JPH09277667A - 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム

Info

Publication number
JPH09277667A
JPH09277667A JP8120839A JP12083996A JPH09277667A JP H09277667 A JPH09277667 A JP H09277667A JP 8120839 A JP8120839 A JP 8120839A JP 12083996 A JP12083996 A JP 12083996A JP H09277667 A JPH09277667 A JP H09277667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
unit
state
forming apparatus
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8120839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3559650B2 (ja
Inventor
Shinichiro Maekawa
真一郎 前川
Koichiro Akimoto
浩一郎 秋元
Mutsuaki Kakigi
睦亮 柿木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP12083996A priority Critical patent/JP3559650B2/ja
Priority to US08/840,812 priority patent/US5940653A/en
Priority to EP97106399A priority patent/EP0802502B1/en
Priority to DE69723145T priority patent/DE69723145T2/de
Publication of JPH09277667A publication Critical patent/JPH09277667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3559650B2 publication Critical patent/JP3559650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0002Handling the output data
    • G06K2215/0005Accepting output data; Preparing data for the controlling system
    • G06K2215/0017Preparing data for the controlling system, e.g. status, memory data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理上のオーバーヘッド低減による通信の高
速化及び制御部の負担軽減化を低コストで図ることがで
きる画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム
を提供する。 【解決手段】 プリンタエンジン部のうち、/RDY信
号に直接関与しないステータスの内容が変化すると(ス
テップS1005)、/CCRT信号が「TRUE」と
なる。すると、CPUは、エンジン監視タスクによりプ
リンタエンジン部とシリアル通信を行い、ステータス情
報を順次読み取り、これをエンジン状態テーブルに反映
させる。これにより、エンジン状態テーブルが更新さ
れ、プリンタエンジン部の状態が認識される(ステップ
S1006)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を形成する画
像形成装置、画像形成方法及び画像形成システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ用の出力装置と
して使用される電子写真方式のプリンタ(以下「レーザ
ビームプリンタ」という)等の画像形成装置が知られて
いる。
【0003】図16は、従来の画像形成装置におけるプ
リンタコントローラ部の構成、プリンタエンジン部の構
成、及び両者間のインターフェイスを示すブロック図で
ある。本装置は、プリンタコントローラ部103及びプ
リンタエンジン部105を含むレーザービームプリンタ
として構成されている。
【0004】プリンタエンジン部105には、エンジン
制御部150、用紙サイズ検出部151、給紙部紙有無
検出部152、オプション有無検出部153、用紙搬送
制御部154、光学系制御部155、定着器温度制御部
156、オプション制御部157及びセンサ入力部15
8が含まれる。
【0005】プリンタコントローラ部103は、後述す
る外部機器との通信、外部機器からの画像データの受信
を行うほか、受信された画像データを印字可能な情報に
展開すると共に、エンジン制御部150との間で各種信
号のやり取り及びシリアル通信を行う。エンジン制御部
150は、プリンタコントローラ部103との信号のや
り取り、シリアル通信を通じて、プリンタエンジン部1
05の各ユニットを制御する。
【0006】用紙サイズ検出部151は、後述する用紙
カセット内に収納された用紙のサイズを検出し、その検
出情報をエンジン制御部150へ送信する。給紙部紙有
無検出部152は、用紙カセットに用紙が収納されてい
るか否かを検出し、その検出情報をエンジン制御部15
0へ送信する。なお、給紙部紙有無検出部152は、こ
のほかにも手差し、オプションカセットまたは封筒フィ
ーダ(いずれも不図示)の各給紙口における用紙の有無
を検出する。
【0007】用紙搬送制御部154は、用紙の搬送に関
する制御を行う。光学系制御部155は、スキャナモー
タ(不図示)、レーザ光等の光学系に関する制御を行
う。定着器温度制御部156は、不図示の定着器の温度
制御及び異常検出等を行う。オプション制御部157
は、オプションカセット、封筒フィーダ(いずれも不図
示)への動作指示を行う。センサ入力部158は、レジ
スト、排紙、両面印刷、用紙反転時等において、搬送路
内の用紙の有無を検出する。
【0008】エンジン制御部150とプリンタコントロ
ーラ部103とのインターフェイス(以下「ビデオイン
ターフェイス」と称する)については、以下の通り信号
毎に説明する。
【0009】/CPRDY信号170は、プリンタコン
トローラ部103がエンジン制御部150と通信できる
状態であることを示す信号であり、プリンタコントロー
ラ部103からエンジン制御部150に送信される。/
PPRDY信号171は、エンジン制御部150がプリ
ンタコントローラ部103と通信できるスタンバイ状態
にあることを示す信号であり、エンジン制御部150か
らプリンタコントローラ部103に送信される。
【0010】/RDY信号172は、エンジン制御部1
50がプリントできるスタンバイ状態にあることを「T
RUE」で示す信号であり、エンジン制御部150から
プリンタコントローラ部103に送信される。なお、/
RDY信号172は、プリンタエンジン部105がスタ
ンバイ状態でない、すなわち印字不可能状態である場合
は、「FALSE」となる。/PRNT信号173は、
プリンタコントローラ部103がエンジン制御部150
に印字要求を発行するための信号であり、プリンタコン
トローラ部103からエンジン制御部150に送信され
る。
【0011】/VSREQ信号174は、エンジン制御
部150がプリンタコントローラ部103に対して垂直
同期信号を要求するための信号であり、エンジン制御部
150からプリンタコントローラ部103に送信され
る。/VSYNC信号175は、プリンタコントローラ
部103がエンジン制御部150に対して出力する垂直
同期信号であり、プリンタコントローラ部103からエ
ンジン制御部150に送信される。/BD信号176
は、水平同期信号であり、エンジン制御部150からプ
リンタコントローラ部103に送信される。
【0012】/SCLK信号178は、シリアル通信の
ための同期クロック信号であり、プリンタコントローラ
部103からエンジン制御部150に送信される。/C
MD信号179は、プリンタコントローラ部103がエ
ンジン制御部150にコマンドを指示するための信号で
あり、プリンタコントローラ部103からエンジン制御
部150に送信される。/CBSY信号180は、コマ
ンド出力のためのストローブ信号であり、プリンタコン
トローラ部103からエンジン制御部150に送信され
る。
【0013】/STS信号181は、プリンタエンジン
部105内部のステータスを示す信号であり、プリンタ
コントローラ部103からのコマンドに対する出力とし
て、エンジン制御部150からプリンタコントローラ部
103に送信される。/SBSY信号182は、ステー
タス出力のための信号であり、エンジン制御部150か
らプリンタコントローラ部103に送信される。
【0014】このような従来の画像形成装置では、プリ
ンタコントローラ部は、上記ビデオインターフェイスに
規定されたシリアル通信(具体的には、図16でいう/
SCLK信号178、/CMD信号179、/CBSY
信号180、/STS信号181及び/SBSY信号1
82による通信)を行うことによって、用紙搬送状態や
ジャム等によるエラー、トナー残量減少等の警告に係る
情報をエンジン制御部から受け取り、これに応じて所定
の処理を行うようにしていた。
【0015】また、上記ビデオインターフェイスは、印
字可否状態を示す専用の信号(/RDY信号172)線
を有している。この/RDY信号172が印字不可能状
態を示す「FALSE」となった場合に初めて、プリン
タコントローラ部がジャム等のプリンタエンジン部の状
態を認識する動作を行う一方、通常の場合、すなわち/
RDY信号172が印字可能状態を示す「TRUE」で
ある場合は、ポーリング監視によって、印字可否に関係
のないトナー残量減少等の警告のみを把握するようにし
ていた。
【0016】一方、最近では、複数の用紙カセットや多
目的トレイ等の複数の給紙部を備え、各給紙部に実装さ
れている用紙をプリンタコントローラ部が認識すること
