JPH0928911A - 玉磨揚送装置 - Google Patents

玉磨揚送装置

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Publication number
JPH0928911A
JPH0928911A JP18163595A JP18163595A JPH0928911A JP H0928911 A JPH0928911 A JP H0928911A JP 18163595 A JP18163595 A JP 18163595A JP 18163595 A JP18163595 A JP 18163595A JP H0928911 A JPH0928911 A JP H0928911A
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JP
Japan
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belt
ball
polishing
cloth belt
lifting
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JP18163595A
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English (en)
Inventor
Koji Mizuta
孝司 水田
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PLUS WAAKU KK
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PLUS WAAKU KK
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玉磨用ベルトのシワやズレにより発生する不
都合を解消しうる玉磨揚送装置を提供すること。 【解決手段】 玉磨揚送装置1の皮ベルト40は、第1
ロアーローラ31と第1アッパーローラ37とに張架さ
れ、駆動モータ33の駆動力により上送りされる。ガイ
ドレール50にはレール部53に沿って位置検知センサ
54が配設されている。布ベルト60は、一巻きロール
の所定長さ分が第2ロアーローラ51、第2アッパーロ
ーラ57に張架され、背面下部にて止め具17により固
定され、背面上部にてバックル18により逆戻りしない
ように固定されている。巻き上げ作業は、止め具17及
びバックル18を開放し、布ベルト60を巻き上げて布
ベルト60の新しい面を皮ベルト40に対向させる。こ
の際コントローラは布ベルト60が所定位置からずれた
か否かを位置検知センサ54の出力により判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上送りされる揚送
用ベルトと該揚送用ベルトに対向して設けられた玉磨用
ベルトとを備えた玉磨揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、ロアーロー
ラ101とアッパーローラ102との間にて上送りされ
る揚送用ベルト103と、該揚送用ベルト103に対向
して設けられた玉磨用ベルト104とを備えた玉磨揚送
装置が知られていた。
【0003】かかる玉磨揚送装置の稼働時には、駆動モ
ータ105の駆動がVベルト106を介してプーリ10
7に伝達され、該プーリ107と一体的にロアーローラ
101が回転することにより、揚送用ベルト103はロ
アーローラ101とアッパーローラ102との間にて上
送りされる。ロアーローラ101のやや上方部の位置に
は複数のテンションローラ108が設けられ、これらの
テンションローラ108は揚送用ベルト103に対して
交互に配置されることにより、揚送用ベルト103に所
定の張力を付与している。一方、この揚送用ベルト10
3に対向する位置には玉磨用ベルト104が張架されて
いる。
【0004】ここで、ロアーローラ101の回転に伴っ
て玉磨揚送装置の導入口109から遊技球が導入される
と、遊技球は上送りされる揚送用ベルト103によって
玉磨用ベルト104に押し付けられ研磨されながら揚送
され、玉磨揚送装置の上端に形成された排出口110か
ら排出される。このようにして、パチンコ島台から回収
