JPH09292093A - ホームビデオカメラ用の支持台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、ホームビデオカメラの着脱を
容易とし、更に、支持台に固定して撮影中に移動、及
び、昇降、旋回させても安定した状態の画像を得ること
ができる支持台を提供するものである。 【構成】本発明は、ホームビデオカメラと、枢動台と、
上部雲台部と旋回手段を介して接続した下部雲台部とか
ら成る雲台部と、エレベータ杆と、エレベータ台と、エ
レベータ杆を昇降させる昇降手段と、支持脚と、キャス
タとを備えた支持台において、昇降手段は操作部と電池
とモーターとを備えた電動昇降手段とし、旋回手段は電
池とモーターとを備えた電動旋回手段とすると共に、支
持脚はエレベータ台の四方の下方に垂設し、支持脚とキ
ャスタとの間にショック防止手段を介設したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ホームビデオカメラ用
の撮影時の支持台に関するものであり、更に、詳細に
は、従来の三脚に代わる四脚の支持台に関するものであ
る。

【０００２】

【従来技術】近年、ホームビデオカメラの技術開発は目
覚ましく、優秀な各種の機能を備えた機器が市販されて
おり、素人でも撮影する方法によってはプロ並の画像を
得られるように成っているが、ホームビデオカメラ本体
に対して、その周辺の機器の開発は大きく遅れている実
情である。

【０００３】この種のホームビデオカメラの支持台であ
る三脚は従来から使用されている一般的な一眼レフ等の
カメラの支持台から発展しているものであり、脚はエレ
ベータ台の三方から下方へ夫々延設させており、三本の
脚、所謂、三脚であった。

【０００４】又、ホームビデオカメラを昇降させる昇降
手段、及び、ホームビデオカメラを旋回させる旋回手段
も手動のものであり、ハンドルを回して昇降させたり、
ハンドルを握って旋回させたりしていた。

【０００５】

【解決しようとする課題】然し乍、ホームビデオカメラ
を前述のような三脚の支持台に固定して移動させながら
撮影するような場合、三脚では安定感がなく、ブレた
り、転倒したりする恐れがあるため、手で支えながら移
動させており、又、ホームビデオカメラを昇降させた
り、旋回させたりする場合もハンドルを片手で握って、
他の手で三脚を支えて行っているため、安定した画像が
得られず、撮影の技術の低下に繋がるものであり、特
に、頭上のようなハイアングルで撮影する場合はその傾
向は顕著なものであった。

【０００６】

【課題を解決する手段】本発明は、前述の問題点に鑑
み、研鑽の結果創案したものであって、ホームビデオカ
メラと、ホームビデオカメラを着脱手段を介して装着す
る枢動台と、枢動台を枢動手段を介して固定した上部雲
台部と、上部雲台部と旋回手段を介して接続した下部雲
台部とから成る雲台部と、雲台部に垂設させ螺条を備え
たエレベータ杆と、エレベータ杆を貫通させる中心孔を
設けたエレベータ台と、エレベータ台の中心孔を貫通さ
せたエレベータ杆を昇降させる昇降手段と、エレベータ
台に設けた支持脚と、支持脚の先端に設けたキャスタと
を備えた支持台において、昇降手段は操作部と電池とモ
ーターとを備えた電動昇降手段とし、旋回手段は操作部
と電池とモーターとを備えた電動旋回手段とすると共
に、支持脚はエレベータ台の四方の下方に夫々垂設し、
支持脚とキャスタとの間にショック防止手段を介設した
ものである。

