JPH09285758A - プレコート鋼板の切断面塗装方法およびその装置 - Google Patents

プレコート鋼板の切断面塗装方法およびその装置

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JPH09285758A
JPH09285758A JP12086896A JP12086896A JPH09285758A JP H09285758 A JPH09285758 A JP H09285758A JP 12086896 A JP12086896 A JP 12086896A JP 12086896 A JP12086896 A JP 12086896A JP H09285758 A JPH09285758 A JP H09285758A
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pad
steel sheet
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precoated steel
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Seiichi Marumoto
清一 丸元
Kohei Ueda
浩平 植田
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数十μm以上の塗装厚みを持つ、低コスト、
高能率、高品質な均一膜厚の局部塗装を可能にするプレ
コート鋼板の切断面塗装方法およびその装置を提供す
る。 【解決手段】 プレコート鋼板の少なくとも化粧面に、
マスキングフィルムを貼付して、その切断面を塗装する
プレコート鋼板の切断面塗装において、スポンジまたは
不織布および/または織布からなる塗装パッドに塗料を
含浸させた後、前記塗装パッドの表面をガスによりワイ
ピングして余分な塗料を除去してから、前記塗装パッド
をプレコート鋼板の切断面に力制御しながら押し付ける
ことを特徴とするプレコート鋼板の切断面塗装方法、お
よびその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気製品、家具、
建材および自動車部品などで、外板にプレコート鋼板を
用いている構造のものにおいて、製品寸法に最終切断し
た切断面の塗装法の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気製品、家具、建材および自動車部品
などの耐久消費材に対して、リサイクル性や廃棄物処理
の有害物質の排除、エコロジーの観点などから、鋼板を
用いた外殻構造が見直されている。さらに、用いられる
鋼板の中でも、鉄鋼メーカが鋼板の外板面に最終製品と
しての塗装を行い、これを素材として用いることで、最
終製品メーカでの塗装が省略できるプレコート鋼板が重
宝されている。プレコート鋼板を外板として使用する問
題点は、素材プレコート鋼板を加工成形後、製品寸法に
最終切断した時、切断面は塗装もメッキもされていない
鉄の地肌となることである。このため、防錆が必要な環
境で使用される製品(通常の屋内環境で使用される製品
でも、商品イメージから外面に出ている部分は防錆が必
要であることが多い)や、プレコート鋼板の塗装色と切
断面の金属光沢の違和感が、商品イメージを低下させる
ものについては、プレコート鋼板の使用を断念する(通
常鋼板を使用し、加工後に塗装する)か、切断面の後塗
装を行う必要があった。
【0003】なお、上記切断面の後塗装では、プレコー
ト鋼板の化粧面の美麗さを保つために、この化粧面への
塗料のはみ出しを防止する必要がある。ところが、ここ
で用いられている鋼板の厚みは、1mm程度、あるいは
それ以下の非常に薄い鋼板であり、この厚みの切断面へ
の塗装を、化粧面にはみ出しなく実施することは、スプ
レー塗装やローラ塗装など、人手で行う種々の塗装方法
を用いても非常に困難であり、ましてや、自動塗装でこ
れを行うのは不可能に近い。
