JPH09288224A - 多心光ファイバのコア位置推定方法と調心方法 - Google Patents

多心光ファイバのコア位置推定方法と調心方法

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JPH09288224A
JPH09288224A JP8124085A JP12408596A JPH09288224A JP H09288224 A JPH09288224 A JP H09288224A JP 8124085 A JP8124085 A JP 8124085A JP 12408596 A JP12408596 A JP 12408596A JP H09288224 A JPH09288224 A JP H09288224A
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JP
Japan
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optical fiber
core
fibers
alignment
magnification
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Withdrawn
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JP8124085A
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English (en)
Inventor
Toshiki Kubo
敏喜 窪
Manabu Kubota
学 久保田
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多心光ファイバの個別調心には、コア調心が
望ましいが、観察の光学系を高倍率にしなければならな
い。そのため、1本ずつ観察し、その都度光学系を動か
すことになり、全体の調心には莫大な時間を要する。こ
れに対して、外径調心は、全部のファイバを一括して観
察できる低倍率で行えるが、コアを見ていないため、偏
心の大きい光ファイバの接続では、損失が大きくなる。 【解決手段】 初め高倍率で観察し(図1(a))、左
右ファイバの偏心量ΔL,ΔRを求める。次に低倍率に切
換え、全ての光ファイバを一括観察できるようにし
(b)、左右ファイバの外径中心100の位置ズレを、
左ファイバを基準にしてΔL−ΔRになるように個別調心
する(c)。こうすると、実際は見えないが、左右ファ
イバの関係は、同図(d)のようになり、コア位置は一
致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として画像処
理による多心光ファイバの個別調心における光ファイバ
の観察方法に関するものである。しかし、そのために
は、各光ファイバのコア位置を求める必要があり、コア
位置が求まると、その結果は前記調心の他、接続後の損
失推定等にも利用できる。この発明は、以上を含めた技
術に関するものである。
【0002】以下の説明は、調心時の観察方法を主にし
て行う。多心光ファイバの個別調心の機構について、た
とえば特願平5−348150号が参考になる。
【0003】
【従来の技術】図3に、従来の、多心光ファイバの個別
調心のための、多心光ファイバの観察方法を、模型的に
示す。10は多心光ファイバである。左右一対の、光源
20,対物レンズ30,CCDカメラ40からなる光学
系により、光ファイバ10を、XYの直交する2方向か
ら観察する。
【0004】なお、1組の光学系で、ミラーを使用して
2方向から観察する場合もある。この技術はよく知られ
ているので、特に図示はしない。
【0005】従来、単心光ファイバの調心においては、
単心コア調心が採用されていたが、多心光ファイバの
個別調心においては、多心外径調心が採用されてい
た。以下、それぞれについて簡単に説明する。
【0006】[ 単心コア調心]図4(a)のモニタ
画面50のように、倍率の高い(10〜20倍程度、コアを
直接観察できる倍率)光学系で、1本の光ファイバ10
のコア12を観察して、調心する。
【0007】[ 多心外径調心]図4(b)のモニタ
画面50のように、全ての光ファイバ10を一括して観
察する。広い範囲を一度に観察するため倍率を下げる必
要があり、コアは観察できない。したがって、調心は外
径を基準にして行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
[多心外径調心を採用した従来の多心個別調心の場合]
多心光ファイバを一括して観察できるが、コアを見てい
ないため、偏心の大きい光ファイバの接続では、損失が
大きくなる。そこでこの点を改善するために、多心個別
調心において単心コア調心を採用する方法が考えられ
る。 [単心コア調心を採用した多心個別調心の場合]1本ず
つしかコア12を観察できない。したがって、多心光フ
ァイバを個別にコア調心するには、1本ずつ、対物レン
ズ30,CCDカメラ40の位置を動かす必要がある。
また、その都度ピントを合わせる必要もある。しかも1
本の光ファイバについてX,Yの2方向から観察するの
で、後述する理由により全体の調心には、過大な時間を
必要とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1に示す例を参考にし
ながら述べる。 上記単心コア調心の場合同様に、多心光ファイバ1
0を、個々の光ファイバのコア12が見える高倍率光学
系で観察する(同図(a))。そして、光ファイバの、
