JPH09294782A - 自動起床ベッド装置 - Google Patents
自動起床ベッド装置Info
- Publication number
- JPH09294782A JPH09294782A JP8139648A JP13964896A JPH09294782A JP H09294782 A JPH09294782 A JP H09294782A JP 8139648 A JP8139648 A JP 8139648A JP 13964896 A JP13964896 A JP 13964896A JP H09294782 A JPH09294782 A JP H09294782A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate member
- bed
- leg
- shaft
- operating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上半身を起こすだけではなく、起床位置では
足裏が確実にベッド板面に着くように椅子形状とし、使
用者の立ち上がり動作を介助し、また、腰掛け姿勢をと
ることにより楽に座姿勢を維持することができる、新規
な自動起床ベッド装置を提供する。 【解決手段】 基台に取り付けられた駆動装置３５と、
前記基台に軸支され、前記駆動装置によって所定角度回
動される作動軸４０と、前記作動軸と一体に結合され、
該作動軸の回動によって、背板部材１１を第一軸部２１
を介してベッド上側へ起こし上げまたは戻す第一作動部
材６０と、前記作動軸と一体に結合され、該作動軸の回
動によって、腿板部材１３に取り付けられた可動脚部２
５をベッド頭部側に引き倒しまたは戻して、尻板部材１
２および腿板部材１３を第二軸部２２および第一ヒンジ
部２３を介してベッド上側へ屈曲しまたは戻すととも
に、脚板部材１４を第二ヒンジ部２４を介して傾斜保持
板１５に沿ってベッド頭部側へ引き下げまたは戻す第二
作動部材７０とを含む。
足裏が確実にベッド板面に着くように椅子形状とし、使
用者の立ち上がり動作を介助し、また、腰掛け姿勢をと
ることにより楽に座姿勢を維持することができる、新規
な自動起床ベッド装置を提供する。 【解決手段】 基台に取り付けられた駆動装置３５と、
前記基台に軸支され、前記駆動装置によって所定角度回
動される作動軸４０と、前記作動軸と一体に結合され、
該作動軸の回動によって、背板部材１１を第一軸部２１
を介してベッド上側へ起こし上げまたは戻す第一作動部
材６０と、前記作動軸と一体に結合され、該作動軸の回
動によって、腿板部材１３に取り付けられた可動脚部２
５をベッド頭部側に引き倒しまたは戻して、尻板部材１
２および腿板部材１３を第二軸部２２および第一ヒンジ
部２３を介してベッド上側へ屈曲しまたは戻すととも
に、脚板部材１４を第二ヒンジ部２４を介して傾斜保持
板１５に沿ってベッド頭部側へ引き下げまたは戻す第二
作動部材７０とを含む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は自動起床ベッド装
置に関し、特には、脚部を有する高床タイプのベッド装
置に関する。
置に関し、特には、脚部を有する高床タイプのベッド装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば、病人や老人など長期間ベッド
に寝たままの人が、上半身を起こしたりベッドから立ち
上がろうとする場合、自力で身体を起こすことが困難で
あったり、足元が不安定となることがある。そのため、
このような動作の介助や訓練の便宜を図るため、ベッド
の上半部を適当な角度で起立させることのできるベッド
が知られている。従来のこのようなベッドの起き上がり
構造としては、ベッドフレームの下部にジャッキ機構や
ウォームギア機構を設け、これをモータなどによって作
動させるものが一般的である。
に寝たままの人が、上半身を起こしたりベッドから立ち
上がろうとする場合、自力で身体を起こすことが困難で
あったり、足元が不安定となることがある。そのため、
このような動作の介助や訓練の便宜を図るため、ベッド
の上半部を適当な角度で起立させることのできるベッド
が知られている。従来のこのようなベッドの起き上がり
構造としては、ベッドフレームの下部にジャッキ機構や
ウォームギア機構を設け、これをモータなどによって作
動させるものが一般的である。
【０００３】しかるに、このような従来構造では、ベッ
ド下部に大がかりで複雑な機構を備える一方において、
そのほとんどが身体の上半身を起こすだけなので、立ち
上がり時には、介護人が寝ている人の膝を立てたりベッ
