JPH09277357A - 延伸ブロー成形方法及び装置 - Google Patents
延伸ブロー成形方法及び装置Info
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- JPH09277357A JPH09277357A JP8089433A JP8943396A JPH09277357A JP H09277357 A JPH09277357 A JP H09277357A JP 8089433 A JP8089433 A JP 8089433A JP 8943396 A JP8943396 A JP 8943396A JP H09277357 A JPH09277357 A JP H09277357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blow molding
- mold clamping
- plate
- clamping plate
- actuating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/56—Opening, closing or clamping means
- B29C49/5601—Mechanically operated, i.e. closing or opening of the mould parts is done by mechanic means
- B29C49/5603—Mechanically operated, i.e. closing or opening of the mould parts is done by mechanic means using toggle mechanism
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 型締を確実に行え、パーティングラインの発
生を防止や成形品の精度の向上を図れるとともに、装置
のコンパクト化や高速化も図ることができる延伸ブロー
成形方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ブロー成形金型５，５を装着した一対の
作動型締板６，７の移動を、エアーシリンダー８，９と
トグル装置１０との組合わせによって行うとともに、一
方の作動型締板６の位置を背板１２により固定し、他方
の作動型締板７とトグル装置１０との間に設けたショー
トストロークの油圧シリンダー１８で所定の型締圧を得
る。
生を防止や成形品の精度の向上を図れるとともに、装置
のコンパクト化や高速化も図ることができる延伸ブロー
成形方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ブロー成形金型５，５を装着した一対の
作動型締板６，７の移動を、エアーシリンダー８，９と
トグル装置１０との組合わせによって行うとともに、一
方の作動型締板６の位置を背板１２により固定し、他方
の作動型締板７とトグル装置１０との間に設けたショー
トストロークの油圧シリンダー１８で所定の型締圧を得
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、延伸ブロー成形方
法及び装置に関し、詳しくは、プラスチックボトル等の
成形品を精度よく成形できるとともに、装置の小型化や
軽量化を図れる延伸ブロー成形方法及び装置に関する。
法及び装置に関し、詳しくは、プラスチックボトル等の
成形品を精度よく成形できるとともに、装置の小型化や
軽量化を図れる延伸ブロー成形方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プラス
チックボトル等をブロー成形する装置は、一般に、二つ
割りのブロー成形金型をタイロッドにガイドされて移動
する一対の作動型締板の対向面に装着し、両作動型締板
をタイロッドに沿って移動させて型締した後、金型内の
プリフォームに圧縮空気を吹込んで成形するように形成
されており、作動型締板を移動させる手段としては、油
圧シリンダーを用いた油圧直圧ロック方式やトグル装置
を用いたトグル直圧ロック方式が採用されていた。
チックボトル等をブロー成形する装置は、一般に、二つ
割りのブロー成形金型をタイロッドにガイドされて移動
する一対の作動型締板の対向面に装着し、両作動型締板
