JPH09273205A - 雨水貯溜槽 - Google Patents

雨水貯溜槽

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JPH09273205A
JPH09273205A JP8526996A JP8526996A JPH09273205A JP H09273205 A JPH09273205 A JP H09273205A JP 8526996 A JP8526996 A JP 8526996A JP 8526996 A JP8526996 A JP 8526996A JP H09273205 A JPH09273205 A JP H09273205A
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Takaaki Kato
隆昭 加藤
Kazuhiko Uchida
和彦 内田
Kojiro Yuki
晃次郎 結城
Yaichi Shimizu
弥一 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現場工事の繁雑化を招くことなく高強度及び高
シール性を確保。作業効率が優れた貯溜槽を提供する。 【解決手段】底盤1と、横方向に隣接させたPCブロッ
ク製の壁部材と、壁部材21〜24により構築される側
壁2の上端開口部を閉塞する床版5とを具備し、壁部材
は、コーナー壁部材21と、中間壁部材22、23と、
柱壁部材24とからなり、これらの壁部材21〜24を
適数個隣接させて連結部材により緊締結合し、壁部材2
1〜24下部にはL型起立保持部(22aのみ図示)を
形成し、壁部材21〜24を施工現場に設置した直後か
ら施工後に至るまで安定的に配置されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量の雨水を一時
的に貯溜する場合等に好適に使用される雨水貯溜槽に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の雨水貯溜槽を例えば地下
に埋設し、その上面を人工基盤として利用することが行
われている。このような従来の雨水貯溜槽は、全体を現
場打ちコンクリートによって構築するか、箱形の形状を
なすプレキャストボックスカルバートによって構築する
か、あるいは、プレキャストコンクリートによって予め
形成された壁によって構築するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現場打ちコ
ンクリートによる構築は、鉄筋工、型枠大工、あるいは
足場、支保工等の熟練工が必要になる上に、コンクリー
トの養生の関係から工期の短縮が難しいという問題があ
る。特に、側壁は、面積が大きく多量の型枠が必要とな
るため、現場工事が繁雑なものになり、多くの時間を費
やすことになる。一方、プレキャストボックスカルバー
トを用いたものは、現場打ちのものに比べて工期を短縮
することができるが、箱形のボックスカルバートを並設
するため、貯溜槽の内部にも壁が存在することになる。
そのため、貯水量が減少するとともに、必要以上の材料
を要し不経済さを免れない。
【0004】また、内部に壁が存在すると、障害物が多
くなるため内部清掃が困難になり、清掃が終り水を導入
する際等には見通しが利かないことから内部に作業員が
残留していないかどうかを確認することが難しくなり、
安全性の点からも難点もある。このような難点はPCコ
ンクリート壁によって構築したものも同様である。上記
不具合を解消するための方策としては、例えば、底盤の
みを現場打ちコンクリートにより構成し、この底盤上に
プレキャストコンクリートブロック製の側壁を立設して
貯溜槽を構築し、その上面を覆う床部材を柱や梁によっ
て支持することが考えられる。
【0005】ところが、現場打ちコンクリート製の底盤
上にプレキャストコンクリートブロック製の壁部材を載
置して側壁等を構成する場合、その底盤と側壁との間の
接合強度やシール性を確保することが難しいという問題
