JPH09284985A - 空気調和機における電力供給装置 - Google Patents

空気調和機における電力供給装置

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JPH09284985A
JPH09284985A JP8086149A JP8614996A JPH09284985A JP H09284985 A JPH09284985 A JP H09284985A JP 8086149 A JP8086149 A JP 8086149A JP 8614996 A JP8614996 A JP 8614996A JP H09284985 A JPH09284985 A JP H09284985A
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雅文 橋本
Norio Kagimura
紀雄 鍵村
Satoru Murai
哲 村井
Tomohiro Iwata
友宏 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠相を検出するための特別な検出回路等を不
要とし、簡単な構成で欠相の検知を可能とする。 【解決手段】 三相交流電源(PS)に、室内制御ユニッ
ト(50)及び室外制御ユニット(30)が接続されて成る
空気調和機の電気回路に対し、室内制御ユニット(50)
にS相及びT相より給電し、室外制御ユニット(30)に
R相及びS相より給電する。1相が欠相すると、室内制
御ユニット(50)及び室外制御ユニット(30)の少なく
とも一方が作動不良状態となり、これによって欠相発生
を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機におけ
る電力保護装置に係り、特に、電源電力の欠相保護対策
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平8−37383号公報
に開示されているような、三相交流電源に電源配線を介
して接続された電気回路を有する空気調和装置が知られ
ている。そして、この種の空気調和装置の冷媒回路に備
えられる圧縮機の一タイプとしてインバータ回路により
運転周波数が可変とされたものがある。つまり、電源か
らの三相交流を全波整流して一旦直流に変換し、それを
平滑にした後、この直流を所望の周波数の交流に変換し
て、その電圧を圧縮機モータに印加するようにしてい
る。
【0003】そして、この種の電気回路にあっては、電
源からの三相交流のうち1相が欠相した場合、インバー
タ回路の直流部にリップル電圧が発生するので、これを
検知することで欠相を認識するようにしている。具体的
には、室内機を制御する室内制御手段及び室外機を制御
する室外制御手段を共に三相のうちのR相及びS相に接
続し、欠相が生じた場合、上記直流部にリップル電圧が
発生することになるので、これを検出することにより欠
相を認識している。そして、このような欠相が生じた場
合には、インバータ回路に備えられたコンデンサが破壊
されてしまうことを防止するために電力供給を停止する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
欠相時の回路保護を行うようにした構成では、上記リッ
プル電圧を検出するための専用の検出回路が必要であ
り、また、この検出信号を処理するための制御部も必要
になる。このため、構成部品の増大化及び構成の複雑化
を招くことになり、製造コストが大幅に増大してしまう
といった不具合がある。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、欠相を検出するための特別な検出回路等を不要
とし、簡単な構成で欠相の検知を可能とすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、三相のうち一相でも欠相すると室内制
御手段及び室外制御手段のうち少なくとも一方が作動不
能状態となるように電源配線を各制御手段に接続するよ
うにした。
【0007】具体的に、請求項1記載の発明は、室内機
を制御する室内制御手段(50)及び室外機を制御する室
外制御手段(30)が、第1相から第3相の交流電流(R,
S,T)を給電する三相交流電源(PS)に電源配線(60R,60
S,60T)を介して接続された電気回路を有する空気調和機
を前提としている。そして、上記室内制御手段(50)
を、第1相の交流電流(S) を給電する第1電源配線(60
S)及び第2相の交流電流(T) を給電する第2電源配線
(60T)を介して交流電源(PS)に接続する一方、室外制
御手段(30)を、第1電源配線(60S)及び第2電源配線
(60T)のうちの一方と、第3相の交流電流(R) を給電す