をタイロッドに沿って移動させて型締した後、金型内の
プリフォームに圧縮空気を吹込んで成形するように形成
されており、作動型締板を移動させる手段としては、油
圧シリンダーを用いた油圧直圧ロック方式やトグル装置
を用いたトグル直圧ロック方式が採用されていた。
【０００３】しかし、上述の油圧シリンダーの場合は、
作動ストロークが直線に限られるために、大型の製品を
成形する際には、必然的に大きな作動ストロークが必要
となり、油圧装置が大型化し、これに伴って延伸ブロー
装置全体も大型化する不都合があった。また、装置が大
型化すると、高速化にも支障を来すことがあった。
作動ストロークが直線に限られるために、大型の製品を
成形する際には、必然的に大きな作動ストロークが必要
となり、油圧装置が大型化し、これに伴って延伸ブロー
装置全体も大型化する不都合があった。また、装置が大
型化すると、高速化にも支障を来すことがあった。
【０００４】一方、トグル装置の場合は、作動型締板の
開閉の高速化に対応することはできるが、トグル装置の
連結部には機械的なクリアランス（遊び）が必ずあるた
め、成形時にプリフォーム内に吹込まれた圧縮空気の圧
力によって生じる金型の開きを抑えることが困難で、製
品にパーティングラインを生じることがあった。また、
トグル装置は、作動ストロークの調整が極めて困難であ
った。
開閉の高速化に対応することはできるが、トグル装置の
連結部には機械的なクリアランス（遊び）が必ずあるた
め、成形時にプリフォーム内に吹込まれた圧縮空気の圧
力によって生じる金型の開きを抑えることが困難で、製
品にパーティングラインを生じることがあった。また、
トグル装置は、作動ストロークの調整が極めて困難であ
った。
【０００５】そこで本発明は、型締を確実に行え、パー
ティングラインの発生防止や成形品の精度向上を図れる
とともに、装置のコンパクト化や高速化も図ることがで
きる延伸ブロー成形方法及び装置を提供することを目的
としている。
ティングラインの発生防止や成形品の精度向上を図れる
とともに、装置のコンパクト化や高速化も図ることがで
きる延伸ブロー成形方法及び装置を提供することを目的
としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の延伸ブロー成形方法は、タイロッドに沿っ
て移動する一対の作動型締板にそれぞれ対向配置した二
つ割りのブロー成形金型内に所定温度に加熱したプリフ
ォームを挟持し、該プリフォーム内に圧縮空気を吹込ん
で所定形状に成形する延伸ブロー成形方法において、一
方の作動型締板の背面と一方の固定板との間に背板を挿
入し、他方の作動型締板を、他方の固定板との間に設け
たトグル装置により前記一方の作動型締板側に移動させ
るとともに、前記トグル装置の先端と前記他方の作動型
締板の背面との間に設けた油圧シリンダに油圧を供給
し、前記二つ割りのブロー成形金型に密着させて型締し
た後、前記プリフォームに圧縮空気を吹込んで成形する
ことを特徴としている。
め、本発明の延伸ブロー成形方法は、タイロッドに沿っ
て移動する一対の作動型締板にそれぞれ対向配置した二
つ割りのブロー成形金型内に所定温度に加熱したプリフ
ォームを挟持し、該プリフォーム内に圧縮空気を吹込ん
で所定形状に成形する延伸ブロー成形方法において、一
方の作動型締板の背面と一方の固定板との間に背板を挿
入し、他方の作動型締板を、他方の固定板との間に設け
たトグル装置により前記一方の作動型締板側に移動させ
るとともに、前記トグル装置の先端と前記他方の作動型
締板の背面との間に設けた油圧シリンダに油圧を供給
し、前記二つ割りのブロー成形金型に密着させて型締し
た後、前記プリフォームに圧縮空気を吹込んで成形する
ことを特徴としている。
【０００７】また、本発明の延伸ブロー成形装置は、ベ
ース台の両端部に設けられた一対の固定板と、該固定板
間に掛け渡された複数のタイロッドと、該タイロッドに
ガイドされて移動する一対の作動型締板と、該作動型締
板の対向面にそれぞれ装着された二つ割りのブロー成形
金型とを備え、該ブロー成形金型内に挟持したプリフォ
ーム内に圧縮空気を吹込んで所定形状に成形する延伸ブ
ロー成形装置において、一方の作動型締板の背面に、前
記タイロッドと直交する方向に移動可能で、かつ、該作
動型締板側の固定板方向に突出した押えシャフトを有す
