JPH09295066A - 成形曲げ加工方法及び加工装置 - Google Patents

成形曲げ加工方法及び加工装置

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JPH09295066A
JPH09295066A JP13077196A JP13077196A JPH09295066A JP H09295066 A JPH09295066 A JP H09295066A JP 13077196 A JP13077196 A JP 13077196A JP 13077196 A JP13077196 A JP 13077196A JP H09295066 A JPH09295066 A JP H09295066A
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JP
Japan
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bending
material holding
holding portion
tip
forming
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Application number
JP13077196A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Hayashi
眞一郎 林
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HAYASHI SPRING SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HAYASHI SPRING SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1段、多段の曲げ加工時間を大幅に減少させ
る。 【解決手段】 直線材の直交面で複数方位から中心方向
へ移動自在な曲げ切断作用部10を、中心に配置された直
線材に対して単独又は同時に進退動させることによっ
て、小さな単位部材である曲げ切断作用部10の直線往復
運動、及び直線材の送出運動だけで、直線材を全方位に
曲げ加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒材、管材その他
の被加工素材(線材)を多段階で曲げ加工する、特に高
速で曲げ加工する様にした成形曲げ加工方法及び加工装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車、各種機械、電気機器等に
使用される多段曲げ細工される金属棒材、管材等の被加
工素材の成形曲げ加工、製造は、コイル形状で供給され
る半無限長の様に相当長く一体連続形成された金属棒な
どのコイル材、或いは4〜5mの直線状の金属棒などの
直線素材を定寸に切断した後、かかる直線材w1に成形曲
げ加工装置で曲げ加工を行っていた。
【0003】例えば、図16に示す様に、基台a上に進
退動自在に設けた移動台bに自転自在なチャック装置c
を設け、又基台aの前方部に曲げ型dを設置すると共
に、曲げ型dに対向すると共に、直線材w1を挾圧保持可
能な様に進退自在と成し、且つ曲げ型dを中心として水
平面で揺動自在と成した駆動曲げ装置eを設置した成形
曲げ加工装置が使用されていた。
【0004】かかる成形曲げ加工装置では、チャック装
置cで直線材w1の基端を掴持し、チャック装置cの前進
自転運動により、直線材w1の曲げ所望個所を曲げ型dに
当接し、その先端を駆動曲げ装置eで把持し、駆動曲げ
装置eを旋回運動させて、曲げ型dの形状に直線材w1を
曲げ加工し、駆動曲げ装置eを原位置に復帰させると共
に、その把持作用を解除した後、チャック装置cを後退
運動させて1段の曲げ加工を行い、これら作用を繰り返
して多段曲げ加工していた。
【0005】従って、1段、多段の曲げ加工を行うため
には、チャック装置cの把持、解除、並びに前進自転運
動と曲げ加工後の後退自転運動、駆動曲げ装置eの把
持、解除作用、旋回往復運動等を夫々必要とするため
に、1段、多段の曲げ加工に必要とする作業時間は多大
であった。
【0006】又、定寸切断された直線材w1のチャック装
置cへの供給にも時間を必要とし、直線材w1に対して行
う多段の曲げ加工は非常に効率が低い欠点を有していた
