JPH09293012A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH09293012A
JPH09293012A JP8131346A JP13134696A JPH09293012A JP H09293012 A JPH09293012 A JP H09293012A JP 8131346 A JP8131346 A JP 8131346A JP 13134696 A JP13134696 A JP 13134696A JP H09293012 A JPH09293012 A JP H09293012A
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JP
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operating system
file
operating
information processing
storage device
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JP8131346A
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Hideichiro Aoki
秀一郎 青木
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置を物理的に分割することなく複数
のオペレーティングシステムをインストールし、ファイ
ル管理形式に関わらずファイルを各オペレーティングシ
ステムで共有する情報処理装置を提供する。 【解決手段】 ファイル管理形式の異なる複数のオペレ
ーティングシステム記憶装置10に格納する情報処理装
置において、記憶装置10が、任意に特定された第1オ
ペレーティングシステム11をインストールすると共
に、他の第2オペレーティングシステム12を第1オペ
レーティングシステム11のシステムファイルとしてイ
ンストールし、全てのデータファイルを第1オペレーテ
ィングシステム11のファイル管理形式で格納し、第2
オペレーティングシステム12は、第1オペレーティン
グシステム11のファイル管理形式に対するファイルシ
ステムエミュレータ32を備える構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、オペレーティング
システムにて基本動作を制御される情報処理装置に関
し、特にファイル管理形式の異なる複数のオペレーティ
ングシステムでファイルを共有する情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いた情報処理装置で
は、一般に基本プログラムであるオペレーティングシス
テムで基本動作を制御している。通常、1つの情報処理
装置には1つのオペレーティングシステムがインストー
ルされているが、システムの使用目的や使用環境等に応
じて複数のオペレーティングシステムをインストール
し、必要に応じて切り替えて使用する場合がある。この
ような場合、異なるオペレーティングシステムではファ
イル管理形式が異なっているため、記憶装置上の同一の
領域に複数のオペレーティングシステムをインストール
することはできない。したがって、各オペレーティング
システムを、異なる記憶装置にインストールしたり、1
台の記憶装置を物理的に分割して生成した複数の領域に
それぞれインストールして使用していた。
【0003】また、上記のように複数のオペレーティン
グシステムを切り替えて使用する場合、各オペレーティ
ングシステム間でファイル管理形式が異なっていること
から、所定のオペレーティングシステムで管理されてい
るデータを他のオペレーティングシステム上で利用する
ことはできない。したがって、各オペレーティングシス
テムにおいて共通のデータを管理する必要がある場合、
記憶装置の各オペレーティングシステムの管理領域に、
それぞれ同一のデータを重複して格納しなければならな
かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の情報処理装置は、複数のオペレーティングシステムを
切り替えて使用する場合、各オペレーティングシステム
間でファイル管理形式が異なっているため、各オペレー
ティングシステムを、異なる記憶装置にインストールし
たり、1台の記憶装置を物理的に分割して生成した複数
の領域にそれぞれインストールしなければならず、イン
ストールに多大な手間を要するという欠点があった。
【0005】また、1台の記憶装置を物理的に分割して
各オペレーティングシステムをインストールする場合に
は、1つのオペレーティングシステムで使用できる記憶
装置の容量が制限され、かつ記憶装置を1度分割した後
は、再び分割し直さない限り各オペレーティングシステ
ムに対する記憶装置の容量の割当てを変更できないた