【0004】従来、これらの課題に対し、マスキングと
呼ぶ手法が採用されていた。これは、塗料のはみ出しを
防ぎたい部分に、塗装面に沿って予めテープを貼り、こ
の状態で後塗装を行って塗装終了後にテープを剥がすこ
とで、保護したい面への後塗装のはみ出しのない美麗な
塗装を行うものである。このように、マスキングがして
あればいろいろな塗装の方法が実施可能である。また、
板材の端面への薬剤塗布に関する従来技術として、技術
分野が異なるが、特開平5−263271号公報で、リ
ードフレーム板の端面にフォトレジストを塗布する発明
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
が課題とするプレコート鋼板の切断面の保護塗装におい
ては、切断面とその近辺にのみ塗装を行うことが、塗装
コストや外観の美麗さから最も好ましいことから、上記
従来技術のスプレー塗装は、マスキングを前提として
も、プレコート鋼板の切断面の保護塗装には適さない。
また、単純なローラ塗装では、ナイフエッジに近い鋼板
切断面(一般に切断バリも残っている)の塗装なので、
ローラの損傷が生じ易いという問題がある。これに加え
て、接触部が塗装用ローラと鋼板切断面の点接触となり
実接触面積が小さくなるので、単位面積当たりの塗装部
の接触力の大きな変動の発生が避けられず、特に、切断
面のバリを覆うほどの数十μmの膜厚を持つ厚塗りにお
いて、安定で均一な塗装をすることは困難である。
【0006】また、特開平5−263271号公報で開
示されている板材の端面への薬剤塗布の従来技術は、リ
ードフレーム板の端面にフォトレジストを塗布する発明
であり、技術分野が異なるだけでなく、本発明のように
塗装装置をロボットに持たせて、その動きで塗装を行う
場合や、対象物が開口部端面のものには、その適用が困
難である。そこで、本発明は、上記課題を有利に解決す
るためになされたもので、プレコート鋼板の切断面(エ
ッジ部)の塗装において、数十μmの厚みを持つ、低コ
スト、高能率、高品質な均一膜厚の局部塗装を可能にす
るプレコート鋼板の切断面塗装方法およびその装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者等は種々検討した結果、ナイフエッジ状の
塗装面へ、塗料を必要量、必要部分にのみ塗布するため
には、スタンプ方式で塗装パッドをプレコート鋼板の切
断面に押し付け、かつ、塗装パッド表面の塗料の保持量
の制御を最終的にガスワイピングで行い、さらに、塗装
パッドを塗装対象であるプレコート鋼板の切断面に押し
付ける際に、その押し付け力を制御することで、塗装パ
ッドから絞り出される塗料の量を加減して塗布する方法
およびその装置が、プレコート鋼板の切断面への塗布量
の安定化と均一化に最適であることを見出したものであ
る。すなわち、本発明の要旨は、平板状態で最終製品塗
装が施された鋼板(以下、プレコート鋼板という)の少
なくとも製品外表面(以下、化粧面という)に、マスキ
ングフィルムを貼付して、その切断面を塗装するプレコ
ート鋼板の切断面塗装方法において、スポンジまたは不
織布および/または織布からなる塗装パッドに塗料を含
浸させた後、前記塗装パッドの表面をガスによりワイピ
ングして余分な塗料を除去してから、前記塗装パッドを
プレコート鋼板の切断面に力制御しながら押し付けるこ
とを特徴とする。
【0008】塗装パッドをプレコート鋼板の切断面に力
制御しながら押し付けるにあたり、押し付け力の設定値
を2段以上設け、塗装最終工程(塗装パッドがプレコー
ト鋼板の切断面から離れる直前の押し付け工程)で、最
大押し付け力より小さい押し付け力の設定値で所定時間
押し付け保持することを特徴とする。
【0009】また、塗装パッドをプレコート鋼板の切断
面に力制御しながら押し付けるにあたり、プレコート鋼
板の切断面に垂直な方向を基準にして、傾きd=1/1
00〜1/3傾斜した方向から、塗装パッドを押し付け
運動させることを特徴とする。
【0010】塗装パッドによる切断面への塗料の塗布を
