JPH09280488A - 多面体 - Google Patents

多面体

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JPH09280488A
JPH09280488A JP8925396A JP8925396A JPH09280488A JP H09280488 A JPH09280488 A JP H09280488A JP 8925396 A JP8925396 A JP 8925396A JP 8925396 A JP8925396 A JP 8925396A JP H09280488 A JPH09280488 A JP H09280488A
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JP
Japan
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polyhedron
frame
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frame body
constituting
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JP8925396A
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Chukichi Wayama
忠吉 和山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多面体構成面を変形しにくくし、強度を向上
させて丈夫な多面体を提供する。 【解決手段】 稜線部1をフレームFで形成した多面体
において、各多面体構成面Mを該多面体構成面Mの辺を
構成する辺体11を連設した枠体10を有して構成し、
各枠体10の辺体11同士を接合させてフレームFを形
成した。また、枠体10の辺体11の表面を多面体構成
面Mに平行な平面で形成し、辺体11の接合される外側
面を隣接する多面体構成面M同士の角度が所定角度にな
るように上記表面に対して傾斜した傾斜面に形成し、隣
接する枠体10の辺体11の外側面同士を接着剤を介し
て接着した。更に、枠体10の隣接する辺体11の連設
部に互いの辺体11に埋設される補強部材20を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、種々の構造体に利
用される多面体に係り、特に、稜線部をフレームで形成
した多面体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多面体としては、例え
ば、図6に示すように、稜線部1をフレームFで形成し
たものがある。この多面体のフレームFは、稜線部1に
対応する部位に一本のアーム2を配置し、これらのアー
ム2の端部同士を例えばジョイント部材3を用いて接合
している(例えば、実開平2−59399号公報掲
載)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
多面体にあっては、アーム2の端部同士を接合している
ので、点支持になり、そのため、接合強度が必ずしも充
分とは言えず、外圧が加わると接合部でアーム2が折れ
曲がって多面体構成面が変形し易いという問題があっ
た。本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、多
面体構成面を変形しにくくし、強度を向上させて丈夫な
多面体を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、稜線部をフレームで形
成した多面体において、各多面体構成面を該多面体構成
面の辺を構成する辺体を連設した枠体を有して構成し、
該各枠体の辺体同士を接合させて上記フレームを形成し
た構成としている。
【0005】そして、必要に応じ、上記枠体の辺体の表
面を多面体構成面に平行な平面で形成し、該辺体の接合
される外側面を隣接する多面体構成面同士の角度が所定
角度になるように上記表面に対して傾斜した傾斜面に形
成した構成としている。この場合、上記隣接する枠体の
辺体の外側面同士を接着剤を介して接着したことが有効
である。
【0006】そしてまた、必要に応じ、上記枠体の隣接
する辺体の連設部に互いの辺体に埋設される補強部材を
設けた構成としている。また、必要に応じ、上記枠体の
辺体を、木で形成した構成としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る多面体を説明する。図1には実施の
形態に係る多面体を示している。この多面体は、正5角
形の多面体構成面M(a)と正6角形の多面体構成面M
(b)の組み合わせからなる点対称の32面体を、半分
にして下側を開放した16面体構造のものである。そし
て、稜線部1がフレームFで形成されている。各多面体
構成面Mは、該多面体構成面Mの辺を構成する辺体11
を該辺体11の端面で連設した枠体10を有して構成さ
れている。枠体10は、正5角形の多面体構成面M
(a)を有する枠体10(a)と正6角形の多面体構成
面M(b)を有する枠体10(b)とからなる。フレー
ムFは、枠体10の辺体11同士を接合させて形成され
ている。枠体10の辺体11は、木で形成されている。
【0008】更に詳しく説明すると、今、図2(a)
(b)に示すように、正6角形の多面体構成面M(b)
を有する枠体10(b)で説明すると、枠体10の辺体
11の表面12及び裏面13は、多面体構成面Mに平行
な平面で形成されている。また、辺体11の外側面14
は、隣接する多面体構成面M同士の角度が所定角度にな
るように表面12に対して傾斜し、隣接する辺体11の
外側面14に接合する傾斜面に形成されている。辺体1
1の内側面15は、表面12に対して直角な面に形成さ
れている。また、辺体11の端面16は、隣接する辺体
11の端面16と接合されて多面体構成面Mを構成する
角度に形成されている。
【0009】本実施の形態においては、図3(a)
(b)に示すように、正5角形の多面体構成面M(a)
を有する枠体10(a)の辺体11の表面12と外側面
14とのなす角度θ1 は、θ1 =73.5度であり、正
6角形の多面体構成面M(b)を有する枠体10(b)
の辺体11の表面12と外側面14とのなす角度θ2
は、θ2 =69度に設定されている。従って、図3
(a)に示すように、正5角形の枠体10(a)と正6
角形の枠体10(b)との接合では、多面体構成面M
(a)と多面体構成面M(b)との外側のなす角度θ3
は、θ3 =217.5度になり、図3(b)に示すよう
に、正6角形の枠体10(b)同士の接合では、多面体
構成面M(b)同士の外側のなす角度θ4 は、θ4 =2
22度になる。
【0010】また、図3に示すように、隣接する枠体1
0の辺体11の外側面14同士は、接着剤17のみを介
して接着されている。更に、図1及び図2(a)に示す
ように、枠体10の隣接する辺体11の連設部には、互
いの辺体11に埋設される補強部材20が設けられてい
る。補強部材20は、隣接する辺体11間に外側面14
側から跨がって形成されたスリット21に嵌合される木
板で構成されている。
【0011】従って、この実施の形態に係る多面体を製
造するときは、先ず、各枠体10を製造する。これは、
枠体10の辺体11の表面12,裏面13,外側面1
4,内側面15及び端面16を所定角度に切削して形成
しておき、この辺体11の端面16を接着剤で接合して
行なう。また、図2(a)に示すように、接合後に、隣
接する辺体11間に跨がるスリット21を外側面14側
から形成し、このスリット21に接着剤を介して木板2
2を嵌合し、その後、この木板22を外側面14に沿っ
て切断し、この嵌合されて残った部分の木片を補強部材
20としている。次に、各枠体10を、所定位置におい
て接合する。この場合、接着剤17を介して隣接する辺
体11の外側面14同士を接着する。これにより、フレ
ームFが形成される。
【0012】このように形成された多面体にあっては、
各枠体10の辺体11同士を接合させてフレームFが形
成されているので、従来の点支持に比較して、隣接する
枠体10同士が辺支持されることになり、支持強度が大
幅に向上させられる。そのため、外圧があっても、多面
体構成面Mが容易に変形しにくくなり、丈夫になる。特
に、辺体11の接合される外側面14が、隣接する多面
体構成面M同士の角度が所定角度になるように表面12
に対して傾斜した傾斜面に形成されているので、辺体1
1同士が面接合されて面支持されることになり、より一
層支持強度が向上させられる。更に、接着剤17が外側
面14間に介在するので、確実に接合されるとともに、
釘やボルト等によらないので、それだけ、製造が容易に
行なわれる。また、この場合、釘やボルトによることな
く接着剤17のみで固定しても、面接合により固定でき
るので、強度的に強固にすることができるのである。
【0013】更にまた、枠体10の隣接する辺体11の
連設部に互いの辺体11に埋設される補強部材20が設
けられているので、各枠体10において、辺体11の端
面16間の接合も強固になっており、この点でも、支持
強度が大幅に向上させられ、多面体構成面Mの変形が防
止させられる。また、枠体10の辺体11及び補強部材
20が木で形成されているので、全体が軽量になり、施
工性や搬送性が向上させられる。
【0014】
【実施例】次に、多面体の実施例について説明する。図
4には、第一の実施例に係る多面体を示している。これ
は、住宅等の室内で用いられる電球24の傘であって、
上記と同様に形成されており、即ち、正5角形と正6角
形の多面体構成面Mの組み合わせからなる点対称の32
面体を、半分にして下側を開放した16面体構造のもの
であり、フレームFの枠体10が木で形成されている。
枠体10の一辺の長さは、L=80mmに設定されてい
る。そして、各多面体構成面Mに、透光性の紙25が貼
着されている。この場合、枠体10の辺体11の表面1
2が多面体構成面Mに平行な平面で形成されているの
で、紙25が平面状になり、多面体構成面Mが確実に形
成される。
【0015】図5には、第二の実施例に係る多面体を示
している。これは、内部に子供が入って遊びうる大きさ
に形成された遊具である。この遊具は、正5角形と正6
角形の多面体構成面Mの組み合わせからなる点対称の3
2面体を、半分にして下側を開放して接地させた構造の
ものである。また、正6角形部分が互いに等角度関係で
接合する6つの正3角形からなる6面構造に形成されて
いる。この正3角形も3つの辺体11をその端面16で
連設した枠体10で構成されている。そして、適宜の多
面体構成面Mに木板からなる覆い30が付設されてい
る。一部の覆い30には、出入りできる孔部31が形成
されている。32は多面体の頂部に設けられた塔であ
る。
【0016】尚、多面体は、上記の実施例に限らず、種
々の構造体に利用されることができる。例えば、各種の
インテリアとして用いることができる。尚また、多面体
は、上記実施の形態及び実施例に示した形状の多面体に
限定されるものではなく、4,5,10,14,26面
体等の他の多面体、あるいは、これらを分割した多面体
等、多面体構成面Mの形状や数量をどのように形成して
も差し支えない。また、枠体10は一体形成して良い。
更に、枠体10の材質や大きさも上述したものに限定さ
れないことは勿論である。例えば、プラスチックや金属
で形成してよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多面体に
よれば、各多面体構成面を辺体を連設した枠体を有して
構成し、各枠体の辺体同士を接合させてフレームを形成
したので、従来の点支持に比較して、隣接する枠体同士
が辺支持されることになり、そのため、支持強度を大幅
に向上させることができる。その結果、外圧があって
も、多面体構成面を容易に変形しにくくすることがで
き、丈夫な構造体とすることができる。
【0018】また、枠体の辺体の表面を多面体構成面に
平行な平面で形成し、辺体の接合される外側面を隣接す
る多面体構成面同士の角度が所定角度になるように表面
に対して傾斜した傾斜面に形成した場合には、辺体同士
を面接合することができ、そのため、各枠体を面支持す
ることができるので、より一層支持強度を向上させるこ
とができる。そしてまた、枠体の辺体の表面が多面体構
成面に平行な平面で形成されているので、紙や板等を付
設する際に多面体構成面を平面状にして確実に形成する
ことができるという効果がある。
【0019】更に、隣接する枠体の辺体の外側面同士を
接着剤を介して接着した場合には、接着剤が辺体間に介
在するので、釘やボルトによることなく確実に接合を行
なうことができ,強度的に強固にすることができるとと
もに、製造を容易に行なうことができる。
【0020】更にまた、枠体の隣接する辺体の連設部に
互いの辺体に埋設される補強部材を設けた場合には、各
枠体において、辺体間の接合を強固にすることができ、
そのため、支持強度をより一層向上させることができ、
多面体構成面の変形を防止することができる。
【0021】また、枠体の辺体を木で形成した場合に
は、全体を軽量にすることができ、そのため、施工性や
搬送性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る多面体を示す斜視図
である。
【図2】本発明の実施の形態に係る多面体に用いる枠体
を示し、(a)は斜視図、(b)はA−A線断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る多面体に用いる枠体
同士の接合状態を示す図である。
【図4】本発明の第一の実施例に係る多面体を示す分解
斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施例に係る多面体を示す分解
斜視図である。
【図6】従来の多面体の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
F フレーム 1 稜線部 M 多面体構成面 M(a) 正5角形の多面体構成面 M(b) 正6角形の多面体構成面 10 枠体 10(a) 正5角形の多面体構成面M(a)を有する
枠体 10(b) 正6角形の多面体構成面M(b)を有する
枠体 11 辺体 12 表面 13 裏面 14 外側面 15 内側面 16 端面 17 接着剤 20 補強部材 21 スリット 22 木板 24 電球 25 紙 30 覆い 31 孔部 32 塔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稜線部をフレームで形成した多面体にお
    いて、各多面体構成面を該多面体構成面の辺を構成する
    辺体を連設した枠体を有して構成し、該各枠体の辺体同
    士を接合させて上記フレームを形成したことを特徴とす
    る多面体。
  2. 【請求項2】 上記枠体の辺体の表面を多面体構成面に
    平行な平面で形成し、該辺体の接合される外側面を隣接
    する多面体構成面同士の角度が所定角度になるように上
    記表面に対して傾斜した傾斜面に形成したことを特徴と
    する請求項1記載の多面体。
  3. 【請求項3】 上記隣接する枠体の辺体の外側面同士を
    接着剤を介して接着したことを特徴とする請求項2記載
    の多面体。
  4. 【請求項4】 上記枠体の隣接する辺体の連設部に互い
    の辺体に埋設される補強部材を設けたことを特徴とする
    請求項1,2または3記載の多面体。
  5. 【請求項5】 上記枠体の辺体を、木で形成したことを
    特徴とする請求項1,2,3または4記載の多面体。
JP8925396A 1996-04-11 1996-04-11 多面体 Pending JPH09280488A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003066982A1 (en) * 2002-02-06 2003-08-14 Shinichi Sunahara Building structure
WO2005026461A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Yoshiyuki Onda サッカーボール型部屋構造物
JP2012246630A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Nobuo Yamauchi 立体構造物

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