JPH09292533A - 照明装置 - Google Patents
照明装置Info
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- JPH09292533A JPH09292533A JP8155037A JP15503796A JPH09292533A JP H09292533 A JPH09292533 A JP H09292533A JP 8155037 A JP8155037 A JP 8155037A JP 15503796 A JP15503796 A JP 15503796A JP H09292533 A JPH09292533 A JP H09292533A
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- guide plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶表示装置のバックライトとして用いられ
る照明装置において、光利用率を良くすることができ、
また組立作業をあまり注意を払うことなく容易に行うこ
とができるようにする。 【構成】 導光板１１の全表面のうち光入射面１１ａお
よび光出射面１１ｂ以外の面には白色インクからなる反
射層３１が連続して形成され、この反射層３１の表面に
は黒色インクからなる遮光層３２が形成されている。こ
の場合、反射層３１は連続して形成されているので、そ
の一部からの光の漏れはない。また、反射層３１および
遮光層３２を予め形成しているので、部品点数が少な
く、しかも特に導光板１１と反射層３１との相互の接触
面を互いに覆っているので、組立作業中に導光板１１と
反射層３１との間にごみが混入したり導光板１１と反射
層３１との相互の接触面に傷を付けたりすることはな
い。
る照明装置において、光利用率を良くすることができ、
また組立作業をあまり注意を払うことなく容易に行うこ
とができるようにする。 【構成】 導光板１１の全表面のうち光入射面１１ａお
よび光出射面１１ｂ以外の面には白色インクからなる反
射層３１が連続して形成され、この反射層３１の表面に
は黒色インクからなる遮光層３２が形成されている。こ
の場合、反射層３１は連続して形成されているので、そ
の一部からの光の漏れはない。また、反射層３１および
遮光層３２を予め形成しているので、部品点数が少な
く、しかも特に導光板１１と反射層３１との相互の接触
面を互いに覆っているので、組立作業中に導光板１１と
反射層３１との間にごみが混入したり導光板１１と反射
層３１との相互の接触面に傷を付けたりすることはな
い。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は照明装置に関し、
例えば、液晶表示装置のバックライトとして用いられる
照明装置に関する。
例えば、液晶表示装置のバックライトとして用いられる
照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示パネルを備えた液晶表示装置に
は、液晶表示パネル自体が自己発光能力を有していない
ので、液晶表示パネルの裏面側にバックライトとしての
照明装置を設けたものがある。従来のこのような液晶表
示装置としては、図２あるいは図３に示すようなものが
知られている。まず、図２に示す液晶表示装置について
説明する。この液晶表示装置では、上ケース１と下ケー
ス２とからなるケース内において上ケース１に形成され
た表示窓３の内側に液晶表示パネル４が配置され、液晶
表示パネル４の下面（裏面）側に照明装置５が配置され
た構造となっている。このうち液晶表示パネル４は、詳
細には図示していないが、２枚の透明基板６、７間に液
晶が封入され、２枚の透明基板６、７の各表面に偏光板
８、９が貼り付られたものからなっている。
は、液晶表示パネル自体が自己発光能力を有していない
ので、液晶表示パネルの裏面側にバックライトとしての
照明装置を設けたものがある。従来のこのような液晶表
示装置としては、図２あるいは図３に示すようなものが
知られている。まず、図２に示す液晶表示装置について
説明する。この液晶表示装置では、上ケース１と下ケー
ス２とからなるケース内において上ケース１に形成され
た表示窓３の内側に液晶表示パネル４が配置され、液晶
表示パネル４の下面（裏面）側に照明装置５が配置され
た構造となっている。このうち液晶表示パネル４は、詳
細には図示していないが、２枚の透明基板６、７間に液
晶が封入され、２枚の透明基板６、７の各表面に偏光板
８、９が貼り付られたものからなっている。
【０００３】照明装置５は、アクリル樹脂からなる平面
方形状の導光板１１を備えている。導光板１１の下面周
囲には両面接着テープ１２が貼り付けられ、この両面接
