JPH09285391A - 加熱容器 - Google Patents

加熱容器

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JPH09285391A
JPH09285391A JP10500396A JP10500396A JPH09285391A JP H09285391 A JPH09285391 A JP H09285391A JP 10500396 A JP10500396 A JP 10500396A JP 10500396 A JP10500396 A JP 10500396A JP H09285391 A JPH09285391 A JP H09285391A
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康夫 古賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体3の開放操作を行うときに本体内部の蒸
気が噴き出さないようにする。 【解決手段】 蓋体3に、本体内部と蓋体外部を連通す
る蒸気排出口21と、該蒸気排出口21を開閉する開閉
弁23と、該開閉弁23を開放する弁開放駆動手段22
とを設け、蓋開放操作部7,8の開放操作信号に基づい
て、弁開放駆動手段22を駆動して開閉弁23を開放し
た後、蓋開放駆動手段15を駆動して蓋体3を開放する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炊飯器、電気ポット
等の加熱容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、炊飯器や電気ポット等の加熱容器
には、蓋体を本体にヒンジによって開閉可能に取り付
け、該蓋体をばねによって開き方向に付勢するととも
に、蓋体に本体の係合部に係合するフックを設けて、蓋
開放ボタンやスイッチを押すとフックが係合部から外れ
て蓋体が自動的に開放されるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のでは、蓋開放ボタンやスイッチ等の操作部は、蓋体の
自由端部(ヒンジを有する取付端部と反対側の端部)の
近傍に存在するため、蓋体が開放される際に、操作部に
向かって本体内部の高温の蒸気が噴き出て、蓋体の開放
操作を行うユーザの手元に蒸気が当たることがあった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、蓋体の開放操作を行うときに本体内部の蒸気が噴
き出さないようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、本体と、該本体内に収納され、内部に被
加熱物が収容される内容器と、該内容器を加熱する加熱
手段と、前記本体に開閉可能に取り付けられた蓋体とか
らなる加熱容器において、前記蓋体の自動開放操作を行
う蓋開放操作部と、前記蓋体を本体に対して閉鎖状態に
維持する蓋閉鎖手段と、該蓋閉鎖手段による蓋閉鎖状態
を解除して蓋体を開放する蓋開放駆動手段とを有し、前
記蓋体に、本体内部と蓋体外部を連通する蒸気排出口
と、該蒸気排出口を開閉する開閉弁と、該開閉弁を開放
する弁開放駆動手段とを設け、前記蓋開放操作部の開放
操作信号に基づいて、前記弁開放駆動手段を駆動して前
記開閉弁を開放した後、前記蓋開放駆動手段を駆動して
前記蓋体を開放する制御手段を設けたものである。
【0006】前記構成からなる発明では、蓋体を開放す
るために蓋開放操作部を操作すると、制御手段はまず弁
開放駆動手段を駆動して前記開閉弁を開放する。これに
より、蒸気排出口を介して本体内部の蒸気が排出され
る。この後、制御手段は蓋開放駆動手段を駆動して前記
蓋体を開放するが、このときには既に本体内部の蒸気が
排出されているので、蓋体が開放されても蒸気が蓋開放
操作部に向かって噴き出すことがない。
【0007】本発明の好ましい態様では、本体内部の温
度を検出する温度検出手段を設け、該温度検出手段によ
る検出温度が所定温度以上であるときに、前記制御手段
は前記開閉弁を開放するようにしてもよい。このように
することにより、本体内部の温度が所定温度より低いと
きは蓋体の開閉弁が開放されずに蓋体が開放することに
なるが、排出される蒸気の温度が低く、また蒸気の量も
