JPH09289173A - 縦型熱処理装置 - Google Patents

縦型熱処理装置

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JPH09289173A
JPH09289173A JP12259696A JP12259696A JPH09289173A JP H09289173 A JPH09289173 A JP H09289173A JP 12259696 A JP12259696 A JP 12259696A JP 12259696 A JP12259696 A JP 12259696A JP H09289173 A JPH09289173 A JP H09289173A
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heat treatment
wafer
boat
treatment furnace
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JP12259696A
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Masahiro Miyashita
正弘 宮下
Kenichi Yamaga
健一 山賀
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1及び第2の保持具を用いて熱処理を行な
うにあたって、これら保持具の転倒を防止する縦型熱処
理装置を提供すること。 【解決手段】 第1のウエハボ−ト34を載せてウエハ
移載領域と、熱処理炉2内の位置との間を移動する第1
のボ−トエレベ−タ3と、第2のウエハボ−ト44を載
せてウエハ移載領域と、熱処理炉2内の位置との間を移
動する第2のボ−トエレベ−タ4とを設けると、ウエハ
ボ−トの移載を行なわないので、ウエハボ−トの位置ず
れの問題はなくなり、ウエハボ−トの転倒が防止でき
る。またウエハボ−トの移載を行なう場合でも、ウエハ
ボ−トの下端側に切欠部を形成し、ウエハ移載ステ−ジ
の上面に切欠部と適合するガイド部材を設けて、ウエハ
ボ−トをウエハ移載ステ−ジに載置する際に、強制的に
位置合わせを行なうと、位置ずれが補正され、ずれの累
積がなくなるので、ウエハボ−トの転倒が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型熱処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハを製造するにあたって重要
な工程の一つとして、例えば酸化膜の形成、ド−パント
の拡散、アニ−ルあるいはCVD等を行なう熱処理工程
があり、例えば縦型熱処理装置にて実施されている。縦
型熱処理装置では、反応管の下方側でウエハボ−トに多
数枚のウエハを搭載した後、ボ−トエレベ−タを上昇さ
せてウエハを反応管内に搬入し、反応管内を所定の温度
に加熱しながら、処理ガスを反応管内に導入して所定の
熱処理が行われる。
【0003】熱処理工程全体のスル−プットを高める手
法の一つとして、ウエハボ−トを2基用意して、一方の
ウエハボ−トを反応管内にロ−ドして熱処理を行なう間
に、他方のウエハボ−トにウエハWを移載することが行
われている。具体的には、図9に示すように、先ず
(a)工程において、ウエハWを搭載した第1のウエハ
ボ−ト11をボ−トエレベ−タ12の保温筒13上に移
載し、ボ−トエレベ−タ12を上昇させて熱処理炉14
内に搬入して熱処理を行なう。一方第2のウエハボ−ト
15をウエハ移載ステ−ジ16に載置して、ウエハ移載
ア−ム17によりこのウエハボ−ト15にウエハWを移
載する。ここでウエハボ−ト11の保温筒13への載置
は、図10に示すように、ウエハボ−ト11の下端部に
形成された環状突起部11aを保温筒13の上面に形成
された凹部13aに嵌合させることにより行われる。
【0004】続いて(b)工程にて、ボ−トエレベ−タ
12を下降させて熱処理が終了した第1のウエハボ−ト
11を搬出し、図示しないボ−ト移載ア−ムにより中間
ステ−ジ18に移載した後、ボ−ト移載ア−ムにより第
2のウエハボ−ト15をボ−トエレベ−タ12の保温筒
13上に移載する。そして(c)工程において、第2の
ウエハボ−ト15を熱処理炉14内に搬入して熱処理を
行ない、一方第1のウエハボ−ト11をボ−ト搬送ア−
ムによりウエハ移載ステ−ジ18に移載して、ここでウ