【０００７】更に、電動昇降手段は操作部を設けると共
に、エレベータ台に操作部と電気的に接続させた電池と
モーターとを内装し、モーターの駆動軸へエレベータ杆
の複数の螺線と螺合する駆動ギアを配設したものであ
り、加えて、電動旋回手段はエレベータ台に操作部を設
けると共に操作部と電気的に接続させた電池を内装し、
電池と操作部を電気的に接続させたモーターを下部雲台
部へ内装し、モーターの駆動軸へ笠状の駆動ギアを固定
し、駆動ギアと噛合する笠状の太陽ギアを上部雲台部の
内周面に形成し、駆動ギアと噛合する笠状の補助ギアを
上部雲台部の内部に設けると共に、駆動ギアと太陽ギア
と補助ギアとの噛合を着脱できるクラッチ手段を設けた
ものであり、更には、電動旋回手段はエレベータ台に操
作部を設けると共に操作部と電気的に接続させた電池を
内装し、電池と操作部を電気的に接続させたモーターを
下部雲台部へ内装し、モーターの駆動軸へ円錐截台状の
駆動ローラーを固定し、駆動ローラーと擦接するテーパ
ー面を上部雲台部の内周面に形成し、駆動ローラーと擦
接する円錐截台状の補助ローラーを上部雲台部の内部に
設けると共に、駆動ローラーとテーパー面と補助ローラ
ーとの擦接を着脱できるクラッチ手段を設けたものであ
る。

【０００８】加えて、着脱手段はホームビデオカメラに
螺子孔に螺合する螺子をカメラ側着脱部に突出させ、カ
メラ側着脱部にスライド溝を形成し、スライド溝に挿通
する支持台側着脱部を雲台部に突出状態で設けると共
に、カメラ側着脱部及び雲台部着脱部に着磁部を設けた
ものであり、更に、着脱手段はホームビデオカメラに備
えた螺子孔に螺合する螺子をカメラ側着脱部に突出さ
せ、カメラ側着脱部へ貫通長穴を穿設し、貫通長穴の上
方へ軸受を突設させると共に、支持台側着脱部は膨出杆
を雲台部に設け、膨出杆の上方を軸受に嵌入する軸体を
突設させたものである。

【０００９】そして、ホームビデオカメラのボディを挾
持する略Ｕ字状の挾持脚部を設けると共に、反射板基体
に赤外線を反射させる反射板を積層し、反射板基体へ挾
持脚部を枢着させた赤外線反射機構を付属品として備え
たものである。

【００１０】従って、本発明の目的は、ホームビデオカ
メラの着脱を容易とし、更に、ホームビデオカメラを支
持台に固定して撮影中に移動、及び、昇降、旋回させて
も安定した状態の画像を得ることができるホームビデオ
カメラの支持台を提供する目的である。

【００１１】

【作用】本発明のホームビデオカメラの支持台は、支持
脚を四脚にしたことと、支持脚とキャスタとの間にショ
ック防止手段を介設したことと、更に、電動昇降手段と
電動旋回手段とを備えたことよって、撮影中にホームビ
デオカメラを移動させてもブレ、転倒等の恐れがなく移
動することができ、更に、昇降、旋回もスムーズにさせ
ることができるものである。

【００１２】更には、カメラ側着脱部のスライド溝と、
板状の雲台部着脱部を設けたことによってスライドさせ
て容易に着脱することができ、夫々の着脱部に着磁部を
設けたことによって不意に外れることがないものであ
り、加えて、支持台側着脱部の膨出杆をカメラ側着脱部
の貫通長穴に貫通させて、回動させることによって、容
易に着脱することができるものである。

【００１３】そして、赤外線を反射させる反射板を反射
板基体の下面に積層して、挾持脚部でホームビデオカメ
ラを挾持させることによって、リモートコントローラー
からの赤外線を反射させて、ホームビデオカメラの望
遠、ワイド等の機能の切り換えの指示を与えるものであ
る。

【００１４】

【実施例】以下、実施例の図面によって本発明のホーム
ビデオカメラ用の支持台を具体的に説明する。

【００１５】図１は本発明のホームビデオカメラ用の支
持台の実施例の概要斜視図であり、図２は本発明のホー
ムビデオカメラ用の支持台の脚の実施例の説明図であ
り、図３は本発明のホームビデオカメラ用の支持台の昇
降手段及び旋回手段の断面説明図であり、図４は本発明
のホームビデオカメラ用の支持台の実施例の着脱手段の
説明図であり、図５は本発明のホームビデオカメラ用の
支持台の次実施例の着脱手段の説明図であり、図６は本
発明のホームビデオカメラ用の支持台の反射板の説明図
である。