る背板を設けるとともに、前記固定板には押えシャフト
を収容可能な収容部を設け、他方の固定板には他方の作
動型締板を移動させるトグル装置を設け、該トグル装置
の先端と他方の作動型締板との間に油圧シリンダーを設
けたことを特徴とし、さらに、前記固定板は、前記背板
の押えシャフトの当接部に押えシャフトの軸方向位置を
調節可能なネジ軸部を有していること、前記ブロー成形
金型は、複数の成形部を備えていること、前記一方の固
定板を対称軸として二組のブロー成形金型とトグル装置
とを配置したことを特徴としている。
ース台の両端部に設けられた一対の固定板と、該固定板
間に掛け渡された複数のタイロッドと、該タイロッドに
ガイドされて移動する一対の作動型締板と、該作動型締
板の対向面にそれぞれ装着された二つ割りのブロー成形
金型とを備え、該ブロー成形金型内に挟持したプリフォ
ーム内に圧縮空気を吹込んで所定形状に成形する延伸ブ
ロー成形装置において、一方の作動型締板の背面に、前
記タイロッドと直交する方向に移動可能で、かつ、該作
動型締板側の固定板方向に突出した押えシャフトを有す
る背板を設けるとともに、前記固定板には押えシャフト
を収容可能な収容部を設け、他方の固定板には他方の作
動型締板を移動させるトグル装置を設け、該トグル装置
の先端と他方の作動型締板との間に油圧シリンダーを設
けたことを特徴とし、さらに、前記固定板は、前記背板
の押えシャフトの当接部に押えシャフトの軸方向位置を
調節可能なネジ軸部を有していること、前記ブロー成形
金型は、複数の成形部を備えていること、前記一方の固
定板を対称軸として二組のブロー成形金型とトグル装置
とを配置したことを特徴としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図１は本発明の延伸ブロー成形
装置の一例を示す一部断面正面図であって、図２及び図
３は金型開閉作動を説明するための図である。
さらに詳細に説明する。図１は本発明の延伸ブロー成形
装置の一例を示す一部断面正面図であって、図２及び図
３は金型開閉作動を説明するための図である。
【０００９】まず、図１に示すように、本形態例に示す
延伸ブロー成形装置は、ベース台１の両端部に左右一対
の固定板２，３を立設し、この固定板２，３間に４本の
タイロッド４，４を掛け渡し、このタイロッド４，４
に、ブロー成形金型５，５を装着した左右一対の作動型
締板６，７を摺動可能に設けている。なお、図１におい
て右側の固定板２は、ベース台１に対して固定されてお
り、左側の固定板３は、ベース台１に対して移動可能な
状態でタイロッド４に固定されている。
延伸ブロー成形装置は、ベース台１の両端部に左右一対
の固定板２，３を立設し、この固定板２，３間に４本の
タイロッド４，４を掛け渡し、このタイロッド４，４
に、ブロー成形金型５，５を装着した左右一対の作動型
締板６，７を摺動可能に設けている。なお、図１におい
て右側の固定板２は、ベース台１に対して固定されてお
り、左側の固定板３は、ベース台１に対して移動可能な
状態でタイロッド４に固定されている。
【００１０】図１において右側の固定板２には、同じく
図示右側の作動型締板６を移動させるためのエアシリン
ダー８が設けられており、同様に、左側の固定板３に
は、作動型締板７を移動させるためのエアシリンダー９
が設けられている。また、左側の固定板３と作動型締板
７との間には、ダブルトグル機構を備えた型締用のトグ
ル装置１０が設けられており、作動型締板６，７の開閉
は、両エアシリンダー８，９と、トグル装置１０のトグ
ル作動用エアシリンダー１１とを作動させることにより
行われる。
図示右側の作動型締板６を移動させるためのエアシリン
ダー８が設けられており、同様に、左側の固定板３に
は、作動型締板７を移動させるためのエアシリンダー９
が設けられている。また、左側の固定板３と作動型締板
７との間には、ダブルトグル機構を備えた型締用のトグ
ル装置１０が設けられており、作動型締板６，７の開閉
は、両エアシリンダー８，９と、トグル装置１０のトグ
ル作動用エアシリンダー１１とを作動させることにより
行われる。
【００１１】前記右側の作動型締板６には、その背面に
沿ってタイロッド４と直交する方向、この場合は上下方
向に移動可能な背板１２が設けられている。この背板１
２は、作動型締板６の背面に摺接する基板部１３と、該
基板部１３から前記固定板２の方向に突出した複数本の