め、柔軟なシステム設計が困難であるという欠点があっ
た。
【0006】さらに、上記のように、各オペレーティン
グシステム間でファイル管理形式が異なっているため、
各オペレーティングシステムで共通のデータを管理する
必要がある場合には、各オペレーティングシステムの管
理領域に同一データを重複して格納しなければならず、
記憶装置の容量を浪費し、かつ各オペレーティングシス
テムの管理領域ごとに格納された全てのデータの共通性
を常時保持するために多大な手間を要するという欠点が
あった。
【0007】本発明は、上記従来の欠点を解決し、1台
の記憶装置に対して、当該記憶装置を物理的に分割する
ことなく、複数のオペレーティングシステムをインスト
ールすることを可能とし、かつ所定のオペレーティング
システムの管理下で格納されたデータを他のオペレーテ
ィングシステムにおいて使用できる情報処理装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ファイル管理形式の異なる複数のオペレ
ーティングシステム記憶装置に格納する情報処理装置に
おいて、前記記憶装置が、任意に特定された第1の前記
オペレーティングシステムをインストールすると共に、
他の前記オペレーティングシステムを前記第1のオペレ
ーティングシステムのシステムファイルとしてインスト
ールし、全てのデータファイルを前記第1のオペレーテ
ィングシステムのファイル管理形式で格納し、前記第1
のオペレーティングシステムのシステムファイルとして
インストールされた前記他のオペレーティングシステム
は、前記第1のオペレーティングシステムのファイル管
理形式に対するエミュレーション機能を備える構成とし
ている。
【0009】また、他の態様では、前記記憶装置が、前
記第1のオペレーティングシステムまたは前記他のオペ
レーティングシステムのいずれかを選択的に立ち上げる
共通ローダを格納する。
【0010】さらに他の好ましい態様では、前記第1の
オペレーティングシステムのシステムファイルとしてイ
ンストールされた前記他のオペレーティングシステム
が、各々時オペレーティングシステムを立ち上げるため
の専用ローダを備え、前記共通ローダが、前記他のオペ
レーティングシステムを立ち上げることを選択された場
合に、該選択されたオペレーティングシステムの前記専
用ローダに立ち上げ処理を渡す。
【0011】上記の目的を達成する他の本発明は、ファ
イル管理形式の異なる複数のオペレーティングシステム
記憶装置に格納する情報処理装置において、前記憶装置
の同一領域に、任意に特定された第1の前記オペレーテ
ィングシステムをインストールすると共に、前記第1の
オペレーティングシステムのファイル管理形式に対する
エミュレーション機能を備える他の前記オペレーティン
グシステムを前記第1のオペレーティングシステムのシ
ステムファイルとしてインストールするオペレーティン
グシステムインストール手段と、前記第1のオペレーテ
ィングシステムまたは前記他のオペレーティングシステ
ムのいずれかを選択的に立ち上げるオペレーティングシ
ステム立ち上げ制御手段と、前記第1のオペレーティン
グシステムのシステムファイルとしてインストールされ
た前記他のオペレーティングシステムが動作している場
合であって、前記第1のオペレーティングシステムのフ
ァイル管理形式で格納されているファイルにアクセスす
る場合に、前記他のオペレーティングシステムのエミュ
レーション機能を用いてファイルにアクセスするアクセ
ス制御手段とを備える構成としている。
【0012】また、他の態様では、前記オペレーティン
グシステムインストール手段が、前記第1のオペレーテ
ィングシステム及び前記他のオペレーティングシステム
をインストールすると共に、情報処理装置の起動時に立
ち上がる起動オペレーティングシステムを特定して登録
する。
【0013】さらに他の態様では、前記オペレーティン
グシステム立ち上げ手段が、前記起動オペレーティング
システムが登録されていない場合に、利用者からのコマ
ンド入力による起動オペレーティングシステムの指定を
受け付け、該指定された前記オペレーティングシステム
を立ち上げる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施例の情報処理装置の構成を
示すブロック図である。なお、本実施例では、説明を簡
単にするため、1台の記憶装置に2つのオペレーティン
グシステムをインストールする場合を例として説明す
る。
【0016】図示のように、本実施例の情報処理装置
は、オペレーティングシステムをインストールした記憶
装置10と、記憶装置10にアクセスして種々の処理を
実行する演算処理装置20とを備える。なお、同図に
は、本実施例の特徴的な構成のみを記載し、他の構成に
ついては記載を省略してある。
【0017】記憶装置10は、通常、磁気ディスク等を
記憶媒体とするディスク装置にて実現され、2つのオペ
レーティングシステムをインストールしている。以下、