る第3電源配線(60R)とを介して交流電源(PS)に接続
する構成としている。
【0008】この構成により、室内制御手段(50)は、
電源配線(60S,60T)により第1相及び第2相の交流電流
(S,T) が給電される一方、室外制御手段(30)は、電源
配線(60R,60S,60T)により第1相及び第2相のうちの一
方の交流電流と、第3相の交流電流(R) とが給電され
る。そして、これら三相のうち一相が欠相すると、室内
制御手段(50)及び室外制御手段(30)のうち少なくと
も一方が作動不能状態となる。このような状態が生じた
場合に、例えば電力供給回路を遮断するようにすれば、
欠相の発生に伴う回路の損傷(例えばリップル電圧の発
生に伴うコンデンサの破損)等を回避することができ、
特別な電圧検知回路等を必要とすることなしに欠相に対
する回路保護を行うことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、上述した請求項1
記載の発明に係る作用を確実に得るための改良を加えた
ものである。具体的には、上記請求項1記載の空気調和
機における電力供給装置において、第1及び第2の電源
配線(60S,60T)の間に、室内制御手段(50)に給電され
る二相のうち一方が欠相した際に、第1及び第2の電源
配線(60S,60T)を流れる電流を室内制御手段(50)に対
してバイパスさせるコンデンサ(C4)を設けた構成とし
ている。
【0010】上述した請求項1記載の発明に係る回路構
成にあっては、室内制御手段(50)に給電される二相の
うち一方が欠相した場合に、それまで室内制御手段(5
0)に給電されていなかった残りの一相が室外制御手段
(30)やその他の線間回路(例えばノイズフィルタ回
路)を経て室内制御手段(50)に給電されるような状況
が生じる可能性がある。そして、この場合、室内制御手
段(50)が不必要な異常判定信号を発する可能性があ
る。本請求項2記載の発明では、この室内制御手段(5
0)に対して電流をバイパスさせるコンデンサ(C4)を
設けたことにより、このような状況において室内制御手
段(50)に不必要な給電(本来、室外制御手段への給電
専用の一相からの給電)が行われることはなくなり、上
述した請求項1記載の発明に係る作用で述べたような作
動不能状態が確実に得られることになる。
【0011】請求項3記載の発明は、欠相発生時には、
相間電圧の位相にずれが生じることを利用し、このずれ
を検知することで欠相判定を行うようにしている。具体
的には、上記請求項1記載の空気調和機における電力供
給装置において、室内制御手段(50)に接続している二
相間の相間電圧のゼロクロス点を検出する第1ゼロクロ
ス検出手段(65)と、室外制御手段(30) に接続してい
る二相間の相間電圧のゼロクロス点を検出する第2ゼロ
クロス検出手段(66)と、上記各ゼロクロス検出手段
(65,66)の出力を受け、各ゼロクロス点の位相差が所定
位相差と異なるとき欠相判定を行う欠相判定手段(43)
とを備えさせた構成としている。
【0012】この構成により、欠相が発生することに伴
う各相間電圧の位相差のずれを各ゼロクロス検出手段
(65,66)がゼロクロス点のずれとして検出する。そし
て、欠相判定手段(43)が、この各ゼロクロス点の位相
差が所定位相差と異なっており、欠相が発生しているこ
とを判定する。これにより、欠相の発生をより確実に判
定することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の空気調和機における電力供給装置において、欠相判定
手段(43)は、各ゼロクロス点の位相差が所定位相差よ
りも小さいときに欠相判定を行う構成としている。
【0014】この構成により、欠相の発生に伴って各相
間電圧の位相差にずれが生じることで各ゼロクロス点の
位相差が所定位相差よりも小さくなり、これを欠相判定
手段(43)が検出し、これによって欠相判定が行われ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、本発明に係る第1の実施形態
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1に示すように、本形態に係る空気調和
装置の電気回路は三相交流電源(PS)に接続された室外
制御手段としての室外制御ユニット(30)及び室内制御
手段としての室内制御ユニット(50)を備えており、室
外制御ユニット(30)は図示しない室外ユニットに備え
られている圧縮機の誘導電動機(CM)等を制御し、室内
制御ユニット(50)は図示しない室内ユニットに備えら
れた室内ファン等の制御を行うようになっている。
【0017】以下、圧縮機の誘導電動機(CM)の制御を
行うための構成について説明する。図1に示すように、
(10)は、空気調和装置の室外ユニットに設けられる圧
縮機の誘導電動機(CM)の制御装置であって、電力変換
回路(20)と上記室外制御ユニット(30)とを備え、電
源(PS)より電力変換回路(20)を介して制御電力を誘
導電動機(CM)に供給している。
【0018】上記電力変換回路(20)は、電源(PS)か
ら供給される三相交流電力を制御された三相交流電力に
変換するものであって、整流回路(21)と平滑回路(2
2)とインバータ回路(23)とを備えている。そして、
上記整流回路(21)は、6個のダイオード(d1,d1,
…)を備え、スイッチング回路(11)を介して電源(P
S)に接続されたダイオードモジュールであって、電源
(PS)からの交流を全波整流している。
【0019】上記平滑回路(22)は、整流回路(21)に
よって全波整流された直流を平滑するものであって、リ
アクトル(2L)が設けられると共に、平滑コンデンサ
(2C)を有するコンデンサ回路(2a)と、放電用抵抗
(2R)を有する抵抗回路(2b)とが電源ライン(2P,2
N)の間に接続されて構成されている。また、上記平滑
回路(22)には、直流部電流、つまり、誘導電動機(C
M)の電流であるモータ電流を検出する電流検出器であ
るカレントトランス(CT)が電源ライン(2N)に設けら
れている。
【0020】上記インバータ回路(23)は、6個のパワ
ートランジスタ(Tr,Tr,…)を備えたトランジスタ・
ブリッジ回路よりなり、平滑回路(22)が平滑した直流
を交流に変換するトランジスタモジュールであって、誘
導電動機(CM)が接続されて三相交流の制御電力を誘導
電動機(CM)に供給している。そして、上記パワートラ
ンジスタ(Tr,Tr,…)には、エミッタ・コレクタ間に
還流ダイオード(d2,d2,…)が接続され、該パワート
ランジスタ(Tr,Tr,…)は、上記室外制御ユニット
(30)によってON・OFFされる。
【0021】上記室外制御ユニット(30)は、カレント
トランス(CT)より電流信号が入力される一方、駆動回
路(31)とマイコン(40)とが設けられている。該駆動
回路(31)は、平滑回路(22)が平滑した直流部電圧を
パワートランジスタ(Tr,Tr,…)がPWM変調するよ
うに該パワートランジスタ(Tr,Tr,…)に駆動信号を
出力する。そして、上記マイコン(40)には、室内温度
などの空調負荷信号が入力されると共に、速度制御手段
(41)と最適制御手段(42)とが設けられている。
【0022】該速度制御手段(41)は、室内温度などの
空調負荷信号が入力されており、この空調負荷信号に対
応して圧縮機の運転周波数である誘導電動機(CM)の供
給周波数を導出し、この供給周波数になるように駆動回
路(31)に制御信号を出力していている。
【0023】つまり、上記速度制御手段(41)は、誘導
電動機(CM)の供給周波数と供給電圧とが予め設定され
た基準電圧周波数特性に基いて変化するようにインバー
タ回路(23)を駆動制御する制御信号であって、誘導電
動機(CM)の供給周波数を制御して誘導電動機(CM)を
可変速制御する制御信号を駆動回路(31)に出力してい
る。そして、該駆動回路(31)が制御信号に基いて駆動
信号を電力変換回路(20)のインバータ回路(23)に出
力している。
【0024】上記最適制御手段(42)は、誘導電動機
(CM)の供給電圧を所定の変動量でもって微小変動させ
てモータ電流が最小となるように供給電圧を調整するた
めの調整信号を駆動回路(31)に出力している。そし
て、該駆動回路(31)が調整信号に基いて駆動信号を電
力変換回路(20)のインバータ回路(23)に出力してい
る。
【0025】次に、本形態の特徴とする上記室外制御ユ
ニット(30)及び室内制御ユニット(50)へ電力を供給
するための回路構成について説明する。上記室外制御ユ
ニット(30)は、電源電力のR相及びS相から交流電流
が給電され、一方、室内制御ユニット(50)は電源電力
のS相及びT相から交流電流が給電されるようになって
いる。詳しくは、室外制御ユニット(30)は、R相電源
配線(60R)及びS相電源配線(60S)を介し、室内制御ユ
ニット(50)は、S相電源配線(60S)及びT相電源配線
(60T)を介して電源(PS)に夫々接続されている。つま
り、S相電源配線(60S)は、その途中から室外側配線
(60S-1)と室内側配線(60S-2)とに分岐され、室外側配
線(60S-1)が室外制御ユニット(30)に、室内側配線
(60S-2)が室内制御ユニット(50)に夫々給電するよう
になっている。このような構成により、室外制御ユニッ
ト(30)は、R相及びS相の電流が共に給電されること
により作動し、室内制御ユニット(50)は、S相及びT
相の電流が共に給電されることにより作動するようにな
っている(尚、S相はR相に対して、T相はS相に対し
て夫々120°の位相遅れを有している)。
【0026】−誘導電動機(CM)の制御動作− 次に、上述した誘導電動機(CM)の制御動作について説
明する。
【0027】先ず、電源(PS)が投入されてスイッチン
グ回路(11)がONした状態において、図示しないリモ
コンより冷房運転等の運転指令が出力されると、この運
転指令をマイコン(40)が受信して速度制御手段(41)
が制御信号を出力する。この制御信号を駆動回路(31)
が受信して駆動信号をインバータ回路(23)に出力し、
パワートランジスタ(Tr,Tr,…)がON・OFFす
る。
【0028】一方、上記電源(PS)からの三相交流電力
は、整流回路(21)によって全波整流されて直流に変換
された後、平滑回路(22)によって平滑された後、イン
バータ回路(23)に出力される。そして、該インバータ
回路(23)の6個のパワートランジスタ(Tr,Tr,…)
は、直流を交流に変換すると共に、PWM変調して所定
の供給電圧を誘導電動機(CM)に印加することになる。
【0029】また、上記マイコン(40)には、室内温度
などの空調負荷信号が入力され、速度制御手段(41)
が、この空調負荷信号に対応して圧縮機の運転周波数で
ある誘導電動機(CM)の供給周波数を導出すると共に、
この供給周波数になるように駆動回路(31)に制御信号
を出力する。つまり、上記速度制御手段(41)は、誘導
電動機(CM)の供給周波数と供給電圧とが予め設定され
た基準電圧周波数特性に基いて変化するようにインバー
タ回路(23)を駆動制御する制御信号を出力し、駆動回
路(31)がこの制御信号に基いて駆動信号をインバータ
回路(23)に出力する。この結果、誘導電動機(CM)が
空気調和負荷に対応して回転することになる。
【0030】また、上記誘導電動機(CM)の回転時にお
いて、最適制御手段(42)は、誘導電動機(CM)の供給
電圧を所定の変動量でもって微小変動させてモータ電流
が最小となるように調整信号を駆動回路(31)に出力す
る。そして、該駆動回路(31)がこの調整信号に基いて
駆動信号をインバータ回路(23)に出力し、誘導電動機
(CM)が最も効率の良い最小電流値で回転するようにし
ている。
【0031】−欠相動作− 次に、電源電力の三相のうち一相が欠相した場合の動作
について説明する。
【0032】三相のうち仮にR相が欠相した場合には、
R相電源配線(60R)には電流が流れず、室外制御ユニッ
ト(30)にはS相電源配線(60S)のみから給電されるこ
とになる。このため、室外制御ユニット(30)への給電
が正常に行われず作動不能状態になる。この状態が生じ
ると、例えばスイッチング回路(11)の各スイッチをO
FFすることにより電力変換回路(20)への給電を停止
する。これにより、電力変換回路(20)の直流部にリッ
プル電圧が発生してコンデンサ回路(2a)の平滑コンデ
ンサ(2C)が破壊されてしまうことが防止できる。
【0033】また、三相のうちS相やT相が欠相した場
合においても、室外制御ユニット(30)或いは室内制御
ユニット(50)への給電が正常に行われず作動不能状態
になり、スイッチング回路(11)のOFF作動等により
回路の保護動作を行う。
【0034】このように、本形態の構成によれば、従来
のリップル電圧を検出することによって欠相を判定する
もののように該リップル電圧を検出するための専用の検
出回路や、この検出信号を処理するための制御部を必要
とすることがなく、簡単な構成で、しかも三相のうち何
れの相に欠相が生じた場合でも該欠相に対する回路の保
護を行うことができる。このため、構成部品の削減及び
構成の簡素化を図ることができ、製造コストを低減する
ことができる。
【0035】(第2の実施形態)次に、本発明に係る第
2の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。上述し
た第1の実施形態では、S相やT相の欠相時に室内制御
ユニット(50)が作動して、この室内制御ユニット(5
0)に繋る図示しないリモコンに、欠相時とは異なる異
常コードが表示されてしまう可能性がある。本形態は、
これを確実に阻止するためのものである。詳しく説明す
ると、図2は、上述した第1の実施形態における室外及
び室内の各制御ユニット(30,50)への各電源配線(60R,
60S,60T)の接続状態を概略的に示した回路図である。こ
のように、各電源配線(60R,60S,60T)の相互間にはノイ
ズフィルタとして機能する線間コンデンサ(C1,C2,C3)
が設けられている。そして、S相が欠相した際、本来、
室内制御ユニット(50)にはT相のみから給電されるこ
とになるが、実際には、図2に実線の矢印で示すよう
に、R相−S相間の線間コンデンサ(C1)や室外制御ユ
ニット(30)を経て室内側配線(60S-2)にR相の電流が
流れる。つまり、室内制御ユニット(50)にT相とR相
の給電が行われてしまう。一方、T相が欠相した際、本
来、室内制御ユニット(50)にはS相のみから給電され
ることになるが、実際には、図2に破線の矢印で示すよ
うに、R相−T相間の線間コンデンサ(C3)を経て室内
側配線(60S-2)にR相の電流が流れる。つまり、室内制
御ユニット(50)にS相とR相の給電が行われてしま
う。このような状況では、室内制御ユニット(50)が不
必要な動作若しくは誤った動作を行ってしまう可能性が
ある。
【0036】そこで、本形態では、図3に示すように、
S相電源配線(60S)の室内側配線(60S-2) とT相電源配
線(60T)との間に新たな電流バイパス用の線間コンデサ
(C4)を設けている。これによれば、S相やT相の欠相
時に室内制御ユニット(50)に流れていたR相の電流
が、図3の矢印に示すように、室内制御ユニット(50)
をバイパスして線間コンデサ(C4)に流されることにな
り、この室内制御ユニット(50)にR相の電流が流れる
ことはない。つまり、S相とT相との間に線間コンデサ
(C4)を設けてインピーダンスを下げ、欠相時における
S相とT相との相間電圧を下げることで、室内制御ユニ
ット(50)やこの室内制御ユニット(50)に繋っている
リモコンが作動しないようにし、上述したような不必要
な異常コードの表示を阻止することができるようにして
いる。
【0037】このように本形態の構成によれば、1個の
コンデンサ(C4)を設けるといった極めて簡単な構成で
もって欠相時の誤作動(不要異常コードの出力)を回避
することができ信頼性の向上を図ることができる。
【0038】(第3の実施形態)以下、本発明に係る第
3の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本例
は、欠相の検出をより確実に行うことができるようにし
たものである。
【0039】先ず、何れの相も欠相していない状態の各
相間電圧波形は、図4に示すように、各々120℃の位
相差を有し、且つ同最大電圧値(例えば200V)を有
する波形となっている。
【0040】そして、仮に、S相が欠相した場合には、
図5に示すように、R相とS相の相間電圧波形(図5に
R−Sで示す)と、S相とT相の相間電圧波形(図5に
S−Tで示す)とはゼロクロス点(電圧が0になる点)
の位相差が殆ど無くなることになる。これは、R相とT
相の相間電圧が、上記各相間に振り分けられることに起
因する。
【0041】そして、このようにして各相間電圧波形
(R−S,S−T)の位相差が殆どなくなって各波形の
ゼロクロス点の位相差が所定の位相差よりも小さくなっ
たことをマイコン(40)が検出し、これによって欠相判
定が行われるようになっている。
【0042】以下、この欠相判定を行うための具体的な
構成及びその判定動作について説明する。図6に示すよ
うに、各電源ライン(L-R,L-S,L-T)にはゼロクロス検出
回路(65)及び保護装置入力回路(66)が接続されてい
る。ゼロクロス検出回路(65)は、配線(65a,65b)によ
りS相及びT相の各電源ライン(L-S,L-T)に接続されて
おり、この配線(65a,65b)を利用して室外制御ユニット
(30)と室内制御ユニット(50)との間で制御信号の伝
送(内外伝送)を行うようになっている。また、このゼ
ロクロス検出回路(65)は、S相とT相との相間電圧の
絶対値が所定値を越えている間はON信号を、越えてい
ない間はOFF信号を矩形波として発するようになって
いる。つまり、S相とT相との相間電圧のゼロクロス点
付近では、この矩形波がOFF状態となっている。
【0043】一方、保護装置入力回路(66)は、圧縮機
の冷媒吐出管温度及び冷媒吐出圧力の異常を判定するも
のであって、配線(66a,66b)によりR相及びS相の各電
源ライン(L-R,L-S)に接続されている。また、R相に接
続する配線(66a)には、圧縮機の冷媒吐出側に設けられ
た図示しない温度センサや圧力スイッチ等の保護装置の
出力信号を受けてON/OFFする保護用接点(67)が
設けられている。そして、この保護装置入力回路(66)
は、R相とS相との相間電圧の絶対値が所定値を越えて
いる間はON信号を、越えていない間はOFF信号を矩
形波として発するようになっている。つまり、R相とS
相との相間電圧のゼロクロス点付近では、この矩形波が
OFF状態となっている。また、この保護装置入力回路
(66)は、保護装置が作動して保護用接点(67)がOF
Fした際には矩形波の発生を停止するようになってい
る。
【0044】そして、これらゼロクロス検出回路(65)
及び保護装置入力回路(66)からの矩形波信号がマイコ
ン(40)に備えられた欠相判定手段(43)に送信され、
該欠相判定手段(43)が、これら矩形波を比較すること
により欠相判定を行うようになっている(詳しくは後述
する)。
【0045】次に、このような構成における欠相判定動
作について説明する。この判定動作は、先ず、ゼロクロ
ス検出回路(65)からの矩形波信号がONからOFFに
なった時点(S相とT相との相間電圧の絶対値が所定値
以上から所定値以下になった時点)における保護装置入
力回路(66)からの矩形波信号の状態(ON状態である
か若しくはOFF状態であるか)を検出し、その後、位
相60°後における保護装置入力回路(66)からの矩形
波信号の状態を検出する。以下、説明の簡略化のために
前者の検出を第1の検出動作と言い、後者(位相60°
後)の検出を第2の検出動作と言う。
【0046】欠相が発生していない正常状態では、図7
(図7の上側はS−T間の相間電圧波形及びその矩形波
を、下側はR−S間の相間電圧波形及びその矩形波を夫
々示している)に示すように、第1の検出動作時(図7
の左側の破線位置)にあっては保護装置入力回路(66)
からの矩形波信号はON状態であるのに対し、第2の検
出動作(図7の右側の破線位置)にあっては保護装置入
力回路(66)からの矩形波信号はOFF状態である。こ
のような状態が欠相判定手段(43)によって検出された
場合には欠相が発生していない正常状態であると判定さ
れる。
【0047】そして、S相が欠相すると、図8に示すよ
うに、第1の検出動作にあっては保護装置入力回路(6
6)からの矩形波信号はON状態であり、第2の検出動
作にあっても保護装置入力回路(66)からの矩形波信号
はON状態となる。このような状態が欠相判定手段(4
3)によって検出された場合にはS相の欠相が発生して
いると判定し、リモコンに欠相発生の表示を行う。つま
り、S相の欠相発生時には、上述したように、R相とS
相の相間電圧波形と、S相とT相の相間電圧波形との位
相差が殆ど無くなるために、このような状態で信号が検
出されることになり、これによって容易に欠相判定を行
うことができる。尚、この欠相時にR相とS相の相間電
圧波形と、S相とT相の相間電圧波形との位相差が0と
なっている場合には、第1の検出動作における保護装置
入力回路(66)からの矩形波信号はOFF状態となるの
で、このような状況においても欠相判定手段(43)が欠
相の発生を判定するようにしておくことが好ましい。
【0048】また、保護装置の作動時には保護用接点
(67)がOFF状態になり、保護装置入力回路(66)か
らは矩形波信号が出力されない状態となる。このため、
図9に示すように、第1の検出動作及び第2の検出動作
共に保護装置入力回路(66)からの矩形波信号はOFF
状態となっており、これによって保護装置の作動状態で
あることが認識できる。つまり、上述した欠相発生の有
無と、保護装置の作動状態とを同一の回路でもって正確
に認識することができる。
【0049】このように本形態によれば、各相間電圧波
形を比較することによって欠相判定を行うようにしてい
るので、欠相の検出をより正確に行うことができる。
【0050】尚、上述した各実施形態におけるインバー
タ回路(23)は6個のパワートランジスタ(Tr,Tr,
…)を用いたが、本発明では、6個のIGBT(Insulat
ed Gate Bipolar Transistor) を用いたものであっても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、三相交流電源から室内制御手段及び室
外制御手段に給電する電気回路を有する空気調和機に対
し、室内制御手段に、第1相及び第2相の交流電流を、
室外制御手段に、第1相及び第2相のうちの一方の交流
電流と、第3相の交流電流とを夫々給電することで、三
相のうち一相が欠相すると、室内制御手段及び室外制御
手段のうち少なくとも一方が作動不能状態となるように
したので、この作動不能状態が生じた場合に、例えば電
力供給回路を遮断するようにすれば、欠相の発生に伴う
回路の損傷等を回避することができる。このため、従来
のようなリップル電圧を検知するための特別な回路やこ
のリップル電圧を検知した際の信号処理を行うための制
御部を必要とせず、構成部品の増大化及び構成の複雑化
に伴う製造コストの大幅な増大を招くことなしに欠相に
対する回路保護を行うことができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、第1及び第
2の電源配線の間にコンデンサを設け、室内制御手段に
給電される二相のうち一方が欠相した際に、第1及び第
2の電源配線を流れる電流を室内制御手段に対してバイ
パスさせるようにしたために、室内制御手段に不必要な
給電が行われることがなくなり、上述した請求項1記載
の発明に係る作用で述べたような作動不能状態が確実に
得られることになって欠相の検知を確実に行うことがで
きる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、室内制御手
段に接続している二相間の相間電圧のゼロクロス点と、
室外制御手段に接続している二相間の相間電圧のゼロク
ロス点との位相差が所定位相差と異なるとき欠相判定を
行う欠相判定手段を備えさせたために、これによっても
欠相の発生をより確実に判定することができ、欠相判定
の信頼性の向上を図ることができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、各ゼロクロ
ス点の位相差が所定位相差よりも小さいときに欠相判定
手段が欠相判定を行うようにしたために、欠相判定動作
が具体的に得られ、実用性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における誘導電動機の制御回路
及び制御ユニットへの電力供給回路を示す図である。
【図2】各制御ユニットへの電力供給回路の概略を示す
図である。
【図3】第2の実施形態における電力供給回路の概略を
示す図である。
【図4】欠相の発生していない正常時における各相間電
圧波形を示す図である。
【図5】S相の欠相時における各相間電圧波形を示す図
である。
【図6】第3の実施形態における欠相判定用の回路構成
を示す図である。
【図7】正常時の相間電圧波形を比較して示す図であ
る。
【図8】S相の欠相時の相間電圧波形を比較して示す図
である。
【図9】保護装置作動時の相間電圧波形を比較して示す
図である。
【符号の説明】
30 室外制御ユニット(室外制御手段) 43 欠相判定手段 50 室内制御ユニット(室内制御手段) 60R R相電源配線 60S S相電源配線 60T T相電源配線 65 ゼロクロス検出回路(第1ゼロクロス検
出手段) 66 保護装置入力回路(第2ゼロクロス検出
手段) PS 電源 C4 バイパス用コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 7/63 302 H02P 7/63 302S (72)発明者 村井 哲 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 岩田 友宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内機を制御する室内制御手段(50)及
    び室外機を制御する室外制御手段(30)が、第1相から
    第3相の交流電流(R,S,T)を給電する三相交流電源(P
    S)に電源配線(60R,60S,60T)を介して接続された電気
    回路を有する空気調和機において、 上記室内制御手段(50)は、第1相の交流電流(S) を給
    電する第1電源配線(60S)及び第2相の交流電流(T) を
    給電する第2電源配線(60T)を介して交流電源(PS)に
    接続されている一方、室外制御手段(30)は、第1電源
    配線(60S)及び第2電源配線(60T)のうちの一方と、第
    3相の交流電流(R) を給電する第3電源配線(60R)とを
    介して交流電源(PS)に接続されていることを特徴とす
    る空気調和機における電力供給装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の電源配線(60S,60T)の間
    には、室内制御手段(50)に給電される二相のうち一方
    が欠相した際に、第1及び第2の電源配線(60S,60T)を
    流れる電流を室内制御手段(50)に対してバイパスさせ
    るコンデンサ(C4)が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機における電力供給装置。
  3. 【請求項3】 室内制御手段(50)に接続している二相
    間の相間電圧のゼロクロス点を検出する第1ゼロクロス
    検出手段(65)と、 室外制御手段(30) に接続している二相間の相間電圧の
    ゼロクロス点を検出する第2ゼロクロス検出手段(66)
    と、 上記各ゼロクロス検出手段(65,66)の出力を受け、各ゼ
    ロクロス点の位相差が所定位相差と異なるとき欠相判定
    を行う欠相判定手段(43)とを備えていることを特徴と
    する請求項1記載の空気調和機における電力供給装置。
  4. 【請求項4】 欠相判定手段(43)は、各ゼロクロス点
    の位相差が所定位相差よりも小さいときに欠相判定を行
    うことを特徴とする請求項3記載の空気調和機における
    電力供給装置。
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