エハWの移載を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述の方法では第1および第2のウエハボ−ト11、15
をボ−ト移載ア−ムにより、ウエハ移載ステ−ジ16、
ボ−トエレベ−タ12、中間ステ−ジ18と順に移載し
ているが、ウエハボ−ト11(15)はめくら置きに載
置されており、またコスト的な理由等も含めてボ−ト移
載ア−ムの精度にも限界があるため、移載の際多少の位
置ずれは避けられない。
【0006】そして移載を繰り返すことによりウエハボ
−ト11の位置ずれが次第に累積され、終いにはウエハ
ボ−ト11の下端がボ−トエレベ−タ12上の保温筒1
3の凹部に嵌合できなくなってウエハボ−ト11の落下
事故を発生させるおそれがある。このような事故が起こ
ると、ウエハボ−ト11は破損し、このウエハボ−トは
石英などを高精度に加工して製作されたものであって非
常に高価であることか大きな損害を受けることになる。
【0007】このような事故の発生を防止するために、
ウエハボ−トの下端部に切欠部を形成すると共に保温筒
側に前記切欠部に適合する形状のガイドを設け、ウエハ
ボ−トを保温筒に載置する際に、ウエハボ−トの切欠部
にガイドを挿入して位置合わせを行ない、これにより位
置ズレの発生を抑えようとする方法も検討されている。
しかしながらこの場合ウエハボ−トや保温筒の材質であ
る石英やSiC等は滑りにくいため、位置合わせが確実
に行われずに、位置ずれの累積を回避するには十分とは
いえないと考えられる。
【0008】本発明は、このような事情の下になされた
ものであり、その目的は第1及び第2の保持具を用いて
被処理体の熱処理を行なうにあたって保持具の転倒を防
止することができる縦型熱処理装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の被処理
体を保持具に上下に配列して保持させ、この保持具を縦
型熱処理炉内に下方側から搬入して、被処理体に対して
熱処理を行なう縦型熱処理装置において、第1の保持具
を搭載して前記熱処理炉の下方位置と熱処理炉内の位置
との間を昇降すると共に、前記下方位置とこの下方位置
から離れた移載領域との間を移動する第1の保持具搬送
手段と、第2の保持具を搭載して前記下方位置と熱処理
炉内の位置との間を昇降すると共に、前記下方位置と前
記移載領域との間を移動する第2の保持具搬送手段と、
前記被処理体の移載領域にて、前記第1の保持具と第2
の保持具に対して、被処理体の受け渡しを行なう被処理
体移載手段と、を備え、前記第1の保持具搬送手段と第
2の保持具搬送手段とにより、前記第1の保持具と第2
の保持具とを交互に前記熱処理炉内に搬入することを特
徴とする。
【0010】また他の発明は、被処理体を上下に配列し
て保持した保持具を搭載して縦型熱処理炉の下方側から
搬送する保持具昇降手段と、前記熱処理炉の下方位置か
ら離れた移載領域に設けられた保持具載置部と、前記保
持具昇降手段と保持具載置部との間で保持具の移し変え
を行なう移載手段と、前記保持具載置部に載置された保
持具に対して、被処理体の受け渡しを行なう被処理体移
載手段と、を備えた縦型熱処理装置において、前記保持
具載置部に、保持具の位置を強制的に位置合わせする位
置合せ機構を設けたことを特徴とする。
【0011】保持具の位置を強制的に位置合わせするた
めには、例えば保持具の下端部に係合部を設ける一方、
前記保持具載置部に前記係合部と適合するガイド部材を
設け、前記保持具が保持具載置部に載置されるときに、
突上げ機構によりガイド部材を突上げて、被処理体保持
具の係合部に強制的に適合し、保持具の位置合わせを行
う。また保持具の位置合わせを強制的に行なう場合、保
持具載置台の載置面に気体供給手段から気体を供給し、
保持具と保持具載置台との摩擦を軽減することが好まし
い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る縦型熱処理装置の主要部を示す斜視図であり、図
2はその平面図である。図中2は後述する縦型の熱処理
炉であり、この熱処理炉2の下方側には、第1の保持具
搬送手段をなす第1のボ−トエレベ−タ3と第2の保持
具搬送手段をなす第2のボ−トエレベ−タ4とが左右に
対向して配設されている。これら第1及び第2のボ−ト
エレベ−タ3、4は、同一構造であって、ここでは便宜
上第1のボ−トエレベ−タ3を代表として説明する。
【0013】第1のボ−トエレベ−タ3は、熱処理炉2