された遊技球は玉磨揚送装置により磨かれつつ揚送され
て補給用タンクに供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
玉磨揚送装置では、玉磨用ベルト104は一巻きロール
104aの所定長さ分が揚送用ベルト103に対向する
位置に固定され、1日稼働した後、作業者がこの玉磨用
ベルト104を所定長さ分だけ巻き上げて、揚送用ベル
ト103に対向する面が新しくなるように固定し直すと
いう巻き上げ作業が必要であったが、この巻き上げ作業
を行った後には、玉磨用ベルト104の幅方向にシワが
寄ったり玉磨用ベルト104が所定位置よりずれたりす
ることがあった。このようなズレが発生すると、揚送時
の遊技球の処理量が低減したり、詰まりが発生したりす
るおそれがあった。このため、巻き上げ作業はシワが寄
ったりずれたりしないように慎重に行う必要があり、ま
た巻き上げ作業終了後には玉磨揚送装置に導入された遊
技球がスムーズに揚送されるかどうかを確認する必要が
あった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、玉磨用ベルトのシワやズレにより発生する不都合を
解消しうる玉磨揚送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、上送りされる揚送用ベルト
と該揚送用ベルトに対向して設けられた玉磨用ベルトと
を備えた玉磨揚送装置において、前記玉磨用ベルトを支
持するガイドレールと、前記ガイドレールに対する前記
玉磨用ベルトの位置が所定位置からずれたことを検知す
る位置検知手段と、前記位置検知手段が前記玉磨用ベル
トのずれを検知したとき、報知手段により異常の発生を
報知するか又は前記揚送用ベルトの上送りを停止させる
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上送りされ
る揚送用ベルトと該揚送用ベルトに対向して設けられた
玉磨用ベルトとを備えた玉磨揚送装置において、前記玉
磨用ベルトを支持するガイドレールと、前記ガイドレー
ルに対する前記玉磨用ベルトの位置を所定位置に保持す
る位置保持手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態及び発明の効果】上記構成を備えた
請求項1記載の玉磨揚送装置では、位置検知手段は、ガ
イドレールに対する前記玉磨用ベルトの位置が所定位置
からずれたとき(例えば玉磨用ベルトの幅方向にシワが
寄ったとき)にこれを検知し、制御手段は、位置検知手
段が玉磨用ベルトのずれを検知したとき、報知手段(例
えばブザー、ランプなど)により異常の発生を報知する
か又は揚送用ベルトの上送りを停止する。報知手段によ
る報知があった場合には作業者は玉磨揚送装置を作動を
停止するため、また、揚送用ベルトの上送りを停止した
場合には自動的に玉磨揚送装置の作動が停止されるた
め、玉磨用ベルトにシワが発生したり玉磨用ベルトが所
定位置からずれたりしたままの状態で遊技球を揚送する
ことがない。
【0010】また、請求項2記載の玉磨揚送装置では、
位置保持手段が、ガイドレールに対する玉磨用ベルトの
位置を所定位置に保持している。即ち、玉磨用ベルトの
巻き上げ作業を行ったとしても位置保持手段によりガイ
ドレールに対する玉磨用ベルトの位置は所定位置に保持
されているため、巻き上げ作業後に玉磨用ベルトにシワ
が発生したり玉磨用ベルトが所定位置からずれたりする
ことはない。
【0011】以上の請求項1、2に記載した発明によれ
ば、玉磨用ベルトのシワやズレによる処理量の低下や詰
まりが発生するおそれがないという効果が得られる。ま
た、従来では玉磨用ベルトの巻き上げ作業を行った後に
玉磨揚送装置に導入された遊技球がスムーズに揚送され
るかどうかを確認する作業が必要であったが、このよう
な作業も不要になるという効果が得られる。
【0012】以下に、本発明の好適な実施例を図面に基
づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実
施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範
囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでも
ない。 [第1実施例]図1は第1実施例の玉磨揚送装置の概略
構成図、図2は布ベルト保持機(布ベルトなし)の斜視
図、図3は布ベルト保持機の正面図、図4は図3のA−
A断面図、図5は電気的接続を表すブロック図である。
【0013】玉磨揚送装置1は、皮ベルト(揚送用ベル
ト)送り機3及び布ベルト(玉磨用ベルト)保持機5か
ら構成されている。皮ベルト送り機3と布ベルト保持機
5とは、皮ベルト40と布ベルト60とが対向した状態
で固定されている。皮ベルト送り機3は、第1ロアーロ
ーラ31、第1アッパーローラ37、皮ベルト40、3
つのテンションローラ41a、41b、41c等から構
成されている。
【0014】第1ロアーローラ31は、皮ベルト送り機
3の下方にて回転自在に軸支されている。この第1ロア
ーローラ31はプーリ32を備え、このプーリ32には
駆動モータ33の駆動を伝達するVベルト34が掛け渡
されている。また、皮ベルト送り機3の下方には、この
第1ロアーローラ31と一定の間隔を有する略円弧状の
ロアーアール35が設けられ、このロアーアール35に
は、その円弧に沿って複数の溝(図示せず)が形成され
ている。また、ロアーアール35にはパチンコ島台から
回収された遊技球を導入するための遊技球導入部36が
設けられている。この遊技球導入部36の上流側の樋1
0にはシャッタ11が設けられている。このシャッタ1
1は、駆動モータ33のスイッチに連動してソレノイド
により開閉されるものであり、開状態では、遊技球が積
み重なった状態で導入されることを防止するために樋1
0との間隔が遊技球の径よりやや大きめとなる位置に固
定され、一方、閉状態では遊技球が導入されるのを阻止
するために樋10との間隔が遊技球の径より小さくなる
位置に固定される。
【0015】第1アッパーローラ37は、皮ベルト送り
機3の上方にて回転自在に軸支されている。また、皮ベ
ルト送り機3の上方には、この第1アッパーローラ37
と一定の間隔を有する略円弧状のアッパーアール38が
設けられ、このアッパーアール38には遊技球を排出す
るための遊技球排出部39が設けられている。
【0016】皮ベルト40は、第1ロアーローラ31と
第1アッパーローラ37とに張架された無端状の皮製の
ベルトであり、第1ロアーローラ31が駆動モータ33
の駆動力により図1中反時計周りに回転するのに伴って
上送りされる。3つのテンションローラ41a、41
b、41cは、第1ロアーローラ31のやや上方位置に
設けられ、第1ロアーローラ31と第1アッパーローラ
37との間に張架された皮ベルト40に対して交互に配
置されている。これらのうち、中間のテンションローラ
41bにはテンション調節機構(図示せず)が設けられ
ている。このテンション調節機構は、中間のテンション
ローラ41bを皮ベルト40に対して接近又は離間させ
るネジ機構である。
【0017】布ベルト保持機5は、図2〜図4に示すよ
うに、ガイドレール50、第2ロアーローラ51、第2
アッパーローラ57、布ベルト60、コントローラ9
(図5参照)等から構成されている。ガイドレール50
は、上下に延びる板部52、その板部52の左右両側に
て上下に延びる2本のレール部53、53により構成さ
れている。板部52のうち2本のレール部53、53の
間には、上下に述びる複数の縦溝61aが形成された樹
脂製の型61が設けられている。この型61の複数の縦
溝61aは、ロアーアール35に設けた複数の溝(図示
せず)と連続するように設けられている。また、この樹
脂製の型61と板部52の間には両者の間隔を広げるよ
うに付勢するバネ67が配設されている。一方、板部5
2のうち各レール部53との境界の近傍にはレール部5
3に沿って所定間隔ごとに位置検知センサ54が配設さ
れている。この位置検知センサ54は、発光素子と受光
素子からなり、発光素子からの光が布ベルト60の裏面
を照射し、その反射光を受光素子が受け、その受光素子
の光量を電圧に変換して出力するものである。尚、樹脂
製の型61には位置検知センサ54の発光素子からの光
を貫通するための孔61bが設けられている。
【0018】第2ロアーローラ51は、ガイドレール5
0の下方にて回転自在に軸支され、第2アッパーローラ
57は、ガイドレール50の上方にて回転自在に軸支さ