終えた後で、かつ、塗料の乾燥または硬化前に、切断面
に塗布した塗料を、温風を用いてリフローさせ、平坦化
することを特徴とする。
【0011】プレコート鋼板の少なくとも化粧面にマス
キングフィルムが貼付されているプレコート鋼板の切断
面を塗装する塗装装置において、スポンジまたは不織布
および/または織布からなる塗装パッドと、該塗装パッ
ドへの塗料含浸を浸漬および/または内面への圧送・滲
み出しにより行う機構と、前記塗装パッド表面の余分な
付着塗料をガス(ガスナイフ)によりワイピングして除
去する機構と、前記プレコート鋼板の切断面に前記塗装
パッドを力制御しながら押し付ける機構とを有すること
を特徴とする。
【0012】更に、前記塗装パッドは、その内部が不織
布で構成され、その外皮の少なくともプレコート鋼板の
切断面に接触する表面が織布で覆われ、さらに、これら
不織布および織布が剛性のある台座に取り付けた構造で
あることを特徴とする。
【0013】前記塗装パッドのプレコート鋼板切断面へ
の押し付け機構を、流体圧シリンダーによる押し付け機
構とし、前記流体圧シリンダーの回路に、押し付け塗装
中の塗装パッドの押し付け圧力を制御可能にする多段圧
力設定回路を設けることを特徴とする。
【0014】前記塗装パッドのプレコート鋼板切断面へ
の押し付け機構を、並列および/または直列に多段結合
した機械的バネ機構による押し付け機構とし、該機械的
バネ機構は、そのバネ出力が、塗装パッドとその保持装
置との相互移動ストロークに応じて、順次バネ力として
の拘束が解除され、または再拘束されることで、多段に
変化する機構を有し、これにより、押し付け塗装中の塗
装パッドの押し付け圧力を可変にすることを特徴とす
る。
【0015】また、前記塗装パッドのプレコート鋼板切
断面への押し付け機構を、請求項7記載の流体圧シリン
ダーによる押し付け機構と請求項8記載の機械的バネ機
構による押し付け機構とを組み合わせて構成することを
特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の基本処理を示
した処理フロー図である。また、図4は、基本処理を行
う装置構成とその動作の例を示した図である。本発明
は、プレコート鋼板の少なくとも化粧面にマスキングフ
ィルムを貼付して、その切断面を塗装することを前提と
する。一般的に、製品対応の化粧面は、製品の表(おも
て)面となる片面だけであるので(裏面は単なる防錆処
理が多い)、マスキングフィルム貼付は、化粧面側片面
として以下の説明を行うが、必要に応じてマスキングフ
ィルムをプレコート鋼板の片面または両面に選択貼付す
ることもできるし、マスキングフィルムはテープでこれ
を代用してもよい。
【0017】本発明は、基本的に3段階のプロセスから
なっている。すなわち、1つ目は塗装パッド1に塗料を
含浸させるプロセス、2つ目は塗装パッド1の表面付着
塗料を適量に制御するワイピングプロセス、3つ目は以
上のようにして準備完了した塗装パッド1を塗装対象で
あるプレコート鋼板10の切断面に押し付けて塗料を必
要量付着させるプロセスである。
【0018】まず、1つ目のプロセスで、塗料タンクの
所定の深さに塗装パッド1を浸漬させ、および/または
塗装パッド1の内部より塗料を圧送して、塗装パッド1
の素材であるスポンジまたは不織布および/または織布
に塗料を十分含浸させる。
【0019】次に、2つ目のプロセスで、ガスナイフヘ
ッダー5のガスナイフ部を通過させた処理ガスで、塗装
パッド1の表面に付着している塗料を適量に切る(ワイ
ピングする)。このプロセスは、1つ目のプロセスに相
当する塗料の供給量制御のみでは、均一化と表面の余分
塗料をなくすことは難しく、次プロセスの押し付け状態
で、塗装パッド1の表面にたっぷり塗料が有り過ぎる
と、プレコート鋼板10に塗料が多く付着し過ぎて、雨
だれ状の凹凸の多い塗装面が形成され、美観上望ましく
ないため、必須のプロセスである。たっぷり塗料を付着
させた後の塗装パッド1の液切り手段としてガスワイピ
ングを採用するのは、ローラによる液切りや板状刃物で