の下方位置から左方に寄った位置に垂直に設けられたボ
−ルネジ軸31aに螺合しながら、ガイド板31bに沿
って昇降可能な昇降基台31を備えており、ガイド板3
1bは前記ボ−ルネジ軸31aの内側に設けられてい
て、ネジ軸31aを熱処理炉2の輻射熱から保護する熱
輻射板を兼ねている。
【0014】また昇降基台31には、モータMにより回
転する垂直な回転軸32aにより水平方向に回転自在な
回転基台32が取り付けられている。回転基台32の上
面には、前記熱処理炉2の蓋部35と、保温筒33を介
して、第1の保持具である第1のウエハボ−ト34が搭
載されており、このウエハボ−ト34は例えば100枚
の半導体ウエハWを所定の間隔で上下に配列して保持で
きるように構成されている。
【0015】また第2のボ−トエレベ−タ4も、第1の
ボ−トエレベ−タ3と同様に、昇降部材41、回転基台
42、熱処理炉2の蓋部45、保温筒43、第2のウエ
ハボ−ト44を備えている。このようにして第1のボ−
トエレベ−タ3及び第2のボ−トエレベ−タ4は、第1
及び第2のウエハボ−ト34、44をウエハ移載領域と
熱処理炉2内の所定の位置との間で搬送するように構成
されている。
【0016】ウエハ移載領域には、被処理体移載手段を
なすウエハ移載手段5が設けられており、このウエハ移
載手段5は前記第1及び第2のウエハボ−ト34、44
と、中間受渡し部21との間でウエハWを例えば複数枚
一括して移載するウエハ移載ア−ム51を備えている。
【0017】ここでウエハ移載領域を含む縦型熱処理装
置の全体構成について、図3に基づいて説明する。この
縦型熱処理装置では、装置本体の奥側に前記熱処理炉2
が設けられ、この下方位置に第1のウエハボ−ト34が
配設されており、その手前側のウエハ移載領域に第2の
ウエハボ−ト44が配設されている。また第2のウエハ
ボ−ト44の手前側にはウエハ移載手段5が設けられて
いる。このウエハ移載手段5を介して第2のウエハボ−
ト44と対向する位置にはウエハ受渡し部21が配設さ
れており、このウエハ受渡し部21にはウエハWを収納
するキャリアCが置かれている。
【0018】またウエハ受渡し部21の上方領域にはキ
ャリア収納棚22が設けられていて、これらウエハ受渡
し部21とキャリア収納棚22に臨む位置にはキャリア
移載機23の移動領域が確保されていると共に、その手
前側にはウエハカセットCの入出力ポート20が配置さ
れている。図中キャリア移載機23は支柱23aに沿っ
て昇降する昇降台23bを備えている。図中Fはエアフ
ィルタ部である。
【0019】次に上述の縦型熱処理装置の作用につい
て、図4に基づいて説明する。先ず(a)工程では、第
1のボ−トエレベ−タ3により第1のウエハボ−ト34
を熱処理炉2内の所定位置に搬入して、この第1のウエ
ハボ−ト34に保持された被処理体例えばウエハWに対
して所定の熱処理を行なう。一方第2のボ−トエレベ−
タ4は、回転基台42がウエハ移載領域に位置し、ウエ
ハ移載ア−ム51がウエハ受渡し部21のキャリアC内
のウエハWを第2のボ−トエレベ−タ4上の第2のウエ
ハボ−ト44に移載する。
【0020】続いて(b)工程では、第1のボ−トエレ
ベ−タ3の昇降部材31を熱処理炉2の下方位置まで下
降し、熱処理の終了した第1のウエハボ−ト34を熱処
理炉2から搬出した後、回転基台42を回転させてウエ
ハボート34を前記下方位置からウエハ移載領域まで移
動する。次いで第2のウエハボ−ト44の回転基台42
をウエハ移載領域から熱処理炉2の下方位置にまで回転
し、更に昇降部材41を前記下方位置から熱処理炉2内
の所定の位置まで上昇して、第2のウエハボ−ト44を
熱処理炉内に搬入する。
【0021】そして(c)工程では、ウエハ移載領域に
位置する第1のウエハボ−ト34に対してウエハ移載ア
−ム51によりウエハWの移載を行なう。このようにし
て一方のウエハボ−ト34(44)が熱処理炉2内に搬
入されている状態の間、他方のウエハボ−ト44(3
4)に対してウエハ移載領域でウエハWの移載を行な
い、2基のウエハボ−ト34、44を交互に熱処理炉2
内に搬入してウエハWに対して熱処理を行なう。
【0022】このような縦型熱処理装置では、ウエハボ
−ト34(44)をボ−トエレベ−タ3、4に載せたま
ま熱処理炉2の下方とウエハ移載領域との間を移動さ
せ、ボートアームによる移し替えが不要なので、ウエハ
ボ−ト34(44)の位置ずれの累積という問題は無く