れている。布ベルト60は、例えば綿、化学繊維(例え
ば商品名ケブラー(デュポン、東レ製)等)で作られた
ベルトであり、一巻きロールの所定長さ分が第2ロアー
ローラ51、第2アッパーローラ57に張架されてい
る。この布ベルト60は、図4に示すようにガイドレー
ル50の背面下部にて止め具17により位置固定され、
背面上部にてバックル18により逆戻りしないように位
置固定されている。このバックル18にはリミットスイ
ッチ18aが備えられ、バックル18が図4の実線のよ
うに閉止されるとオン信号、図4の2点鎖線のように開
放されるにオフ信号を出力する。通常、布ベルト60は
止め具17、第2ロアーローラ51、第2アッパーロー
ラ57を経て、開放状態のバックル18に通した後、そ
の布ベルト60の先端部を引っ張った状態でバックル1
8を閉じ、布ベルト60をテンションがかかった状態で
固定する。この布ベルト60は樹脂製の型61と当接し
て配置されるため、布ベルト60にはこの型61の縦溝
61aと同様の縦溝60aが形成される。
【0019】コントローラ9は、図5に示すように、周
知のCPU91、ROM92、RAM93、バックアッ
プRAM94、クロック95、入出力ポート96等を備
え、これらがバスラインにより接続されたものである。
このコントローラ9は、リミットスイッチ18aからの
信号及び各位置検知センサ54からの信号を入出力ポー
ト96を介して入力するように接続され、ブザー15及
びランプ16に対して入出力ポート96を介して信号を
出力するように接続されている。尚、ブザー15は玉磨
揚送装置1内に内蔵され、ランプ16は玉磨揚送装置1
の上方に接続されている。
【0020】次に、上記構成を備えた本実施例の玉磨揚
送装置1の動作について説明する。1日の稼働の開始
時、作業者は駆動モータ33のスイッチをオンにし、駆
動モータ33を所定の回転数で駆動させる。すると、そ
の駆動力はVベルト34を介して第1ロアーローラ31
に伝達され、第1ロアーローラ31は図1中反時計周り
に回転する。このため、皮ベルト40は布ベルト60に
対して上方向に送られる。一方、駆動モータ33のスイ
ッチがオンされると、それに連動してシャッタ11が開
く。すると、パチンコ島台から回収された遊技球は遊技
球導入部36へ導入される。導入された遊技球は、第1
ロアーローラ31に掛けられた皮ベルト40とロアーア
ール35との間隙に導入され、皮ベルト40が移動する
のに伴って移動する。このとき、ロアーアール35には
複数の溝(図示せず)が設けられているため、皮ベルト
40が上送りされるのに伴って遊技球はこのロアーアー
ル35の溝を通過していく。その後、布ベルト60の縦
溝60aの下部に達した遊技球は、皮ベルト40が上送
りされるのに伴ってその縦溝60aを通過していく。こ
のとき、遊技球は布ベルト60に押し付けられ研磨され
ながら揚送され、きれいに磨かれた状態でアッパーアー
ル38を経て遊技球排出部39から排出され、図示しな
い補給用タンクに回収される。
【0021】そして、1日の稼働が終了すると、作業者
は駆動モータ33のスイッチをオフにする。すると、駆
動モータ33は停止し、それに連動してシャッタ11が
閉じる。尚、シャッタ11が閉じるタイミングは駆動モ
ータ33が停止した後、数〜数10秒後となるように設
定されている。その後、作業者は、止め具17及びバッ
クル18を開放し、布ベルト60を巻き上げて布ベルト
60の新しい面が皮ベルト40に対向するようにする。
そして、止め具17により布ベルト60の下方を位置固
定した後、布ベルト60のうちバックル18を通過した
部分を下方に引き下げ、その状態でバックル18を閉止
する。これにより、布ベルト60はテンションのかかっ
た状態となる。
【0022】バックル18が閉止されてリミットスイッ
チ18aからオン信号が出力されると、コントローラ9
は布ベルト60の位置ずれを検知する位置ずれ検知処理
を開始する。この位置ずれ検知処理につき、図4のフロ
ーチャートに基づいて説明する。この処理はコントロー
ラ9のROM92に記憶されたプログラムである。
【0023】この処理が開始されると、コントローラ9
は、各位置検知センサ54からの電圧値を読み取る(S
10)。そして、各位置検知センサ54から読み取った
電圧値と所定値とを比較する(S11)。ここで、所定