があった。
【0006】本出願人は、このような事情に着目して現
場工事の繁雑化を招くことなしに高い強度及び高いシー
ル性を確保することができ、しかも、ボックスカルバー
ト等を使用するものに比べて内部容量を大きくすること
ができる雨水貯溜槽として先に特開平7−252870
号を提案した。
【0007】この先願に係る雨水貯溜槽は、少なくとも
側板がプレキャストコンクリートブロック製であるた
め、大掛かりな型枠工事が不要となり、鉄筋工、型枠大
工、あるいは足場、支保工等の熟練工に依存する度合い
を大幅に低減させて工事の繁雑化を防止し、併せて工期
を短縮することが可能となった。しかも、側壁と底盤と
の結合を前述のようにすれば、高い機械的強度とシール
性をともに確保することが可能となり、壁部材を底盤上
に横方向に遊動を許容する凹凸係合部を介して載置する
ようにしているため、側壁を構成する壁部材同士を連結
部材により相寄る方向に無理なく緊締することができ、
壁部材同士の接合部分のシール性を十分に確保すること
ができることとなった。
【0008】また、このような構成によれば、内部に壁
を設ける必要性がなくなり、床部材を柱部材や梁部材を
用いて支持することが可能となり、内部の構成が単純化
され、回転ブラシ等を有する洗浄装置を用いて貯溜槽内
部の洗浄を能率よく行うことが可能となった。
【0009】しかしながら、上記発明を施工する現場に
おいては、昨今の人手不足、技能工の不足から作業性の
一層の向上が望まれ、且つ各種作業の労働の単純化が望
まれている。そこで、上記先願の手段を基本としつつ、
更に作業性の工場を図り、併せて防水機能の向上を図る
ことが本発明の課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために次のような手段を講じたものである。請求
項1記載の発明に係る雨水貯溜槽は、底盤と、横方向に
隣接させる複数のプレキャストコンクリートブロック製
の壁部材と、これら壁部材により構築される側壁の上端
開口部を閉塞する床版とを具備し、壁部材はコーナー壁
部材と中間壁部材と柱壁部材と複数の部材を連結する連
結部材とからなり、壁部材には連結部材を挿通させる挿
通孔を穿設すると共に壁部材下部には起立保持部を一体
形成し、上記複数の壁部材を横方向に隣接させた状態で
連結部材により緊締結合することにより構築してなるこ
とを特徴とし、壁部材を施工現場に設置した直後から施
工後に至るまで安定的に配置されるようにしたものであ
る。
【0011】起立保持部の形状は側面L型で良いが、そ
のほか、単に幅広部を形成したもの、壁部材の側面形状
を三角形状としたもの、起立保持部をその幅方向におい
て部分的に、即ち櫛歯状に設けたもの等種々の形状が採
用される。なお、本請求項の発明は、三種類の壁部材、
即ち、コーナー壁部材と、中間壁部材と、柱壁部材とを
用いたが、梁支持が不要な小規模雨水貯溜槽であれば柱
壁部材は不要であり、これらの壁部材は適宜選択的に用
いるものとする。
【0012】請求項2記載の発明に係る雨水貯溜槽は、
上記手段において、壁部材の起立保持部として、壁部材
下部から少なくとも貯溜槽内側に延出部を形成すること
を特徴とし、延出部を底盤と一体化させることによって
壁部材の起立状態を安定的にしたもので、延出部は貯溜
槽内側のみならず外側に設ける手段を採用してもよい。
【0013】請求項3記載の発明に係る雨水貯溜槽は、
請求項2記載の発明に係る手段において、壁部材は側面
形状略L型とすることを特徴とし、最も単純な形状で製
造を容易にし貯溜槽としての使用状態を安定化させる。
【0014】請求項4記載の発明に係る雨水貯溜槽は、
請求項1〜3のいずれか1つの手段において、隣接して
配置する2つの壁部材の相対するそれぞれの当接部にお
いて、一方の当接部の厚み方向における中間部位に凸部
を設け、他方の当接部の厚み方向における中間部位には
前記凸部に対応する凹部を設け、両当接部が当接してい
る状態において凸部と凹部以外の部分に弾性体を介在さ
せ、且つ、凸部と凹部との間に隙間を形成することによ
り、壁部材の取付及び一体施工を簡略化すると同時に、
当接部における水密性を一層向上させる。
【0015】請求項5記載の発明に係る雨水貯溜槽は、
請求項4の手段において、貯溜槽のコーナー部に配置さ
れる複数のコーナー壁部材を平面形状L型とし、複数の
コーナー壁部材のうち、第1のコーナー壁部材の両側当
接部に凹部を形成するとともに、該第1のコーナー壁部
材の対角位置にあるコーナー壁部材の両側当接部にも凹
部を形成し、これら以外の壁部材においては第1のコー
ナー壁部材に近い側の当接部には凸部を形成し、遠い側
の当接部には凹部を形成することによって、施工時にお
いて壁部材の配置・連結作業を上記第1のコーナー壁部
材の両当接部からそれぞれスタ−トさせ、対角位置にあ
るコーナー壁部材の位置で終わらせることにより、壁部
材全体のの配置・連結作業に伴う誤差をこの終了位置の
コーナー壁部材との目地量で調整する。
【0016】なお、請求項5記載の発明に係る雨水貯溜
槽は、上記のように壁部材の当接部に形成された凹部又
は凸部を特定に位置関係に配置した場合の発明である
が、他の請求項の発明においては必ずしもこの発明の構
成にとらわれるものではなく、例えばコーナー壁部材を
含めて全ての壁部材の凹部及び凸部を一定方向に順次配
置する手段、あるいは、部分的には凹部同士が当接する
手段の雨水貯溜槽も考えられることを付言しておく。
【0017】請求項6記載の発明に係る雨水貯溜槽は、
請求項1〜5のいずれか1つの手段において、挿通孔の
中途部に配置する凹陥部を壁部材における当接部近傍以
外の部分に形成することで、1本の連結部材で複数の壁
部材を一括して締結することで作業効率を向上させる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図1
〜図13を参照にして説明する。
【0019】A.構成の全体概要について この雨水貯溜槽は、図1、2に示すように、底盤1と、
側壁2と、柱部材3と、梁部材4と、床版5とを具備し
てなるもので、地中に埋設して使用される。
【0020】B.底盤1について 底盤1は、図1、2に示すように、掘削領域の地下部に
複数本の基礎杭10・・・が打ち込まれた後、掘削領域
の底部にコンクリートを打設して形成される現場打ちコ
ンクリート製のもので、側壁2の雨水貯溜槽内側下辺に
当接する縁部を形成していると共に、柱部材3を立設す
べき部位に柱用の嵩上部12を有しており、嵩上部12
には上下方向に柱部材3連結用のPC鋼棒の挿通孔が穿
設されている。なお、嵩上部12の上面に柱部材3連結
用の異型鉄筋(図外)を突設する手段を採用してもよ
い。
【0021】底盤1は、コンクリートを打設して形成し
てもよいが、地盤が平坦で安定している場合はプレキャ
スト板を用いてもよい。また、嵩上部12もプレキャス
トコンクリートブロック製を使用してもよく、嵩上部1
2と柱部材3とを一体物のプレキャストコンクリートブ
ロック製とすれば柱部材3を嵩上部12上に立設する作
業を省略する事ができる。
【0022】C.側壁2について 側壁2は、図1又は図2に示すように、コーナー壁部材
21と、中間壁部材22、23と、柱壁部材24とから
なるもので、これらの壁部材21〜24を選択的に組み
合わせて横方向に隣接させ、PC鋼棒等の連結部材によ
り緊締結合することにより構築される。なお、以下に
「コーナー壁部材21」、「中間壁部材22」、「中間
壁部材23」又は「柱壁部材24」を表現するときは、
「壁部材21〜24」と記載する。
【0023】D.コーナー壁部材21について コーナー壁部材21は、図3、4に示すように、プレキ
ャストコンクリートブロック製のもので、平面L型をな
す屈曲状をなしており、下端両側部には起立安定性を確
保するための鉛直断面L型の起立保持部21aが設けて
あり、上端近傍部内面側には水平な突部を形成し床受面
21dを形成している。
【0024】また、コーナー壁部材21の左右両当接部
にはその厚み方向の中間位置に凸部21b又は凹部21
cが設けてある。実施例では凸部21bは凸条に、凹部
21cは凹溝として形成してあるが凸部21b及び凹部
21cはこの形状に限定されるものではない。なお、コ
ーナー壁部材21ばかりでなく後述のそれぞれの中間壁
部材22、23及び柱壁部材24は、壁部材の左右両当
接部において、凹部又は凸部のどちらを配置させるかに
よってはすべて完全な同一形状ではなく対称的な形状と
なることもある。
【0025】E.中間壁部材22、23について 中間壁部材22と中間壁壁部材23とは、側壁2のうち
縦壁又は横壁を構成する点で相違するものの、連結部材
挿通用の挿通孔の位置を除いて基本的に同一構造であ
る。中間壁部材22と中間壁壁部材23は、図5に示す
ように、プレキャストコンクリートブロック製で、下端
部には起立安定性を確保するための起立保持部22a、
23aが設けてあり、上端近傍部の内面側に水平な突出
部を突設して床受面22d、23dを形成している。ま
た、中間壁部材22、23の左右の当接部を形成する側
辺に沿ってコーナー壁部材21と同様の凸部22b、2
3b、又は、凹部22c、23cが選択的に設けてあ
る。
【0026】F.柱壁部材24について 柱壁部材24は、図6に示すように、プレキャストコン
クリートブロック製でこの柱壁部材24の下端部には起
立安定性を確保するための起立保持部24aが設けてあ
り、上端近傍部の内面側には水平な突出部を突設して床
受面24dを形成している。また、この柱壁部材24の
内面中央部には、柱部材3と同じ高さ寸法をなす柱部2
4eが一体に形成してあり、この柱部24eの上面を梁
受面24fとなしている。
【0027】壁部材24における梁部材4の小口に対応
する部位には梁配置部24gが設けてあり、壁部材24
の柱部24eに形成された梁受面24fと突出部の上面
に形成された床受面24dとの高低差は、梁部材4の上
下方向寸法に対応させてある。また、各壁部材21〜2
4の床受面21d〜24dと該各壁部材21〜24の上
端面との上下方向距離は、床版5の厚み寸法に対応させ
てある。
【0028】G.壁部材21〜24の連結(一体化)に
ついて 側壁2は、図9、10に示すように、各壁部材21〜2
4を、適宜配列してそれぞれ当接部の凹凸部を係合さ
せ、連結部材であるPC鋼材25により相寄る方向に緊
締連結する。なお、PC鋼材25は、壁部材の場所に応
じてPC鋼棒あるいはストランドが選択的に用いられる
が、この場合を表現するときはPC鋼材25と記載す
る。
【0029】図7はPC鋼材25による隣接する壁部材
(図7は壁部材22と壁部材22との連結の場合を示し
ているが、他の壁部材でも同様である)同士の緊締部分
を示している。すなわち、壁部材21〜24には、図7
及び図13に示すように、PC鋼材25からなる連結部
材を連通させる挿通孔26・・・を穿設するとともに、
壁部材21〜24の4〜6個毎に挿通孔26・・・に連
通する凹陥部27を箱抜により形成する。
【0030】換言すれば、これら凹陥部27同士を連通
させるようにして壁部材21〜24内にPC鋼材の挿通
孔26・・・が穿設してあると言ってもよい。そして、
そのPC鋼材の挿通孔26・・・内に挿入したPC鋼材
25の両端ねじ部を各凹陥部27・・内に位置させ、そ
のPC鋼材25に緊張力を付与しつつそれぞれ定着する
ことによって、隣接する壁部材21〜24同士を緊締結
合するようにしてある。なお、図4、図5の(A)及び
図6の(A)は挿通孔は省略して記載してある。
【0031】H.壁部材当接部分について 図7は、隣接する2つの壁部材(例えば中間壁部材2
2、22)のそれぞれの相対する当接部において、一方
の当接部の中間部位には凸部22bを当接部の長さ方向
に沿って連続して設け、他方の当接部の中間部位には前
記凸部22bに対応する凹部22cを設け、両当接部が
当接している状態において凸部22bと凹部22c以外
の部分、即ち、当接部の周辺部分に沿って形成されてい
る幅狭で浅い切欠き長溝にブチルゴム等の弾性体28、
28を配置し、且つ、凸部22bと凹部22cとの間に
隙間を形成する。なお、弾性体28、28は予め壁部材
の当接部の一方、例えば凹部22cを設けた当接部に工
場段階で張り付けておくと現場における施工において便
利である。両当接部の目地部には何らシール処理を施す
必要はないが、ポリウレタン製の目地材を充填してもよ
い。
【0032】I.柱部材3について 柱部材3は、図1、2及び図8に示すように、プレキャ
ストコンクリートブロック製のもので、水平断面長方形
あるいは正方形の角柱状をなしており、上端部には張出
部からなる梁受部31を形成している。そして、柱部材
3と底盤1の嵩上部12に上下方向に連通させて配置し
たPC鋼棒により、柱部材3を底盤1の嵩上部12の固
定し立設させる。柱部材3と底盤1の嵩上部12に加え
て後述の梁部材4も同一のPC鋼棒により締結してもよ
い。なお、嵩上部12に異型鉄筋(図外)を突設して柱
部材3を底盤1上に立設して固定してもよい。
【0033】J.梁部材4について 梁部材4は、図1、2及び図8に示すように、プレキャ
ストコンクリートブロック製のもので、角柱状をなして
おり、上端部両縁に張出部を突設して水平な床受面41
を形成している。この梁部材4はその両端部を柱壁部材
24の梁受面24fと柱部材3間に架設される。
【0034】K.床版5について 床版5は、図1、図2、図9又は図12に示すように、
プレキャストコンクリートブロック製の長方形をなす床
部材51を、複数枚隣接させて敷設したもので、各床部
材51は、壁部材21〜24の床受面21d〜24d及
び梁部材4の床受面41に支持されている。床部材5
1、51同士の接合はハイテンションボルト52により
行っている。また、壁部材21〜24に支持された床部
材51は、連結部材たる異型鉄筋25aにより壁部材2
1〜24に緊締結合されている。
【0035】図12及び図13に示すように、壁部材2
1〜24の前記異型鉄筋25aの挿通孔26に合致し得
る部位に、座ぐり穴(例えば22e)を形成している。
そして、それら異型鉄筋25aの両端ねじ部を前記座ぐ
り穴22e及び床部材51に形成した凹陥部51a内に
位置させ、その異型鉄筋25aに緊張力を付与した状態
で前記各ねじ部にボルトを定着して、前記壁部材21〜
24と床部材51・・・とを緊締結合している。異型鉄
筋25aに代えてPC鋼棒を用いてもよい。
【0036】L.施工法について 次いで、この雨水貯溜槽の施工法の実施例の概略を順を
追って説明する。先ず、公知の手段で土留工を行ったの
ち、地面を掘削し所定深さまで掘り下げて、緊締作業を
行うためのスペースを考慮した広さの貯溜槽用穴を確保
する。また、これに加えて必要に応じて資材搬入用の斜
路を造成する。
【0037】次に、貯溜槽用穴の底に基礎工、例えば、
多数の基礎杭10・・・を打設する。そして、更に砕石
基礎11又は基礎コンクリートを設けて基礎工を終了し
資材を搬入可能とする。また、必要に応じてモルタルを
敷き高さを調節する。次に、この上に雨水貯溜槽の一側
壁2を構成するコーナー壁部材21及び中間壁部材22
を凸部と凹部とが相対するように据え付け、また、最初
の柱壁部材24、24までのブロック(図12の甲区
域)据え付けを行い、ナット、ワッシャ、アンカープレ
ート等を用いて挿通孔に挿入したPC鋼棒により緊張工
を行う。
【0038】次に、図12の甲区域、即ち、最初の柱壁
部材24、24に対応する柱部材3・・の据え付けを行
い、これらの柱壁部材24、24及び柱部材3・・に梁
部材4・・を載置し、PC鋼棒あるいはPCストランド
により緊締結合を行い、甲区域の作業を終える。この場
合甲区域の床版5・・の配置・固定を行ってもよい。床
部材51、51の連結は、床部材51の長辺に固設され
ているハイテンションボルト52・・同士を用いる。
【0039】そして、次の乙、丙(図外)・・区域で同
様の作業を行い、略全ての壁部材21〜24の配置・固
定が終了した段階で、底盤1用の配筋工を行いコンクリ
ートを打設する。必要に応じて各壁部材21〜24間の
目地を施工し、床部材51上に防水加工を施し、更に周
辺の土砂の埋戻しを行うことにより施工が完了する。
【0040】M.他の実施例について なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されるもの
ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可
能である。例えば、柱壁部材の柱部や、柱部材は、四角
断面に代えて円形断面や多角形断面にしてもよい。
【0041】また、壁部材同士を緊締連結するための構
成も、前記実施例のものに限定されるものではなく、例
えば、複数の壁部材に亘って挿通させた長尺のPC鋼材
によって、各壁部材を緊締結合するようにしてもよい。
PC鋼材に緊張力を付与する方法は、ナットの締め付け
のみによるものであってもよいし、あるいは、油圧ジャ
ッキ等を用いてPC鋼材に緊張力を与えておき、その緊
張状態でナットを定着し、しかる後に油圧ジャッキや、
この油圧ジャッキの牽引力を前記PC鋼材に伝達するた
めの緊張棒及びカップラ等を除去するような手法によっ
てもよい。
【0042】N.本発明に係る実施例をまとめると下記
の通りである。第1実施例の雨水貯溜槽は、底盤1と、
横方向に隣接させて複数のプレキャストコンクリートブ
ロック製の壁部材21〜24と、これら壁部材21〜2
4により構築される側壁2の上端開口部を閉塞する床版
5とを具備し、壁部材21〜24は、コーナー壁部材2
1と、中間壁部材22、23と、柱壁部材24とからな
り、これらの壁部材21〜24を隣接させて連結部材2
5により緊締結合することにより構築されてなる雨水貯
溜槽であって、壁部材21〜24下部には壁部材の起立
保持部21a〜24aを形成することを特徴とし、壁部
材21〜24を施工現場に設置した直後から施工後に至
るまで安定的に配置されるようにしたものである。
【0043】起立保持部21a〜24aの形状は実施例
のように側面L型で良いが、その他、単に幅広部を形成
したもの、壁部材21〜24の側面形状を三角形状とし
たもの、起立保持部21a〜24aをその幅方向におい
て部分的に、即ち櫛歯状に設けたもの等種々の形状が採
用される。なお、本実施例は、三種類の壁部材、即ち、
コーナー壁部材21と、中間壁部材22、23と、柱壁
部材24とを用いたが、梁支持が不要な小規模雨水貯溜
槽であれば柱壁部材24は不要であり、これらの壁部材
は適宜選択的に用いるものとする。
【0044】第2実施例の雨水貯溜槽は、第1実施例に
おいて、壁部材の起立保持部21a〜24aとして、壁
部材下部から少なくとも貯溜槽内側に延出部を形成する
ことを特徴とし、延出部を底盤1と一体化させることに
よって壁部材の起立状態を安定的としたもので、延出部
は貯溜槽内側のみならず外側にも設けてのよい。
【0045】第3実施例の雨水貯溜槽は、第2実施例に
おいて、壁部材は側面形状略L型とすることを特徴と
し、最も単純な形状で製造を容易化し貯溜槽としての使
用状態を安定化させたものである。
【0046】第4実施例の雨水貯溜槽は、第1〜3実施
例のいずれか1つにおいて、隣接する2つの壁部材、例
えば中間壁部材22、22のそれぞれの相対する当接部
において、一方の当接部の幅方向における中間部位に凸
部22bを設け、他方の当接部の中間部位には前記凸部
22bに対応する凹部22cを設け、両当接部が当接し
ている状態において凸部22bと凹部22c以外の部分
にブチルゴム等の硬質の弾性体28、28を介在させ、
且つ、凸部22bと凹部22cとの間に隙間を形成する
ことにより、壁部材の取付・一体化施工を簡略化すると
同時に、当接部における水密性を一層向上させることと
した。
【0047】5.第5実施例の雨水貯溜槽は、第4実施
例において、貯溜槽のコーナー部に配置されるコーナー
壁部材21を平面形状L型とし、第1のコーナー壁部材
21の両当接部には凹部21cを形成するとともに、そ
のコーナー壁部材21の対角位置にあるコーナー壁部材
21の両当接部には凹部21cを形成し、これら以外の
壁部材21、21においては第1のコーナー壁部材21
に近い側の両当接部には凸部21b、21bを形成した
ことによって、施工時において壁部材21〜24の配置
・連結作業を上記第1のコーナー壁部材21からスタ−
