JPH09269005A - 減衰機能を備えたダンピング軸受 - Google Patents
減衰機能を備えたダンピング軸受Info
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- JPH09269005A JPH09269005A JP8078720A JP7872096A JPH09269005A JP H09269005 A JPH09269005 A JP H09269005A JP 8078720 A JP8078720 A JP 8078720A JP 7872096 A JP7872096 A JP 7872096A JP H09269005 A JPH09269005 A JP H09269005A
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- Japan
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- bearing
- damping
- bearing support
- supports
- support
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
- F16C27/04—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
- F16C27/045—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/23—Gas turbine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設計変更や重量増加なしに、減衰力を調整で
きる減衰機能を備えたダンピング軸受を提供する。 【解決手段】 回転軸１を支持するラジアル軸受２と、
ラジアル軸受を支持する軸受サポート１３と、軸受サポ
ートを支持する軸受ハウジング１４とを備える。軸受サ
ポートは、軸受ハウジングにより半径方向に振動可能に
弾性的に支持され、かつその間に油を密封させて振動を
減衰させるようになっている。更に、軸受サポートに摩
擦部材１６を軸方向に押付けるスラストダンパ装置１８
を備える。このスラストダンパ装置１８は、軸受ハウジ
ングの空洞１４ａ内に軸方向に遊動可能に挿入された摩
擦部材１６と、摩擦部材を軸受サポートの垂直面に押付
ける付勢部材１７とからなる。
きる減衰機能を備えたダンピング軸受を提供する。 【解決手段】 回転軸１を支持するラジアル軸受２と、
ラジアル軸受を支持する軸受サポート１３と、軸受サポ
ートを支持する軸受ハウジング１４とを備える。軸受サ
ポートは、軸受ハウジングにより半径方向に振動可能に
弾性的に支持され、かつその間に油を密封させて振動を
減衰させるようになっている。更に、軸受サポートに摩
擦部材１６を軸方向に押付けるスラストダンパ装置１８
を備える。このスラストダンパ装置１８は、軸受ハウジ
ングの空洞１４ａ内に軸方向に遊動可能に挿入された摩
擦部材１６と、摩擦部材を軸受サポートの垂直面に押付
ける付勢部材１７とからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジェットエンジン
におけるガスタービンの軸受支持構造に係わり、更に詳
しくは、減衰機能を備えたダンピング軸受に関する。
におけるガスタービンの軸受支持構造に係わり、更に詳
しくは、減衰機能を備えたダンピング軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】ジェットエンジンには、高速回転するガ
スタービンの軸受として、スクイズ・フィルム・ダンパ
を備えた軸受が用いられている。図４はこの軸受の模式
図であり、（Ａ）は部分断面図、（Ｂ）はスクイズ・フ
ィルム・ダンパ部（Ａ部）の拡大図である。
スタービンの軸受として、スクイズ・フィルム・ダンパ
を備えた軸受が用いられている。図４はこの軸受の模式
図であり、（Ａ）は部分断面図、（Ｂ）はスクイズ・フ
ィルム・ダンパ部（Ａ部）の拡大図である。
【０００３】図４（Ａ）において、１は回転軸、２は軸
受、３は軸受サポート、４は軸受ハウジングである。軸
受サポート３には、軸受ハウジング４に隙間をもって嵌
合しているダンパ部３ａと、軸受ハウジング４に一端
（図で右端）が固定されたバネ部３ｂが設けられてい
る。バネ部３ｂは、スリットにより間隔を隔てて板バネ
状に形成され、軸受２を半径方向に弾性的に支持してい
る。
受、３は軸受サポート、４は軸受ハウジングである。軸
受サポート３には、軸受ハウジング４に隙間をもって嵌
合しているダンパ部３ａと、軸受ハウジング４に一端
（図で右端）が固定されたバネ部３ｂが設けられてい
る。バネ部３ｂは、スリットにより間隔を隔てて板バネ
状に形成され、軸受２を半径方向に弾性的に支持してい