ドサイドから脚を降ろしたりするなどして、足裏を床面
に着けるための介助を行なう必要があった。また、上半
身のみを起こす場合にあっては、読書や食事などの場合
に足腰に負担がかかりその座姿勢が安定しにくいばかり
でなく疲れやすいという問題がある。
ド下部に大がかりで複雑な機構を備える一方において、
そのほとんどが身体の上半身を起こすだけなので、立ち
上がり時には、介護人が寝ている人の膝を立てたりベッ
ドサイドから脚を降ろしたりするなどして、足裏を床面
に着けるための介助を行なう必要があった。また、上半
身のみを起こす場合にあっては、読書や食事などの場合
に足腰に負担がかかりその座姿勢が安定しにくいばかり
でなく疲れやすいという問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に基づき、上半身を起こすだけではなく、起床位
置では足裏が確実にベッド板面に着くように椅子形状と
し、使用者の立ち上がり動作を介助し、また、腰掛け姿
勢をとることにより楽に座姿勢を維持することができ
る、新規な自動起床ベッド装置を提供しようとするもの
である。
な状況に基づき、上半身を起こすだけではなく、起床位
置では足裏が確実にベッド板面に着くように椅子形状と
し、使用者の立ち上がり動作を介助し、また、腰掛け姿
勢をとることにより楽に座姿勢を維持することができ
る、新規な自動起床ベッド装置を提供しようとするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
固定脚部を有する基台に第一軸部を介してベッド脚部側
を軸支された背板部材と、同じく前記基台に第二軸部を
介してベッド頭部側を軸支された尻板部材と、前記尻板
部材と第一ヒンジ部を介して連結されかつ可動脚部を有
する腿板部材と、および前記腿板部材と第二ヒンジ部を
介して連結されかつ傾斜保持板によって保持された脚板
部材からなるベッド板を有し、前記ベッド板は、就寝位
置では全体としてほぼ水平のベッド形状となるように、
また起床位置では中間の傾斜位置を経て全体として側面
ほぼ連続Ｌ字状の椅子形状となるように構成されたもの
であって、前記基台に取り付けられた駆動装置と、前記
基台に軸支され、前記駆動装置によって所定角度回動さ
れる作動軸と、前記作動軸と一体に結合され、該作動軸
の回動によって、前記背板部材を前記第一軸部を介して
ベッド上側へ起こし上げまたは戻す第一作動部材と、前
記作動軸と一体に結合され、該作動軸の回動によって、
前記腿板部材に取り付けられた可動脚部をベッド頭部側
に引き倒しまたは戻して、前記尻板部材および腿板部材
を前記第二軸部および第一ヒンジ部を介してベッド上側
へ屈曲しまたは戻すとともに、前記脚板部材を第二ヒン
ジ部を介して前記傾斜保持板に沿ってベッド頭部側へ引
き下げまたは戻す第二作動部材とを含むことを特徴とす
る自動起床ベッド装置に係る。
固定脚部を有する基台に第一軸部を介してベッド脚部側
を軸支された背板部材と、同じく前記基台に第二軸部を
介してベッド頭部側を軸支された尻板部材と、前記尻板
部材と第一ヒンジ部を介して連結されかつ可動脚部を有
する腿板部材と、および前記腿板部材と第二ヒンジ部を
介して連結されかつ傾斜保持板によって保持された脚板
部材からなるベッド板を有し、前記ベッド板は、就寝位
置では全体としてほぼ水平のベッド形状となるように、
また起床位置では中間の傾斜位置を経て全体として側面
ほぼ連続Ｌ字状の椅子形状となるように構成されたもの
であって、前記基台に取り付けられた駆動装置と、前記
基台に軸支され、前記駆動装置によって所定角度回動さ
れる作動軸と、前記作動軸と一体に結合され、該作動軸
の回動によって、前記背板部材を前記第一軸部を介して
ベッド上側へ起こし上げまたは戻す第一作動部材と、前
記作動軸と一体に結合され、該作動軸の回動によって、
前記腿板部材に取り付けられた可動脚部をベッド頭部側
に引き倒しまたは戻して、前記尻板部材および腿板部材
を前記第二軸部および第一ヒンジ部を介してベッド上側
へ屈曲しまたは戻すとともに、前記脚板部材を第二ヒン
ジ部を介して前記傾斜保持板に沿ってベッド頭部側へ引
き下げまたは戻す第二作動部材とを含むことを特徴とす
る自動起床ベッド装置に係る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図１はこの発明の自動起床ベッド装
置の一部を切り欠いた要部の平面図、図２はそのベッド
板の就寝位置における水平なベッド形状を表す断面図、
図３は同じくその起床状態における中間の傾斜形状を表
す断面図、図４は同じくその起床位置における椅子形状
を表す断面図である。