トさせ、対角位置にあるコーナー壁部材21の位置で終
わらせることにより、壁部材21〜24の配置・連結作
業に伴う誤差をこの終了位置の目地量で調整することが
できるから、施工を円滑に進めることができる。
【0048】6.第6実施例の雨水貯溜槽は、実施例1
〜5のいずれか1つにおいて、連続して隣接する複数の
壁部材をPC鋼材等の連結部材25で連結するに当た
り、挿通孔の中途部に配置する凹陥部を当接部近傍以外
の部分に形成することで、1本の連結部材25で複数の
壁部材を一括して取り扱えることから作業の効率性を向
上させることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成により下記
の効果を奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、壁部材がコーナー壁
部材と中間壁部材と柱壁部材とからなり、これらの壁部
材を隣接させて連結部材により緊締結合することにより
構築されてなる雨水貯溜槽であって、現場工事の繁雑化
を招くことなしに高い強度及びシール性を確保すること
ができるのみならず、壁部材下部には壁部材の起立保持
部を形成したことにより、壁部材は施工現場に設置した
直後から施工後に至るまで安定的な起立状態で配置され
る。
【0050】2.請求項2記載の発明によれば、上記効
果に加えて、壁部材下部から少なくとも貯溜槽内側に延
出部を形成したことにより、延出部を底盤と一体化させ
ることによって壁部材の起立状態をより安定的とするこ
とができる。
【0051】3.請求項3記載の発明によれば、前項の
効果に加えて、壁部材は側面形状略L型とすることによ
り、最も単純な形状で壁部材の製造を容易化し貯溜槽と
しての使用状態を安定化させる。
【0052】4.請求項4記載の発明によれば、請求項
1〜3のいずれか1つの効果に加えて、両当接部が当接
している状態において凸部と凹部以外の部分にブチルゴ
ム等の硬質の弾性体を介在させ、且つ、凸部と凹部との
間に隙間を形成することにより、壁部材の取付・一体化
施工を簡略化すると同時に、当接部における水密性を一
層向上させることができる。
【0053】5.請求項5記載の発明によれば、請求項
4の効果に加えて、施工時において壁部材の配置・連結
作業を上記第1のコーナー壁部材からスタ−トさせ、対
角位置にあるコーナー壁部材の位置で終わらせることに
より、壁部材の配置・連結作業に伴う誤差をこの終了位
置の目地量で調整することができるから、施工を円滑に
進めることができる。
【0054】6.請求項6記載の発明によれば、請求項
1〜5のいずれか1つの効果に加えて、挿通孔の中途部
に配置する凹陥部を当接部近傍以外の部分に形成するこ
とで、1本の連結部材で複数の壁部材を一括して取り扱
えることから作業の効率性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部断面の部分斜視図。
【図2】図1のI−II線の部分縦断面図。
【図3】同実施例の4つのコーナー壁部材の平面図。
【図4】同壁部材の側面図。
【図5】同実施例の中間壁部材の側面図(A)及び正面
図(B)。
【図6】同実施例の柱壁部材の側面図(A)及び正面図
(B)。
【図7】同実施例の中間部材接合部分の平面図。
【図8】同実施例の柱部材に梁部材を載置した状態の縦
断面図。
【図9】同実施例の床部材の平面図。
【図10】同実施例の壁部材の連結状態を示す平面図。
【図11】同実施例の壁部材の連結状態を示す平面図。
【図12】同実施例の壁部材に床部材を載置した状態の
平面図。
【図13】同実施例の壁部材に床部材を載置した状態の
縦断面図。
【符号の説明】
1・・・底盤 2・・・側壁 3・・・柱部材 4・・・梁部材 5・・・床版 10・・・基礎杭 11・・・砕石基礎 12・・・嵩上部 21・・・コーナー壁部材 21a・・・起立保持部 21b・・・凸部 21c・・・凹部 21d・・・床受面 22・・・中間壁部材 22a・・・起立保持部 22b・・・凸部 22c・・・凹部 22d・・・床受面 22e・・・座ぐり穴 23・・・中間壁部材 23a・・・起立保持部 23b・・・凸部 23c・・・凹部 23d・・・床受面 24・・・柱壁部材 24a・・・起立保持部 24b・・・凸部 24c・・・凹部 24d・・・床受面 24e・・・柱部 24f・・・梁受面 24g・・・梁配置部 25・・・PC鋼材(連結部材) 25a・・・異型鉄筋(連結部材) 26・・・挿通孔 27・・・凹陥部 28・・・弾性体 31・・・梁受部 41・・・床受面 42・・・小口 43・・・空間 51・・・床部材 51a・・・凹陥部 52・・・ハイテンションボルト 甲・乙・・・作業単位区域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 弥一 東京都中央区築地1丁目8番2号 旭コン クリート工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底盤と、横方向に隣接させる複数のプレキ
    ャストコンクリートブロック製の壁部材と、これら壁部
    材により構築される側壁の上端開口部を閉塞する床版と
    を具備し、壁部材はコーナー壁部材と中間壁部材と柱壁
    部材と複数の壁部材を連結する連結部材とからなり、壁
    部材には連結部材を挿通させる挿通孔を穿設すると共に
    壁部材下部には起立保持部を一体形成し、上記複数の壁
    部材を横方向に隣接させた状態で連結部材により緊締結
    合することにより構築したことを特徴とする雨水貯溜
    槽。
  2. 【請求項2】起立保持部として、壁部材下部から少なく
    とも貯溜槽内側に延出部を形成することを特徴とする請
    求項1記載の雨水貯溜槽。
  3. 【請求項3】壁部材を側面形状略L型に形成して起立保
    持部を構成させることを特徴とする請求項2記載の雨水
    貯溜槽。
  4. 【請求項4】隣接して配置する2つの壁部材のそれぞれ
    の相対する当接部において、一方の当接部の厚み方向に
    おける中間部位に凸部を設け、他方の当接部の厚み方向
    における中間部位には前記凸部に対応する凹部を設け、
    両当接部が当接している状態において凸部と凹部以外の
    部分に弾性体を介在させ、且つ、凸部と凹部との間に隙
    間が形成されることを特徴とする請求項1〜3記載のい
    ずれか1つの雨水貯溜槽。
  5. 【請求項5】貯溜槽のコーナー部に配置される複数のコ
    ーナー壁部材を平面形状L型とし、複数のコーナー壁部
    材のうち、第1のコーナー壁部材の両側当接部に凹部を
    形成するとともに、該第1のコーナー壁部材の対角位置
    にあるコーナー壁部材の両側当接部にも凹部を形成し、
    これら以外の壁部材においては第1のコーナー壁部材に
    近い側の当接部には凸部を形成し、遠い側の当接部には
    凹部を形成することを特徴とする請求項4記載の雨水貯
    溜槽。
  6. 【請求項6】挿通孔の中途部に配置する凹陥部を壁部材
    における当接部近傍以外の部分に形成することを特徴と
    する請求項1〜5記載のいずれか1つの雨水貯溜槽。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021001A (ja) * 2000-07-05 2002-01-23 Shinichiro Hayashi 車両の路盤支持施設
KR100952605B1 (ko) * 2009-09-09 2010-04-16 김병기 우수 저류조
KR101143511B1 (ko) * 2012-01-30 2012-05-09 김재영 우수저류조
KR102503888B1 (ko) * 2022-09-21 2023-02-27 (주)주성이앤씨 계단식 변단면 구조의 프리텐션 psc벽체를 구비한 지하공간구조물 및 이의 시공방법

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