少ないので、操作する者が受ける影響は少ない。
【0008】本発明の加熱容器は、炊飯器にも適用でき
る。この場合、炊飯器が炊飯動作中であるとき、又は炊
飯器が蒸らし動作開始後所定時間内であるときに、前記
制御手段は前記開閉弁を開放するようにしてもよい。炊
飯器が炊飯動作状態、特に炊き上がり状態にあったり、
蒸らし動作状態にあるときは、内部の蒸気が高温である
ので、開閉弁を開放してから蓋体を開放可能にする。
【0009】また、炊飯器の炊飯動作終了後に前記蓋開
放操作手段の操作回数を計数する計数手段を設け、該計
数手段による計数回数が所定回数以下であるときに、前
記制御手段は前記開閉弁を開放するようにしてもよい。
蓋体が何回も開放されると、それにつれて排出される蒸
気の温度が低下し、量も少なくなるので、その開放した
回数が所定回数を越えれば、開閉弁を開放せずに蓋体を
開放しても操作する者が受ける影響は少ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施形態である炊
飯ジャーの本体1及び内容器2の上部と蓋体3を示す。
本体1は、下半分が省略されているが、有底筒状を有
し、内部に内容器2が取り出し可能に収容されるように
なっている。本体1の内底には内容器2を加熱する図示
しない炊飯ヒータが設けらている。本体1の正面側(図
において左側)の肩部4には操作表示パネル5が設けら
れている。この操作表示パネル5の内側には操作表示パ
ネル基板6が収納されている。この基板6には、炊飯に
関係する各種スイッチや液晶表示器のほか、本発明の蓋
開放操作部の1つである蓋開放スイッチ7が配設されて
いる。肩部4の上端には、本発明の蓋開放操作部の他の
1つである蓋開放ボタン8がピン9を介して回動可能に
取り付けられ、図示しないばねによって図1において時
計回り方向に付勢されている。この蓋開放ボタン8の一
端側には、後述する蓋体3の固定フック14と可動フッ
ク16にそれぞれ係合する第1係合凹部10、第2係合
凹部11が形成され、他端側には前記基板6の蓋開放ス
イッチ7を押圧する押圧片12が突設されている。
【0012】蓋体3は、前記本体1の肩部4の背面側上
端にヒンジ13によって取り付けられ、本体1の上端開
口部を開閉できるようになっている。そして、この蓋体
3は図示しないばねによって開き方向に付勢されてい
る。蓋体3のヒンジ13と反対側の自由端部には、前記
蓋開放ボタン8の第1係合凹部10に係合する固定フッ
ク14が突設されるとともに、蓋開放ソレノイド15に
よって進退可能で前記蓋開放ボタン8の第2係合凹部1
1に係合する可動フック16が取り付けられている。固
定フック14と可動フック16は本発明の蓋閉鎖手段を
構成し、蓋開放ソレノイド15は本発明の蓋開放駆動手
段を構成する。
【0013】ここで、固定フック14と可動フック16
の関係について説明すると、可動フック16は固定フッ
ク14よりも突出寸法が大きく、固定フック14よりも
下方に位置している。図2(A)に示すように、炊飯ジ
ャーが使用されておらず、蓋開放ソレノイド15が非通
電(無励磁)状態にあるときは、可動フック16は図示
しないばねによって付勢されて第2係合凹部11から遠
ざかる方向に後退し、固定フック14よりも突出寸法が
小さくなる。よって、固定フック14のみが第1係合凹
部10に係合した状態にある。このため、蓋開放ボタン
8を押せば、図2(B)に示すように、固定フック14
が第1係合凹部10から外れ、蓋体3が開放される。
【0014】また、図3(A)に示すように、炊飯ジャ
ーが使用されていて炊飯動作中又は保温動作中にあると
きは、蓋開放ソレノイド15は常に通電(励磁)状態に
あり、可動フック16は第2係合凹部11に向かって前
進し、固定フック14よりも突出寸法が大きくなってい
る。よって、図3(B)に示すように、蓋開放ボタン8
が押されると、固定フック14は第1係合凹部10から
外れるが、可動フック16が第2係合凹部11に係合す
るので、蓋体3は開放されず、半開きとなる。しかし、
蓋開閉ソレノイド15が非通電状態になれば、図3
(C)に示すように、可動フック16が図示しないばね
によって付勢されて後退するので、蓋体3が開放され
る。
【0015】一方、蓋体3のほぼ中央には、本体1の内
部と蓋体3の外部とを連通する連通口17が形成されて
いる。この連通口17の内部には球体からなる調圧ボー