着テープ１２の下面には導光板１１と同じ大きさの反射
シート１３が貼り付けられている。また、導光板１１の
右端面には両面接着テープ１４を介して反射シート１５
が貼り付けられている。さらに、図示していないが、導
光板１１の前端面及び後端面にも、右端面の場合と同様
に、両面接着テープを介して反射シートが貼り付けられ
ている。したがって、この導光板１１では、その左端面
が光入射面１１ａとされ、その上面が光出射面１１ｂと
されている。導光板１１の下面には多数のほほ逆Ｖ字状
の溝１６が導光板１１の左右端面と平行に形成されてい
る。これらの溝１６は、光を光出射面１１ｂ側に導きや
すくするとともに、光出射面１１ｂにおける輝度ムラを
少なくするためのものである。導光板１１の上面（光出
射面１１ｂ）のうち左端部を除く部分の周囲には両面接
着テープ１７が貼り付けられ、この両面接着テープ１７
の上面には導光板１１よりも小さめの拡散板１８が貼り
付けられている。導光板１１の光出射面１１ｂの左端部
及び反射シート１３の下面左端部には反射フィルム１９
の両端部が貼り付けられている。導光板１１の光入射面
１１ａの近傍であって反射フィルム１９内には直線筒状
の冷陰極蛍光管２０が配置されている。
方形状の導光板１１を備えている。導光板１１の下面周
囲には両面接着テープ１２が貼り付けられ、この両面接
着テープ１２の下面には導光板１１と同じ大きさの反射
シート１３が貼り付けられている。また、導光板１１の
右端面には両面接着テープ１４を介して反射シート１５
が貼り付けられている。さらに、図示していないが、導
光板１１の前端面及び後端面にも、右端面の場合と同様
に、両面接着テープを介して反射シートが貼り付けられ
ている。したがって、この導光板１１では、その左端面
が光入射面１１ａとされ、その上面が光出射面１１ｂと
されている。導光板１１の下面には多数のほほ逆Ｖ字状
の溝１６が導光板１１の左右端面と平行に形成されてい
る。これらの溝１６は、光を光出射面１１ｂ側に導きや
すくするとともに、光出射面１１ｂにおける輝度ムラを
少なくするためのものである。導光板１１の上面（光出
射面１１ｂ）のうち左端部を除く部分の周囲には両面接
着テープ１７が貼り付けられ、この両面接着テープ１７
の上面には導光板１１よりも小さめの拡散板１８が貼り
付けられている。導光板１１の光出射面１１ｂの左端部
及び反射シート１３の下面左端部には反射フィルム１９
の両端部が貼り付けられている。導光板１１の光入射面
１１ａの近傍であって反射フィルム１９内には直線筒状
の冷陰極蛍光管２０が配置されている。
【０００４】反射フィルム１９は、冷陰極蛍光管２０か
らの光を効率良く導光板１１の光入射面１１ａに入射さ
せるためのものである。そして、導光板１１の光入射面
１１ａに入射された光は導光板１１の内部で反射され、
導光板１１の光出射面１１ｂから出射される。このと
き、導光板１１の下面からの光の漏れは反射シート１３
によって防止され、導光板１１の右端面、前端面及び後
端面からの光の漏れは反射シート１５等によって防止さ
れる。導光板１１の光出射面１１ｂから出射された光は
拡散板１８で拡散され、この拡散された光が液晶表示パ
ネル４の下面に照射されることになる。
らの光を効率良く導光板１１の光入射面１１ａに入射さ
せるためのものである。そして、導光板１１の光入射面
１１ａに入射された光は導光板１１の内部で反射され、
導光板１１の光出射面１１ｂから出射される。このと
き、導光板１１の下面からの光の漏れは反射シート１３
によって防止され、導光板１１の右端面、前端面及び後
端面からの光の漏れは反射シート１５等によって防止さ
れる。導光板１１の光出射面１１ｂから出射された光は
拡散板１８で拡散され、この拡散された光が液晶表示パ
ネル４の下面に照射されることになる。
【０００５】次に、図３に示す液晶表示装置について説
明する。なお、図３において、図２と同一部分には同一
の符号を付し、その説明を適宜省略する。この液晶表示
装置では、下ケース１と上ケース２とからなるケース内
において液晶表示パネル４の下面側に樹脂製または金属
製の反射ケース２１が配置され、この反射ケース２１内
に反射シート１３及び導光板１１がこの順で配置された
構造となっている。この場合、反射ケース２１の左側
は、冷陰極蛍光管２０からの光を導光板１１の光入射面
１１ａに入射させるために、開放されている。また、反
射フィルム１９の一端部は反射シート１３の下面左端部
に貼り付けられている。
明する。なお、図３において、図２と同一部分には同一
の符号を付し、その説明を適宜省略する。この液晶表示
装置では、下ケース１と上ケース２とからなるケース内
において液晶表示パネル４の下面側に樹脂製または金属
製の反射ケース２１が配置され、この反射ケース２１内
に反射シート１３及び導光板１１がこの順で配置された