押えシャフト１４とからなるもので、作動型締板６の下
方に配設された背板作動用エアシリンダー１５により上
下方向に移動するように形成され、作動型締板６の背面
には、背板１２を上下動可能にガイドするためのガイド
部材６ａが設けられている。
沿ってタイロッド４と直交する方向、この場合は上下方
向に移動可能な背板１２が設けられている。この背板１
２は、作動型締板６の背面に摺接する基板部１３と、該
基板部１３から前記固定板２の方向に突出した複数本の
押えシャフト１４とからなるもので、作動型締板６の下
方に配設された背板作動用エアシリンダー１５により上
下方向に移動するように形成され、作動型締板６の背面
には、背板１２を上下動可能にガイドするためのガイド
部材６ａが設けられている。
【００１２】さらに、前記右側の固定板２には、前記押
えシャフト１４に対応する収容部１６とネジ軸部１７と
が設けられている。前記収容部１６は、背板１２が下方
に移動した非作動位置にあるときの押えシャフト１４の
位置に合わせて設けられており、押えシャフト１４を挿
通可能な径で、かつ、作動型締板６の移動距離に応じた
深さであるいは貫通状態で形成されている。また、前記
ネジ軸部１７は、背板１２が上方に移動した作動位置に
あるときの押えシャフト１４の位置に合わせて設けられ
ており、ネジ軸部１７を回動させて軸方向に進退させる
ことにより、押えシャフト１４が当接する面の位置を調
節できるように形成されている。すなわち、ネジ軸部１
７を進退させることにより押えシャフト１４の軸方向の
位置を調節し、該押えシャフト１４を介して作動型締板
６に装着したブロー成形金型５の位置を調節できるよう
に形成されている。
えシャフト１４に対応する収容部１６とネジ軸部１７と
が設けられている。前記収容部１６は、背板１２が下方
に移動した非作動位置にあるときの押えシャフト１４の
位置に合わせて設けられており、押えシャフト１４を挿
通可能な径で、かつ、作動型締板６の移動距離に応じた
深さであるいは貫通状態で形成されている。また、前記
ネジ軸部１７は、背板１２が上方に移動した作動位置に
あるときの押えシャフト１４の位置に合わせて設けられ
ており、ネジ軸部１７を回動させて軸方向に進退させる
ことにより、押えシャフト１４が当接する面の位置を調
節できるように形成されている。すなわち、ネジ軸部１
７を進退させることにより押えシャフト１４の軸方向の
位置を調節し、該押えシャフト１４を介して作動型締板
６に装着したブロー成形金型５の位置を調節できるよう
に形成されている。
【００１３】一方、前記左側の作動型締板７の背面に
は、油圧シリンダー１８が設けられている。この油圧シ
リンダー１８は、前記トグル装置１０の先端の押し板１
９と作動型締板７の背面との間に位置し、作動型締板７
に設けられた凹部からなる油圧室２０内と、該油圧室２
０内に設けられたラム板２１とにより形成されており、
ラム板２１に前記押し板１９が取付けられている。ま
た、作動型締板７内には、油圧シリンダー１８に油圧を
供給するための油流路２２が設けられており、背面に
は、ラム板２１の抜止めとなるストッパー７ａが設けら
れている。
は、油圧シリンダー１８が設けられている。この油圧シ
リンダー１８は、前記トグル装置１０の先端の押し板１
９と作動型締板７の背面との間に位置し、作動型締板７
に設けられた凹部からなる油圧室２０内と、該油圧室２
０内に設けられたラム板２１とにより形成されており、
ラム板２１に前記押し板１９が取付けられている。ま
た、作動型締板７内には、油圧シリンダー１８に油圧を
供給するための油流路２２が設けられており、背面に
は、ラム板２１の抜止めとなるストッパー７ａが設けら
れている。
【００１４】次に、上記構成の延伸ブロー成形装置を使
用してプリフォームをプラスチックボトル等の成形品に
ブロー成形する手順を説明する。
用してプリフォームをプラスチックボトル等の成形品に
ブロー成形する手順を説明する。
【００１５】まず、図２に示すように、ブロー成形金型
５，５を開いた状態で、該金型内に所定温度に加熱した
プリフォーム（図示せず）をセットする。このとき、各
エアシリンダー８，９，１１，１５及び油圧シリンダー
１８は、最も縮んだ状態になっており、トグル装置１０
も折曲った状態になっている。また、背板１２は下方に
移動した非作動位置にあり、押えシャフト１４は、それ
ぞれの収容部１６内に収容されている。