によって、指定されたサイズに係る用紙を検索し、サイ
ズの合致する用紙を実装している給紙部を、実際に給紙
に用いる給紙部として選択する、いわゆる自動給紙選択
機能を有する画像形成装置も既に知られている。
【0017】さらに、アイドル状態において不要な電力
の消費を抑制する省電力待機モードを有する画像形成装
置も既に知られている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、プリンタエンジン部、すなわち
画像形成部における/RDY信号172に反映されない
状態(用紙ジャム、ドアオープン等の状態)を把握する
ためには、それらの状態の変化の有無にかかわらず、周
期的または必要時にシリアル通信を一律に行う必要があ
り、特に、自動給紙選択機能を使用する場合は、印字の
度に給紙部選択のためのシリアル通信が必要であった。
そのため、処理上のオーバーヘッドが少なからず存在
し、高速な通信を妨げる要因となると共に、制御部に過
大な負担をかける場合があるという問題があった。
【0019】また、このオーバーヘッドを低減するため
に、画像形成部のステータスの各々について専用の信号
線を設けることも考えられるが、コスト的に現実的でな
い。
【0020】従って、オーバーヘッドによる通信の低速
化及び制御部の負担増大化を、コストを抑えつつ防止す
ることが困難であるという問題があった。
【0021】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、変化信号が発生
しない限りシリアル通信等による状態認識を行う必要を
なくし、処理上のオーバーヘッド低減による通信の高速
化及び制御部の負担軽減化を低コストで図ることができ
る画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システムを
提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の画像形成装置は、画像を形成する
画像形成部の状態に基づいて該画像形成部を制御する画
像形成装置において、前記画像形成部の所定の状態が変
化したことを示す変化信号を生成する生成手段と、該生
成手段により生成された変化信号を受容する受容手段
と、前記生成手段により生成された変化信号が前記受容
手段により受容された場合にのみ前記所定の状態を認識
する認識手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】同じ目的を達成するために本発明の請求項
2の画像形成装置は、上記請求項1記載の構成におい
て、前記所定の状態は、前記受容手段による画像形成部
とのシリアル通信により認識されることを特徴とする。
【0024】同じ目的を達成するために本発明の請求項
3の画像形成装置は、上記請求項1または2記載の構成
において、前記所定の状態は、前記画像形成部の給紙部
に収納された用紙のサイズの状態、前記画像形成部の給
紙部における用紙の有無の状態、当該画像形成装置の消
費電力節約状態、前記画像形成部における画像形成状
態、及び当該画像形成装置における用紙搬送状態の少な
くとも一つであることを特徴とする。
【0025】同じ目的を達成するために本発明の請求項
4の画像形成装置は、上記請求項1〜3のいずれか1項
に記載の構成において、前記所定の状態のうち、前記生
成手段による変化信号生成の対象となる状態を指定する
指定手段を備えたことを特徴とする。
【0026】同じ目的を達成するために本発明の請求項
5の画像形成装置は、上記請求項4記載の構成におい
て、前記生成手段により変化信号が生成される状態は、
当該画像形成装置の操作部及び当該画像形成装置に接続
された外部装置の少なくとも一方により指定されること
を特徴とする。
【0027】同じ目的を達成するために本発明の請求項
6の画像形成装置は、上記請求項4記載の構成におい
て、前記生成手段により変化信号が生成される状態は、
前記画像形成部の動作状況に応じて指定されることを特
徴とする。
【0028】同じ目的を達成するために本発明の請求項
7の画像形成装置は、上記請求項1〜6のいずれか1項
に記載の構成において、前記認識手段により認識された
所定の状態を通知する通知手段を備えたことを特徴とす
る。
【0029】同じ目的を達成するために本発明の請求項
8の画像形成装置は、上記請求項1〜7のいずれか1項
に記載の構成において、前記通知手段は、前記認識され
た所定の状態を可視表示する可視表示手段及び前記認識
された所定の状態を当該画像形成装置に接続された外部
装置に送信する送信手段の少なくとも一方を備えたこと
を特徴とする。
【0030】同じ目的を達成するために本発明の請求項
9の画像形成装置は、上記請求項1〜8のいずれか1項
に記載の構成において、前記認識手段により当該画像形
成装置における用紙搬送状態の不良が認識された場合
は、用紙搬送経路を他の用紙搬送経路に切り換える切り
換え手段を備えたことを特徴とする。
【0031】同じ目的を達成するために本発明の請求項
10の画像形成装置は、上記請求項1〜9のいずれか1
項に記載の構成において、前記生成手段により生成され
た変化信号をリセットするリセット手段を備えたことを
特徴とする。
【0032】同じ目的を達成するために本発明の請求項
11の画像形成装置は、上記請求項10記載の構成にお
いて、前記リセット手段によるリセットは、前記認識手
段が前記所定の状態を認識した後になされることを特徴
とする。
【0033】同じ目的を達成するために本発明の請求項
12の画像形成装置は、上記請求項1〜11のいずれか
1項に記載の構成において、前記画像形成部は、電子写
真方式により画像を形成するプリンタエンジンを含むこ
とを特徴とする。
【0034】同じ目的を達成するために本発明の請求項
13の画像形成方法は、画像を形成する画像形成部の状
態に基づいて該画像形成部を制御する画像形成方法にお
いて、前記画像形成部の所定の状態が変化したことを示
す変化信号を生成する生成工程と、該生成工程において
生成された変化信号を受容する受容工程と、前記生成工
程において生成された変化信号が前記受容工程において
受容された場合にのみ前記所定の状態を認識する認識工
程とを含むことを特徴とする。
【0035】同じ目的を達成するために本発明の請求項
14の画像形成方法は、上記請求項13記載の構成にお
いて、前記所定の状態は、前記受容工程による画像形成
部とのシリアル通信において認識されることを特徴とす
る。
【0036】同じ目的を達成するために本発明の請求項
15の画像形成方法は、上記請求項13または14記載
の構成において、前記所定の状態は、前記画像形成部の
給紙部に収納された用紙のサイズの状態、前記画像形成
部の給紙部における用紙の有無の状態、当該画像形成方
法の消費電力節約状態、前記画像形成部における画像形
成状態、及び当該画像形成方法における用紙搬送状態の
少なくとも一つであることを特徴とする。
【0037】同じ目的を達成するために本発明の請求項
16の画像形成方法は、上記請求項13〜15のいずれ
か1項に記載の構成において、前記所定の状態のうち、
前記生成工程による変化信号生成の対象となる状態を指
定する指定工程を含むことを特徴とする。
【0038】同じ目的を達成するために本発明の請求項
17の画像形成方法は、上記請求項13〜16のいずれ
か1項に記載の構成において、前記認識工程において認
識された所定の状態を通知する通知工程を含むことを特
徴とする。
【0039】同じ目的を達成するために本発明の請求項
18の画像形成システムは、画像を形成する画像形成手
段、及び該画像形成手段の所定の状態が変化したことを
示す変化信号を生成する生成手段を備えた画像形成部
と、前記生成手段により生成された変化信号を受容する
受容手段、前記生成手段により生成された変化信号が前
記受容手段により受容された場合にのみ前記所定の状態
を認識する認識手段、及び該認識手段により認識された
所定の状態に基づいて前記画像形成部を制御する制御手
段を備えた制御部とから構成されることを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0041】(実施の第1形態)図1は、本実施の第1
形態に係る画像形成装置の全体構成を示すブロック図で
ある。本画像形成装置は、いわゆるレーザビームプリン
タ102として構成される。
【0042】レーザビームプリンタ102は、ホストコ
ンピュータ等の外部機器101と接続されており、レー
ザビームプリンタ102は、プリンタコントローラ部1
03、パネル部104及びプリンタエンジン部105を
含む。プリンタコントローラ部103は、外部機器10
1,パネル部104及びプリンタエンジン部105に接
続されている。プリンタエンジン部105は、イメージ
データ(2値または多値データ)に基づいて、周知の電
子写真プロセスにより感光ドラム(後述)上に潜像を形
成し、用紙にその潜像を転写、定着させることにより、
印字を行う。プリンタコントローラ部103は、外部機
器101から送信されるコードデータ(ESC(エスケ
ープ)コード、各種PDL(ページ記述言語))を受信
し、そのコードデータに基づいてドットデータから成る
ページ情報を生成し、所定のインターフェイス手段によ
ってプリンタエンジン部105に対して上記ページ情報
に係るイメージデータを送信する。パネル部104は、
ユーザ(操作者)とのインターフェイスであり、ユーザ
がパネル部104を操作することにより、レーザビーム
プリンタ102に各種動作を指示できる。
【0043】図2は、本実施の第1形態に係る画像形成
装置の断面図である。同図中、図1と同一の構成要素に
は同一符号を付してある。
【0044】同図中、201はプリンタ筐体である。パ
ネル部104には、操作のためのスイッチ及びLED
(発光ダイオード)表示器、LCD(液晶表示装置)表
示器が配されている。制御ボード収納部203は、プリ
ンタコントローラ部103及びプリンタエンジン部10
5を含む。
【0045】用紙カセット210は、用紙を収納し、不
図示の仕切り板によって電気的に用紙サイズを検知する
機構を有する。カセット給紙クラッチ211は、用紙カ
セット210に収納された複数の用紙の最上位の用紙一
枚のみを分離し、分離された用紙を不図示の駆動手段に
