JPH09286425A - 薬容器 - Google Patents

薬容器

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Publication number
JPH09286425A
JPH09286425A JP8120807A JP12080796A JPH09286425A JP H09286425 A JPH09286425 A JP H09286425A JP 8120807 A JP8120807 A JP 8120807A JP 12080796 A JP12080796 A JP 12080796A JP H09286425 A JPH09286425 A JP H09286425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
chamber
medicine
chambers
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8120807A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawabata
隆司 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP8120807A priority Critical patent/JPH09286425A/ja
Publication of JPH09286425A publication Critical patent/JPH09286425A/ja
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばワイシャツの胸ポケット等に入れて携
帯するのに好適で、しかも、服用時間に対応する薬の収
容場所を自然に誤りなく選択することができる形状・構
造を有する薬容器を提供すること。 【解決手段】 胸ポケットに入る大きさの容器であっ
て、容器の上部は一列をなす複数の室に区画され、容器
の下部に一室を備え、前記上部各室及び下部の一室は夫
々同一方向に開く蓋を備えて密閉可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯の用
に供する薬容器に関する。
【0002】
【従来の技術】何らかの疾病を有する患者は、毎日定時
に数種類の薬を服用することが多い。服用頻度は薬の種
類によって異なるので、あるときはA薬とB薬を一緒
に、またあるときはB薬とC薬を一緒に服用する必要が
あり、間違え易い。
【0003】そこで、朝、昼、晩、就寝前等に服用すべ
き薬を、予め服用頻度に従って取り揃え、服用時間別に
分別しておくことが行われる。しかし、例えば空箱の蓋
等を利用して分別を行っていると、何かの拍子に分別が
崩れて混乱が起き易い。またこのような形態では携帯性
に欠けるので、患者が服用時間にまたがって外出するよ
うな場合に対応が困難である。
【0004】このような服用薬の分別保管を目的とし
て、各種専用容器が提案されている。そのうちの、例え
ば、実開平5−76437号に記載された考案中の「サ
ブケース」は、上下・左右に対称形をなしているので、
各セルに朝、昼、晩等のラベルを貼付し、あるいは点字
による表示を行ったとしても、服用時間に対応するセル
を誤りなく選択するには若干の注意力を必要とする。ま
た、上記のサブケースは服用時間に対応する4個のセル
を備えた上部容器と、散薬分包を入れる下部容器とを重
箱状に重ねる構造であるため、かなりの厚みがあり、例
えばポケットに入れて携帯するにはコロコロして不便な
ように思われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の薬容
器における上記不便を取り除き、より改良された容器を
提供するためになされたものである。すなわち、例えば
ワイシャツの胸ポケット等に入れて携帯するのに好適
で、しかも、服用時間に対応する薬の収容場所を自然に
誤りなく選択することができる形状・構造を有する薬容
器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、 (1)胸ポケットに入る大きさの容器であって、容器の
上部は一列をなす複数の室に区画され、容器の下部に一
室を備え、前記上部各室及び下部の一室は夫々同一方向
に開く蓋を備えて密閉可能である薬容器、が提供され
る。
【0007】本薬容器の大きさは概ねタバコ1箱分であ
り、例えば、ワイシャツの胸ポケット等に入れて気軽に
携帯することができる。容器の上部空間は複数(実際に
は4つ)の室が一列に並ぶように区画されている。容器
の下部にも浅く平らな一室を備える。この容器下部の一
室は、上げ底に形成した容器裏側の上げ底空間をそれに
充ててもよいし、あるいは一定の深さを有する容器裏蓋
の形で設けてもよい。なお、容器の上部各室及び下部の
一室は夫々蓋を備えて密閉できるようになっており、こ
れらの蓋は一定の方向にのみ開くことができる。
【0008】本容器の上部各室には端から順に、朝、
昼、晩、寝る前に服用すべき錠剤やカプセル等を分別収
容する。容器の裏側の一室には粉薬の分包を入れてお
く。容器の前後は蓋が開く向きから自然に判別できるの
で、容器の端から1つ目の室が朝、その次が昼等とし
て、服用時間に対応する各室の位置を誤りなく知ること
ができる。
【0009】さらに、上記各室の蓋に朝、昼、晩等のラ
ベルを貼付し、蓋の色を変え、あるいは点字による表示
を行って、目視あるいは指触で確認できるようにするこ
とが望ましい。
【0010】また、別の箱を用意して、その中に7個な
