JPH0926740A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラムシャッター１の組立における工数削減
と、組立のコストダウンが目的である。 【構成】 ドラムシャッター１に係合しているねじりコ
イルバネ７の一端７ａを鈍角に曲げ、クリーニング枠体
Ａ３と現像枠体Ａ１の組立て時に枠体Ａ３のリブＡ３ａ
でバネ７の曲げた部分を押すことで、組立完了と同時に
ドラムシャッターが閉じた状態にあるカートリッジが得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジ及び前記プロセスカートリッジを装着可能な画像形成
装置本体に関する。

【０００２】ここで画像形成装置としては、例えば電子
写真複写機、電子写真プリンタ（例えばＬＥＤプリン
タ、レーザビームプリンタ等）、電子写真ファクシミリ
装置及び電子写真ワードプロセッサ等が含まれる。

【０００３】また、プロセスカートリッジとしては、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、現像手段またはクリーニング手段の
少なくとも１つと電子写真感光体とを一体的に着脱可能
とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写
真感光体とを一体的に着脱可能とするものをいう。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は後述する従来
技術を更に発展させたものである。

【０００５】そこで本発明は、前記ドラムシャッターを
付勢させるバネの構造を発展させたものであって、カー
トリッジ組立と同時にバネに適切な復元力を与え、かつ
電子写真感光体を保護するようにシャッターが閉じた状
態にあるプロセスカートリッジを得ることを目的として
いる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の第１の発明は、
画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに
おいて、回転可能な電子写真感光体と、前記電子写真感
光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体を
保護するために設けられたシャッター部材と、前記シャ
ッター部材を付勢させるために前記シャッター部材の回
転軸に取り付けられた弾性体とを有し、前記プロセスカ
ートリッジの組立工程で、前記プロセスカートリッジの
組立と同時にプロセスカートリッジの構成部材の組立時
の挙動によって前記弾性体に付勢力が与えられ、前記電
子写真感光体を保護するように前記シャッター部材を付
勢させる、ことを特徴とするプロセスカートリッジであ
る。

【０００７】本発明の第２の発明は、前記プロセスカー
トリッジは前記弾性体の当接先端が当たる容器と前記弾
性体を回動可能に取り付け可能な回転軸がある容器から
成り、前記当接先端が当たる容器と前記回転軸がある容
器は回動可能に固定され、前記当接先端は前記弾性体の
当接先端が当たる容器の一部に当接するように先端が折
曲げられ、前記プロセスカートリッジの組立と同時に、
前記回転軸がある容器の枠体の当接部で前記弾性体の折
曲げ部が押されつつ、前記電子写真感光体を保護するよ
うに前記シャッター部材を付勢させることを特徴とする
第１の発明に記載のプロセスカートリッジである。

【０００８】上記構成にあっては、プロセスカートリッ
ジが組立られると同時に、弾性体の折曲げられた先端部
がプロセスカートリッジ枠体の一部に押されつつ、ドラ
ムシャッターが感光ドラムを保護するように閉じていく
ので、従来より工数が削減でき、かつ従来と同様の機能
を持つドラムシャッターを得ることができる。

【０００９】本発明の第３の発明は、前記プロセスカー
トリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング
手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、
このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能
とするものであることを特徴とする第１又は第２の発明
に記載のプロセスカートリッジである。

【００１０】本発明の第４の発明は、前記プロセスカー
トリッジとは、帯電手段、現像手段、クリーニング手段
の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とする
ものであることを特徴とする第１又は第２の発明に記載
のプロセスカートリッジである。

【００１１】本発明の第５の発明は、前記プロセスカー
トリッジとは、少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とす
るものであることを特徴とする第１又は第２の発明に記
載のプロセスカートリッジである。

【００１２】本発明の第６の発明は、着脱可能なプロセ
スカートリッジを備えた画像形成装置において、回転可
能な電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する
プロセス手段と、前記電子写真感光体を保護するために
設けられたシャッター部材と、前記シャッター部材を付
勢させるために前記シャッター部材の回転軸に取り付け
られた弾性体とを有し、前記プロセスカートリッジの組
立工程で、前記プロセスカートリッジの組立と同時にプ
ロセスカートリッジの構成部材の組立時の挙動によって
前記弾性体に付勢力が与えられ、前記電子写真感光体を
保護するように前記シャッター部材を付勢させる、プロ
セスカートリッジを着脱可能なことを特徴とする画像形
成装置である。

【００１３】本発明の第７の発明は、前記プロセスカー
トリッジは前記弾性体の当接先端が当たる容器と前記弾
性体を回動可能に取り付け可能な回転軸がある容器から
成り、前記当接先端が当たる容器と前記回転軸がある容
器は回動可能に固定され、前記当接先端は前記弾性体の
当接先端が当たる容器の一部に当接するように先端が折
曲げられ、前記プロセスカートリッジの組立と同時に、
前記回転軸がある容器の枠体の当接部で前記弾性体の折
曲げ部が押されつつ、前記電子写真感光体を保護するよ
うに前記シャッター部材を付勢させることを特徴とする
第６の発明に記載の画像形成装置である。

【００１４】

【従来の技術】従来、電子写真形成プロセスを用いた画
像形成装置においては、感光ドラム及び感光ドラムに作
用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、こ
のカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプ
ロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセ
スカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサ
ービスマンによらずに使用者自身で行うことができるの
で、格段に操作性を向上させることができる。そのため
にこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置にお
いて広く用いられている。

【００１５】このようなプロセスカートリッジにおいて
は、装置本体装着前は感光ドラムを保護するためにドラ
ムシャッターが設けられ、画像形成装置本体に装着した
ときにはドラムシャッターが開き、転写ローラに対して
ドラムを露出させるように、逆に画像形成装置本体から
プロセスカートリッジを取り出したときにはドラムシャ
ッターが閉じ、感光ドラムを保護するように、ドラムシ
ャッターの回転軸に、例えばねじりコイルばねのような
弾性体を組み込んでいる。

【００１６】そして、弾性体を組み込んだドラムシャッ
ターを画像形成装置枠体に組み込むためには、組み込む
前にあらかじめ弾性体に復元力を与え、その状態のまま
カートリッジ枠体に組み込み、組み込み後に復元力を解
除して、感光ドラムを保護するようにドラムシャッター
が閉じた状態にあるプロセスカートリッジを得るのが一
般的であった。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明の第１の発明の実施の形態
はプリンタ本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、回転可能な電子写真感光ドラムと、前記電子写真
感光ドラムに作用する帯電器、現像器及びクリーニング
器と、前記電子写真感光ドラムを保護するために設けら
れたシャッター部材と、前記シャッター部材を付勢させ
るために前記シャッター部材の回転軸に取り付けられた
バネとを有し、前記プロセスカートリッジの組立工程
で、前記プロセスカートリッジの組立と同時に前記シャ
ッター部材の回転軸を取り付けた枠体に組み付ける枠体
に押されて前記バネに付勢力が与えられ、前記電子写真
感光ドラムを保護するように前記シャッター部材を付勢
させる、ことを特徴とするプロセスカートリッジであ
る。

【００１８】本発明の第２の発明は、前記プロセスカー
トリッジは前記バネの当接先端が当たる現像容器と前記
バネを回動可能に取り付け可能な回転軸があるクリーニ
ング容器から成り、前記当接先端が当たる現像容器と前
記回転軸があるクリーニング容器は回動可能に固定さ
れ、前記当接先端は前記バネの当接先端が当たる現像容
器の一部に当接するように先端が折曲げられ、前記プロ
セスカートリッジの組立と同時に、前記回転軸があるク
リーニング容器の枠体の当接部で前記バネの折曲げ部が
押されつつ、前記電子写真感光ドラムを保護するように
前記シャッター部材を付勢させることを特徴とする第１
の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジであ
る。

【００１９】本発明の第３の発明の実施の形態は、前記
プロセスカートリッジとは、帯電器、現像器またはクリ
ーニング器と電子写真感光ドラムとを一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジをプリンタ本体に対して着
脱可能とするものであることを特徴とする第１又は第２
の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリッジであ
る。

【００２０】本発明の第４の発明の実施の形態は、前記
プロセスカートリッジとは、帯電器、現像器、クリーニ
ング器の少なくとも一つと電子写真感光ドラムとを一体
的にカートリッジ化してプリンタ本体に対して着脱可能
とするものであることを特徴とする第１又は第２の発明
の実施の形態に記載のプロセスカートリッジである。

【００２１】本発明の第５の発明の実施の形態は、前記
プロセスカートリッジとは、少なくとも現像器と電子写
真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化してプリンタ
本体に着脱可能とするものであることを特徴とする第１
又は第２の発明の実施の形態に記載のプロセスカートリ
ッジである。