値とは、位置検知センサ54の発光素子から発せられた
光が布ベルト60の裏面にあたった後反射して受光素子
に達したときの光量に応じた電圧値に基づいて設定され
た値である。尚、布ベルト60の裏面は遊技球が擦られ
ることはなく汚れることがほとんどないため、布ベルト
60の裏面に反射した光が受光素子に達する光量はほと
んど変化しない。
【0024】各位置検知センサ54から読み取った電圧
値のすべてが所定値以上であれば(S11でYES)、
布ベルト60はガイドレール50に対して所定位置にあ
る(即ち幅方向にシワが発生していない)とみなし、S
15に進む。一方、各位置検知センサ54から読み取っ
た電圧値のうちの少なくとも一つが所定値未満であれば
(S11でNO)、位置検知センサ54の発光素子から
発せられた光が布ベルト60の裏面に当たらなかった箇
所があるため、布ベルト60に幅方向のシワが発生した
等により布ベルト60が所定位置からずれたものとみな
し(例えば、図7には、布ベルト60の左下にシワが発
生して位置検知センサ54のうちの一つが露出した状態
を示す)、コントローラ9はブザー15及びランプ16
のスイッチをオンし、ブザー15を鳴動させランプ16
を点滅させる(S12)。続いて、駆動モータ33のス
イッチがオンか否かを判断し(S13)、駆動モータ3
3のスイッチがオン即ち駆動中ならば(S13でYE
S)、布ベルト60が所定位置からずれたままの状態で
遊技球を揚送するのを防止するために駆動モータ33の
ブレーカを落とし(S14)、駆動モータ33の駆動を
停止させた上でS15に進む。尚、駆動モータ33のブ
レーカが落ちるとこれに連動してシャッタ11も閉じ
る。一方、駆動モータ33が駆動中でなければ、そのま
まS15に進む。
【0025】S15では、バックル18が開放されたか
否かをリミットスイッチ18aにより判断する(S1
5)。リミットスイッチ18aがオフ即ちバックル18
が開放されていれば(S15でYES)、作業者が布ベ
ルト60を所定位置に修正する作業を開始したか又は布
ベルト60の巻き上げ作業を開始したものとみなし、ブ
ザー15及びランプ16のスイッチをリセット(オフ)
し(S16)、本処理を終了する。一方、リミットスイ
ッチ18aがオン即ちバックル18が開放されていなけ
れば(S15でNO)、S10以下の処理を繰り返す。
【0026】以上のように第1実施例の玉磨揚送装置1
によれば、巻き上げ作業を行った後に布ベルト60の幅
方向にシワが発生したり所定位置からずれたりするおそ
れがある(特に布ベルト60は複数の縦溝61aを備え
た樹脂製の型61に当接された状態で巻き上げられるた
めシワやズレが発生しやすい)ものの、このようなシワ
やズレが発生した場合にはブザー15が鳴り、ランプ1
6が点滅するため、作業者は容易に異常の発生を知るこ
とができる。この場合には、作業者は布ベルト60がガ
イドレール50に対して所定位置に収まるように修正作
業を行うため、また駆動モータ33の駆動中に布ベルト
60が所定位置からずれた場合には駆動モータ33が停
止されるため、布ベルト60にシワやズレが発生したま
まの状態で遊技球を揚送することがない。従って、布ベ
ルト60のシワやズレにより、揚送時の遊技球の処理量
が低減したり、詰まりが発生したりするおそれがないと
いう効果が得られる。また、従来では玉磨用ベルトの巻
き上げ作業を行った後に玉磨揚送装置に導入された遊技
球がスムーズに揚送されるかどうかを確認する作業が必
要であったが、このような作業も不要になるという効果
が得られる。 [第2実施例]第2実施例の玉磨揚送装置は、布ベルト
保持機以外は第1実施例と同様であるため、ここでは布
ベルト保持機についてのみ説明する。
【0027】布ベルト保持機205は、ガイドレール5
0(第1実施例と同一であるため説明を省略する)、第
2ロアーローラ251、第2アッパーローラ257、一
対のガイドベルト262、262、布ベルト260、コ
ントローラ9(第1実施例と同様であるため説明を省略
する)等から構成されている。
【0028】第2ロアーローラ251は、ガイドレール
50の下方にて回転自在に軸支されている。この第2ロ
アーローラ251の左右両端には段差(図8には一方の
段差251bを示した)が設けられ、この段差に一対の
ガイドベルト262、262がはめ込まれると、第2ロ