ル18を収容する調圧ボール収容部19が形成され、該
調圧ボール収容部19には調圧ボール18が安置する円
錐面からなる弁座20が形成されている。また、前記連
通口17よりヒンジ側に向かって離れた位置に本体1の
内部と蓋体3の外部とを連通する蒸気排出口21が形成
され、この蒸気排出口21には、本発明の弁開放駆動手
段を構成する弁開放ソレノイド22によって蒸気排出口
21の中心線に直角な方向に進退して蒸気排出口21を
開閉する板状の開閉弁23が設けられている。この開閉
弁23は、弁開放ソレノイド22が非通電(無励磁)状
態にあるときは、図示しないばねによって蒸気排出口2
1を閉鎖する方向に前進し、弁開放ソレノイド22が通
電(励磁)状態にあるときは、そのばねに抗して蒸気排
出口21から遠ざかる方向に後退するようになってい
る。蓋体3の内面には、本体1の内部すなわち内容器2
の蒸気相の温度を検出する温度センサ24が取り付けら
れている。
【0016】図4は前記炊飯ジャーの蓋開放のための制
御回路を示す。図4において、25は制御装置で、中央
演算処理部(CPU)26と、読み出し専用メモリ(R
OM)27と、読み書きメモリ(RAM)28と、タイ
マ29とからなっている。CPU26には前記蓋開放ス
イッチ7からの蓋開放操作信号が入力されるとともに、
温度センサ24からの検出温度が入力されるようになっ
ている。また、CPU26からは、前記蓋開放ソレノイ
ド15を駆動するソレノイド駆動回路15aに対する蓋
開放信号と、前記弁開放ソレノイド22を駆動するソレ
ノイド駆動回路22aに対する弁開放信号が出力される
ようになっている。そして、CPU26は、ROM27
に記憶されたプログラムに従い、RAM28及びタイマ
29と協働しつつ、蓋開放スイッチ7からの蓋開放信号
と温度センサ24からの検出温度とに基づいて、ソレノ
イド駆動回路15a,22aに蓋開放信号、弁開放信号
をそれぞれ出力し、蓋開放の制御を行うようになってい
る。
【0017】次に、前記制御装置25による蓋開放制御
について、図5のフローチャートに従って説明する。
【0018】まず、ステップ101で蓋開放スイッチ7
からの入力信号が有ったか否かを判断し、有ればステッ
プ102で温度センサ24からの検出温度tが所定温度
T(85℃)以上であるか否かを判断する。ここで、検
出温度tが所定温度T以上であれば、ステップ103で
弁開放信号を弁開放ソレノイド22のソレノイド駆動回
路22aに出力し、ステップ104で3秒間待機する。
これにより、弁開放ソレノイド22が駆動して、開閉弁
23が後退し、蒸気排出口21が開放され、本体1の内
部の高温の蒸気が蒸気排出口21を介して外部に排出さ
れる。
【0019】続いて、ステップ105で蓋開放信号を蓋
開放ソレノイド15のソレノイド駆動回路15aに出力
し、ステップ106で1秒間待機する。これにより、蓋
開放ソレノイド15が駆動して可動フック16が後退す
るため、可動フック16と蓋開放ボタン8の第2係合凹
部11との係合が外れ、蓋体3が開放される。このと
き、既に本体1の内部の蒸気が排出されているので、蓋
開放ボタン8を操作する者の手に向かって蒸気が噴き出
すようなことはない。蓋体3が開放されると、ステップ
107でCPU26の入力信号及び出力信号をリセット
して終了する。
【0020】前記ステップ102で、検出温度tが所定
温度T未満であるときは、本体1の内部の蒸気温度が低
く、開閉弁23を開放して蒸気を排出しなくても操作す
る者に与える影響が少ないので、開放動作を行うことな
く、ステップ105に移行して蓋開放信号を出力する。
【0021】図6は、前記制御装置25による蓋開放制
御の第1の変形例のフローチャートであり、図5のフロ
ーチャートのステップ102の温度の判断の代わりに、
炊飯ジャーが炊飯中であるか否かの判断を行うステップ
202と、炊飯ジャーが保温後1時間であるか否かの判
断を行うステップ203を設けたものであり、他のステ
ップは図5と同様である。この蓋開放制御では、ステッ
プ201で蓋開放スイッチ7からの入力があったと判断
した後、ステップ202で炊飯ジャーが炊飯中であると
判断するか、次のステップ203で炊飯ジャーが保温後
1時間以内であると判断すれば、開閉弁23を開いて蒸
気を排出してから蓋体3を開放するので、蓋体3が開放
されたときに本体1の内部の高温の蒸気が噴き出すこと
