JPH09270041A - 紙幣回収処理装置 - Google Patents

紙幣回収処理装置

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JPH09270041A
JPH09270041A JP8079182A JP7918296A JPH09270041A JP H09270041 A JPH09270041 A JP H09270041A JP 8079182 A JP8079182 A JP 8079182A JP 7918296 A JP7918296 A JP 7918296A JP H09270041 A JPH09270041 A JP H09270041A
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Hiroshi Ochi
智 寛 越
Hiroki Kuwata
田 宏 紀 桑
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 結束および回収の効率にすぐれた紙幣回収処
理装置を提供する。 【解決手段】 一つの収納庫に金種が混在した状態で収
納されている損券を帯封処理するに際し、結束に該当し
ない金種の紙幣および端数枚の紙幣を一時保留部201
〜203、207に溜め、優先的な結束対象となってい
る紙幣は複数の整体部107a、108bおよび結束部
108で結束を行うようにし、そうでない紙幣は損券収
納庫208に集積させ、これを再度繰り出してその結束
作業をようにしたので、多金種が混在している損券収納
庫から、オペレータの介在を待たずに帯封作業を迅速に
行うことができる。また、損券紙幣の帯封終了時点で
は、端数となった紙幣が外部より取り出し可能な一時保
留部に各金種毎に分かれて集積されているので、オペレ
ータは扉を開けて容易に回収を行うことができ、回収効
率を飛躍的に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣回収処理装置に
関するもので、特に銀行等の金融機関において使用さ
れ、無人機コーナに対する貨幣、特に紙幣の回収や補
充、又は窓口でテラーによって使用される入出金機等に
対する貨幣の補充、回収等に使用され、特に銀行等では
出納用の処理機として使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行等の金融機関において、出納
室に設置されて使用される紙幣に関する機器として、無
人コーナや窓口の入出金機から回収された紙幣を金種別
に分類計数して収納する紙幣分類収納機能、補充が行わ
れた後に紙幣を投出する紙幣投出機能、通常100枚単
位で結束し帯封をされた紙幣を作る紙幣結束機能を備え
た紙幣回収処理装置が使用されている。
【0003】回収紙幣の精算を行うために使用される貨
幣処理装置では、入金され収納した貨幣はすべて計数さ
れ、その後、計数された紙幣は100枚単位にまとめら
れ帯封がかけられ、硬貨は金種ごとに定められた枚数ご
とに包装され、金庫に収納する処理が行われる。
【0004】このような目的で使用される紙幣処理装置
では、膨大な枚数の紙幣が取り扱われるため、金種別の
紙幣収納庫が備えられているのが普通である。この場
合、テープが貼られた紙幣、破れや穴のある紙幣、汚れ
がひどい紙幣などのいわゆる損券、および金種別の収納
庫が満杯で入り切らなくなったいわゆるオーバーフロー
紙幣は金種にかかわりなく複数金種が混在する一つの収
納庫に収納されている。
【0005】正常に収納された紙幣を帯封を行う集積部
に移送して帯封を行うことは従来から行われているが、
上述したように混合金種の形態で収納された紙幣を帯封
する場合には、オペレータが手作業で金種別に収納紙幣
を分けた後に帯封を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の紙
幣回収処理装置では、損券、オーバーフロー券が同じ収
納庫に収納されるため、オペレータは常時装置の側に待
機している必要があり、省人効果が上がらないという不
都合があった。
【0007】このため、正損を判別し、その判別結果に
基づいて区分収納された損券について計数を行い、この
損券のある金種の枚数が規定枚数に達したときに自動的
に収納庫から損券を繰出し、鑑別を行って当該金種の損
券を帯封処理して排出することにより保管処理手段を有
効利用するようにしたものが従来提案されている(特開
平3−28995号公報参照)。
【0008】しかしながら、この装置では、帯封を行う
ものは損券のうち規定枚数に達したもののみとなってい
るので、必要な時に処理を行うことができず、また、一
金種ずつの処理になるために処理に時間がかかる。ま
た、一旦取り込んだ紙幣を取り出すには、収納庫から再
度繰り出すことが必要であるから、例えば閉店後の確認
のために装置内の全部の紙幣を取り出すような場合に
は、迅速な紙幣取り出しが不可能である。
【0009】そこで、本発明は、多数の金種の紙幣に対
して、金種ごとの帯封処理および取り出しを金種が混在
した状態で紙幣収納部に収納された損券を、紙幣収納部
から1枚ずつ収納した順に繰り出してより短い時間で収
納部に収納されている紙幣を金種毎にまとめて帯封をす
ることができるとともに紙幣回収処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる紙幣回収
処理装置によれば、正券と判定された取扱い金種の紙幣
を金種別に収納するとともに1枚ずつ繰り出す正券紙幣
収納繰出部および正券以外の紙幣を複数金種混在状態で
収納するとともに1枚ずつ繰り出す損券紙幣収納繰出部
よりなる紙幣収納繰出部と、前記正券紙幣収納繰出部お
よび損券紙幣収納繰出部にそれぞれ対応して設けられ、
外部からの保留紙幣取り出し可能に形成された一時保留
部と、正券のうちの特定金種について帯封すべき紙幣を
所定枚数集積する所定数の集積部と、この集積部に前記
所定枚数集積された前記特定金種の紙幣をそれぞれ受け
入れ、結束して帯封する所定数の結束手段と、前記各紙
幣収納繰出部と前記集積部間に設けられ、搬送紙幣の金
種判定および枚数計数を行う紙幣識別部と、前記損券紙
幣収納繰出部に収納している損券紙幣の枚数を金種毎に
記憶する損券枚数記憶部と、正券については、取り出し
た正券紙幣を前記集積部に送って集積して前記結束手段
で結束させ、前記所定枚数に満たない端数については当
該金種の一時保留部に搬送集積させて外部からの取り出
しを可能とし、損券については、損券紙幣収納繰出部に
収納された前記特定金種が前記損券枚数記憶部から所定
枚数以上である場合には、指令により前記損券紙幣収納
繰出部に収納されている損券紙幣をすべて繰出し、前記
集積部に送って集積して前記結束手段で結束させ、その
特定金種の端数については当該金種の前記一時保留部に
搬送集積させて外部からの取り出しを可能とするととも
に、前記特定金種以外の金種については前記損券紙幣用
の一時保留部に搬送集積させ、前記集積部内の枚数が所
定枚数に満たない場合には、外部からの取り出しを可能
とし、所定枚数に達している場合には前記損券紙幣用の
一時保留部から前記損券紙幣収納繰出部に収納させ、前
記集積部を割り当てて集積結束を行わせ、端数紙幣は当
該金種の一時保留部に搬送集積させて外部からの取り出
しを可能とする制御部とを備えたことを特徴とする。
【0011】2金種は流通量の多い金種を選択すること
が好ましく、前記集積部が2個、正券紙幣収納繰出部が
千円、五千円、万円用の3個設けられており、前記2金
種が千円と万円であると良い。
【0012】また、本発明にかかる紙幣回収処理装置に
よれば、正券と判定された取扱い金種の紙幣を金種別に
収納するとともに収納された紙幣を1枚ずつ繰り出す正
券紙幣収納繰出部および正券以外の紙幣を複数金種混在
状態で収納するとともに収納された紙幣を1枚ずつ繰り
出す損券紙幣収納繰出部よりなる紙幣収納繰出部と、前
記正券紙幣収納繰出部および損券紙幣収納繰出部にそれ
ぞれ対応して設けられ、外部からの保留紙幣取り出し可
能に形成された一時保留部と、正券のうちの2金種につ
いて帯封すべき紙幣を所定枚数集積する2個の集積部
と、この集積部に前記所定枚数集積された前記2金種の
紙幣をそれぞれ受け入れ、結束して帯封する2個の結束
手段と、前記各紙幣収納繰出部と前記集積部間に設けら
れ、搬送紙幣の金種判定および枚数計数を行う紙幣識別
部と、前記損券紙幣収納繰出部に収納している損券紙幣
の枚数を金種毎に記憶する損券枚数記憶部と、正券につ
いては、取り出した正券紙幣を前記集積部に送って集積
して前記結束手段で結束させ、端数については当該金種
の一時保留部に搬送集積させて外部からの取り出しを可
能とし、損券については、損券紙幣収納繰出部に収納さ
れた前記2金種については前記集積部に送って集積して
前記結束手段で結束させ、その2金種の端数については
当該金種の前記一時保留部に搬送集積させて外部からの
取り出しを可能とするとともに、前記2金種以外の金種
については前記損券紙幣用の一時保留部に搬送集積さ
せ、この一時保留部に集積された損券紙幣に対して前記
集積部を割り当てて集積結束を行わせ、端数紙幣は当該
金種の一時保留部に搬送集積させて外部からの取り出し
を可能とする制御部とを備えたことを特徴とする。
【0013】集積部が2個、正券紙幣収納繰出部が千
円、五千円、万円用の3個設けられており、2金種が千
円と万円であることが好ましい。
【0014】このように、本発明によれば、損券収納庫
に損券が収納されている場合において、迅速な排出が必
要な場合、損券収納庫より取り出した損券を結束部で結
束し、端数を該損券の金種の一時保留部に集積するよう
にしているので、迅速な取り出しが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の一形態を説明する。図1は本発明にかかる紙幣回収
処理装置の実施の一形態における全体の概略構成図であ
って、同図によれば、この紙幣回収処理装置はそれぞれ
接離可能な別筐体とされた入出金ユニット100、結束
収納ユニット200、札束出金ユニット300より成っ
ている。
【0016】以下これら各ユニットにつき構成および動
作を詳細に説明する。 (入出金ユニット100)入金繰出し部101はバラ紙
幣を一括して装填する事により取込ローラ等によって1
枚ずつ搬送路aに取込むものであり、搬送路aは入金識
別部103に結合されている。
【0017】入金識別部103は搬送路a又は後述する
搬送路xから送られてくる紙幣について、真偽、正損、
金種、表裏、厚み異常券等を識別して各々識別信号を出
力する。
【0018】この入金識別部103を通った紙幣は表裏
取揃部104において偽券、異常券以外の正常券の全金
種について必要な反転を行って表裏を取揃えられる。表
裏の取揃えは、入金識別部103における表裏検出信号
に基づき、そのままの姿勢で紙幣を搬送する搬送路(図
示せず)と、反転させる搬送路(図示せず)とを切換え
ることによって行なう。
【0019】リジェクト部105は偽券、異常券を搬送
路cから排出する部分であって、排出された紙幣を係員
がここから取り出すことができる。なお、異常券のうち
で金種が判別できるものは、後述する損券収納庫に収納
されるため、このリジェクト部には送られない。
【0020】出金リジェクトボックス106は後述する
出金識別部213で識別された異常紙幣を回収する部分
であり、回収された紙幣はここから別途係員が取り出す
ことができる。なお、出金時の異常紙幣は必ずしもこの
出金リジェクトボックスに送るようにする必要はなく、
後述するように全く異なった処理を行うこともできる。
【0021】カセット紙幣受渡し口113は、銀行の窓
口入出金機や自動預金機、支払機等に収納されているカ
セットを回収して、その中に収納されている紙幣を取り
出すために、これらカセットを装着して送られる紙幣を
搬送路xに受入れて識別部103に送るための受け渡し
口である。
【0022】収納紙幣受渡し口114は表裏取揃部10
4で表裏取揃えられた紙幣又は後述の固定収納庫204
〜206、損券収納庫208から取出された紙幣を搬送
路f,g,h,i,r,tを介して結束収納ユニット2
00に送り出すためのものである。
【0023】入金繰出し部101又はカセット紙幣受渡
し口113から送られたバラ紙幣は入金識別部103に
おいて識別された金種情報に基づいて、搬送路jを通し
て万円専用の一時保留部201に、同様に、搬送路kを
通して五千円専用の一時保留部202に搬送路を通して
千円専用の一時保留部203にそれぞれ保留される。な
お、損券については損券収納庫208へ収納させるべく
その一時保留部207に一時保留される。なお、本実施
の形態において、損券収納庫に収納されるのは、少なく
とも金種が判別できたものに限られる。
【0024】これらの一時保留部201,202,20
3,207の位置に対応して匡体にはこれらの一時保留
部201,202,203,207から集積された紙幣
を取り出すための扉が設けられている。
【0025】各金種の固定収納庫204,205,20
6はそれぞれ対応する一時保留部201,202,20
3で各々保留されている紙幣を別途入力される収納命令
により重積収納し、又、払出し時には固定収納庫20
4,205,206の底部に各々設けられている出金繰
出し部209〜211により一枚ずつ取り出し、それぞ
れ搬送路f,g,hへ送ることができる。同様に、損券
収納部208からはその底部に設けられた出金繰出部2
12により損券を一枚ずつ取り出し、搬送路iに送るこ
とができる。
【0026】出金識別部213は搬送路f,g,h,i
を各々通ってきた紙幣について、前述した入金識別部1
03と同等の識別または金種および斜行、若しくは厚み
異常等の識別を行なうものである。
【0027】出金一時保留部150はバラ紙幣の払出時
に各金種別の収納繰出部209,210,211から金
種別に一枚ずつ取り出して出金識別部213により払出
すべき金種であることが確認された場合搬送路r,t,
y,zを通して取出された紙幣を一時保留する。尚、払
出すべきでない、つまり異金種であることが識別部によ
り検出された場合には搬送路j,k,lのいずれかを通
して正規の金種の収納部に戻すようになっており、払出
終了後、再び固定収納庫204,205,206に収納
されるようになっている。
【0028】バラ紙幣用の出金口151は払出しに必要
な金種・数量の紙幣が取出されて出金一時保留部150
に保留された後に、一括して外部に払出す口であり、係
員が抜き取ったかどうかをセンサ(図示せず)により検
出し、抜き取りが検知されると払出し処理が終了とな
る。又、多量にバラ紙幣を払出す必要がある場合には所
定枚数づつ区分して払出し、抜き取り後、続いて次の払
出しを行なうようにしても良い。
【0029】なお、出金一時保留部150又は出金口1
51にある紙幣について払出しを取消した場合には、そ
れらを出金リジェクトボックス106へ搬送路mを介し
て回収することもできる。
【0030】尚、上述の一時保留部201,202,2
03,204、固定収納庫204,205,206、損
券収納庫208はこのような構成に限定される事はな
く、横方向に各収納繰出部を設けて金種別に上下積重ね
た状態にしたようなものであってもよい。 (結束収納ユニット200)これはバラ紙幣を結束して
帯封処理をして収納する部分であり、後述するような2
つの整体機構107a,107bよりなる整体部10
7、結束部108、束搬送部109、束収納庫250を
備えている。
【0031】図2に示す内部構造図を参照すると、ま
ず、整体部107は搬送路sを介して送られてくる紙幣
を位置決めしながら所定枚数(例えば100枚)整えて
重積させる部分であり、この実施例においては図2に示
すように2つの整体機構107a,107bを有してい
る。すなわち、収納紙幣受渡し口114から搬入された
紙幣はその金種を揃えるように搬送路123または12
4を通って回転羽根車121または122の羽根間に挿
入され、回転に伴って突当板126,127に沿って重
積され、整体が行われる。搬送路123と124は振分
けゲート125によって、金種毎に切換えられるように
なっている。例えば、図2の左側の羽根車122、搬送
路124、突当板127よりなる整体部107aは一万
円札用、図2の右側の羽根車121、搬送路123、突
当板126よりなる整体部107bは千円札用とするこ
とができる。
【0032】紙幣が垂直に重積される位置に対応してユ
ニットの操作側前面に扉128,129がそれぞれ設け
られており、これらの扉には電磁ソレノイド等によるロ
ック機構130,131が設けられている。したがって
必要なときには扉128,129を開けることにより整
体部107からの紙幣の回収が容易となっている。
【0033】2つの整体機構107a,107bで各々
所定枚数重積された紙幣束は所定の順序でモータ133
により駆動される移動機構134により上下移動をする
アーム132により結束部108に運ばれ、回転機構に
より紙テープ等を紙幣束の中央部に少なくとも1重巻に
巻回させるようにして帯封を行うようにしている。尚、
この紙テープには結束時、銀行名、日付、枚数、金種、
正損区分等必要事項が印刷、又は印字、押印されるよう
になっている。
【0034】次に束搬送部109は第1の搬送部110
と第2の搬送部111、第3の搬送部214から成って
おり、結束部108で結束された紙幣束(以後結束紙幣
と称す)を下方へ移動する第1の搬送部110で下方に
移して後述の束収納庫250へ収納させ、又、駆動部1
35により水平方向に移動する第2の搬送部111によ
って、後述の束放出庫301へ金種別に区分して収納す
るようになっている。又、第3の搬送部214は機外へ
放出できるように図示されていない放出口へ個々の束を
搬送する。なお、結束紙幣受渡し口112は結束紙幣を
後述する札束出金ユニット300側へ送るためのもので
ある。 (札束出金ユニット300)これは結束紙幣を収納し、
払出す部分であり、図3にその詳細を示す。
【0035】束放出庫301はそれぞれ万円、五千、千
円用に区分された3つの収納部を前後方向に有してお
り、結束収納ユニット200から結束紙幣受渡し口11
2を経て送られてきた結束紙幣を金種に応じて前後方向
に移動するベルト搬送部302により、金種別に区分し
て収納するものである。各金種別の束放出庫301の中
には結束紙幣をその上で支持する支持板305と載置さ
れた結束紙幣の量に応じてこの支持板305を上下移動
する昇降機構306が設けられている。又、取り出し部
材307が金種別の収納部に対応して設けられ、結束紙
幣の払出し時にはこれらの進退運動により収納されてい
る結束紙幣を一束ずつ取り出して取り出し口308より
払出リフト303に載置する。この払出しリフト303
は昇降機構309により支持されており、駆動すること
により結束紙幣は上方へ送られ、装置上面に設けられた
結束紙幣払出口304から払出される。
【0036】なお、束放出庫の側壁部には結束紙幣が存
在していないことを検出する空検知センサ310、およ
び結束紙幣が束放出庫301の中に満杯状態で収納され
ていることを検出する満杯検出センサ311、および結
束紙幣の残量が少ないことを示すニアエンドセンサ31
2がそれぞれ設けられている。これらのセンサは光セン
サが通常であり、検出方法は限定されないが例えば昇降
機構306の一部が光をさえぎることにより位置検出を
行う形式のものが使用される。
【0037】図4は本発明にかかる紙幣入出金処理機の
システム全体の制御系統を示すブロック図であって共通
の制御部1には記憶部2、操作部3、表示部4、印字部
5、インタフェース部6が接続されており、このインタ
フェース部6には各ユニットのインタフェース部21お
よび31が接続され、各ユニットが制御部1の指令を受
けて作動するようになっている。尚、これらのインタフ
ェース部は各ユニットを接続した時に電気的に相互に接
続されるようになっている。又、この制御部1は各ユニ
ットで処理される紙幣についての金種別計数データ等を
各インタフェースを介して記憶部2に集計記憶させ、表
示部4、印字部5に必要に応じて係員別、カセット別、
夜間金庫カセット別、にデータ集計の上出力させ、更に
