JPH09296810A - シャフト固定構造 - Google Patents

シャフト固定構造

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JPH09296810A
JPH09296810A JP8109776A JP10977696A JPH09296810A JP H09296810 A JPH09296810 A JP H09296810A JP 8109776 A JP8109776 A JP 8109776A JP 10977696 A JP10977696 A JP 10977696A JP H09296810 A JPH09296810 A JP H09296810A
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JP
Japan
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shaft
fixing bolt
yoke
fixing
bracket
Prior art date
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Application number
JP8109776A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hoshino
茂 星野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/382Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another constructional details of other than the intermediate member
    • F16D3/387Fork construction; Mounting of fork on shaft; Adapting shaft for mounting of fork
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/0852Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft
    • F16D1/0864Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft due to tangential loading of the hub, e.g. a split hub

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトをブラケット部に安定した状態で固
定する。 【解決手段】 自在継手の一方のヨーク14の底部28
には、テーパ面10Eを有するシャフト10が挿入配置
されている。また、第1側部24と第2側部26を締結
する固定ボルト36には、ウェーブワッシャ44が挿入
されている共にテーパ部42Aを有するカラー42がス
ライド可能に配置されている。従って、固定ボルト36
を螺入させると、ウェーブワッシャ44の付勢力がカラ
ー42のテーパ部42Aを介してシャフト10に作用
し、これを底部28側へ押圧する。この際の押圧力はウ
ェーブワッシャ44のバネ定数によって一意的に決まる
ことから、押圧力にバラツキが生じなく、シャフト10
を一方のヨーク14に対して安定した状態で固定するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフトをブラケ
ット部に固定するためのシャフト固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、部材同士の連結に用いられる自在
継手、特には自動車におけるインタミディエイトシャフ
トとステアリングギヤボックスのピニオン軸との連結等
に使用される自在継手を例にして、シャフトをブラケッ
ト部に固定するための構成の一例を説明する。この種の
自在継手におけるシャフト固定構造の開示例としては実
開平6−80029号公報を挙げることができ、以下に
説明する。
【0003】図5には、自在継手100における一方の
ヨーク102に、ステアリング操作に応じて回転するス
テアリングシャフト104が固定された状態が断面視に
て示されている。また、図6には、ステアリングシャフ
ト104をヨーク102に固定するための固定ボルト1
06が示されている。これらの図を用いて、最初に各部
品の単品構成について説明し、その後にヨーク102へ
のステアリングシャフト104の固定の仕方について説
明する。
【0004】ヨーク102のシャフト固定部位での断面
形状は、略馬蹄形とされている。このヨーク102の一
方の側部102Aには、所定径寸法のボルト挿通孔10
8が形成されている。また、他方の側部102Bには、
内周面に雌ねじが形成されたネジ孔110がボルト挿通
孔108に対して同軸上に形成されている。さらに、ヨ
ーク102の底部102Cの内側面は、所定曲率の曲面
とされている。
【0005】ステアリングシャフト104は、互いに平
行な面とされた一対の側面部104Aと、これらの側面