を詳細に説明する。図１はこの発明の自動起床ベッド装
置の一部を切り欠いた要部の平面図、図２はそのベッド
板の就寝位置における水平なベッド形状を表す断面図、
図３は同じくその起床状態における中間の傾斜形状を表
す断面図、図４は同じくその起床位置における椅子形状
を表す断面図である。
【０００７】図示するように、この発明の自動起床ベッ
ド装置は、ベッド頭部側Ｈからベッド脚部側Ｆに順に、
背板部材１１、尻板部材１２、腿板部材１３および脚板
部材１４からなるベッド板１０を有している。
ド装置は、ベッド頭部側Ｈからベッド脚部側Ｆに順に、
背板部材１１、尻板部材１２、腿板部材１３および脚板
部材１４からなるベッド板１０を有している。
【０００８】背板部材１１は、固定脚部３１を有する基
台３０に第一軸部２１を介してそのベッド脚部側が軸支
され、当該第一軸部２１を介してベッド頭部側が上方へ
回動できるようになっている。
台３０に第一軸部２１を介してそのベッド脚部側が軸支
され、当該第一軸部２１を介してベッド頭部側が上方へ
回動できるようになっている。
【０００９】また、尻板部材１２も、同様に、第二軸部
２２を介してそのベッド頭部側が基台３０に軸支されて
おり、当該第二軸部２２を介してベッド脚部側が上方へ
回動できるようになっている。
２２を介してそのベッド頭部側が基台３０に軸支されて
おり、当該第二軸部２２を介してベッド脚部側が上方へ
回動できるようになっている。
【００１０】一方、腿板部材１３は、前記尻板部材１２
と第一ヒンジ部２３を介して連結されているとともに、
その下部に可動脚部２５を有する。この腿板部材１３は
第一ヒンジ部２３を介して前記尻板部材１２とともに上
方に屈曲できるようになっている。符号２６はキャスタ
等の車輪部であって、可動脚部２５の動作をスムーズに
行い、床面の損傷を防ぐものである。
と第一ヒンジ部２３を介して連結されているとともに、
その下部に可動脚部２５を有する。この腿板部材１３は
第一ヒンジ部２３を介して前記尻板部材１２とともに上
方に屈曲できるようになっている。符号２６はキャスタ
等の車輪部であって、可動脚部２５の動作をスムーズに
行い、床面の損傷を防ぐものである。
【００１１】さらに、脚板部材１４は、前記腿板部材１
３と第二ヒンジ部２４を介して連結されているととも
に、その端部側が傾斜保持板２５によって保持されてい
る。脚板部材１４は第二ヒンジ部２４を介して下方に屈
曲できるようになっている。符号１６はコロ等の車輪部
であって、脚板部材１４側における傾斜保持板１５の滑
動をスムーズに行うためのものである。なお、傾斜保持
板１５は脚板部材１４の動作軌跡に合わせた傾斜角度で
固設されている。
３と第二ヒンジ部２４を介して連結されているととも
に、その端部側が傾斜保持板２５によって保持されてい
る。脚板部材１４は第二ヒンジ部２４を介して下方に屈
曲できるようになっている。符号１６はコロ等の車輪部
であって、脚板部材１４側における傾斜保持板１５の滑
動をスムーズに行うためのものである。なお、傾斜保持
板１５は脚板部材１４の動作軌跡に合わせた傾斜角度で
固設されている。
【００１２】この発明におけるベッド板１０は、就寝位
置では図２のような全体としてほぼ水平のベッド形状１
０Ａとなるように、また起床位置では、図３に示すよう
な中間の傾斜位置１０Ｂを経て、図４のような全体とし
て側面ほぼ連続Ｌ字状の椅子形状１０Ｃとなるように構
成されたものである。ベッド板１０には、図示しない
が、通常、マットレス等のベッド用クッション体が敷設
され、さらにこのクッション体の上に敷ふとん類が載置
されて使用されるものである。これらのクッション体お
よび敷ふとん類にはベッドの起き上がり動作に必要な範
囲でヒンジ部や滑り落ち防止手段等が設けられる。
置では図２のような全体としてほぼ水平のベッド形状１
０Ａとなるように、また起床位置では、図３に示すよう
な中間の傾斜位置１０Ｂを経て、図４のような全体とし
て側面ほぼ連続Ｌ字状の椅子形状１０Ｃとなるように構
成されたものである。ベッド板１０には、図示しない
が、通常、マットレス等のベッド用クッション体が敷設
され、さらにこのクッション体の上に敷ふとん類が載置
されて使用されるものである。これらのクッション体お
よび敷ふとん類にはベッドの起き上がり動作に必要な範
囲でヒンジ部や滑り落ち防止手段等が設けられる。
【００１３】この発明装置は、上に述べたベッド板１０
と、基台３０と、駆動部材３５と、作動軸４０と、第一
作動部材６０および第二作動部材７０の各部を備える。
以下、各部の機構について詳しく説明する。
と、基台３０と、駆動部材３５と、作動軸４０と、第一
作動部材６０および第二作動部材７０の各部を備える。