構造となっている。この場合、反射ケース２１の左側
は、冷陰極蛍光管２０からの光を導光板１１の光入射面
１１ａに入射させるために、開放されている。また、反
射フィルム１９の一端部は反射シート１３の下面左端部
に貼り付けられている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図２に示す
従来の液晶表示装置の場合には、導光板１１の下面側の
反射シート１３及び導光板１１の所定の３つの端面側の
反射シート１５がそれぞれ別個であるので、各反射シー
ト間に隙間が生じ、これらの隙間から光が漏れ、光利用
率が低下するという問題があった。また、反射シート１
３、１５を導光板１１に貼り付けるための両面接着テー
プ１２、１４により光が拡散され、これによっても光利
用率が低下するという問題があった。一方、図３に示す
従来の液晶表示装置の場合には、反射ケース２１を用い
ているので、その一部からの光の漏れはなく、また両面
接着テープを用いていないので、両面接着テープによる
光の拡散も生じない。しかしながら、反射ケース２１が
樹脂製（射出成形）、金属製（板金）のいずれであって
も、反射ケース２１自体の反射率が低く、これまた光利
用率が低下するという問題があった。さらに、図２及び
図３のいずれの場合も、部品点数が多いので、組立作業
が面倒であり、しかも組立作業中に例えば導光板１１と
反射シート１３、１５との間にごみが混入したり導光板
１１や反射シート１３、１５が互いに擦れ合って表面に
傷を付けたりすることがあり、したがって組立作業にか
なりの注意を払う必要があるという問題があった。この
発明の課題は、光利用率を良くすることができ、また組
立作業をあまり注意を払うことなく容易に行うことがで
きるようにすることである。
従来の液晶表示装置の場合には、導光板１１の下面側の
反射シート１３及び導光板１１の所定の３つの端面側の
反射シート１５がそれぞれ別個であるので、各反射シー
ト間に隙間が生じ、これらの隙間から光が漏れ、光利用
率が低下するという問題があった。また、反射シート１
３、１５を導光板１１に貼り付けるための両面接着テー
プ１２、１４により光が拡散され、これによっても光利
用率が低下するという問題があった。一方、図３に示す
従来の液晶表示装置の場合には、反射ケース２１を用い
ているので、その一部からの光の漏れはなく、また両面
接着テープを用いていないので、両面接着テープによる
光の拡散も生じない。しかしながら、反射ケース２１が
樹脂製（射出成形）、金属製（板金）のいずれであって
も、反射ケース２１自体の反射率が低く、これまた光利
用率が低下するという問題があった。さらに、図２及び
図３のいずれの場合も、部品点数が多いので、組立作業
が面倒であり、しかも組立作業中に例えば導光板１１と
反射シート１３、１５との間にごみが混入したり導光板
１１や反射シート１３、１５が互いに擦れ合って表面に
傷を付けたりすることがあり、したがって組立作業にか
なりの注意を払う必要があるという問題があった。この
発明の課題は、光利用率を良くすることができ、また組
立作業をあまり注意を払うことなく容易に行うことがで
きるようにすることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
照明装置において、光を入射する光入射部と、複数の面
を有し、前記入射部から入射された光を導光する導光部
と、前記導光部から導光された光を出射する光出射部
と、からなる導光板の前記導光部の表面に、可視光に対
し反射性を有する材料を含むインクを設けてなる反射層
を備えるようにしたものである。
照明装置において、光を入射する光入射部と、複数の面
を有し、前記入射部から入射された光を導光する導光部
と、前記導光部から導光された光を出射する光出射部
と、からなる導光板の前記導光部の表面に、可視光に対
し反射性を有する材料を含むインクを設けてなる反射層
を備えるようにしたものである。
【０００８】請求項１記載の発明によれば、導光板の導
光部表面に、可視光に対し反射性を有する材料を含むイ
ンクを塗布法或いは蒸着法等により設けることにより、
導光部の複数の表面に連続した反射層を形成することが
できるので、光漏れを抑制することができ、また、両面
接着テープが必要ないので、両面接着テープによる不均
一な光の拡散、吸収も生じることがなく、均一な光を出
射することができる。しかも、導光板の表面に直接反射
層を形成しているので、反射層を導光部に固定させる手
段が必要ないので構成部品が少なく、組立時に導光板と
反射層とが互いに擦れ合うことがないので、接触面に傷
を付けることがなく、取扱いを簡易にすることができ
る。
光部表面に、可視光に対し反射性を有する材料を含むイ
ンクを塗布法或いは蒸着法等により設けることにより、