第1オペレーティングシステム11、第2オペレーティ
ングシステム12と称して区別する。これらのオペレー
ティングシステムを特に区別しない場合は、オペレーテ
ィングシステム11、12と表記する。また、記憶装置
10は、これらのオペレーティングシステム11、12
を立ち上げるための共通ローダ13を格納している。な
お、本実施例では、記憶装置10が磁気ディスク装置で
あるものとして説明する。
【0018】第1オペレーティングシステム11は、n
個のシステムファイルSF11〜SF1nと、各システ
ムファイルSF11〜SF1nのアドレスを管理するヘ
ッダ部11aとを備える。
【0019】第2オペレーティングシステム12は、m
個のシステムファイルSF21〜SF2mと、各システ
ムファイルSF21〜SF2mのアドレスを管理するヘ
ッダ部12aと、第2オペレーティングシステム12を
立ち上げるための専用ローダ12bとを備える。また、
第2オペレーティングシステム12には、第1オペレー
ティングシステム11のデータ管理形式にて格納された
データにアクセスするためのエミュレーション機能が設
けられる。
【0020】また、第2オペレーティングシステム12
は、第1オペレーティングシステム11のシステムファ
イルの1つとして記憶装置10に格納される。図示の例
では、k番目(1≦k≦n)のシステムファイルSF1
kが第2オペレーティングシステム12となっている。
【0021】共通ローダ13は、オペレーティングシス
テム11、12を立ち上げるためのプログラムであり、
第1オペレーティングシステム11を立ち上げる機能
と、第1オペレーティングシステム11と第2オペレー
ティングシステム12のいずれを立ち上げるかを選択す
る機能とを備える。また、第2オペレーティングシステ
ム12の専用ローダ12bのアドレスを保持し、第2オ
ペレーティングシステム12を立ち上げる選択がなされ
た場合に、当該専用ローダ12bに処理を渡す機能を備
える。
【0022】また、図示しないが、記憶装置10には、
情報処理装置の処理内容に応じて種々のデータが格納さ
れる。本実施例では、このデータは、すべて第1オペレ
ーティングシステム11のファイル管理形式で格納され
るものとする。
【0023】演算処理装置20は、記憶装置10にオペ
レーティングシステム11、12をインストールするた
めのOSインストール制御手段21と、情報処理装置の
起動時にオペレーティングシステム11、12を立ち上
げるためのOS立ち上げ制御手段22及びバックアップ
メモリ23と、オペレーティングシステム11、12の
制御下でデータにアクセスするためのアクセス制御手段
24と、ブートストラップ等の初期動作用のプログラム
を格納したROM25とを備える。
【0024】OSインストール制御手段21は、プログ
ラム制御されたCPU等で実現され、記憶装置10に第
1オペレーティングシステム11及び第2オペレーティ
ングシステム12を格納する。図2のフローチャートを
参照して、OSインストール制御手段21によるオペレ
ーティングシステム11、12のインストールの動作を
説明する。
【0025】まず、記憶装置10の磁気ディスクを初期
化し(ステップ201)、第1オペレーティングシステ
ム11のシステムファイルSF11〜SF1nをインス
トールする(ステップ202)。また、インストールし
たシステムファイルSF11〜SF1nのアドレスを管
理するヘッダ部11aを生成して格納し、さらに共通ロ
ーダ13を格納する。
【0026】次に、第2オペレーティングシステム12
をインストールする場合、OSインストール制御手段2
1は、まず、記憶装置10の磁気ディスク上に第2オペ
レーティングシステム12を格納する領域をアロケート
する(ステップ203、204)。そして、確保された
領域にシステムファイルSF21〜SF2nとヘッダ部
12aと専用ローダ12Bとを含む第2オペレーティン
グシステム12をインストールする(ステップ20
5)。
【0027】次に、システムを起動する際のオペレーテ
ィングシステム11、12の立ち上げ方法を指定する
(ステップ206)。オペレーティングシステム11、
12の立ち上げ方法としては、メニュー選択によりシス
テムの起動の際に利用者が指定する方法と、第1オペレ
ーティングシステム11と第2オペレーティングシステ
ム12のいずれかを自動的に立ち上げるように予め設定
しておく方法とがある。起動オペレーティングシステム
を予め設定する方法を選択した場合には、起動オペレー
ティングシステムを指定してバックアップメモリ23に
登録する(ステップ207、208)。
【0028】以上の手順により、記憶装置10へのオペ
レーティングシステム11、1102のインストールが
完了する。上記のように、本実施例では、1台の記憶装
置に2種類のオペレーティングシステム11、12をイ
ンストールするものの、第2オペレーティングシステム
12を第1オペレーティングシステム11のシステムフ