部104Aに対して直交する平面とされた頂面部104
Bと、ヨーク102の底部102Cの内周面に密着され
る曲面とされた底面部104Cと、を備えている。
【0006】図6に示されるように、固定ボルト106
は、座付頭部106Aと、ボルト挿通孔108の径寸法
と略同一径寸法に設定された大径部106Bと、ネジ孔
110に螺入される小径部106Cと、大径部106B
と小径部106Cとを接続するテーパ部106Dと、に
よって構成されている。さらに、上記構成の固定ボルト
106における小径部106Cの中間部からテーパ部1
06Dにかけての部分には、円筒状のカラー112が予
め被嵌されている。カラー112の一端部の内周には、
軸線側へ突出する複数の係止突起112Aが90度間隔
で形成されている。また、カラー112の他端部の内周
には、固定ボルト106のテーパ部106Dのテーパ角
度と一致するテーパ角度に設定されたテーパ部112B
が形成されている。
【0007】上述したステアリングシャフト104は、
以下の如くしてヨーク102へ固定される。まず、ヨー
ク102の開放端側からステアリングシャフト104が
挿入されて底部102Cの内側に配置される。このと
き、ステアリングシャフト104の各面とヨーク102
の各面とが互いに略密着するように挿入される。次に、
カラー112が一体化された固定ボルト106が、ヨー
ク102のボルト挿通孔108側から挿入される。な
お、このとき、固定ボルト106の座付頭部106Aと
ヨーク102の一方の側部102Aとの間にワッシャ1
14が介在される。続いて、固定ボルト106の小径部
106Cをヨーク102のネジ孔110に螺入させる。
【0008】ここで、固定ボルト106の螺入量が増加
すると、カラー112の一端部がヨーク102の他方の
側部102Bの内側面に当接する。このため、なおも螺
入量を増加させることにより、カラー112がヨーク1
02の一方の側部102A側へ相対的に移動する。従っ
て、カラー112のテーパ部112Bが固定ボルト10
6のテーパ部106D上をスライドし、固定ボルト10
6の径方向外側へと変形していく。その結果、カラー1
12の変形したテーパ部112Bの一部がステアリング
シャフト104の頂面部104Bに当接し、これをヨー
ク102の底部102C側へ押圧する。これにより、ス
テアリングシャフト104とヨーク102との調心がな
された状態で、ステアリングシャフト104がヨーク1
02に固定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による場合、カラー112のテーパ部112Bの径方
向外側への変形状態如何によって、ステアリングシャフ
ト104の頂面部104Bに対する押圧力が変動するた
め、ステアリングシャフト104を安定した状態でヨー
ク102に固定することができないという問題がある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、シャフトをブ
ラケット部に安定した状態で固定することができるシャ
フト固定構造を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、開放端側からシャフトが挿入されると共に固定部位
の断面形状が略馬蹄形とされたブラケット部と、このブ
ラケット部の一方の側部と他方の側部とを締結し、ブラ
ケット部との間にシャフトを包囲した状態で当該シャフ
トをブラケット部に固定する固定ボルトと、を含んで構
成されるシャフト固定構造であって、固定ボルトの軸部
の外周に配置されると共に軸線に沿ってスライド可能と
され、かつ固定ボルトの頭部に対して反対側に位置する
端部にシャフトと当接可能なテーパ部を備えた押圧部材
と、固定ボルトの頭部と押圧部材との間に介在され、押
圧部材を固定ボルトの先端側へ付勢することで押圧部材
のテーパ部を介してシャフトにブラケット部の底部側へ
の押圧力を付与する付勢部材と、を有することを特徴と
している。
【0012】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、押圧部材を筒状に形成し、さらに、シャ
フト固定状態において、ブラケット部の側部に形成され
たボルト挿通孔の内周面と面接触状態となるように、当
該押圧部材を当該ボルト挿通孔内へ挿入させた、ことを
特徴としている。
【0013】請求項1記載の本発明によれば、シャフト
は固定ボルトを用いて以下の如くしてブラケット部に固
定される。まず、シャフトが、ブラケット部の開放端側
から挿入されてブラケット部の底部に配置される。次
に、固定ボルトによってブラケット部の一方の側部と他
方の側部とが締結される。この際、固定ボルトの軸部の
外周に配置された押圧部材が、付勢部材による固定ボル
トの先端側への付勢力を受ける。このため、押圧部材は
固定ボルトの軸部の軸線に沿ってスライドしつつ、その
端部に形成されたテーパ部がシャフトに当接する。従っ
て、付勢部材による付勢力が押圧部材のテーパ部を介し
て分化されて、その分力がシャフトをブラケット部の底
部側へ押圧する押圧力となってシャフトに作用する。こ
の結果、シャフトは、固定ボルトによる締付力並びに押
圧部材による押圧力によってブラケット部に確実に固定