アーローラ251の表面は段差がなくなるように設計さ
れている。
【0029】第2アッパーローラ257は、ガイドレー
ル50の上方にて回転自在に軸支されている。この第2
アッパーローラ257の左右両端には段差が設けられ、
この段差に一対のガイドベルト262、262がはめ込
まれると、第2アッパーローラ257の表面は段差がな
くなるように設計されている。
【0030】一対のガイドベルト262、262は、第
2ロアーローラ251と第2アッパーローラ257の左
右両端に設けた段差に掛け渡され、表面には所定間隔ご
とに係合突起263が設けられている。このガイドベル
ト262は、各ローラ251、257に対して滑ること
がないように裏面に滑り止めが設けられている。
【0031】布ベルト260は、左右両端にスプロケッ
ト孔261が設けられている点を除いては第1実施例の
布ベルト60と同様である。スプロケット孔261には
ガイドベルト262の係合突起263が係合されてい
る。尚、布ベルト260のスプロケット孔261とガイ
ドベルト262の係合突起263が位置保持手段に相当
する。
【0032】次に、第2実施例の動作について説明す
る。第2実施例の動作は、第1実施例の動作に加えて、
巻き上げ作業時に以下のように動作する。即ち、1日の
稼働が終了すると、作業者は駆動モータ33を停止し、
止め具17及びバックル18を開放し、布ベルト260
を巻き上げて布ベルト260の新しい面が皮ベルト40
に対向するようにするのであるが、この巻き上げ作業に
おいて、布ベルト260は、左右両端に設けたスプロケ
ット孔261がガイドベルト262の係合突起263に
係合され位置決めされた状態で巻き上げられる。このた
め、布ベルト260を巻き上げたときに幅方向にシワが
寄ったり(図7参照)、布ベルト260が所定位置から
ずれたりするおそれがなく、布ベルト260の縦溝26
0aの形成が妨げられて揚送時の遊技球の処理量が低下
したり詰まりが発生したりするおそれがないという効果
が得られる。また、従来では玉磨用ベルトの巻き上げ作
業を行った後に玉磨揚送装置に導入された遊技球がスム
ーズに揚送されるかどうかを確認する作業が必要であっ
たが、このような作業も不要になるという効果が得られ
る。更に、第1実施例と同様、位置検知センサ54を備
えているため、第1実施例と同様の効果も得られる。 [第3実施例]第3実施例の玉磨揚送装置は、布ベルト
保持機以外は第1実施例と同様であるため、ここでは布
ベルト保持機についてのみ説明する。
【0033】布ベルト保持機305は、ガイドレール3
50、第2ロアーローラ51、第2アッパーローラ5
7、布ベルト360、コントローラ9等から構成されて
いる。第2ロアーローラ51、第2アッパーローラ5
7、コントローラ9については第1実施例と同様の構成
であるため、その説明は省略する。
【0034】布ベルト360は、図9に示すようにその
左右両端が袋状に形成され、その袋状に形成された中に
ワイヤ364、364を挿通することにより左右一対の
厚肉部365、365が形成されている点を除き、第1
実施例の布ベルト60と同様である。また、ガイドレー
ル350は、各レール部353に布ベルト360の厚肉
部365を嵌挿しうるガイド溝355が設けられている
点を除き、第1実施例のガイドレール50と同様であ
る。尚、布ベルト360の厚肉部365とガイドレール
350のガイド溝355とが位置保持手段に相当する。
【0035】以上の第3実施例の動作については、第1
実施例の動作に加えて、巻き上げ作業時に以下のように
動作する。即ち、1日の稼働が終了すると、作業者は駆
動モータ33を停止し、止め具17及びバックル18を
開放し、布ベルト360を巻き上げて布ベルト360の
新しい面が皮ベルト40に対向するようにするのである
が、この巻き上げ作業において、布ベルト360は、左
右両端に設けた一対の厚肉部365、365がガイド溝
355、355によって位置決めされた状態で巻き上げ
られる。このため、布ベルト360を巻き上げたときに
幅方向にシワが寄ったり(図7参照)布ベルト360が
所定位置からずれたりするおそれがない。従って、第2
実施例と同様の効果が得られる。 [その他の実施例]例えば、第1実施例において布ベル
ト60の左右両端に金属製の帯を貼付または内蔵してお
き、位置検知センサ54はこの金属製の帯を検知するよ