以下、各部の機構について詳しく説明する。
【００１４】基台３０は、図１の平面図あるいは図２以
下の断面図のように、前記ベッド板１０下部に配置さ
れ、この発明装置の作動機構のためのベース台を構成す
る。図２以下の符号３２はヘッドボード、３３はフット
ボードである。この基台３０には次述する駆動部材３
５、作動軸４０、第一作動部材６０、第二作動部材７０
が設けられる。
下の断面図のように、前記ベッド板１０下部に配置さ
れ、この発明装置の作動機構のためのベース台を構成す
る。図２以下の符号３２はヘッドボード、３３はフット
ボードである。この基台３０には次述する駆動部材３
５、作動軸４０、第一作動部材６０、第二作動部材７０
が設けられる。
【００１５】駆動部材３５は、図１の平面図からよく理
解されるように、基台３０に揺動自在に支持されたギア
モータ装置などからなり、その作動（伸縮）ロッド３６
の先端は第一作動軸４０に連結される。符号３７は連結
部である。
解されるように、基台３０に揺動自在に支持されたギア
モータ装置などからなり、その作動（伸縮）ロッド３６
の先端は第一作動軸４０に連結される。符号３７は連結
部である。
【００１６】作動軸４０は、図１および図３から理解さ
れるように、基台３０の両側部の軸受け部４１を介して
ベッドの幅方向に軸支され、前記駆動部材３５の作動ロ
ッド３６の伸縮動ａによって所定角度を回動ｂするよう
に構成されている。
れるように、基台３０の両側部の軸受け部４１を介して
ベッドの幅方向に軸支され、前記駆動部材３５の作動ロ
ッド３６の伸縮動ａによって所定角度を回動ｂするよう
に構成されている。
【００１７】第一作動部材６０は、図１および図３のよ
うに、結合部６２を介して第一作動軸４０に一体に固着
された２本の持ち上げアーム６１，６１を含み、前記駆
動部材３５による第一作動軸４０の回動ｂとともに所定
角度回動ｃする。第一作動部材６０の各持ち上げアーム
６１，６１の先端はローラ６３，６３を介して前記背板
部材１１裏面側に当接している。
うに、結合部６２を介して第一作動軸４０に一体に固着
された２本の持ち上げアーム６１，６１を含み、前記駆
動部材３５による第一作動軸４０の回動ｂとともに所定
角度回動ｃする。第一作動部材６０の各持ち上げアーム
６１，６１の先端はローラ６３，６３を介して前記背板
部材１１裏面側に当接している。
【００１８】この第一作動部材６０は、図３からよく理
解されるように、駆動部材３５による第一作動軸４０の
回動ｂに伴い２本の持ち上げアーム６１，６１が回動ｃ
し、その先端のローラ６３，６３が背板部材１１裏面を
回転しつつ該背板部材１１を矢印ｃ１のように第１軸部
２１を中心として回動せしめる。なお、図４に図示の符
号６５は持ち上げアーム６１の戻り時に背板部材１１を
引き下げるためのアングル材よりなる係合部である。
解されるように、駆動部材３５による第一作動軸４０の
回動ｂに伴い２本の持ち上げアーム６１，６１が回動ｃ
し、その先端のローラ６３，６３が背板部材１１裏面を
回転しつつ該背板部材１１を矢印ｃ１のように第１軸部
２１を中心として回動せしめる。なお、図４に図示の符
号６５は持ち上げアーム６１の戻り時に背板部材１１を
引き下げるためのアングル材よりなる係合部である。
【００１９】一方、第二作動部材７０は、同様に、図１
および図３のように、連結部７２を介して第二作動軸４
０に連結された引っ張りアーム７１を含み、前記作動軸
４０の回動ｂとともに前後動ｄする。第二作動部材７０
の各引っ張りアーム７１の先端は連結部７３を介して腿
板部材１３の可動脚部２５に連結されている。
および図３のように、連結部７２を介して第二作動軸４
０に連結された引っ張りアーム７１を含み、前記作動軸
４０の回動ｂとともに前後動ｄする。第二作動部材７０
の各引っ張りアーム７１の先端は連結部７３を介して腿
板部材１３の可動脚部２５に連結されている。
【００２０】そして、図３または図４のように、この第
二作動部材７０は、作動軸４０の回動ｂに伴い引っ張り
アーム７１が前後動ｄして、その先端の連結部７３に連
結された可動脚部２５をベッド頭部側に引き倒しまたは
戻す。可動脚部２５の動作に従って、尻板部材１２およ
び腿板部材１３は第二軸部２２および第一ヒンジ部２４
を介して、矢印ｄ１のように、ベッド上側へ屈曲されま
たは戻される。とともに、脚板部材１４が第二ヒンジ部
２４を介して前記傾斜保持板１５に沿って、矢印ｄ２の
ように、ベッド頭部側へ引き下げられまたは戻される。
二作動部材７０は、作動軸４０の回動ｂに伴い引っ張り
アーム７１が前後動ｄして、その先端の連結部７３に連
結された可動脚部２５をベッド頭部側に引き倒しまたは
戻す。可動脚部２５の動作に従って、尻板部材１２およ