される。
【0014】ここで、本発明では、従来構造の如く押圧
部材の変形を利用してシャフトをブラケット部の底部側
へ押圧するのではなく、押圧部材自体は変形させずにこ
れを押圧付勢する付勢部材の付勢力を利用してシャフト
をブラケット部の底部側へ押圧するため、付勢部材の付
勢力の設定を決めればシャフトに作用する押圧力も一意
的に決まる。従って、シャフトに作用する押圧力にバラ
ツキは生じない。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、押圧部材
が筒状に形成されると共に、シャフト固定状態において
ブラケット部の側部に形成されたボルト挿通孔内へ押圧
部材が挿入される。そして、この状態では、押圧部材が
ボルト挿通孔の内周面と面接触状態となる。このことか
ら、押圧部材によるシャフト押圧時に、シャフトから押
圧部材に作用する反力は、ブラケット部のボルト挿通孔
の内周面で受けることになる。このため、固定ボルトの
軸部に前記反力に起因した曲げ変形が生じるのを防止す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態を説明する。
【0017】図2には固定対象となるシャフト10との
関係における自在継手12の全体構成が示されており、
又図1には図2における1−1線に沿う断面構造が示さ
れている。これらの図に示されるように、自在継手12
は、ブラケット部としての一方のヨーク14と、他方の
ヨーク16と、これらのヨーク14、16を相対回転自
在に連結する十字軸18と、によって構成されている。
一方のヨーク14には揺動方式によってシャフト10が
固定され、又他方のヨーク16にはセレーション嵌合方
式によって別のシャフトが固定される。このように一方
のヨーク14と他方のヨーク16とでシャフト固定方式
が異なるのは、例えばシャフト10が自動車のインタミ
ディエイトシャフトであり、別のシャフトがステアリン
グギヤボックスのピニオン軸であった場合を例にする
と、ステアリングギヤボックス及びステアリングコラム
の車体への組付が先行して行われると、ステアリングギ
ヤボックスのピニオン軸及びステアリングコラム内のメ
インシャフトは不動になるので、メインシャフトと連結
されたインタミディエイトシャフトを揺動させて固定す
ることができるようにしておけば組付作業がし易くなる
からである。
【0018】なお、本実施形態では、一方のヨーク1
4、即ち上記の例でいえばインタミディエイトシャフト
が固定される側のヨークに対して本発明を適用している
ので、以下においては専ら一方のヨーク14側を中心に
説明する。
【0019】一方のヨーク14は、シャフト10が固定
状態で保持される固定部20と、この固定部20から略
U字形に突出され十字軸18を介して他方のヨーク16
と連結される連結部22と、を備えている。このうち、
固定部20は、互いに平行に配置された第1側部24及
び第2側部26と、これらの第1側部24と第2側部2
6を接続する円弧板状とされた底部28と、によって構
成されている。第1側部24の内側面24Aと第2側部
26の内側面26Aとは互いに平行なフラットな面とさ
れており、底部28の内側面28Aは所定曲率の円弧面
とされている。さらに、第1側部24の開放端側には所
定径寸法のボルト挿通孔30が形成されており、又第2
側部26の開放端側にはボルト挿通孔30よりも小径と
されかつ内周面に雌ねじが形成されたネジ孔32が形成
されている。
【0020】図3に示されるように、上述したヨーク1
4の固定部20に固定状態で保持されるシャフト10
は、断面略小判形状の中実シャフトとされている。ま
た、シャフト10の頂部における先端側には、平面視で
矩形状の切欠34が形成されている。従って、この切欠
形成部位でのシャフト断面構造を観た場合、シャフト1
0は、側方に位置し互いに平行なフラットな面とされた
外側面10A、10Bと、頂部側に位置し双方の外側面
10A、10Bに対して直交する頂面10Cと、底部側
に位置し所定曲率の円弧面とされた底面10Dと、を有
している。さらに、シャフト10の頂面10Cの外端部
には所定テーパ角度のテーパ面10Eがそれぞれ形成さ
れている。
【0021】次に、上述したシャフト10を一方のヨー
ク14に固定する際に用いられる固定ボルト36につい
て説明する。図4に示されるように、固定ボルト36
は、座付頭部38及びこの座付頭部38の軸心部から突
出された軸部40を備えている。さらに、軸部40にお
けるボルト頭部側は周面平滑な平滑部40Aとされてお
り、又ボルト先端側は周面に雄ねじが形成された雄ねじ
部40Bとされている。なお、軸部40の平滑部40A
の外径寸法は、前述したボルト挿通孔30の内径寸法よ
りも小さく設定されている。
【0022】さらに、固定ボルト36の平滑部40Aの
外周には、円筒状のカラー42が軸線に沿ってスライド
可能に挿入されている。なお、カラー42の外径寸法
は、前述した第1側部24のボルト挿通孔30の内径寸
法に一致している。このカラー42のボルト先端側とな
る端部には、ボルト先端側へ向かうにつれて径寸法が縮
径されるテーパ部42Aが形成されている。なお、テー
パ部42Aのテーパ角度と前述したシャフト10のテー