【００１６】本発明は、ホームビデオカメラ用の撮影時
の支持台１に関するものであり、更に、詳細には、従来
の三脚に代わる四脚の支持台１に関するものであり、請
求項１に記載のものは、ホームビデオカメラＣと、該ホ
ームビデオカメラＣを着脱手段２を介して装着するｓ共
に上下方向に枢動可能な枢動台３と、該枢動台３を枢動
手段３ａを介して固定した上部雲台部４ａと、該上部雲
台部４ａと旋回手段５を介して接続した下部雲台部４ｂ
とから成る雲台部４と、前記雲台部４の下方に垂設させ
胴周に螺線６ａを備えた円筒状のエレベータ杆６と、該
エレベータ杆６を貫通させる中心孔７ａを設けたエレベ
ータ台７と、該エレベータ台７の中心孔７ａを貫通させ
たエレベータ杆６を昇降させる昇降手段と、前記エレベ
ータ台７の下方に設けた夫々伸縮可能な支持脚９と、該
夫々の支持脚９の先端に夫々設けたキャスタ１０とを備
えた支持台１において、前記昇降手段は操作部８ａと電
池８ｂとモーター８ｃとを備えた電動昇降手段８とし、
前記旋回手段は操作部５ａと電池５ｂとモーター５ｃと
を備えた電動旋回手段５とすると共に、前記支持脚９は
エレベータ台７の四方の下方に夫々垂設し、該夫々の支
持脚９と夫々のキャスタ１０との間に夫々ショック防止
手段１１を介設したものである。

【００１７】更に、請求項２に記載のものは、前記電動
昇降手段８はエレベータ台７に露出させて操作部８ａを
設けると共に、前記エレベータ台７へ操作部８ａと電気
的に接続させた電池８ｂとモーター８ｃとを内装し、該
モーター８ｃの駆動軸へエレベータ杆６の螺線６ａと螺
合する駆動ギア８ｄを配設したものである。

【００１８】そして、請求項３に記載のものは、前記電
動旋回手段５はエレベータ台７に露出させて操作部５ａ
を設けると共に該操作部５ａと電気的に接続させた電池
５ｂを内装し、該電池５ｂと操作部５ａとを電気的に接
続させたモーター５ｃを雲台部４の下部雲台部４ｂへ内
装し、該モーター５ｃの駆動軸へ上部雲台部４ａを旋回
させる笠状の駆動ギア５ｄを固定し、該駆動ギア５ｄと
噛合する笠状の太陽ギア５ｅを上部雲台部４ａの内周面
に形成し、該駆動ギア５ｄと噛合する笠状の補助ギア５
ｆを上部雲台部４ａの内部に設けると共に、前記駆動ギ
ア５ｄと太陽ギア５ｅと補助ギア５ｆとの噛合を着脱で
きるクラッチ手段５ｇを設けたものである。

【００１９】更には、請求項３に記載のものは、前記電
動旋回手段５はエレベータ台７に露出させて操作部５ａ
を設けると共に該操作部５ａと電気的に接続させた電池
５ｂを内装し、該電池５ｂと操作部５ａとを電気的に接
続させたモーター５ｃを雲台部４の下部雲台部４ｂへ内
装し、該モーター５ｃの駆動軸へ上部雲台部４ａを旋回
させる円錐截台状の駆動ローラー５ｄを固定し、該駆動
ローラー５ｄと擦接するテーパー面５ｅを上部雲台部４
ａの内周面に形成し、該駆動ローラー５ｄと擦接する円
錐截台状の補助ローラー５ｆを上部雲台部４ａの内部に
設けると共に、前記駆動ローラー５ｄとテーパー面５ｅ
と補助ローラー５ｆとの擦接を着脱できるクラッチ手段
５ｇを設けたものである。

【００２０】加えて、請求項４に記載のものは、前記着
脱手段２はホームビデオカメラＣの下面に備えた螺子孔
Ｃａに螺合する螺子２ａを平面状のカメラ側着脱部２Ａ
へ回転自在に突出させ、該カメラ側着脱部２Ａの両側辺
に断面コ字状のスライド溝２ｂを夫々形成し、該夫々の
スライド溝２ｂにスライドして挿通する板状の支持台側
着脱部２Ｂを雲台部４の上面に突出状態で設けると共
に、カメラ側着脱部２Ａ及び支持台側着脱部２Ｂに着磁
部２ｃを設けたものである。