５，５を開いた状態で、該金型内に所定温度に加熱した
プリフォーム（図示せず）をセットする。このとき、各
エアシリンダー８，９，１１，１５及び油圧シリンダー
１８は、最も縮んだ状態になっており、トグル装置１０
も折曲った状態になっている。また、背板１２は下方に
移動した非作動位置にあり、押えシャフト１４は、それ
ぞれの収容部１６内に収容されている。
【００１６】次に、図３に示すように、エアシリンダー
８，９とトグル作動用エアシリンダー１１とを作動させ
て左右の作動型締板６，７をタイロッドに沿って中央部
に移動させ、ブロー成形金型５，５を閉じ状態とする。
続いて、背板作動用エアシリンダー１５を作動させて背
板１２を非作動位置から作動位置に上昇させた後、油圧
シリンダー１８の油圧室２０内に油圧を供給して作動型
締板７とラム板２１とを離反する方向に作用させる。
８，９とトグル作動用エアシリンダー１１とを作動させ
て左右の作動型締板６，７をタイロッドに沿って中央部
に移動させ、ブロー成形金型５，５を閉じ状態とする。
続いて、背板作動用エアシリンダー１５を作動させて背
板１２を非作動位置から作動位置に上昇させた後、油圧
シリンダー１８の油圧室２０内に油圧を供給して作動型
締板７とラム板２１とを離反する方向に作用させる。
【００１７】このとき、トグル装置１０が伸び切った状
態にあるため、ラム板２１は、トグル装置１０の機械的
な遊び分だけ僅かにトグル装置１０方向に移動した状態
で固定され、相対的に作動型締板７を対向する作動型締
板６方向に押圧移動させる。
態にあるため、ラム板２１は、トグル装置１０の機械的
な遊び分だけ僅かにトグル装置１０方向に移動した状態
で固定され、相対的に作動型締板７を対向する作動型締
板６方向に押圧移動させる。
【００１８】そして、作動型締板７は、ブロー成形金型
５，５を介して作動型締板６を押圧するが、作動型締板
６は、その背面に上昇した背板１２の押えシャフト１４
がネジ軸部１７の先端面に当接した状態で位置決めされ
るので、油圧による作動型締板７の押圧力は、作動型締
板６との間のブロー成形金型５，５を締付ける力として
作用する。
５，５を介して作動型締板６を押圧するが、作動型締板
６は、その背面に上昇した背板１２の押えシャフト１４
がネジ軸部１７の先端面に当接した状態で位置決めされ
るので、油圧による作動型締板７の押圧力は、作動型締
板６との間のブロー成形金型５，５を締付ける力として
作用する。
【００１９】すなわち、油圧シリンダー１８に所定圧力
の油圧を供給することにより、油圧シリンダー１８でト
グル装置１０の機械的な遊びを吸収することができるだ
けでなく、金型設定温度の違い等による装置全体の熱膨
張も吸収することができ、ブロー成形金型５，５をエア
シリンダー８，９と油圧シリンダー１８とによる所望の
締付け力で確実に型締することができる。
の油圧を供給することにより、油圧シリンダー１８でト
グル装置１０の機械的な遊びを吸収することができるだ
けでなく、金型設定温度の違い等による装置全体の熱膨
張も吸収することができ、ブロー成形金型５，５をエア
シリンダー８，９と油圧シリンダー１８とによる所望の
締付け力で確実に型締することができる。
【００２０】このようにして型締を行った後、プリフォ
ームに圧縮空気を吹込んで所定形状に成形する。このと
き、上述のようにして型締されているので、プリフォー
ム内に吹込まれる圧縮空気の圧力でブロー成形金型５，
５が開くことを防止することができ、製品にパーティン
グラインが発生することを抑えることができ、品質の安
定化や外観の向上が図れる。
ームに圧縮空気を吹込んで所定形状に成形する。このと
き、上述のようにして型締されているので、プリフォー
ム内に吹込まれる圧縮空気の圧力でブロー成形金型５，
５が開くことを防止することができ、製品にパーティン
グラインが発生することを抑えることができ、品質の安
定化や外観の向上が図れる。
【００２１】また、油圧シリンダー１８は、トグル装置
１０の遊びの吸収と、各部の熱膨張による位置調整に必
要な分のストロークを有していればよいため、従来の型
締用油圧シリンダーに比べて極めて短いストロークでよ
く、油量も少なくて済むので油圧装置も小型のものを使
用することができる。
１０の遊びの吸収と、各部の熱膨張による位置調整に必
要な分のストロークを有していればよいため、従来の型
締用油圧シリンダーに比べて極めて短いストロークでよ
く、油量も少なくて済むので油圧装置も小型のものを使
用することができる。
【００２２】さらに、作動型締板６側の固定板２をベー
ス台１に対して固定し、他方の固定板３をベース台１に
対して移動可能にタイロッド４に固定することにより、
タイロッド４の熱伸縮を吸収することができる。また、
ベース台１に固定した固定板２に前記ネジ軸部１７を設
け、該ネジ軸部１７でブロー成形金型５のセンター位置
を調節可能にすることにより、延伸ブロー成形装置の周
辺機器との位置決めを確実かつ容易に行うことができ
る。しかも、他方の作動型締板７の位置は、油圧シリン
ダー１８のストロークにより吸収することができるの
で、トグル装置１０の作動ストロークを調整する必要が
なくなる。
ス台１に対して固定し、他方の固定板３をベース台１に
対して移動可能にタイロッド４に固定することにより、
タイロッド４の熱伸縮を吸収することができる。また、
ベース台１に固定した固定板２に前記ネジ軸部１７を設
け、該ネジ軸部１７でブロー成形金型５のセンター位置
を調節可能にすることにより、延伸ブロー成形装置の周
辺機器との位置決めを確実かつ容易に行うことができ
る。しかも、他方の作動型締板７の位置は、油圧シリン
ダー１８のストロークにより吸収することができるの
で、トグル装置１０の作動ストロークを調整する必要が
なくなる。
【００２３】プリフォームをブロー成形した後は、油圧
シリンダー１８の油圧を抜き、背板作動用エアシリンダ
ー１５を縮めて背板１２を下方の非作動位置に移動さ
せ、次いでエアシリンダー８，９とトグル作動用エアシ
リンダー１１とを縮めて左右の作動型締板６，７を左右
両方向に開き、ブロー成形金型５，５から成形品を取出
す。この型開きに際して、背板１２の押えシャフト１４
は、固定板２に形成されている収容部１６内に収容され
た状態になる。
シリンダー１８の油圧を抜き、背板作動用エアシリンダ
ー１５を縮めて背板１２を下方の非作動位置に移動さ
せ、次いでエアシリンダー８，９とトグル作動用エアシ
リンダー１１とを縮めて左右の作動型締板６，７を左右
両方向に開き、ブロー成形金型５，５から成形品を取出
す。この型開きに際して、背板１２の押えシャフト１４
は、固定板２に形成されている収容部１６内に収容され
た状態になる。
【００２４】上述のように、作動型締板６，７の移動
を、エアーシリンダー８，９とトグル装置１０との組合
わせによって行うことにより、金型開閉作動の高速化が
図れるとともに、型締圧をショートストロークの油圧シ
リンダー１８で得ることにより、所定の型締圧力を得る
ことができる。したがって、高価で大型の油圧機器が不
要となり、装置の高速化、コンパクト化及びコストダウ
ンを図ることができる。また、トグル装置１０のリンク
部の遊びは、油圧シリンダー１８によって吸収できるの
で、ブロー成形時に金型５，５が開くことを防止でき、
ブロー成形金型５，５の合わせ面によるパーティングラ
インが製品に生じることがない。さらに、背板１２で一
方の作動型締板６を支持し、ネジ軸部１７を調節するこ
とによって金型のセンターのずれを容易に調節できるの
で、成形品の精度を高くすることができる。
を、エアーシリンダー８，９とトグル装置１０との組合
わせによって行うことにより、金型開閉作動の高速化が
図れるとともに、型締圧をショートストロークの油圧シ
リンダー１８で得ることにより、所定の型締圧力を得る
ことができる。したがって、高価で大型の油圧機器が不
要となり、装置の高速化、コンパクト化及びコストダウ
ンを図ることができる。また、トグル装置１０のリンク
部の遊びは、油圧シリンダー１８によって吸収できるの
で、ブロー成形時に金型５，５が開くことを防止でき、
ブロー成形金型５，５の合わせ面によるパーティングラ
インが製品に生じることがない。さらに、背板１２で一
方の作動型締板６を支持し、ネジ軸部１７を調節するこ
とによって金型のセンターのずれを容易に調節できるの
で、成形品の精度を高くすることができる。
【００２５】また、確実な型締が行えるので、ブロー成
形金型５，５内に複数の成形部を設けることが可能とな
り、１回の成形サイクルで複数の製品を製造することが
できる。さらに、装置のコンパクト化が図れるため、ベ
ース台１に固定されている一方の固定板２を対称軸とし
て、左右にブロー成形金型やトグル装置を設けることに