パ面10Eのテーパ角度とは一致している。さらに、こ
のカラー42のボルト頭部側の端部と固定ボルト36の
座付頭部38の座面との間には、所定バネ定数のウェー
ブワッシャ44が配設されている。
【0023】次に、自在継手12における一方のヨーク
14にシャフト10を固定する際の手順を説明し、その
説明を通して本実施形態の作用並びに効果を説明する。
【0024】まず、図2に示される如く、シャフト10
を揺動させながら、当該シャフト10の先端部を一方の
ヨーク14の固定部20の開放端側から挿入させて固定
部20の底部28側に配置する。この状態では、図1に
示されるように、シャフト10の外側面10A、10B
がヨーク14の第1側部24及び第2側部26の各内側
面24A、26Aに面接触状態でそれぞれ当接している
と共に、シャフト10の底面10Dの中央部がヨーク1
4の底部28の内側面28Aに面接触状態で当接してい
る。
【0025】次いで、固定ボルト36によって一方のヨ
ーク14の第1側部24と第2側部26とが締結され
る。なお、固定ボルト36にはウェーブワッシャ44及
びカラー42が予め装着されており、即ち固定ボルト3
6、ウェーブワッシャ44、及びカラー42の三者は予
めサブアッセンブリ化された状態(図4図示状態)にあ
る。この状態の固定ボルト36を一方のヨーク14の第
1側部24におけるボルト挿通孔30から挿入して、第
2側部26のネジ孔32へ螺入させる。
【0026】この過程で、カラー42がボルト挿通孔3
0内へ面接触状態で挿入されると共に、カラー42のテ
ーパ部42Aがシャフト10のテーパ面10Eに当接す
る。そして、なおも固定ボルト36を螺入させることに
より、カラー42が固定ボルト36の平滑部40Aをそ
の軸線に沿って座付頭部38側へスライドし、ウェーブ
ワッシャ44を弾性変形させる(縮める)。このため、
カラー42にウェーブワッシャ44からの付勢力が作用
し、この付勢力がカラー42のテーパ部42A及びシャ
フト10のテーパ面10Eによって分化されて、シャフ
ト10のテーパ面10Eに押圧力Pを作用させる。な
お、この時点では、固定ボルト36の座付頭部38の座
面は第1側部24の外側面から若干離間している。
【0027】そして、さらに座付頭部38の座面が第1
側部24の外側面に密着するまで、固定ボルト36を螺
入させて、完全な締結状態とする。なお、この状態にお
いて、ウェーブワッシャ44が線間密着しないように
(平ワッシャの状態にならないように)各部の寸法を決
定するのが好ましい。
【0028】上記の如くして、固定ボルト36による完
全な締結状態が得られた状態では、第1側部24には締
付方向への比較的大きな挟み力F1 が作用し、第2側部
26には反締付方向への比較的大きな挟み力F2 が作用
するため、第1側部24の内側面24Aと第2側部26
の内側面26Aとの距離が狭まり、シャフト10を強固
に挟み込む。さらに、この状態では、ウェーブワッシャ
44の弾性変形量(縮み量)が増加しているため、シャ
フト10を一方のヨーク14の底部28側へ押圧する押
圧量Pも強く、シャフト10を当該ヨーク14の底部2
8側へ強固に押し付ける。
【0029】ここで、本実施形態では、従来構造のよう
にカラー42自体を変形させその変形を利用して押圧力
を生じさせるのではなく、ウェーブワッシャ44の付勢
力によってカラー42を押圧しテーパ部42Aによって
分化された付勢力の一部を押圧力Pとしてシャフト10
に作用させることから、本実施形態において重要な意味
を持つシャフト10への押圧力Pの大きさはウェーブワ
ッシャ44のバネ定数によって一意的に決定される。こ
の結果、シャフト10に作用する押圧力Pの大きさにバ
ラツキが生じることがなくなり、シャフト10を一方の
ヨーク14に対して安定した状態で固定することができ
る。これにより、シャフト10が一方のヨーク14に対
して軸線がずれた状態で固定されることがなくなり、ジ
ョイント位置不良の発生及びボルト緩みの発生を防止す
ることができる。
【0030】また、本実施形態では、カラー42を円筒
状に形成すると共に、固定ボルト36によってシャフト
10が一方のヨーク14に固定された状態では、当該ヨ
ーク14の第1側部24に形成されたボルト挿通孔30
内へ当該カラー42が面接触状態で挿入されるように構
成したので、シャフト10のテーパ面10Eからカラー
42のテーパ部42Aを介して固定ボルト36の軸部4
0に入力される反力を第1側部24のボルト挿通孔30
の内周面で受けることができる。このため、固定ボルト
36の軸部40に前記反力に起因した曲げ変形が生じる
のを防止することができる。この結果、固定ボルト36
が折損するのを防止することができると共に固定ボルト
36による締付トルクの損失も無くなる。さらに、この
ことから、本実施形態によれば、永久変形する部品が無
くなるため、固定ボルト36等の再使用が可能であると
いうメリットもある。
【0031】なお、以上本実施形態の作用、効果につい
て説明してきたが、上記記載事項以外に付言すべきこと
を以下に列挙しておく。
【0032】本実施形態の構造による場合、固定ボルト
36による締付力(軸力)低下分はウェーブワッシャ4
4の縮み荷重分のみであるため、固定ボルト36による