がない。また、ステップ202で炊飯中でないと判断さ
れ、かつ、ステップ203でも保温後1時間以内でない
と判断されれば、開閉弁23を開放することなく蓋体3
を開放する。このとき噴き出す蒸気は、温度がさほど高
くなく、量も少ないので、操作する者に与える影響はな
い。
【0022】図7は、前記制御装置による蓋開放制御の
第2の変形例のフローチャートであり、図5のフローチ
ャートのステップ102の温度の判断の代わりに、蓋開
放スイッチ7がオンされ回数をカウントするステップ3
02と、蓋開放スイッチ7がオンされた回数が所定回数
以下であるか否かを判断するステップ303を設けたも
のであり、他のステップは図5と同様である。この蓋開
放制御では、ステップ302でカウントされた回数が、
ステップ303で所定回数以下であると判断すれば、開
閉弁23を開いて蒸気を排出してから蓋体3を開放する
ので、蓋体3が開放されたときに本体1の内部の高温の
蒸気が噴き出すことがない。また、ステップ303で蓋
開放スイッチ7がオンされた回数が所定回数を越えると
判断した場合には、開閉弁23を開放することなく蓋体
3を開放する。このとき噴き出す蒸気は、何回も蓋体3
が開放されることによって、温度がさほど高くなく、量
も少なくなっているので、操作する者に与える影響はな
い。
【0023】前記第1の実施形態では、炊飯終了時に開
閉弁23を開いて内部の高温の蒸気を排出しておくこと
ができる。これを図8のフローチャートに従って説明す
ると、炊飯のスタートにより、ステップ401で炊飯モ
ードに入り、ステップ402で圧力炊飯(中ぱっぱ)を
行う。この状態では、調圧ボール18によって連通口1
7が塞がれているので、圧力状態で炊飯が行われる。次
に、ステップ403で中ぱっぱが終了すると、ステップ
404でむらしを行い、ステップ405で開閉弁23を
開いて、内部の高温の蒸気を排出する。この結果、炊飯
終了後すぐに蓋体3を開放しても蒸気が操作部に向かっ
て排出されなくなる。
【0024】図9は、本発明の第2の実施形態である炊
飯ジャーの本体1及び内容器2の上部と蓋体3を示す。
この第2の実施形態は、前記第1の実施形態の連通口1
7を兼用する蒸気排出口31を設けるとともに、該蒸気
排出口31内の球状の開閉弁30を第1と第2の2つの
弁開放ソレノイド32,33によって駆動するようにし
たものであり、それ以外は前記第1の実施形態と同一で
あるので、対応する部分には同一符号を付して説明を省
略する。なお、第1と第2の2つの弁開放ソレノイド3
2,33は本発明の弁開放駆動手段を構成する。
【0025】前記蒸気排出口31には、開閉弁30が収
容された開閉弁収容部34が形成されている。この開閉
弁収容部34には、開閉弁30が安置して蒸気排出口3
1を完全に塞ぐ弁座35と、第1弁開放ソレノイド32
によってヒンジ側に向かって押し上げられた開閉弁30
が静止する第1段部36と、第2弁開放ソレノイド33
によってフック側に向かって押し上げられた開閉弁30
が静止する第2段部37とを有している。第2段部37
は、第1段部36よりも高く、かつ、弁座35よりも離
れた位置に形成されている。これにより、第1段部36
に開閉弁30が静止している状態では蒸気排出口31は
開口面積の小さな通常の連通口となり、第2段部37に
開閉弁30が静止している状態では蒸気排出口31は前
記通常の連通口よりも開口面積が大きくなる。
【0026】前記第1弁開放ソレノイド32は、非通電
(無励磁)時には図10(A)に示すように前記弁座3
5に形成された水平な第1穴38から後退して開閉弁3
0を弁座35に安置させ、通電(励磁)時には図10
(B)に示すように第1穴38から突出して開閉弁30
を第1段部36に向かって押し上げるようになってい
る。また、前記第2弁開放ソレノイド33は、非通電
(無励磁)時には図10(B)に示すように前記第1段
部36に形成された水平な第2穴39から後退していて
前記第1弁開放ソレノイド32によって押し上げられた
開閉弁30を第1段部36に静止させ、通電(励磁)時
には図10(C)に示すように第2穴39から突出して
開閉弁30を押し上げて第2段部37に静止させるよう
になっている。
【0027】図11は前記炊飯ジャーの蓋開放のための
制御回路を示す。この制御回路は、前記図4の制御回路
の弁開放ソレノイド22を駆動するソレノイド駆動回路
22aに対する弁開放信号の代わりに、第1弁開放ソレ
ノイド32を駆動するソレノイド駆動回路32aに対す
る第1弁開放信号と、第2弁開放ソレノイド33を駆動
するソレノイド駆動回路33aに対する第2弁開放信号
とがCPU26から出力されるようにしたものである以
外は、図4の制御回路と同一であり、対応する部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0028】前記第2実施形態の炊飯ジャーにおける蓋
開放制御は、図5、図6、又は図7のフローチャートと
同様に行うことができる。すなわち、図5のフローチャ
ートに示すように、蓋開放スイッチ7がオンされ、温度
センサ24による検出温度が所定温度以上であるときに
第1と第2の弁開放ソレノイド32,33の駆動回路3
2a、33aに弁開放信号を出力することにより、開閉
弁30を第2段部37に押し上げて蒸気排出口31を拡
大して蒸気を排出してから蓋体3を開放する。また、図
6のフローチャートに示すように、蓋開放スイッチ7が
オンされ、炊飯器が炊飯動作中であるとき、又は炊飯器
が蒸らし動作開始後所定時間内であるときには、第1と
第2の弁開放ソレノイド32,33の駆動回路32a、
33aに弁開放信号を出力することにより、開閉弁30
を第2段部37に押し上げて蒸気排出口31を拡大して
蒸気を排出してから蓋体3を開放する。さらに、図7の
フローチャートに示すように、蓋開放スイッチ7がオン
され、その回数が所定回数以下のときには、第1と第2
の弁開放ソレノイド32,33の駆動回路32a、33
aに弁開放信号を出力することにより、開閉弁30を第
2段部37に押し上げて蒸気排出口31を拡大して蒸気
を排出してから蓋体3を開放する。
【0029】なお、前記第2実施形態の炊飯ジャーで
は、第1実施形態における連通口17を兼用する蒸気排
出口31を有しているため、炊飯時の圧力調整を容易に
行うことができる。これを図12に示すフローチャート
に従って説明すると、炊飯スタートにより、ステップ5
01で炊飯モードに入り、ステップ502で通常炊飯を
行い、ステップ503で温度センサ24からの検出温度
tが所定温度T(70℃)以上になるまで通常炊飯を継
続する。この通常炊飯では、CPU26は第1弁開放ソ
レノイド32の駆動回路32aに弁開放信号を出力し、
開閉弁30を第1段部36に押し上げて通常の連通口と
して、大気圧下で炊飯を行う。
【0030】ステップ503で、温度センサ24からの
検出温度tが70℃以上となれば、ステップ504で圧
力炊飯を行い、ステップ505で温度センサ24からの
検出温度tが所定温度T(120℃)以上になるまで圧
力炊飯を継続する。この圧力炊飯では、CPU26は、
第1弁開放ソレノイド32の駆動回路32aへの弁開放
信号を停止し、開閉弁30を自重により弁座35に落ち
込ませて蒸気排出口31を閉じ、密封された大気圧下で
炊飯を行う。
【0031】ステップ505で、温度センサ24からの
検出温度tが120℃以上となれば、ステップ506で
圧力を開放する。すなわち、CPU26は、第1と第2
の弁開放ソレノイド32,33の駆動回路32a、33
aに弁開放信号を出力することにより、開閉弁30を第
2段部37に押し上げて蒸気排出口31を拡大して蒸気
を排出し、圧力を逃がす。次に、ステップ507で炊飯
を終了し、ステップ508で温度センサ24からの検出
温度tが所定温度T(95℃)以下になるまで圧力開放
状態を継続する。そして、この圧力開放によって次第に
温度が低下し、ステップ508で温度センサ24からの
検出温度tが95℃以下になれば、ステップ509で保
温モードに移行する。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、蓋開放操作部の開放操作信号に基づいて、弁
開放駆動手段を駆動して開閉弁を開放した後、蓋開放駆
動手段を駆動して蓋体を開放する制御手段を設け、蒸気
排出口を介して本体内部の蒸気を排出してから蓋体を開
放するようにしたので、蓋体を開放した際には蒸気が蓋
開放操作部に向かって噴き出すことがなく、安全性が向
上する。特に、炊飯器の場合には、炊飯動作中若しくは
蒸らし動作開始後所定時間内であるとき、又は炊飯動作
後に蓋を開放した回数が少ないときには、開閉弁を開放
して蒸気を排出してから蓋体を開放するするようにした
ので、高温の蒸気が噴き出すことがなく、さらに安全性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の炊飯ジャーの蓋体
とその近傍の断面図である。
【図2】 図1の炊飯ジャーの非通電状態における、
(A)は蓋体の閉鎖時、(B)は蓋体の開放時のフック
の状態を示す断面図である。
【図3】 図1の炊飯ジャーの通電状態における、
(A)は蓋体の閉鎖時、(B)は蓋体の半開時、(C)
は蓋体の開放時のフックの状態を示す断面図である。
【図4】 図1の炊飯ジャーの蓋開放のための制御回路
図である。
【図5】 図1の炊飯ジャーの蓋開放制御のフローチャ
ートである。
【図6】 図1の炊飯ジャーの蓋開放制御の第1の変形
例のフローチャートである。
【図7】 図1の炊飯ジャーの蓋開放制御の第2の変形
例のフローチャートである。
【図8】 図1の炊飯ジャーによる炊飯時のフローチャ
ートである。
【図9】 本発明の第2の実施形態の炊飯ジャーの蓋体
とその近傍の断面図である。
【図10】 図9の炊飯ジャーの開閉弁における、
(A)は圧力状態、(B)は通常の通気状態、(C)は
蒸気排出状態を示す断面図である。
【図11】 図9の炊飯ジャーの蓋開放のための制御回
路図である。
【図12】 図9の炊飯ジャーによる炊飯時のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…本体、 2…内容器、 3…蓋体、 7…蓋開放スイッチ(蓋開放操作部)、 8…蓋開放ボタン(蓋開放操作部)、 14…固定フック(蓋閉鎖手段)、 15…蓋開放ソレノイド(蓋開放駆動手段)、 16…可動フック(蓋閉鎖手段)、 21,31…蒸気排出口、 22,32,33…弁開放ソレノイド(弁開放駆動手
段)、 23,30…開閉弁、 24…温度センサ(温度検出手段)、 25…制御装置(制御手段、計数手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、該本体内に収納され、内部に被
    加熱物が収容される内容器と、該内容器を加熱する加熱
    手段と、前記本体に開閉可能に取り付けられた蓋体とか
    らなる加熱容器において、 前記蓋体の自動開放操作を行う蓋開放操作部と、前記蓋
    体を本体に対して閉鎖状態に維持する蓋閉鎖手段と、該
    蓋閉鎖手段による蓋閉鎖状態を解除して蓋体を開放する
    蓋開放駆動手段とを有し、 前記蓋体に、本体内部と蓋体外部を連通する蒸気排出口
    と、該蒸気排出口を開閉する開閉弁と、該開閉弁を開放
    する弁開放駆動手段とを設け、 前記蓋開放操作部の開放操作信号に基づいて、前記弁開
    放駆動手段を駆動して前記開閉弁を開放した後、前記蓋
    開放駆動手段を駆動して前記蓋体を開放する制御手段を
    設けたことを特徴とする加熱容器。
  2. 【請求項2】 本体内部の温度を検出する温度検出手段
    を設け、該温度検出手段による検出温度が所定温度以上
    であるときに、前記制御手段は前記開閉弁を開放するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の加熱容器。
  3. 【請求項3】 前記加熱容器が炊飯器であって、該炊飯
    器が炊飯動作中であるときに、前記制御手段は前記開閉
    弁を開放するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の加熱容器。
  4. 【請求項4】 前記加熱容器が炊飯器であって、該炊飯
    器が蒸らし動作開始後所定時間内であるときに、前記制
    御手段は前記開閉弁を開放するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の加熱容器。
  5. 【請求項5】 前記加熱容器が炊飯器であって、該炊飯
    器の炊飯動作終了後に前記終了後に前記蓋開放操作手段
    の操作回数を計数する計数手段を設け、該計数手段によ
    る計数回数が所定回数以下であるときに、前記制御手段
    は前記開閉弁を開放するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の加熱容器。
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