導光部の複数の表面に連続した反射層を形成することが
できるので、光漏れを抑制することができ、また、両面
接着テープが必要ないので、両面接着テープによる不均
一な光の拡散、吸収も生じることがなく、均一な光を出
射することができる。しかも、導光板の表面に直接反射
層を形成しているので、反射層を導光部に固定させる手
段が必要ないので構成部品が少なく、組立時に導光板と
反射層とが互いに擦れ合うことがないので、接触面に傷
を付けることがなく、取扱いを簡易にすることができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の一実施形態を適
用した液晶表示装置の要部を示したものである。この図
において、図２と同一部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。この液晶表示装置では、導光板１
１の下面、右端面、前端面及び後端面に反射層３１が連
続して形成され、この反射層３１の表面に遮光層３２が
形成された構造となっている。このうち反射層３１は、
白色インクを塗布したものからなっている。この場合の
塗布方法としては、射出成形によって形成された溝１６
を有する導光板１１の光入射面１１ａ及び光出射面１１
ｂをマスキングし、その他の面に白色インクを吹き付け
て塗布したり、導光板１１全体を白色インク液中に浸け
て塗布したりする方法がある。後者の白色インク液中に
浸けての塗布方法の場合には、導光板１１の光入射面１
１ａのみをマスキングし、導光板１１の光出射面１１ｂ
以外の部分を浸けるようにしてもよい。遮光層３２は、
可視光に対し遮光性を有する黒色インクを上記と同様な
塗布方法で塗布したものからなっている。なお、反射層
３１に用いられる白色インク及び遮光層３２に用いられ
る黒色インクは、アクリル系、ウレタン系、オレフィン
系等のインクから選択されたそれぞれ互いに異なるイン
クであり、白色インクの反射性成分或いは白色インク自
体は、黒色インクに対し不溶性または難溶性であるの
で、黒色インク塗布時に白色インクと混じることはな
い。また、白色インクは導光板１１材料に対し濡れ性が
良い方が望ましい。そして、内面が金属光沢の反射フィ
ルム１９の一端部は遮光層３２の下面左端部に貼り付け
られている。
用した液晶表示装置の要部を示したものである。この図
において、図２と同一部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。この液晶表示装置では、導光板１
１の下面、右端面、前端面及び後端面に反射層３１が連
続して形成され、この反射層３１の表面に遮光層３２が
形成された構造となっている。このうち反射層３１は、
白色インクを塗布したものからなっている。この場合の
塗布方法としては、射出成形によって形成された溝１６
を有する導光板１１の光入射面１１ａ及び光出射面１１
ｂをマスキングし、その他の面に白色インクを吹き付け
て塗布したり、導光板１１全体を白色インク液中に浸け
て塗布したりする方法がある。後者の白色インク液中に
浸けての塗布方法の場合には、導光板１１の光入射面１
１ａのみをマスキングし、導光板１１の光出射面１１ｂ
以外の部分を浸けるようにしてもよい。遮光層３２は、
可視光に対し遮光性を有する黒色インクを上記と同様な
塗布方法で塗布したものからなっている。なお、反射層
３１に用いられる白色インク及び遮光層３２に用いられ
る黒色インクは、アクリル系、ウレタン系、オレフィン
系等のインクから選択されたそれぞれ互いに異なるイン
クであり、白色インクの反射性成分或いは白色インク自
体は、黒色インクに対し不溶性または難溶性であるの
で、黒色インク塗布時に白色インクと混じることはな
い。また、白色インクは導光板１１材料に対し濡れ性が
良い方が望ましい。そして、内面が金属光沢の反射フィ
ルム１９の一端部は遮光層３２の下面左端部に貼り付け
られている。
【００１０】このように、この液晶表示装置では、導光
板１１の端面のうち光入射面１１ａを除く端面及び下面
に反射層３１を連続して形成しているので、その一部か
らの光の漏れはなく、また両面接着テープを用いていな
いので、両面接着テープによる光の不均一な拡散も生ぜ
ず、さらに白色インクからなる反射層３１自体の反射率
を良くすることができ、輝度の高い液晶表示を行うこと
ができ、特に鮮明な白表示が可能となり、照明装置自体
の消費電力を抑え、携帯性に優れた液晶表示装置を提供
することができる。この場合、反射層３１の表面に遮光
層３２を形成しているので、光の漏れをより一層防止す
ることができる。また、反射層３１は導光板１１の溝１
１ａに沿って形成されているので、反射層３１の面積が
増大し、したがって光利用率をより一層良くすることが
できる。さらに、導光板１１の端面のうち光入射面１１