よって給紙ローラ212までカムの機能により搬送す
る。このカセット給紙クラッチ211は、給紙の度に間
欠的に回転し、1回転に対応して1枚の用紙が給紙され
る。
【0046】レジストシャッタ214は、用紙を押圧す
ることにより給紙を停止させる。給紙ローラ212は、
用紙の先端部をレジストシャッタ214まで搬送する。
【0047】用紙カセット250は、不図示の仕切り板
によって電気的に用紙サイズを検知する機構を有する。
カセット給紙クラッチ253は、用紙カセット250に
収納された複数の用紙の最上位の用紙一枚のみを分離
し、分離された用紙を不図示の駆動手段によって給紙ロ
ーラ256までカムの機能により搬送する。このカセッ
ト給紙クラッチ253は、給紙の度に間欠的に回転し、
1回転に対応して1枚の用紙が給紙される。給紙ローラ
256は、用紙を給紙ローラ212まで搬送する。
【0048】一方、手差し用トレイ219に手差しによ
り載置された用紙は、給紙クラッチ215によってその
先端部がレジストシャッタ214まで搬送される。実際
に給紙をする給紙部として、用紙カセット210、25
0または給紙用トレイ219の中からいずれか1つが選
択される。
【0049】プリンタエンジン部105は、プリンタコ
ントローラ部103と所定の通信プロトコルによって通
信を行い、プリンタコントローラ部103からの指示に
よって、用紙カセット210、用紙カセット250また
は手差し用トレイ219の中から実際の給紙部を決定
し、印字開始指示によって上述のように給紙を開始し
て、用紙をレジストシャッタ214まで搬送する。
【0050】カートリッジ204は、感光ドラム205
及び不図示のトナー保持部を有する。レジストシャッタ
214まで用紙が搬送されると、プリンタコントローラ
部103から送信されたイメージデータに応じて不図示
の半導体レーザがレーザドライバ206によってオン/
オフ駆動され、この半導体レーザから発射されるレーザ
ビームが、回転多面境207により主走査方向へ走査さ
れると共に、反射ミラー208を介して感光ドラム20
5上に導かれた後、結像され、主走査ライン上に潜像が
形成される。
【0051】このレーザビームの発射に同期して、レジ
ストシャッタ214が上方に駆動され、用紙の搬送がレ
ーザビームの副走査に同期する。レーザビームの走査開
始時に配置されたビームディテクタ209は、レーザビ
ームを検出することによって主走査の画像書き出しタイ
ミングを決定するための同期信号を形成し、この同期信
号をプリンタコントローラ部103に送る。
【0052】その後、用紙は、搬送ローラ213によっ
て搬送され、感光ドラム205は不図示のモータによっ
て回転駆動され、結像された画像が現像器220によっ
てトナー像として顕像化された後、用紙上に転写され
る。用紙上に転写されたトナー像は、定着ローラ216
により用紙に加熱定着される。トナー像が加熱定着され
た用紙は、搬送ローラ217を経て、排紙ローラ218
によりプリンタ筐体201の排紙トレイ(不図示)に排
紙される。
【0053】図3は、本実施の第1形態に係る画像形成
装置におけるプリンタコントローラ部103とプリンタ
エンジン部105とのインターフェイス(以下「ビデオ
インターフェイス」と称する)、及びプリンタエンジン
部105の構成を示すブロック図である。本装置は、上
述した従来の画像形成装置に対し、エンジン制御部15
0からプリンタコントローラ部103に送信される/C
CRT信号177を加えた点のみが異なるものであり、
従って同図中、図16と同一の要素には同一の符号を付
してある。
【0054】プリンタエンジン部105には、エンジン
制御部150、用紙サイズ検出部151、給紙部紙有無
検出部152、オプション有無検出部153、用紙搬送
制御部154、光学系制御部155、定着器温度制御部
156、オプション制御部157及びセンサ入力部15
8が含まれる。
【0055】プリンタコントローラ部103は、後述す
る外部機器101との通信、外部機器101からの画像
データの受信を行うほか、受信された画像データを印字
可能な情報に展開すると共に、エンジン制御部150と
の間で各種信号のやり取り及びシリアル通信を行う。エ
ンジン制御部150は、プリンタコントローラ部103
との信号のやり取り、シリアル通信を通じて、プリンタ
エンジン部105の各ユニットを制御する。
【0056】用紙サイズ検出部151は、後述する用紙
カセット内に収納された用紙のサイズを検出し、その検
出情報をエンジン制御部150へ送信する。給紙部紙有
無検出部152は、用紙カセットに用紙が収納されてい
るか否かを検出し、その検出情報をエンジン制御部15
0へ送信する。なお、給紙部紙有無検出部152は、こ
のほかにも手差し、オプションカセットまたは封筒フィ
ーダ(いずれも不図示)の各給紙口における用紙の有無
を検出する。
【0057】用紙搬送制御部154は、用紙の搬送に関
する制御を行う。光学系制御部155は、スキャナモー
タ(不図示)、レーザ光等の光学系に関する制御を行
う。定着器温度制御部156は、不図示の定着器の温度
制御及び異常検出等を行う。オプション制御部157
は、オプションカセット、封筒フィーダ(いずれも不図
示)への動作指示を行う。センサ入力部158は、レジ
スト、排紙、両面印刷、用紙反転時等において、搬送路
内の用紙の有無を検出する。
【0058】エンジン制御部150とプリンタコントロ
ーラ部103とのインターフェイス(以下「ビデオイン
ターフェイス」と称する)については、以下の通り信号
毎に説明する。
【0059】/CPRDY信号170は、プリンタコン
トローラ部プリンタコントローラ部103がエンジン制
御部150と通信できる状態であることを示す信号であ
り、プリンタコントローラ部103からエンジン制御部
150に送信される。/PPRDY信号171は、エン
ジン制御部150がプリンタコントローラ部103と通
信できるスタンバイ状態にあることを示す信号であり、
エンジン制御部150からプリンタコントローラ部10
3に送信される。
【0060】/RDY信号172は、エンジン制御部1
50がプリントできるスタンバイ状態にあることを「T
RUE」で示す信号であり、エンジン制御部150から
プリンタコントローラ部103に送信される。なお、/
RDY信号172は、プリンタエンジン部105がスタ
ンバイ状態でない、すなわち印字不可能状態である場合
は、「FALSE」となる。/PRNT信号173は、
プリンタコントローラ部103がエンジン制御部150
に印字要求を発行するための信号であり、プリンタコン
トローラ部103からエンジン制御部150に送信され
る。
【0061】VSREQ信号174は、エンジン制御部
150がプリンタコントローラ部103に対して垂直同
期信号を要求するための信号であり、エンジン制御部1
50からプリンタコントローラ部103に送信される。
VSYNC信号175は、プリンタコントローラ部10
3がエンジン制御部150に対して出力する垂直同期信
号であり、プリンタコントローラ部103からエンジン
制御部150に送信される。/BD信号176は、水平
同期信号であり、エンジン制御部150からプリンタコ
ントローラ部103に送信される。
【0062】/SCLK信号178は、シリアル通信の
ための同期クロック信号であり、プリンタコントローラ
部103からエンジン制御部150に送信される。/C
MD信号179は、プリンタコントローラ部103がエ
ンジン制御部150にコマンドを指示するための信号で
あり、プリンタコントローラ部103からエンジン制御
部150に送信される。/CBSY信号180は、コマ
ンド出力のためのストローブ信号であり、プリンタコン
トローラ部103からエンジン制御部150に送信され
る。
【0063】/STS信号181は、プリンタエンジン
部105内部のステータスを示す信号であり、プリンタ
コントローラ部103からのコマンドに対する出力とし
て、エンジン制御部150からプリンタコントローラ部
103に送信される。/SBSY信号182は、ステー
タス出力のための信号であり、エンジン制御部150か
らプリンタコントローラ部103に送信される。
【0064】/CCRT(Condition Change Report)
信号177は、プリンタエンジン部105のステータス
のうち、/RDY信号172に直接関与しないステータ
スの内容が変化した場合に、「TRUE」となることに
より、上記ステータス内容の変化(以下「状態変化」と
いう)をプリンタコントローラ部103に報知するため
の信号であり、エンジン制御部150からプリンタコン
トローラ部103に送信される。なお、状態変化がない
ときは、/CCRT信号177は「FALSE」とな
る。/RDY信号172、/CCRT信号177に基づ
くプリンタコントローラ部103による処理については
後述する。
【0065】図4は、プリンタコントローラ部103の
構成を示すブロック図である。プリンタコントローラ部
103は、パネルインターフェイス(I/F)部30
1、ホストインターフェイス(I/F)部302、画像
データ発生部303、ROM(読み出し専用メモリ)3
04、画像メモリ305、エンジンインターフェイス
(I/F)部306、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)307、DMA制御部308、CPU(中央処理装
置)309、EEPROM(電気消去可能ROM)31
0を含む。これらの構成要素は、アドレスバス及びデー
タバスを持つシステムバス311によって互いにアクセ
スが可能なように接続されている。
【0066】パネルインターフェイス部301は、パネ
ルインターフェイス部301に接続されたパネル部10
4とのデータ通信によって、操作者からの諸設定、指示
をパネル部104から受け取る。ホストインターフェイ
ス部302は、ホストインターフェイス部302に接続
された外部機器101と信号を送受信する際の入出力部
である。エンジンインターフェイス部306は、エンジ
ンインターフェイス部306に接続されたプリンタエン
ジン部105と信号を送受信する際の入出力部であり、
不図示の出力バッファレジスタからデータ信号の送信を
行うと共に、プリンタエンジン部105との通信制御
(図3における/CPRDY信号170〜/SBSY信