ァイルとしてインストールするため、記憶装置10を物
理的に分割する必要はない。
【0029】OS立ち上げ制御手段22は、プログラム
制御されたCPU等で実現され、情報処理装置の起動時
に、記憶装置10に格納された共通ローダ13にしたが
って、オペレーティングシステム11、12の一方を立
ち上げる。図3のフローチャートを参照して、OS立ち
上げ制御手段22によるオペレーティングシステム1
1、12の立ち上げ動作について説明する。
【0030】情報処理装置の電源を入れると(ステップ
301)、初期動作として、ROM25に格納されたプ
ログラムの制御により、ハードウェアの診断が行われ
(ステップ302)、続いて記憶装置10の共通ローダ
13が読み出されて演算処理装置20のメインメモリに
ロードされる(ステップ303)。
【0031】OS立ち上げ制御手段22は、メインメモ
リにロードされた共通ローダ13の制御により、まずバ
ックアップメモリ23の記憶内容をチェックする(ステ
ップ304)。ここで、オペレーティングシステム1
1、12の立ち上げ方法として、メニュー立ち上げと、
設定された起動オペレーティングシステムの自動立ち上
げのいずれが指定されているかを判断する(ステップ3
05)。
【0032】自動立ち上げが指定されている場合、次
に、第1オペレーティングシステム11と第2オペレー
ティングシステム12のいずれが起動オペレーティング
システムとして指定されているかを判断する(ステップ
306)。そして、第1オペレーティングシステム11
が起動オペレーティングシステムとして指定されている
場合、引き続き共通ローダ13の制御により第1オペレ
ーティングシステム11を立ち上げる(ステップ30
7)。
【0033】一方、第2オペレーティングシステム12
が起動オペレーティングシステムとして指定されている
場合、OS立ち上げ制御手段22は、共通ローダ13の
持つ第2オペレーティングシステム12の専用ローダ1
2bのアドレスを参照して、専用ローダ12bをメイン
メモリにロードする。そして、これ以後、専用ローダ1
2bの制御により第2オペレーティングシステム12を
立ち上げる(ステップ308)。
【0034】オペレーティングシステム11、12の立
ち上げ方法としてメニュー立ち上げが指定されている場
合、OS立ち上げ制御手段22は、共通ローダ13の制
御により、図示しないディスプレー装置に、立ち上げる
オペレーティングシステム11、12を選択するための
メニュー表示を行う(ステップ305、309)。利用
者が当該メニュー表示にしたがって立ち上げるオペレー
ティングシステム11、12を指定すると、OS立ち上
げ制御手段22は、引き続き指定されたオペレーティン
グシステム11、12の立ち上げ制御を行う(ステップ
310)。このとき、第1オペレーティングシステム1
1が選択されれば、共通ローダ13の制御による第1オ
ペレーティングシステム11の立ち上げを実行し、第2
オペレーティングシステム12が選択されれば、専用ロ
ーダ12bのロードの後、専用ローダ12bの制御によ
る第2オペレーティングシステム12の立ち上げを実行
する。
【0035】以上の手順により、オペレーティングシス
テム11、12の立ち上げが完了する。上記のように、
本実施例では、記憶装置10にインストールされている
オペレーティングシステム11、12を、優劣なく任意
に立ち上げることが可能である。すなわち、第1オペレ
ーティングシステム11のシステムファイルとしてイン
ストールされている第2オペレーティングシステム12
を立ち上げる場合にも、一旦第1オペレーティングシス
テム11を立ち上げた後に当該第1オペレーティングシ
ステム11から第2オペレーティングシステム12を呼
び出して立ち上げるといった工数の多い手順を経る必要
はない。
【0036】アクセス制御手段24は、プログラム制御
されたCPU等で実現され、動作中のオペレーティング
システム11、12の制御により、記憶装置10に格納
されているデータファイルにアクセスする。本実施例で
は、上述したように、全てのデータを第1オペレーティ
ングシステム11のファイル管理形式により記憶装置1
0に格納する。したがって、第1オペレーティングシス
テム11が動作している場合は、そのままデータファイ
ルにアクセスできるが、第2オペレーティングシステム
12の管理下においてデータファイルにアクセスするに
は、ファイル管理形式のエミュレーションが必要とな
る。
【0037】第2オペレーティングシステム12を立ち
上げた場合のメインメモリの構造を図4に示す。図示の
ように、ハードウェアであるメインメモリ上に各種のド
ライバ30が載り、その上に第2オペレーティングシス
テム12が載る。アプリケーションプログラムは第2オ
ペレーティングシステム12の上で動作する。ドライバ
30には、ファイルにアクセスするためのファイルアク
セスドライバ31が含まれる。そして、ファイルアクセ
スドライバ31の上でファイルシステムエミュレータ3
2が動作する。