ａを除く端面及び下面に反射層３１及び遮光層３２を予
め形成しているので、部品点数が少なく、しかも特に導
光板１１と反射層３１との相互の接触面を互いに覆って
いるので、組立作業中に導光板１１と反射層３１との間
にごみが混入したり導光板１１と反射層３１との相互の
接触面に傷を付けたりすることがなく、したがって組立
作業をあまり注意を払うことなく容易に行うことができ
る。
板１１の端面のうち光入射面１１ａを除く端面及び下面
に反射層３１を連続して形成しているので、その一部か
らの光の漏れはなく、また両面接着テープを用いていな
いので、両面接着テープによる光の不均一な拡散も生ぜ
ず、さらに白色インクからなる反射層３１自体の反射率
を良くすることができ、輝度の高い液晶表示を行うこと
ができ、特に鮮明な白表示が可能となり、照明装置自体
の消費電力を抑え、携帯性に優れた液晶表示装置を提供
することができる。この場合、反射層３１の表面に遮光
層３２を形成しているので、光の漏れをより一層防止す
ることができる。また、反射層３１は導光板１１の溝１
１ａに沿って形成されているので、反射層３１の面積が
増大し、したがって光利用率をより一層良くすることが
できる。さらに、導光板１１の端面のうち光入射面１１
ａを除く端面及び下面に反射層３１及び遮光層３２を予
め形成しているので、部品点数が少なく、しかも特に導
光板１１と反射層３１との相互の接触面を互いに覆って
いるので、組立作業中に導光板１１と反射層３１との間
にごみが混入したり導光板１１と反射層３１との相互の
接触面に傷を付けたりすることがなく、したがって組立
作業をあまり注意を払うことなく容易に行うことができ
る。
【００１１】なお、上記実施形態では、反射層３１を白
色インクをただ単に塗布することによって形成した場合
について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、白色インク中に銀やアルミニウム等の反射率の
高い金属からなる粒子を含有してなる材料を塗布するこ
とによって形成するようにしてもよい。また、銀やアル
ミニウム等の反射率の高い金属材料を蒸着等により付着
することによって形成するようにしてもよい。さらに、
液晶表示パネル４の表示輝度を均一にするために、反射
層３１のうち導光板１１の光入射面１１ａに近い側を低
反射層とし、遠い側を高反射層とするようにしてもよ
い。反射層３１の反射率を異ならせる方法としては、等
濃度の白色インクのみの場合には、薄く塗布すると低反
射層となり、厚く塗布すると高反射層となる。白色イン
ク中に銀やアルミニウム等の反射率の高い金属からなる
粒子を含有してなる材料の場合には、塗布厚さが一定で
あっても、光入射面１１ａに近い側の白色インクの金属
粒子の含有率を少なくして低反射層とし、遠い側を多く
して高反射層とする。また、反射層３１は、導光板１１
の光入射面１１ａ側から離れるに従って漸次反射率が高
くなるようにしてもよい。このように、反射層３１の反
射率を異ならせた場合には、輝度ムラをさらに低減する
ことができ、また光利用率を変えることなく、導光板１
１自体をより薄くすることができる。なお、直線筒状の
冷陰極蛍光管２０を２本左右対称に配置し、あるいはほ
ぼＬ字状の冷陰極蛍光管を用いる場合には、導光板１１
の光入射面１１ａはそれに応じた２つの端面となること
は当然である。
色インクをただ単に塗布することによって形成した場合
について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、白色インク中に銀やアルミニウム等の反射率の
高い金属からなる粒子を含有してなる材料を塗布するこ
とによって形成するようにしてもよい。また、銀やアル
ミニウム等の反射率の高い金属材料を蒸着等により付着
することによって形成するようにしてもよい。さらに、
液晶表示パネル４の表示輝度を均一にするために、反射
層３１のうち導光板１１の光入射面１１ａに近い側を低
反射層とし、遠い側を高反射層とするようにしてもよ
い。反射層３１の反射率を異ならせる方法としては、等
濃度の白色インクのみの場合には、薄く塗布すると低反
射層となり、厚く塗布すると高反射層となる。白色イン
ク中に銀やアルミニウム等の反射率の高い金属からなる
粒子を含有してなる材料の場合には、塗布厚さが一定で
あっても、光入射面１１ａに近い側の白色インクの金属
粒子の含有率を少なくして低反射層とし、遠い側を多く
して高反射層とする。また、反射層３１は、導光板１１
の光入射面１１ａ側から離れるに従って漸次反射率が高
くなるようにしてもよい。このように、反射層３１の反
射率を異ならせた場合には、輝度ムラをさらに低減する
ことができ、また光利用率を変えることなく、導光板１
１自体をより薄くすることができる。なお、直線筒状の
冷陰極蛍光管２０を２本左右対称に配置し、あるいはほ
