JPH09286882A - 電気絶縁ゴム - Google Patents
電気絶縁ゴムInfo
- Publication number
- JPH09286882A JPH09286882A JP9870296A JP9870296A JPH09286882A JP H09286882 A JPH09286882 A JP H09286882A JP 9870296 A JP9870296 A JP 9870296A JP 9870296 A JP9870296 A JP 9870296A JP H09286882 A JPH09286882 A JP H09286882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- olefin
- crystalline
- ethylene
- rubber
- conjugated polyene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
原子数3〜20のα-オレフィンと非共役ポリエンとか
らなるエチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重
合体ゴム(A)100重量部に、ビカット軟化点が13
0℃以上である結晶性オレフィン系樹脂(B)を5〜4
00重量部含有するゴム組成物[I]の加硫物からな
る、体積固有抵抗が105 〜1017Ω・cmである電気
絶縁ゴムであり、ゴム組成物[I]は、エチレン・α-
オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)中に、
結晶性オレフィン系樹脂(B)が10μm以下の平均分
散粒子径で島状に分散している。 【効果】上記電気絶縁ゴムは、軽量で、かつ、機械的強
度特性および電気絶縁性に優れている。
Description
重の電気絶縁ゴムに関する。
チレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム
を用いた電気絶縁ゴムが知られており、家電用、自動車
用、建材用等の電気絶縁材として多用されている。
ブラックよりも電気絶縁性に優れ、かつ天然物系フィラ
ーであるシリカ、炭酸カルシウム、クレー、タルクなど
が主に配合される。これらのフィラーは、いずれも微粒
子で、ゴムに配合することにより、ゴムの引張強度など
の物性を向上させたり、硬さを制御する働きがある。
ィラーは、微量の金属分を含んでおり、しかも、無機物
であるため、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴムとは誘電率も異なる。したがって、エチ
レン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムに
天然物系フィラーを配合したゴム組成物からなるゴム
は、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合
体ゴム単独に比べ、電気絶縁性能が劣る。また上記天然
物系フィラ−の比重は約2.5〜2.8であり、このゴ
ム組成物からなるゴムは比重が高いという欠点がある。
非共役ポリエン共重合体ゴム単独レベルの電気絶縁性能
を維持するとともに、従来のエチレン・α- オレフィン
・非共役ポリエン共重合体ゴムに天然物系フィラーを配
合したゴム組成物からなる電気絶縁ゴムよりも低比重で
ある電気絶縁ゴムの出現が望まれている。
問題を解決しようとするものであって、エチレン・α-
オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム単独レベルの
電気絶縁性能を維持するとともに、従来のエチレン・α
- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムに天然物系
フィラーを配合したゴム組成物からなる電気絶縁ゴムよ
りも低比重である電気絶縁ゴムを提供することを目的と
している。
と炭素原子数3〜20のα- オレフィンと非共役ポリエ
ンとからなるエチレン・α- オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴム(A)100重量部に、ビカット軟化点
が130℃以上である結晶性オレフィン系樹脂(B)を
5〜400重量部含有するゴム組成物[I]の加硫物か
らなる、体積固有抵抗が105〜1017Ω・cmである
電気絶縁ゴムであり、ゴム組成物[I]は、エチレン・
α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)中
に、結晶性オレフィン系樹脂(B)が10μm以下の平
均分散粒子径で島状に分散していることを特徴としてい
る。
- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、
(i)エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィン
とのモル比[エチレン/α- オレフィン]が60/40
〜85/15の範囲にあり、かつ、(ii)135℃デカ
リン中で測定した極限粘度〔η〕が0.8〜4dl/g
の範囲にある。
レフィン系樹脂(B)は、次の重合体または共重合体で
ある。 (i)結晶性プロピレン単独重合体 (ii)プロピレンと1種以上の炭素原子数2、4〜12
のα- オレフィンとの結晶性共重合体であって、プロピ
レン以外のα- オレフィン構成単位を共重合体基準で4
0モル%以下含有する結晶性プロピレン・α- オレフィ
ンランダム共重合体 (iii) 結晶性4-メチル-1- ペンテン単独重合体 (iv)4-メチル-1- ペンテンと、1-デセン、1-ドデセ
ン、1-テトラデセン、1-ヘキセデセン、1-オクタデセン
あるいはこれら2種以上のα- オレフィン混合物との結
晶性共重合体であって、4-メチル-1- ペンテン以外のα
- オレフィン構成単位を共重合体基準で40モル%以下
含有する結晶性4-メチル-1- ペンテン・α- オレフィン
ランダム共重合体
について具体的に説明する。本発明に係る電気絶縁ゴム
は、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合
体ゴム(A)と結晶性オレフィン系樹脂(B)とを含有
するゴム組成物[I]の加硫物からなる。
ン共重合体ゴム(A) 本発明で用いられるエチレン・α- オレフィン・非共役
ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン、炭素原子数
3〜20のα- オレフィンおよび非共役ポリエンがラン
ダムに共重合したポリマーである。
ロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチ
ル-1- ペンテン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、
1-デセン、1-ウンデセン、1-ドデセン、1-トリデセン、
1-テトラデセン、1-ペンタデセン、1-ヘキサデセン、1-
ヘプタデセン、1-オクタデセン、1-ノナデセン、1-エイ
コセンなどが挙げられる。これらの中では、プロピレ
ン、1-ブテン、4-メチル-1- ペンテン、1-ヘキセン、1-
オクテンが好ましい。すなわち、エチレン・プロピレン
・非共役ポリエン共重合体ゴム、エチレン・1-ブテン・
非共役ポリエン共重合体ゴム、エチレン・4-メチル-1-
ペンテン・非共役ポリエン共重合体ゴム、エチレン・1-
ヘキセン・非共役ポリエン共重合体ゴム、エチレン・1-
オクテン・非共役ポリエン共重合体ゴムが好ましく用い
られる。
ン共重合体ゴム(A)は、エチレンと炭素原子数3〜2
0のα- オレフィンとのモル比[エチレン/α- オレフ
ィン]が好ましくは60/40〜85/15、さらに好
ましくは65/35〜80/20の範囲内にあることが
好ましい。
は鎖状の非共役ポリエンが用いられる。環状の非共役ポ
リエンとしては、たとえば5-エチリデン-2- ノルボルネ
ン、ジシクロペンタジエン、5-ビニル-2- ノルボルネ
ン、ノルボルナジエン、メチルテトラヒドロインデンな
どが挙げられる。また、鎖状の非共役ポリエンとして
は、たとえば1,4-ヘキサジエン、7-メチル-1,6- オクタ
ジエン、8-メチル-4- エチリデン-1,7- ノナジエン、4-
エチリデン-1,7- ウンデカジエンなどが挙げられる。こ
れらの非共役ポリエンは、単独または2種以上混合して
用いられ、その共重合量は、ヨウ素価表示で1〜40、
好ましくは2〜35、さらに好ましくは3〜30である
ことが望ましい。
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)の135℃デ
カリン中で測定した極限粘度〔η〕は、0.8〜4dl
/g、好ましくは1〜3.5dl/g、さらに好ましく
は1.1〜3dl/gの範囲にあることが望ましい。
オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムは、「ポリマ
ー製造プロセス((株)工業調査会、発行、P.309〜33
0)」などに記載されているような従来公知の方法によ
り調製することができる。
ビカット軟化点[ASTMD 1525] が130℃以上、好ま
しくは140℃以上である。
としては、たとえば炭素原子数2〜12のα- オレフィ
ンの単独重合体もしくは共重合体である。この共重合形
式は、ランダム共重合、ブロック共重合の何れでもよ
い。ランダム共重合体の場合、少ない方のα- オレフィ
ン構成単位の含有量が通常40モル%以下、好ましくは
30%以下であることが望ましい。
としては、たとえばエチレン、プロピレン、1-ブテン、
1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1- ペンテン、1-オ
クテン、1-デセンなどが挙げられる。
結晶性プロピレン単独重合体、あるいは結晶性プロピレ
ン・α- オレフィンランダム共重合体、または結晶性4-