【0038】図5のフローチャートを参照して、第2オ
ペレーティングシステム12が動作している場合の、ア
クセス制御手段24による、ファイルへのアクセス動作
について説明する。
【0039】まず、アプリケーションプログラムからフ
ァイルへのアクセス要求がされると(ステップ50
1)、アクセス制御手段24は、当該アクセス要求が第
1オペレーティングシステム11の管理領域に対するも
のかどうかを調べる。
【0040】そして、第1オペレーティングシステム1
1の管理領域に対するものである場合、まず、ファイル
システムエミュレータ32にアクセスコマンドを発行す
る(ステップ502、503)。ファイルシステムエミ
ュレータ32は、ファイル名に基づくアクセス要求を当
該ファイルのアドレスに基づくアクセス要求に変換し、
ファイルアクセスドライバ31にアクセスコマンドを発
行する(ステップ504)。そして、ファイルアクセス
ドライバ31が当該ファイルにアクセスする(ステップ
505)。上述したように、データファイルへのアクセ
スは、全てこの場合に該当する。
【0041】一方、アプリケーションプログラムから出
されたアクセス要求が、第1オペレーティングシステム
11の管理領域に対するものでない場合、すなわち、第
2オペレーティングシステム12の管理領域に対するも
のである場合には、アクセスコマンドをエミュレートす
ることなく、そのままファイルアクセスドライバ31に
アクセスコマンドを発行し(ステップ502、50
6)、ファイルアクセスドライバ31が当該ファイルに
アクセスする(ステップ507)。
【0042】以上の手順で、第2オペレーティングシス
テム12が動作している場合のアクセス制御手段24に
よるファイルへのアクセス動作が完了する。上記のよう
に、本実施例では、動作しているオペレーティングシス
テム11、12に関わらず、データファイルへの境界の
ないアクセスが可能となる。
【0043】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、本実施例では、オペレーティング
システムの立ち上げ方法を選択できることとしたが、こ
れは必須の要件ではなく、予め設定されたオペレーティ
ングシステムの自動立ち上げのみとすることもできる
し、反対にメニュー立ち上げのみとすることもできる。
【0044】また、本実施例では、記憶装置に2種類の
オペレーティングシステムをインストールする場合につ
いて説明したが、3種類以上のオペレーティングシステ
ムをインストールする場合にも何ら支障はない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1台の記憶装置に、ファイル管理形式の異なる複数のオ
ペレーティングシステムを、当該記憶装置を物理的に分
割することなくインストールできるため、インストール
に要する手間を大幅に削減できるという効果がある。
【0046】また、記憶装置を分割しないため、1つの
オペレーティングシステムで使用できる記憶装置の容量
が増大し、かつ各オペレーティングシステムに対する記
憶装置の容量の割当てを変更できないといった不都合が
なく、柔軟なシステム設計を容易に行うことができる。
【0047】さらに、1つのオペレーティングシステム
のファイル管理形式にしたがって格納されたデータファ
イルに対して、インストールされたいずれのオペレーテ
ィングシステムからも境界のないアクセスが可能である
ため、各オペレーティングシステムの管理領域に同一デ
ータを重複して格納する必要がなく、記憶装置の容量の
浪費を防止することができ、かつ、各オペレーティング
システムの管理領域ごとに格納された全てのデータの共
通性を常時保持するために多大な手間を要するという不
都合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例による情報処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本実施例によるオペレーティングシステムの
インストールの動作を示すフローチャートである。
【図3】 本実施例によるオペレーティングシステムの
立ち上げ動作を示すフローチャートである。
【図4】 本実施例による第2オペレーティングシステ
ムを立ち上げた場合のメインメモリの構造を示す概略図
である。
【図5】 本実施例によるファイルへのアクセス動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 記憶装置 11 第1オペレーティングシステム 12 第2オペレーティングシステム 13 共通ローダ 20 演算処理装置 21 OSインストール制御手段 22 OS立ち上げ制御手段 23 バックアップメモリ 24 アクセス制御手段 SF11〜SF1n、SF21〜SF2n システム
ファイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル管理形式の異なる複数のオペレ