より、コンパクトな成形装置で多数の製品を連続的に成
形することができる。
形金型５，５内に複数の成形部を設けることが可能とな
り、１回の成形サイクルで複数の製品を製造することが
できる。さらに、装置のコンパクト化が図れるため、ベ
ース台１に固定されている一方の固定板２を対称軸とし
て、左右にブロー成形金型やトグル装置を設けることに
より、コンパクトな成形装置で多数の製品を連続的に成
形することができる。
【００２６】なお、装置各部の形状は、上記形態例に限
るものではなく、例えば、背板の移動方向は任意であ
り、また、背板に設ける押えシャフトは、金型の大きさ
などに応じて本数や位置を適宜設定することができ、金
型中心部に１本だけ設けることも可能である。さらに、
金型の位置を他の手段で調製可能に形成した場合は、ネ
ジ軸部を設けなくてもよい。また、油圧シリンダーは、
作動型締板と押し板との間に、偏平な形状のものを挿入
するようにして設けてもよい。
るものではなく、例えば、背板の移動方向は任意であ
り、また、背板に設ける押えシャフトは、金型の大きさ
などに応じて本数や位置を適宜設定することができ、金
型中心部に１本だけ設けることも可能である。さらに、
金型の位置を他の手段で調製可能に形成した場合は、ネ
ジ軸部を設けなくてもよい。また、油圧シリンダーは、
作動型締板と押し板との間に、偏平な形状のものを挿入
するようにして設けてもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置のコンパクト化及び型締操作の高速化が図れるとと
もに、成形品の精度の向上を図ることができ、製造コス
トを大幅に低減させることができる。
装置のコンパクト化及び型締操作の高速化が図れるとと
もに、成形品の精度の向上を図ることができ、製造コス
トを大幅に低減させることができる。
【図１】 本発明の延伸ブロー成形装置の一例を示す一
部断面正面図である。
部断面正面図である。
【図２】 金型を開いた状態を示す延伸ブロー成形装置
の説明図である。
の説明図である。
【図３】 同じく金型を閉じた状態を示す説明図であ
る。
る。
１…ベース台、２，３…固定板、４…タイロッド、５…
ブロー成形金型、６，７…作動型締板、８，９…エアシ
リンダー、１０…トグル装置、１１…トグル作動用エア
シリンダー、１２…背板、１３…基板部、１４…押えシ
ャフト、１５…背板作動用エアシリンダー、１６…収容
部、１７…ネジ軸部、１８…油圧シリンダー、１９…押
し板、２０…油圧室、２１…ラム板、２２…油流路
ブロー成形金型、６，７…作動型締板、８，９…エアシ
リンダー、１０…トグル装置、１１…トグル作動用エア
シリンダー、１２…背板、１３…基板部、１４…押えシ
ャフト、１５…背板作動用エアシリンダー、１６…収容
部、１７…ネジ軸部、１８…油圧シリンダー、１９…押
し板、２０…油圧室、２１…ラム板、２２…油流路
Claims (5)
- 【請求項１】 タイロッドに沿って移動する一対の作動
型締板にそれぞれ対向配置した二つ割りのブロー成形金
型内に所定温度に加熱したプリフォームを挟持し、該プ
リフォーム内に圧縮空気を吹込んで所定形状に成形する
延伸ブロー成形方法において、一方の作動型締板の背面
と一方の固定板との間に背板を挿入し、他方の作動型締
板を、他方の固定板との間に設けたトグル装置により前
記一方の作動型締板側に移動させるとともに、前記トグ
ル装置の先端と前記他方の作動型締板の背面との間に設
けた油圧シリンダに油圧を供給し、前記二つ割りのブロ
ー成形金型に密着させて型締した後、前記プリフォーム
に圧縮空気を吹込んで成形することを特徴とする延伸ブ
ロー成形方法。 - 【請求項２】 ベース台の両端部に設けられた一対の固
定板と、該固定板間に掛け渡された複数のタイロッド
と、該タイロッドにガイドされて移動する一対の作動型
締板と、該作動型締板の対向面にそれぞれ装着された二
つ割りのブロー成形金型とを備え、該ブロー成形金型内
に挟持したプリフォーム内に圧縮空気を吹込んで所定形
状に成形する延伸ブロー成形装置において、一方の作動
型締板の背面に、前記タイロッドと直交する方向に移動
可能で、かつ、該作動型締板側の固定板方向に突出した
押えシャフトを有する背板を設けるとともに、前記固定
板には押えシャフトを収容可能な収容部を設け、他方の
固定板には他方の作動型締板を移動させるトグル装置を