メチル-1- ペンテン単独重合体、あるいは4-メチル-1-
ペンテンと1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-
ヘキセデセン、1-オクタデセンもしくはこれら2種以上
のα- オレフィン混合物との結晶性4-メチル-1- ペンテ
ン・α- オレフィンランダム共重合体が好ましい。
に、(i)プロピレンと、1種以上の炭素原子数2、4
〜12のα- オレフィンとの結晶性共重合体であって、
プロピレン以外のα- オレフィン構成単位を共重合体基
準で40モル%以下含有する結晶性プロピレン・α- オ
レフィンランダム共重合体、(ii)4-メチル-1- ペンテ
ンと、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキ
セデセン、1-オクタデセンもしくはこれら2種以上のα
- オレフィン混合物との結晶性共重合体であって、4-メ
チル-1- ペンテン以外のα- オレフィン構成単位を共重
合体基準で40モル%以下含有する結晶性4-メチル-1-
ペンテン・α- オレフィンランダム共重合体が好まし
い。
ルトフローレート(ASTM D 1238, 230℃、荷重2.16kg)
は、通常0.1〜100g/10分、好ましくは0.1
〜50g/10分、さらに好ましくは0.1〜40g/
10分の範囲にある。
脂(B)は、上記のエチレン・α-オレフィン・非共役
ポリエン共重合体ゴム(A)100重量部に対し、5〜
400重量部、好ましくは5〜300重量部、さらに好
ましくは5〜200重量部、特に好ましくは5〜100
重量部の割合で用いられる。
うな割合で用いると、加工性のよい電気絶縁ゴム組成物
が得られ、機械的物性と低比重性(軽量性)とのバラン
スに優れた電気絶縁ゴムが容易に得られる。
は、上記のようなエチレン・α- オレフィン・非共役ポ
リエン共重合体ゴム(A)と結晶性オレフィン系樹脂
(B)とからなる。本発明で用いられるゴム組成物とし
ては、上記結晶性オレフィン系樹脂(B)がエチレン・
α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)中
に島状に均一に分散しており、しかも、この分散してい
る結晶性オレフィン系樹脂(B)の平均粒子径(平均分
散粒子径)が10μm以下、好ましくは5μm以下であ
るゴム組成物が望ましい。
粒子径が上記範囲にある場合、流動性のよいゴム組成物
が得られ、ロールによる加硫剤等の添加が容易に行なわ
れるなど作業性が向上する。また、機械的強度特性に優
れた電気絶縁ゴムが得られる。
ン共重合体ゴム(A)中に、結晶性オレフィン系樹脂
(B)を上記のような平均分散粒子径で島状に均一に分
散させるには、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリ
エン共重合体ゴム(A)および結晶性オレフィン系樹脂
(B)の配合物を溶融状態にして、結晶性オレフィン系
樹脂(B)に剪断作用を与えることにより達成できる。
たとえば結晶性オレフィン系樹脂(B)が結晶性プロピ
レン単独重合体の場合、200℃の温度条件で、二軸押
出機あるいはバンバリーミキサー中でプロピレン単独重
合体に比エネルギー0.01kW・hr/kg以上、好
ましくは0.02kW・hr/kg以上を与えれば良
い。もちろん、本発明で用いられるゴム組成物[I]を
得る方法は、上記方法に限定されるわけではない。
は、意図する電気絶縁ゴムの性能に応じて、エチレン・
α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)お
よび結晶性オレフィン系樹脂(B)に加えて、さらに従
来公知の配合剤、たとえば補強剤、充填剤、軟化剤、加
硫剤、加硫促進剤、加硫助剤、加工助剤、顔料、老化防
止剤など、通常ゴムの製造に使用される添加剤を、本発
明の目的を損なわない範囲で適宜配合することができ
る。
PF、FEF、MAF、ISAF、SAF、FT、MT
等の各種カーボンブラック;微粉けい酸、軽質炭酸カル
シウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレー等の白色
フィラーなどが挙げられる。
絶縁性により適宜選択されるが、カーボンブラックは、
エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴ
ム(A)100重量部に対して、通常80重量部以下、
好ましくは60重量部以下の割合で用いられる。カーボ
ンブラックの配合量が80重量部を超えると、電気絶縁
性能が著しく悪化する。
品により適宜選択されるが、白色フィラーは、エチレン
・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)
100重量部に対して、通常200重量部以下、好まし
くは150重量部以下の割合で用いられる。
る軟化剤が用いられる。たとえば、プロセスオイル、潤
滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファル
ト、ワセリン等の石油系物質;コールタール、コールタ
ールピッチ等のコールタール類;ヒマシ油、ナタネ油、
大豆油、ヤシ油等の脂肪油;トール油;蜜ロウ、カルナ
ウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシノール酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸カルシウム等の脂肪酸またはその金属塩;ナフテ
ン酸またはその金属石鹸;パイン油、ロジンまたはその
誘導体;テルペン樹脂、石油樹脂、クマロンインデン樹
脂、アタクチックポリプロピレン等の合成高分子物質;
ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート、ジオク
チルセバケート等のエステル系可塑剤;ジイソドデシル
カーボネート等の炭酸エステル系可塑剤;その他マイク
ロクリスタリンワックス、サブ(ファクチス)、液状ポ
リブタジエン、変性液状ポリブタジエン、液状チオコー
ル、炭化水素系合成潤滑油などをあげることができる。
より適宜選択されるが、軟化剤は、エチレン・α- オレ
フィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100重量
部に対して通常100重量部以下、好ましくは70重量
部以下の割合で用いられる。
び有機過酸化物などを挙げることができる。イオウ系化
合物としては、たとえばイオウ、塩化イオウ、二塩化イ
オウ、モルフォリンジスルフィド、アルキルフェノール
ジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジ
チオカルバミン酸セレンなどが挙げられる。これらの中
ではイオウが好ましい。
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100重量部
に対して、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.5
〜5重量部の割合で用いられる。
クミルペルオキシド、2,5-ジメチル-2,5- ジ(t-ブチル
ペルオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ(ベンゾ
イルペルオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- ジ(t-
ブチルペルオキシ)ヘキシン-3、ジ-t- ブチルペルオキ
シド、ジ-t- ブチルペルオキシ-3,3,5- トリメチルシク
ロヘキサン、t-ジブチルヒドロペルオキシドなどが挙げ
られる。これらの中ではジクミルペルオキシド、ジ-t-
ブチルペルオキシド、ジ-t- ブチルペルオキシ-3,3,5-
トリメチルシクロヘキサンが好ましい。
ン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100gに対
し、通常1×10-3〜5×10-2モル、好ましくは3×
10-3〜3×10-2モルの割合で用いられる。
合には、加硫促進剤の併用が好ましい。加硫促進剤とし
ては、たとえば、N-シクロヘキシル-2- ベンゾチアゾー
ルスルフェンアミド、N-オキシジエチレン-2- ベンゾチ
アゾールスルフェンアミド、N,N'- ジイソプロピル-2-
ベンゾチアゾールスルフェンアミド、2-メルカプトベン
ゾチアゾール、2-(2,4-ジニトロフェニル)メルカプト
ベンゾチアゾール、2-(2,6-ジエチル-4- モルフォリノ
チオ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジル- ジスルフ
ィド等のチアゾール系化合物;ジフェニルグアニジン、
トリフェニルグアニジン、ジオルソトリルグアニジン等
のグアニジン系化合物;アセトアルデヒド- アニリン縮
合物、ブチルアルデヒド- アニリン縮合物等のアルデヒ
ドアミン系化合物;2-メルカプトイミダゾリン等のイミ
ダゾリン系化合物;ジエチルチオウレア、ジブチルチオ
ウレア等のチオウレア系化合物;テトラメチルチウラム
モノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド等
のチウラム系化合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜
鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオ
カルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系化合物;ジブチル
キサントゲン酸亜鉛等のザンテート系化合物;その他亜
鉛華などを挙げることができる。
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100重
量部に対して、0.1〜20重量部、好ましくは0.2
〜10重量部の割合で用いられる。
は、加硫助剤の併用が好ましい。加硫助剤としては、た