る。
【０００４】図４（Ｂ）に示すように、スクイズ・フィ
ルム・ダンパは、軸受サポート３のダンパ部３ａと軸受
ハウジング４の間に形成され、Ｏリング５等で密封され
た空間に潤滑油を圧送して隙間Ｃに充満させたものであ
る。回転軸１が振動すると、軸受２を支持する隙間Ｃが
変化し、内部の潤滑油により振動を減衰させるようにな
っている。
ルム・ダンパは、軸受サポート３のダンパ部３ａと軸受
ハウジング４の間に形成され、Ｏリング５等で密封され
た空間に潤滑油を圧送して隙間Ｃに充満させたものであ
る。回転軸１が振動すると、軸受２を支持する隙間Ｃが
変化し、内部の潤滑油により振動を減衰させるようにな
っている。
【０００５】図５は、軸受２に作用する慣性力とスクイ
ズ・フィルム・ダンパによる減衰力との関係図である。
この図において横軸はダンパレイノルズ数Ｒｅ（＝ρω
Ｃ2／μ．．式）であり、ρは油密度、ωは軸の回転
角速度、Ｃはダンパ半径隙間、μは油の粘度である。図
５は、通常の場合には、減衰力Ｆ２が慣性力Ｆ１より十
分大きく、軸振動による慣性力Ｆ１を減衰力Ｆ２で抑制
（減衰）させることができることがわかる。しかし、こ
の図でダンパレイノルズ数Ｒｅが約２．５以上になる
と、慣性力Ｆ１の方が大きくなり、軸振動を十分に減衰
できなくなる。このＲｅ＝２．５は、回転角速度ωが約
３２０Ｈｚに相当し、回転軸１が３２０×６０＝約１万
９０００ｒｐｍ以上で減衰が不十分になることを意味す
る。
ズ・フィルム・ダンパによる減衰力との関係図である。
この図において横軸はダンパレイノルズ数Ｒｅ（＝ρω
Ｃ2／μ．．式）であり、ρは油密度、ωは軸の回転
角速度、Ｃはダンパ半径隙間、μは油の粘度である。図
５は、通常の場合には、減衰力Ｆ２が慣性力Ｆ１より十
分大きく、軸振動による慣性力Ｆ１を減衰力Ｆ２で抑制
（減衰）させることができることがわかる。しかし、こ
の図でダンパレイノルズ数Ｒｅが約２．５以上になる
と、慣性力Ｆ１の方が大きくなり、軸振動を十分に減衰
できなくなる。このＲｅ＝２．５は、回転角速度ωが約
３２０Ｈｚに相当し、回転軸１が３２０×６０＝約１万
９０００ｒｐｍ以上で減衰が不十分になることを意味す
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の減衰機
能を備えたダンピング軸受では、ジェットエンジンの使
用範囲において、減衰力Ｆ２が常に慣性力Ｆ１より大き
く、軸振動による慣性力Ｆ１を減衰力Ｆ２で抑制（減
衰）させることができるように設定する。しかし、実際
に製作すると計算と相違して、使用範囲内で慣性力Ｆ１
の方が大きくなり、軸振動を十分に減衰できなくなるこ
とがある問題点があった。
能を備えたダンピング軸受では、ジェットエンジンの使
用範囲において、減衰力Ｆ２が常に慣性力Ｆ１より大き
く、軸振動による慣性力Ｆ１を減衰力Ｆ２で抑制（減
衰）させることができるように設定する。しかし、実際
に製作すると計算と相違して、使用範囲内で慣性力Ｆ１
の方が大きくなり、軸振動を十分に減衰できなくなるこ
とがある問題点があった。
【０００７】ダンパによる減衰力Ｆ２は、Ｆ２＝Ｂω
ｄ．．式で示され（ｄは軸の振幅）、減衰係数Ｂは、
（Ｌ／Ｃ）3 の関数ｆで与えられる。ここで、回転角速
度ω、軸の振幅ｄ、及び隙間Ｃは使用条件で決まり自由
に変更できない。従って、上述した問題点が発生する
と、減衰力Ｆを大きくするためにダンパ幅Ｌを大きくす
る必要があるが、ダンパ幅Ｌの増加は、大幅な設計変更
を要すると共に相当の重量増を強いる問題点があった。
ｄ．．式で示され（ｄは軸の振幅）、減衰係数Ｂは、
（Ｌ／Ｃ）3 の関数ｆで与えられる。ここで、回転角速
度ω、軸の振幅ｄ、及び隙間Ｃは使用条件で決まり自由
に変更できない。従って、上述した問題点が発生する
と、減衰力Ｆを大きくするためにダンパ幅Ｌを大きくす
る必要があるが、ダンパ幅Ｌの増加は、大幅な設計変更
を要すると共に相当の重量増を強いる問題点があった。
【０００８】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、設計
変更や重量増加なしに、減衰力を調整できる減衰機能を
備えたダンピング軸受を提供することにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、設計
変更や重量増加なしに、減衰力を調整できる減衰機能を
備えたダンピング軸受を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転軸
を支持するラジアル軸受と、ラジアル軸受を支持する軸
受サポートと、軸受サポートを支持する軸受ハウジング
とを備え、軸受サポートは、軸受ハウジングにより半径
方向に振動可能に弾性的に支持され、かつその間に油を
密封させて振動を減衰させるようになったダンピング軸
受において、軸受サポートに摩擦部材を軸方向に押付け
るスラストダンパ装置を更に備えた、ことを特徴とする
減衰機能を備えたダンピング軸受が提供される。
を支持するラジアル軸受と、ラジアル軸受を支持する軸
受サポートと、軸受サポートを支持する軸受ハウジング
とを備え、軸受サポートは、軸受ハウジングにより半径
方向に振動可能に弾性的に支持され、かつその間に油を
密封させて振動を減衰させるようになったダンピング軸
受において、軸受サポートに摩擦部材を軸方向に押付け
るスラストダンパ装置を更に備えた、ことを特徴とする
減衰機能を備えたダンピング軸受が提供される。
【００１０】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
軸受サポートは、回転軸に直交する垂直面を有し、前記
軸受ハウジングは、軸受サポートの垂直面に面する側が
開口した空洞を有し、前記スラストダンパ装置は、軸受
ハウジングの空洞内に軸方向に遊動可能に挿入された摩
擦部材と、該摩擦部材を軸受サポートの垂直面に押付け
る付勢部材と、からなる。
軸受サポートは、回転軸に直交する垂直面を有し、前記
軸受ハウジングは、軸受サポートの垂直面に面する側が
開口した空洞を有し、前記スラストダンパ装置は、軸受
ハウジングの空洞内に軸方向に遊動可能に挿入された摩
擦部材と、該摩擦部材を軸受サポートの垂直面に押付け
る付勢部材と、からなる。
【００１１】上記本発明の構成によれば、軸受サポート
に摩擦部材を軸方向に押付けるスラストダンパ装置を備
えているので、このスラストダンパ装置により、減衰力
を付加し減衰力を高めることができる。また、このスラ
ストダンパ装置を、軸受ハウジングの空洞内に軸方向に
遊動可能に挿入された摩擦部材と、該摩擦部材を軸受サ
ポートの垂直面に押付ける付勢部材と、から構成するこ
とにより、摩擦係数の異なる摩擦部材、或いはバネ定数
の異なる付勢部材に交換することにより、設計変更や重
量増加なしに、減衰力をある程度自由に調整することが
できる。
に摩擦部材を軸方向に押付けるスラストダンパ装置を備
えているので、このスラストダンパ装置により、減衰力
を付加し減衰力を高めることができる。また、このスラ
ストダンパ装置を、軸受ハウジングの空洞内に軸方向に
遊動可能に挿入された摩擦部材と、該摩擦部材を軸受サ
ポートの垂直面に押付ける付勢部材と、から構成するこ
とにより、摩擦係数の異なる摩擦部材、或いはバネ定数
の異なる付勢部材に交換することにより、設計変更や重
量増加なしに、減衰力をある程度自由に調整することが
できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して使用する。図１は、本発
明による減衰機能を備えたダンピング軸受の部分断面図
である。この図において、本発明のダンピング軸受１０
は、回転軸１を支持するラジアル軸受２と、ラジアル軸
受２を支持する軸受サポート１３と、軸受サポート１３
を支持する軸受ハウジング１４とを備えている。また、
軸受サポート１３は、軸受ハウジング１４により半径方
向に振動可能に弾性的に支持され、かつその間に油を密
封させてスクイズ・フィルム・ダンパを構成し振動を減
衰させるようになっている。すなわち、軸受サポート１
３には、軸受ハウジング１４に隙間をもって嵌合してい
るダンパ部１３ａと、軸受ハウジング１４に一端（図で
右端）が固定されたバネ部１３ｂが設けられている。こ
のバネ部１３ｂは、スリットにより間隔を隔てて板バネ
状に形成され、軸受２を半径方向に弾性的に支持してい
る。かかる構成は、従来のスクイズ・フィルム・ダンパ
（図４参照）と同様である。
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して使用する。図１は、本発
明による減衰機能を備えたダンピング軸受の部分断面図
である。この図において、本発明のダンピング軸受１０
は、回転軸１を支持するラジアル軸受２と、ラジアル軸
受２を支持する軸受サポート１３と、軸受サポート１３
を支持する軸受ハウジング１４とを備えている。また、
軸受サポート１３は、軸受ハウジング１４により半径方
向に振動可能に弾性的に支持され、かつその間に油を密
封させてスクイズ・フィルム・ダンパを構成し振動を減
衰させるようになっている。すなわち、軸受サポート１
３には、軸受ハウジング１４に隙間をもって嵌合してい
るダンパ部１３ａと、軸受ハウジング１４に一端（図で
右端）が固定されたバネ部１３ｂが設けられている。こ
のバネ部１３ｂは、スリットにより間隔を隔てて板バネ
状に形成され、軸受２を半径方向に弾性的に支持してい
る。かかる構成は、従来のスクイズ・フィルム・ダンパ
（図４参照）と同様である。
【００１３】なお、本発明は、この構成に限定されず、
スクイズ・フィルム・ダンパを備えた別の周知の軸受に
も適用することができる。
スクイズ・フィルム・ダンパを備えた別の周知の軸受に