なり、ウエハボ−ト34(44)を移載することが原因
であったウエハボ−ト34(44)の転倒事故を防止す
ることができる。
【0023】以上において本発明では、第1のウエハボ
−ト34と第2のウエハボ−ト44に共通のウエハ移載
手段5によりウエハWを移載する代りに、夫々別々のウ
エハ移載手段によりウエハWを移載するようにしてもよ
い。
【0024】続いて本発明の第2の実施の形態について
説明する。図5はこの実施の形態に係る縦型熱処理装置
の斜視図である。本実施の形態は、ウエハボ−トの下端
側に切り欠きを設け、ウエハボ−トを載置してウエハの
移載を行なうウエハ移載ステ−ジに強制的な位置合わせ
機構を設けた点を特徴としており、上述の第1の実施の
形態と異なり、従来のようにボ−トエレベ−タが1基の
装置に適用される。
【0025】図中61は、保持具昇降手段をなす昇降可
能なボ−トエレベ−タであり、このボ−トエレベ−タ6
1の上面には、熱処理炉2の蓋部20を介して断熱部材
例えば保温筒62が設けられており、この保温筒61の
上には第1の保持具をなす第1のウエハボ−ト7Aが搭
載されている。このボ−トエレベ−タ61は搭載された
ウエハボ−ト7Aを熱処理炉2内の所定位置と熱処理炉
2の下方位置との間で搬送するように構成されている。
【0026】前記熱処理炉2の下方位置から離れた領域
には、保持具載置部をなすウエハ移載ステ−ジ63と、
中間ステ−ジ64とが配設されており、ウエハ移載ステ
−ジ63の上面には第2の保持具をなす第2のウエハボ
−ト7Bが載置されている。前記第1のウエハボ−ト7
A及び第2のウエハボ−ト7Bは同一構造であって(以
下便宜上ウエハボ−ト7とする)、例えば石英或いはS
iCにより形成され、天板71aと底板71bとの間に
例えば100枚の半導体ウエハWを所定の間隔で上下に
配列して収容できるように構成されている。
【0027】前記底板71bの下端側には、例えば図
6、7に示すように、支軸部72を介して前記ウエハ移
載ステ−ジ63の載置面に載置される載置プレ−ト73
が設けられていて、この載置プレ−ト73の下端側には
環状突起部74が形成されている。またこの環状突起部
74の下端側の例えば3か所の位置には係合部をなす切
欠部74aが形成されている。
【0028】前記ウエハ移載ステ−ジ63の上面には、
例えば図6、7に示すように、前記ウエハボ−ト7の環
状突起部74が嵌合される円形状の凹部81が形成され
ている。この凹部81の内径は、環状突起部74の外径
よりも若干大きく形成されており、例えば環状突起部7
4の外径が200mmの場合、凹部81の内径は205
mm程度に設定される。またウエハ移載ステ−ジ63の
上面であって凹部81の外周囲部分がウエハボ−ト7の
載置面となるが、この載置面における、ウエハボ−ト7
の載置プレ−ト73と接触する部分には、気体供給手段
をなすエア供給手段82に接続された多数のエア供給孔
82aが穿設されている。
【0029】前記凹部81には、各々この凹部81と凹
部81の内周面に形成された切込部81aとに跨がるよ
うに、例えば90度ずつずれた位置に3本のガイド部材
83が設けられている。このガイド部材83は、前記ウ
エハボ−ト7の環状突起部74に形成された切欠部74
aに適合する形状例えば台形形状をなしており、例えば
摩擦力を低減するためにテフロンコ−ティングされた金
属により構成されている。
【0030】このガイド部材83の下端側には例えばシ
リンダよりなる突上げ機構84が設けられていて、ウエ
ハボ−トが凹部81に嵌合されるときに、この突上げ機
構84によりガイド部材83が前記切欠部74aに適合
する位置まで突上げられるように構成されている。
【0031】図5に示すように前記ボ−トエレベ−タ6
1、ウエハ移載ステ−ジ63、中間ステ−ジ64により
囲まれた領域の中央には、移載手段をなすボ−ト移載ア
−ム65が設けられている。
【0032】このボ−ト移載ア−ム65は昇降自在、回
転自在、伸縮自在に構成されており、ウエハボ−ト7の
底板71bと載置プレート73との間隔Sに入り込み、
ウエハボ−ト7を持ち上げて、ウエハ移載ステ−ジ6
3、ボ−トエレベ−タ61上の保温筒62、中間ステ−
ジ64に移載する。また図5中の66は、ウエハ移載ス
テ−ジ63上に載置された第2のウエハボ−ト8Bと図
示しないウエハ受渡し部のキャリアとの間でウエハWを
移載するための被処理体移載手段をなすウエハ移載ア−
ムである。
【0033】次にこのような縦型熱処理装置の作用につ