ぼＬ字状の冷陰極蛍光管を用いる場合には、導光板１１
の光入射面１１ａはそれに応じた２つの端面となること
は当然である。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、導光板の端面のうち光入射面を除く端面及び下面に
反射層を連続して形成しているので、その一部からの光
の漏れはなく、また両面接着テープを用いていないの
で、両面接着テープによる光の拡散も生ぜず、さらに反
射層自体の反射率を良くすることができ、したがって光
利用率を良くすることができる。また、導光板の端面の
うち光入射面を除く端面及び下面に反射層を予め形成し
ているので、部品点数が少なく、しかも導光板と反射層
との相互の接触面を互いに覆っているので、組立作業中
に導光板と反射層との間にごみが混入したり導光板と反
射層との相互の接触面に傷を付けたりすることがなく、
したがって組立作業をあまり注意を払うことなく容易に
行うことができる。
ば、導光板の端面のうち光入射面を除く端面及び下面に
反射層を連続して形成しているので、その一部からの光
の漏れはなく、また両面接着テープを用いていないの
で、両面接着テープによる光の拡散も生ぜず、さらに反
射層自体の反射率を良くすることができ、したがって光
利用率を良くすることができる。また、導光板の端面の
うち光入射面を除く端面及び下面に反射層を予め形成し
ているので、部品点数が少なく、しかも導光板と反射層
との相互の接触面を互いに覆っているので、組立作業中
に導光板と反射層との間にごみが混入したり導光板と反
射層との相互の接触面に傷を付けたりすることがなく、
したがって組立作業をあまり注意を払うことなく容易に
行うことができる。
【図１】この発明の一実施形態を適用した液晶表示装置
の要部の断面図。
の要部の断面図。
【図２】従来の液晶表示装置の一例の一部の断面図。
【図３】従来の液晶表示装置の他の例の一部の断面図。
４ 液晶表示パネル ５ 照明装置 １１ 導光板 １１ａ 光入射面 １１ｂ 光出射面 １８ 拡散板 １９ 反射フィルム ２０ 冷陰極蛍光管 ３１ 反射層 ３２ 遮光層
Claims (4)
- 【請求項１】 光を入射する光入射部と、複数の面を有
し、前記入射部から入射された光を導光する導光部と、
前記導光部から導光された光を出射する光出射部と、か
らなる導光板の前記導光部の表面に、可視光に対し反射
性を有する材料を含むインクを設けてなる反射層を備え
ることを特徴とする照明装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の発明において、前記反射
層の表面に可視光に対し遮光性を有する材料を含むイン
クを設けてなる遮光層が形成され、前記反射性を有する
材料或いは前記反射性を有する材料を含むインクは、前
記遮光性を有する材料を含むインクに対し不溶性または
難溶性であることを特徴とする照明装置。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の発明において、
前記反射層のうち前記導光板の光入射面に近い側は低反
射層からなり、遠い側は高反射層からなることを特徴と
する照明装置。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載の発明に
おいて、前記反射層は主として反射性金属粒子が分散さ
れた白色インクを設けてなることを特徴とする照明装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155037A JPH09292533A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8155037A JPH09292533A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09292533A true JPH09292533A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15597299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8155037A Pending JPH09292533A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09292533A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-04-26 JP JP8155037A patent/JPH09292533A/ja active Pending
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