号182に係る信号線の検知及びドライブ)を行う。
【0067】CPU309は、ROM304に格納され
た制御コードに基づいて、プリンタコントローラ部10
3全体の制御を司る。その際、RAM307が一時記憶
用のワークエリアとして使用される。
【0068】画像データ発生部303は、外部機器10
1から送信される制御コードデータに基づいて、実際に
印字するためのビットマップデータを発生させる。
【0069】画像メモリ305は、そのビットマップデ
ータとしての画像データを格納する。EEPROM31
0は不揮発性のメモリである。DMA制御部308は、
CPU309の指示により、画像メモリ305内のビッ
トマップデータを、エンジンインターフェイス部306
に転送する。
【0070】図5は、ページテーブルの構造を示す概念
図である。ここで、ページテーブルとは、CPU309
がページを論理的に認識するためのテーブルであり、R
AM307内の制御情報格納領域に連続領域として格納
され、不図示の管理機能部によって獲得、解放される。
【0071】同図中、「ページ番号」はページの各々に
付される番号であり、「ラスタポインタ」は、画像メモ
リ305中の1ページ分の領域の先頭ポインタである。
CPU309は、電源投入後の初期化の際に、画像メモ
リ305中の所定領域をページ毎に分割し、この分割さ
れた領域を「ラスタポインタ」にリンクさせる。
【0072】「状態フラグ」は、ページの状態を示すフ
ラグであり、「状態フラグ」には、同図下欄に示すよう
に、「展開終了フラグ」、「印字開始フラグ」、「排紙
終了フラグ」及び「解放中フラグ」がある。
【0073】「排紙モード」は、給紙部の決定指示に係
るものであり、「給紙モード」には、不図示の「自動給
紙」、「カセット1(カセット210)給紙」、「カセ
ット2(カセット250)給紙」及び「MP(多目的)
トレイ給紙」がある。ここで「自動給紙」は、用紙が収
納されている給紙部の中から所望の用紙サイズと一致す
る用紙に係る給紙部を、所定の優先順位に従って検索、
決定するモードである。
【0074】「要求用紙サイズ」は、プリンタエンジン
部105に対して給紙を依頼する用紙サイズの数値であ
る。
【0075】なお、ページテーブルは、後述する解析展
開タスク、ページ操作タスク、エンジン監視タスクによ
って参照または更新される。
【0076】図6は、エンジン状態テーブルの構造を示
す概念図である。ここで、エンジン状態テーブルとは、
プリンタコントローラ部103において把握されている
プリンタエンジン部105の状態であり、RAM307
内に格納される。このエンジン状態テーブルは、プリン
タエンジン部105の実際の状態とは必ずしも同一では
なく、後述するエンジン監視タスクの処理によって、所
定のタイミングでプリンタエンジン部105の状態が反
映されることにより更新される。この反映、更新をもっ
て、エンジン監視タスクによるプリンタエンジン部10
5の状態認識が行われたことになる。
【0077】同図中、「/RDY状態」は、/RDY信
号172の状態を反映するフラグであり、エンジン監視
タスクが/RDY信号172の「FALSE」を検知し
ている間、「FALSE」となる。
【0078】「/CCRT状態」は、/CCRT信号1
77の状態を反映するフラグであり、エンジン監視タス
クによって実際の/CCRT信号177の状態が反映さ
れる。なお、後述するように、エンジン監視タスクが/
CCRT信号177の「TRUE」を検知し、プリンタ
エンジン部105の状態を所定のシリアル通信によって
獲得することにより、/CCRT信号177が「FAL
SE」にリセットされる。
【0079】「給紙段数」は、オプションカセットユニ
ットの装着状態を反映したものであり、選択可能な給紙
段数を示す。
【0080】「カセット1紙有無」、「カセット2紙有
無」は、用紙カセット210、用紙カセット250のそ
れぞれにおける用紙の有無を示す。「カセット1紙サイ
ズ」、「カセット2紙サイズ」は、用紙カセット21
0、用紙カセット250のそれぞれに収納されるべき用
紙のサイズを示す。
【0081】この収納されるべき用紙サイズは、不図示
のダイヤルで操作者により設定されるが、設定されたサ
イズと同一サイズの用紙が用紙カセット210、250
のそれぞれに正規に収納されたことを前提として、各用
紙カセットに係る用紙サイズが認識される。
【0082】なお、エンジン状態テーブルも、解析展開
タスク、ページ操作タスク、エンジン監視タスクにより
参照または更新される。
【0083】図7は、本実施の形態に係る画像形成装置
におけるデータの流れを示す図である。CPU309の
制御に係る制御コードは、不図示のシステムクロックに
よってタスクと称されるロードモジュールの単位に時分
割制御するOS(オペレーティング・システム)と、機
能単位に動作する複数のロードモジュールによって構成
されるものとする。
【0084】タスクには、解析展開タスク、ページ操作
タスク及びエンジン監視タスクがあり、これは論理的に
並行動作するものとする。
【0085】まず、外部機器101からホストインター
フェイス部302に入力される印字データ(制御コー
ド、PDL(ページ記述言語)等)等のデータは、ホス
トインターフェイス部302に所定のブロック単位で格
納される。解析展開タスクは、ホストインターフェイス
部302にデータが格納されたことを検出すると、ホス
トインターフェイス部302から前述したページテーブ
ルを獲得する。そして、上記所定のブロックの1単位毎
にデータを解析し、そのデータが画像データ、すなわち
画像形成情報(PDLの図形描画命令、文字コード等)
である場合は、画像データ発生部303を用いて、また
はCPU309自身によりイメージ展開を行う。また、
その解析されたデータがプリンタエンジン部105に対
する制御情報(コピー枚数、給紙選択等)である場合
は、ページテーブルに格納する。1ページ分のデータの
解析展開が終了した後は、前述した「状態フラグ」のう
ちの「展開終了フラグ」を「TRUE」にして、FIF
O(先入れ先出し)構造のページキューに上記ページテ
ーブルをエンキューする。なお、解析展開タスクに係る
処理は、図8を用いて後述する。
【0086】ページ操作タスクは、ページキュー中の全
てのページの「状態フラグ」を同時監視し、監視された
状態に応じて用紙搬送手順を変更して印字を実行する。
この際、給紙部等の設定は、エンジンインターフェイス
部306によってプリンタエンジン部105に対して実
際に行われる。「状態フラグ」のうちの「排紙終了フラ
グ」が「TRUE」となったページテーブルは、ページ
キューからデキューされ、不図示のページ管理機能部に
戻される。なお、ページ操作タスクに係る処理は、図9
を用いて後述する。
【0087】エンジン監視タスクは、プリンタエンジン
部105とエンジンインターフェイス部306を介して
所定の周期で通信を行い、ページの状態が変化する要因
が発生した場合に「状態フラグ」を更新する。また、/
RDY信号172を監視し、/RDY信号172が「T
RUE」から「FALSE」に変化した場合は、プリン
タエンジン部105の状態を「エラー発生中」とすると
共に、エラーの解除を監視する。さらに、/RDY信号
172及び/CCRT信号177を監視し、監視された
状態に応じて所定の手順で処理を実行して、エンジン状
態テーブルを更新する。なお、エンジン監視タスクに係
る処理は、図10を用いて後述する。
【0088】なお、上述のようにパネル部104からの
動作モード指定(コピー枚数、給紙部選択部等の指定)
に係る情報は、パネルインターフェイス部301に一旦
格納される。ここで、不図示のプリンタ制御タスクは、
適当な間隔によってパネルインターフェイス部301を
巡回監視し、パネルインターフェイス部301にデータ
が存在する場合は、そのデータをEEPROM310に
格納する。これにより、レーザビームプリンタ102の
電源を一旦オフにした後でも、ユーザの所望するモード
にてレーザビームプリンタ102を再度動作させること
が可能になる。
【0089】図8は、本実施の第1形態に係る画像形成
装置における解析展開タスクに係るデータ解析展開処理
の制御手順を示すフローチャートである。本処理は、C
PU309により実行される。
【0090】レーザビームプリンタ102の電源がオン
である場合に解析展開タスクが起動されると、まずホス
トインターフェイス部302へのデータ受信有無の問い
合せ、及び画像メモリ305内の領域の空き状態の問い
合せを、適当な周期で行い、データがホストインターフ
ェイス部302に存在し、且つ画像メモリ305に空き
領域があるか否かを判別する(ステップS801)。
【0091】その判別の結果、データがホストインター
フェイス部302に存在し、且つ画像メモリ305に空
き領域がある場合にのみステップS802へ進む一方、
それ以外の場合はステップS801の判別を継続する。
【0092】ステップS802では、ページテーブルを
獲得し、ホストインターフェイス部302に所定のブロ
ック単位で格納された1ブロック分のデータを、RAM
307内におけるCPU309用の作業領域に読み込
む。
【0093】続くステップS803では、読み込まれた
データが制御情報であるか否かを判別し、制御情報でな
い場合、すなわち画像データである場合は、その画像デ
ータを展開する(ステップS804)。この画像データ
の展開は、画像データ発生部303に依頼することによ
って、またはCPU309自身によって行われ、展開さ
れた画像データは画像メモリ305の所定領域に格納さ
れる。
【0094】続くステップS805では、1ブロック分
の解析処理が終了したか否かを判別し、終了していない
場合は前記ステップS803へ戻る一方、終了した場合
は、ページ終了コードを検知したか否かを判別する(ス
テップS806)。その判別の結果、ページ終了コード
を検知していない場合は前記ステップS802へ戻る一
方、ページ終了コードを検知した場合は、前述したOS
に依頼することによってページ操作タスクを起動し、上
記獲得されたページテーブルをページキューにエンキュ
ーし(ステップS807)、前記ステップS801へ戻
る。
【0095】一方、前記ステップS803の判別の結
果、読み込まれたデータが制御情報である場合は、その
制御情報がジョブ終了制御コードであるか否かを判別す
る(ステップS808)。その判別の結果、ジョブ終了
制御コードでない場合は、そのデータを所定の変換処理
を経てページテーブルに格納し(ステップS809)、
ステップS805へ進む。
【0096】一方、前記ステップS808の判別の結
果、制御情報がジョブ終了制御コードである場合は、所
定のジョブ終了処理を実行して(ステップS810)、
前記ステップS801へ戻る。
【0097】図9は、本実施の第1形態に係る画像形成
装置におけるページ操作タスクに係るページ操作処理の
制御手順を示すフローチャートである。本処理は、CP
U309により実行される。
【0098】レーザビームプリンタ102の電源がオン
である場合にページ操作タスクが起動されると、まずペ
ージキューを所定周期で監視することにより、ページキ
ューにページが存在するか否かを判別し(ステップS9
01)、存在しない場合はこの判別を継続する一方、ペ
ージが存在する場合は、印字すべきページテーブルの制
御情報を実際にプリンタエンジン部105に設定する
(ステップS902)。
【0099】続くステップS903では、印字モードが
「自動給紙モード」であるか否かを判別する。その判別
の結果、「自動給紙モード」である場合は、プリンタエ
ンジン部105に現在設定されている給紙部に、ページ
テーブルの「要求用紙サイズ」に合致するサイズの用紙
が収納されているか否かを判別する(ステップS90
4)。その判別の結果、合致するサイズの用紙が収納さ
れていない場合は、エンジン状態テーブルにおける「/
CCRT状態」が「FALSE」であるか否かを判別し
(ステップS905)、「/CCRT状態」が「TRU
E」である間は、この判別を継続する一方、「/CCR
T状態」が「FALSE」となった場合(エンジン監視
タスクがプリンタエンジン部105の状態を所定のシリ
アル通信によって獲得することにより「FALSE」と
なる)は、ステップS906に進み、エンジン状態テー
ブルの「カセット1紙有無」、「カセット1紙サイズ」
等とページテーブルの「要求用紙サイズ」とに従って所
定の処理により給紙部を検索して、検索された給紙部を
確定した給紙部としてプリンタエンジン部105に設定
する(ステップS907)。
【0100】一方、前記ステップS903で印字モード
が「自動給紙モード」でない場合、及び前記ステップS
904で、「要求用紙サイズ」に合致するサイズの用紙
が収納されている場合は、いずれも直ちにステップS9
07へ進む。
【0101】この場合は、ステップS907における給
紙部の設定は必要に応じて行い、例えば印字モードが
「自動給紙モード」でないときは、ページテーブルの
「給紙モード」の給紙部をプリンタエンジン部105に
設定する。
【0102】続くステップS908では、エンジン状態
テーブルの「/RDY状態」が「TRUE」であるか否
かを判別し、「FALSE」である場合はこの判別を継
続する。「/RDY状態」が「TRUE」となった場合
は、印字を実行し(ステップS909)、次に印字すべ
きページテーブルを参照すべく、前記ステップS901
へ戻る。
【0103】図10は、本実施の第1形態に係る画像形
成装置におけるエンジン監視タスクに係るエンジン監視
処理の手順を示すフローチャートである。本処理はCP
U309により実行される。
【0104】レーザビームプリンタ102の電源がオン
である場合に、エンジン監視タスクが起動されると、以
下の処理が周期的に繰り返し実行される。レーザビーム
プリンタ102が印字中であるとして、用紙搬送状況が
変化したか否かをプリンタエンジン部105に問い合わ
せることにより判別する(ステップS1001)。その
判別の結果、用紙搬送状況が変化した場合は、該当する
ページのページテーブルにおける「状態フラグ」を更新
し(ステップS1002)、ステップS1003へ進む
一方、用紙搬送状況に変化がない場合は、直ちにステッ
プS1003へ進む。
【0105】続くステップS1003では、/RDY信
号172を照会し、エンジン状態テーブルの「/RDY
状態」へ反映させると共に、/RDY信号172が「F
ALSE」であるか否かを判別する。その判別の結果、
「FALSE」である場合は、ステップS1004に進
み、以下の処理を実行する。
【0106】すなわち、/RDY信号172が「FAL
SE」となった場合はプリンタエンジン部105のステ
ータスの情報を読み取りにいく。その際、/CCRT信
号177も参照し、/CCRT信号177が「FALS
E」である場合には、まずミスプリント、ウェイト、ス
リープ、オペレータコール等の内容のステータスをチェ
ックし、その結果に応じて、各ビットに応じた下位のス
テータスを参照し、詳細な状態を確認する。さらに、そ
の後、所定の解除待ち処理を実行する。この解除待ち処
理では、給紙部の再選択、ジャムリカバリ、ドアクロー
ズ等の所定のエラー解除処理が操作者によりなされ、/
RDY信号172は再び「TRUE」となるまでウェイ
トし、「TRUE」となった後、ステップS1005へ
進む。
【0107】一方、前記ステップS1003で/RDY
信号172が「TRUE」である場合は直ちにステップ
S1005へ進む。
【0108】続くステップS1005では、/CCRT
信号177を照会し、エンジン状態テーブルの「/CC
RT状態」へ反映させると共に、/CCRT信号177
が「TRUE」か否かを判別する。その判別の結果、/
CCRT信号177が「TRUE」である場合は、ステ
ップS1006へ進み、以下の処理を実行する。
【0109】すなわち、/CCRT信号177が「TR
UE」となった場合は、まず用紙サイズの変更、給紙部
紙有無の変更、給紙部機能の変更、警告内容の変更等の
内容のステータス情報をシリアル通信によって読み取
り、変化したステータスの種類を認識し、該当する種類
のステータスを順次読み取ることにより、詳細な状態を
認識する。認識された状態は、エンジン状態テーブルの
該当する部分に反映され、これによりエンジン状態テー
ブルが更新される。
【0110】例えば、カセット210の用紙が無いこと
がプリンタエンジン部105で検知されると、プリンタ
エンジン部105はその内部状態を「カセット210紙
無し」とすると共に、/CCRT信号177を「TRU
E」にする。/CCRT信号177が「TRUE」にな
ることにより、これをトリガとして、プリンタコントロ
ーラ部103がプリンタエンジン部105とシリアル通
信を行い、エンジン監視タスクが「カセット1紙有無」
を「FALSE」にする。これによって、カセット21
0の用紙有無の状態の変化、すなわち用紙が無くなった
ことをプリンタコントローラ部103が認識する。
【0111】さらに、プリンタエンジン部105の状態
を認識した後、/CCRT信号177をリセットする。
すなわち、エンジン制御部150は末端のステータス変
化、例えば用紙サイズの変更、用紙有無の変化、給紙部
機能の変化、警告状態の変化等を常時チェックし、いず
れかの変化があった場合には、その上位に該当する状態
変化ステータスに変化があったことを「1」で示す変化
フラグを「1」にセットすると共に、ハード信号である
/CCRT信号177を「TRUE」にする。その後、
プリンタコントローラ部103からのステータス要求コ
マンドを受信し、状態変化ステータスがプリンタコント
ローラ部103に読み込まれたことをもって、/CCR
T信号177を「FALSE」にリセットする。
【0112】以上のようなステップS1006の処理
後、及びステップS1005で/CCRT信号177が
「FALSE」であった場合は、いずれも前記ステップ
S1001へ戻る。
【0113】本実施の第1形態によれば、/CCRT信
号177の変化をプリンタエンジン部105に対する状
態照会のトリガとすることができ、このトリガ発生(/
CCRT信号177が「TRUE」になること)時以外
はプリンタエンジン部105とプリンタコントローラ部
103との間のシリアル通信を行う必要がなくなる。例
えば、給紙部の検索時に実際にシリアル通信により給紙
部の状態を照会する必要がなくなる。従って、処理上の
オーバーヘッドを低減でき、プリンタコントローラ部1
03としての本来の処理能力を画像描画処理により多く
振り向けることができるため、プリンタエンジン部10
5の印字処理性能を最大限に引き出すことが容易とな
り、スループットの向上、通信の高速化を図ることがで
きる。また、エンジン制御部150の負担を軽減でき
る。
【0114】(実施の第2形態)以下に、本発明の実施
の第2形態に係る画像形成装置を説明する。本装置は、
その構成が実施の第1形態に係る画像形成装置と基本的
に同一であり、/CCRT信号177に割り当てるステ
ータスを予め指定する点が実施の第1形態に係る画像形
成装置と異なる。従って、本実施の第2形態に係る画像
形成装置において、構成に関しては図1〜図4の通りで
あり、ページテーブルに関しては図5の通りである。エ
ンジン状態テーブルに関しては図6に代えて図11に示
され、データの流れに関しては図7の通りである。ま
た、解析展開タスクに関しては図8の通りであり、ペー
ジ操作タスクに関しては図9の通りである。ただし、エ
ンジン監視タスクに関しては、図10に代えて、図12
に示される。なお、図11及び図12において、実施の
第1形態に係る要素と同一の要素には、同一符号を付し
てある。
【0115】また、本実施の第2形態における/CCR
T信号177は、/RDY信号172に直接関与しない
ステータスの内容のうち、プリンタコントローラ部10
3から所定のシリアル通信を用いたコマンドによって、
予め指定された項目が変化した場合に「TRUE」とな
ることにより、上記変化の事実を報知する信号であると
する。
【0116】図11は、本実施の第2形態に係る画像形
成装置におけるコントローラ状態テーブル及びエンジン
状態テーブルの構造を示すブロック図である。これらの
テーブルは、いずれもRAM307に格納される。
【0117】同図中、コントローラ状態テーブルとは、
プリンタコントローラ部103の動作状態を格納するテ
ーブルであり、ユーザの視点からみると、レーザビーム
プリンタ102全体の状態が格納されたテーブルといえ
る。この中において、「システム状態」には、不図示の
「初期化中」、「アイドル中」、「印字中」、「省電力
待機中」がある。なお、同図におけるエンジン状態テー
ブルは、図6で説明した通りである。
【0118】図12は、本実施の第2形態に係る画像形
成装置におけるエンジン監視タスクに係るエンジン監視
処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、C
PU309により実行される。
【0119】レーザビームプリンタ102の電源がオン
である場合に、このエンジン監視テーブルが起動される
と、ステップS1201で、上記図11の「システム状
態」を参照し、参照された状態に応じてプリンタエンジ
ン部105のステータスのうち/CCRT信号177の
対象となる、すなわち割り当てられるステータスを決定
し、そのステータスをプリンタエンジン部105に実際
に設定する。
【0120】続くステップS1202〜ステップS12
07では、図10のステップS1001〜ステップS1
006と同様の処理を実行する。
【0121】図13は、図12のステップS1201に
て/CCRT信号177に割り当てられるステータスを
表にして示したものである。この内容は、ROM304
に制御コードと共に格納されている。
【0122】同図では、例えばアイドル中には用紙有無
や用紙サイズ等が、印字処理中には用紙有無がそれぞれ
/CCRT信号177の対象となる。従って、例えばプ
リンタコントローラ部103が印字処理中に、/CCR
T信号177が「TRUE」になった場合は、直ちに
「用紙無し」であると認識できるため、無駄なシリアル
通信によるステータス検索を行う必要がなくなる。
【0123】本実施の第2形態によれば、実施の第1形
態と同様の効果を得られることに加え、プリンタコント
ローラ部103の動作状況に応じて/CCRT信号17
7に割り当てるステータスを指定することによって、そ
の指定された事項に関してはシリアル通信をすることな
く状態認識が可能となる。また、/CCRT信号177
を状況に応じて使い分けることにより、プリンタコント
ローラ部103の信号線数低減によるコスト低減を図り
つつ、状態認識の高速化等、最小の信号線数で最大の情
報効率を得ることが可能となる。
【0124】なお、図13の内容をROM304ではな
く、RAM307にプリンタ状態テーブルの要素として
格納するようにしてもよい。
【0125】この場合には、電源投入時に不図示のプリ
ンタ制御タスクによってROM304から初期値をロー
ドされるものとする。プリンタ制御タスクは、パネル部
104との論理レベルでの通信の他に、プリンタコント
ローラ部103におけるロードモジュールの動作を統合
的に管理するものである。
【0126】さらに、パネル部104、外部機器101
からの所定の制御命令によって図13の内容を変更可能
なように構成する。これにより、例えば省電力待機状態
時に/CCRT信号117に割り当てるステータスを、
パネル部104または外部機器101からの指示によっ
て設定でき、ユーザは、省電力待機状態から他の状態
(通常はアイドル状態)へ移行する条件を容易に決定す
ることができる。
【0127】(実施の第3形態)以下に、本発明の実施
の第3形態に係る画像形成装置を説明する。本装置は、
その構成が実施の第1形態に係る画像形成装置と基本的
に同一であり、/CCRT信号177に割り当てるステ
ータスを選択指定する点が実施の第1形態に係る画像形
成装置と異なる。従って、本実施の第3形態に係る画像
形成装置において、構成に関しては図1〜図4の通りで
あり、ページテーブルに関しては図5の通りである。エ
ンジン状態テーブルに関しては図6に代えて図14に示
され、データの流れに関しては図7の通りである。ま
た、解析展開タスクに関しては図8の通りであり、ペー
ジ操作タスクに関しては図9の通りである。ただし、エ
ンジン監視タスクに関しては、図10に代えて、図15
に示される。なお、図14及び図15において、実施の
第1形態に係る要素と同一の要素には、同一符号を付し
てある。
【0128】本実施の第3形態において、エンジン制御
部150は、従来/RDY信号172に直接関与してい
たステータス(例えば紙ジャム)を含むステータスの変
化を、/CCRT信号177または/RDY信号172
のいずれによって報知するかを選択指定できるものとす
る。さらに、/CCRT信号177に割り当てられたス
テータスについて、たとえ変化が生じたとしても、印字
が可能である限り、/RDY信号172を「TRUE」
に保つようにする。
【0129】図14は、本実施の第3形態に係る画像形
成装置におけるエンジン状態テーブルの構成を示すブロ
ック図である。同図中、エンジン状態テーブルのうちの
「カセット1ジャム」は、カセット210に係る用紙搬
送経路にて紙ジャムが発生した場合に「TRUE」とな
り、「カセット2ジャム」は、カセット250に係る用
紙搬送経路にて紙ジャムが発生した場合に「TRUE」
となる。なお、「カセット1ジャム」及び「カセット2
ジャム」の双方が「TRUE」であっても、手差し用ト
レイ219からの給紙により、印字は可能である。な
お、エンジン状態テーブルのその他の部分は、図6で説
明した通りである。
【0130】図15は、本実施の第3形態に係る画像形
成装置におけるエンジン監視タスクに係るエンジン監視
処理の制御手順を示すフローチャートである。本処理
は、CPU309により実行される。
【0131】レーザビームプリンタ102の電源がオン
である場合に、エンジン監視タスクが起動されると、
「ジャムステータス」を/CCRT信号177に割り当
てる(ステップS1501)。
【0132】続くステップS1502〜ステップS15
07では、図10のステップS1001〜ステップS1
006と同様の処理を実行する。ただし、ステップS1
507においては、「カセット1ジャム」及び「カセッ
ト2ジャム」の反映、更新、リセットも他のステータス
の場合と同様に行われる。
【0133】本実施の第3形態によれば、例えば用紙カ
セット210に係る給紙経路における「紙ジャム」に係
るステータスを/RDY信号172に関与させることを
止め、/CCRT信号177に割り当てるようにすれ
ば、「紙ジャム」発生によっては/RDY信号172が
「FALSE」とならないため、印字は直ちには中断さ
れない。その際、カセット250に係る給紙経路による
印字が可能であるならば(用紙サイズ等の条件が合致す
るならば)、給紙経路を自動給紙選択機能により用紙カ
セット250に係る給紙経路へ切り換えることにより、
印字を続行できる。従って、自動給紙選択機能を円滑に
作動させることができる。
【0134】また、「紙ジャム」の発生については、給
紙経路全体において認識するほか、給紙口付近、用紙カ
セット210からレジストシャッタ214付近まで、ま
たはある特定の経路に限って個別に認識するようにして
もよい。その場合、「紙ジャム」が発生した部分につい
て代替経路があるならば、その代替経路を活用するよう
にしてもよい。
【0135】なお、/RDY信号172ではなく/CC
RT信号177に割り当てられるステータスは「紙ジャ
ム」に限らず、その他のステータスでもよい。
【0136】なお、実施の第1、第2、第3形態におい
て、図5のページテーブルにおける「状態フラグ」を、
/CCRT信号177が「TRUE」になったことをト
リガとしてエンジン監視状態によって更新するようにし
てもよい。さらに、不図示のプリンタ制御タスクがこの
更新された「状態フラグ」の内容を、ホストインターフ
ェイス部302を介して外部機器101に所定の方法に
より通知するようにする。これにより、プリンタエンジ
ン部105において実際に搬送されている用紙の動き、
状態を、リアルタイムで外部機器101に通知すること
ができる。従って、外部機器101によるモニタリング
が実現される。なお、この通知はパネル部104に対し
て行い、パネル部104が用紙の動き、状態を可視表示
するようにしてもよい。
【0137】また、実施の第1、第2、第3形態におい
て、画像形成装置の一例としてレーザビームプリンタ1
02を挙げたが、これに限るものではない。すなわち、
いわゆる印字プロセスを制御するユニットと画像展開等
の各種処理を制御するユニットとが分離した形態の装置
であればよく、インクジェットプリンタ、ファクシミ
リ、複写機、またはこれらの複合機でもよい。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る画像形成装置、請求項13に係る画像形成方法ま
たは請求項18に係る画像形成システムによれば、画像
形成部の所定の状態が変化したことを示す変化信号が生
成され、該生成された変化信号が受容され、該生成され
た変化信号が受容された場合にのみ前記所定の状態が認
識されるので、変化信号が発生しない限りシリアル通信
等による状態認識を行う必要がなくなり、処理上のオー
バーヘッド低減による通信の高速化及び制御部の負担軽
減化を低コストで図ることができる。
【0139】本発明の請求項4に係る画像形成装置また
は請求項16に係る画像形成方法によれば、前記所定の
状態のうち、変化信号生成の対象となる状態が指定され
るので、必要な要因のみを指定することにより、無駄な
シリアル通信等による状態認識を行う必要がなくなり、
最小の信号線数で最大の情報効率を得ることができる。
【0140】本発明の請求項5に係る画像形成装置によ
れば、前記変化信号が生成される状態は、当該画像形成
装置の操作部及び当該画像形成装置に接続された外部装
置の少なくとも一方により指定されるので、自由度をよ
り向上できる。
【0141】本発明の請求項6に係る画像形成装置によ
れば、前記変化信号が生成される状態は、前記画像形成
部の動作状況に応じて指定されるので、無駄なシリアル
通信等による状態認識を、より個別的に回避できる。
【0142】本発明の請求項7に係る画像形成装置また
は請求項17に係る画像形成方法によれば、前記認識さ
れた所定の状態が通知されるので、所定の状態をリアル
タイムで認識できる。
【0143】本発明の請求項8に係る画像形成装置によ
れば、前記認識された所定の状態が、可視表示及び外部
装置への送信の少なくとも一方により通知されるので、
外部装置から所定の状態をリアルタイムで認識できる。
【0144】本発明の請求項9に係る画像形成装置によ
れば、当該画像形成装置における用紙搬送状態の不良が
認識された場合は、用紙搬送経路が他の用紙搬送経路に
切り換えられるので、他の用紙搬送経路を代替経路とし
て印字を継続でき、自動給紙選択機能の作動を円滑にで
きる。
【0145】本発明の請求項10に係る画像形成装置に
よれば、前記生成された変化信号がリセットされるの
で、使用勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る画像形成装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】同装置の断面図である。
【図3】同装置におけるプリンタコントローラ部の構
成、プリンタエンジン部の構成、及びこれらのインター
フェイスを示すブロック図である。
【図4】同装置におけるプリンタコントローラ部の詳細
構成を示すブロック図である。
【図5】同装置のRAM内に格納されるページテーブル
の構造を示す概念図である。
【図6】同装置のRAM内に格納されるエンジン状態テ
ーブルの構造を示す概念図である。
【図7】同装置におけるデータの流れを示す図である。
【図8】同装置における解析展開タスクに係る解析展開
処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】同装置におけるページ操作タスクに係るページ
操作処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】同装置におけるエンジン監視タスクに係るエ
ンジン監視処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の第2形態に係る画像形成装置
のRAM内に格納されるエンジン状態テーブル及びコン
トローラ状態テーブルの構造を示す概念図である。
【図12】同装置におけるエンジン監視タスクに係るエ
ンジン監視処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】図12の処理におけるステップ1201で/
CCRT信号に割当てらるステータスの一覧表を示す図
である。
【図14】本発明の実施の第3形態に係る画像形成装置
のRAM内に格納されるエンジン状態テーブルの構造を
示す概念図である。
【図15】同装置におけるエンジン監視タスクに係るエ
ンジン監視処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】従来の画像形成装置におけるプリンタコント
ローラ部の構成、プリンタエンジン部の構成、及び両者
間のインターフェイスを示すブロック図である。
【符号の説明】
101 外部機器 102 レーザビームプリンタ 103 プリンタコントローラ部 104 パネル部 105 プリンタエンジン部 150 エンジン制御部 151 用紙サイズ検出部 152 給紙部紙有無検出部 154 用紙搬送制御部 303 画像データ発生部 304 ROM(読し出し専用メモリ) 305 画像メモリ 306 エンジンインターフェイス部 307 RAM(ランダムアクセスメモリ) 309 CPU(中央処理装置)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する画像形成部の状態に基づ
    いて該画像形成部を制御する画像形成装置において、 前記画像形成部の所定の状態が変化したことを示す変化
    信号を生成する生成手段と、該生成手段により生成され
    た変化信号を受容する受容手段と、前記生成手段により
    生成された変化信号が前記受容手段により受容された場
    合にのみ前記所定の状態を認識する認識手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の状態は、前記受容手段による
    画像形成部とのシリアル通信により認識されることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の状態は、前記画像形成部の給
    紙部に収納された用紙のサイズの状態、前記画像形成部
    の給紙部における用紙の有無の状態、当該画像形成装置
    の消費電力節約状態、前記画像形成部における画像形成
    状態、及び当該画像形成装置における用紙搬送状態の少
    なくとも一つであることを特徴とする請求項1または2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の状態のうち、前記生成手段に
    よる変化信号生成の対象となる状態を指定する指定手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記生成手段により変化信号が生成され
    る状態は、当該画像形成装置の操作部及び当該画像形成
    装置に接続された外部装置の少なくとも一方により指定
    されることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記生成手段により変化信号が生成され
    る状態は、前記画像形成部の動作状況に応じて指定され
    ることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記認識手段により認識された所定の状
    態を通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記通知手段は、前記認識された所定の
    状態を可視表示する可視表示手段及び前記認識された所
    定の状態を当該画像形成装置に接続された外部装置に送
    信する送信手段の少なくとも一方を備えたことを特徴と
    する請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記認識手段により当該画像形成装置に
    おける用紙搬送状態の不良が認識された場合は、用紙搬
    送経路を他の用紙搬送経路に切り換える切り換え手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記生成手段により生成された変化信
    号をリセットするリセット手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記リセット手段によるリセットは、
    前記認識手段が前記所定の状態を認識した後になされる
    ことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成部は、電子写真方式によ
    り画像を形成するプリンタエンジンを含むことを特徴と
    する請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 画像を形成する画像形成部の状態に基
    づいて該画像形成部を制御する画像形成方法において、 前記画像形成部の所定の状態が変化したことを示す変化
    信号を生成する生成工程と、該生成工程において生成さ
    れた変化信号を受容する受容工程と、前記生成工程にお
    いて生成された変化信号が前記受容工程において受容さ
    れた場合にのみ前記所定の状態を認識する認識工程とを
    含むことを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記所定の状態は、前記受容工程によ
    る画像形成部とのシリアル通信において認識されること
    を特徴とする請求項13記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 前記所定の状態は、前記画像形成部の
    給紙部に収納された用紙のサイズの状態、前記画像形成
    部の給紙部における用紙の有無の状態、当該画像形成方
    法の消費電力節約状態、前記画像形成部における画像形
    成状態、及び当該画像形成方法における用紙搬送状態の
    少なくとも一つであることを特徴とする請求項13また
    は14記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 前記所定の状態のうち、前記生成工程
    による変化信号生成の対象となる状態を指定する指定工
    程を含むことを特徴とする請求項13〜15のいずれか
    1項に記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 前記認識工程において認識された所定
    の状態を通知する通知工程を含むことを特徴とする請求
    項13〜16のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 画像を形成する画像形成手段、及び該
    画像形成手段の所定の状態が変化したことを示す変化信
    号を生成する生成手段を備えた画像形成部と、前記生成
    手段により生成された変化信号を受容する受容手段、前
    記生成手段により生成された変化信号が前記受容手段に
    より受容された場合にのみ前記所定の状態を認識する認
    識手段、及び該認識手段により認識された所定の状態に
    基づいて前記画像形成部を制御する制御手段を備えた制
    御部とから構成されることを特徴とする画像形成システ
    ム。
JP12083996A 1996-04-19 1996-04-19 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム Expired - Fee Related JP3559650B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12083996A JP3559650B2 (ja) 1996-04-19 1996-04-19 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム
US08/840,812 US5940653A (en) 1996-04-19 1997-04-16 Control over image formation based on change in status of image formation means
EP97106399A EP0802502B1 (en) 1996-04-19 1997-04-17 Control over image formation based on change in status of image formation means
DE69723145T DE69723145T2 (de) 1996-04-19 1997-04-17 Auf die Änderung vom Zustand des Bilderzeugungsgerätes aufgebaute Bilderzeugungskontrolle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12083996A JP3559650B2 (ja) 1996-04-19 1996-04-19 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09277667A true JPH09277667A (ja) 1997-10-28
JP3559650B2 JP3559650B2 (ja) 2004-09-02

Family

ID=14796244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12083996A Expired - Fee Related JP3559650B2 (ja) 1996-04-19 1996-04-19 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5940653A (ja)
EP (1) EP0802502B1 (ja)
JP (1) JP3559650B2 (ja)
DE (1) DE69723145T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3517527B2 (ja) * 1996-08-23 2004-04-12 キヤノン株式会社 プリンタ制御装置及びプリンタの制御方法
KR19990059663A (ko) * 1997-12-31 1999-07-26 윤종용 인쇄 속도를 빠르게 하는 방법
JP3834410B2 (ja) * 1998-02-16 2006-10-18 株式会社沖データ 画像記録装置
US6665089B1 (en) * 1998-04-10 2003-12-16 Intermec Ip Corp. Control system and method for a portable electronic printer
JP4174140B2 (ja) 1998-09-21 2008-10-29 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法及び記憶媒体
JP3710306B2 (ja) 1998-12-10 2005-10-26 キヤノン株式会社 印刷装置、および印刷装置の制御方法
JP3559724B2 (ja) * 1999-06-24 2004-09-02 キヤノン株式会社 画像形成装置と該画像形成装置の制御方法
JP4436445B2 (ja) * 2000-11-17 2010-03-24 キヤノン株式会社 在庫管理システム、在庫管理方法及びプログラム
US6819907B2 (en) * 2002-05-30 2004-11-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method
US8437020B2 (en) * 2004-05-13 2013-05-07 Sharp Laboratories Of America, Inc. System and method for printer emulation
JP2006095828A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Seiko Epson Corp 画像形成装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4930087A (en) * 1987-08-10 1990-05-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
US4999654A (en) * 1988-11-14 1991-03-12 Ricoh Company, Ltd. Image forming system
JP3121002B2 (ja) * 1990-07-06 2000-12-25 株式会社リコー プリンタシステム、プリンタおよび外部装置
EP1225483A3 (en) * 1991-04-18 2002-08-28 Canon Kabushiki Kaisha Machine managing apparatus
JP3101343B2 (ja) * 1991-06-03 2000-10-23 キヤノン株式会社 カラー画像形成装置及びカラー画像処理装置
US5305055A (en) * 1992-12-16 1994-04-19 Xerox Corporation Automatic call to selected remote operators in response to predetermined machine conditions
JP3483044B2 (ja) * 1993-11-16 2004-01-06 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷システム、及びステータス変化検出方法
US5414494A (en) * 1993-12-06 1995-05-09 Xerox Corporation Automatic call to selected remote operators in response to predetermined machine conditions
JPH07181842A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Canon Inc 複写装置管理システム
JP3869863B2 (ja) * 1993-12-28 2007-01-17 キヤノン株式会社 画像形成システム及びその制御方法、並びに画像形成装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0802502A2 (en) 1997-10-22
DE69723145D1 (de) 2003-08-07
EP0802502A3 (en) 1999-02-10
EP0802502B1 (en) 2003-07-02
JP3559650B2 (ja) 2004-09-02
US5940653A (en) 1999-08-17
DE69723145T2 (de) 2004-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5933676A (en) Image forming apparatus, and control apparatus and method therefor
US6980310B1 (en) Image processing apparatus and method
US6539198B2 (en) Image forming apparatus, control method of the image forming apparatus and storage medium
US6010261A (en) Printer capable of designating the type of recording medium in a medium tray
JP3559650B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム
JP3286111B2 (ja) 印刷装置および方法
JP2002123376A (ja) 印刷システム、画像処理装置及び情報処理装置
US6903832B2 (en) Output control apparatus, output control method and memory medium storing program readable by computer
JP2002337417A (ja) 画像記録装置及び制御方法並びに記憶媒体
US6259468B1 (en) Printing apparatus with a plurality of paper feeding units and controls of same
JP2006260185A (ja) 画像記録装置
JP2000062292A (ja) 印刷システム、印刷システムの制御方法、およびコンピュータ読取可能な記憶媒体
JPH1063047A (ja) 画像形成装置及びその制御装置及びその制御方法
JP3513316B2 (ja) 印刷装置及び印刷制御方法
JPH0664251A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JPH09104143A (ja) 印刷装置および印刷装置の印刷処理方法
JPH08290619A (ja) 印刷装置
JP2003103865A (ja) 印刷装置
JPH02231178A (ja) 画像形成システム
JP2886241B2 (ja) 画像形成システム
JP2001187468A (ja) プリンタ及び印刷方法
JP2002307794A (ja) 印刷装置および印刷ジョブ管理方法
JPH07319647A (ja) 印刷装置およびその制御方法
JP2001030578A (ja) 印刷装置及びその制御方法並びに印刷システム
JPH09188037A (ja) 印刷装置および印刷装置の電源制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100528

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110528

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120528

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees