JPH0927206A - 壁面照明器具 - Google Patents

壁面照明器具

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JPH0927206A
JPH0927206A JP17770995A JP17770995A JPH0927206A JP H0927206 A JPH0927206 A JP H0927206A JP 17770995 A JP17770995 A JP 17770995A JP 17770995 A JP17770995 A JP 17770995A JP H0927206 A JPH0927206 A JP H0927206A
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JP
Japan
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light
diffusion
panel
louver
wall surface
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Pending
Application number
JP17770995A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Fukita
輝雄 吹田
Masayuki Ueda
雅之 上田
Kimimichi Yamazaki
公通 山崎
Takeshi Hatori
武 羽鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIKO DENKI KK
DAIKO ELECTRIC
Original Assignee
DAIKO DENKI KK
DAIKO ELECTRIC
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Publication date
Application filed by DAIKO DENKI KK, DAIKO ELECTRIC filed Critical DAIKO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の拡散作用を増強して光ムラを取り除き、
壁面照明の均一度を高める。 【解決手段】 器具枠11の前面部に設けられるルーバ
17…を、相対的に光の透過率が低くて光の照射方向を
規制する反射拡散パネル18と、相対的に光の透過率が
高くて反射拡散パネル18の後方でルーバ17と交差す
る方向の光を拡散させ減衰させる拡散減衰パネル19と
によって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物内の側壁面、天
井面、床面、それに看板等の垂直または水平な壁面を照
明するための壁面照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】壁面照明器具は、たとえば美術館や博物
館において、基本照明手段として絵画や写真等が展示さ
れた側壁面を上(天井面側)から下(床面側)までほぼ
同じ照度で均一に照明するために用いられる。
【0003】従来、この壁面照明器具は、図4に示すよ
うに、器具枠1内に一乃至複数の光源(蛍光灯)2…
と、この光源2…からの光を器具枠前面側に反射させる
反射板3とが設けられるとともに、器具枠前面部に、光
の反射・拡散作用を行う複数枚のルーバ4…がほぼ一定
の間隔を置いて平行に設けられて成り、側壁面を照明す
る場合は天井面に設置される。5はルーバ4…が取付け
られたルーバ枠である。
【0004】ここで、壁面照度は、器具からの距離と光
の入射角度によって異なり、側壁面全体を均一に照明す
るためには、器具に近い天井面側部分の光量を少なく
し、器具から遠い床面側部分の光量を多くする必要があ
る。
【0005】たとえば、図5に示すように、高さ3.5
mの側壁面W1を、側壁面W1から1.5m離れた天井
面W2に設置された照明器具Aによって100Lx均一
に照明する場合、側壁面W1全体を均一に照明するため
には、天井面W2側端部(入射角度0°)の必要光度が
225cdであるのに対し、床面W3側端部(入射角度
66.8°)では約16倍の3681cdの光度を必要
とする。
【0006】ルーバ3…は、このような均一照明のため
の光の制御を行うもので、両面白色塗装された薄鋼板か
ら成り、側壁面W1の下部に対しては光をほぼストレー
トに通し、上部に対しては光を遮り、反射・拡散させて
光量を絞る役目を果たす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
高反射型金属板単独のルーバ3…を用いた従来の壁面照
明器具によると、側壁面上部に対してルーバ3…による
遮光作用が強く働き、光拡散作用が十分でない結果、と
くに側壁面上部にルーバ3…に対応する帯状の影が発生
して照明ムラを呈し、均一照明という所期の目的が十分
達成されないという問題があった。
【0008】そこで本発明は、ルーバによる光の拡散作
用を増強して光ムラを取り除き、壁面照明の均一度を高
めることができる壁面照明器具を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内部
に光源が設けられた器具枠の前面部に、複数のルーバが
間隔を置いて設けられ、このルーバは、相対的に光透過
率が低くて光の照射方向を規制する反射拡散パネルと、
相対的に光透過率が高くて上記反射拡散パネルの後方で
光を拡散・減衰させる拡散減衰パネルとによって構成さ
れたものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、反射拡散パネルが金属板にて形成され、拡散減衰パ
ネルが乳白色のプラスチック板にて形成され、これらが
一体に連結されたものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、プラスチック板としてアクリル樹脂板が用いられた
ものである。
【0012】上記構成によると、相対的に光透過率の低
い高反射形の反射拡散パネルがとくに光の照射方向を規
制する役目を果たし、光透過率の高い拡散減衰パネル
が、反射拡散パネルの手前で、ルーバと交差する方向の
光を拡散させ、減衰させる役目を果たす。
【0013】この二種類のパネルの作用の相乗効果によ
り、ルーバ全体として光の拡散作用と、ルーバと交差す
る方向の光の減衰作用が増強される。
【0014】これにより、たとえば天井面から側壁面を
照明する場合に、側壁面の上部に対してはルーバによっ
て光が拡散し減衰して照射されることによって帯状の影
を消し、光ムラの発生を防止することができる。
【0015】一方、 ルーバ(とくに反射拡散パネル)によってストレー
ト光が側壁面下部に導かれる。
【0016】 拡散減衰パネルでの光拡散作用によっ
て各ルーバが個々に疑似光源を持つ形になるため、側壁
面下部に照射される光量が実質的に増加する。
【0017】この二点により、拡散減衰パネルを持たな
いルーバを用いる場合と比較して、側壁面下部で照度が
増加することになるため、側壁面上部と下部の照度の均
一性が高められる。
【0018】また、請求項2の構成によると、反射拡散
パネルと拡散減衰パネルとを一体に連結してルーバを構
成しているため、これらを別体として別々に取付ける場
合と比較してルーバの取付けが簡単となる。
【0019】さらに、請求項3の構成によると、拡散減
衰パネルが耐熱性に富むアクリル樹脂板にて形成されて
いるため、同パネルの光源熱による変形等のおそれがな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図3
によって説明する。以下の実施形態では、従来説明に合
せて建物内の側壁面を照明する照明器具を適用対象とし
て例にとっている。
【0021】図において、11は天井面W2に取付けら
れる器具枠で、この器具枠11内に1乃至複数(図例で
は3つ)の光源12と、この光源12からの光を前面側
に反射させる反射板13とが設けられている。14は器
具枠11に設けられた放熱孔、15は天井面W2の下方
に設置される天井パネルである。
【0022】また、光の出口となる器具枠前面部に額縁
状のルーバ枠16が取付けられ、このルーバ枠16に多
数枚のルーバ17…が一定間隔を置いて平行に設けられ
ている。
【0023】このルーバ17…は、基本的には光源光を
側壁面の下部(図5の照明例でいえば側壁面W1の床面
上0.3m〜0.5mの範囲)に向けて照射する角度θ
(上記例では70°〜75°)をもって設置される。
【0024】各ルーバ17は、反射拡散パネル18と、
器具枠内方側においてこの反射拡散パネル18に接着、
ビス止め等にて一体に連結された拡散減衰パネル19と
から成る複合パネル構造となっている。
【0025】なお、拡散減衰パネル19は、長さ方向の
両端にフランジ19aを有し、このフランジ19aがル
ーバ枠15にビス止めされている。
【0026】反射拡散パネル18は両面白色塗装された
薄鋼板(たとえば厚み1.0mm)、拡散減衰パネル1
9は乳白色に加工されたやや厚手(たとえば厚み2.0
mm)のアクリル樹脂板にてそれぞれ形成され、それぞ
れ次のような機能を果たす。
【0027】 反射拡散パネル18:相対的に光透過
率が低くて(光反射率が高くて)、光の照射方向をルー
バ角度θで決まる方向に規制するとともに、隣り合う反
射拡散パネル18との間での反射作用の繰り返しによっ
て光を拡散させる。
【0028】 拡散減衰パネル19:相対的に光透過
率が高くて、ルーバ17と交差する方向の光を多方向に
拡散させるとともに、光を吸収し減衰させる。
【0029】この両パネル18,19の異なる作用の相
乗効果により、ルーバ17全体として光の拡散作用と、
ルーバ17と交差する方向の光の減衰作用が増強され
る。
【0030】これにより、側壁面を照明する場合に、 (イ)側壁面W1の上部に対しては、ルーバ17によっ
て光が減衰して照射されることによって絶対光量が絞ら
れると同時に、光の多方向拡散作用によって帯状の影が
消される。
【0031】(ロ)とくに光反射率の高い反射拡散パネ
ル18によってストレート光および反射光が側壁面下部
に導かれる。
【0032】(ハ)図3に示すように、とくに拡散減衰
パネル19での光拡散作用によって各ルーバ17が個々
に疑似光源Aを持つ形になるため、側壁面下部に照射さ
れる光量が実質的に増加する。
【0033】この(イ)(ロ)(ハ)により、拡散減衰パネ
ル19を持たない金属板単独のルーバを用いる場合と比
較して、光ムラが発生せず、側壁面上部と下部の照度を
均等として側壁面全体を均一に照明することができる。
【0034】なお、拡散減衰パネル19の素材として
は、アクリル樹脂板のほか、ポリカーボネート、塩化ビ
