JPH09277132A - 旋回式クランプ装置 - Google Patents

旋回式クランプ装置

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JPH09277132A
JPH09277132A JP9378596A JP9378596A JPH09277132A JP H09277132 A JPH09277132 A JP H09277132A JP 9378596 A JP9378596 A JP 9378596A JP 9378596 A JP9378596 A JP 9378596A JP H09277132 A JPH09277132 A JP H09277132A
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JP
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piston
clamp
pressure
clamp member
spring
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JP9378596A
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Inventor
Keitaro Yonezawa
慶多朗 米澤
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Kosmek KK
Original Assignee
Kosmek KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ力によって強力にクランプできるように
する。 【解決手段】 ハウジング7に、大径の第1シリンダ孔
9と小径の第2シリンダ孔10とを上下方向に所定の間
隔をあけて形成する。上記の第1シリンダ孔9に環状の
ピストン11を保密状に挿入し、そのピストン11の筒
孔11aにクランプ部材4のロッド5の下部を旋回自在
で保密状に挿入する。上記の第2シリンダ孔10に第2
ピストン12を旋回を阻止した状態で保密状に挿入す
る。クランプ状態では、作動室18内の圧油が外部へ排
出され、クランプ用バネ21の付勢力が上記の第1ピス
トン11を介してクランプ部材4を下向きに付勢する。
作動室18へ圧油を供給すると、まず、上記の第1ピス
トン11及びクランプ部材4がクランプ用バネ21に抗
して上昇され、その後、上記の第2ピストン12が下降
されて、上記クランプ部材4がガイド溝35に沿って旋
回される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランプ部材を
退避位置からアンクランプ位置へ旋回させた後でクラン
プ位置へ直進移動させる形式のクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の旋回式クランプ装置
は、クランプ用作動室へ供給した圧油によってクランプ
部材をクランプ位置へ駆動するようになっている(例え
ば、実公昭60−18267号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、油
圧力によって強力にクランプできる点で優れるが、圧油
漏れ等によってクランプ用作動室の油圧力が消失した場
合にクランプ力も消失するという問題点があった。本発
明の目的は、上記の問題点を解消するため、バネ力によ
ってクランプ部材をクランプ駆動する種類の旋回式クラ
ンプ装置を提供すると共に、そのクランプ装置に強力な
クランプ用バネを装備できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、例えば図1から図4に示すように、旋回
式クランプ装置を次のように構成したものである。
【0005】(請求項1の発明)請求項1の発明は次のよ
うに構成した。ハウジング7に昇降かつ旋回自在に支持
したクランプ部材4を、旋回操作手段27によって退避
位置Zからアンクランプ位置Yへ旋回させて、その後、
クランプ用バネ21によってクランプ位置Xへ直進移動
させ、これとは逆に、上記クランプ位置Xのクランプ部
材4を、作動室18へ供給した圧力流体によって上記ク
ランプ用バネ21に抗して上記アンクランプ位置Yへ直
進移動させて、その後、上記の旋回操作手段27によっ
て上記の退避位置Zへ旋回させるように構成し、上記ハ
ウジング7のシリンダ孔9に環状のピストン11を保密
状に挿入すると共に、そのピストン11の筒孔11aに
上記クランプ部材4の基端部分を旋回自在で保密状に挿
入し、そのクランプ部材4の基端部分に、上記の作動室
18の圧力流体から同上クランプ部材4へ作用する力を