び腿板部材１３は第二軸部２２および第一ヒンジ部２４
を介して、矢印ｄ１のように、ベッド上側へ屈曲されま
たは戻される。とともに、脚板部材１４が第二ヒンジ部
２４を介して前記傾斜保持板１５に沿って、矢印ｄ２の
ように、ベッド頭部側へ引き下げられまたは戻される。
【００２１】上のような構成からなるこの発明のベッド
装置は、図３に図示したようなベッド板１０の中間位置
である傾斜形状１０Ｂを経て、ベッド板１０を、図２の
ような就寝位置である略水平形状１０Ａと、図４のよう
な起き上がり位置である側面ほぼ連続Ｌ字状の椅子形状
１０Ｃとの間の任意の形状を変位せしめる。使用者は、
通常、手許のスイッチ（図示せず）の上昇ボタンあるい
は下降ボタンを操作して、所望のベッド板形状を選択す
ることができることはいうまでもない。
装置は、図３に図示したようなベッド板１０の中間位置
である傾斜形状１０Ｂを経て、ベッド板１０を、図２の
ような就寝位置である略水平形状１０Ａと、図４のよう
な起き上がり位置である側面ほぼ連続Ｌ字状の椅子形状
１０Ｃとの間の任意の形状を変位せしめる。使用者は、
通常、手許のスイッチ（図示せず）の上昇ボタンあるい
は下降ボタンを操作して、所望のベッド板形状を選択す
ることができることはいうまでもない。
【００２２】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明装
置によれば、上半身を起こすだけではなく、起床位置で
は足裏が確実にベッド板面に着くように椅子形状とし、
使用者の立ち上がり動作を介助し、また、腰掛け姿勢を
とることにより楽に座姿勢を維持することができる。
置によれば、上半身を起こすだけではなく、起床位置で
は足裏が確実にベッド板面に着くように椅子形状とし、
使用者の立ち上がり動作を介助し、また、腰掛け姿勢を
とることにより楽に座姿勢を維持することができる。
【００２３】特に、起き上がり時には、ベッドの下半部
が膝裏を下から押し上げながら折り畳まれ、自然に立膝
姿勢となる。そのため、身体の重心が腰の位置にくるの
で、座姿勢を安定して長く楽に保つことができるばかり
か、背板部材を立てた時にベッドから滑り落ちるような
不安感が解消される。
が膝裏を下から押し上げながら折り畳まれ、自然に立膝
姿勢となる。そのため、身体の重心が腰の位置にくるの
で、座姿勢を安定して長く楽に保つことができるばかり
か、背板部材を立てた時にベッドから滑り落ちるような
不安感が解消される。
【００２４】さらに、起床位置では足裏が確実に床面に
着くように脚を有する椅子形状としたので、使用者は独
りでも立ち上がりの動作がしやすく、立ち上がりの際の
介護人の労力を大幅に軽減することができる。また、そ
のまま座っている場合でも身体への負担が軽くなりリラ
ックスすることができる。
着くように脚を有する椅子形状としたので、使用者は独
りでも立ち上がりの動作がしやすく、立ち上がりの際の
介護人の労力を大幅に軽減することができる。また、そ
のまま座っている場合でも身体への負担が軽くなりリラ
ックスすることができる。
【００２５】このように、この発明装置によれば、使用
者の便宜を考慮した極めて快適で使い勝手のよい自動起
床ベッド椅子を提供することができたものである。加え
て、この発明装置は機構的に簡略であるため、設備的に
もコスト的にも有利である。
者の便宜を考慮した極めて快適で使い勝手のよい自動起
床ベッド椅子を提供することができたものである。加え
て、この発明装置は機構的に簡略であるため、設備的に
もコスト的にも有利である。
【図１】この発明の自動起床ベッド装置の一部を切り欠
いた要部の平面図である。
いた要部の平面図である。
【図２】そのベッド板の就寝位置における水平なベッド
形状を表す断面図である。
形状を表す断面図である。
【図３】同じくその起床状態における中間の傾斜形状を
表す断面図である。
表す断面図である。
【図４】同じくその起床位置における椅子形状を表す断
面図である。
面図である。
１０ ベッド板 １１ 背板部材 １２ 腰板部材 １３ 腿板部材 １４ 脚板部材 １５ 傾斜保持板 ２１ 第一軸部 ２２ 第二軸部 ２３ 第一ヒンジ部 ２４ 第二ヒンジ部 ２５ 可動脚部 ２６ 車輪部 ３０ 基台 ３１ 固定脚部 ３５ 駆動部材 ４０ 作動軸 ６０ 第一作動部材 ６１ 持ち上げアーム ７０ 第二作動部材 ７１ 引っ張りアーム
Claims (3)
- 【請求項１】 固定脚部を有する基台に第一軸部を介し
てベッド脚部側を軸支された背板部材と、同じく前記基
台に第二軸部を介してベッド頭部側を軸支された尻板部
材と、前記尻板部材と第一ヒンジ部を介して連結されか
つ可動脚部を有する腿板部材と、および前記腿板部材と
第二ヒンジ部を介して連結されかつ傾斜保持板によって
保持された脚板部材からなるベッド板を有し、前記ベッ
ド板は、就寝位置では全体としてほぼ水平のベッド形状
となるように、また起床位置では中間の傾斜位置を経て
全体として側面ほぼ連続Ｌ字状の椅子形状となるように
構成されたものであって、 前記基台に取り付けられた駆動装置と、 前記基台に軸支され、前記駆動装置によって所定角度回
動される作動軸と、 前記作動軸と一体に結合され、該作動軸の回動によっ
て、前記背板部材を前記第一軸部を介してベッド上側へ
起こし上げまたは戻す第一作動部材と、 前記作動軸と一体に結合され、該作動軸の回動によっ
て、前記腿板部材に取り付けられた可動脚部をベッド頭
部側に引き倒しまたは戻して、前記尻板部材および腿板
部材を前記第二軸部および第一ヒンジ部を介してベッド
上側へ屈曲しまたは戻すとともに、前記脚板部材を第二
ヒンジ部を介して前記傾斜保持板に沿ってベッド頭部側
へ引き下げまたは戻す第二作動部材とを含むことを特徴
とする自動起床ベッド装置。 - 【請求項２】 請求項１において、前記可動脚部に車輪
部が設けられた自動起床ベッド装置。 - 【請求項３】 請求項１または２において、前記脚板部
材に傾斜保持板を滑動する車輪部が設けられた自動起床
ベッド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8139648A JPH09294782A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 自動起床ベッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8139648A JPH09294782A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 自動起床ベッド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09294782A true JPH09294782A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15250174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8139648A Pending JPH09294782A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | 自動起床ベッド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09294782A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106821679A (zh) * | 2017-01-23 | 2017-06-13 | 郭其轮 | 多功能立趴吊床 |
| CN108888429A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-27 | 天津理工大学 | 一种具有翻身及便于***功能的多功能轮椅床 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5683346A (en) * | 1979-12-10 | 1981-07-07 | Shigeyuki Kitamura | Patient bed |
| JPS59184821U (ja) * | 1983-05-27 | 1984-12-08 | 木村寝台工業株式会社 | 床板の起伏機構 |
| JPS61136720U (ja) * | 1985-02-14 | 1986-08-25 | ||
| JPH03139352A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-13 | Paramaunto Bed Kk | 床部起伏屈曲機構を備えたベツド |
| JPH05154025A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Sanwa Shutter Corp | リクライニング機構を備えた昇降ベツド |
| JPH0664636U (ja) * | 1992-10-08 | 1994-09-13 | ダイヤモンドベッド株式会社 | 介護ベッド |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP8139648A patent/JPH09294782A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5683346A (en) * | 1979-12-10 | 1981-07-07 | Shigeyuki Kitamura | Patient bed |
| JPS59184821U (ja) * | 1983-05-27 | 1984-12-08 | 木村寝台工業株式会社 | 床板の起伏機構 |
| JPS61136720U (ja) * | 1985-02-14 | 1986-08-25 | ||
| JPH03139352A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-13 | Paramaunto Bed Kk | 床部起伏屈曲機構を備えたベツド |
| JPH05154025A (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-22 | Sanwa Shutter Corp | リクライニング機構を備えた昇降ベツド |
| JPH0664636U (ja) * | 1992-10-08 | 1994-09-13 | ダイヤモンドベッド株式会社 | 介護ベッド |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106821679A (zh) * | 2017-01-23 | 2017-06-13 | 郭其轮 | 多功能立趴吊床 |
| CN106821679B (zh) * | 2017-01-23 | 2019-04-05 | 郭其轮 | 多功能立趴吊床 |
| CN108888429A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-27 | 天津理工大学 | 一种具有翻身及便于***功能的多功能轮椅床 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5095561A (en) | Invalid bed | |
| US5916085A (en) | Rotator for assisting a person in lying down on and getting up from a bed and method of use | |
| JP2000279454A (ja) | 自助介護用ベッド装置 | |
| JPH09294782A (ja) | 自動起床ベッド装置 | |
| JP2008212371A (ja) | ベッドの介助装置及びその使用方法 | |
| JP2001008979A (ja) | 介護用ベッド及び介護用ベッドのマットレス | |
| JP2001353100A (ja) | 人体回動介助装置 | |
| JPH08308886A (ja) | 起き上がりベッド装置 | |
| JPH11239524A (ja) | 介護用ベッド及び介護用ベッドのマットレス | |
| JPH051005B2 (ja) | ||
| JPH09294783A (ja) | 自動起床ベッド装置 | |
| JPH0238223B2 (ja) | ||
| KR200336152Y1 (ko) | 휠체어 | |
| JPH07275298A (ja) | 起伏型福祉寝台 | |
| JPH066142B2 (ja) | 立上り補助装置 | |
| JP2001129032A (ja) | 介護補助装置 | |
| JP2745396B2 (ja) | 寝 台 | |
| JPH0716511B2 (ja) | 寝たきり病人・老人用ベッド | |
| JP2829593B2 (ja) | ベッドにおける手摺装置 | |
| JPH08308885A (ja) | 起き上がりベッド装置 | |
| JPH08196574A (ja) | 身体障害者用起立訓練ベッド | |
| JPS5835243Y2 (ja) | 多目的ベッド | |
| JPH0236502Y2 (ja) | ||
| JPS61238232A (ja) | 座位補助および起立補助機構を有するベツド | |
| JP2001258959A (ja) | 立ち上がり補助装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051006 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051018 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |