JPH09268119A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH09268119A
JPH09268119A JP8081766A JP8176696A JPH09268119A JP H09268119 A JPH09268119 A JP H09268119A JP 8081766 A JP8081766 A JP 8081766A JP 8176696 A JP8176696 A JP 8176696A JP H09268119 A JPH09268119 A JP H09268119A
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ゆり 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「しわ」をはじめとする皮膚の老化を防止
し、滑らかでしっとりした肌を与える化粧用クリーム及
び美容液等の皮膚化粧料等として有用な皮膚外用剤を提
供する。 【解決手段】 (A)下記一般式(I)で表される酸化
型化合物及び/又はその塩から選ばれる少なくとも1種
と、 【化1】 (B)アオサ科、オゴノリ科、テングサ科、ミリン科、
コンブ科、アイヌワカメ科、ホンダワラ科、ヒバマタ
科、フノリ科、ヒトエグサ科、ミル科、ウシケノリ科、
スギノリ科、カギノリ科、イバラノリ科、ナガマツモ
科、モズク科、ダービリア科、レッソニア科及びダルス
科に属する海藻の抽出物から選ばれる少なくとも1種と
を含有することを特徴とする皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、「しわ」をはじめ
とする皮膚の老化を防止し、滑らかでしっとりした肌を
与える化粧用クリーム及び美容液等の皮膚化粧料等とし
て有用な皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、しみ・そばかすと並び「し
わ」も皮膚美容上の悩みの一つとして挙げられ、皮膚の
乾燥や紫外線の影響により悪化することが知られてい
る。この「しわ」の発症メカニズムは、未だに不明な点
も多いが、皮膚の表皮レベルでは乾燥や角質層の保湿力
の低下等が、また、真皮レベルでは皮膚の老化に長期間
の紫外線照射が影響し、弾性線維の変性すなわちエラス
チン網の崩壊による弾力性の低下等が起こるためと考え
られている。
【0003】近年、この「しわ」をはじめとする皮膚の
老化を防止する多くの化粧料が知られ、その有効成分と
してレチノイン酸、αーヒドロキシ酸、レチノール(ビ
タミンA)等が報告されている。しかしながら、これら
の有効成分は皮膚刺激性や安定性等に問題点があり、且
つその効果も十分なものとは言い難いものであった。
【0004】そのため、上記問題点がなく、皮膚細胞の
賦活化、新陳代謝の促進、創傷治癒効果等を有し、皮膚
の老化防止効果に優れたコエンザイムA〔C21367
163S、補酵素A、以下単に「CoA」という〕及
びその塩が開発されている(特開昭50−31051号
公報)。また、このCoA及び/又はその塩は製剤中で
不安定であり、これらを化粧料に配合すると色調劣化等
の他の成分に悪影響を及ぼすためその安定化を検討し、
CoA及び/又はその塩の酸化反応により合成した酸化
型CoAが製剤中で高い安定性を示し、創傷治癒効果及
び小じわ、肌のつや・きめ等の改善効果を有することが
見い出されている(本願出願人の特開平2−49729
号公報)。
【0005】一方、海藻抽出物は、一般に保湿作用があ
ることが知られ、多くの化粧料に配合されている。その
作用は、抽出物中に含まれる生体ヒアルロン酸合成促進
物が皮膚細胞のヒアルロン酸合成能を活性化することに
より、皮膚の保湿性、柔軟性、弾力性を改善し皮膚の老
化防止効果を示すものと考えられている。既に、緑藻類
のアオサ科アオサ属、アオサ科アオノリ属、紅藻類のオ
ゴノリ科オゴノリ属、テングサ科マクサ属、ミリン科キ
リンサイ属、並びに褐藻類のコンブ科アラメ属、アイヌ
ワカメ科ワカメ属、ホンダワラ科ヒジキ属、ヒバマタ科
アスコフィラム属、フノリ科フノリ属に属する海藻抽出
物にヒアルロン酸合成促進効果が見い出されている(本
願出願人の特開平6−9422号公報、特開平7−10
1871号公報、特願平7−9605号)。これらの海
藻抽出物は、皮膚の老化防止効果を示すものであるが、
更により優れた皮膚の老化防止効果を有する皮膚外用剤
の開発が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のCo
A又は海藻抽出物よりも更に優れた皮膚の老化防止効果
を有する皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討したところ、特定の化合物から
選ばれる少なくとも1種と、特定の海藻抽出物から選ば
れる少なくとも1種とを併用することによって、それぞ
れが有する皮膚の老化防止効果が相乗的に発揮されるこ
とを見い出すことにより、本発明を完成するに至ったの
である。すなわち、本発明の皮膚外用剤は、(A)下記
一般式(I)で表される酸化型CoA及び/又はその塩
から選ばれる少なくとも1種と、
【化2】 (B)アオサ科(Ulvaceae)、オゴノリ科(Gracilaria
ceae)、テングサ科(Gelidiaceae)、ミリン科(Solie
riaceae)、コンブ科(Laminariaceae)、アイヌワカメ
科(Alariaceae)、ホンダワラ科(Sargassaceae)、ヒ
バマタ科(Fucaceae)、フノリ科(Gloiopeltidacea
e)、ヒトエグサ科(Monostromataceae)、ミル科(Cod
iaceae)、ウシケノリ科(Bangiaceae)、スギノリ科
(Gigartinaceae)、カギノリ科(Bonnemaisoniacea
e)、イバラノリ科(Hypneaceae)、ナガマツモ科(Cho
rdariaceae)、モズク科(Nemacystaceae)、ダービリ
ア科(Durvilleaceae)、レッソニア科(Lessoniacea
e)及びダルス科(Rhodymeniaceae)に属する海藻の抽
出物から選ばれる少なくとも1種とを含有することを特
徴とする。
【0008】本発明の皮膚外用剤によれば、皮膚細胞の
賦活化、新陳代謝の促進、創傷治癒効果等を有し、皮膚
の老化防止効果に優れた酸化型CoA及び/又はその塩
から選ばれる少なくとも1種〔(A)成分〕と、海藻抽
出物中に含まれる生体ヒアルロン酸合成促進物が皮膚細
胞のヒアルロン酸合成能を活性化することにより、皮膚
の保湿性、柔軟性、弾力性を改善し皮膚の老化防止効果
を示す上記特定の海藻抽出物から選ばれる少なくとも1
種〔(B)成分〕とを併用することにより、これら相互
の皮膚老化防止作用等を阻害することなく、それぞれが
有する皮膚の老化防止効果よりも更に優れた皮膚の老化
防止効果を有する皮膚外用剤が新規に得られることとな
る(この点については更に実施例等で詳しく説明す
る)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の内容を詳細に説
明する。本発明の皮膚外用剤は、上記一般式(I)で示
される酸化型CoA及び/又はその塩から選ばれる少な
くとも1種と、アオサ科(Ulvaceae)、オゴノリ科(Gr
acilariaceae)、テングサ科(Gelidiaceae)、ミリン
科(Solieriaceae)、コンブ科(Laminariaceae)、ア
イヌワカメ科(Alariaceae)、ホンダワラ科(Sargassa
ceae)、ヒバマタ科(Fucaceae)、フノリ科(Gloiopel
tidaceae)、ヒトエグサ科(Monostromataceae)、ミル
科(Codiaceae)、ウシケノリ科(Bangiaceae)、スギ
ノリ科(Gigartinaceae)、カギノリ科(Bonnemaisonia
ceae)、イバラノリ科(Hypneaceae)、ナガマツモ科
(Chordariaceae)、モズク科(Nemacystaceae)、ダー
ビリア科(Durvilleaceae)、レッソニア科(Lessoniac
eae)及びダルス科(Rhodymeniaceae)に属する海藻抽
出物から選ばれる少なくとも1種とを有効成分とするも
のである。
【0010】本発明で用いる(A)成分の酸化型CoA
は、上記一般式(I)で表され、その塩としては、例え
ば、リン酸基部の金属塩を形成するナトリウム塩、リチ
ウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、
亜鉛塩等の金属塩が挙げられる。具体的には、酸化型C
oAの二ナトリウム塩、四ナトリウム塩、六ナトリウム
塩、六カリウム塩、四リチウム塩、二カルシウム塩、二
マグネシウム塩、二亜鉛塩等が挙げられる。これらの酸
化型CoA又はその塩は、単独で、または二種以上を混
合して使用することができる。上記(A)成分を皮膚外
用剤に用いる場合には、その配合量は皮膚外用剤組成物
全量に対して、0.001〜5%(重量%、以下単に
「%]という)が好ましく、より好ましくは0.01〜
2%であり、0.001%に満たないと本発明の目的で
ある満足な皮膚の老化防止効果が発揮されない場合があ
り、また、5%を超えても通常それ以上の効果は発揮さ
れない。
【0011】本発明に用いるアオサ科に属する海藻とし
ては、例えば、アオサ属(Ulva)、アオノリ属(Enteromo
rpha)、クロヒトエ属(Ulvaria)等が挙げられ、好ま
しくはアオサ属、アオノリ属である。本発明に用いるオ
ゴノリ科に属する海藻としては、例えば、オゴノリ属
(Gracilaria)、ツルシラモ属(Gracilariopsis)、ナ
ミイワタケ属(Tylotus)、テングサモドキ属(Gelidio
psis)等が挙げられ、好ましくはオゴノリ属、ツルシラ
モ属である。本発明に用いるテングサ科に属する海藻と
しては、例えば、マクサ属(Gelidium)、ヒラクサ属
(Beckerella)、オバクサ属(Pterocladia)、ユイキ
リ属(Acanthopeltis)等が挙げられ、好ましくはマク
サ属である。
【0012】本発明に用いるミリン科に属する海藻とし
ては、例えば、キリンサイ属(Eucheuma)、トサカノリ
属(Meristotheca)、ミリン属(Solieria)、エゾナメ
シ属(Turnerella)等が挙げられ、好ましくはキリンサ
イ属、トサカノリ属である。本発明に用いるコンブ科に
属する海藻としては、例えば、コンブ属(Laminari
a)、トロロコンブ属(Kjellmaniella)、カジメ属(Ec
klonia)、アラメ属(Eisenia)、アントクメ属(Ecklo
niopsis)、アナメ属(Agarum)、スジメ属(Costari
a)、ネコアシコンブ属(Arthrothamnus)、クロシオメ
属(Hedophyllum)等が挙げられ、好ましくはコンブ
属、トロロコンブ属、カジメ属、アラメ属、アントクメ
属である。本発明に用いるアイヌワカメ科に属する海藻
としては、例えば、ワカメ属(Undaria)、アイヌワカ
メ属(Alaria)等が好ましい。
【0013】本発明に用いるホンダワラ科に属する海藻
としては、例えば、ヒジキ属(Hizikia)、ホンダワラ
属(Sargassum)、ラッパモク属(Turbinaria)、ヤバ
ネモク属(Cystoseira)、ジョロモク属(Myagropsi
s)、スギモク属(Coccophora)等が挙げられ、好まし
くはヒジキ属、ホンダワラ属である。本発明に用いるヒ
バマタ科に属する海藻としては、例えば、アスコフィラ
ム属(Ascophyllum)、ヒバマタ属(Fucus)、エゾイシ
ゲ属(Pelvetia)等が挙げられ、好ましくはアスコフィ
ラム属、ヒバマタ属である。本発明に用いるフノリ科に
属する海藻としては、例えば、フノリ属(Gloiopelti
s)等が好ましい。
【0014】本発明に用いるヒトエグサ科に属する海藻
としては、例えば、ヒトエグサ属(Monostroma)、モツ
キヒトエ属(Kornmannia)等が挙げられ、好ましくはヒ
トエグサ属である。本発明に用いるミル科に属する海藻
としては、例えば、ミル属(Codium)等が好ましい。本
発明に用いるウシケノリ科に属する海藻としては、例え
ば、アマノリ属(Porphyra)、ウシケノリ属(Bangia)
等が挙げられ、好ましくはアマノリ属である。
【0015】本発明に用いるスギノリ科に属する海藻と
しては、例えば、スギノリ属(Gingartina)、アカバギ
ンナンソウ属(Rhodoglossum)、ツノマタ属(Chondru
s)等が好ましい。本発明で用いるカギノリ科に属する海
藻としては、例えば、カギケノリ属(Asparagopsis)、
カギノリ属(Bonnemaisonia)等が挙げられ、好ましく
はカギケノリ属である。本発明に用いるイバラノリ科に
属する海藻としては、例えば、イバラノリ属(Hypnea)
等が好ましい。
【0016】本発明に用いるナガマツモ科に属する海藻
としては、例えば、マツモ属(Analipus)、オキナワモ
ズク属(Cladosiphon)等が挙げられ、好ましくはマツ
モ属、オキナワモズク属である。本発明に用いるモズク
科に属する海藻としては、例えば、モズク属(Nemacyst
is)等が好ましい。本発明に用いるダービリア科に属す
る海藻としては、例えば、ダービリア属(Durvillea)
等が好ましい。
【0017】本発明に用いるレッソニア科に属する海藻
としては、例えば、レッソニア属(Lessonia)、マクロ
システィス属(Macrocystis)等が好ましい。本発明に
用いるダルス科に属する海藻としては、例えば、ダルス
属(Rhodymenia)等が好ましい。
【0018】本発明の(B)成分を抽出するに際し、海
藻は未乾燥状態でも良いが、風乾あるいは凍結乾燥等の
方法で乾燥してから抽出に供するのが抽出効率の点で好
ましい。また、本発明の(B)成分を抽出する方法は、
特に制限はなく、通常の抽出法が採用され、水、塩化ナ
トリウム溶液、親水性有機溶媒、含水親水性有機溶媒、
その他の有機溶媒等を使用して海藻から抽出される。
【0019】上記抽出で用いる親水性有機溶媒として
は、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール等のグリコール、グリセリン、ア
セトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等、または、こ
れらの混液等が挙げられる。特に、水又は水とメタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール
の混合物を用いて抽出することが好ましい。この場合の
水と低級アルコールの比率は、低級アルコール/水が0
/100〜70/30(v/v:体積比)であることが
好ましく、より好ましくは0/100〜40/60であ
る。
【0020】海藻乾燥物と抽出溶媒との比率は、海藻乾
燥物/溶媒比が1/50〜1/2の範囲が好ましい。ま
た、その抽出条件としては、抽出温度は特に制限はない
が、5〜80℃で、好ましくは5〜50℃の範囲で、1
〜24時間、攪拌しながら行うのが好ましく、また、抽
出pHは、極端な酸性、アルカリ性に傾かなければ特に
制限はない。
【0021】上記抽出操作で生じた抽出残渣を、更に海
藻乾燥物等と共に加えて抽出操作を繰り返すことによ
り、抽出効率を上げることも可能である。なお、この抽
出液はそのまま用いても、あるいは希釈液としたり、濃
縮エキスとしてもよく、また、凍結乾燥等により乾燥粉
末物としたり、ペースト状に調製してもよい。
【0022】乾燥粉末に調製した場合には、水又は水を
含むメタノール、エタノール、イソプロパノール等の低
級アルコールに予め溶解して用いることもでき、後述の
水を含む皮膚外用剤組成物中で可溶化して用いるのが好
ましい。
【0023】海藻抽出物は、単独で、または二種以上を
混合して使用することができ、また、任意の濃度で配合
できるが、その配合量は皮膚外用剤組成物全量に対し
て、0.01〜50%が好ましく、さらに0.05〜2
0%が好ましく、特に0.1〜10%が好ましいが、
0.01%に満たないと満足な皮膚の老化防止効果が発
揮されない場合があり、また、50%を超えても通常、
それ以上の効果は発揮されない。
【0024】本発明の(A)成分と(B)成分の配合割
合は、1/5000〜5000/1が好ましく、さらに
1/250〜250/1が好ましく、特に1/100〜
100/1が好ましい。上記範囲以外では、(A)成分
と(B)成分との併用による効果を得るのが困難な場合
がある。
【0025】本発明の皮膚外用剤の投与量は、該外用剤
組成物の剤形や使用方法、用法等により種々選定される
ものであり、具体的に定められるものでないが、(A)
成分と(B)成分の配合量やそれらの配合割合を上記範
囲や後述する各剤形における配合量とし、それらを通常
の方法で適用することによって、本発明の老化防止の効
果を得ることができる。
【0026】本発明の皮膚外用剤には、上記成分の他
に、油分、水、界面活性剤、保湿性、低級アルコール、
増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調製剤、防腐
剤、香料、色素、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミ
ン類、アミノ酸類、水等通常化粧料、石鹸浴用剤等に用
いられる原料を配合することができる。具体的には、油
分としては、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、カカオ
脂、椿油、ヤシ油、木ロウ、グレープシード油、アボガ
ド油、ミンク油、卵黄油、硬化油等の油脂類、鯨ロウ、
蜜ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ
等のロウ類、流動パラフィン、セレシン、スクワラン、
マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、
ワセリン等の炭化水素類、ステアリン酸、オレイン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、イソステアリン酸、オレイ
ン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステアリ
ルアルコール、ラノリルアルコール、オクチルドデカノ
ール、ヘキシルデカノール等のアルコール類、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、パルミチン酸
イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、コレス
テロールオレート等のエステル類等が例示される。
【0027】また、界面活性剤としては、ステアリン酸
ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルリン酸、ラウリルリン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸トリエタノールアミン、N−アシルグ
ルタミン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、塩
化アルキルアミノエチレングリシン液、レシチン等の両
性界面活性剤、モノステアリン酸グリセリン、モノステ
アリン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノステ
アリン酸プロピレングリコール、ポリオキシエチレンオ
レイルエーテル、モノステアリン酸ポリエチレングリコ
ール、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタ
ン、ポリオキシエチレンヤシ脂肪酸モノエタノールアミ
ド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン
ラノリン等の非イオン界面活性剤等を例示することがで
きる。
【0028】保湿剤としては、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトー
ル、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール
等の多価アルコール、アミノ酸、乳酸ナトリウム、ピロ
リドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成分、ヒアルロ
ン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸等
の水溶性高分子物質等を例示することができる。
【0029】低級アルコールとしては、エタノール、イ
ソプロパノール等を例示することができる。増粘剤とし
ては、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、珪酸ア
ルミニウム、マルメロ種子抽質物、トラガカントガム、
デンプン等の天然高分子物質、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、可溶性デンプン、カチオン化セルロース等の半合成
高分子物質、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルア
ルコール等の合成高分子物質等を例示することができ
る。酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、
アスコルビン酸等を例示することができる。
【0030】キレート剤としては、エデト酸二ナトリウ
ム、エタンヒドロキシジホスフェート、ピロリン酸塩、
ヘキサメタリン酸塩、クエン酸、酒石酸、グルクロン酸
等を例示することができる。pH調製剤としては、水酸
化ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、クエ
ン酸ナトリウム、ホウ酸、ホウ砂、リン酸一水素ナトリ
ウム等を例示することができる。防腐剤としては、パラ
オキシ安息香酸メチル、デヒドロ酢酸、サリチル酸、安
息香酸、ソルビン酸、塩化ベンザルコニウム等を例示す
ることができる。
【0031】紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラア
ミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナ
メート等を、紫外線散乱剤としては、酸化チタン、カオ
リン、タルク等を例示することができる。ビタミン類と
しては、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミ
ンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミン
P、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザ
ノール、α−リポ酸、オロット酸及びその誘導体、並び
にパントテン酸及びその誘導体(パントテニルエチルエ
ーテル)等を例示することができる。アミノ酸類として
は、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイ
シン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシ
ン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニ
ン、プロリン、、ヒドロキシプロリン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン及
びその誘導体等を例示することができる。
【0032】なお、本発明の皮膚外用剤組成物に配合さ
れる任意成分は、これらに限定されるものではなく、例
えば、動物、微生物及び植物起源の抽出液等も適宜加え
ることができる。
【0033】本発明の皮膚外用剤組成物としては、ロー
ション(化粧水)、クリーム、パック剤、スキンミルク
(乳液)等種々の製品形態が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。これらの製品は、本発明の皮膚
外用剤と上記任意成分とを適宜配合することにより製造
することができる。
【0034】皮膚化粧料として用いる場合の具体例を以
下の(1)〜(5)に示す。 (1)化粧水及び美容液 皮膚の老化防止剤として(A)成分0.1〜5%及び
(B)成分0.1〜10%を含有し、かつ任意成分とし
てアルコール類0〜20%、界面活性剤0〜2%、保湿
剤2〜15%、pH調製剤0〜3%、精製水バランス、
防腐剤微量、色素0〜微量、香料微量を含有する化粧水
及び美容液。
【0035】(2)皮膚用クリーム 皮膚の老化防止剤として(A)成分0.1〜5%及び
(B)成分0.1〜10%を含有し、かつ任意成分とし
て油分10〜70%、界面活性剤2〜7%、保湿剤1〜
10%、pH調製剤0〜3%、精製水バランス、防腐剤
微量、香料微量を含有する皮膚用クリーム。
【0036】(3)乳液 皮膚の老化防止剤として(A)成分0.1〜5%及び
(B)成分0.1〜10%を含有し、かつ任意成分とし
て油分10〜40%、アルコール類0〜15%、界面活
性剤1〜5%、保湿剤1〜10%、増粘剤0〜2%、p
H調製剤0〜3%、精製水バランス、防腐剤微量、香料
微量を含有する乳液。
【0037】(4)パック剤 皮膚の老化防止剤として(A)成分0.1〜5%及び
(B)成分0.1〜10%を含有し、かつ任意成分とし
てアルコール類2〜10%、保湿剤2〜10%、無機粉
体0〜20%、増膜剤10〜20%、精製水バランス、
防腐剤微量、香料微量を含有するパック剤。
【0038】(5)ジェル剤 皮膚の老化防止剤として(A)成分0.1〜5%及び
(B)成分0.1〜10%を含有し、かつ任意成分とし
てアルコール類0〜10%、保湿剤2〜20%、増粘剤
1〜20%、pH調製剤0〜30%、精製水バランス、
防腐剤微量、色素0〜微量、香料微量を含有するジェル
剤。
【0039】更に、本発明の皮膚外用剤を浴用剤として
使用する場合には、上記成分の他に、塩化ナトリウム、
ヨウ化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナト
リウム、硫酸アルミニウム、硫化カリウム、硫酸カリウ
ム、ホウ酸、ホウ砂、無水ケイ酸、メタケイ酸、亜硫酸
ナトリウム、リン酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二
水素カリウム、ケイ酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウ
ム、リン酸水素カルシウム、リン酸ナトリウム等の無機
塩及び無機酸を添加してもよく、更に、前記成分の他必
要に応じて、生薬、粘結剤、精油類、蛋白分解酵素、そ
の他の成分を添加することもできる。これらの必要に応
じて添加する成分の具体例を以下に示す。
【0040】生薬としては、例えば、ソウジュツ、ビャ
クジュツ、カノコソウ、ケイガイ、コウボク、センキュ
ウ、トウヒ、トウキ、ショウキョウ、オウゴン、サンシ
シ、ガイヨウ、アロエ、、ニンジン、ケイヒ、シャクヤ
ク、ハッカ葉、ブクリョウ、ショウブ、マツブサ、ビヤ
クシ、サフラン、オウバク、ウイキョウ、チンピ、ガン
ピ、カミツレ、ダイコン、ヤナギ、クスノキ、ニワト
コ、ソクズ、ナキナタコウジュ、ヤツデ、セキショウ、
ヨモギ、オトギリソウ、ユズ、ダイダイ、モモ、サイカ
チ、ビワ、スイカズラ、ヨロイグサ、ボダイジュ、トチ
ノキ、ノコギリソウ、ホップ、ローズマリー、カバノ、
マツ、ヤレンズラ、ランタナ、カンゾウ、キツソウコ
ン、マロニエ等が挙げられる。なお、これらはその粉末
でも抽出エキスでもよい。
【0041】粘結剤としては、例えば、カゼイン、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、水溶性ゼラチン、
ベクチン、デンプン、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポ
リエチレングリコール、カラヤゴム、ローカストビーン
ガム、トラガカントガム、カラギナン、カーボポール、
アカシヤゴム、カンテン等が挙げられる。精油類として
は、例えば、ハッカ油、ジャスミン油、ショウノウ油、
ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイヒ
油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン
油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ
油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント
油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オ
イゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオー
ル、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモー
ル、スピラントール、ピネン、リモネン、テレペン系化
合物等が挙げられる。蛋白分解酵素としては、例えば、
ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、カテプシン、
パパイン、プロメライン、フイシン及び細菌酵母、カビ
由来のプロテアーゼ等が挙げられる。
【0042】本発明の皮膚外用剤を浴用剤として用いる
場合の具体例を以下の(1)〜(3)に示す。 (1)浴用剤 上記成分の他に、皮膚の老化防止剤として(A)成分
0.1〜5%及び(B)成分0.1〜10%を含有し、
無機塩及び無機酸バランス、香料及び色素微量を含有す
る浴用剤。
【0043】(2)ボディシャンプー 上記成分の他に、皮膚の老化防止剤として(A)成分
0.1〜5%及び(B)成分0.1〜10%を含有し、
界面活性剤5〜40%、保湿剤1〜20%、増粘剤0.
5〜5%、キレート剤0.05〜0.5%、精製水バラ
ンス、香料及び色素微量を含有するボディシャンプー。
【0044】(3)ボディリンス 上記成分の他に、皮膚の老化防止剤として(A)成分
0.1〜5%及び(B)成分0.1〜10%を含有し、
油分5〜30%、界面活性剤0.5〜5%、保湿剤0〜
10%、精製水バランス、防腐剤微量、香料微量を含有
するボディリンス。
【0045】
【実施例】以下に、実施例等を挙げて本発明を説明する
が、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
い。なお、各実施例中の「%」はいずれも「重量%」で
ある。
【0046】製造例(海藻抽出物の製造) ダービリア科(Durvilleaceae)ダービリア属に属するD
urvillea antarcticaの乾燥物100gを2リットルの
水に浸漬し、攪拌しながら室温で3時間抽出を行った。
その後、濃縮及び凍結乾燥することによりDurvillea a
ntarctica水抽出物20gを得た。
【0047】実施例1 酸化型CoAを親水軟膏/白色ワセリンを1/1(重量
比)の割合で配合した基剤に0.5%となるように混合
した皮膚の老化防止剤(試料1)、上記製造例で得たDu
rvillea antarctica水抽出物を親水軟膏/白色ワセリ
ンを1/1の割合で配合した基剤に1.0%となるよう
に混合した皮膚の老化防止剤(試料2)及び親水軟膏/
白色ワセリンを1/1の割合で配合した基剤に酸化型C
oA0.5%とDurvillea antarctica水抽出物1.0
%をそれぞれ混合した皮膚の老化防止剤(試料3)を調
製し、下記の試験に供した。
【0048】試験例1 乾燥により肌荒れを生じ易い成人男女10名(男性5
名、女性5名)を選び、その肌荒れを生じている下脚に
被験部位4ヶ所を設定した。そして、上記試料1〜3
(被験試料)及び親水軟膏/白色ワセリンを1/1の割
合で配合した基剤(対照試料)を1日2回(朝・夜)連
続2週間、被験部位に塗布し、その肌荒れ改善度を目視
により下記評価基準により評価し、また、その角層水分
量を測定した(室温20℃、湿度50%、アイ・ビイ・
エス社製SKICON200)。角層水分量は、開始時と塗布2
週間後の角層水分量の差(角層水分上昇量)で示した。
角層水分上昇量は、数値が高い程良好なことを示す。そ
して、肌荒れの改善度及び角層水分量変化により総合評
価を行った。これらの結果を下記表1に示す。 〔肌荒れ改善度の評価基準〕 −:変化なし ±:やや改善 +:改善 ++:顕著に改善
【0049】
【表1】
【0050】(表1の考察)試料1は酸化型CoA単独
の皮膚の老化防止剤、試料2は製造例で得たDurvillea
antarctica水抽出物単独の皮膚の老化防止剤、試料3
は本発明となるの酸化型CoAとDurvillea antarctic
a水抽出物との併用による皮膚の老化防止剤であり、本
発明となる試料3は、酸化型CoA単独の試料1及びDu
rvillea antarctica水抽出物単独の試料2よりも極め
て優れた肌荒れ改善度と水分上昇量を示すことが判明し
た。
【0051】実施例2(化粧用クリームの調製)及び比
較例1〜3 下記表2に示す処方物A、Bを70℃でそれぞれ混合溶解
した後、BにAを加え均一に乳化して化粧用クリームを
調製した。
【表2】
【0052】試験例2 酸化型CoA及びDurvillea antarctica水抽出物を含
む上記実施例2の化粧用クリームの有効性を下記試験に
より評価した。目周辺(目尻及び目の下)に「しわ」を
有する女性10名(30〜50歳)を被験者とし、本発
明品(実施例2)と酸化型CoA及びDurvillea antar
ctica水抽出物を配合しない比較例1、酸化型CoAの
みを配合した比較例2、Durvillea antarctica水抽出
物のみを配合した比較例3とを1日2回(朝・夜)、左
右顔面に別々に使用させるハーフ・フェイス法で実施し
た。そして、大じわ、小じわ、肌質(きめ、艶、潤
い)、使用感について評価し、実施前よりも改善等され
たかのアンケート調査を行った。これらの結果を下記表
3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】(表3の考察)本発明品(実施例2)は、
酸化型CoA及びDurvillea antarctica水抽出物を配
合しない比較例1、酸化型CoAのみを配合した比較例
2、Durvillea antarctica水抽出物のみを配合した比
較例3に較べ、大じわ、小じわ、肌質(きめ、艶、潤
い)及び使用感が著しく改善されることが判明した。
【0055】以下に、本発明のその他の皮膚外用剤の実
施例を示す。 実施例3(美容液の調製) 常法により下記配合組成の美容液を調製した。 酸化型CoA 0.1% Durvillea antarctica水抽出物 0.2 グリセリン 4.0 エタノール 10.0 キサンタンガム 0.3 香料 微量 精製水 バランス 100.0%
【0056】実施例4(化粧水の調製) 常法により下記配合組成の化粧水を調製した。 酸化型CoA・2Na 0.1% Ulva sublittoralis水抽出物 0.05 グリセリン 3.0 エタノール 6.0 香料 微量 精製水 バランス 100.0%
【0057】実施例5(乳液の調製) 常法により下記配合組成の乳液を調製した。 酸化型CoA・4Li 0.5% Enteromorpha prolifera水抽出物 0.5 ステアリン酸 1.0 セタノール 2.0 ワセリン 2.5 スクワラン 4.0 L-アルギニン 1.0 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0 グリセリン 2.0 水酸化カリウム 0.1 香料 微量 メチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.05 精製水 バランス 100.0%
【0058】実施例6(パック剤の調製) 下記処方AとBを混合し、70℃で均一に加温混合し
た。更に冷却しながら処方物Cを加えて、パック剤を調
製した。 A エチルアルコール相部 エチルアルコール 10.0% ポリビニルアルコール 15.0 プロピレングリコール 3.0 メチルパラベン 0.1 ブチルパラベン 0.05 グリチルリチン酸 0.1 B 水相部 酸化型CoA・2Ca 1.0% Eucheuma spinosum水抽出物 0.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 POE(15)オレイルエーテル 1.0 精製水 バランス C 香料 適量 100.0%
【0059】実施例7〔浴用剤(顆粒状)の調製〕 常法により下記配合組成の浴用剤(顆粒状)を調製し
た。 炭酸水素カリウム バランス 硫酸ナトリウム 30.0 酸化型CoA・2Na 1.0 Gloiopeltis furcata水抽出物 2.0 酸化マグネシウム 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 カミツレ 0.5 ビタミンE 0.5 香料 1.0 色素 0.1 100.0%
【0060】実施例8〔浴用剤(粉末状)の調製〕 常法により下記配合組成の浴用剤(粉末状)を調製し
た。 炭酸ナトリウム バランス 炭酸水素ナトリウム 32.1 酸化型CoA・2Mg 2.0 Ascophyllum spp.水抽出物 2.0 ペプシン酵素(200U) 1.0 クエン酸ナトリウム 3.0 リモネン 0.5 ラベンダー油 0.3 香料 1.0 色素 0.1 100.0%
【0061】実施例9(浴用剤(錠剤)の調製) 常法により下記配合組成の浴用剤(錠剤)を調製した。 炭酸ナトリウム
バランス 炭酸水素ナトリウム 25.4 コハク酸 40.0 酸化型CoA・4Na 1.5 Eisenia bicyclis水抽出物 1.5 アラメ粉末 0.5 カジメ粉末 0.5 アロエ粉末 0.5 香料 1.0 色素 0.1 100.0%
【0062】実施例10〔浴用剤(発泡状)の調製〕 常法により下記配合組成の浴用剤(発泡状)を調製し
た。 炭酸ナトリウム バランス 硫酸ナトリウム 8.0% 炭酸水素ナトリウム 30.0 酸化型CoA・6K 1.0 Laminaria japonica水抽出物 0.5 クエン酸 20.0 酒石酸 10.0 コハク酸 10.0 色素 0.5 香料 1.5 100.0%
【0063】実施例11〔浴用剤(液状)の調製〕 常法により下記配合組成の浴用剤(液状)を調製した。 プロピレングリコール バランス エタノール 20.0 硫酸ナトリウム 5.0 酸化型CoA・2Zn 1.0 Hizikia fusiformis水抽出物 1.0 ラノリン 0.5 アボガド油 0.5 色素 1.5 香料 21.0 100.0%
【0064】実施例12(ボディシャンプーの調製) 常法により下記配合組成のボディシャンプーを調製し
た。 ヤシ脂肪酸カリウム 5.0% オレイン酸カリウム 20.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 3.0 グリセリン 10.0 硫酸ナトリウム 2.0 EDTA 0.1 酸化型CoA・6Na 2.0 Cladoshiphon okamuranus水抽出物 1.0 香料 適量 色素 適量 防腐剤 適量 精製水 バランス 100.0%
【0065】実施例13(ボディリンスの調製) 常法により下記配合組成のボディリンスを調製した。 流動パラフィン 10.0% パルミチン酸イソプロピル 3.0 メチルポリシロキサン 3.0 モノステアリン酸グリセリン 1.5 POEステアリン酸グリセリン 1.5 グリセリン 5.0 酸化型CoA・4Li 1.8 Undaria pinnatifida水抽出物 0.2 香料 適量 色素 適量 防腐剤 適量 精製水 バランス 100.0%
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、しわをはじめとする皮
膚の老化を防止すると共に、滑らかでしっとりした若々
しい肌を与えることができる格段に優れた効果を有する
皮膚外用剤が提供される。従って、本発明の優れた皮膚
の老化防止効果等を有する皮膚外用剤は、各種化粧用ク
リーム、乳液、化粧水、美容液、パック剤、ジェル剤、
パウダー、リップクリーム、口紅、アンダーメークアッ
プ、ファンデーション、サンケア、浴用剤、ボディシャ
ンプー、ボディリンス、石けん、クレンジングフォー
ム、軟膏、ゼリ剤、エアゾール剤等、種々の製品形態で
幅広く使用することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】粘結剤としては、例えば、カゼイン、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、水溶性ゼラチン
ペクチン、デンプン、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポ
リエチレングリコール、カラヤゴム、ローカストビーン
ガム、トラガカントガム、カラギナン、カーボポール、
アカシヤゴム、カンテン等が挙げられる。精油類として
は、例えば、ハッカ油、ジャスミン油、ショウノウ油、
ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイヒ
油、ベルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン
油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ
油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント
油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オ
イゲノール、シトラール、シトロネラール、ボルネオー
ル、リナロール、ゲラニオール、カンファー、チモー
ル、スピラントール、ピネン、リモネン、テレペン系化
合物等が挙げられる。蛋白分解酵素としては、例えば、
ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、カテプシン、
パパイン、プロメライン、フイシン及び細菌酵母、カビ
由来のプロテアーゼ等が挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】試験例2 酸化型CoA及びDurvillea antarctica水抽出物を含
む上記実施例2の化粧用クリームの有効性を下記試験に
より評価した。目周辺(目尻及び目の下)にしわを有す
る女性30名(30〜50歳)を本発明品と比較例1、
本発明品と比較例2及び本発明品と比較例3を使用させ
る3群に分け、1日2回(朝・夜)、左右顔面に別々に
使用させるハーフ・フェイス法で実施した。そして、大
じわ、小じわ、肌質(きめ、艶、潤い)について評価
し、使用感についてはアンケート調査を行い、その結果
を下記表3にまとめた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/70 ADA A61K 31/70 ADA 35/80 AGZ 35/80 AGZZ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(I)で表される酸化
    型化合物及び/又はその塩から選ばれる少なくとも1種
    と、 【化1】 (B)アオサ科(Ulvaceae)、オゴノリ科(Gracilaria
    ceae)、テングサ科(Gelidiaceae)、ミリン科(Solie
    riaceae)、コンブ科(Laminariaceae)、アイヌワカメ
    科(Alariaceae)、ホンダワラ科(Sargassaceae)、ヒ
    バマタ科(Fucaceae)、フノリ科(Gloiopeltidacea
    e)、ヒトエグサ科(Monostromataceae)、ミル科(Cod
    iaceae)、ウシケノリ科(Bangiaceae)、スギノリ科
    (Gigartinaceae)、カギノリ科(Bonnemaisoniacea
    e)、イバラノリ科(Hypneaceae)、ナガマツモ科(Cho
    rdariaceae)、モズク科(Nemacystaceae)、ダービリ
    ア科(Durvilleaceae)、レッソニア科(Lessoniacea
    e)及びダルス科(Rhodymeniaceae)に属する海藻の抽
    出物から選ばれる少なくとも1種とを含有することを特
    徴とする皮膚外用剤。
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