上記のピストン11へ伝達すると共に前記クランプ用バ
ネ21の付勢力を同上ピストン11から上記クランプ部
材4へ伝達する伝動部14を設けて構成した。
【0006】(請求項2の発明)請求項2の発明は、前記
の請求項1の構成に次の構成を加えた。前記ハウジング
7内で前記の作動室18に対して旋回操作室26を直列
連通状に形成し、その旋回操作室26に前記の旋回操作
手段27を配置し、その旋回操作手段27を、前記のシ
リンダ孔9に対して軸心方向へ所定の間隔をあけて配置
した別のシリンダ孔10と、その別のシリンダ孔10に
保密状に挿入した別のピストン12と、その別のピスト
ン12の旋回を阻止するための旋回阻止機構32と、上
記の別のピストン12の直進運動を前記クランプ部材4
の旋回運動へ変換するための変換機構33と、上記の別
のピストン12を上記クランプ部材4へ向けて付勢する
別のバネ22とによって構成し、上記の作動室18へ供
給した圧力流体によって上記の別のピストン12を上記
の別のバネ22に抗して上記クランプ部材4から離間さ
せるように構成し、前記の環状のピストン11の受圧面
積と上記クランプ部材4の受圧面積との合計面積を上記
の別のピストン12の受圧面積よりも大きい値に設定し
た。
【0007】(請求項3の発明)請求項3の発明は、前記
の請求項2の構成において、前記の圧力流体を圧油によ
って構成し、前記の作動室18を前記の旋回操作室26
を経て圧油の給排口40へ連通させて構成した。
【0008】
【作用効果】
(請求項1の発明)請求項1の発明は、例えば、図1から
図3に示すように、次の作用効果を奏する。クランプ部
材4を図1のクランプ位置Xから図2のアンクランプ位
置Yへ駆動するときには、作動室18へ圧力流体を供給
する。すると、環状ピストン11に作用する流体圧力が
クランプ用バネ21を収縮させると共に、上記クランプ
部材4に作用する流体圧力が伝動部14と上記の環状ピ
ストン11とを順に介して上記クランプ用バネ21を収
縮させる。これにより、上記クランプ部材4が図1のク
ランプ位置Xから図2のアンクランプ位置Yへ直進移動
される。その後、上記アンクランプ位置Yのクランプ部
材4が旋回操作手段27によって図3の退避位置Zへ切
換えられるのである。
【0009】上述したように、クランプ用バネ21は、
環状ピストン11に作用する流体圧力とクランプ部材4
に作用する流体圧力との合力による大きな力によって収
縮されるので、強力なバネを採用できる。従って、クラ
ンプ装置に大きなクランプ力を確保できる。さらに、上
記クランプ用バネ21の付勢力をピストン11を介して
クランプ部材4に作用させて、そのクランプ部材4を上
記ピストン11に対して旋回自在に構成したので、上記
クランプ部材4が旋回されるときに上記バネ21が捩ら
れるのを防止できるうえ、その捩り防止の構成が簡素で
ある。
【0010】(請求項2の発明)請求項2の発明は、例え
ば、図1から図3に示すように、次の作用効果を奏す
る。図1のクランプ状態から図2のアンクランプ状態を
経て図3の退避状態へ切換えるときには、まず、図1の
クランプ状態において、作動室18へ中圧(例えば14kgf/
cm2から28kgf/cm2程度の圧力)の圧力流体を供給する。
すると、図2のアンクランプ状態に示すように、作動室
18へ供給された圧力流体がクランプ部材4と環状ピス
トン11とに作用するので、そのクランプ部材4の受圧
面積に作用する流体圧力が伝動部14を介して環状ピス
トン11を上向きに押し上げると共に、その環状ピスト
ン11の環状の受圧面積に作用する流体圧力が同上のピ
ストン11を上向きに押し上げる。これにより、上記ク
ランプ部材4がクランプ用バネ21に抗して上昇され、
そのクランプ部材4がアンクランプ位置Yへ切換えられ
る。
【0011】次いで、上記の作動室18へ高圧(例え
ば、42kgf/cm2から70kgf/cm2程度の圧力)の圧力流体を
供給する。すると、図3に示すように、別のピストン1
2が別のバネ22に抗して旋回ストロークSだけ真っす
ぐに下降される。これにより、旋回阻止機構32によっ
て旋回が阻止された別のピストン12に対して、上記ク
ランプ部材4が変換機構33に従って旋回され、そのク
ランプ部材4が退避位置Zへ切換えられる。
【0012】上記の図3の退避状態から図2のアンクラ
ンプ状態を経て図1のクランプ状態への切換えは、上記
とほぼ逆の手順でなされる。
【0013】上述したように、作動室18に対して供給
・排出される圧力流体によってクランプ部材4を旋回で
きるので、旋回操作手段27のために必要な専用の駆動
機構を省略してクランプ装置を簡素に造れる。
【0014】(請求項3の発明)請求項3の発明によれ
ば、旋回操作手段27を油中に浸漬できるので、その旋
回操作手段27を十分に潤滑できるうえ錆びの発生を大
幅に抑制できる。このため、その旋回操作手段27は、
長期間にわたって円滑に作動できるうえメンテナンスに
手間がかからない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクランプ装置の一
実施形態を図面によって説明する。まず、図1と図4及
び図5によって上記クランプ装置の構成を説明する。図
1は、クランプ状態の縦断面図である。図4は平面図で
ある。図5は、上記の図1中の矢印V部分の詳細図であ
る。
【0016】テーブル1の上面に載置したワークピース
2がクランプ装置3のクランプ部材4によって固定され
る。そのクランプ部材4は、上下方向へ延びるロッド5
と、その上部に固定したアーム6とによって構成され
る。そのアーム6の先端部分に押ボルト6aが高さ調節
可能に固定される。なお、上記クランプ装置3のハウジ
ング7は、4本のボルト8によって上記テーブル1に固
定されている。
【0017】上記ハウジング7内に、大径の第1シリン
ダ孔9と小径の第2シリンダ孔(別のシリンダ孔)10と
がほぼ同軸上で上下方向に所定の間隔をあけて設けられ
る。上記の第1シリンダ孔9に環状の第1ピストン11
が保密状に挿入される。その第1ピストン11の筒孔1
1aに上記ロッド5の下部分(基端部分)が旋回自在で保
密状に挿入される。なお、上記ロッド5の伝動フランジ
(伝動部)14と上記の第1ピストン11の下面との間に
スラストベアリング15が装着されている。なお、符号
24・25は、それぞれ、ピストン封止用のOリングで
ある。
【0018】上記ハウジング7の上壁7aと上記の第1
ピストン11との間にクランプ用バネ室17が形成され
ると共に、その第1ピストン11の下側に作動室18が
形成される。上記バネ室17に装着した第1バネ(クラ
ンプ用バネ)21によって上記の第1ピストン11が下
向きに付勢され、その第1ピストン11の所定量以上の
移動がリング19によって受け止められる。
【0019】同上ハウジング7の下部に、上記の作動室
18に対して旋回操作室26が直列連通状に形成され、
その旋回操作室26に旋回操作手段27が配置される。
その旋回操作手段27は次のように構成される。
【0020】上記の旋回操作室26の中央下部に前記の
第2シリンダ孔10が形成され、その第2シリンダ孔1
0に第2ピストン(別のピストン)12が保密状に挿入さ
れ、その第2ピストン12から上向きに突設した嵌合フ
ランジ29が上記の旋回操作室26に嵌入される。そし
て、前記の第1ピストン11の環状の受圧面積と上記ロ
ッド5の受圧面積との合計面積が上記の第2ピストン1
2の受圧面積よりも大きい値に設定されている。
【0021】上記の嵌合フランジ29と上記の第1ピス
トン11との間に形成されている前記の作動室18が、
絞り孔38と上記の旋回操作室26とを通って圧油の給
排口40へ連通される。上記の嵌合フランジ29を第2
バネ(別のバネ)22によって上向きに付勢することによ
って、上記の第2ピストン12が前記ロッド5へ向けて
付勢される。
【0022】また、上記の嵌合フランジ29の外周部に
設けたボール30がハウジング7の溝31に嵌入され
る。これらボール30と溝31とによって第2ピストン
12の旋回阻止機構32が構成されている。さらに、上
記の第2ピストン12の上下方向の直進運動を前記ロッ
ド5の旋回運動へ変換するための変換機構33が設けら
れる。その変換機構33は、上記の第2ピストン12か
ら上向きに突設されたシャフト34と、そのシャフト3
4に形成した一対のガイド溝35・35と、各ガイド溝
35に嵌入されると共に前記ロッド5に支持された別の
ボール36とによって構成される。上記シャフト34が
上記ロッド5の下部に挿入されている。また、上記ガイ
ド溝35は、直線部分35aと螺旋部分35bとを備え
ている(図2参照)。
【0023】前記クランプ用バネ室17が第1の呼吸路
41によってハウジング7の外部空間へ連通され、前記
の第2シリンダ孔10の下部空間が第2の呼吸路42に
よってハウジング7の外部空間へ連通される。上記の第
1の呼吸路41に逆止弁43が装着される。主として図
5に示すように、上記の逆止弁43は、直列に配置した
逆止弁座45及び逆止弁室46と、その逆止弁室46に
挿入されたボール状の逆止部材47と、その逆止部材4
7を上記の逆止弁座45に閉止接当させる逆止バネ48
とによって構成される。
【0024】上記の逆止弁室46は、ハウジング7に圧
入固定したスリーブ50の内部空間によって構成されて
いる。そのスリーブ50は、圧入固定されるものに代え
てネジ止め固定されるものであってもよい。上記ボール
状の逆止部材47の材質としては、鋼・ゴム・プラスチ
ック等が考えられる。また、その逆止部材47は、ボー
ル形のものに代えて円板形や円錐形であってもよい。
【0025】さらに、上記の逆止弁43は、リード式の
逆止弁であってもよい。この場合、逆止部材は自己の弾
性力によって逆止弁座に閉止接当される。なお、上述し
た各種の逆止弁を前記の第2の呼吸路42にも設けても
よい。
【0026】次に、上記クランプ装置の作動を、上記の
図1と図2及び図3によって説明する。図2はアンクラ
ンプ状態を示し、図3は退避状態を示している。なお、
上記の図1から図3において、符号Aは全ストロークを
示し、符号Bはクランプストロークを示し、符号Cは余
裕ストロークを示し、符号Sは旋回ストロークを示して
いる。
【0027】図1のクランプ状態では、作動室18内の
圧油が絞り孔38と旋回操作室26と給排口40とを通
って外部へ排出されている。これにより、第1バネ21
が前記の第1ピストン11を下向きに弾圧し、その第1
ピストン11が前記スラストベアリング15と伝動フラ
ンジ14と介して前記ロッド5を下向きに押圧する。そ
の結果、クランプ部材4がクランプ位置Xへ切換えら
れ、上記ロッド5の上部に固定した前記アーム6が押ボ
ルト6aを介してワークピース2をテーブル1に押圧す
る。
【0028】上記の図1のクランプ状態から図2のアン
クランプ状態を経て図3の退避状態へ切換えるときに
は、まず、同上の図1のクランプ状態において、前記の
給排口40へ中圧(この実施形態では、14kgf/cm2から28
kgf/cm2程度の圧力)の圧油を供給する。
【0029】すると、図2のアンクランプ状態に示すよ
うに、上記の圧油が給排口40から絞り孔38を通って
作動室18へ供給され、その油圧力が前記ロッド5と第
1ピストン11とに作用する。すると、そのロッド5の
受圧面積に作用する油圧力が伝動フランジ14とスラス
トベアリング15とを順に介して第1ピストン11を上
向きに押し上げると共に、その第1ピストン11の環状
の受圧面積に作用する油圧力が同上の第1ピストン11
を上向きに押し上げる。これにより、上記ロッド5が、
ガイド溝35の直線部分35aとボール36との係合に
従って第1バネ21に抗して上昇され、上記クランプ部
材4がアンクランプ位置Yへ切換えられる。
【0030】なお、上記の第1ピストン11の上昇時
に、クランプ用バネ室17内の圧力が高まると、そのバ
ネ室17内の空気等は前記の逆止部材47を押し開いて
外部へ流出する。
【0031】次いで、上記の給排口40へ高圧(この実
施形態では、42kgf/cm2から70kgf/cm2程度の圧力)の圧油
を供給する。その高圧油が前記の作動室18へ供給され
ることにより、図3に示すように、前記の第2ピストン
12が前記の第2バネ22に抗して旋回ストロークSだ
け真っすぐに下降される。すると、旋回阻止機構32に
よって旋回が阻止されたシャフト34に対して、前記ロ
ッド5が、前記ガイド溝35の螺旋部分35bとボール
36との係合に従って旋回され、クランプ部材4が退避
位置Zへ切換えられる。
【0032】上記の図3の退避状態から図2のアンクラ
ンプ状態を経て図1のクランプ状態へ切換えるときに
は、まず、図3の退避状態において、作動室18内を高
圧状態(42kgf/cm2から70kgf/cm2程度の圧力)から中圧状
態(14kgf/cm2から28kgf/cm2程度の圧力)へ低下させる。
すると、図2のアンクランプ状態に示すように、前記の
第2ピストン12が前記の第2バネ22によって旋回ス
トロークS(図3参照)だけ上昇される。すると、前記ク
ランプ部材4が、前記ガイド溝35の螺旋部分35bと
ボール36と係合に従って旋回されて、図2のアンクラ
ンプ位置Yへ切換えられる。
【0033】次いで、上記の給排口40から圧油を排出
して、同上の作動室18内を無圧状態へ切換える。する
と、図1に示すように、第1バネ21が前記の第1ピス
トン11と前記スラストベアリング15と伝動フランジ
14とを順に介して前記クランプ部材4を下向きに押圧
し、そのクランプ部材4がクランプ位置Xへ切換えられ
る。
【0034】上記の第1ピストン11の下降時には、ク
ランプ用バネ室17の圧力が大気圧力よりも低下する
が、前記の逆止部材47が逆止弁座45に閉止接当した
状態に保たれるので、ハウジング7の外側空間の水分や
切削油等の液体・空気等の気体・塵埃等の固体がクラン
プ用バネ室17へ侵入しない。このため、前記シリンダ
孔9の腐食を防止して第1ピストン11を長期間にわた
って円滑に駆動できる。なお、その第1ピストン11
は、その下降時においては、上記バネ室17が負圧にな
るため大気圧力によって上向き力を受けるが、その負圧
力に比べて遥かに強力な第1バネ21によってスムーズ
に下向き駆動される。
【0035】上記の実施形態は次のように変更可能であ
る。前記の旋回操作手段27は、上述のピストン作動式
のものに代えて、流体圧モータを利用したり、ソレノイ
ドや電動機等の電動式アクチュエータを利用するもので