【００２２】本発明の第６の発明の実施の形態は、着脱
可能なプロセスカートリッジを備えた画像形成装置にお
いて、回転可能な電子写真感光体ドラムと、前記電子写
真感光体ドラムに作用する帯電器、現像器及びクリーニ
ング器と、前記電子写真感光体ドラムを保護するために
設けられたシャッター部材と、前記シャッター部材を付
勢させるために前記シャッター部材の回転軸に取り付け
られたバネ部材とを有し、前記プロセスカートリッジの
組立工程で、前記プロセスカートリッジの組立と同時に
プロセスカートリッジの構成部材の組立時の挙動によっ
て前記バネ部材に付勢力が与えられ、前記電子写真感光
体ドラムを保護するように前記シャッター部材を付勢さ
せる、プロセスカートリッジを着脱可能なことを特徴と
する画像形成装置である。

【００２３】本発明の第７の発明の実施の形態は、前記
プロセスカートリッジは前記バネ部材の当接先端が当た
るクリーニング容器と前記バネ部材を回動可能に取り付
け可能な回転軸がある現像容器から成り、前記当接先端
が当たるクリーニング容器と前記回転軸がある現像容器
は回動可能に固定され、前記当接先端は前記バネ部材の
当接先端が当たるクリーニング容器の一部に当接するよ
うに先端が折曲げられ、前記プロセスカートリッジの組
立と同時に、前記回転軸がある現像容器の枠体の当接部
で前記バネ部材の折曲げ部が押されつつ、前記電子写真
感光体ドラムを保護するように前記シャッター部材を付
勢させることを特徴とする第６の発明の実施の形態に記
載の画像形成装置である。

【００２４】次に上記実施の形態について詳細に説明す
る。

【００２５】（第１の実施の形態）図１は本発明を用い
たプロセスカートリッジであり、図２はその断面図であ
る。

【００２６】プロセスカートリッジＡのドラムシャッタ
ー１は、現像枠体Ａ１に軸２を中心に回動可能に設けた
シャッターアームの先端に枢着されると共に、カートリ
ッジ枠体Ａ２の回動中心穴４に嵌入して一端が枢支され
たリンク部材５の他端と結合され回動可能に支持されて
いる。そして画像形成装置本体Ｂ（図３参照）に装着し
ていない時は、感光ドラム６を保護するためにねじりコ
イルバネ７によって、閉じるように付勢されている。

【００２７】前記感光ドラム６等の各部材は第１枠体で
ある現像枠体Ａ１と、第２枠体であるクリーニング枠体
Ａ３とを結合したカートリッジ枠体Ａ２内に収容支持さ
れてカートリッジ化され、画像形成装置本体Ｂに装着さ
れる。

【００２８】プロセスカートリッジＡの装着手段は、画
像形成装置本体Ｂの開閉部材２１を開くと開口の下にあ
り、図３に示すように、カートリッジ装着スペースの左
右両側面に挿入方向から見て前下がりであって、下方へ
膨出する湾曲形状に形成したガイドレール８が略対称に
設けてあり、前記ガイドレール８の入り口側には第１傾
斜面９ａとこれに続いて前記第１傾斜面９ａよりも大き
な傾斜の第２傾斜面９ｂが形成してある。また、ガイド
レール８の終端には受け凹部２２が形成されている。

【００２９】また、ガイドレール８の上方には、ガイド
レール８に倣ってガイド部材２３が取り付けてある。

【００３０】一方、前記ガイドレール８に対応してプロ
セスカートリッジＡの着脱方向に直角な方向の両端面に
は、ガイドレール８に沿ってガイドされるガイド部が形
成してある。このガイド部は、プロセスカートリッジＡ
の枠体の組立体のカートリッジ枠体Ａ２の両外側面の略
対称位置から突出するように形成したものであり、図１
および図５に示すように、ボス２４とリブ２５を一体化
して構成している。前記ボス２４及びリブ２５は感光ド
ラム６を取付けるクリーニング枠体Ａ３に一体的に成形
してあり、ボス２４は感光ドラム６の回転軸の延長線上
に位置し、リブ２５は前記ボス２４からそれぞれ連続し
てプロセスカートリッジＡの挿入方向後方にガイドレー
ル８の形状に合わせて下方へ膨出した湾曲形状（本実施
例では略円弧形状）に延設している。

【００３１】上記構成において、プロセスカートリッジ
Ａを装着する場合には、図３に示すように、開閉部材２
１を開いてボス２４及びリブ２５をガイドレール８に沿
わせて挿入する。ガイドレール８は略円弧状に形成して
あると共に、その上方にあるガイド部材２３もこれに倣
った形状をしており、且つリブ２５も同様な略円弧形状
であるために、挿入するに従ってプロセスカートリッジ
Ａは略水平になる。更にプロセスカートリッジＡを押し
込むと、画像形成装置本体Ｂに設けた突き当て部材２６
がクリーニング枠体Ａ３の先端の両端部付近に設けた当
接面２７に当接し、次にプロセスカートリッジＡのボス
２４がガイドレール８の終端に形成した受け凹部２２に
落ち込み、セットされ、更に開閉部材２１を閉じると開
閉部材２１を支持するリンク装置２８の一部でプロセス
カートリッジＡは押圧され、不動に位置決めされる。

【００３２】一方、図３にあるようにプロセスカートリ
ッジＡがガイドレール８に沿って画像形成装置本体Ｂに
上述のように装着されるときは、リンク部材５の突出部
５ａが画像形成装置の傾斜面９ａ及び９ｂに当接して移
動し、図４にあるようにドラムシャッター１が開くよう
になっている。逆にプロセスカートリッジＡを取り出す
ときは、突出部５ａが傾斜面９ａ及び９ｂから離れ、ね
じりコイルバネ７の復元力で再びドラムシャッター１が
閉じるようになっている。

【００３３】画像形成装置本体Ｂで作られた画像信号は
光学系１でレーザー光１０に変換され、帯電ローラ１１
により表面を均一に帯電した、回転する感光ドラム６上
に照射される。次にトナー容器１２内で攪拌手段１３に
よって攪拌されたトナーは現像器１４に移り、現像スリ
ーブ１５から感光ドラム上６のレーザー光１０が照射さ
れた部分に形成され移動して来た潜像上に移る。感光ド
ラム６上に移ったトナーは画像形成装置本体Ｂの給紙機
構のピックアップローラ１６ａ、搬送ローラ１６ｂ、レ
ジストローラ１６ｃによって送られてきた転写材に転写
される。転写されずに感光ドラム６上に残ったトナーは
クリーニングブレード１８で廃トナー容器１９内に掻き
落とされる。

【００３４】さて、プロセスカートリッジＡは、トナー
容器１２や現像スリーブ１５等を含んだ現像枠体Ａ１
と、感光ドラム６と帯電ローラ１１とクリーニングブレ
ード１８等を含んだクリーニング枠体Ａ３とに分けるこ
とができ、図５のように両者は結合部材２０によって結
合・分離が可能となっている。

【００３５】次に現像枠体Ａ１とクリーニング枠体Ａ３
の結合構成について説明する。尚、図５は両枠体Ａ１，
Ａ３の結合前の分解斜視図である。また、両枠体Ａ１，
Ａ３は現像枠体Ａ１の両側のアーム部２９を介して回動
可能に結合するが、その構成は左右同一であるために、
ここでは一方側のみについて説明する。

【００３６】また現像枠体Ａ１のアーム部２９の天面に
は凹部２９ａが形成してあり、この凹部２９ａは現像枠
体Ａ１とクリーニング枠体Ａ３とが回動可能に結合され
た状態でクリーニング枠体Ａ３の取付け穴３１の下方に
位置するように設けてある。また、前記アーム部２９の
先端部には、後述するピン３２が貫通する貫通穴２９ｂ
が形成してある。

【００３７】上記構成において、現像枠体Ａ１とクリー
ニング枠体Ａ３とを結合する場合には、図５に示すよう
に、現像枠体Ａ１に設けたアーム部２９をクリーニング
枠体Ａ３の結合部へ進入させ、ピン３２をクリーニング
枠体Ａ３に設けた孔３３からアーム部２９の貫通孔２９
ｂに貫通させる。これによって現像枠体Ａ１とクリーニ
ング枠体Ａ３とはピン３２を中心にして回動可能に結合
される。

【００３８】スプリング３４を取付けた結合部材２０を
取付け孔３１に落とし込み回動して取付け孔３１から元
へ戻らないようにすると共にスプリング３４を凹部２９
ａの底へ圧縮して固定する。

【００３９】これにより、スプリング３４の付勢によっ
て現像枠体Ａ１に取付けた現像スリーブ１５の長手方向
両端に取付けたスペーサとなる該ローラ１５中央部より
も半径方向で現像隙間だけ大径のリング部材（図示せ
ず）が感光ドラム６に当接して感光ドラム６に対して現
像スリーブ１５が位置決めされる。

【００４０】上記組立過程において図６に示すようにシ
ャッターアーム３の回動軸２に挿入され１端７ｂがシャ
ッターアーム３の突部３ａと当接してシャッターアーム
の回動軸２を中心に反時計回りの回動を止められている
ねじりコイルバネ７の他端７ａを鈍角に曲げてある。プ
ロセスカートリッジの組立時の現像枠体Ａ１とクリーニ
ング枠体Ａ３との組み合わせ工程では、このバネ７の端
部７ａがクリーニング枠体Ａ３のリブＡ３ａに当接す
る。さらにこの組み合わせ工程が進んで行くと、ねじり
コイルバネ７が回動軸２を中心に反時計回りに回動して
シャッターアーム３も同方向に回動しドラムシャッター
１が感光ドラム６を保護するように閉じていき、遂には
バネ７によって、感光ドラム６を保護するようにドラム
シャッター１が閉じた状態になる。

【００４１】これによって、ドラムシャッター１を取り
付けるために、ねじりコイルバネ７の一端７ａをドラム
シャッターに設けた凹部に引っ掛ける作業とドラムシャ
ッター１取り付けた後に引っ掛けたねじりコイルバネ７
を外すという作業を削減できる。そして、現像枠体Ａ１
とクリーニング枠体Ａ３を図５の工程のようにして結合
した後は、プロセスカートリッジＡはドラムシャッター
１は閉じた状態で保たれる。

【００４２】（第２の実施例の形態）図７は本発明を用
いたプロセスカートリッジであり、クリーニング枠体Ａ
３にねじりコイルバネ７とそれを回動支持する回動軸２
があり、現像枠体Ａ１にねじりコイルバネ７の先端部７
ａが当接する部分Ａ１ａを設けている場合である。この
場合もねじりコイルバネ７の先端部７ａは現像枠体Ａ１
に当接するように鈍角に曲げられており、カートリッジ
が組立てられると現像枠体Ａ１がねじりコイルバネ７の
先端部７ａを押し、組立て完了と同時にドラムシャッタ
ー１がドラム６を保護するように閉じた状態にあるカー
トリッジを得ることができる。

【００４３】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも１つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。
更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的
にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものを
いう。

【００４４】

【実施例】

現像枠体Ａ１の材質 合成樹脂 クリーニング枠体Ａ３の材質 合成樹脂 ねじりコイルバネ７の材質 バネ鋼

【００４５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセスカートリッジの組立工程において、その工数を
削減でき、かつ従来と同様の機能を持ったドラムシャッ
ターを持つプロセスカートリッジを得ることができ、組
立のコストダウンが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるプロセスカートリッジの斜視図で
ある。

【図２】本発明によるプロセスカートリッジの側断面図
である。

【図３】本発明によるプロセスカートリッジを画像形成
装置に装着するときの装着途中の側断面図である。

【図４】本発明によるプロセスカートリッジを画像形成
装置に装着したときの装着完了の側断面図である。

【図５】本発明によるプロセスカートリッジの自動組立
工程のうち、トナー現像枠体とクリーニング枠体との結
合を表わした斜視図である。

【図６】本発明によるプロセスカートリッジの自動組立
工程のうち、トナー現像枠体とクリーニング枠体との結
合において、バネがクリーニング枠体に当接する状態を
表わした側面図であり、Ａは組立前、Ｂは組立後を示
す。

【図７】本発明によるプロセスカートリッジの自動組立
工程のうち、トナー現像枠体とクリーニング枠体との結
合において、バネがクリーニング枠体に当接する状態を
表わした側面図であり、Ａは組立前、Ｂは組立後を示
す。

【符号の説明】

Ａ…プロセスカートリッジ Ａ１…現像枠体 Ａ２…カ
ートリッジ枠体 Ａ３…クリーニング枠体 Ａ３ａ…ク
リーニング枠体補強用のリブ Ｂ…画像形成装置本体
１…ドラムシャッター ２…シャッターアームの回動軸
３…シャッターアーム ３ａ…突部 ４…回動中心穴
５…リンク部材 ５ａ…リンク部材の突出部 ６…感
光ドラム ７…ねじりコイルバネ ７ａ…ねじりコイル
バネの鈍角に折曲げた先端部分 ７ｂ…１端 ８…カー
トリッジ挿入ガイドレール ９ａ…第１傾斜面 ９ｂ…
第２傾斜面 １０…レーザー光 １１…帯電ローラ １
２…トナー容器 １３…攪拌手段 １４…現像器 １５
…現像スリーブ １６ａ…ピックアップローラ １６ｂ
…搬送ローラ １６ｃ…レジストローラ １８…クリー
ニングブレード １９…廃トナー容器 ２０…結合部材
２１…開閉部材２２…受け凹部 ２３…ガイド部材
２４…ボス ２５…リブ ２６…突き当て部材 ２７…
当接面 ２８…リンク装置 ２９…アーム部 ２９ａ…
凹部 ３１…取付穴 ３２…ピン ３３…貫通穴 ３４
…スプリング。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹子 悦一 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野田 晋弥 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
   カートリッジにおいて、回転可能な電子写真感光体と、
   前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電
   子写真感光体を保護するために設けられたシャッター部
   材と、前記シャッター部材を付勢させるために前記シャ
   ッター部材の回転軸に取り付けられた弾性体とを有し、 前記プロセスカートリッジの組立工程で、前記プロセス
   カートリッジの組立と同時にプロセスカートリッジの構
   成部材の組立時の挙動によって前記弾性体に付勢力が与
   えられ、前記電子写真感光体を保護するように前記シャ
   ッター部材を付勢させる、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
2. 【請求項２】 前記プロセスカートリッジは前記弾性体
   の当接先端が当たる容器と前記弾性体を回動可能に取り
   付け可能な回転軸がある容器から成り、前記当接先端が
   当たる容器と前記回転軸がある容器は回動可能に固定さ
   れ、前記当接先端は前記弾性体の当接先端が当たる容器
   の一部に当接するように先端が折曲げられ、前記プロセ
   スカートリッジの組立と同時に、前記回転軸がある容器
   の枠体の当接部で前記弾性体の折曲げ部が押されつつ、
   前記電子写真感光体を保護するように前記シャッター部
   材を付勢させることを特徴とする請求項１記載のプロセ
   スカートリッジ。
3. 【請求項３】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
   段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
   とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
   像形成装置本体に対して着脱可能とするものであること
   を特徴とする請求項１又は２に記載のプロセスカートリ
   ッジ。
4. 【請求項４】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
   段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電
   子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成
   装置本体に対して着脱可能とするものであることを特徴
   とする請求項１又は２に記載のプロセスカートリッジ。
5. 【請求項５】 前記プロセスカートリッジとは、少なく
   とも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッ
   ジ化して装置本体に着脱可能とするものであることを特
   徴とする請求項１又は２に記載のプロセスカートリッ
   ジ。
6. 【請求項６】 着脱可能なプロセスカートリッジを備え
   た画像形成装置において、回転可能な電子写真感光体
   と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前
   記電子写真感光体を保護するために設けられたシャッタ
   ー部材と、前記シャッター部材を付勢させるために前記
   シャッター部材の回転軸に取り付けられた弾性体とを有
   し、 前記プロセスカートリッジの組立工程で、前記プロセス
   カートリッジの組立と同時にプロセスカートリッジの構
   成部材の組立時の挙動によって前記弾性体に付勢力が与
   えられ、前記電子写真感光体を保護するように前記シャ
   ッター部材を付勢させる、プロセスカートリッジを着脱
   可能なことを特徴とする画像形成装置。
7. 【請求項７】 前記プロセスカートリッジは前記弾性体
   の当接先端が当たる容器と前記弾性体を回動可能に取り
   付け可能な回転軸がある容器から成り、前記当接先端が
   当たる容器と前記回転軸がある容器は回動可能に固定さ
   れ、前記当接先端は前記弾性体の当接先端が当たる容器
   の一部に当接するように先端が折曲げられ、前記プロセ
   スカートリッジの組立と同時に、前記回転軸がある容器
   の枠体の当接部で前記弾性体の折曲げ部が押されつつ、
   前記電子写真感光体を保護するように前記シャッター部
   材を付勢させることを特徴とする請求項６記載の画像形
   成装置。