いて説明する。今熱処理が終了し、ボ−トエレベ−タ6
1を下降させて第1のウエハボ−ト7Aを搬出したとす
ると、先ずボ−ト移載ア−ム65により第1のウエハボ
−ト7Aを中間ステ−ジ64に移載する。その後、処理
前のウエハWが搭載された、ウエハ移載ステ−ジ63上
の第2のウエハボ−ト7Bをボ−ト移載ア−ム65によ
りボ−トエレベ−タ61の保温筒62上に移し替え、熱
処理炉2内に搬入して熱処理を行なう。一方第1のウエ
ハボ−ト7Aはボ−ト移載ア−ム65により中間ステ−
ジ64からウエハ移載ステ−ジ63に移載して、ここで
ウエハWの移載を行なう。
【0034】ここでウエハボ−ト7はウエハ移載ステ−
ジ63に次のようにして載置される。先ず図8(a)に
示すように、ボ−ト移載ア−ム65を降下させ、ウエハ
ボ−ト7の環状突起部74をウエハ移載ステ−ジ63の
凹部81内に嵌合させ、載置プレ−ト73の下面を載置
面に載置する。そして図8(b)に示すように、ボ−ト
移載ア−ム65を解除した後、ガイド部材83を突上げ
機構84により突上げると共に、エア供給手段82より
エア供給孔82aを介して前記載置面にエアを供給す
る。
【0035】このようにすると、図8(c)に示すよう
に、ボ−ト移載ア−ム65が解除した時点ではウエハボ
−ト7の中心位置或いは周方向位置がずれていて、前記
切欠部74aにガイド部材83が適合しない場合、ウエ
ハボ−ト7が横方向或いは周方向にガイド部材83が適
合する位置まで移動し、これにより3か所の切欠部74
aで強制的に位置合わせが行われるので、ウエハボ−ト
8の中心位置と、周方向の位置合わせを行うことができ
る。なお図7、図8ではガイド部材83と切欠部74a
との間に便宜上若干の隙間をもって描いてあるが、実際
には密に合わさった状態になっている。
【0036】従来では、ウエハボ−トをウエハ移載ステ
−ジに移載する場合には、ウエハボ−ト移載ア−ムと載
置面とにウエハボ−トの荷重が分散され、ウエハボート
は石英やSiCなど滑りにくい材質が用いられていたの
で、位置合わせが困難であった。ところが本実施の形態
では、位置合わせするときは、ガイド部材83を突上げ
ることによりウエハボ−ト7の荷重がこのガイド部材8
3に集中するためウエハボート7側の切欠部74aがガ
イド部材83に沿って滑り、この結果両者が嵌合し合
い、位置合わせが正確に行われる。更に、載置面にはエ
アが吹き出しているため、このエアの吹出し力によりウ
エハボ−ト7の載置プレ−ト73と載置面との間の摩擦
力が低減されるので、ウエハボ−ト7が滑りやすい状態
になり、位置合わせがスム−ズに行われる。
【0037】このような縦型熱処理装置では、ウエハボ
−ト7をウエハ移載ステ−ジ63から前記保温筒62上
に載置する際に多少のズレが生じたとしても、熱処理終
了後保温筒62から中間ステ−ジ64を介してウエハ移
載ステ−ジ63に移載するときに強制的に位置合わせが
行なわれるので、一旦発生した位置ズレは補正され、こ
のようにして1回の処理毎に位置ズレが補正されるの
で、位置ズレが累積されることはない。この結果位置ズ
レの累積が原因であったウエハボ−トの転倒事故防止で
きる。
【0038】以上において本実施の形態では、中間ステ
−ジ64にて強制的に位置合わせを行なうようにしても
よいし、ウエハ移載ステ−ジ63及び中間ステ−ジ64
の両方で強制的に位置合わせを行なうようにしてもよ
い。また載置面にエアを供給する代わりに、例えばウエ
ハボ−ト7を上方側から吸引して、載置面や位置合わせ
のときにガイド部材83にかかるウエハボ−ト7の荷重
を低減して、ウエハボ−ト7と載置面との間の摩擦力を
低減するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、第1及び第2の保持具
を用いて被処理体の熱処理を行なうにあたって、これら
保持具の転倒を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る縦型熱処理装
置の主要部を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る縦型熱処理装
置の主要部を示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る縦型熱処理装
置全体を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る縦型熱処理装