締結状態に悪影響が出るようなことはない。
【0033】また、本実施形態では、固定ボルト36を
螺入させるだけでシャフト10のヨーク14への固定作
業が完了するので、別言すればナットを廃止することが
できるので、組付作業性に優れている。
【0034】以上説明してきた本実施形態では、一方の
ヨーク14の固定対象となるシャフト10としてインタ
ミディエイトシャフトを挙げ、他方のヨーク16の固定
対象となるシャフトとしてステアリングギヤボックスの
ピニオン軸を挙げたが、自動車以外のシャフト同士の連
結に対しても本発明は適用可能である。
【0035】また、本実施形態では、自在継手12にお
ける一方のヨーク14にシャフト10を固定する例を示
したが、本発明の適用対象は自在継手に限らず、単にブ
ラケット部にシャフトを固定する場合にも適用可能であ
る。
【0036】また、本実施形態では、前述した如く組付
作業性の観点から一方のヨーク14の第2側部26にネ
ジ孔32を形成したが、組付作業性を特に考慮する必要
がない場合には、ネジ孔32に代えてナットで締める構
成を採ってもよいし、又ウエルドナットを予め溶接して
おく構成を採ってもよい。
【0037】さらに、本実施形態では、カラー42を押
圧付勢する付勢部材としてウェーブワッシャを用いた
が、これに限らず、板バネや皿バネ、スプリングワッシ
ャ等を使用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係るシャフト固定構造は、固定ボルトの軸部の外周
に軸線に沿ってスライド可能に押圧部材を配置すると共
に当該押圧部材の反固定ボルトの頭部側に位置する端部
にシャフトと当接可能なテーパ部を設け、さらに固定ボ
ルトの頭部と押圧部材との間に押圧部材を固定ボルトの
先端側へ付勢することでテーパ部を介してシャフトにブ
ラケット部の底部側への押圧力を付与する付勢部材を設
けたので、シャフトに作用する押圧力にバラツキが生じ
るのを防止することができ、これによりシャフトをブラ
ケット部に安定した状態で固定することができるという
優れた効果を有する。
【0039】請求項2記載の本発明に係るシャフト固定
構造は、請求項1記載の発明において、押圧部材を筒状
に形成し、さらに、シャフト固定状態において、ブラケ
ット部の側部に形成されたボルト挿通孔の内周面と面接
触状態となるように、当該押圧部材を当該ボルト挿通孔
内へ挿入させたので、固定ボルトの軸部に曲げ変形が生
じるのを防止することができ、これにより固定ボルトが
折損するのを防止することができると共に締付トルクを
損失するのを防止することができるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る自在継手におけるシャフト固
定構造の要部を示す図2の1−1線断面図である。
【図2】シャフトとの関係における自在継手の全体構成
図である。
【図3】図2に示されるシャフトの部分拡大斜視図であ
る。
【図4】サブアッセンブリ化された固定ボルトを示す側
面図である。
【図5】従来の自在継手におけるシャフト固定構造の要
部を示す図1に対応する断面図である。
【図6】図5に示される固定ボルトを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 シャフト 14 一方のヨーク(ブラケット部) 24 第1側部(ブラケット部の一方の側部) 26 第2側部(ブラケット部の他方の側部) 28 底部(ブラケット部の底部) 30 ボルト挿通孔 36 固定ボルト 38 座付頭部 40 軸部 42 カラー(押圧部材) 42A テーパ部 44 ウェーブワッシャ(付勢部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放端側からシャフトが挿入されると共
    に固定部位の断面形状が略馬蹄形とされたブラケット部
    と、 このブラケット部の一方の側部と他方の側部とを締結
    し、ブラケット部との間にシャフトを包囲した状態で当
    該シャフトをブラケット部に固定する固定ボルトと、 を含んで構成されるシャフト固定構造であって、 固定ボルトの軸部の外周に配置されると共に軸線に沿っ
    てスライド可能とされ、かつ固定ボルトの頭部に対して
    反対側に位置する端部にシャフトと当接可能なテーパ部
    を備えた押圧部材と、 固定ボルトの頭部と押圧部材との間に介在され、押圧部
    材を固定ボルトの先端側へ付勢することで押圧部材のテ
    ーパ部を介してシャフトにブラケット部の底部側への押
    圧力を付与する付勢部材と、 を有することを特徴とするシャフト固定構造。
  2. 【請求項2】 押圧部材を筒状に形成し、 さらに、シャフト固定状態において、ブラケット部の側
    部に形成されたボルト挿通孔の内周面と面接触状態とな
    るように、当該押圧部材を当該ボルト挿通孔内へ挿入さ
    せた、 ことを特徴とする請求項1に記載のシャフト固定構造。
JP8109776A 1996-04-30 1996-04-30 シャフト固定構造 Pending JPH09296810A (ja)

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