は補充・回収データも出力させるようになっている。
【0038】図5は記憶部中の記憶内容の一部をテーブ
ル形式で示したものであり、これは後述するRAM24
の一部として実現される。この記憶部中には、各金種に
ついて一時保留されている枚数、固定収納庫に収納され
ている枚数がそれぞれ記録されているが、損券収納庫に
関しては、金種を問わないため、各金種の紙幣が混在し
ているが、一時保留されている枚数、損券収納庫に収納
されている枚数は金種別に記憶される。そして、これら
の枚数は識別部103、213での識別結果とセンサで
の検出結果に基づいて随時更新される。
【0039】図4に戻ると、入出金ユニット100にお
いてはインタフェース21に接続されたCPU22、R
OM23、RAM24によって、操作部25、搬送部2
6、表示部27、ゲート切換部28、識別部103,2
13、表裏反転部104、収納繰出部201〜212を
紙幣検出部29で確認しながら制御するようにしてお
り、また、結束収納ユニット200および札束出金ユニ
ット300ではインタフェース31に接続されたCPU
32、ROM 33、RAM34によって、搬送部3
5、ゲート切換部36、整体部107、結束部108、
束収納繰出部250,301、束搬送部109,30
2,303を束検出部311で確認しながら制御するよ
うにしている。また、札束出金ユニット中の整体部扉の
ロック機構130および131もCPU32により制御
され、整体部内部の紙幣取り出しの必要が生じたときは
ロックが解除される。なお、紙幣検出部29は複数の検
出センサの集合体として表わしたものである。
【0040】図6〜図9は以上説明した実施の形態にお
ける特徴的な処理を示すフローチャートである。
【0041】図6は通常の結束処理の概要を示すフロー
チャートである。
【0042】結束指示待ちの状態で(ステップS10
1)結束指示が与えられると、まず万円券がその収納庫
204内でエンプティ状態になっているかどうかが調べ
る(ステップS102)。、エンプティでなければ万円
券の整体処理のサブルーチンが実行される(ステップS
110)。
【0043】万円券がエンプティであるとき、および万
円券の整体処理で万円券用収納庫がエンプティ状態にな
ったときには、千円券がその収納庫205内でエンプテ
ィになっているかどうかが調べられ(ステップS12
1)、エンプティでなければ千円券の整体処理サブルー
チンが実行される(ステップS130)。
【0044】千円券もエンプティであるとき、および千
円券の整体処理サブルーチン実行後は、五千円券がその
収納庫206内でエンプティ状態になっているかどうか
が調べられ(ステップS141)、エンプティでなけれ
ば五千円券の整体処理が行われる(ステップS15
0)。
【0045】五千円券もエンプティであるとき、および
五千円券の整体処理サブルーチン実行後は、各一時保留
部201,202,203,207に紙幣が残っている
かどうかを確認し(ステップS161)、いずれかに残
留紙幣がある場合には、一時保留部の扉を開放し(ステ
ップS162)、紙幣が抜き取られたことを確認して
(ステップS163)、処理を終了する。
【0046】図7は図6の整体処理サブルーチンS11
0、S130、S150の処理内容を示すフローチャー
トである。
【0047】収納庫に100枚以上の紙幣があるかどう
かを調べる(ステップS1)。すなわち、記憶部24に
記憶されている各収納庫の収納枚数をチェックする。収
納枚数が100枚以上あるときには100枚繰り出して
整体部へ搬送するとともに記憶部に記憶されている枚数
を紙幣を繰り出すごとに減算し(ステップS2)、結束
処理(ステップS3)を行う。これを繰り返し、記憶部
に記憶されている残存紙幣が100枚未満になったらそ
の残存紙幣はその金種の一時保留部へ搬送、集積される
(ステップS4)。
【0048】図8および図9は例えば業務終了時等にす
べての紙幣を機械から取り出す必要のある場合に損券収
納庫内の紙幣の処理を行う様子を説明するフローチャー
トである。なお、この作業を行う前に図6の処理が終了
しており、各金種の収納庫は空になっているものとす
る。また、損券収納庫中の各金種の枚数は図5のように
管理されているものとする。
【0049】まず、損券収納庫208が空であることを
確認し(ステップS202)、空でなければ損券収納庫
208内にある紙幣を出金繰出部112により繰り出す
(ステップS202)。
【0050】繰り出された損券は出金識別部213によ
り金種判別が行われ(ステップS203)、万円券が識
別されたときには(ステップS204)、記憶部中の損
券の万円券のカウントを1減じる(ステップS21
0)。この結果万円券の残高枚数が99未満となったか
どうかが確認され(ステップS211)、99枚以上あ
るときには整体部107aへ万円券が搬送され(ステッ
プS214)、整体部107aのRAM34の万円券カ
ウンタ値は1増加される(ステップS215)。整体部
107aにおける万円券枚数が99 に達したかどうか
が確認され(ステップS216)、達していれば結束が
行われ(ステップS217)、整体部107aのカウン
タがクリアされる(ステップS218)。
【0051】一方、損券収納庫の万円券残高が100枚
未満であるときには整体部107aに紙幣があるかどう
かを確認し(ステップS212)、あるときは整体部1
07aに搬送される(ステップS214)。これは、整
体部からも容易に取り出しが可能であるため、取り出し
紙幣をまとめるためである。整体部107aに紙幣がな
いときには、整体部での紙幣を考慮する必要がないの
で、万円券用一時保留部201に搬送する(ステップS
213)。
【0052】出金識別部213により千円券が識別され
たときには(ステップS205)、記憶部中の損券の千
円券カウンタ値を1減じる(ステップS220)。この
結果千円券の残高枚数が99未満となったかどうかが確
認され(ステップS221)、99枚以上あるときには
整体部107bへ千円券が搬送され(ステップS22
4)、整体部107bのRAM34の千円券カウンタ値
は1増加される(ステップS225)。整体部107b
における千円券枚数が100に達したかどうかが確認さ
れ(ステップS226)、達していれば結束が行われ
(ステップS227)、整体部107bのカウンタのク
リアが行われる。
【0053】一方、損券収納庫の千円券残高が99枚未
満であるときには整体部107bに紙幣があるかどうか
を確認し(ステップS222)、あるときは整体部10
7bに搬送される。整体部107bに紙幣がないときに
は、整体部での紙幣を考慮する必要がないので、千円券
用一時保留部203に搬送する(ステップS223)。
【0054】次に、繰り出された紙幣が万円券でも千円
券でもないときには、繰り出された紙幣は五千円である
ことが判明するが、ここでの処理は万円券と千円券を優
先して結束するためのものであるので、この五千円券は
損券用一時保留部へ搬送される(ステップS206)。
【0055】損券用収納庫が空になったかどうかは常に
チェックされており、空になったときには図9のフロー
に移行する(ステップS201)。
【0056】図9を参照すると、最初に損券用一時保留
部207に紙幣があるかどうかが確認され(ステップS
230)、ある場合には、損券用一時保留部207にあ
る紙幣を損券用収納庫208に移動させる(ステップS
231)。これにより損券収納庫208のカウンタが更
新される(ステップS232)。そして損券用収納庫内
にあるセパレータを上昇させ(ステップS233)、以
後は一時保留部への集積のみが行われる。
【0057】続いて損券用収納庫208が空であるかが
確認され(ステップS234)。なお、この時点では損
券収納庫および損券用一時保留部の紙幣はすべて五千円
券となっている。損券収納庫208が空でなければ五千
円札を繰り出し(ステップS235)、損券用収納庫の
五千円券カウンタ値を1減ずる(ステップS236)。
【0058】損券用収納庫208内の五千円券の残高が
99枚未満になったことを監視しており(ステップS2
37)、99枚未満になったときには整体部107a、
107bのいずれにも紙幣がなければ(ステップS23
8)、五千円券用の一時保留部202に搬送する(ステ
ップS239)。
【0059】五千円券の残高が100枚以上あるときに
は、紙幣が存在する整体部の方へ五千円券を搬送し(ス
テップS240)、整体部のRAM34内のカウンタの
数値を1増加させる(ステップS241)。この結果、
整体部内の五千円券が100枚に達したときには五千円
券を結束する(ステップS242)。
【0060】損券用一時保留部に紙幣がないとき(ステ
ップS230)、あるいは損券用収納庫208が空にな
ったときには(ステップS234)、他の一時保留部2
01〜203に紙幣がなければ(ステップS251)処
理を終了し、紙幣が存在していれば各一時保留部の扉を
開き(ステップS252)、紙幣の抜取りを待って(ス
テップS253)終了する。
【0061】このように、本実施の形態では、整体部を
2つ持っておりこの2つの整体部により使用頻度の高い
2金種紙幣を優先的に結束させ、他の金種については損
券と同じ扱いをし、かつ紙幣を回収する際には結束する
には足りない数の紙幣を各金種用および損券用の一時保
留部に最終的に蓄積させて外部から取り出しやすくして
いる。このため、回収時間を短縮することができる。
【0062】なお、ステップS211、S221、S2
37での監視枚数は、リジェクト紙幣の発生時には結束
紙幣不足になることを考慮し、99枚よりも多めに設定
しておくことが好ましい。
【0063】本発明の第2の実施の形態について図10
ないし図12を参照して説明する。
【0064】図8においてステップS206では五千円
券を損券用一時保留部へただちに搬送しているが、この
第2の実施の形態では図10に示すように、損券用一時
保留部が満杯であるかどうかを確認し(ステップS20
7)、満杯であるときには五千円券を五千円正券用一時
保留部へ搬送し(ステップS208)、満杯でなければ
五千円券を損券用一時保留部へ搬送する(ステップS2
09)ようにする。
【0065】このようにした上で、図9のステップS2
30とステップS231の間に挿入された図11の処理
を、ステップS235の前後に図12に示す処理を追加
する。
【0066】すなわち、整体部で帯封を行う際には、損
券収納庫からの繰り出しの前に、まず五千円用一時保留
部に紙幣があるかどうかを確認し(ステップS230
1)、紙幣がある場合には五千円用一時保留部の紙幣を
収納繰出部に移すようにし(ステップS2302)、収
納庫からの紙幣繰り出しを五千円収納庫がエンプティで
あるかどうかを確認し(ステップS2351)、エンプ
ティでなければ五千円券収納庫より五千円券を繰り出す
(ステップS2352)ようにし、エンプティである場
合、あるいはエンプティになった場合には損券収納庫か
ら五千円券を繰り出す(ステップS235)ようにす
る。
【0067】このようにすることにより、損券収納庫に
収納されている流通量が他の金種よりも少ないのが一般
的である五千円券の損券が多い場合でも、2番目の一時
保留場所として正券五千円用の一時保留部を使用するこ
とができ、オペレータの手を煩わせることなく損券の結
束処理を行うことが可能となる。
【0068】以上の実施の形態では、取り扱う金種は3
種類で、損券用と合わせて4個の収納庫と、2個の整体
部を備えるようにしているが、これに限る必要はなく、
4金種以上にも同様に適用することができる。
【0069】この場合、収納庫の数は損金用のものが必
要であるので、金種の数より必ず1つ多く設定される
が、整体部の数は2個以上であればよい。
【0070】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、優先的な結束対象となっている金種の紙幣について
は複数の整体部および結束部により迅速な結束を行って
端数は当該金種の一時保留部に集積し、損券についても
再度繰り出してその金種別の結束作業を行い、端数を金
種別に一時保留部に集積するようにしたので、迅速な取
り出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる紙幣回収処理装置の実施の一形
態における全体の概略構成図
【図2】結束収納ユニットの内部構造を示す図。
【図3】札束出金ユニットの内部構造を示す図。
【図4】本発明にかかる紙幣入出金処理機のシステム全
体の制御系統を示すブロック図。
【図5】損券収納庫中の各金種の枚数の管理を行うメモ
リテーブルを示す図。
【図6】本実施の形態における処理の概要を示すフロー
チャート。
【図7】図6における各金種の整体処理の内容を示すフ
ローチャート。
【図8】すべての紙幣を機械から取り出す必要のある場
合に損券収納庫内の紙幣の処理を行う様子を説明するフ
ローチャートの前半部分。
【図9】すべての紙幣を機械から取り出す必要のある場
合に損券収納庫内の紙幣の処理を行う様子を説明するフ
ローチャートの後半部分。
【図10】本発明の第2の実施の形態にかかる処理に関
し、図8のステップS206の代わりに行われる処理を
示すフローチャート。
【図11】本発明の第2の実施の形態にかかる処理に関
し、図9のステップS230とステップS231の間に
挿入される処理を示すフローチャート。
【図12】本発明の第2の実施の形態にかかる処理に関
し、図9のステップS235の前後に行われる処理を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 制御部、 2 記憶部 22,32 CPU、 100 入出金ユニット、 101 入金繰出し部、 103 入金識別部、 104 表裏取揃部、 105 リジェクト部、 106 出金リジェクトボックス、 107、107a、107b 整体部、 108 結束部、 109,110,111,302 束搬送部、 121,122 羽根車、 128,129 扉、 130,131ロック機構、 150 出金一時保留部、 151 出金口、 200 結束収納ユニット、 201〜203,207 一時保留部、 204〜206 固定収納庫、 208 損券用収納庫 209〜212 出金繰出し部、 213 出金識別部、 250 束収納庫、 300 札束出金ユニット、 301 束放出庫、 304 束出金口、 311 満杯検知センサ、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正券と判定された取扱い金種の紙幣を金種
    別に収納するとともに1枚ずつ繰り出す正券紙幣収納繰
    出部および正券以外の紙幣を複数金種混在状態で収納す
    るとともに1枚ずつ繰り出す損券紙幣収納繰出部よりな
    る紙幣収納繰出部と、 前記正券紙幣収納繰出部および損券紙幣収納繰出部にそ
    れぞれ対応して設けられ、外部からの保留紙幣取り出し
    可能に形成された一時保留部と、 正券のうちの特定金種について帯封すべき紙幣を所定枚
    数集積する所定数の集積部と、 この集積部に前記所定枚数集積された前記特定金種の紙
    幣をそれぞれ受け入れ、結束して帯封する所定数の結束
    手段と、 前記各紙幣収納繰出部と前記集積部間に設けられ、搬送
    紙幣の金種判定および枚数計数を行う紙幣識別部と、 前記損券紙幣収納繰出部に収納している損券紙幣の枚数
    を金種毎に記憶する損券枚数記憶部と、 正券については、取り出した正券紙幣を前記集積部に送
    って集積して前記結束手段で結束させ、前記所定枚数に
    満たない端数については当該金種の一時保留部に搬送集
    積させて外部からの取り出しを可能とし、 損券については、損券紙幣収納繰出部に収納された前記
    特定金種が前記損券枚数記憶部から所定枚数以上である
    場合には、指令により前記損券紙幣収納繰出部に収納さ
    れている損券紙幣をすべて繰出し、前記集積部に送って
    集積して前記結束手段で結束させ、その特定金種の端数
    については当該金種の前記一時保留部に搬送集積させて
    外部からの取り出しを可能とするとともに、前記特定金
    種以外の金種については前記損券紙幣用の一時保留部に
    搬送集積させ、前記集積部内の枚数が所定枚数に満たな
    い場合には、外部からの取り出しを可能とし、所定枚数
    に達している場合には前記損券紙幣用の一時保留部から
    前記損券紙幣収納繰出部に収納させ、前記集積部を割り
    当てて集積結束を行わせ、端数紙幣は当該金種の一時保
    留部に搬送集積させて外部からの取り出しを可能とする
    制御部と、 を備えたことを特徴とする紙幣回収処理装置。
  2. 【請求項2】前記2金種は流通量の多い金種であること
    を特徴とする請求項1に記載の紙幣回収処理装置。
  3. 【請求項3】前記集積部が2個、正券紙幣収納繰出部が
    千円、五千円、万円用の3個設けられており、前記2金
    種が千円と万円であることを特徴とする請求項2に記載
    の紙幣回収処理装置。
  4. 【請求項4】正券と判定された取扱い金種の紙幣を金種
    別に収納するとともに収納された紙幣を1枚ずつ繰り出
    す正券紙幣収納繰出部および正券以外の紙幣を複数金種
    混在状態で収納するとともに収納された紙幣を1枚ずつ
    繰り出す損券紙幣収納繰出部よりなる紙幣収納繰出部
    と、 前記正券紙幣収納繰出部および損券紙幣収納繰出部にそ
    れぞれ対応して設けられ、外部からの保留紙幣取り出し
    可能に形成された一時保留部と、 正券のうちの2金種について帯封すべき紙幣を所定枚数
    集積する2個の集積部と、 この集積部に前記所定枚数集積された前記2金種の紙幣
    をそれぞれ受け入れ、結束して帯封する2個の結束手段
    と、 前記各紙幣収納繰出部と前記集積部間に設けられ、搬送
    紙幣の金種判定および枚数計数を行う紙幣識別部と、 前記損券紙幣収納繰出部に収納している損券紙幣の枚数
    を金種毎に記憶する損券枚数記憶部と、 正券については、取り出した正券紙幣を前記集積部に送
    って集積して前記結束手段で結束させ、端数については
    当該金種の一時保留部に搬送集積させて外部からの取り
    出しを可能とし、 損券については、損券紙幣収納繰出部に収納された前記
    2金種については前記集積部に送って集積して前記結束
    手段で結束させ、その2金種の端数については当該金種
    の前記一時保留部に搬送集積させて外部からの取り出し
    を可能とするとともに、前記2金種以外の金種について
    は前記損券紙幣用の一時保留部に搬送集積させ、この一
    時保留部に集積された損券紙幣に対して前記集積部を割
    り当てて集積結束を行わせ、端数紙幣は当該金種の一時
    保留部に搬送集積させて外部からの取り出しを可能とす
    る制御部と、 を備えたことを特徴とする紙幣回収処理装置。
  5. 【請求項5】前記集積部が2個、正券紙幣収納繰出部が
    千円、五千円、万円用の3個設けられており、前記2金
    種が千円と万円であることを特徴とする請求項4に記載
    の紙幣回収処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006190125A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Oki Electric Ind Co Ltd 現金処理装置
JP2011070585A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Glory Ltd 紙幣処理装置及びその帯封作成方法
KR101398364B1 (ko) * 2010-04-30 2014-05-23 후지츠 프론테크 가부시키가이샤 지폐 처리 장치 및 그 동작 방법
CN114999055A (zh) * 2021-03-01 2022-09-02 日立金融***株式会社 纸币处理装置及纸币处理***

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