置の作用を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る縦型熱処理装
置の主要部を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るウエハボ−ト
の一部とウエハ移載ステ−ジを示す斜視図である。
【図7】ウエハボ−トがウエハ移載ステ−ジ上に載置さ
れた状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る縦型熱処理装
置の作用を示す説明図である。
【図9】従来の縦型熱処理装置の作用を示す説明図であ
る。
【図10】従来の保温筒にウエハボ−トを搭載させた状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 熱処理炉 3 第1のボ−トエレベ−タ 34、7A 第1のウエハボ−ト 4 第2のボ−トエレベ−タ 44,7B 第2のウエハボ−ト 5 ウエハ移載手段 61 ボ−トエレベ−タ 62 保温筒 63 ウエハ移載ステ−ジ 65 ボ−ト移載ア−ム 73 載置プレ−ト 74 環状突起部 74a 切欠部 81 凹部 82 エア供給手段 82a エア供給孔 83 ガイド部材 84 突上げ機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被処理体を保持具に上下に配列し
    て保持させ、この保持具を縦型熱処理炉内に下方側から
    搬入して、被処理体に対して熱処理を行なう縦型熱処理
    装置において、 前記被処理体を保持する第1の保持具及び第2の保持具
    と、 前記第1の保持具を搭載して前記熱処理炉の下方位置と
    熱処理炉内の位置との間を昇降すると共に、前記下方位
    置とこの下方位置から離れた移載領域との間を移動する
    第1の保持具搬送手段と、 前記第2の保持具を搭載して前記下方位置と熱処理炉内
    の位置との間を昇降すると共に、前記下方位置と前記移
    載領域との間を移動する第2の保持具搬送手段と、 前記被処理体の移載領域にて、前記第1の保持具と第2
    の保持具に対して、被処理体の受け渡しを行なう被処理
    体移載手段と、を備え、 前記第1の保持具搬送手段と第2の保持具搬送手段とに
    より、前記第1の保持具と第2の保持具とを交互に前記
    熱処理炉内に搬入することを特徴とする縦型熱処理装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の被処理体を上下に配列して保持し
    た保持具を搭載して縦型熱処理炉の下方側から当該熱処
    理炉内に搬送する保持具昇降手段と、前記熱処理炉の下
    方位置から離れた移載領域に設けられた保持具載置部
    と、前記保持具昇降手段と保持具載置部との間で保持具
    の移し変えを行なう移載手段と、前記保持具載置部に載
    置された保持具に対して、被処理体の受け渡しを行なう
    被処理体移載手段と、を備えた縦型熱処理装置におい
    て、 前記保持具載置部に、保持具の位置を強制的に位置合わ
    せする位置合せ機構を設けたことを特徴とする縦型熱処
    理装置。
  3. 【請求項3】 被処理体を上下に配列して保持した保持
    具を搭載して縦型熱処理炉の下方側から搬送する保持具
    搬送手段と、前記熱処理炉の下方位置から離れた移載領
    域に設けられた保持具載置部と、前記保持具昇降手段と
    保持具載置部との間で保持具の移し変えを行なう移載手
    段と、前記保持具載置部に載置された保持具に対して、
    被処理体の受け渡しを行なう被処理体移載手段と、を備
    えた縦型熱処理装置において、 前記保持具の下端部に設けられた係合部と、 前記保持具載置部に設けられ、前記係合部と適合するガ
    イド部材と、 前記ガイド部材を相対的に突上げる突上げ機構と、を備
    え、 前記保持具が保持具載置部に載置されるときに、突上げ
    機構によりガイド部材が突上げられて、被処理体保持具
    の係合部に強制的に適合し、保持具の位置合わせを行う
    ことを特徴とする縦型熱処理装置。
  4. 【請求項4】 保持具載置部の載置面に気体を供給する
    ための気体供給手段を備えることを特徴とする請求項3
    記載の縦型熱処理装置。
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