も適用することができる。
【００１４】図２は、図１のＢ部の部分拡大図である。
図１及び図２に示すように、本発明のダンピング軸受１
０は、更に、軸受サポート１３に摩擦部材１６を軸方向
に押付けるスラストダンパ装置１８を備えている。図２
に示すように、軸受サポート１３は、回転軸１に直交す
る垂直面１３ｃを有する。また、軸受ハウジング１４
は、軸受サポート１３の垂直面１３ｃに面する側が開口
した空洞１４ａを有する。更に、この図において、スラ
ストダンパ装置１８は、軸受ハウジング１４の空洞１４
ａ内に軸方向に遊動可能に挿入された摩擦部材１６と、
摩擦部材１６を軸受サポート１３の垂直面１３ｃに押付
ける付勢部材１７とからなり、摩擦部材１６を押付け力
Ｎで押し付けている。
図１及び図２に示すように、本発明のダンピング軸受１
０は、更に、軸受サポート１３に摩擦部材１６を軸方向
に押付けるスラストダンパ装置１８を備えている。図２
に示すように、軸受サポート１３は、回転軸１に直交す
る垂直面１３ｃを有する。また、軸受ハウジング１４
は、軸受サポート１３の垂直面１３ｃに面する側が開口
した空洞１４ａを有する。更に、この図において、スラ
ストダンパ装置１８は、軸受ハウジング１４の空洞１４
ａ内に軸方向に遊動可能に挿入された摩擦部材１６と、
摩擦部材１６を軸受サポート１３の垂直面１３ｃに押付
ける付勢部材１７とからなり、摩擦部材１６を押付け力
Ｎで押し付けている。
【００１５】空洞１４ａは、周方向に間隔を隔てて複数
設けるのがよい。また、空洞１４ａを円筒形に形成し、
この内部に円筒形の摩擦部材１６を遊動するように挿入
するのがよい。また、同様に空洞１４ａをドーナツ状に
一体に形成し、摩擦部材１６もドーナツ状に一体に形成
してもよい。
設けるのがよい。また、空洞１４ａを円筒形に形成し、
この内部に円筒形の摩擦部材１６を遊動するように挿入
するのがよい。また、同様に空洞１４ａをドーナツ状に
一体に形成し、摩擦部材１６もドーナツ状に一体に形成
してもよい。
【００１６】なお、スラストダンパ装置１８の構成は、
図１，図２に示す構成に限定されず、例えば、軸受サポ
ート１３に両面が垂直なディスク状部分を設け、この部
分を１対の摩擦部材で挟さみ込むように構成してもよ
い。
図１，図２に示す構成に限定されず、例えば、軸受サポ
ート１３に両面が垂直なディスク状部分を設け、この部
分を１対の摩擦部材で挟さみ込むように構成してもよ
い。
【００１７】図３は、図１及び図２に示した本発明のダ
ンピング軸受１０のモデル図である。この図において、
ｍは軸受サポート１３の質量、Ｆｃｏｓωｔは回転軸の
振動による慣性力、ｋｄはバネ定数、ｃはスクイズフィ
ルム減衰係数、Ｎは押付け力、ｋはサポートバネ定数、
μは摩擦係数である。図３に示す２つの式は、このモデ
ルにおける基礎方程式であり、（１）は振動変位が微小
でダンパーがスリップしていない場合、（２）は振動変
位が大きくダンパーがスリップしている場合を示してい
る。この２つの式から、本発明のスラストダンパ装置１
８を設けることにより、慣性力Ｆｃｏｓωｔを低減させ
ることができることがわかる。
ンピング軸受１０のモデル図である。この図において、
ｍは軸受サポート１３の質量、Ｆｃｏｓωｔは回転軸の
振動による慣性力、ｋｄはバネ定数、ｃはスクイズフィ
ルム減衰係数、Ｎは押付け力、ｋはサポートバネ定数、
μは摩擦係数である。図３に示す２つの式は、このモデ
ルにおける基礎方程式であり、（１）は振動変位が微小
でダンパーがスリップしていない場合、（２）は振動変
位が大きくダンパーがスリップしている場合を示してい
る。この２つの式から、本発明のスラストダンパ装置１
８を設けることにより、慣性力Ｆｃｏｓωｔを低減させ
ることができることがわかる。
【００１８】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【００１９】
【発明の効果】上述したように本発明の構成によれば、
軸受サポート１３に摩擦部材１６を軸方向に押付けるス
ラストダンパ装置１８を備えることにより、減衰力を付
加して減衰力を高めることができる。また、このスラス
トダンパ装置１８を、軸受ハウジング１４の空洞１４ａ
内に軸方向に遊動可能に挿入された摩擦部材１６と、摩
擦部材１６を軸受サポート１３の垂直面１３ｃに押付け
る付勢部材１７とから構成することにより、摩擦係数μ
の異なる摩擦部材１６、或いはバネ定数ｋｄの異なる付
勢部材１７に交換することにより、設計変更や重量増加
なしに、減衰力をある程度自由に調整することができ
る。
軸受サポート１３に摩擦部材１６を軸方向に押付けるス
ラストダンパ装置１８を備えることにより、減衰力を付
加して減衰力を高めることができる。また、このスラス
トダンパ装置１８を、軸受ハウジング１４の空洞１４ａ
内に軸方向に遊動可能に挿入された摩擦部材１６と、摩
擦部材１６を軸受サポート１３の垂直面１３ｃに押付け
る付勢部材１７とから構成することにより、摩擦係数μ
の異なる摩擦部材１６、或いはバネ定数ｋｄの異なる付
勢部材１７に交換することにより、設計変更や重量増加
なしに、減衰力をある程度自由に調整することができ
る。
【００２０】従って、本発明の減衰機能を備えたダンピ
ング軸受は、設計変更や重量増加なしに、減衰力を調整
できる、等の優れた効果を有する。
ング軸受は、設計変更や重量増加なしに、減衰力を調整
できる、等の優れた効果を有する。
【図１】本発明による減衰機能を備えたダンピング軸受
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図２】図１の部分拡大図である。
【図３】本発明の減衰機能を備えたダンピング軸受のモ
デル図である。
デル図である。
【図４】スクイズ・フィルム・ダンパを備えた従来のダ
ンピング軸受の模式図である。
ンピング軸受の模式図である。
【図５】軸受に作用する慣性力とスクイズ・フィルム・
ダンパによる減衰力との関係図である。
ダンパによる減衰力との関係図である。
１ 回転軸 ２ 軸受 ３ 軸受サポート ３ａ ダンパ部 ３ｂ バネ部 ４ 軸受ハウジング ５ Ｏリング １０ ダンピング軸受 １３ 軸受サポート １３ａ ダンパ部 １３ｂ バネ部 １３ｃ 垂直面 １４ 軸受ハウジング １４ａ 空洞 １６ 摩擦部材 １７ 付勢部材 １８ スラストダンパ装置
Claims (2)
- 【請求項１】 回転軸を支持するラジアル軸受と、ラジ
アル軸受を支持する軸受サポートと、軸受サポートを支
持する軸受ハウジングとを備え、軸受サポートは、軸受
ハウジングにより半径方向に振動可能に弾性的に支持さ
れ、かつその間に油を密封させて振動を減衰させるよう
になったダンピング軸受において、 軸受サポートに摩擦部材を軸方向に押付けるスラストダ
ンパ装置を更に備えた、ことを特徴とする減衰機能を備
えたダンピング軸受。 - 【請求項２】 前記軸受サポートは、回転軸に直交する
垂直面を有し、前記軸受ハウジングは、軸受サポートの
垂直面に面する側が開口した空洞を有し、前記スラスト
ダンパ装置は、軸受ハウジングの空洞内に軸方向に遊動
可能に挿入された摩擦部材と、該摩擦部材を軸受サポー
トの垂直面に押付ける付勢部材と、からなる、ことを特
徴とする請求項１に記載の減衰機能を備えたダンピング
軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8078720A JPH09269005A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 減衰機能を備えたダンピング軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8078720A JPH09269005A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 減衰機能を備えたダンピング軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09269005A true JPH09269005A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13669724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8078720A Pending JPH09269005A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 減衰機能を備えたダンピング軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09269005A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008007697A1 (fr) * | 2006-07-12 | 2008-01-17 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Structure de support de palier et turbine à gaz |
| GB2444935A (en) * | 2006-12-06 | 2008-06-25 | Rolls Royce Plc | Accommodating radial excursions of a turbofan gas turbine engine shaft |
| CN105339115A (zh) * | 2013-06-28 | 2016-02-17 | 株式会社牧野铣床制作所 | 机床的主轴装置及机床 |
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