【００２１】更には、請求項５に記載のものは、前記着
脱手段２はホームビデオカメラＣの下面に備えた螺子孔
Ｃａに螺合する螺子２ａを空間部を有する函状の上面の
カメラ側着脱部２Ａへ回転自在に突出させ、該カメラ側
着脱部２Ａの下面へ貫通長穴２ｄを穿設し、該貫通長穴
２ｄの上方の上面下方へ短円筒状の軸受２ｅを突設させ
ると共に、支持台側着脱部２Ｂは前記貫通長穴２ｄを貫
通する膨出杆２ｆを雲台部４の上面に突出状態で設け、
該膨出杆２ｆの上方に前記軸受２ｅに嵌入する軸体２ｇ
を突設させたものである。

【００２２】次いで、請求項６に記載のものは、前記ホ
ームビデオカメラＣのボディを両側から挾持する略Ｕ字
状の挾持脚部１２ａを設けると共に、板状の反射板基板
１２ｂの下面に赤外線を反射させる反射板１２ｃを積層
し、該反射板基板１２ｂへ前記挾持脚部１２ａを枢動可
能に且つ摺動可能に枢着させた赤外線反射機構１２を付
属品として備えたものである。

【００２３】即ち、本発明の支持脚に使用するホームビ
デオカメラＣは一般に市販されているものに使用するも
のであり、支持台１への装着は予めホームビデオカメラ
Ｃの下面に設けてある螺子孔Ｃａを利して、後述する支
持台１の上方の枢動台３に着脱手段２を介して装着する
ものである。

【００２４】そして、本発明のホームビデオカメラ用の
支持台１は、図１に図示する如く、着脱手段２と、枢動
台３と、上部雲台部４ａと下部雲台部４ｂとから成る雲
台部４と、電動旋回手段５と、エレベータ杆６と、エレ
ベータ台７と、電動昇降手段８と、支持脚９と、キャス
タ１０とを備えているものである。

【００２５】次に、枢動台３は上方にホームビデオカメ
ラＣの後述する着脱手段２を備えると共に、下方の上部
雲台部４ａと上下方向に枢動可能に下面を半円形状に形
成し、水平方向を軸着しており、枢動手段３ａと成る手
動ハンドルを上下方向に移動させることによって、上方
に固定しているホームビデオカメラＣを枢動させるもの
である。

【００２６】前記雲台部４は上部雲台部４ａと下部雲台
部４ｂとから成り旋回可能に中心軸により軸着されてお
り、上部雲台部４ａの上方には前記枢動台３を備え、上
部雲台部４ａと下部雲台部４ｂとの間には電動旋回手段
５を介しているものであり、更に、下部雲台部４ｂの下
方には胴周に多数の螺線６ａを備えた円筒状のエレベー
タ杆６を垂設させているものである。

【００２７】そして、エレベータ台７はエレベータ杆６
を貫通させる中心孔７ａを設けており、該中心孔７ａの
近傍にはエレベータ杆６の胴周の多数の螺線６ａと噛合
する駆動ギア８ｄを備えており、該駆動ギア８ｄを回動
させることによってエレベータ杆６を昇降させる電動昇
降手段８と成るものである。

【００２８】次に、図２に図示する如く、支持脚９はエ
レベータ台７の下方に入れ子式の複数のパイプで伸縮可
能に設けており、支持脚９の先端へはキャスタ１０を設
けており、該キャスタ１０の上方には適宜な開脚に維持
するために開脚維持機構を設けているいるものである
が、前記支持脚９の先端とキャスタ１０との間にはコイ
ルスプリングから成るショック防止手段１１を介設して
いるものであり、該ショック防止手段１１はエヤサスペ
ンション、或いは、オイルダンパー等の流体圧を利した
ものでも構わないものであり、ショック防止手段１１を
介装したことによって若干の凹凸を乗り越えて支持台１
を移動させても、ホームビデオカメラＣの位置は安定し
ているものである。

【００２９】本発明のホームビデオカメラＣの支持脚９
は、エレベータ台７の四方の下方に夫々垂設しており、
つまり、四脚を有している支持台１であり、支持台１を
四脚にしたことによって転倒の恐れが極減するものであ
る。