いし10個の本薬容器を日付順に並べて収容することに
より、1週間分または10日分の薬を服用日別・服用時
間別に分別管理するという家庭内又は病院内での非携帯
的使用方法も可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態として、
以下のものを挙げることができる。 (2)前記下部の一室の蓋の外面にカード入れを備え
た、上記(1)記載の薬容器、 (3)前記カード入れの表面中央部に指孔を備えた上記
(2)記載の薬容器、及び、 (4)容器の前記上部各室の列方向の一端につまみを備
えた上記(1)記載の薬容器、である。
【0012】前記下部の一室には粉薬の包を収容する
が、実施形態(2)のように、その蓋の外面にカード入
れを設けておくと便利である。カードとしては、診察
券、薬の服用上の注意書カード等が考えられる。このカ
ード入れの部分は透明なプラスチック板で形成すること
が望ましく、さらに、実施形態(3)のように、その表
面中央部に指穴を設けておくと、カードの出し入れに便
利である。また、実施形態(4)のように、容器の上部
各室の列方向の一端に目印としてつまみを設けておく
と、蓋の開く方向と併せて、容器の前後を容易に判断す
ることができる。
【0013】本発明の他の好適な実施形態として、以下
のものを挙げることができる。 (5)前記薬容器及び蓋が、紫外線吸収剤を配合した透
明なプラスチックからなる上記(1)記載の薬容器、 (6)前記上部各室の蓋にレンズを設けてなる上記
(1)記載の薬容器、 (7)前記レンズがフレネルレンズである上記(6)記
載の薬容器、及び、 (8)前記各室の蓋の周縁部に溝を備え、前記各室の側
壁上端が前記溝に気密に嵌合する上記(1)記載の薬容
器、である。
【0014】本容器に収容される薬を外部から視認でき
るように、容器側壁及び蓋の各部分は透明であることが
望ましい。この場合、携帯時の太陽光線の薬への影響を
軽減するために、実施形態(5)のように、紫外線吸収
剤を配合した透明なプラスチックを用いて、紫外線成分
のみを選択的にカットすることが考えられる。
【0015】各室に収容される錠剤やカプセル等の表面
には、薬の名称やコードが印刷あるいはエンボスされて
いるが、文字が小さくて読みにくい場合がある。そのよ
うな場合、実施形態(6)のように、蓋の部分がレンズ
になっており、これらの文字等を拡大して見ることがで
きれば便利である。ここに用いるレンズとしては、例え
ば実施形態(7)のフレネルレンズのように平面状のも
のが好適である。
【0016】本容器に収容される薬を湿気等の影響から
保護するために、各室を気密に封止できることが望まし
い。そのために、実施形態(8)のように、蓋の周縁部
に溝を設け、各室の側壁上端がこの溝に気密に嵌合する
構造を採用することが考えられる。この場合、上記の一
列をなす各室間の境界壁は、その上端が平行な2枚の壁
に分かれており、各蓋の周縁部に設けた溝に夫々独立に
嵌合することができるように形成されている必要があ
る。
【0017】
【実施例】以下において、添付図面を参照しつつ、本発
明の好ましい実施例について詳細に説明する。
【0018】図1は、第1実施例に係る薬容器を斜め上
から見た斜視図、図2は、同容器の天地を逆にして斜め
上から見た斜視図である。図1において、参照符号10
は薬容器、1は薬容器10の上部に一列に設けた室、2
は各室1の壁の上端に嵌合する溝を周縁部に有する蓋、
3は薬容器10の上記列方向の一端に設けたつまみを示
す。また、図2において、4は薬容器10の裏側に設け
た単一の室、5は室4の蓋、6は蓋5の表面に設けたカ
ード入れ、7はカード入れ6の表面中央の指穴を示す。
【0019】本実施例に係る薬容器10は、長さが80
〜100mm、横幅が約60mm、厚さが約25mmの
透明なプラスチック製の箱状をなし、概ねタバコ1箱分
の大きさである。従って、この薬容器10をワイシャツ
等の胸ポケットに入れて携帯しても邪魔にならない。な
お、上記プラスチックには紫外線吸収剤が配合されてお
り、紫外線による薬の劣化を防止することができる。
【0020】薬容器10は上げ底に形成されており、上
げ底上部の空間は容器の長手方向に4個の室1が一列に
並ぶように区画され、容器10の各室1が列をなす方向
の一端に目印としてつまみ3が設けられている。各室1
の間の境界壁は、その上端が平行な2枚の壁に分かれて
おり、一方向に開く各蓋2の周縁部に設けた溝に夫々独
立に嵌合するように形成されている。上げ底下部にも扁
平な一室4があり、室4も蓋5を備えて密閉できるよう
になっている。蓋2は平面レンズになっており、室1中
に収容された錠剤やカプセル表面の文字や記号を拡大し
て見ることができる。
【0021】薬容器10の上部各室1には、端から順
に、朝、昼、晩、寝る前に服用すべき錠剤やカプセル等
を取り揃えて分別収容し、室4には粉薬の分包を入れ
る。薬容器10の前後はその一端に設けたつまみ3から
判別できるので、つまみ3から1つ目の室が朝、その次
が昼等として、服用時間に対応する各室1の位置を誤り
なく知ることができる。さらに、上記各室1の蓋2に、
朝、昼、晩等のラベルを貼付すると共に、点字による表
示を行って、目視あるいは触指によっても目的とする室
1を確認できるようなっている。なお、つまみ3には
紐、鎖等を付けて首から吊すようにしてもよい。
【0022】薬容器10の裏側の蓋5には、その外面に
透明なプラスチック製のカード入れ6が設けられ、ここ
に診察券、薬の服用上の注意を記載したカード等を入れ
ることができる。このカード入れ6の表面中央部には指
穴7があり、ここからカードを指で押して出し入れする
ことができる。
【0023】図3は、本実施例に係る薬容器10を家庭
内又は病院内で非携帯的に使用する場合を示している。
すなわち、別の箱11を用意して、その中に7個ないし
10個の薬容器10を日付順に並べて収容することによ
り、1週間分または10日分の薬を服用日別・服用時間
別に分別管理することができる。さらに、つまみ3の穴
にひも12を通して輪に結んでおけば、使用中に薬容器
10の日付順の並びが乱れることがない。
【0024】図4及び図5は、本発明の第2実施例に係
る薬容器20を示す斜視図である。この薬容器20で
は、容器が上げ底でなく普通に形成されており、容器裏
側の一室4が一定の深さを有する容器裏蓋5の中に設け
られ、また、つまみ3を備えていない点が上記第1実施
例と異なるが、その他の点は同一である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る薬容器は、概ねタバコ1箱
分の大きさであるので、ワイシャツの胸ポケット等に入
れて気軽に携帯することができる。本薬容器には服用時
間別に取り揃えた各種の薬を収容する小室が服用時間順
に並んでおり、容器の前後を蓋の開く方向、あるいはつ
まみから判別することができるので、服用時間に対応す
る小室を誤りなく選択することができる。本薬容器は透
明なプラスチック製であるので、各室に収容された薬を
外部から視認することができると共に、各室の蓋がレン
ズになっているので、中に収容された錠剤やカプセルの
表面に記された文字や記号を拡大して見ることができ
る。また、携帯時の紫外線による薬の劣化が防止され、
密閉により湿気からも保護されている。
【0026】本薬容器の裏側には単一の広い室が設けら
れているので、上部各室に収容できない大きさの粉薬の
包をここに収容することができる。さらに本薬容器の裏
蓋にはカード入れが設けられているので、診察券や薬の
服用上の注意を記載したカード等を入れておくことがで
きる。
【0027】本薬容器は、家庭内又は病院内で非携帯的
に使用することもできる。すなわち別の箱を用意して、
その中に7個ないし10個の本薬容器を日付順に並べて
収容することにより、1週間分または10日分の薬を服
用日別・服用時間別に分別管理することができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る薬容器を斜め上から見
た斜視図である。
【図2】図1に示す薬容器の天地を逆にして斜め上から
見た斜視図である。
【図3】図1に示す薬容器を家庭内又は病院内で非携帯
的に使用する場合を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る薬容器を斜め上から
見た斜視図である。
【図5】図4に示す薬容器の天地を逆にして斜め上から
見た斜視図である。
【符号の説明】
1…薬容器の上部に一列に並んだ室 2…上部各室の蓋 3…つまみ 4…薬容器の裏側の室 5…裏側の室の蓋 6…カード入れ 7…カード入れ表面の指孔 10…第1実施例に係る薬容器 11…薬容器を収容配列しておく箱 12…ひも 20…第2実施例に係る薬容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胸ポケットに入る大きさの容器であって、
    容器の上部は一列をなす複数の室に区画され、容器の下
    部に一室を備え、前記上部各室及び下部の一室は夫々同
    一方向に開く蓋を備えて密閉可能である薬容器。
JP8120807A 1996-04-19 1996-04-19 薬容器 Pending JPH09286425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8120807A JPH09286425A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 薬容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8120807A JPH09286425A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 薬容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09286425A true JPH09286425A (ja) 1997-11-04

Family

ID=14795472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8120807A Pending JPH09286425A (ja) 1996-04-19 1996-04-19 薬容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09286425A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189544A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Namco Bandai Games Inc 景品収容装置、及び遊戯装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009189544A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Namco Bandai Games Inc 景品収容装置、及び遊戯装置

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