とえば硫黄;P-キノンジオキシム等のキノンジオキシム
系化合物;エチレングリコールジメタクリレート、トリ
メチロールプロパントリメタクリレート等のアクリル系
化合物;ジアリルフタレート、トリアリルイソシアヌレ
ート等のアリル系化合物;その他マレイミド系化合物、
ジビニルベンゼン(DVB)などが挙げられる。
化物1モルに対して、0.5〜2モル、好ましくは均等
モルの割合で用いられる。上記加工助剤としては、通常
のゴムの加工に使用される加工助剤を使用することがで
きる。このような加工助剤としては、たとえばリシノー
ル酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の高
級脂肪酸;ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシ
ウム、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸塩;リシノール
酸エステル、ステアリン酸エステル、パルミチン酸エス
テル、ラウリン酸エステル等の高級脂肪酸エステル類な
どが挙げられる。
- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)10
0重量部に対して、約10重量部以下、好ましくは約1
〜5重量部の割合で用いられる。
る。顔料としては、従来公知の無機顔料(たとえばチタ
ンホワイト)および有機顔料(たとえばナフトールグリ
ーンB)が使用される。
るが、顔料は、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリ
エン共重合体ゴム(A)100重量部に対して、20重
量部以下、好ましくは10重量部以下の割合で用いられ
る。
を使用しなくても優れた耐熱性、耐久性を示すが、なお
老化防止剤を使用すれば、製品寿命を長くすることが可
能であることも通常のゴムにおける場合と同様である。
この場合に使用される老化防止剤としては、たとえば、
フェニルブチルアミン、N,N'- ジ-2- ナフチル-p- フェ
ニレンジアミン等の芳香族第二アミン系安定剤;ジブチ
ルヒドロキシトルエン、テトラキス[メチレン(3,5-ジ
-t- ブチル-4-ヒドロキシ)ヒドロシンナメート]メタ
ン等のフェノール系安定剤;ビス[2-メチル-4-(3-n-
アルキルチオプロピオニルオキシ)-5-t- ブチルフェニ
ル]スルフィド等のチオエーテル系安定剤;ジブチルジ
チオカルバミン酸ニッケル等のジチオカルバミン酸塩系
安定剤などが挙げられる。
以上組み合わせて用いることができる。このような老化
防止剤は、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)100重量部に対して、通常0.1
〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部の割合で用い
られる。
の加硫物であって、体積固有抵抗が105 〜1017Ω・
cmである。
のような方法で調製することができる。まず、エチレン
・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)
および結晶性オレフィン系樹脂(B)を、たとえば二軸
押出機により200〜250℃で、溶融状態で20秒間
〜4分間混合、混練し、エチレン・α- オレフィン・非
共役ポリエン共重合体ゴム(A)中に結晶性オレフィン
系樹脂(B)を均一に、かつ、10μm以下の平均分散
粒子径で分散させる。このようにエチレン・α-オレフ
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)中に結晶性オ
レフィン系樹脂(B)を10μm以下の平均分散粒子径
で分散させるには、分散に必要な強い剪断力を与えるこ
とが可能な二軸押出機などの多軸押出機を使用するのが
好ましい。
と、補強剤、充填剤、軟化剤、顔料などの添加剤とをバ
ンバリーミキサーなどのミキサー類を用いて約80℃〜
170℃の温度で約3〜10分間混練する。
に、加硫剤、加硫助剤などの添加剤をオープンロールな
どのロール類を用いて追加混合し、ロール温度約40℃
〜80℃で約3〜30分間混練して分出しし、リボン状
またはシート状の未加硫ゴム配合物を調製する。
ゴム配合物を、押出物、カレンダーロール、プレス、射
出成形機、トランスファー成形機などにより所望の形状
に成形し、成形と同時にまたはその成形品を加硫槽内
で、通常約150〜270℃で約1〜30分間加熱し、
加硫する。
空気加硫槽、ガラスビーズ流動床、溶融塩加硫槽、マイ
クロ波槽などを使用することができ、これらの加硫槽を
単独または組合わせて使用することができる。
絶縁ゴムは、電気絶縁性能、加工性および機械的強度特
性のバランスに優れ、しかも低比重であり、工業的価値
が極めて高い。
然フィラーの代わりに特定の結晶性オレフィン系樹脂を
エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴ
ムに配合し、しかも、この結晶性オレフィン系樹脂を1
0μm以下の平均分散粒径で島状に均一に分散させてい
るので、軽量で、かつ、機械的強度特性および電気絶縁
性に優れている。
発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
ン・プロピレン・5-エチリデン-2-ノルボルネン共重合
体ゴム100重量部と、4-メチル-1- ペンテン・1-デセ
ンランダム共重合体20重量部とを、二軸押出機[東芝
機械(株)製:50φ二軸押出機、L/D=45]によ
り設定温度230℃、スクリュー回転数200rpm
で、溶融状態で混合、混練し、配合物(A−1)を得
た。混合、混練時の比エネルギーは0.09kW・h/
kgであった。
酸で染色し、走査型電子顕微鏡[日本電子(株)製:T
330A(商標)]で、10,000倍の写真を撮り、
画像解析装置[(株)ピアス製:LA−500(商
標)]で写真中の4-メチル-1- ペンテン・1-デセンラン
ダム共重合体の平均粒子径を求めたところ、0.8μm
であった。
組成物を、第2表に示す配合処方により14インチオー
プンロール[日本ロール(株)製]で5分間混練し、配
合物(B−1)を得た。このときロール表面温度は、前
ロール50℃、後ロール60℃であった。
成物を、14インチオープンロール[日本ロール(株)
製]に巻付け、このオープンロール上で第3表に示す配
合処方になるように配合剤を添加し、3分間混練した
後、厚さ3mmでシート出しした。このときロール表面
温度は、前ロール50℃、後ロール60℃であった。
ータキ精機(株)製]、型温度170℃で20分間加熱
し、厚さ2mmと1mmの加硫シートを得た。得られた
2mm厚の加硫シートを硬さ、強度特性の測定に供し、
また1mm厚の加硫シ−トを電気特性の測定に供した。
500mm/分の条件で引張試験を行ない、引張破断点
応力(TB )および引張破断点伸び(EB )を測定し
た。 (3)電気特性 JIS K 6911およびJIS C 2110に従っ
て、体積固有抵抗、破壊電圧、誘電率、誘電損失を測定
した。
・1-デセンランダム共重合体を用いずにエチレン・プロ
ピレン・5-エチリデン-2- ノルボルネン共重合体ゴムを
単独で用い、第2表および第3表に示す処方をそれぞれ
第4表、第5表に示す処方に変更し、第4表に示す処方
により配合物(B−2)を調製し、配合物(B−2)を
実施例1の配合物(B−1)の代わりに用いた以外は、
実施例1と同様に行なった。
・1-デセンランダム共重合体の配合量を20重量部から
40重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、
配合物(A−3)を得た。混練、混合時の比エネルギー
は0.08kW・h/kgであった。
3表に示す処方をそれぞれ第6表、第7表に示す処方に
変更し、第6表の処方により配合物(B−3)を調製
し、配合物(B−3)を実施例1の配合物(B−1)の
代わりに用いた以外は、実施例1と同様に行なった。
・1-デセンランダム共重合体の配合量を20重量部から
100重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして
配合物(A−4)を得た。混練、混合時の比エネルギー
は0.06kW・h/kgであった。
れぞれ第8表、第9表に示す処方に変更し、第8表に示
す処方により配合物(B−4)を調製し、配合物(B−
4)を実施例1の配合物(B−1)の代わりに用いた以
外は、実施例1と同様に行なった。
・1-デセンランダム共重合体の配合量を20重量部から
100重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして
配合物(A−5)を得た。混練、混合時の比エネルギー
は0.06kW・h/kgであった。
れぞれ第10表、第11表に示す処方に変更し、第10
表に示す処方より配合物(B−5)を調製し、配合物
(B−5)を実施例1の配合物(B−1)の代わりに用
いた以外は、実施例1と同様に行なった。
・1-デセンランダム共重合体20重量部の代わりに結晶
性ポリプロピレン[メルトフローレート(ASTM D 1238,
230℃,荷重2.16kg)=11dl/g、ビカット軟化点
(ASTM D 1525)=150℃]40重量部を用いた以外
は、実施例1と同様にして、配合物(A−6)を得た。
ウム酸で染色し、走査型電子顕微鏡[日本電子(株)
製:T330A(商標)]で、10,000倍の写真を
撮り、画像解析装置[(株)ピアス製:LA−500
(商標)]で写真中の結晶性ポリプロピレンの平均粒子
径を求めたところ、0.9μmであった。
08kW・h/kgであった。また、第2表および第3
表に示す処方をそれぞれ第12表、第13表に示す処方
に変更し、第12表に示す処方により配合物(B−6)
を調製し、配合物(B−6)を実施例1の配合物(B−
1)の代わりに用いた以外は、実施例1と同様に行なっ
た。
・1-デセンランダム共重合体の配合量を20重量部から