    ーティングシステム記憶装置に格納する情報処理装置に
    おいて、 前記記憶装置が、 任意に特定された第1の前記オペレーティングシステム
    をインストールすると共に、他の前記オペレーティング
    システムを前記第1のオペレーティングシステムのシス
    テムファイルとしてインストールし、 全てのデータファイルを前記第1のオペレーティングシ
    ステムのファイル管理形式で格納し、 前記第1のオペレーティングシステムのシステムファイ
    ルとしてインストールされた前記他のオペレーティング
    システムは、前記第1のオペレーティングシステムのフ
    ァイル管理形式に対するエミュレーション機能を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置が、前記第1のオペレーテ
    ィングシステムまたは前記他のオペレーティングシステ
    ムのいずれかを選択的に立ち上げる共通ローダを格納す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のオペレーティングシステムの
    システムファイルとしてインストールされた前記他のオ
    ペレーティングシステムが、各々時オペレーティングシ
    ステムを立ち上げるための専用ローダを備え、 前記共通ローダが、前記他のオペレーティングシステム
    を立ち上げることを選択された場合に、該選択されたオ
    ペレーティングシステムの前記専用ローダに立ち上げ処
    理を渡すことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 ファイル管理形式の異なる複数のオペレ
    ーティングシステム記憶装置に格納する情報処理装置に
    おいて、 前記憶装置の同一領域に、任意に特定された第1の前記
    オペレーティングシステムをインストールすると共に、
    前記第1のオペレーティングシステムのファイル管理形
    式に対するエミュレーション機能を備える他の前記オペ
    レーティングシステムを前記第1のオペレーティングシ
    ステムのシステムファイルとしてインストールするオペ
    レーティングシステムインストール手段と、 前記第1のオペレーティングシステムまたは前記他のオ
    ペレーティングシステムのいずれかを選択的に立ち上げ
    るオペレーティングシステム立ち上げ制御手段と、 前記第1のオペレーティングシステムのシステムファイ
    ルとしてインストールされた前記他のオペレーティング
    システムが動作している場合であって、前記第1のオペ
    レーティングシステムのファイル管理形式で格納されて
    いるファイルにアクセスする場合に、前記他のオペレー
    ティングシステムのエミュレーション機能を用いてファ
    イルにアクセスするアクセス制御手段とを備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記オペレーティングシステムインスト
    ール手段が、前記第1のオペレーティングシステム及び
    前記他のオペレーティングシステムをインストールする
    と共に、情報処理装置の起動時に立ち上がる起動オペレ
    ーティングシステムを特定して登録することを特徴とす
    る請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記オペレーティングシステム立ち上げ
    手段が、前記起動オペレーティングシステムが登録され
    ていない場合に、利用者からのコマンド入力による起動
    オペレーティングシステムの指定を受け付け、該指定さ
    れた前記オペレーティングシステムを立ち上げることを
    特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
JP8131346A 1996-04-27 1996-04-27 情報処理装置 Pending JPH09293012A (ja)

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JP8131346A JPH09293012A (ja) 1996-04-27 1996-04-27 情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002005095A1 (fr) * 2000-07-07 2002-01-17 Fujitsu Limited Carte a circuit integre
CN100388197C (zh) * 2004-04-23 2008-05-14 英特维数位科技股份有限公司 具两操作***自动下载更新数据的计算机***及其方法

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