設け、該トグル装置の先端と他方の作動型締板との間に
油圧シリンダーを設けたことを特徴とする延伸ブロー成
形装置。 - 【請求項３】 前記固定板は、前記背板の押えシャフト
の当接部に該押えシャフトの軸方向位置を調節可能なネ
ジ軸部を有していることを特徴とする請求項２記載の延
伸ブロー成形装置。 - 【請求項４】 前記ブロー成形金型は、複数の成形部を
備えていることを特徴とする請求項２記載の延伸ブロー
成形装置。 - 【請求項５】 前記一方の固定板を対称軸として、二組
のブロー成形金型とトグル装置とを配置したことを特徴
とする請求項２記載の延伸ブロー成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8089433A JPH09277357A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 延伸ブロー成形方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8089433A JPH09277357A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 延伸ブロー成形方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277357A true JPH09277357A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13970546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8089433A Pending JPH09277357A (ja) | 1996-04-11 | 1996-04-11 | 延伸ブロー成形方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277357A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102431154A (zh) * | 2010-09-29 | 2012-05-02 | 浙江宏振机械模具集团有限公司 | 塑料拉吹机双向同步升降开合模机构 |
| JP2014076664A (ja) * | 2008-07-18 | 2014-05-01 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 圧縮成形装置及び合成樹脂製容器の製造方法 |
| CN114407334A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-04-29 | 广东乐善智能装备股份有限公司 | 一种吹塑成型的塑料包装防护件的加工工艺及其产品 |
| CN114603831A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-06-10 | 台州市黄岩远大机械制造有限公司 | 塑料吹瓶机两模板式拉吹机构 |
-
1996
- 1996-04-11 JP JP8089433A patent/JPH09277357A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014076664A (ja) * | 2008-07-18 | 2014-05-01 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 圧縮成形装置及び合成樹脂製容器の製造方法 |
| CN102431154A (zh) * | 2010-09-29 | 2012-05-02 | 浙江宏振机械模具集团有限公司 | 塑料拉吹机双向同步升降开合模机构 |
| CN114407334A (zh) * | 2022-01-24 | 2022-04-29 | 广东乐善智能装备股份有限公司 | 一种吹塑成型的塑料包装防护件的加工工艺及其产品 |
| CN114603831A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-06-10 | 台州市黄岩远大机械制造有限公司 | 塑料吹瓶机两模板式拉吹机构 |
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