40重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、
配合物(A−7)を得た。
染色し、走査型電子顕微鏡[日本電子(株)製:T33
0A(商標)]で、10,000倍の写真を撮り、画像
解析装置[(株)ピアス製:LA−500(商標)]で
写真中の4-メチル-1- ペンテン・1-デセンランダム共重
合体の平均粒子径を求めたところ、0.8μmであっ
た。混練、混合時の比エネルギーは0.08kW・h/
kgであった。
れぞれ第14表、第15表に示す処方に変更し、第15
表に示す処方により配合物(B−7)を調製し、配合物
(B−7)を実施例1の配合物(B−1)の代わりに用
いた以外は、実施例1と同様に行なった。
を用いずに、エチレン・プロピレン・5-エチリデン-2-
ノルボルネン共重合体ゴムを単独で用い、第12表およ
び第13表に示す処方をそれぞれ第16表、第17表に
示す処方に変更し、第16表に示す処方により配合物
(B−8)を調製し、配合物(B−8)を実施例5の配
合物(B−6)の代わりに用いた以外は、実施例5と同
様に行なった。
プロピレンの配合量を100重量部に変更し、エチレン
・プロピレン・5-エチリデン-2- ノルボルネン共重合体
ゴムと結晶性ポリプロピレンとの混合を1.7リットル
容量のバンバリーミキサー[(株)神戸製鋼所製:BR
(商標)]で6kg/cm2 スチームを流しながら1分
間混練、混合した以外は、実施例5と同様に行なった。
混練温度は130℃、比エネルギーは0.004kW・
h/kgであった。
以降の作業ができなかった。
Claims (4)
- 【請求項1】エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレ
フィンと非共役ポリエンとからなるエチレン・α- オレ
フィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)100重量
部に、ビカット軟化点が130℃以上である結晶性オレ
フィン系樹脂(B)を5〜400重量部含有するゴム組
成物[I]の加硫物からなる、体積固有抵抗が105〜
1017Ω・cmである電気絶縁ゴムであり、 ゴム組成物[I]は、エチレン・α- オレフィン・非共
役ポリエン共重合体ゴム(A)中に、結晶性オレフィン
系樹脂(B)が10μm以下の平均分散粒子径で島状に
分散していることを特徴とする電気絶縁ゴム。 - 【請求項2】前記エチレン・α- オレフィン・非共役ポ
リエン共重合体ゴム(A)は、(i)エチレンと炭素原
子数3〜20のα- オレフィンとのモル比[エチレン/
α- オレフィン]が60/40〜85/15の範囲にあ
り、かつ、(ii)135℃デカリン中で測定した極限粘
度〔η〕が0.8〜4dl/gの範囲にあることを特徴
とする請求項1に記載の電気絶縁ゴム。 - 【請求項3】前記結晶性オレフィン系樹脂(B)が、
(i)結晶性プロピレン単独重合体、または(ii)プロ
ピレンと1種以上の炭素原子数2、4〜12のα- オレ
フィンとの結晶性共重合体であって、プロピレン以外の
α- オレフィン構成単位を共重合体基準で40モル%以
下含有する結晶性プロピレン・α- オレフィンランダム
共重合体であることを特徴とする請求項1または2に記
載の電気絶縁ゴム。 - 【請求項4】前記結晶性オレフィン系樹脂(B)が、
(i)結晶性4-メチル-1- ペンテン単独重合体、または
(ii)4-メチル-1- ペンテンと1-デセン、1-ドデセン、
1-テトラデセン、1-ヘキセデセン、1-オクタデセンある
いはこれら2種以上のα- オレフィン混合物との結晶性
共重合体であって、4-メチル-1- ペンテン以外のα- オ
レフィン構成単位を共重合体基準で40モル%以下含有
する結晶性4-メチル-1-ペンテン・α- オレフィンラン
ダム共重合体であることを特徴とする請求項1または2
に記載の電気絶縁ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9870296A JP3685862B2 (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 電気絶縁ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9870296A JP3685862B2 (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 電気絶縁ゴム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09286882A true JPH09286882A (ja) | 1997-11-04 |
JP3685862B2 JP3685862B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=14226843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9870296A Expired - Lifetime JP3685862B2 (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 電気絶縁ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3685862B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016147692A1 (ja) * | 2015-03-19 | 2016-09-22 | 豊田合成株式会社 | ウエザストリップ |
WO2017221696A1 (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線被覆材組成物、絶縁電線およびワイヤーハーネス |
-
1996
- 1996-04-19 JP JP9870296A patent/JP3685862B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016147692A1 (ja) * | 2015-03-19 | 2016-09-22 | 豊田合成株式会社 | ウエザストリップ |
JP2016175473A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 豊田合成株式会社 | ウエザストリップ |
WO2017221696A1 (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線被覆材組成物、絶縁電線およびワイヤーハーネス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3685862B2 (ja) | 2005-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3750869B2 (ja) | ゴム組成物およびその製造方法 | |
JP3890074B2 (ja) | ゴム組成物の製造方法 | |
JP5401094B2 (ja) | 熱可塑性エラストマーを生成するための動的加硫方法 | |
EP1032609B1 (en) | Modification of thermoplastic vulcanizates with a thermoplastic random copolymer of ethylene | |
JP6040246B2 (ja) | ポリマー組成物、及びそれから調製される物品 | |
JPH11189653A (ja) | 熱可塑性エラストマーおよび製造方法 | |
JP2020117649A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、それを用いた成形体、及び用途 | |
JP5055072B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、及び成形体 | |
JP2018119097A (ja) | 自動車水系ホース用ゴム組成物 | |
JP3685862B2 (ja) | 電気絶縁ゴム | |
JP4083301B2 (ja) | 熱可塑性エラストマーの製造方法 | |
JP3911707B2 (ja) | シール用パッキン | |
JP5611849B2 (ja) | エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体およびそれを含む熱可塑性エラストマー | |
JP5157070B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物及びその製造方法 | |
JP2000191847A (ja) | グロメット用ゴム組成物、グロメットおよび製造方法 | |
JP4615441B2 (ja) | 加硫ゴムおよび熱可塑性エラストマーからなる複合成形体およびその用途 | |
JP7288305B2 (ja) | 難燃性エチレン系共重合体組成物および鉄道用製品 | |
JP3734884B2 (ja) | 樹脂微粒子およびゴム組成物 | |
JP4117121B2 (ja) | ゴム組成物及びその用途 | |
JP3849340B2 (ja) | エチレン・α−オレフィン系共重合ゴム組成物フライアブルベールおよび配合ゴムの製造方法 | |
JP2011208052A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物および該組成物から得られる発泡体 | |
JPS6155203B2 (ja) | ||
JPH01108239A (ja) | 変性ポリシロキサン含有耐熱ゴム組成物 | |
JP2021195438A (ja) | ゴム組成物 | |
JPH0676518B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050601 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |