接して
いる。
【００１９】「図３」は印字待機時で、キャリッジ１１
及びこれに搭載されたインクヘッド１がキャッピング位
置にあるところを示す。この位置にキャリッジ１１が到
来するときには、キャリッジ１１の図示右側面１１ａが
前記キャップカバー１５の左側突き当て面１５ｃに当接
してこれをばね１６の作用に抗して右方に移動させ、イ
ンクヘッドのインク吐出面１ａがキャップ面１４ａに対
向する位置をとってキャッピングを行ってインク吐出面
１ａのクリーニングを行うことになる。
及びこれに搭載されたインクヘッド１がキャッピング位
置にあるところを示す。この位置にキャリッジ１１が到
来するときには、キャリッジ１１の図示右側面１１ａが
前記キャップカバー１５の左側突き当て面１５ｃに当接
してこれをばね１６の作用に抗して右方に移動させ、イ
ンクヘッドのインク吐出面１ａがキャップ面１４ａに対
向する位置をとってキャッピングを行ってインク吐出面
１ａのクリーニングを行うことになる。
【００２０】画像形成を行うときには、キャップ１４
を、「図４」に示すように、下降させてキャップ１４と
インクヘッドのインク吐出面１ａとを離隔させる。次に
キャリッジ１１をブレード１３方向に移動を開始させ
る。これに従ってキャリッジ１１に当接しているキャッ
プカバー１５はばね１６の作用でキャリッジに当接した
状態で図示左方に移動する。
を、「図４」に示すように、下降させてキャップ１４と
インクヘッドのインク吐出面１ａとを離隔させる。次に
キャリッジ１１をブレード１３方向に移動を開始させ
る。これに従ってキャリッジ１１に当接しているキャッ
プカバー１５はばね１６の作用でキャリッジに当接した
状態で図示左方に移動する。
【００２１】キャリッジ１１、インクヘッド１がさらに
移動して画像形成部位に至ると、このときキャップカバ
ー１５は「図２」に示すような位置をとってこの位置に
維持される。
移動して画像形成部位に至ると、このときキャップカバ
ー１５は「図２」に示すような位置をとってこの位置に
維持される。
【００２２】その後、キャッブ１４が上方位置に到来
し、そのキャップ面１４ａがキャップカバー１５の吸収
体１５ａに密着する。これによってキャップ面１４ａに
付着しているインク滴を清掃する。
し、そのキャップ面１４ａがキャップカバー１５の吸収
体１５ａに密着する。これによってキャップ面１４ａに
付着しているインク滴を清掃する。
【００２３】画像形成が終了してキャリッジ１１及びイ
ンクヘッド１が非画像領域たるキャッピング位置に移動
してくると、キャリッジの側面１１ａが本体側の端面１
７ｃに到来するまでに、キャップ１４はその下降位置に
達して待機状態になる。
ンクヘッド１が非画像領域たるキャッピング位置に移動
してくると、キャリッジの側面１１ａが本体側の端面１
７ｃに到来するまでに、キャップ１４はその下降位置に
達して待機状態になる。
【００２４】次いでキャリッジ１１の端面１１ａがキャ
ップカバー１５の端面１５ｃに当接して該カバー１５を
押圧して図示右方に移動する。インクヘッド１のインク
吐出面１ａがキャップ位置に達すると、キャップ１４は
上昇してインク吐出面１ａに合致してキャッピング状態
になる。この状態で適時ポンプ１２を作動させてインク
の吸引を行うことができる。
ップカバー１５の端面１５ｃに当接して該カバー１５を
押圧して図示右方に移動する。インクヘッド１のインク
吐出面１ａがキャップ位置に達すると、キャップ１４は
上昇してインク吐出面１ａに合致してキャッピング状態
になる。この状態で適時ポンプ１２を作動させてインク
の吸引を行うことができる。
【００２５】その後、キャップ１４は下降し、キャリッ
ジ１１はブレード１３の位置する摺擦位置へ移動し、ブ
レード１３によってワイピングを行った後、キャリッジ
右端面１１ａが本体端面１７ｃを越えた位置で一旦停止
する。
ジ１１はブレード１３の位置する摺擦位置へ移動し、ブ
レード１３によってワイピングを行った後、キャリッジ
右端面１１ａが本体端面１７ｃを越えた位置で一旦停止
する。
【００２６】このときの状態では、ばね１６によって、
キャリッジ１１に当接してこれに従動しているキャップ
カバー１５が、「図２」に示すように、キャップ１４に
当接する位置に到来しているから、このときキャップ１
４は上昇し、キャップ上面１４ａに付着しているインク
滴はインク吸収体１５ａによって除去される。その後、
キャップ１４は下降位置に移動する。
キャリッジ１１に当接してこれに従動しているキャップ
カバー１５が、「図２」に示すように、キャップ１４に
当接する位置に到来しているから、このときキャップ１
４は上昇し、キャップ上面１４ａに付着しているインク
滴はインク吸収体１５ａによって除去される。その後、
キャップ１４は下降位置に移動する。
【００２７】さらにその後キャリッジ１１がキャッピン
グ位置に戻り、これに従って下降位置にあったキャップ
１４は上昇してインク吐出面に当接してキャッピングを
実行する。
グ位置に戻り、これに従って下降位置にあったキャップ
１４は上昇してインク吐出面に当接してキャッピングを
