JPH09295508A - 自動車用空調制御装置 - Google Patents

自動車用空調制御装置

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Publication number
JPH09295508A
JPH09295508A JP11249196A JP11249196A JPH09295508A JP H09295508 A JPH09295508 A JP H09295508A JP 11249196 A JP11249196 A JP 11249196A JP 11249196 A JP11249196 A JP 11249196A JP H09295508 A JPH09295508 A JP H09295508A
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JP
Japan
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hot water
temperature
heating
target temperature
air
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Application number
JP11249196A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Kurahashi
康文 倉橋
Minoru Fukumoto
稔 福本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用空気調和制御装置の暖房運転時の消
費電力の低減を目的とする。 【解決手段】 設定温度手段14からの信号に応じて温
水の目標温度を演算する温水目標温度演算手段33を備
え、水温検出手段48および温水目標温度演算手段33
からの信号にもとづき、電気式温水加熱手段41を駆
動、制御する温水加熱制御手段34を設けたものであ
る。従って、設定温度手段14の設定温度を低く設定し
て、温風がさほど必要のない場合、温水の温度を低く出
来るので、快適性を損なうことなく消費電力を低減出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車室内を
空気調和する自動車用空調制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空調制御装置は、例えば
図13の構成図に示す様に、圧縮機駆動用のモータ(図
示せず)を内蔵している電動圧縮機1と、車室外空気熱
交換器2と、車室外空気熱交換器用送風装置3を備えて
いる。
【0003】更に、車室内、車室外もしくは車室内外の
いずれかの混合空気導入の選択を、操作パネル13内の
車室内外空気選択手段27を通じて行う車室内外空気導
入手段38と、車室内空気熱交換器用送風装置6を備え
ている。
【0004】また、第1の通風回路9は、前記車室内空
気熱交換器用送風装置6と車室内吹出口8を連通してい
る。
【0005】そして、前記第1の通風回路9内に配され
た車室内空気熱交換器10と、前記第1の通風回路9内
の前記車室内空気熱交換器10の下流側に配された温水
式熱交換器11を備えている。
【0006】一方、第2の通風回路22は、前記車室内
空気熱交換器10の下流側から分岐し再度前記温水式熱
交換器11の下流の前記第1の通風回路9に合流してい
る。
【0007】更に、ミックスダンパ12は、前記温水式
熱交換器11と前記第2の通風回路22との風量分配を
行い、前記車室内吹出口8の吹出温度を調節している。
【0008】更に、前記ミックスダンパ12を作動させ
るミックスアクチュエータ23と、冷媒絞り装置4と、
前記電動圧縮機1と前記車室外空気熱交換器2と前記車
室内空気熱交換器10と前記冷媒絞り装置4を結ぶ冷媒
配管5とで構成されている。
【0009】以上、説明した自動車用空調装置におい
て、温水を加熱する電気式温水加熱手段41と、前記温
水の温度をヒステリシス(例えば5deg)を有し所定
温度(例えば60℃)で接点が作動するサーモスタット
39(例えば60℃以下で接点がショート、65℃以上
で接点がオープン)を備えている。
【0010】そして、前記電気式温水加熱手段41およ
びサーモスタット39および温水を内蔵する温水タンク
42と、前記温水を温水タンク42と前記温水式熱交換
器11との間を循環させる温水循環手段40と、温水タ
ンク42と温水循環手段40と前記温水式熱交換器11
を結ぶ温水配管45を備えている。