【００３０】更に、前記電動昇降手段８はエレベータ台
７に露出させた「上」又は「下」と表示したスイッチ
や、抵抗、ＬＥＤ等を配したプリント基板から成る操作
部８ａを配設し、該操作部８ａと電池８ｂとモーター８
ｃとを電気的に接続させており、モーター８ｃの駆動軸
へは駆動ギア８ｄを固着しているもので、スイッチを押
圧してモーター８ｃを駆動させ、駆動ギア８ｄと噛合し
た螺線６ａによって、エレベータ台７の中心孔７ａに貫
通させたエレベータ杆６を昇降させる電動昇降手段８を
エレベータ台７に内装しているものであり、ホームビデ
オカメラＣの昇降がスムーズに行なえるものである。

【００３１】次いで、前記電動旋回手段５はエレベータ
台７に露出させた前記電動昇降手段８の操作部８ａのプ
リント基板を共有させてスイッチ、抵抗、ＬＥＤ等を配
し、エレベータ台７に設けた前記電動昇降手段８の操作
部８ａスイッチに近設させ露出させた電動旋回手段５の
操作部５ａのスイッチには「右」又は「左」と表示して
おり、更に、エレベータ台７には前記電動昇降手段８の
電池８ｂと近設させて或いは共有させて電池５ｂを内装
しており、モーター５ｃは雲台部４の下部雲台部４ｂへ
操作部５ａと電池５ｂとをエレベータ杆６に内通させた
コイル状コードによって電気的に接続させて内装してい
るものであり、スイッチを押圧してモーター５ｃを駆動
させるものである。

【００３２】前記モーター５ｃへは下部雲台部４ｂと旋
回可能に軸着されている上部雲台部４ａを旋回させるた
めの笠状の駆動ギア５ｄを固定しており、一方、上部雲
台部４ａはカップ状に形成し内周面へ笠状の太陽ギア５
ｅを形成しており、前記駆動ギア５ｄと太陽ギア５ｅと
噛合して回転することにより旋回可能と成るものである
が、旋回を安定させるため上部雲台部４ａの下面には太
陽ギア５ｅと共に駆動ギア５ｄと噛合する単数又は複数
の笠状の補助ギア５ｆを下方に向けて設けているもので
あり、クラッチ手段５ｇは下部雲台部４ｂに内装したモ
ーター５ｃ及び駆動ギア５ｄを上下動可能に配設するこ
とにより、駆動ギア５ｄと太陽ギア５ｅ及び補助ギア５
ｆとの噛合を着脱するものであり、実施例では、手動ハ
ンドルを支点を介して上下動させているものであり、駆
動ギア５ｄと太陽ギア５ｅとを噛合させることで、電動
旋回手段５と成りホームビデオカメラＣの旋回がスムー
ズに行なえるものである。

【００３３】更には、前記モーター５ｃへは下部雲台部
４ｂと旋回可能に軸着されている上部雲台部４ａを旋回
させるための円錐截台状の駆動ローラー５ｄを固定して
おり、一方、上部雲台部４ａはカップ状に形成し内周面
へテーパー面５ｅを形成しており、前記駆動ローラー５
ｄとテーパー面５ｅと擦接して回転することにより旋回
可能と成るものであるが、旋回を安定させるため上部雲
台部４ａの下面にはテーパー面５ｅと共に駆動ローラー
５ｄと擦接する単数又は複数の円錐截台状の補助ローラ
ー５ｆを下方に向けて設けているものであり、クラッチ
手段５ｇは下部雲台部４ｂに内装したモーター５ｃ及び
駆動ローラー５ｄを上下動可能に配設することにより、
駆動ローラー５ｄとテーパー面５ｅ及び補助ローラー５
ｆとの擦接を着脱するものであり、実施例では、手動ハ
ンドルを支点を介して上下動させているものであり、駆
動ローラー５ｄとテーパー面５ｅとを擦接させること
で、電動旋回手段５と成りホームビデオカメラＣの旋回
がスムーズに行なえるものである。

【００３４】尚、図１及び図５に図示する如く、電動旋
回手段５の旋回用ハンドル５ｈ或いは電動昇降手段８の
昇降用ハンドル８ｅは着脱可能に設けており、任意に使
い分けができるものである。