あってもよい。前記の作動室18へ供給される流体は、
圧油に代えて、他の種類の液体や空気等の気体であって
もよい。前記の第1の呼吸孔41には、前記の逆止弁4
3に代えてエアーフィルタや金網などを装着してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、クランプ装置のク
ランプ状態の縦断面図である。
【図2】上記のクランプ装置のアンクランプ状態を示
し、上記の図1に相当する図である。
【図3】同上のクランプ装置の退避状態を示し、同上の
図1に相当する図である。
【図4】上記の図1のクランプ装置の平面図である。
【図5】上記の図1中の矢印V部分の詳細図である。
【符号の説明】
4…クランプ部材、7…ハウジング、9…シリンダ孔
(第1シリンダ孔)、10…別のシリンダ孔(第2シリン
ダ孔)、11…環状のピストン(第1ピストン)、11a
…ピストン11の筒孔、12…別のピストン(第2ピス
トン)、14…伝動部(伝動フランジ)、18…作動室、
21…クランプ用バネ(第1バネ)、22…別のバネ(第
2バネ)、26…旋回操作室、27…旋回操作手段、3
2…旋回阻止機構、33…変換機構、40…給排口、X
…クランプ位置、Y…アンクランプ位置、Z…退避位
置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(7)に昇降かつ旋回自在に支
    持したクランプ部材(4)を、旋回操作手段(27)によっ
    て退避位置(Z)からアンクランプ位置(Y)へ旋回させ
    て、その後、クランプ用バネ(21)によってクランプ位
    置(X)へ直進移動させ、これとは逆に、上記のクランプ
    位置(X)のクランプ部材(4)を、作動室(18)へ供給し
    た圧力流体によって上記クランプ用バネ(21)に抗して
    上記アンクランプ位置(Y)へ直進移動させて、その後、
    上記の旋回操作手段(27)によって上記の退避位置(Z)
    へ旋回させるように構成し、 上記ハウジング(7)のシリンダ孔(9)に環状のピストン
    (11)を保密状に挿入すると共に、そのピストン(11)
    の筒孔(11a)に上記クランプ部材(4)の基端部分を旋
    回自在で保密状に挿入し、 そのクランプ部材(4)の基端部分に、上記の作動室(1
    8)の圧力流体から同上クランプ部材(4)へ作用する力
    を上記ピストン(11)へ伝達すると共に前記クランプ用
    バネ(21)の付勢力を同上ピストン(11)から上記クラ
    ンプ部材(4)へ伝達するための伝動部(14)を設けた、
    ことを特徴とする旋回式クランプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の旋回式クランプ装置に
    おいて、 前記ハウジング(7)内で前記の作動室(18)に対して旋
    回操作室(26)を直列連通状に形成し、その旋回操作室
    (26)に前記の旋回操作手段(27)を配置し、その旋回
    操作手段(27)を、前記のシリンダ孔(9)に対して軸心
    方向へ所定の間隔をあけて配置した別のシリンダ孔(1
    0)と、その別のシリンダ孔(10)に保密状に挿入した
    別のピストン(12)と、その別のピストン(12)の旋回
    を阻止するための旋回阻止機構(32)と、上記の別のピ
    ストン(12)の直進運動を前記クランプ部材(4)の旋回
    運動へ変換するための変換機構(33)と、上記の別のピ
    ストン(12)を上記クランプ部材(4)へ向けて付勢する
    別のバネ(22)とによって構成し、 上記の作動室(18)へ供給した圧力流体によって上記の
    別のピストン(12)を上記の別のバネ(22)に抗して上
    記クランプ部材(4)から離間させるように構成し、 前記の環状のピストン(11)の受圧面積と上記クランプ
    部材(4)の受圧面積との合計面積を上記の別のピストン
    (12)の受圧面積よりも大きい値に設定した、ことを特
    徴とする旋回式クランプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の旋回式クランプ装置に
    おいて、 前記の圧力流体を圧油によって構成し、前記の作動室
    (18)を前記の旋回操作室(26)を経て圧油の給排口
    (40)へ連通させて構成した、ことを特徴とする旋回式
    クランプ装置。
JP9378596A 1996-04-16 1996-04-16 旋回式クランプ装置 Pending JPH09277132A (ja)

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