【0011】また、バッテリA44からサーモスタット
39および電気式温水加熱手段41へ電源供給の入切を
行う電源リレー43と、バッテリB47から温水循環手
段40へ電源供給の入切を行う温水循環リレー46と、
電動圧縮機1のモータを可変回転数で駆動するインバー
タ21を備えている。
【0012】更に、空調操作パネル13内には、冷凍サ
イクルの冷房運転または停止の切替を行うA/CSW3
1、電気式温水加熱手段41および温水循環手段40の
運転または停止の切替を行うヒータSW32と、操作パ
ネル13内に車室内へ吹き出す空気温度に対応もしくは
関連した設定を行う可変VRを使用した設定温度手段1
4と、前記車室内空気熱交換器用送風装置6の送風量を
設定する為のSWで構成されている風量設定手段15で
構成されている。
【0013】更に、前記風量設定手段15のSW位置に
応じて前記車室内空気熱交換器用送風装置6の送風量を
可変駆動する為の前記車室内空気熱交換器用送風装置6
の下流に配されたレジスタ16と、空調制御手段20を
備えている。
【0014】そして、空調制御手段20は、A/CSW
31からの信号に基づき冷凍サイクルの冷房運転または
運転停止のモードを判定し、例えば冷房運転であると判
定した場合、主として設定温度手段14および内熱交温
度検出手段29からの信号に基づきインバータ21へ回
転数を出力している。
【0015】更に空調制御手段20はヒータSW32か
らの信号に基づき、例えばヒータ運転であると判定した
場合、A/CSW31の操作に関係なく電源リレー43
および温水循環リレー46へ出力し、温水循環手段40
およびサーモスタット39および電気式温水加熱手段4
1へ通電し、ヒータ運転を行っている。
【0016】以上の構成において、特に、ヒータ運転の
作動について説明を行う。ヒータSW32が操作され
て、ヒータ作動に設定した場合、上述した様に空調制御
手段20は、電源リレー43、温水循環リレー46に信
号を出力し、温水循環手段40およびサーモスタット3
9および電気式温水加熱手段41へ通電を行っている。
【0017】よって、まず温水循環ポンプ40が作動
し、温水が温水式熱交換器11および電気式温水加熱手
段41を内蔵する温水タンク42の間を循環する。
【0018】一方、サーモスタット39およびサーモス
タット39に電気的に直列で下流に接続された電気式温
水加熱手段41に、同時に通電される為、上述した様
に、例えば、温水が60℃以下で、サーモスタット39
の接点がショートしている場合、電気式温水加熱手段4
1は作動し温水を加熱する。
【0019】このとき、温水が上昇し、例えば65℃以
上となった場合、サーモスタット39の接点がオープン
となり、電気式温水加熱手段41への電源供給は停止さ
れる。
【0020】よって温水の加熱は停止される。その後、
再び、温水は低下し60℃以下となり、再度サーモスタ
ット39の接点がショートし、温水加熱手段は加熱動作
を行う。
【0021】この様に、温水はある一定の温度を維持す
ることとなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では以下に示す課題がある。
【0023】ヒータ運転を作動させている場合、設定温
度手段の設定温度に関わらず、例えば設定温度を最大温
度に設定していても、最小温度に設定していても、温水
の温度を一定の温度に制御している為、無駄な電力消費
を行っていた。
【0024】具体的に説明すると、一例として、設定温
度手段を最小温度に設定されている場合、ミックスダン
パはフルコールドの位置にあるので、温水式熱交換器に
よる空気に熱交換は、ほとんど行われない。
【0025】しかしながら、設定温度手段を最小の設定
温度にして使用する場合、つまり、温水式熱交換器によ
る空気の熱交換が必要のない場合に、温水を所定の温度
に加熱、維持する電力が無駄に消費していた。
【0026】また、冷房運転と、ヒータ運転を同時に作
動させて、且つ設定温度手段を最小温度に設定している
場合、冷凍サイクルは最大冷房運転を行っている為、特
に真夏時のクールダウンにおける冷房運転の消費電力は
大であると同時に、ヒータ運転における温水の加熱に要
する電力(特に温水の立ち上げ時の電力)をも要してい
た。
【0027】本発明は、この様な従来の課題を解決する
ものであり、ヒータ運転の省電力をはかる自動車用空調
制御装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、温水の温度を検出する水温検出手段と、車
室内への空気吹出温度の設定を行う設定温度手段と、設
定温度手段からの信号に応じて前記温水の目標温度を演
算する温水目標温度演算手段と、水温検出手段および温
水目標温度演算手段からの信号にもとづき、電気式温水
加熱手段を駆動、制御する温水加熱制御手段を設けたも
のである。
【0029】上記温水加熱制御手段によって、設定温度
手段の設定温度が低い程、温水の制御温度を低下させて
いるので、省電力を図ることが出来る。
【0030】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために請求項
1に記載の発明は、温水の温度を検出する水温検出手段
と、前記車室内への空気吹出温度の設定を行う設定温度
手段と、設定温度手段からの信号に応じて前記温水の目
標温度を演算する温水目標温度演算手段と、少なくとも
水温検出手段および温水目標温度演算手段からの信号に
もとづき、温水加熱手段を駆動、制御する温水加熱制御
手段を設けたものである。
【0031】そしてその構成によれば、上記温水目標温
度演算手段によって、設定温度手段の設定温度が低い
程、温水の制御温度を低下させているので、省電力を図
ることが出来る。
【0032】請求項2に記載の発明は請求項1の温水加
熱手段を加熱量の可変可能な複数の加熱体を有すること
とし、温水加熱制御手段に設定温度手段からの信号にも
とづき、前記温水加熱手段の制御加熱量を演算する制御
加熱量演算手段を設け、少なくとも水温検出手段および
温水目標温度演算手段および前記制御加熱量演算手段か
らの信号にもとづき、前記温水加熱手段の複数の加熱体
に対し、加熱量を可変制御することとしたものである。
【0033】そしてその構成によれば、請求項1の効果
に加えて更に、制御加熱量演算手段によって、設定温度
手段の設定温度が低い程、制御加熱量を少なくすること
が出来るので、請求項1の効果に加えて、温水加熱手段
を駆動するリレーのオン−オフ頻度を低減出来、リレー
の耐久性向上を図ることが出来る。
【0034】請求項3に記載の発明は温水加熱制御手段
は設定温度手段からの信号が最低温度である第1の設定
温度から、前記第1の設定温度よりも温度の高い第2の
設定温度までの範囲のとき、制御加熱量を無とすること
としたものである。
【0035】そしてその構成によれば、温水加熱制御手
段によって、設定温度が最小温度から所定温度の間は制
御加熱量を無しとしているので、より省電力の効果が期
待出来る。
【0036】請求項4に記載の発明は省電力選択手段
と、前記省電力選択手段からの出力に基づき、温水目標
温度演算手段にて演算された温水の目標温度を所定温度
だけ下げる温水目標温度補正手段を設けたものである。
【0037】そしてその構成によれば、温水目標温度補
正手段によって、温水の目標温度を所定温度だけ下げる
ことが出来るので、より省電力の効果が期待出来る。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0039】(実施例1)図1は、請求項1の電気自動
車用空調制御装置の一実施例の構成図である。
【0040】図1の構成図に示す様に、圧縮機駆動用の
モータ(図示せず)を内蔵した電動圧縮機1、車室外空
気熱交換器2、車室外空気熱交換器用送風装置3を備え
ている。
【0041】更に、車室内もしくは車室外もしくは車室
内外の混合空気導入の選択を行う車室内外空気導入手段
38、車室内空気熱交換器用送風装置6を備えている。
【0042】第1の通風回路9は、前記車室内空気熱交
換器用送風装置6と車室内吹出口8を連通している。
【0043】また、前記第1の通風回路9内に配された
車室内空気熱交換器10、前記第1の通風回路9内の前
記車室内空気熱交換器10の下流側に配された温水式熱
交換器11を備えている。
【0044】第2の通風回路22は前記車室内空気熱交
換器10の下流側から分岐し再度前記温水式熱交換器1
1の下流の前記第1の通風回路9に合流している。
【0045】ミックスダンパ12は、前記温水式熱交換
器11と前記第2の通風回路22との風量分配を行い、
前記車室内吹出口の吹出温度を調節している。
【0046】そして、冷媒絞り装置4、前記電動圧縮機
1と前記車室外空気熱交換器2と前記車室内空気熱交換
器10と前記冷媒絞り装置4を結ぶ冷媒配管5、温水を
加熱する電気式温水加熱手段41を備えている。
【0047】更に、温水を電気式温水加熱手段41と温
水式熱交換器11との間を循環させる温水循環手段40
と、温水の温度を検出する水温検出手段48とで構成さ
れている。
【0048】以上説明した電気自動車用空調装置におい
て、電動圧縮機1のモータ(図示せず)を可変回転数で
駆動するインバータ21を備えている。
【0049】また空調操作パネル13内には、車室内外
空気導入手段38をインテークアクチュエータ28を通
じて作動させる車室内外空気選択手段27と、車室内へ
吹き出す空気温度に対応もしくは関連した設定を行う可
変VRを使用した設定温度手段14と、冷凍サイクルの
冷房運転、運転停止の切替を行うA/CSW31、電気
式温水加熱手段41の加熱運転、加熱停止の切替を行う
ヒータSW32と、前記車室内空気熱交換器用送風装置
6の送風量を設定する為のSWで構成されている風量設
定手段15が配設されている。
【0050】そして、前記風量設定手段15のSW位置
に応じて前記車室内空気熱交換器用送風装置6の送風量
を可変駆動する為の前記車室内空気熱交換器用送風装置
6の下流に配されたレジスタ16と、車室内空気熱交換
器10の下流側に配された内熱交温度検出手段29と、
空調制御手段20を備えている。
【0051】そして、空調制御手段20内には、設定温
度手段14、A/CSW31、ヒータSW32、内熱交
温度検出手段29からの温度信号に基づき、ミックスア
クチュエータ23、インバータ21に対し制御をおこな
っている。
【0052】特に空調制御手段20内には、設定温度手
段14からの信号に応じて温水の目標温度を演算する温
水目標温度演算手段33(図示せず)と、水温検出手段
48および温水目標温度演算手段33からの信号にもと
づき、電気式温水加熱手段41を駆動、制御する温水加
熱制御手段34(図示せず)を備えている。
【0053】また空調制御手段20は、温水循環手段4
0、電気式温水加熱手段41の実際の駆動はそれぞれバ
ッテリB47、温水循環リレー46、バッテリA44、
電源リレー43を通じて行っている。
【0054】以上の構成において、本発明に関わる作動
について図2を用いて具体的に説明を行う。図2は請求
項1の内容を説明する為のフローチャートである。
【0055】まず、ヒータSW32がオンしているか否
か判定する(ステップ1)。次にステップ1の判定結果
が”Y”であれば温水循環手段40を作動させる(ステ
ップ2)。
【0056】次に設定温度手段14からの信号に応じて
温水の目標温度(TWM)を演算する・・・温水目標温
度演算手段33(ステップ3)。
【0057】次に温水の温度(TW)を入力する(ステ
ップ4)。次にTWMとTWの温度を比較し(ステップ
5)、TWM>TWであれば、電気式温水加熱手段41
を作動させる(ステップ6)。
【0058】TWM<TWであれば、電気式温水加熱手
段41を停止させる(ステップ8)。
【0059】ステップ1の判定結果が”N”であれば温
水循環手段40を停止させる(ステップ7)。その後ス
テップ8を実行する。
【0060】ここで、ステップ5、6、8は温水加熱制
御手段34を示している。また、ステップ3における温
水目標温度演算手段33は、例えば図3に示す様に設定
温度手段14のレバーを最小温度の位置(アでしめす位
置)のとき、温水目標温度を40℃としている。設定温
度手段14のレバーを最大温度の位置(イでしめす位
置)のとき、温水目標温度を60℃としている。
【0061】従って、その構成によれば、上記温水目標
温度演算手段によって、設定温度手段の設定温度が低い
程、温水の制御温度を低下させているので、省電力を図
ることが出来る。
【0062】(実施例2)図4は、請求項2の電気自動
車用空調制御装置の一実施例の構成図である。
【0063】冷凍サイクルの構成の説明については、請
求項1の実施例と同様なので、説明を省略する。制御シ
ステムの構成についても、概ね請求項1の実施例と同様
なので相違点のみ説明する。温水を加熱する電気式温水
加熱手段41は、複数の加熱素子で構成されており、こ
こでは2素子で構成されている。この加熱素子はそれぞ
れ1KW、2KWの加熱量を有している。空調制御手段
20は、バッテリA44、電源リレー43、電源リレー
A49を通じて電気式温水加熱手段41を駆動してい
る。
【0064】以上の構成において、本発明に関わる作動
について図5を用いて具体的に説明を行う。図5は請求
項2の内容を説明する為のフローチャートである。
【0065】まず、ヒータSW32がオンしているか否
か判定する(ステップ1)。次にステップ1の判定結果
が”Y”であれば温水循環手段40を作動させる(ステ
ップ2)。
【0066】次に設定温度手段14からの信号に応じて
温水の目標温度(TWM)を演算する・・・温水目標温
度演算手段33(ステップ3)。
【0067】次に温水の温度(TW)を入力する(ステ
ップ4)。次にTWMとTWの温度を比較し(ステップ
5)、TWM>TWであれば、制御加熱量を演算する。
・・・制御加熱量演算手段35(ステップ6)。
【0068】ここで制御加熱量の演算は図6に示す様
に、設定温度手段14のレバーの位置がア〜ウの範囲で
は1KW、イ〜オの範囲では、2KW、エ〜カの範囲で
は、3KWとしている(アが最小温度の設定温度位置、
カが最大温度の設定温度位置)。
【0069】次にステップ6で演算された制御加熱量を
判定し(ステップ7)、1KWであれば、1KWにて、
電気式温水加熱手段41を作動させる(ステップ8)。
【0070】2KWであれば、2KWにて、電気式温水
加熱手段41を作動させる(ステップ9)。
【0071】3KWであれば、3KWにて、電気式温水
加熱手段41を作動させる(ステップ10)。
【0072】またステップ1の判定結果が”N”であれ
ば温水循環手段40を停止する(ステップ11)。
【0073】次に、電気式温水加熱手段41を停止させ
る(ステップ12)。また、ステップ5の判定結果がT
WM<TWであれば、前記ステップ12を実行する。
【0074】ここで、ステップ5、6、7、8、9、1
0、12は温水加熱制御手段34であり、特に、ステッ
プ6は制御加熱量演算手段35を示している。
【0075】また、ステップ3における温水目標温度演
算手段は、例えば請求項1と同様に、図3に示す様に設
定温度手段14のレバーを最小温度の位置(アでしめす
位置)のとき、温水目標温度を40℃としている。設定
温度手段14のレバーを最大温度の位置(イでしめす位
置)のとき、温水目標温度を60℃としている。
【0076】そしてその構成によれば、請求項1の効果
に加えて更に、制御加熱量演算手段によって、設定温度
手段の設定温度が低い程、制御加熱量を少なくすること
が出来るので、請求項1の効果に加えて、電気式温水加
熱手段を駆動するリレーのオン−オフ頻度を低減出来、
リレーの耐久性向上を図ることが出来る。
【0077】(実施例3)図7は、請求項3の電気自動
車用空調制御装置の一実施例の構成図である。
【0078】冷凍サイクルの構成の説明については、請
求項1の実施例と同様なので、説明を省略する。制御シ
ステムの構成についても、概ね請求項1の実施例と同様
なので説明を省略する。
【0079】次に、請求項3に関わる作動について図8
を用いて具体的に説明を行う。図8は請求項3の内容を
説明する為のフローチャートである。
【0080】まず、ヒータSW32がオンしているか否
か判定する(ステップ1)。次にステップ1の判定結果
が”Y”であれば温水循環手段40を作動させる(ステ
ップ2)。
【0081】次に設定温度手段14からの信号に応じて
温水の目標温度(TWM)を演算する・・・温水目標温
度演算手段33(ステップ3)。
【0082】次に温水の温度(TW)を入力する(ステ
ップ4)。次に、設定温度手段14のレバー位置が図9
に示す様に、ア〜ウの範囲内か否かを判定する(ステッ
プ5)。
【0083】ステップ5の判定結果が”Y”であれば、
TWMとTWの温度を比較し(ステップ6)、TWM>
TWであれば、電気式温水加熱手段41を作動させる
(ステップ7)。
【0084】TWM<TWであれば、電気式温水加熱手
段41を停止させる(ステップ9)。
【0085】ステップ5の判定結果が”N”であれば、
ステップ9を実行する。ステップ1の判定結果が”N”
であれば温水循環手段40を停止させる(ステップ
8)。その後ステップ9を実行する。
【0086】ここで、ステップ5、6、8、9は温水加
熱制御手段34を示している。また、ステップ3におけ
る温水目標温度演算手段33は、例えば請求項1と同様
に、図3に示す様に設定温度手段14のレバーを最小温
度の位置(アでしめす位置)のとき、温水目標温度を4
0℃としている。設定温度手段14のレバーを最大温度
の位置(イでしめす位置)のとき、温水目標温度を60
℃としている。
【0087】従って、上記の構成によれば、温水加熱制
御手段によって、設定温度が最小温度から所定温度の間
は制御加熱量を無しとしているので、請求項1の効果よ
り省電力の効果が期待出来る。
【0088】(実施例4)図10は、請求項4の電気自
動車用空調制御装置の一実施例の構成図である。
【0089】冷凍サイクルの構成の説明については、請
求項1の実施例と同様なので、説明を省略する。制御シ
ステムの構成についても、概ね請求項1の実施例と同様
なので相違点のみ説明する。空調操作パネル13内にE
CO SW36を設けてあり、空調制御手段20へ信号
を入力している。
【0090】次に、請求項4に関わる作動について図1
1を用いて具体的に説明を行う。図11は請求項4の内
容を説明する為のフローチャートである。
【0091】まず、ヒータSW32がオンしているか否
か判定する(ステップ1)。次にステップ1の判定結果
が”Y”であれば温水循環手段40を作動させる(ステ
ップ2)。
【0092】次に設定温度手段14からの信号に応じて
温水の目標温度(TWM)を演算する・・・温水目標温
度演算手段33(ステップ3)。
【0093】ここで、具体的に説明すると、例えば図1
2のAのカーブに基づき温水目標温度を算出する。
【0094】次に、ECO SW36がオンか否か判定
する(ステップ4)。ステップ4の判定結果が”Y”の
場合、ステップ3で算出したTWMから例えば10de
g減算し、TWMに代入する(図12のBのカーブ参
照)(ステップ5)。
【0095】次に温水の温度(TW)を入力する(ステ
ップ6)。また、ステップ4の判定結果が”N”の場
合、ステップ6を実行する。
【0096】次に、TWMとTWの温度を比較し(ステ
ップ7)、TWM>TWであれば、電気式温水加熱手段
41を作動させる(ステップ8)。
【0097】TWM<TWであれば、電気式温水加熱手
段41を停止させる(ステップ10)。ステップ1の判
定結果が”N”であれば温水循環手段40を停止させる
(ステップ9)。その後ステップ10を実行する。
【0098】ここで、ステップ4、5は温水目標温度補
正手段37を示している。従って、その構成によれば、
上記温水目標温度補正手段によって、設定温度手段の設
定温度が低い程、温水の温水目標温度を低下させて、更
にECO SWをオンさせている時、更に温水の温水目
標温度を低下させているので、請求項1の効果よりも更
に省電力を図ることが出来る。
【0099】以上、請求項1〜4の実施例を説明した
が、各々を組み合わせれば、更に省エネの効果が期待出
来る。
【0100】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明は、温水の温度を検出する水温検出手段
と、前記車室内への空気吹出温度の設定を行う設定温度
手段と、設定温度手段からの信号に応じて前記温水の目
標温度を演算する温水目標温度演算手段と、少なくとも
水温検出手段および温水目標温度演算手段からの信号に
もとづき、温水加熱手段を駆動、制御する温水加熱制御
手段を設けたものである。
【0101】そしてその構成によれば、上記温水目標温
度演算手段によって、設定温度手段の設定温度が低い
程、つまり、温風がそれほど必要のない時、温水の制御
温度を低下させているので、快適性を損なうこともな
く、省電力を図ることが出来る。
【0102】請求項2に記載の発明は請求項1の温水加
熱手段を加熱量の可変可能な複数の加熱体を有すること
とし、温水加熱制御手段に設定温度手段からの信号にも
とづき、前記温水加熱手段の制御加熱量を演算する制御
加熱量演算手段を設け、少なくとも水温検出手段および
温水目標温度演算手段および前記制御加熱量演算手段か
らの信号にもとづき、前記温水加熱手段の複数の加熱体
に対し、加熱量を可変、制御することとしたものであ
る。
【0103】そしてその構成によれば、請求項1の効果
に加えて更に、制御加熱量演算手段によって、設定温度
手段の設定温度が低い程、制御加熱量を少なくすること
が出来るので、より請求項1の効果に加えて、電気式温
水加熱手段を駆動するリレーのオン−オフ頻度を低減出
来、リレーの耐久性向上を図ることが出来る。
【0104】請求項3に記載の発明は温水加熱制御手段
は設定温度手段からの信号が最低温度である第1の設定
温度から、前記第1の設定温度よりも温度の高い第2の
設定温度までの範囲のとき、制御加熱量を無とすること
としたものである。
【0105】そしてその構成によれば、温水加熱制御手
段によって、設定温度が最小温度から所定温度の間は制
御加熱量を無しとしているので、請求項1の効果より更
に省電力の効果が期待出来る。
【0106】請求項4に記載の発明は省電力選択手段
と、前記省電力選択手段からの出力に基づき、温水目標
温度演算手段にて演算された温水の目標温度を所定温度
だけ下げる温水目標温度補正手段を設けたものである。
【0107】そしてその構成によれば、温水目標温度補
正手段によって、温水の目標温度を所定温度だけ下げる
ことが出来るので、請求項1より更に省電力の効果が期
待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の自動車用空調制御装置の一実施例の
構成図
【図2】請求項1の図1記載の空調制御手段のフローチ
ャート
【図3】請求項1の図2記載の温水目標温度演算手段の
説明図
【図4】請求項2の自動車用空調制御装置の一実施例の
構成図
【図5】請求項2の図4記載の空調制御手段のフローチ
ャート
【図6】請求項2の図5記載の制御加熱量演算手段の説
明図
【図7】請求項3の自動車用空調制御装置の一実施例の
構成図
【図8】請求項3の図7記載の空調制御手段のフローチ
ャート
【図9】請求項3の図8記載の温水加熱制御手段の説明
【図10】請求項4の自動車用空調制御装置の一実施例
の構成図
【図11】請求項4の図10記載の空調制御手段のフロ
ーチャート
【図12】請求項4の図11記載の温水目標温度演算手
段、温水目標温度補正手段の説明図
【図13】従来の電気自動車用空調制御装置の構成図
【符号の説明】
1 電動圧縮機 2 車室外空気熱交換器 3 車室外空気熱交換器用送風装置 4 冷媒絞り装置 5 冷媒配管 6 車室内空気熱交換器用送風装置 8 車室内吹出口 9 第1の通風回路 10 車室内空気熱交換器 11 温水式熱交換器 12 ミックスダンパ 13 空調操作パネル 14 設定温度手段 15 風量設定手段 16 レジスタ 20 空調制御手段 21 インバータ 22 第2の通風回路 23 ミックスアクチュエータ 27 車室内外空気選択手段 28 インテークアクチュエータ 29 内熱交温度検出手段 31 A/CSW 32 ヒータSW 33 温水目標温度演算手段 34 温水加熱制御手段 35 制御加熱量演算手段 36 ECO SW 37 温水目標温度補正手段 38 車室内外空気導入手段 39 水温スイッチ 40 温水循環手段 41 電気式温水加熱手段 42 温水タンク 43 電源リレー 44 バッテリA 45 温水配管 46 温水循環リレー 47 バッテリB 48 水温検出手段 49 電源リレーA

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温水を加熱する温水加熱手段と、前記温水
    と車室内へ送風する空気とを熱交換する温水式熱交換器
    と、前記温水を前記温水加熱手段と前記温水式熱交換器
    との間を循環させる温水循環手段を備え、前記温水の温
    度を検出する水温検出手段と、前記車室内への空気吹出
    温度の設定を行う設定温度手段と、前記設定温度手段か
    らの信号に応じて前記温水の目標温度を演算する温水目
    標温度演算手段と、少なくとも前記水温検出手段および
    前記温水目標温度演算手段からの信号にもとづき、前記
    温水加熱手段を駆動、制御する温水加熱制御手段を設け
    たことを特徴とする自動車用空調制御装置。
  2. 【請求項2】温水加熱手段は加熱量の可変可能な複数の
    加熱体を有することとし、温水加熱制御手段に、設定温
    度手段からの信号にもとづき、前記温水加熱手段の制御
    加熱量を演算する制御加熱量演算手段を設け、少なくと
    も水温検出手段および温水目標温度演算手段および前記
    制御加熱量演算手段からの信号にもとづき、前記温水加
    熱手段の複数の加熱体に対し、加熱量を可変制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用空調制御装置。
  3. 【請求項3】温水加熱制御手段は設定温度手段からの信
    号が最低温度である第1の設定温度から、前記第1の設
    定温度よりも温度の高い第2の設定温度までの範囲のと
    き、制御加熱量を無とすることを特徴とする請求項1記
    載の自動車用空調制御装置。
  4. 【請求項4】省電力選択手段と、前記省電力選択手段か
    らの出力に基づき、温水目標温度演算手段にて演算され
    た温水の目標温度を所定温度だけ下げる温水目標温度補
    正手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車
    用空調制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11208256A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車用空調制御装置
JP2013060200A (ja) * 2007-06-15 2013-04-04 Panasonic Corp 車両用暖房装置
CN106715172A (zh) * 2014-09-24 2017-05-24 三电控股株式会社 车辆用空调装置

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