【００３５】そして、本発明の実施例の着脱手段２は、
図４に図示する如く、平面状の両側辺に断面コ字状のス
ライド溝２ｂを夫々形成したカメラ側着脱部２Ａの上面
へホームビデオカメラＣの下面に備えた螺子孔Ｃａに螺
合する螺子２ａを回転自在に貫通状態で突出しているも
のであり、カメラ側着脱部２Ａのスライド溝２ｂにスラ
イドさせて挿通する板状の支持台側着脱部２Ｂは雲台部
４の上部雲台部４ａの上面に突出状態で設けており、カ
メラ側着脱部２Ａ及び支持台側着脱部２Ｂに着磁部２ｃ
を設けたものである。

【００３６】つまり、ホームビデオカメラＣの下面には
カメラ側着脱部２Ａを固定するための螺子孔Ｃａとホー
ムビデオカメラＣの方向性を決定させる小孔を備えてお
り、前記螺子孔Ｃａにカメラ側着脱部２Ａの上面へ回転
自在に貫通状態で突出させている螺子２ａを螺着すると
共に、カメラ側着脱部２Ａの上面に突設した突起を前記
小孔に挿通させて、ホームビデオカメラＣとカメラ側着
脱部２Ａとを固定し、更に、カメラ側着脱部２Ａのスラ
イド溝２ｂに枢動台３の上面に突出状態で設け板状の支
持台側着脱部２Ｂをスライドさせて挿通させると、カメ
ラ側着脱部２Ａと支持台側着脱部２Ｂとに設けた夫々の
着磁部２ｃが磁着することによって、不用意な抜落をす
ることなく固定できるものである。

【００３７】更に、本発明の次実施例の着脱手段２は、
図６に図示する如く、函状の中空部を有するカメラ側着
脱部２Ａの上面へホームビデオカメラＣの下面に備えた
螺子孔Ｃａに螺合する螺子２ａを回転自在に貫通状態で
突出させており、下面へは貫通長穴２ｄを穿設してお
り、該貫通長穴２ｄへ貫通する支持台側着脱部２Ｂは膨
出杆２ｆを枢動台３の上面に突出状態で設けており、前
記貫通長穴２ｄの上方の上面下方へ突出状態で短円筒状
の軸受２ｅを設けると共に、膨出杆２ｆの上方には前記
軸受２ｅに嵌入する軸体２ｇを突設させているものであ
る。

【００３８】前記次実施例における着脱手段２は、前述
と同様にホームビデオカメラＣの下面に備えた螺子孔Ｃ
ａに螺子２ａを螺合させてホームビデオカメラＣとカメ
ラ側着脱部２Ａとを固定し、函状のカメラ側着脱部２Ａ
の下面に穿設した貫通長穴２ｄに支持台側着脱部２Ｂに
突出状態で設けた膨出杆２ｆを挿通させると、貫通長穴
２ｄの上方に位置する短円筒状の軸受２ｅに膨出杆２ｆ
の上方に突設した軸体２ｇが嵌入するものであり、この
状態で、略９０度回動させることによって固定するもの
であり、本実施例では、カメラ側着脱部２Ａの内部に不
用意な抜落を防止する傘状の緩衝体２ｈを配しているも
のである。

【００３９】更に、赤外線反射機構１２はホームビデオ
カメラＣのボディを両側から挾持する弾性体の略Ｕ字状
の挾持脚部１２ａを設け、該挾持脚部１２ａの夫々の先
端にはずれないように吸盤１２ｄを設けると共に、板状
の反射板基板１２ｂの下面に赤外線を反射させる鏡、金
属等の反射板１２ｃを積層し、反射板基板１２ｂへ挾持
脚部１２ａを枢動可能に且つ摺動可能に枢着させたもの
であり、前記吸盤１２ｄに代えて摩擦力の大きい部材を
用いても良く、或いは、反射板基板１２ｂへは前後のバ
ランスを取るためのバランサーを付設しても構わないも
のである。