り、直線材w1を自転させるために、被加工素材は切断材
に限定され、連続運転等の全体効率を低下させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、1段、多段
の曲げ加工時間を大幅に減少させる様にした成形曲げ加
工方法及び加工装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、曲げ加工手段である移動台、チャック装置及
び駆動曲げ装置が、把持、解除、大きな往復運動等を夫
々必要として曲げ加工効率が悪い課題に鑑み、直線材の
直交面で複数方位から中心方向(曲げ加工ライン方向)
へ移動自在な曲げ押圧体を、曲げ加工ラインに配置され
た直線材に対して単独又は同時に進退動させることによ
って、小さな単位部材である曲げ押圧体の直線往復運
動、及び直線材の送出運動だけで、直線材を全方位に曲
げ加工する様にして、上記課題を解決せんとしたもので
ある。
【0009】又、全方位の曲げ方向のために、チャック
装置は自転運動を必要とする点に関して、複数の曲げ押
圧体の中心方向移動に際して、2方向の曲げ押圧体の同
速度又は異速度の進退動による合成運動で行って、全方
位の複雑な曲げ方向にも対応可能と成し、且つ複数の曲
げ押圧体の全方向運動対応により直線材の限定課題を解
除している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明すると、図1に示す成形曲げ加工機1は、直
線矯正された直線材W2を2方向及びその合成方向(本
明細書では、方向は面内における正負両方向を指称して
いる。)へ曲げ加工するものである。
【0011】即ち、基台2の上部に水平な材料送り方向
の曲げ加工ラインXを設定し、該曲げ加工ラインXの先
端進行側に直線材W2を曲げ加工する駆動曲げ部3を設
けると共に、曲げ加工ラインXの基端側に半無限長のコ
イル材W1を、成形曲げ加工機1の駆動曲げ部3へ直線
材W2の形態で供給する供給部4を設けている。
【0012】尚、供給部4の構成としては、コイル材W
1を上下及び左右方向で対向一対に配置した回転自在な
ローラーで直線矯正する直線矯正装置4a、4bと、コイル
材W1が直線矯正された直線材W2を駆動曲げ部3へ段
階的に所定量ずつ送出する送出装置4cとから構成してい
る。
【0013】5は駆動曲げ部3の基端側で基台2の前面
に立設した基板であり、該基板5の曲げ加工ラインX上
に先端突出状態で直線材W2の素材保持部6を設け、図
2乃至図4に示す様に、素材保持部6の中心にはコイル
材W1が直線矯正された直線材W2の素材挿通孔7を貫
設すると共に、素材保持部6の先端を、素材挿通孔7の
部分が周囲より高い状態の山状と成して、素材挿通孔7
の周囲を曲げ保持型部8と成している。
【0014】図1、9、10に示す様に、10は基板5の
前面側に設けた曲げ切断作用部であり、該曲げ切断作用
部10は曲げ加工ラインXと直交方向の曲げ方向Y(図
9、10の正面図中、右上がりの45度傾斜方向)のY
方向曲げ部11、11a と、曲げ加工ラインX及び曲げ方向
Yの両方と直交方向の曲げ方向Z(図9、10の正面図
中、左上がりの45度傾斜方向)のZ方向曲げ部12、12
a と、から基本的に構成している。
【0015】又、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ
部12、12a 以外で曲げ切断作用部10を構成するものとし
て、図9に示す様に、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向
曲げ部12、12a の中間で、曲げ加工ラインXと直交方向
(図中、上方及び右方の上下及び水平方向)の直角曲げ
部13、13a と、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ部
12、12a の中間で、曲げ加工ラインXと直交方向(図
中、左方の水平方向)の切断部14と、から構成し、全体
的に曲げ切断作用部10は素材保持部6の放射方向に配置
している。
【0016】尚、曲げ方向Y、曲げ方向Z及び上下水平
方向は曲げ加工ラインXと直交する同一面と成し、又上
下水平方向は曲げ方向Yと曲げ方向Zの合成曲げ方向Y
Zの一部に相当し、上記Y方向曲げ部11、11a 、Z方向
曲げ部12、12a 、直角曲げ部13、13a 及び切断部14は曲
げ加工ラインX方向に対して、単独又は同時に、同速度
又は異速度で、曲げ加工ラインXに配置された素材保持
部6の中心方向に、且つ所定量通過する位置まで進退動
自在と成している。
【0017】尚、Y方向曲げ部11、11a 、Z方向曲げ部
12、12a 、直角曲げ部13、13a 及び切断部14を図示する
様に等間隔放射状に配置しているが、これらが曲げ加工
ラインX方向に進退可能であれば、かかる等間隔配置に
限定されない。
【0018】又、図2(c)に示す様に、直線材W2を
挿通保持する素材保持部6の先端と、曲げ切断作用部10
の先端部材(図示のものでは曲げ押圧体24、24a …)の
後面との間には、直線材W2の直径+αの間隙15を設け
ている。
【0019】尚、かかる間隙15の一部は後述の作用説明
で判明する様に、同一間隔に設定しておらず、図3
(d)に示す様に、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲
げ部12、12a の曲げ押圧体24、24a …が前進運動した時
に、素材保持部6の前方位置で重合配置自在と成る様
に、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ部12、12a の
曲げ押圧体24、24a …は前後方向に段差を設けて配置し
ている。
【0020】又、図1、図9乃至図14に示す様に、曲
げ切断作用部10の駆動源としては、基板5に、その前後
に貫通状態でサーボモーターの様なモーター16、16a …
を曲げ切断作用部10と同一数設置すると共に、基板5の
前面側に突出した駆動軸17、17a …の夫々にクランク、
リンク等の連結機構18を取付けている。
【0021】又、曲げ切断作用部10の夫々基端部に取付
けた連結子19と連結機構18の間に、長さ調節自在或いは
取付位置調節自在な連結棒20を介在させて、モーター1
6、16a …の駆動で曲げ切断作用部10を、曲げ加工ライ
ンX方向に個別に進退スライド自在と成している。
【0022】次に、図11乃至図15に示す様に、曲げ
切断作用部10の曲げ加工ラインX方向への進退動自在と
成す機構をY方向曲げ部11、11a を代表として詳細に説
明すると、基板5の前面中央に一本のガイドレール21を
曲げ方向Yに取付け、該ガイドレール21上を跨設状のス
ライダー22を介して、Y方向曲げ部11、11a の移動基板
23を曲げ方向Yに移動自在に設置し、又移動基板23の基
端(後端)に取付けた連結子19とモーター16、16a …に
連結された連結棒20を連結している。
【0023】そして、移動基板23の曲げ加工ラインX方
向の先端に、Y方向曲げ部11、11a、Z方向曲げ部12、1
2a 、直角曲げ部13、13a 及び切断部14に夫々適する曲
げ押圧体24、24a …、回転ローラー式の直角曲げ押圧体
25、25a 及び切断押圧体26を夫々取付け、Y方向曲げ部
11、11a とZ方向曲げ部12、12a の曲げ押圧体24、24a
…は、前述の様に曲げ加工ラインX方向で段差を設けて
変位させている(図3(d)参照)。
【0024】又、直角曲げ部13、13a にあっては、図1
3、14、15に示す様に、移動基板23の前面に枢軸27
を介して揺動板28を揺動自在に取付け、該揺動板28の先
端部(素材保持部6の方向)に直角曲げ押圧体25、25a
を取付けている(これらの作用は図4参照)。
【0025】又、ガイドレール21の側方部に、傾斜状又
は水平状の制御面29、29a 、29b を有する駆動台座30を
設け、他方揺動板28の後端部に主動ローラー31を回転自
在に取付け、該主動ローラー31を駆動台座30の制御面2
9、29a 、29b に当接、移動させ、揺動板28を揺動させ
て、直角曲げ押圧体25、25a を後面側(曲げ加工ライン
Xの進行反対側)に揺動自在と成し、図4(d)に示す
様に、直線材W2を鋭角に曲げ加工する。
【0026】次に本発明に係る成形曲げ加工方法につい
て説明すると、図1に示す様に、半無限長のコイル材W
1の先端を、直線矯正装置4a、4b及び送出装置4cを介し
て、直線矯正された直線材W2を素材保持部6の素材挿
通孔7に挿通すると共に、素材保持部6の先端から突出
させて成形曲げ加工状態を設定する。
【0027】そして、送出装置4cを引き続き作動させ
て、図2(a)、図4(a)に示す様に、直線矯正され
た直線材W2の先端を、素材保持部6の先端から所定量
突出させた状態で、所望する曲げ加工に応じたY方向曲
げ部11、11a 、Z方向曲げ部12、12a 又は直角曲げ部1
3、13a の一方又は両方を単独又は同時に作動させる。
【0028】そして、図2、3、4に示す様に、素材保
持部6から突出した直線材W2に、曲げ押圧体24、24a
…又は直角曲げ押圧体25、25a を当接させ、図2
(b)、(c)、図3(a)、(b)、(c)、
(d)、図4(b)、(c)、(d)に示す様に、引き
続きY方向曲げ部11、11a 、Z方向曲げ部12、12a 又は
直角曲げ部13、13a を、当接時と同様に作動させて、直
線材W2を曲げ押圧体24、24a …又は直角曲げ押圧体2
5、25a が押圧して直線材W2を所定角度に曲げ加工す
る。
【0029】尚、図3(b)、(c)に示す様に、合成
曲げ方向YZの時にはY方向曲げ部11、11a 及びZ方向
曲げ部12、12a の両方を直線材W2に当接させた後に、
引き続きY方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ部12、12
a の両方を同時に、同速度又は異速度で移動させて曲げ
加工する。
【0030】そして、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向
曲げ部12、12a の移動速度を同一と成した時には、図3
の動作図中、曲げ方向Y及び曲げ方向Zに対して45度
方向(図9、10の正面図中、上下又は左右方向に相
当)に曲げ加工出来、又移動速度を相違させれば、45
度以外の例を示す図4(b)と(c)の比較で判明する
様に、あらゆる角度方向に曲げ加工出来る。
【0031】上記の直線材W2及び曲げ加工材W3の段
階的な所定量送出、当接、押圧曲げ加工を順次、繰り返
し、図5、6に示す様な2次元面での曲げ加工、或いは
図7、8に示す様な3次元面での曲げ加工を行う。
【0032】そして、曲げ加工終了時には、切断部14を
曲げ加工ラインXの方向(素材保持部6の中心方向)に
進行移動させて、素材保持部6から突出した曲げ加工材
W3の基端に切断部14の切断押圧体26を当てがい、更に
切断部14を移動させて、曲げ加工を終了した曲げ加工材
W3を切断する。
【0033】尚、図2、3に示す様に、鈍角の曲げ加工
はY方向曲げ部11、11a 又はZ方向曲げ部12、12a で行
うが、かかる方式では、Y方向曲げ部11、11a 又はZ方
向曲げ部12、12a の摩擦接触押圧による直線材W2の材
料破損面で角度限界が発生するが、図4(a)、
(b)、(c)に示す様な、小さな鈍角、直角、鋭角の
曲げ加工は、回転ローラー式の直角曲げ部13、13a で行
い、鋭角の場合には、図4(d)に示す様に、曲げ加工
ラインX方向で更に作動させる。
【0034】直線材W2に対する直角等の曲げ加工の詳
細を説明すると、図13、14、15に示す様に、図
中、左側から右側へ移動基板23を移動させると、図4
(a)、(b)、(c)の様に直線材W2を直角に曲げ
加工し、更に移動基板23を移動させると、駆動台座30の
第1の傾斜制御面29に、揺動板28に取付けた主動ローラ
ー31が当接上昇し、且つ第2の水平制御面29a 上を滑動
し始め、揺動板28の先端は揺動下降位置となる。
【0035】その時、揺動板28先端の押圧ローラー32で
直線材W2を図4(c)に示す様な直角状態から、押圧
ローラー32が下動(素材保持部6の基端方向に移動)す
ることにより、図4(d)に示す様な鋭角状態に曲げ加
工する。
【0036】ここで、直線材W2の曲げ方向、角度の全
体的な設定方法を纏めると、曲げ方向に関しては、図
2、3に示す様に、曲げ方向Y、曲げ方向Z、合成曲げ
方向YZの選択で行い、又曲げ角度に関しては、図2
(b)、(c)に示す様に、曲げ押圧体24、24a …等の
移動距離で選択するか、図4に示す様に、押圧ローラー
32の移動距離(図4の(b)と(c))又は曲げ加工ラ
インX方向への移動(図4の(d))で選択する。
【0037】尚、素材保持部6には工具に対する逃げ、
作業手順を考慮して、図示する様な略円柱状のものでな
くても良い。
【0038】
【発明の効果】要するに本発明は、コイル材W1を直線
矯正すると共に、曲げ加工ラインXに配置した素材保持
部6の先端に直線矯正された直線材W2を段階的に送出
する様にしたので、半無限長のコイル材W1を直線矯正
した直線材W2に対する曲げ加工後に、その基端を切断
して曲げ加工材W3を製造することが出来、従来の定寸
切断された直線材w1を排除して直線材W2の供給作業効
率を向上することが出来、又原素材がコイル材W1であ
るために長時間の連続作業、全自動運転を行うことが出
来る。
【0039】又、素材保持部6の先端前方位置、且つ放
射方向で、Y方向及びZ方向へのY方向曲げ部11、11a
及びZ方向曲げ部12、12a を移動自在に夫々配置する様
にしたので、直線材W2に直接的に曲げ作用するY方向
曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ部12、12a の作動は、直
線的な進退運動と成して駆動部の機構簡易化を図ること
が出来る。
【0040】又、素材保持部6の先端から突出させた直
線材W2に、Y方向曲げ部11、11a又はZ方向曲げ部1
2、12a を、単独又は同時に、同速度又は異速度で素材
保持部6の中心方向に移動させて、Y方向曲げ部11、11
a 又はZ方向曲げ部12、12a の曲げ押圧体24、24a …を
直線材W2に当接させると共に、引き続き上記と同様状
態でY方向曲げ部11、11a 又はZ方向曲げ部12、12a を
移動させて、直線材W2を曲げ押圧体24、24a …で押圧
して曲げ加工し、曲げ加工終了後に素材保持部6の先端
から突出した曲げ加工材W3を切断する様にしたので、
曲げ加工は素材保持部6から突出した直線材W2又は曲
げ加工材W3に対するY方向曲げ部11、11a 又はZ方向
曲げ部12、12a の移動、当接、押圧だけで行うことが出
来て、作動部材、作動回数、作動手順等の減少化から曲
げ加工効率を格段に上昇させることが出来る。
【0041】又、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ
部12、12a の移動は1方向又は2方向の合成方向(Y方
向、Z方向、又はYZ合成方向)に、単独又は同時に、
同速度又は異速度で移動させる様にしたので、合成曲げ
方向YZ(全方位、360度方向)への曲げ加工に際し
ても、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ部12、12a
の移動だけで可能となり、複雑な曲げ面、曲げ方向、曲
げ角度を有した曲げ加工材W3にも高速で対応すること
が出来る。
【0042】又、素材保持部6の先端から突出させた直
線材W2に対して、Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲
げ部12、12a に代えて、直角曲げ部13、13a の回転自在
な押圧ローラー32を当接、押圧して曲げ加工する様にし
たので、直角、大きな鈍角等への曲げ加工が可能とな
り、又Y方向曲げ部11、11a 及びZ方向曲げ部12、12a
の曲げ押圧体24、24a …に比して回転する押圧ローラー
32の当たりが軟らかくなったり、応力集中の面からも曲
げ加工材W3の歪みを減少させ、損傷、亀裂等を防止し
て曲げ加工することが出来る。
【0043】又、押圧ローラー32による曲げ加工直後
に、押圧ローラー32を素材保持部6の基端方向(曲げ加
工ラインXの逆進行方向)に若干量移動させて、鋭角に
直線材W2を曲げ加工する様にしたので、鈍角、直角以
外に鋭角の曲げ加工も可能となったり、直角への曲げ加
工では、荷重、応力解消時に弾性変形が若干発生して鈍
角となるが、請求項3に係る成形曲げ加工方法では、荷
重、応力解消時の曲げ加工終了後に、弾性変形による戻
りで直角の曲げ加工状態の曲げ加工材W3を得ることが
出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形曲げ加工装置の概略的な側面
図である。
【図2】Y方向又はZ方向で大きな鈍角への曲げ加工状
態を示す段階的な要部側面図である。
【図3】合成YZ方向への曲げ加工状態を示す段階的な
要部正面図及び一部の側面図である。
【図4】鋭角、直角、小さな鈍角への曲げ加工状態を示
す段階的な要部正面図及び側面図である。
【図5】2面内で曲げ加工した線材の4面図である。
【図6】図5の矢視方向の斜視図である。
【図7】3面内で曲げ加工した線材の4面図である。
【図8】図7の矢視方向の斜視図である。
【図9】成形曲げ加工装置の正面図である。
【図10】図9の成形曲げ加工装置におけるY方向及び
Z方向への曲げ機構を示す部分省略の正面図である。
【図11】1方向への曲げ作用部の拡大正面図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】直角等への曲げ加工を行う曲げ作用部の拡大
正面図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】図14の部分拡大図である。
【図16】従来の成形曲げ加工装置の側面図である。
【符号の説明】
W1 コイル材 W2 直線材 W3 曲げ加工材 X 曲げ加工ライン Y 曲げ方向 Z 曲げ方向 YZ 合成曲げ方向 2 基台 4 供給部 4a、4b 直線矯正装置 4c 送出装置 5 基板 6 素材保持部 7 素材挿通孔 11、11a Y方向曲げ部 12、12a Z方向曲げ部 13、13a 直角曲げ部 14 切断部 24、24a … 曲げ押圧体 25、25a 直角曲げ押圧体 26 切断押圧体 32 押圧ローラー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21F 1/00 B21F 1/00 B 1/02 1/02 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル材を直線矯正すると共に、曲げ加
    工ラインに配置した素材保持部の先端に直線矯正された
    直線材を段階的に送出し、素材保持部の先端前方位置、
    且つ放射方向で、2方向へのY方向曲げ部及びZ方向曲
    げ部を移動自在に夫々配置し、素材保持部の先端から突
    出させた直線材に、Y方向曲げ部又はZ方向曲げ部を、
    単独又は同時に、同速度又は異速度で素材保持部の中心
    方向に移動させて、Y方向曲げ部又はZ方向曲げ部の曲
    げ押圧体を直線材に当接させると共に、引き続き上記と
    同様状態でY方向曲げ部又はZ方向曲げ部を移動させ
    て、直線材を曲げ押圧体で押圧して曲げ加工し、曲げ加
    工終了後に素材保持部の先端から突出した曲げ加工材を
    切断する様にしたことを特徴とする成形曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 素材保持部の先端から突出させた直線材
    に対して、Y方向曲げ部及びZ方向曲げ部に代えて、直
    角曲げ部の回転自在な押圧ローラーを当接、押圧して曲
    げ加工する様にしたことを特徴とする請求項1の成形曲
    げ加工方法。
  3. 【請求項3】 押圧ローラーによる曲げ加工直後に、押
    圧ローラーを素材保持部の基端方向に若干量移動させ
    て、鋭角に直線材を曲げ加工する様にしたことを特徴と
    する請求項2の成形曲げ加工方法。
  4. 【請求項4】 基板に素材挿通孔を貫設した素材保持部
    を設けると共に、基板に素材保持部の先端前方位置、且
    つ放射方向で、2方向のY方向曲げ部及びZ方向曲げ部
    と切断部を夫々配置すると共に、Y方向曲げ部及びZ方
    向曲げ部の曲げ押圧体と、切断部の切断押圧体を、素材
    保持部の中心方向に夫々移動自在と成し、又Y方向曲げ
    部及びZ方向曲げ部の曲げ押圧体は前後方向に段差を設
    けて、重合配置自在と成る様に設置したことを特徴とす
    る成形曲げ加工装置。
  5. 【請求項5】 Y方向曲げ部及びZ方向曲げ部の中間部
    に回転自在な押圧ローラーを有する直角曲げ部を配置す
    ると共に、直角曲げ部の直角曲げ押圧体を素材保持部の
    中心方向に移動自在と成したことを特徴とする請求項4
    の成形曲げ加工装置。
  6. 【請求項6】 押圧ローラーは回転自在であると共に、
    素材保持部の基端方向に若干量スライド自在と成したこ
    とを特徴とする請求項5の成形曲げ加工装置。
  7. 【請求項7】 基台の後方部に直線矯正装置及び送出装
    置を夫々設け、直線矯正装置の後方部にコイル材の供給
    部を設けたことを特徴とする請求項4、5又は6の成形
    曲げ加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104259274A (zh) * 2014-08-11 2015-01-07 方大特钢科技股份有限公司 汽车横向稳定杆成型设备及其成型方法
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