うにしてもよい。即ち、すべての位置検知センサ54が
金属製の帯を検知したときには布ベルト60はガイドレ
ール50に対して所定位置にあると判断し、位置検知セ
ンサ54の少なくとも一つが金属製の帯を検知しなかっ
たときには布ベルト60には幅方向のシワが発生してい
る(図7参照)と判断するようにしてもよい。
【0036】また、各縦溝60aの上方位置に発光素
子、下方位置に受光素子を設け、上方位置の発光素子か
ら発せられた光が縦溝60aを通過して下方位置の受光
素子に到達しうるように配置し、これを位置検知センサ
としてもよい。そして、遊技球が導入されるのを阻止
し、揚送中の遊技球を排出した後、すべての位置検知セ
ンサの受光素子が所定の光量を受光したときにはすべて
の縦溝60aが問題なく形成されていると判断し、位置
検知センサの少なくとも一つの受光素子が所定の光量を
受光しなかったときには縦溝60aのいずれかが通過で
きない状態になっていると判断し、ブザーまたはランプ
により報知するようにしてもよい。
【0037】更に、シャッタ11に代えて、駆動モータ
33の駆動により同期回転を行うローラを設けてもよ
い。そして、駆動モータ33のスイッチがオンのときに
はこのローラの回転軸は上側に位置決めされて樋10と
の間隔が遊技球の径よりもやや大きめに設定され、駆動
モータ33のスイッチがオフのときにはこのローラの回
転軸は下側に位置決めされて樋10との間隔が遊技球の
径より小さくなるように設定されるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の玉磨揚送装置の概略構成図であ
る。
【図2】 布ベルト保持機(布ベルトなし)の斜視図で
ある。
【図3】 布ベルト保持機の正面図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 電気的接続を表すブロック図である。
【図6】 位置ずれ検知処理のフローチャートである。
【図7】 布ベルトが所定位置からずれたときの一例を
表す説明図である。
【図8】 第2実施例の布ベルト保持機の主要部の斜視
図である。
【図9】 第3実施例の布ベルト保持機の主要部の斜視
図である。
【図10】 従来の玉磨揚送装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1・・・玉磨揚送装置、 3・・・皮ベルト送
り機、5・・・布ベルト保持機、 9・・・コン
トローラ、15・・・ブザー、 16・・
・ランプ、17・・・止め具、 18・・
・バックル、18a・・・リミットスイッチ、 40・
・・皮ベルト、50・・・ガイドレール、 51
・・・第2ロアーローラ、52・・・板部、
53・・・レール部、54・・・位置検知セン
サ、 57・・・第2アッパーローラ、60・・・
布ベルト、 60a・・・縦溝、61・・・
型、 61a・・・縦溝、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上送りされる揚送用ベルトと該揚送用ベ
    ルトに対向して設けられた玉磨用ベルトとを備えた玉磨
    揚送装置において、 前記玉磨用ベルトを支持するガイドレールと、 前記ガイドレールに対する前記玉磨用ベルトの位置が所
    定位置からずれたことを検知する位置検知手段と、 前記位置検知手段が前記玉磨用ベルトのずれを検知した
    とき、報知手段により異常の発生を報知するか又は前記
    揚送用ベルトの上送りを停止させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とする玉磨揚送装置。
  2. 【請求項2】 上送りされる揚送用ベルトと該揚送用ベ
    ルトに対向して設けられた玉磨用ベルトとを備えた玉磨
    揚送装置において、 前記玉磨用ベルトを支持するガイドレールと、 前記ガイドレールに対する前記玉磨用ベルトの位置を所
    定位置に保持する位置保持手段とを備えたことを特徴と
    する玉磨揚送装置。
JP18163595A 1995-07-18 1995-07-18 玉磨揚送装置 Pending JPH0928911A (ja)

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