【００４０】本発明の支持台１で電動昇降手段８及び支
持脚９を延伸させて頭上のようなハイアングルで撮影す
る場合、予め、ホームビデオカメラＣに望遠、ワイド等
の機能を切り換えるために組み込まれている赤外線を感
知するフォトダイオード等のセンサーにリモコンスイッ
チによって赤外線を照射させて操作する場合、踏み台等
に上らなくとも下方から反射板１２ｃに赤外線を照射す
ることで、赤外線が反射板１２ｃで反射することによっ
てホームビデオカメラＣの望遠、ワイド等の機能を切り
換えを可能とするものである。

【００４１】

【発明の効果】本発明は前述の構成によって、支持台の
支持脚を四脚にしたことと、支持脚とキャスタとの間に
ショック防止手段を介設したことと、更に、電動昇降手
段と電動旋回手段とを備えたことよって、撮影中にホー
ムビデオカメラを移動させてもブレ、転倒等の恐れがな
く移動することができ、更に、昇降、旋回もスムーズに
させることができると共に、カメラ側着脱部と支持台側
着脱部との着脱を容易にしたことによって、ホームビデ
オカメラの着脱が容易にでき、加えて、リモートコント
ローラーからの赤外線を反射するする反射板をホームビ
デオカメラの上方に配することによって、下方から容易
に望遠、ワイド等の切り換えが下方からできるものであ
り、素人でも安定したプロ並の画像を得ることが容易に
できることを可能とした極めて有意義な効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明のホームビデオカメラ用の支持台
の実施例の概要斜視図である。

【図２】図２は本発明のホームビデオカメラ用の支持台
の脚の実施例の説明平面図である。

【図３】図３は本発明のホームビデオカメラ用の支持台
の電動昇降手段及び電動旋回手段の断面説明図である。

【図４】図４は本発明のホームビデオカメラ用の支持台
の実施例の着脱手段の説明図である。

【図５】図５は本発明のホームビデオカメラ用の支持台
の次実施例の着脱手段の説明図である。

【図６】図６は本発明のホームビデオカメラ用の支持台
の反射板の説明図である。

【符号の説明】

Ｃ ホームビデオカメラ Ｃａ 螺子孔 １ 支持台 ２ 着脱手段 ２Ａ カメラ側着脱部 ２Ｂ 支持台側着脱部 ２ａ 螺子 ２ｂ スライド溝 ２ｃ 着磁部 ２ｄ 貫通長穴 ２ｅ 軸受 ２ｆ 膨出杆 ２ｇ 軸体 ２ｈ 緩衝体 ３ 枢動台 ３ａ 枢動手段 ４ 雲台部 ４ａ 上部雲台部 ４ｂ 下部雲台部 ５ 電動旋回手段 ５ａ 操作部 ５ｂ 電池 ５ｃ モーター ５ｄ 駆動ギア又は駆動ローラー ５ｅ 太陽ギア又はテーパー面 ５ｆ 補助ギア又は補助ローラー ５ｇ クラッチ手段 ５ｈ 旋回用ハンドル ６ エレベータ杆 ６ａ 螺線 ７ エレベータ台 ７ａ 中心孔 ８ 電動昇降手段 ８ａ 操作部 ８ｂ 電池 ８ｃ モーター ８ｄ 駆動ギア ８ｅ 昇降用ハンドル ９ 支持脚 １０ キャスタ １１ ショック防止手段 １２ 赤外線反射機構 １２ａ 挾持脚部 １２ｂ 反射板基板 １２ｃ 反射板 １２ｄ 吸盤