実行する。
【００２８】以上説明した実施例装置では、インク吸収
体を備えたキャップカバー１５をキャリッジに連動して
これと同方向に移動するようにしたが、該キャップカバ
ー１５をキャップの昇降の動作に連動してキャッピング
位置からインク吸収体によるキャップクリーニング位置
へ移動するように構成することも可能である。
体を備えたキャップカバー１５をキャリッジに連動して
これと同方向に移動するようにしたが、該キャップカバ
ー１５をキャップの昇降の動作に連動してキャッピング
位置からインク吸収体によるキャップクリーニング位置
へ移動するように構成することも可能である。
【００２９】「図５」、「図６」はこの様な実施例装置
を示す側断面図である。この装置におけるキャリッジ、
インクヘッド、キャップ、ポンプ等キャッピング装置の
基本的な構成は前述の実施例装置と同様で、対応する部
分には同一の符号を付して示してあり、それらについて
の説明は必要ない限り省略する。
を示す側断面図である。この装置におけるキャリッジ、
インクヘッド、キャップ、ポンプ等キャッピング装置の
基本的な構成は前述の実施例装置と同様で、対応する部
分には同一の符号を付して示してあり、それらについて
の説明は必要ない限り省略する。
【００３０】この装置においては、キャップ１４とポン
プ１２とを連結するパイプ１２ａには長孔１２ｄが形成
してあり、これにインク吸収体１５ａをそなえたキャッ
プカバー１５に設けたピン１５ｅが回動摺動自在に嵌入
している。
プ１２とを連結するパイプ１２ａには長孔１２ｄが形成
してあり、これにインク吸収体１５ａをそなえたキャッ
プカバー１５に設けたピン１５ｅが回動摺動自在に嵌入
している。
【００３１】また前記キャップカバー１５に設けた突起
１５ｆと、本体側に設けたキャップカバーガイド１８に
設けた突起１８ｂの間にはばね１９が懸架してあって、
キャップカバー１５に時計方向の回動傾向を付与してい
る。
１５ｆと、本体側に設けたキャップカバーガイド１８に
設けた突起１８ｂの間にはばね１９が懸架してあって、
キャップカバー１５に時計方向の回動傾向を付与してい
る。
【００３２】「図５」に示すキャップ不作動位置ではキ
ャップ１４は不図示の昇降装置によりインクヘッドより
離れた最低位置にあり、また、キャップカバー１５の背
面が前記キャップカバーガイド１８の斜面１８ａに当接
し、前記ばね１９の作用に抗してインク吸収体１５ａを
キャップ１４に当接してインク吸収位置に保持してい
る。
ャップ１４は不図示の昇降装置によりインクヘッドより
離れた最低位置にあり、また、キャップカバー１５の背
面が前記キャップカバーガイド１８の斜面１８ａに当接
し、前記ばね１９の作用に抗してインク吸収体１５ａを
キャップ１４に当接してインク吸収位置に保持してい
る。
【００３３】キャッピングを実行するためにキャリッジ
１１がキャッピング位置に接近すると、不図示の昇降装
置によってパイプ１２ａが（キャップ１４とともに）上
昇すると、キャップカバー１５も上昇し、ついでばね１
９の作用でキャップカバーガイド１８ａに案内されなが
ら時計方向に回動して「図６」に示す位置をとってキャ
ップクリーニングが解除されるとともに、キャップ１４
がインクヘッドのインク吐出面１ａに当接してキャッピ
ング状態に入る。
１１がキャッピング位置に接近すると、不図示の昇降装
置によってパイプ１２ａが（キャップ１４とともに）上
昇すると、キャップカバー１５も上昇し、ついでばね１
９の作用でキャップカバーガイド１８ａに案内されなが
ら時計方向に回動して「図６」に示す位置をとってキャ
ップクリーニングが解除されるとともに、キャップ１４
がインクヘッドのインク吐出面１ａに当接してキャッピ
ング状態に入る。
【００３４】その他キャリッジ及びインクヘッドと、ブ
レード１３、キャップ１４との相互作動は前記実施例装
置の場合と同様である。
レード１３、キャップ１４との相互作動は前記実施例装
置の場合と同様である。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクヘッドから記録材に信号に応じてインクを吐出し
て画像形成を行うインクジェット記録装置であって、非
画像形成時にインクヘッドを非画像領域においてキャッ
ピングするものにおいて、キャッピング位置においてキ
ャップに付着するインク滴を別設のインク吸収手段によ
って除去するようにしたから、キャップの清掃効果があ
がり、長期にわたってインクヘッドのインク吐出面を清
潔に維持でき、良質の画像を得るのに顕著な効果があ
る。また、キャップからインクを除去するインク吸収手
段のキャップへの接離がキャリッジの移動に連動してい
るので、インク吸収手段を動作させる駆動装置が不要
で、キャップをクリーニングするための時間を別に必要
とすることがないので作業性の維持にも有効である。
インクヘッドから記録材に信号に応じてインクを吐出し
て画像形成を行うインクジェット記録装置であって、非
画像形成時にインクヘッドを非画像領域においてキャッ
ピングするものにおいて、キャッピング位置においてキ
ャップに付着するインク滴を別設のインク吸収手段によ
って除去するようにしたから、キャップの清掃効果があ
がり、長期にわたってインクヘッドのインク吐出面を清
潔に維持でき、良質の画像を得るのに顕著な効果があ
る。また、キャップからインクを除去するインク吸収手
段のキャップへの接離がキャリッジの移動に連動してい
るので、インク吸収手段を動作させる駆動装置が不要
で、キャップをクリーニングするための時間を別に必要
とすることがないので作業性の維持にも有効である。
【図１】 本発明を適用した画像形成装置の要部の概略
斜視図
斜視図
【図２】 同上キャッピング装置部の、インク滴吸収時
の状態を示す側断面図
の状態を示す側断面図
【図３】 同上キャッピング装置部の、キャッピング時
の状態を示す側断面図
の状態を示す側断面図
【図４】 同上キャッピング装置部の、非インク滴吸
収、非キャッピング時の態様を示す側断面図
収、非キャッピング時の態様を示す側断面図
【図５】 他の実施例を示すキャッピング装置部のイン
ク滴吸収時の状態を示す側断面図
ク滴吸収時の状態を示す側断面図
【図６】 同上キャッピング装置部の、キャッピング時
の状態を示す側断面図
の状態を示す側断面図
【図７】 公知の画像形成装置のキャッピング装置部の
側断面図
側断面図
【図８】 インク吐出面をワイパブレードでクリーニン
グする時の態様を示す説明図
グする時の態様を示す説明図
【図９】 キャップ上面にインクが付着する態様を例示
するキャップの斜視図
するキャップの斜視図
【図１０】同上側断面図
１ インクヘッド ２ プラテン ３ ガイド軸 ４ 搬送用の無端ベルト ５ 駆動ローラ ６ ピンチローラ ７、８ モータ ９ 記録材 １０ キャッピング装置 １１ キャリッジ １２ ポンプ １２ａ パイプ １３ ワイパブレード １４ キャップ １５ キャップカバー １５ａ インク吸収体 １６ ばね １７ ガイド １８ キャップカバーガイド １９ ばね ２０ 画像形成装置本体
Claims (3)
- 【請求項１】インクヘッドのインク吐出面から記録材に
画像信号に応じてインクを吐出して画像形成を行い、非
画像形成領域に前記インク吐出面をカバーするキャップ
を具備するキャッピング装置をそなえた画像形成装置に
おいて、 前記インクヘッドがキャッピング位置に移動するとき
に、この移動に伴ってキャップから離隔し、インクヘッ
ドがキャッピング解除方向に移動したときにこれに連動
してキャップに当接するインク吸収手段を備えてなるこ
とを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項２】インク吸収手段が、インクヘッドを搭載し
て走行するキャリッジの走行方向に摺動自在で且つ該キ
ャリッジ方向に弾性的に偏倚されていることを特徴とす
る「請求項１」記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項３】インク吸収手段が、キャップから離隔する
方向に回動可能に弾性的に偏倚されており、キャップの
下降にともなってキャップに当接する方向に回動してこ
れに当接し、キャップの上昇にともなってキャップから
離隔する方向に回動してキャップから離隔することを特
徴とする「請求項１」記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14484096A JPH09300643A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14484096A JPH09300643A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09300643A true JPH09300643A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15371662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14484096A Withdrawn JPH09300643A (ja) | 1996-05-16 | 1996-05-16 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09300643A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010201786A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置及び流体噴射装置のクリーニング方法 |
| JP2013158927A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Seiko Epson Corp | メンテナンスユニットおよび液体噴射装置 |
| JP2016043481A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 株式会社Ｓｃｒｅｅｎホールディングス | 液体吐出装置 |
| JP2019038158A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置及びキャップ装置 |
| JP2019206096A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 株式会社リコー | キャップ清掃装置及び液体を吐出する装置 |
-
1996
- 1996-05-16 JP JP14484096A patent/JPH09300643A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010201786A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置及び流体噴射装置のクリーニング方法 |
| JP2013158927A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Seiko Epson Corp | メンテナンスユニットおよび液体噴射装置 |
| JP2016043481A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 株式会社Ｓｃｒｅｅｎホールディングス | 液体吐出装置 |
| JP2019038158A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置及びキャップ装置 |
| JP2019206096A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | 株式会社リコー | キャップ清掃装置及び液体を吐出する装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3994636B2 (ja) | インクジェット式記録装置 | |
| JP5259458B2 (ja) | インクジェット記録装置及び記録ヘッドのメンテナンス方法 | |
| US8152266B2 (en) | Inkjet recording apparatus | |
| JPH07205434A (ja) | 固定ワイパーブレードアセンブリ | |
| EP1354707A2 (en) | Cleaning device for cleaning printhead of ink-jet printer | |
| JPH09300643A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP2001253081A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| US6742863B2 (en) | Ink ejectabilty maintenance device, and recording apparatus incorporating the device | |
| JPH0542678A (ja) | インクジエツトプリンタのメンテナンス装置 | |
| JP4280569B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JPH06965A (ja) | インクジェット記録ヘッドのクリーニング装置 | |
| JPH1120187A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP2003127403A (ja) | インクジェットプリンタのワイピング機構 | |
| JP2000094714A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP3305099B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP4802359B2 (ja) | 吸引ユニット及びインク吐出回復方法 | |
| JP2008149483A (ja) | 記録装置のクリーニング方法及び記録装置 | |
| JP4691772B2 (ja) | 吸引ユニット | |
| JP2004098612A (ja) | インクジェットプリンタ | |
| JP3970964B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JPH09272208A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP4475854B2 (ja) | インクジェット式記録装置およびそのワイピング方法 | |
| JPH1178034A (ja) | インク吸い取り機構付きインクジェットプリンター | |
| JP3788570B2 (ja) | インクジェット式記録装置 | |
| JPH0717060A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |