JPH0928187A - 苗の接ぎ木方法及びその接ぎ木装置 - Google Patents

苗の接ぎ木方法及びその接ぎ木装置

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JPH0928187A
JPH0928187A JP7209265A JP20926595A JPH0928187A JP H0928187 A JPH0928187 A JP H0928187A JP 7209265 A JP7209265 A JP 7209265A JP 20926595 A JP20926595 A JP 20926595A JP H0928187 A JPH0928187 A JP H0928187A
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seedling
cutting
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grafted
stem
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JP7209265A
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Haruo Koga
賀 治 夫 古
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 台木と穂木の接ぎ木作業において、根
鉢の影響を受けない容易にして正確な接ぎ木作業を可能
にする。 [解決手段] 台木と穂木とを接ぎ木する接ぎ木苗
(S)の根鉢部を切断して、固形培地(22)に苗
(S)茎部を挿し込んで、接ぎ木苗(S)の生育を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばキュウリなど
ウリ科或いはトマトなどナス科の野菜苗に適用可能な苗
の接ぎ木方法及びその接ぎ木装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来接ぎ木を自動化で
行う場合、台木は根鉢形成状態のまま穂木との接ぎ木が
行われ、新しい接ぎ木苗用トレイにその接ぎ木苗がセッ
トされている。しかし乍らこのような根鉢付の場合根鉢
の形成状態が悪いと接ぎ木苗用トレイに対するセット作
業にもトラブルを発生させるばかりでなく、穂木との接
ぎ木作業にも悪影響を及ぼしていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、台
木と穂木とを接ぎ木する接ぎ木苗の根鉢部を切断して、
固形培地に苗茎部を挿し込んで、接ぎ木苗の生育を行う
ようにしたもので、従来の如く苗の根鉢部の影響を受け
ることのない、良好な接ぎ木作業や育苗床となる固形培
地に対するセット作業が容易に可能となって、ロスのな
い効率的な接ぎ木作業が行える。
【0004】また、台木と穂木とを接ぎ木する接ぎ木手
段に、接ぎ木苗の根鉢部を切断する根鉢切断手段と、根
鉢部切断後の接ぎ木苗茎部を固形培地に挿し込む挿し木
手段とを設けて、台木用面と穂木用苗とを茎部で切断し
て接ぎ木してから固形培地にセットするまでの一連の作
業を正確にして容易に可能とさせてこの自動化と、自動
化での精度を向上させることができるものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は接ぎ木苗の断面説明図、図2は全体の概略
平面図、図3は概略正面図、図4は把持移送機構部の正
面説明図であり、接ぎ木手段である接ぎ木装置(1)
は、穂木用苗搬送ライン(2)と台木用苗搬送ライン
(3)と挿し木手段である接ぎ木済苗搬送ライン(4)
とを平面視で平行状に配置するもので、各搬送ライン
(2)(3)(4)上に載置される各トレイ(5)に
は、穂木用苗(H)、台木用苗(D)、接ぎ木済苗
(S)のそれぞれ複数本を収納可能とするポット部(5
a)を平面視マトリックス状に形成している。
【0006】そして図5にも示す如く、左端にある穂木
用苗搬送ライン(2)と中央にある台木用苗搬送ライン
(3)とでトレイ(5)を、矢印a方向に前記ポット部
(5a)の間隔(P)毎に間欠的に搬送させ、苗の把持
移送機構(6)、切断機構(7)、クリップ搬送機構
(8)等を配置した門型フレーム(9)の下方個所で各
種作業を実行させ、接ぎ木用のクリップ(10)により
台木用苗(H)の根元側と穂木用苗(D)の先端側とを
接ぎ木された接ぎ木済苗(S)を、接ぎ木済苗搬送ライ
ン(4)において、前記両搬送ライン(2)(3)のト
レイ(5)の搬送方向と逆向きの矢印b方向に前記ピッ
チ(P)にて間欠搬送させるように構成している。
【0007】また、接ぎ木済苗搬送ライン(4)の側方
であって、門型フレーム(9)の下方には、不要となっ
た台木用苗(D)の上側茎部を集めるための廃棄箱(1
1)を設置し、その廃棄箱(11)の上側方近傍には、
クリップ(10)を1個づつクリップ搬送機構(8)に
供給するためのクリップフイーダ(12)を配置させて
いる。
【0008】図4乃至図6にも示す如く把持移送機構
(6)は、前記穂木用苗搬送ライン(2)及び台木用苗
搬送ライン(3)のトレイ(5)(5)から穂木用苗
(H)を6本、台木用苗(D)を6本、合計12本の苗
を一挙に把持するもので、1本の苗につきその根元側と
先端(上端側)の茎部(上下2個所)を上下の把持ハン
ド(13)(14)にて挾持し、この上部把持ハンド
(13)群を支持する上部移送フレーム(15)と下部
把持ハンド(14)群を支持する下部移送フレーム(1
6)とを一体的に所定高さ(C)だけ上昇させる。
【0009】またこれら把持ハンド(13)(14)に
よる苗(H)(D)の挾持の際、図9乃至図11に示す
如き下部把持ハンド(14)の下側に設ける根鉢切断手
段であるカミソリなど穂木及び台木用根鉢切断刃(1
7)(18)が苗(H)(D)の根鉢部(h)(d)近
傍の茎を切断し、トレイ(5)のポット部(5a)に不
要な根鉢部(h)(d)を残したまま、葉茎部だけを上
下把持ハンド(13)(14)で把持して所定高さ
(C)だけ持上げ、この高さ(C)位置において上下把
持ハンド(13)(14)の間に切断機構(7)のカッ
タ(19)を進出させて各6本の苗(H)(D)の茎部
を軸線に対して斜め切りするように構成している。
【0010】そして、茎が切断された穂木及び台木用苗
(H)(D)の下部側茎を挾持した下部把持ハンド(1
4)の下部移送フレーム(16)は距離(L1)(1ラ
イン幅分)横移動させて、穂木及び台木用苗(H)
(D)の下部側茎を台木用及び接ぎ木済苗搬送ライン
(3)(4)のトレイ(5)上に位置させるように構成
している。
【0011】また、上部把持ハンド(13)群の上部移
送フレーム(15)は、前記茎が切断された12本の苗
の上部側茎を挾持したまま若干寸法(C1)(図示せ
ず)だけ上昇させた後、穂木用苗(H)の上部側茎が接
ぎ木済苗搬送ライン(4)のトレイ(5)の上方に位置
し、且つ台木用苗(D)の上部側茎が廃棄箱(11)上
に位置するように距離(L2)(前記距離(L1)の2
倍)だけ横移動させた後、上部把持ハンド(13)群を
所定寸法(C1)だけ下降させて、穂木用苗(H)の上
部側茎を台木用苗(D)の下部側茎部の切断面に接合さ
せるもので、またこのとき前記接ぎ木済苗搬送ライン
(4)のトレイ(5)の上方にて、クリップ搬送機構
(8)に予め装填されたクリップ(10)を前記各苗
(D)(H)の接合部に接近させて挾持固定して接ぎ木
済苗(S)を形成するように構成している。なお(2
0)は各機構(6)(7)(8)などの駆動用エアコン
プレッサ、(21)は制御用中央処理装置である。
【0012】さらに接ぎ木作業を終了した接ぎ木済の6
本の苗(S)は、前記把持移送機構(6)を所定高さ
(C)分だけ下降させるとき、接ぎ木済苗搬送ライン
(4)のトレイ(5)の各ポット部(5a)に予め収納
される固形培地(22)に、茎の下端茎部を挿し込ん
で、上部把持ハンド(13)及び下部把持ハンド(1
4)を開いて茎の把持を開放することによって、接ぎ木
済苗搬送ライン(4)のトレイ(5)に収納するように
構成している。またこの場合不要となる穂木用苗(H)
の切断刃(17)とカッタ(19)間寸法分の短茎が、
下部把持ハンド(14)の開き動にて台木用苗搬送ライ
ン(3)上の根鉢部(d)の残ったトレイ(5)に廃棄
され、また不要となった台木用苗(D)における先端側
茎は、上部把持ハンド(13)の開き動にて廃棄箱(1
1)に向って自然落下して廃棄されるように構成したも
のである。
【0013】次に、把持移送機構(6)の細部構成につ
いて、図4乃至図6を参照しながら説明する。把持移送
機構(6)の昇降枠(23)は、門型フレーム(9)の
上面板に固定した昇降用エアシリンダ等の第1昇降アク
チュエータ(24)にて、穂木用搬送ライン(2)及び
台木用苗搬送ライン(3)の上面に対して大きく上下動
するように設け、該昇降枠(23)には、距離(L1)
だけ横移動する横移動用エアシリンダ等の第1横移動ア
クチュエータ(25)を介して12対の下部把持ハンド
(14)を備えた下部移送フレーム(16)を装着させ
ている。
【0014】また、昇降枠(23)の前面の上下ガイド
レール(26)に横移動用エアシリンダ等の第2横移動
アクチュエータ(27)を上下動自在に配置し、この第
2横移動アクチュエータ(27)を、昇降枠(23)に
固定させたエアシリンダ等の第2昇降アクチュエータ
(28)で距離(C1)だけ上下動するように装着させ
て、前記第2横移動アクチュエータ(27)にて、12
対の上部把持ハンド(13)を備えた上部移送フレーム
(15)を距離(L2)だけ横移動するように構成して
いる。
【0015】さらに、台木苗(D)(穂木用苗(H)と
も共通する)の下部側茎を挾持する下部把持ハンド(1
4)の基部は、切断機構(7)から遠い対向側に位置
し、台木苗(D)の上部側茎を挾持する上部把持ハンド
(13)の基部は切断機構(7)に近い対向側に位置
し、上部把持ハンド(13)の左右支持体(13a)
(13b)の拡狭移動機構と、下部把持ハンド(14)
の左右支持体(14a)(14b)の拡狭移動機構とは
同一構成とするもので、下部把持ハンド(14)におけ
る拡狭移動機構にて代表して説明すると、図6に示すよ
うに、下部移送フレーム(16)における上下等の対の
横長のガイド軸(29)(29)に、左右一対の摺動支
持片(30a)(30b)と左右一対の摺動支持片(3
1a)(31b)を左右摺動自在に嵌設させ、一対の摺
動支持片(30a)(30b)に前記下部把持ハンド
(14)の12本の左支持体(14a)を一定間隔にて
取付ける横杆(32)を固着させ、他方の一対の摺動片
(31a)(31b)に、前記12本の右支持体(14
b)を一定間隔で取付ける横杆(33)を固着する。
【0016】そして、図4及び図6において、下部移送
フレーム(14)の左端に設けた拡狭移動用アクチュエ
ータ(34)のピストンロッド(35)を摺動支持片
(30a)に固定する一方、下部移送フレーム(16)
の右端に設けた拡狭移動用アクチュエータ(36)のピ
ストンロッド(37)を摺動支持片(31b)に固定
し、左右両拡狭移動用アクチュエータ(34)(36)
のピストンロッド(35)(37)を伸出動させると
き、左右支持体(14a)(14b)の左右間隔を狭ま
るように横杆(32)(33)を横移動させて、左右支
持体(14a)(14b)先端の挾持片(38a)(3
8b)にて台木用苗(D)(穂木用苗(H)の根元側茎
を左右から挾持するように構成したものである。
【0017】また前述とは反対にピストンロッド(3
5)(37)を退入動させるとき、左右支持体(14
a)(14b)の左右間隔を拡がらすように横杆(3
2)(33)を横移動させ、左右支持体(14a)(1
4b)先端の挾持片(38a)(38b)を前記茎を放
すように拡がらせるものであり、上部移送フレーム(1
5)においても、拡狭移動用アクチュエータ(34)
(36)及び横杆(39)(40)を介して左右支持体
(13a)(13b)を左右移動させて、この先端の挾
持片(38a)(38b)にて台木用苗(D)(穂木用
苗(H))の先端側茎を挾持したり、この茎を放したり
するものである。
【0018】図7、図9、図10にも示す如く、前記挾
持片(38a)(38b)は、断面L字状に形成され、
水平板部の内辺には茎を囲むように案内できる平面視略
V字状の案内溝(39)を形成し、前記挾持片(38
a)(38b)には、挾持するときの茎の損傷を防止す
るためのスポンジ等の四角立方形の軟質弾性体(40)
を固着させている。
【0019】次に、図5、図7、図8に基づいて切断機
構(7)について説明する。切断機構(7)におけるカ
ッタ(19)は前記把持移送機構(6)と対向した位置
に台木用苗(D)(穂木用苗(H))の搬送方向上流側
から各茎に対して接近して押し切り、図1、図7に示す
如く茎の軸線に対して斜めに切断するものであって、前
記把持移送機構(6)にて挾持されて所定高さまで持上
げられた台木用苗(D)及び穂木用苗(H)を12本一
挙に切断するとき、各苗の茎部がカッタ(19)の押し
切りに対して逃げ移動しないようにするため、上部把持
ハンド(13)と下部把持ハンド(14)との上下間に
て、左右一対の把持片(41a)(41b)にて茎の位
置を拘束した後に、カッタ(19)を前方に押し進める
ことによって各茎の切断を行うように構成している。
【0020】また、前記切断用フレーム(42)は門型
フレーム(9)に対して高さ位置不変に保持され、切断
用フレーム(42)には、前記12本の左把持片(41
a)の基部を支持する横杆(43)と右把持片(41
b)の基部を支持する横杆(44)とが左右移動可能に
支持されると共に、切断用フレーム(42)に取付けら
れたエアシリンダ等の把持移動用アクチュエータ(4
5)に前記横杆(43)(44)を連結させて、アクチ
ュエータ(45)動作でもって左右把持片(41a)
(41b)の間隔の拡大及び縮小を行うように構成して
いる。
【0021】一方、切断用フレーム(42)の前後方向
(矢印a方向)に移動可能に支持させた支持フレームに
は12本の丸棒、角棒、板状等のカッタ軸(46)を一
定間隔にて突出させ、カッタアクチュエータ(47)に
よりカッタ軸(46)を介しカッタ(19)を前方に移
動させて上下をハンド(13)(14)によって把持さ
れる苗(D)(H)の茎を切断するように構成してい
る。
【0022】ところで、図9に示す如く、穂木用苗
(H)に対する下部把持ハンド(14)の左右支持体
(14a)(14b)のうち、茎部の最下端側を挾持す
る挾持片(38b)の下面側には、前記V字状の案内溝
(39)に臨ませて前記根鉢切断刃(17)を固着して
いて、トレイ(5)上の穂木用苗(H)の茎部を挾持す
べく左右両側の挾持片(38a)(38b)の間隔を縮
めたとき、前記切断刃(17)にて茎の根元側を切断
し、後に穂木用苗(H)の茎上部側(葉部)を上方に引
上げるとき、穂木用苗(H)の根鉢部(h)をトレイ
(5)のポット部(5a)に残したままとして、苗
(H)の茎上部側持上げ時の苗姿勢を安定保持させるも
ので、またこの切断の際苗(H)を挟んで切断刃(1
7)の対向位置に設ける受刃(48)によって切断時の
苗姿勢を安定保持させて確実な切断を行うように構成し
ている。なお前記受刃(48)には長穴(49)を開設
して、該受刃(48)上に塵や土などが乗っても、前記
長穴(49)よりこれらを下方に落下させて、受刃(4
8)上に塵や土などが堆積するのを防止している。
【0023】また図10に示す如く、台木用苗(D)の
挾持の際にも上述穂木用苗(H)同様に、苗(D)の根
元側を切断刃(18)によって切断するものであって、
この場合台木用苗(D)は穂木用苗(H)より茎部の長
さが長い品種を用いて、茎部を用土に直接的に挿し木す
るもので、台木用苗(D)を挾持する下部把持ハンド
(14)の最下端側の挾持片(38b)の下面に、長尺
の取付体(49)を介して前記切断刃(18)を固定取
付けすると共に、もう一方の挾持片(38a)の下方延
設端で苗(D)を挾んだ切断刃(18)対向位置に、匚
形状の受刃(50)を設けて、左右両側の挾持片(38
a)(38b)の間隔を縮めたとき穂木用苗(H)同様
に茎の根元側を切断し、根鉢部(d)をトレイ(5)に
残したままとして、苗(D)の茎上部側持上げ時の苗姿
勢を安定保持させると共に、穂木との接ぎ木後にこの茎
基部を固形培地(22)に直接的に挿し木可能とさせる
ように構成している。
【0024】また前記固形培地(22)にはパーライ
ト、バーミキュライト、ピートモスなど用土を固めたも
ので、中央に接ぎ木済苗(S)の茎基部の挿入する挿し
木孔(22a)を設けていて、接ぎ木終了後クリップ
(10)により切断面が接合保持される接ぎ木済苗
(S)が、把持移送機構(6)により所定高さ(C)分
だけ下降するとき、接ぎ木済搬送ライン(4)のトレイ
(5)に予め収納する固形培地(22)の挿し木孔(2
2a)に、苗(S)の茎基部が挿入して挿し木されるよ
うに構成している。
【0025】つまり図12に示す如く、この接ぎ木装置
(1)による接ぎ木作業にあっては、穂木及び台木用苗
(H)(D)は上下把持ハンド(13)(14)によっ
て茎の上下部が挾持されるとき、根元側が各切断刃(1
7)(18)によって切断されて根鉢部(h)(d)が
切り落され、次に茎の略中央がカッタ(19)によって
斜め切りされ、穂木用苗(H)の上部側と台木用苗
(D)の下部側の斜め切り口が接合されるとき、クリッ
プ(10)の圧着によるこの接合保持が行われて接ぎ木
済苗(S)が形成され、接ぎ木済苗(S)が搬送ライン
(4)まで下降するとき搬送ライン(4)上に待機する
固形培地(22)に挿し木されるもので、根鉢の形成に
影響されることのない良好な接ぎ木作業を可能にでき
る。
【0026】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、台木と穂木とを接ぎ木する接ぎ木苗(S)の根鉢部
を切断して、固形培地(22)に苗(S)茎部を挿し込
んで、接ぎ木苗(S)の生育を行うものであるから、従
来の如く苗(S)の根鉢部の影響を受けることのない、
良好な接ぎ木作業や育苗床となる固形培地(22)に対
するセット作業を容易に可能にできて、ロスのない効率
的な接ぎ木作業を行うことができるものである。
【0027】また、台木と穂木とを接ぎ木する接ぎ木手
段(1)に、接ぎ木苗(S)の根鉢部を切断する根鉢切
断手段(18)と、根鉢部切断後の接ぎ木苗(S)茎部
を固形培地(22)に挿し込む挿し木手段(4)とを設
けたものであるから、台木用面(D)と穂木用苗(H)
とを茎部で切断して、接ぎ木してから固形培地(22)
にセットするまでの一連の作業を正確にして容易に可能
とさせることができて、この自動化と自動化での精度を
向上させることができるなどの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木苗の説明図である。
【図2】接ぎ木装置の概略平面図である。
【図3】接ぎ木装置の概略正面図である。
【図4】把持移送機構部の正面説明図である。
【図5】把持移送機構部の側面説明図である。
【図6】下部把持ハンド部の斜視説明図である。
【図7】切断機構部の断面説明図である。
【図8】切断機構部の斜視説明図である。
【図9】穂木用苗の根鉢切断刃部の説明図である。
【図10】台木用苗の根鉢切断刃部の説明図である。
【図11】台木用苗の根鉢切断刃部の平面説明図であ
る。
【図12】接ぎ木作業の工程説明図である。
【符号の説明】
(1) 接ぎ木装置(接ぎ木手段) (4) 接ぎ木済苗搬送ライン(挿し木手段) (18) 根鉢切断刃 (22) 固形培地 (S) 接ぎ木済苗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木と穂木とを接ぎ木する接ぎ木苗の根
    鉢部を切断して、固形培地に苗茎部を挿し込んで、接ぎ
    木苗の生育を行うようにしたことを特徴とする苗の接ぎ
    木方法。
  2. 【請求項2】 台木と穂木とを接ぎ木する接ぎ木手段
    に、接ぎ木苗の根鉢部を切断する根鉢切断手段と、根鉢
    部切断後の接ぎ木苗茎部を固形培地に挿し込む挿し木手
    段とを設けたことを特徴とする苗の接ぎ木装置。
JP7209265A 1995-07-24 1995-07-24 苗の接ぎ木方法及びその接ぎ木装置 Pending JPH0928187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003038031A (ja) * 2001-07-26 2003-02-12 Bergearth Co Ltd 根のない接苗の貯蔵方法
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