ニル等の各種プラスチック板を用いることができる。但
し、アクリル樹脂板を用いると、耐熱性が高く、光源熱
による変形等が生じないため、器具の耐久性が向上す
る。
【0035】ところで、上記実施形態では、ルーバ17
を構成する反射拡散パネル18と拡散減衰パネル19を
一体に連結したが、この両パネル18,19を別体と
し、ルーバ枠16に別々に取付けてもよい。
【0036】また、拡散減衰板19の素材として、アク
リル樹脂板等のプラスチック板と同等の光拡散・減衰作
用を有する非プラスチック材を用いてもよい。
【0037】さらに、上記実施形態では建物内の天井面
に設置して側壁面を照明する場合を例にとったが、本発
明は、床面に設置して側壁面を照明する器具、天井面を
照明する器具、看板を照明する器具等、各種壁面の照明
器具に広く適用することができる。
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、器具
枠の前面部に設けられるルーバを、相対的に光の透過率
が低くて光の照射方向を規制する反射拡散パネルと、相
対的に光の透過率が高くて反射拡散パネルの手前でルー
バと交差する方向の光を拡散させ減衰させる拡散減衰パ
ネルとによって構成したから、この二種類のパネルの相
乗作用により、ルーバ全体として光の拡散作用と、ルー
バと交差する方向の光の減衰作用が増強される。
【0039】これにより、たとえば天井面から側壁面を
照明する場合に、側壁面の上部に対してはルーバによっ
て光が拡散し減衰して照射されることによって帯状の影
を消し、光ムラの発生を防止することができる。
【0040】一方、ルーバ(とくに反射拡散パネル)に
よってストレート光が側壁面下部に導かれること、およ
び拡散減衰パネルでの光拡散作用によって各ルーバが個
々に疑似光源を持つ形になるため、側壁面下部に照射さ
れる光量が実質的に増加する。
【0041】この二点により、拡散減衰パネルを持たな
いルーバを用いる場合と比較して、側壁面下部で照度が
増加することになるため、側壁面上部と下部の照度の均
一性を高めることができる。
【0042】また、請求項2の発明によると、反射拡散
パネルと拡散減衰パネルとを一体に連結してルーバを構
成しているため、これらを別体として別々に取付ける場
合と比較してルーバの取付けが簡単となる。
【0043】さらに、請求項3の発明によると、拡散減
衰パネルが耐熱性に富むアクリル樹脂板にて形成されて
いるため、同パネルの光源熱による変形等のおそれがな
く、器具の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる照明器具の断面
図である。
【図2】同器具におけるルーバ単体の部分拡大斜視図で
ある。
【図3】同ルーバの作用を説明するための図である。
【図4】従来の壁面照明器具を示す断面図である。
【図5】壁面照明器具による側壁面の均一照明作用を説
明するための図である。
【符号の説明】
11 器具枠 12 光源 13 反射板 17 ルーバ 18 ルーバを構成する反射拡散パネル 19 同拡散減衰パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽鳥 武 大阪市生野区鶴橋5−2−10 大光電機株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に光源が設けられた器具枠の前面部
    に、複数のルーバが間隔を置いて設けられ、このルーバ
    は、相対的に光透過率が低くて光の照射方向を規制する
    反射拡散パネルと、相対的に光透過率が高くて上記反射
    拡散パネルの後方で光を拡散・減衰させる拡散減衰パネ
    ルとによって構成されたことを特徴とする壁面照明器
    具。
  2. 【請求項2】 反射拡散パネルが金属板にて形成され、
    拡散減衰パネルが乳白色のプラスチック板にて形成さ
    れ、これらが一体に連結されたことを特徴とする請求項
    1記載の壁面照明器具。
  3. 【請求項3】 プラスチック板としてアクリル樹脂板が
    用いられたことを特徴とする請求項2記載の壁面照明器
    具。
JP17770995A 1995-07-13 1995-07-13 壁面照明器具 Pending JPH0927206A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468688Y1 (ko) * 2013-05-21 2013-08-29 김석현 가변형 입면패턴이 구비된 건축벽체
US9494300B2 (en) 2013-12-25 2016-11-15 Minebea Co., Ltd. Illuminating apparatus
CN111024369A (zh) * 2019-12-13 2020-04-17 一汽解放汽车有限公司 可移动式升降高光墙
CN111022972A (zh) * 2019-12-16 2020-04-17 深圳亿和光创股份有限公司 一种新型的内置单排格栅防眩洗墙灯
US20210397875A1 (en) * 2018-11-08 2021-12-23 DILAX Intelcom GmbH Device and method for distinguishing and counting persons and objects

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