の液切り等の塗装パッド1と固体の接触による液切りを
採用したのでは、面としての液切りの均一性がなかなか
達成できず、また、液切り工具が当接する面以外の側面
に、押し出された余分塗料が多く残存して好ましくない
からである。
【0020】つまり、塗装パッド1は、ガスワイピング
により、適量の塗料を、全面均一に、すなわち、表面に
は塗料が盛り上がっていない状態に含浸・保持させるこ
とが重要である。なお、ワイピングの程度は、噴出流の
強さ(供給圧力)と通過時間で制御する。もちろん、長
い時間をかけてゆっくりワイピングする程、塗装パッド
1の塗料保持量は少なくなり、塗装は薄目付になる。
【0021】次に、3つ目のプロセスで、上記プロセス
で適量の塗料を含浸せしめた塗装パッド1を、あらかじ
めプレコートされている化粧面にマスキングフィルム8
が貼付してあるプレコート鋼板10の切断面(被塗装
面)に、所定の押し付け圧で押し付け、含浸している塗
料を塗布する。このように、スポンジまたは不織布およ
び/または織布を基材とした塗装パッドに塗料を含ませ
て、対象物であるプレコート鋼板の切断面に押し付ける
ことで、塗装パッドに含浸している塗料を絞り出して付
着させる構成であるため、塗装パッドの押し付け力に応
じて塗料の絞り出される量が変化し、最大押し付け力を
制御することで塗布量の制御が可能となる。
【0022】請求項2、請求項7〜請求項9の発明で
は、塗装パッド1をプレコート鋼板10の切断面に力制
御しながら押し付けるにあたり、押し付け力の設定値を
2段以上に設定する。これは、塗料の粘度や性質によっ
ては、部分的に塗料が多く付着して、塗装面に目立つ程
の雨だれ状の塗料の凹凸が生じる場合に、これを防ぐた
めに、塗装パッド1がプレコート鋼板の切断面から離れ
る前に、小さい押し付け圧で接触を一定時間保ち、最大
押し付け力時に絞り出した雨だれ状の余分な塗料を、塗
装パッド1に再度吸い取るようにして、塗料付着の均一
化を図り、塗装面の凹凸を小さくすることができる好ま
しい形態である。
【0023】この多段押し付け動作を行う空気圧回路の
例を図5に示す。本例では、第1段圧力設定弁11と第
2段圧力設定弁12を持ち、これらを切り替えて、空気
圧で作動するシリンダー15により塗装パッド1の押し
付け動作を行う。これによって生成する押し付け力パタ
ーンの代表例を図6に示す。第1段圧力設定弁11で生
じる押し付け力P1 で塗装パッド1を押し付けた後、塗
装パッド1がプレコート鋼板10の切断面から離れる前
に第2段圧力設定弁12をONにして、押し付け力P2
で一定時間(通常の塗料であれば約1秒程度)押し付け
保持し、余分にプレコート鋼板10の切断面に付着した
塗料を塗装パッド1に吸い取る。なお、流体圧として
は、取り扱いの容易性やコストから、空気圧を用いるの
が最も好ましいが、油圧などの液圧を用いても塗装の効
果は変わらない。
【0024】図7は、多段押し付け動作を行うための他
の手段である機械的バネ機構を説明する図である。本機
構は、異なる2つのバネの組み合わせで2段押し付けを
行うようにしたものであり、第1段バネ21と第2段バ
ネ22を直列に配置して、塗装パッド1とロボットハン
ド20の相対位置でこれら2つのバネが有効/無効にな
るようにして2段の押し付け力変化を生じさせる機構と
なっている。すなわち、塗装パッド1がプレコート鋼板
10と接触した後さらにロボットハンド20の押し付け
動作を進めると、塗装パッド1とロボットハンド20の
距離が縮まることになるが、この際、弱いバネである第
2段バネ22がまず縮まる。さらに進んで第2段バネ2
2が密着する(あるいは設定ストッパーに当たる)と、
強いバネである第1段バネ21が働きはじめ、この圧縮
量に応じて最大押し付け力が発生する。
【0025】所定の最大押し付け力に達した後、後退動
作に入ると(ロボットハンド20を引き始めると)、押
し付け力がだんだん弱まり、第1段バネ21の伸びが所
定長さに設定したガイドで拘束される(第1段バネ21
の初期状態)。さらに、後退動作を進めることで、第2
段バネ22が働き始め、この弾性力で塗装パッド1が押
し付けられるので、第2段バネ22の伸びが所定長さに
設定したガイドで拘束される(第2段バネ22の初期状
態)までの一定時間、塗装パッド1のプレコート鋼板1
0への弱い押し付けが行なわれ、その後に塗装面から離
れる。以上のように、多段押し付け機構としては、流体
圧機構や機械的バネ機構、およびこれらの両者を併用す
ることも可能である。
【0026】請求項3の発明では、プレコート鋼板の切
断面に垂直な方向を基準にして、傾きd=1/100〜
1/3傾斜した方向(例えば、図2に示すように切断バ
リ9の出ている方向)から、塗装パッド1を押し付け、
切断バリ側で塗装パッド1の若干のしごきを行い、切断
バリ側に意図的に塗料を多く塗布(厚目付塗布)する
と、塗料により切断バリ9を覆い隠すことができる効率
的な塗装法とすることができ好ましい。ただし、対象と
するプレコート鋼板10の切断面が直線でない場合は、
図2に示すように、プレコート鋼板10の切断面と塗装
パッド1の塗料面が、面平行になるように設定すること
が重要である。ここで、傾きdの下限値1/100は、
塗装パッド1のめりこみ量が約1mmなので、最低バリ
高さ相当量(約10μm)のしごきを与えるには、1/
100以上の傾きが必要であることから定められる。
また、傾きdの上限値1/3は、切断バリの最高の高さ
として300μmを見込んでおけば十分であること、お
よび、塗装パッド1の押し付け分力により、塗装対象で
あるプレコート鋼板10が面外方向へめくれる力を受け
ることから、1/3の上限を設ける。
【0027】このように、斜め押し付けをすると、傾斜
入側のプレコート鋼板の面の角に厚目付塗布が、また、
その反対側の鋼板面の角に薄目付塗布が可能である。上
記のように厚目付塗布の効果(塗料による切断バリの被
覆)を利用することとは逆に、薄目付塗布を利用するこ
ともできる。例えば、粘度の高い(数百ポアズ以上)の
塗料を、凹凸なく本発明で塗布するには、薄目付塗布の
利用が有効である。すなわち、塗料を残したいプレコー
ト鋼板の面の側(マスキングした面と反対側)を、斜め
押し付けの出側の面として押し付け塗装をすることでこ
れを達成できる。
【0028】請求項4の発明では、以上3段階の基本的
なプロセスを経た後に、さらに、粘度が高くて塗装面の
塗料による雨だれ状凹凸が残る場合に、図3に示すよう
に、乾燥・硬化前に熱風などの吹き付けにより、付着塗
料部分の温度を上げて一時的に粘度を下げ、凸部に停留
している塗料を表面張力と重力によりリフローさせて、
塗装面の平坦化を図ることができ好ましい。特に、紫外
線硬化型の塗料を用ている場合には、温風による塗料の
固化が生じないので塗装面平坦化の効が大きい。また、
可能であれば、塗装面に生じている塗料凸部を上側に位
置させる鉛直姿勢で温風リフローさせると、重力効果も
加味されてより高い効果が得られ、さらに好ましい。
【0029】本発明の以上3段階の基本的なプロセスの
実工程への展開としては、塗装パッド1への塗料含浸を
行うステーションと、ガスナイフにより塗装パッド1の
表面塗料切りを行うステーションと、プレコート鋼板の
切断面への塗装パッド1の押し付けを行うステーション
の、最低3ステーションを設け、塗装パッド1をロボッ
トに持たせて、これらのステーション間を所定の処理を
させながら移動させる構成とすることで、最も簡便な実
工程の展開が可能である。もちろん、生産量によって
は、専用の処理装置を作ってこれらの処理を流れ作業で
行うことも可能である。最後に塗布した塗料の乾燥・硬
化をさせると外板部品としては完成なので、製品の他の
構成部品と組み立てて、製品が完成する。
【0030】塗装パッド1は、塗料を含浸させこれを保
持するために、スポンジまたは不織布または織布を剛性
のある台座に取り付けるだけの構成としてもよい。ただ
し、厚塗装を行う必要がある場合は、多くの塗料を含浸
させて塗布するために、内面基材として、スポンジまた
は柔らかめの不織布を用い、さらに、塗装パッド1の表
面の塗料の疎密の間隔をマイクロメーターのオーダーに
するために、織布でスポンジまたは不織布を覆って塗装
パッド1を構成することが望ましい。図8は、内面基材
である不織布1−2の表面を織布1−1で覆った塗装パ
ッドの一構造例である。外皮の織布を用いない塗装パッ
ド1を被塗装面に接触させると、不織布の場合、接触面
に毛羽が立ち、塗装パッド1を押し付け後、離すときに
小さな突起状の塗料付着が生じたり、気泡が塗装面に混
在することが懸念され好ましくない。外皮の織布を用い
ないスポンジ製の塗装パッドの場合も、接触面の毛羽立
ちはないものの、表面の塗料の疎密の間隔が大きく、同
様の問題が懸念される。
【0031】塗装パッド1の基材となるスポンジまたは
不織布および/または織布は、有機化合物、化学繊維な
どを主体にするが、これに限定されるものではなく、使
用する塗料に応じて適材を選べばよい。塗装パッド1の
厚みも、塗料の性質(粘度ほか)と狙い塗装厚で適正に
選定すればよいが、塗装パッドの硬さと圧縮性の適性か
ら、一般に、0.5〜10mmとするがよい。また、剛
性のある台座2の材質は、特に限定されるものではな
く、木材、プラスチック、金属などから、適宜選択すれ
ばよい。また、塗料は、製品の用途や環境に合った塗料
を自由に選定できるが、紫外線硬化型(一般にUV塗料
と呼称)を用いれば、有機溶剤が不要なので労働環境的
に最も好ましい塗装システムとすることができる。
【0032】
【実施例】図4に示す装置例で、本発明をさらに具体的
に説明する。本例では、塗装パッド1への塗料含浸を浸
漬方式で行う。これは、適度の深さ(塗装パッド全体が
ほぼ浸かる深さ)の塗料液面を持つ容器に塗装パッド1
を底までつけることで目的を達成する。なお、塗装パッ
ド1への塗料含浸は、図9に例を示すように、塗装パッ
ド台座2の内部に塗料を圧送して内部から含浸させるこ
とも可能である。
【0033】次に、スリットノズルを有するガスナイフ
ヘッダー5のカーテン状ガス噴出流中を塗装パッド1が
横切ることで、塗装パッド1の表面をワイピングし、表
面の余分な塗料を取り除く。この際、ワイピング効率を
上げるために前向きに噴出角度を持たせるとよい。な
お、塗装パッド1のワイピング方向は特に制限はない
が、図4に示す塗装パッド1の厚み方向とすると横切る
長さが短いので、処理時間が短くて済み生産性が高い。
ただし、この場合、長いスリットを持つガスナイフヘッ
ダー5が必要である。
【0034】次に、塗装パッド1を、化粧面にマスキン
グフィルム8を貼付したプレコート鋼板10の切断面に
押し付ける。この時、押し付け動作はシリンダー15で
行う。 その時の空気圧回路例を図5に示す。この回路
によると、圧力選択弁13を無励磁として第1段圧力設
定弁11で設定している圧力(例えば最高押し付け力
(線圧)5N/cm)で、押し付け方向にシリンダーを
方向切り替え弁14で作動させ、塗装パッド1のプレコ
ート鋼板10との接触が最高押し付け力に達した後に、
圧力選択弁13を励磁して、第2段圧力設定弁12で設
定している圧力(例えば最小押し付け力(線圧)0.5
N/cm)で所定時間(約1秒)保持した後に、方向切
り替え弁14を切り替えて、シリンダー15を引き込ま
せ、塗装パッド1をプレコート鋼板10から離すこと
で、一連の押し付け塗装動作を終了する。
【0035】これらの一連の処理を行うためのステーシ
ョン間移動と、ガスナイフヘッダー5下でのガスワイピ
ングのための移動、および、塗装パッド1の押し付け動
作の姿勢と位置決め動作を行うために、塗装パッド1を
塗装パッド台座2に取り付け、これをロボットの手先2
0に取り付ければ、最も簡単な装置構成で全ての動作を
(傾きdを持った斜め押し付けも含めて)実現すること
が可能である。なお、ロボットの動作精度と塗装対象で
あるプレコート鋼板の位置決め精度のズレを吸収するた
めに、図4に示すように、塗装パッド台座2とシリンダ
ー15との結合は回転支持ピン16で行い、切断面長手
方向接触に倣って、塗装パッド1が回転できる構造とす
ることが望ましい。
【0036】また、塗装パッド1の長さが、対象とする
プレコート鋼板の塗装切断面の長さより短い場合は、押
し付け塗装を若干の重なりを持たせて繰り返すことで、
必要長さ全面の塗装を行えばよい。さらに、塗装対象と
なる切断面が曲線の場合には、塗装パッドも同様の曲が
りを持った塗装パッドとする。例えば、開口コーナー部
で曲率を持つ切断面では、図10に示すように同等の曲
率を持つコーナー用塗装パッド3として、上記と同様な
一連の押し付け塗装を行う。もちろん、1台のロボット
に複数・各種の塗装パッドを持たせて、切り替え使用し
てもよいし、塗装パッドを流体圧で複数同時操作(対面
で逆方向に同時操作すると反力が相殺できる)したり、
複数台のロボットで協調作業させてもよい。本実施例で
は、塗装パッド1の押し付け力切り替えを空圧で行った
が、図7に示す機械的バネ機構で同等の動きをさせるこ
ともできるし、これらの複合機構としてもよい。また、
以上の力制御押し付け機構は、塗装パッド1を動かさな
くてプレコート鋼板10を動かす方法としてもよいの
で、プレコート鋼板10の支持機構に多段押し力設定機
構と移動機構を持たせても効果は同じである。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、プレコー
ト鋼板の切断面(エッジ部)を部分塗装するに際し、自
動塗装が容易で、低コスト、高能率、高品質な数十μm
の厚みを持つ、均一膜厚の局部塗装を可能にする塗装方
法および装置となっている。これにより、プレコート鋼
板を用いた製品の防錆能力を向上し、美麗で低コスト、
且つ、リサイクル性に優れたプレコート鋼板製品の用途
を大きく拡大でき、工業的に価値の高い発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の基本工程を示す図である。
【図2】本発明の方法の切断バリ側からの斜め押し付け
を示す図である。
【図3】本発明の方法の塗装後、乾燥・硬化前の温風に
よるリフローを示す斜視図である。
【図4】本発明の、切断面塗装の基本構成装置例とその
動作例を斜視図で説明する図である。
【図5】本発明の、2段押し付けにおける空気圧回路の
一例を示す図である。
【図6】本発明の、2段押し付けにおける圧力/時間チ
ャートの一例を示す図である。
【図7】本発明の、バネを用いた2段押し付け機構の一
例を示す図である。
【図8】本発明の、不織布を織布外皮で包む構成とした
塗装パッドの一例を示す図である。
【図9】本発明の、内部から塗料供給する滲み出し型の
塗装パッドの一例を示す図である。
【図10】本発明の、コーナ部分用の塗装パッドの構成
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 塗装パッド 1−1 織布製塗装パッド 1−2 不織布製塗装パッド 2 塗装パッド台座 3 コーナー用塗装パッド 4 塗料 5 ガスナイフヘッダー 7 温風発生装置 8 マスキングフィルム 9 鋼板切断バリ 10 プレコート鋼板 11 第1段圧力設定弁 12 第2段圧力設定弁 13 圧力選択弁 14 方向切り替え弁 15 シリンダー 16 回転支持ピン 20 ロボットハンド 21 第1段バネ 22 第2段バネ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状態で最終製品塗装が施された鋼板
    (以下、プレコート鋼板という)の少なくとも製品外表
    面(以下、化粧面という)に、マスキングフィルムを貼
    付して、その切断面を塗装するプレコート鋼板の切断面
    塗装方法において、スポンジまたは不織布および/また
    は織布からなる塗装パッドに塗料を含浸させた後、前記
    塗装パッドの表面をガスによりワイピングして余分な塗
    料を除去してから、前記塗装パッドをプレコート鋼板の
    切断面に力制御しながら押し付けることを特徴とするプ
    レコート鋼板の切断面塗装方法。
  2. 【請求項2】 塗装パッドをプレコート鋼板の切断面に
    力制御しながら押し付けるにあたり、押し付け力の設定
    値を2段以上設け、塗装最終工程(塗装パッドがプレコ
    ート鋼板の切断面から離れる直前の押し付け工程)で、
    最大押し付け力より小さい押し付け力の設定値で所定時
    間押し付け保持することを特徴とする、請求項1記載の
    プレコート鋼板の切断面塗装方法。
  3. 【請求項3】 塗装パッドをプレコート鋼板の切断面に
    力制御しながら押し付けるにあたり、プレコート鋼板の
    切断面に垂直な方向を基準にして、傾きd=1/100
    〜1/3傾斜した方向から、塗装パッドを押し付け運動
    させることを特徴とする、請求項1または請求項2記載
    のプレコート鋼板の切断面塗装方法。
  4. 【請求項4】 塗装パッドによる切断面への塗料の塗布
    を終えた後で、かつ、塗料の乾燥または硬化前に、切断
    面に塗布した塗料を、温風を用いてリフローさせ、平坦
    化することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のい
    ずれか1項に記載のプレコート鋼板の切断面塗装方法。
  5. 【請求項5】 プレコート鋼板の少なくとも化粧面にマ
    スキングフィルムが貼付されているプレコート鋼板の切
    断面を塗装する塗装装置において、スポンジまたは不織
    布および/または織布からなる塗装パッドと、該塗装パ
    ッドへの塗料含浸を浸漬および/または内面への圧送・
    滲み出しにより行う機構と、前記塗装パッド表面の余分
    な付着塗料をガス(ガスナイフ)によりワイピングして
    除去する機構と、前記プレコート鋼板の切断面に前記塗
    装パッドを力制御しながら押し付ける機構とを有するこ
    とを特徴とする、プレコート鋼板の切断面塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記塗装パッドは、その内部が不織布で
    構成され、その外皮の少なくともプレコート鋼板の切断
    面に接触する表面が織布で覆われ、さらに、これら不織
    布および織布が剛性のある台座に取り付けた構造である
    ことを特徴とする、請求項5記載のプレコート鋼板の切
    断面塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記塗装パッドのプレコート鋼板切断面
    への押し付け機構を、流体圧シリンダーによる押し付け
    機構とし、前記流体圧シリンダーの回路に、押し付け塗
    装中の塗装パッドの押し付け圧力を制御可能にする多段
    圧力設定回路を設けることを特徴とする、請求項5また
    は請求項6記載のプレコート鋼板の切断面塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記塗装パッドのプレコート鋼板切断面
    への押し付け機構を、並列および/または直列に多段結
    合した機械的バネ機構による押し付け機構とし、該機械
    的バネ機構は、そのバネ出力が、塗装パッドとその保持
    装置との相互移動ストロークに応じて、順次バネ力とし
    ての拘束が解除され、または再拘束されることで、多段
    に変化する機構を有し、これにより、押し付け塗装中の
    塗装パッドの押し付け圧力を可変にすることを特徴とす
    る、請求項5または請求項6記載のプレコート鋼板の切
    断面塗装装置。
  9. 【請求項9】 前記塗装パッドのプレコート鋼板切断面
    への押し付け機構を、請求項7記載の流体圧シリンダー
    による押し付け機構と請求項8記載の機械的バネ機構に
    よる押し付け機構とを組み合わせて構成することを特徴
    とする、請求項5または請求項6記載のプレコート鋼板
    の切断面塗装装置。
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