外径中心位置100に対するコア中心位置120の偏心
量ΔLまたはΔRを求める。他の光ファイバについてこれ
を繰り返す(手順1)。 次に、上記外径調心の場合同様に、低倍率光学系に
切換えて、全ての光ファイバを一括観察する(同図
(b))。この倍率では、コアは見えない。しかし、各
光ファイバ10の外径中心位置100を測定することは
できる。この各光ファイバの外径中心の測定値に、前記
手順1で求めたそれぞれの光ファイバの偏心量ΔLまた
はΔRを加味すると、見えないコア中心位置を推定でき
る。以上が請求項1の発明である。
【0010】 調心に際しては、上記と同様に、低
倍率で、全ての光ファイバを一括して観察しながら(同
図(b))、それぞれの左右一組の光ファイバについ
て、上記で推定したコア中心位置が一致するように、
外径中心100の位置を、各組の光ファイバ毎に調整す
ればよい(同図(c)に拡大図示)。これが、請求項2
の発明である。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施には、たとえば図
2の装置を用いると具合がよい(特願平7−21096
5号参照)。同図で、31は対物レンズ、41は高倍率
のCCDカメラ、42は低倍率のCCDカメラ、60は
ハーフミラー、62はミラーである。ハーフミラー60
で反射し、ミラー62を通って高倍率CCDカメラ41
に入る光は、光路が長いので高倍率の像を結ぶ。高倍率
モニタ画面51がそれを示す。またハーフミラー60を
透過して低倍率CCDカメラ42に入る光は、光路が短
いので、低倍率の像を結ぶ。低倍率モニタ画面52がそ
れを示す。また、この装置全体は矢印70の方向に移動
可能である。
【0012】調心は次のように行う。 [手順1]多心光ファイバ10を、高倍率CCDカメラ
41で観察する。高倍率モニタ画面51を拡大して図1
(a)に示す。一度に全光ファイバを見ることはできな
いので、カメラを動かして、一組の左右の光ファイバ
が、画像中央に来るようにして測定する。また、その都
度ピントも合わせる。また、X,Yの2方向から観察し
て測定する。そして、 ・左光ファイバ10の偏心量ΔL=GL−CLと、 ・右光ファイバ10の偏心量ΔR=GR−CR、 とを求める。 ・GLは左光ファイバのコア中心120までの距離、 ・CLは左光ファイバの外径中心100までの距離、 ・GRは右光ファイバのコア中心120までの距離、 ・CRは右光ファイバの外径中心100までの距離、 である。ただし、上記の各距離は光ファイバ像の上縁1
02からの距離である。他の組の光ファイバについて
も、以上の操作を繰り返す。
【0013】ここまでは、調心の準備である。ここで、
低倍率の低倍率CCDカメラ42に切換え、全ての光フ
ァイバを一括観察できるようにする(図1(b))。そ
して、この低倍率画面で、全光ファイバを一括して、次
の手順2で、コア調心する。
【0014】[手順2]図1(b)から1組の光ファイ
バだけ取出し、拡大して同図(c)に示した。ここに示
すように、各組の左右の光ファイバの外径中心100の
位置ズレを、左ファイバを基準にして ΔL−ΔR になるように個別調心する。
【0015】こうすると、実際は見えないが、左右の光
ファイバの関係は、同図(d)に拡大して示すようにな
る。すなわち、左の光ファイバ10の外径中心100を
基準にすると、 ・左光ファイバ10のコア中心120は、ΔLの位置に
ある。また、 ・右光ファイバ10のコア中心120は、ΔL−ΔR+Δ
R=ΔLの位置にある。 すなわち、左右のコア中心120は一致している。な
お、この調心動作もX,Yの2方向から観察して実行す
る。他の組の光ファイバについても、以上の操作を繰り
返す。
【0016】[損失推定]多心光ファイバの融着接続後
の損失推定は、次のようにして行うことができる。 上記の手順1と同様にして、各組の左右光ファイバ
の偏心量ΔL,ΔRを求める。 次に、低倍率CCDカメラ42に切換え、全ての光
ファイバを一括観察できるようにしておいて、各組の左
右の光ファイバの外径中心100位置ズレを測定する。 各組の当該測定値に、上記の左光ファイバの偏心量
ΔLと右光ファイバの偏心量ΔRを加味して、コア中心ズ
レを推定する。 当該推定値に基づいて各組の光ファイバの接続後の
接続損失を推定する。
【0017】ここで、従来の単心コア調心を採用した多
心個別調心接続の場合と比較して、本発明の多心外径調
心を採用した場合に、かなりの時間短縮を図ることがで
きる。この理由は、以下の通りである。光ファイバ1心
毎の軸調心は通常次のとおりの作業工程で行われてい
る。 1:X画面で軸ずれを測定しつつ、調心目標に達成する
まで調心する。 2:Y画面で軸ずれを測定しつつ、調心目標に達成する
まで調心する。更に、元の画面で、もう一度軸ずれが起
きていないかどうかを画面切り替えをして再確認してい
る。すなわち、 3:X画面で軸ずれを再測定しつつ、再調心する。 4:Y画面で軸ずれを再測定しつつ、再調心する。そし
て、 5:再確認で軸ずれが生じていないことが確認できるま
で3,4を繰り返す。 以上で調心終了となる。ここで、画面を切り替える際に
は、その都度ピント合わせが必要となる。したがって、
平均的な場合では、1心当たり 画面切替が 6工程 ピント合わせが 6工程 軸ずれの測定と調心が 6工程 必要となる。したがって、単心コア調心を採用した多心
(たとえば4心)個別調心接続の場合には、平均的な場
合では、 画面切替が 6x4=24工程 ピント合わせが 6x4=24工程 軸ずれの測定と調心が 6x4=24工程 必要となって合計80工程となる。
【0018】これに対し、本発明の外径調心を採用した
多心(たとえば4心)個別調心接続の場合には、各心毎
に軸ずれの測定がX軸とY軸で各1工程必要であるが、
調心時においては軸ずれの測定と調心が全心一括して同
時に行えるので、X軸とY軸で各1工程必要となるの
で、平均的な場合では、 各心毎の画面での画面切替が 2x4=8工程 ピント合わせが 2x4=8工程 軸ずれの測定が 2x4=8工程 全体画面での画面切替が 6工程 ピント合わせが 6工程 軸ずれの測定と調心が 6工程 必要となって合計42工程となる。したがって、本発明
の多心外径調心を採用することにより、作業工程数が1
/2程度となって、圧倒的な時間短縮を図ることができ
る。
【0019】以上の説明は、個別調心機能付きの多心光
ファイバの融着接続に関して行ってきたが、請求項1に
係る本発明は、それ以外の、通常の多心光ファイバ融着
接続機の光ファイバのコア位置の推定法方等にも適用で
きる。
【0020】
【発明の効果】
(1)多心光ファイバの全部を観察できるがコアを見る
ことのできない低倍率の画像で、多心光ファイバを一括
して、コア調心することができる。 (2)コア中心位置を一致させるので、偏心の大きい光
ファイバにも対応できる。 (3)接続損失推定も、短時間に、高精度で行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコア調心の説明図で、(a)は高
倍率観察により、光ファイバの外径中心位置に対するコ
ア中心位置の偏心量ΔL,ΔRを求める状態、(b)は低
倍率観察に切換えた状態、(c)は1組の左右の光ファ
イバを拡大して調心状態を示したもの、(d)はそのと
きの光ファイバの拡大図である。
【図2】本発明の調心に用いる光ファイバ観察装置の一
例の模型的説明図。
【図3】従来の光ファイバの観察装置の一例の模型的説
明図。
【図4】光ファイバ観察装置のモニタ画面の説明図で、
(a)は高倍率、(b)は低倍率の場合である。
【符号の説明】
10 光ファイバ 100 光ファイバの外径中心 102 光ファイバの上縁 12 コア 120 コア中心 20 光源 30,31 対物レンズ 40 CCDカメラ 41 高倍率CCDカメラ 42 低倍率CCDカメラ 50 モニタ画面 51 高倍率モニタ画面 52 低倍率モニタ画面 60 ハーフミラー 62 ミラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多心光ファイバを、高倍率光学系で観察
    して、各光ファイバの、外径中心位置に対するコア中心
    位置の偏心量を求める手順1と、低倍率光学系で、全て
    の光ファイバを一括観察できるようにしておいて、各光
    ファイバの外径中心位置を測定し、当該測定値に、前記
    手順1で求めた偏心量を加味して、コア中心位置を推定
    する手順2を有することを特徴とする、多心光ファイバ
    のコア位置の推定方法。
  2. 【請求項2】 低倍率光学系で、全ての光ファイバを一
    括観察できるようにしておいて、左右一組の光ファイバ
    について、手順2で推定したコア中心位置が一致するよ
    うに、手順2で測定した外径中心位置を調整することを
    特徴とする、第1項記載のコア位置推定方法を利用する
    多心光ファイバの調心方法。
JP8124085A 1996-04-22 1996-04-22 多心光ファイバのコア位置推定方法と調心方法 Withdrawn JPH09288224A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999047903A1 (fr) * 1998-03-18 1999-09-23 The Furukawa Electric Co., Ltd. Processeur d'images pour l'observation de fibres optiques
EP0985943A2 (en) * 1998-09-09 2000-03-15 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method of making an optical fiber array, and apparatus for making an optical fiber array

Cited By (3)

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WO1999047903A1 (fr) * 1998-03-18 1999-09-23 The Furukawa Electric Co., Ltd. Processeur d'images pour l'observation de fibres optiques
EP0985943A2 (en) * 1998-09-09 2000-03-15 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method of making an optical fiber array, and apparatus for making an optical fiber array
EP0985943A3 (en) * 1998-09-09 2001-11-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method of making an optical fiber array, and apparatus for making an optical fiber array

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