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ１６Ｍ 11/26 Ｆ１６Ｍ 11/26 Ｒ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ホームビデオカメラと、該ホームビデオカ
   メラを着脱手段を介して装着すると共に上下方向に枢動
   可能な枢動台と、該枢動台を枢動手段を介して固定した
   上部雲台部と、該上部雲台部と旋回手段を介して接続し
   た下部雲台部とから成る雲台部と、前記雲台部の下方に
   垂設させ胴周に複数の螺線を備えた円筒状のエレベータ
   杆と、該エレベータ杆を貫通させる中心孔を設けたエレ
   ベータ台と、該エレベータ台の中心孔を貫通させたエレ
   ベータ杆を昇降させる昇降手段と、前記エレベータ台の
   下方に設けた夫々伸縮可能な支持脚と、該夫々の支持脚
   の先端に夫々設けたキャスタとを備えた支持台におい
   て、前記昇降手段は操作部と電池とモーターとを備えた
   電動昇降手段とし、前記旋回手段は操作部と電池とモー
   ターとを備えた電動旋回手段とすると共に、前記支持脚
   はエレベータ台の四方の下方に夫々垂設し、該夫々の支
   持脚と夫々のキャスタとの間に夫々ショック防止手段を
   介設したことを特徴とするホームビデオカメラ用の支持
   台。
2. 【請求項２】前記電動昇降手段はエレベータ台に露出さ
   せて操作部を設けると共に、前記エレベータ台へ操作部
   と電気的に接続させた電池とモーターとを内装し、該モ
   ーターの駆動軸へエレベータ杆の複数の螺線と螺合する
   駆動ギアを配設したことを特徴とする請求項１に記載の
   ホームビデオカメラ用の支持台。
3. 【請求項３】前記電動旋回手段はエレベータ台に露出さ
   せて操作部を設けると共に該操作部と電気的に接続させ
   た電池を内装し、該電池と操作部とを電気的に接続させ
   たモーターを雲台部の下部雲台部へ内装し、該モーター
   の駆動軸へ上部雲台部を旋回させる笠状の駆動ギアを固
   定し、該駆動ギアと噛合する笠状の太陽ギアを上部雲台
   部の内周面に形成し、該駆動ギアと噛合する笠状の補助
   ギアを上部雲台部の内部に設けると共に、前記駆動ギア
   と太陽ギアと補助ギアとの噛合を着脱できるクラッチ手
   段を設けたことを特徴とする請求項１に記載のホームビ
   デオカメラ用の支持台。
4. 【請求項４】前記電動旋回手段はエレベータ台に露出さ
   せて操作部を設けると共に該操作部と電気的に接続させ
   た電池を内装し、該電池と操作部とを電気的に接続させ
   たモーターを雲台部の下部雲台部へ内装し、該モーター
   の駆動軸へ上部雲台部を旋回させる円錐截台状の駆動ロ
   ーラーを固定し、該駆動ローラーと擦接するテーパー面
   を上部雲台部の内周面に形成し、該駆動ローラーと擦接
   する円錐截台状の補助ローラーを上部雲台部の内部に設
   けると共に、前記駆動ローラーとテーパー面と補助ロー
   ラーとの擦接を着脱できるクラッチ手段を設けたことを
   特徴とする請求項１に記載のホームビデオカメラ用の支
   持台。
5. 【請求項５】前記着脱手段はホームビデオカメラの下面
   に備えた螺子孔に螺合する螺子を平面状のカメラ側着脱
   部へ回転自在に突出させ、該カメラ側着脱部の両側辺に
   断面コ字状のスライド溝を夫々形成し、該夫々のスライ
   ド溝にスライドして挿通する板状の支持台側着脱部を雲
   台部の上面に突出状態で設けると共に、カメラ側着脱部
   及び支持台側着脱部に着磁部を設けたことを特徴とする
   請求項１に記載のホームビデオカメラ用の支持台。
6. 【請求項６】前記着脱手段はホームビデオカメラの下面
   に備えた螺子孔に螺合する螺子を空間部を有する函状の
   カメラ側着脱部の上面へ回転自在に突出させ、該カメラ
   側着脱部の下面へ貫通長穴を穿設し、該貫通長穴の上方
   の上面下方へ短円筒状の軸受を突設させると共に、支持
   台側着脱部は前記貫通長穴を貫通する膨出杆を雲台部の
   上面に突出状態で設け、該膨出杆の上方に前記軸受に嵌
   入する軸体を突設させたことを特徴とする請求項１に記
   載のホームビデオカメラ用の支持台。
7. 【請求項７】前記ホームビデオカメラのボディを両側か
   ら挾持する略Ｕ字状の挾持脚部を設けると共に、板状の
   反射板基体の下面に赤外線を反射させる反射板を積層
   し、該反射板基体へ前記挾持脚部を枢動可能に且つ摺動
   可能に枢着させた赤外線反射機構を付属品として備えた
   ことを特徴とする請求項１に記載のホームビデオカメラ
   用の支持台。