JPH09267189A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

Info

Publication number
JPH09267189A
JPH09267189A JP8033970A JP3397096A JPH09267189A JP H09267189 A JPH09267189 A JP H09267189A JP 8033970 A JP8033970 A JP 8033970A JP 3397096 A JP3397096 A JP 3397096A JP H09267189 A JPH09267189 A JP H09267189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust collecting
laser processing
dust
work
cutting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8033970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3754119B2 (ja
Inventor
Tokumasa Nishiuchi
徳昌 西内
Taisuke Hirasawa
泰介 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP03397096A priority Critical patent/JP3754119B2/ja
Publication of JPH09267189A publication Critical patent/JPH09267189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3754119B2 publication Critical patent/JP3754119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Prevention Of Fouling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ加工時に発生するスパッタや粉塵など
を直接集塵して外部へ飛散させないようにすると共に、
集塵装置自体もコンパクト化させるようにする。 【解決手段】 レーザ加工装置1におけるレーザ加工ヘ
ッド21の先端に装着されたノズル23の外周部に下方
へ向けて開口した開口部を有したホルダ27をレーザ加
工ヘッド21の下部に設けると共に、ホルダ27に集塵
用通路29,31を形成せしめ、この集塵用通路29,
31に連通した集塵用室33をレーザ加工ヘッド21の
外周部に設け、集塵用室33に集塵ダクト37を連結せ
しめ、カッティングプレート7の下部に集塵ボックス9
を設け、カッティングプレート7に上下方向へ貫通した
集塵用通路11を形成せしめると共に、集塵ボックス9
の外周上部に集塵用通路11に連通した集塵用室13を
設け、集塵用室13に集塵ダクト17を連結せしめてな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ加工時に
発生するスパッタ,粉塵などを効率よく回収するように
したレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図3に示されているような
パンチ・レーザ複合加工機101は、タレットパンチプ
レス103とレーザ加工機105とを複合した加工機で
ある。そして、タレットパンチプレス103は回転自在
な上,下部タレット107,109を相対向して備えて
おり、この上,下部タレット107,109の円周上に
は適宜な間隔で複数のパンチPとダイDがそれぞれ相対
向して設けられている。この複数のパンチPとダイDの
うちの加工位置KにおけるパンチPの上方には図示省略
のフレームに上下動可能なストライカ111が設けられ
ている。
【0003】上記構成により、加工位置KのダイD上に
載置されたワークにストライカ111を上下動せしめる
ことにより、ストライカ111が下降してパンチPを打
撃すると、パンチPとダイDとの協働でワークに打抜き
加工が行われる。
【0004】前記タレットパンチプレス103の脇には
レーザ加工機105が設けられている。このレーザ加工
機105には上面にフリーベアリング113を複数備え
た加工テーブル115にはカッティングプレート117
が設けられており、このカッティングプレート117の
下部には下方へ向けて延伸した中空円筒状の集塵ボック
ス119が設けられている。前記カッティングプレート
117の上方には先端にノズル121を装着したレーザ
加工ヘッド123が移動位置決めされるようになってい
る。
【0005】上記構成により、加工テーブル115上の
フリーベアリング113にワークWを載置せしめた状態
でレーザ加工ヘッド123のノズル121からレーザビ
ームをワークWへ向けて照射せしめると、ワークWの所
望位置にレーザ加工が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したパ
ンチ・レーザ複合加工機101においてワークWにレー
ザ加工を行うと、ワークWの下面からの集塵は矢印で示
したごとく集塵ボックス119の下方へ向けて行われる
が、ワークWにおける上面のスパッタ,粉塵に対する集
塵の対策が行われていないため、ワークWにおける上面
からのスパッタ,粉塵により、タレットパンチプレス1
03の上部タレット107と下部タレット109との間
に入り、ダイDなどや作業環境に悪影響を与えている。
【0007】このレーザ加工時にワークWにおける上面
から発生する集塵対策として、例えば実開昭61−17
2681号公報,実開平2−70891号公報および特
開昭63−93495号公報等で知られているように、
レーザ加工ヘッド123を囲繞した集塵用フードを設け
て対処しているが、この集塵用フードは装置そのものが
大掛りになると共に今まだ完全な集塵対策となっていな
いのである。
【0008】また、カッティングプレート117の上面
とワークWの下面との間にはワークWを載置するための
フリーベアリング113があるために隙間が生じてお
り、この隙間より外部へ向けて矢印で示したごとく、ス
パッタや粉塵等が吹き飛ばされて集塵ができず作業雰囲
気を悪くしている。
【0009】この発明の目的は、レーザ加工時に発生す
るスパッタや粉塵などを直接集塵して外部へ飛散させな
いようにすると共に、集塵装置自体もコンパクト化させ
たレーザ加工装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のレーザ加工装置は、カッテ
ィングプレートを備えた加工テーブル上にワークを載置
してレーザ加工ヘッドの先端に備えたノズルよりレーザ
ビームを前記ワークへ向けて照射してワークにレーザ加
工を行うレーザ加工装置において、前記ノズルの外周部
に下方へ向けて開口した開口部を有したホルダを前記レ
ーザ加工ヘッドの下部に設けると共に、前記ホルダに集
塵用通路を形成せしめ、この集塵用通路に連通した集塵
用室を前記レーザ加工ヘッドの外周部に設け、前記集塵
用室に集塵ダクトを連結せしめてなることを特徴とする
ものである。
【0011】したがって、レーザ加工時に発生したスパ
ッタや粉塵等のうち、ワークにおける上面より舞い上っ
たスパッタや粉塵等と、加工中のワークの加工点の近辺
に形成された穴から舞い上ったスパッタや粉塵等は、ノ
ズルの外周部に形成された開口部およびレーザ加工ヘッ
ドの下部に設けたホルダに形成されている集塵用通路を
経て、レーザ加工ヘッドの外周部に設けた集塵用室に送
られ、さらに集塵ダクトから外部へ集塵されることにな
る。
【0012】而して、レーザ加工ヘッドの外周近辺に飛
散されないので、外部機器や作業環境に悪影響を与えな
い。また、集塵装置自体もレーザ加工ヘッドに組み込ま
れているので、大掛りなものとならず、コンパクトで簡
単な機構で済む。
【0013】請求項2によるこの発明のレーザ加工装置
は、カッティングプレートを備えた加工テーブル上にワ
ークを載置してレーザ加工ヘッドの先端に備えたノズル
よりレーザビームを前記ワークへ向けて照射してワーク
にレーザ加工を行うレーザ加工装置において、前記カッ
ティングプレートの下部に下方へ向けて延伸した集塵ボ
ックスを設け、前記カッティングプレートに上下方向へ
貫通した集塵用通路を形成せしめると共に、前記集塵ボ
ックスの外周上部に前記集塵用通路に連通した集塵用室
を設け、この集塵用室に集塵ダクトを連結せしめてなる
ことを特徴とするものである。
【0014】したがって、レーザ加工時に発生したスパ
ッタや粉塵等のうち、ワークにおける下面とカッティン
グプレートとの間に形成された隙間に発生したスパッタ
や粉塵等は、カッティングプレートに形成された集塵用
通路を経て、集塵ボックスの外周上部に設けられた集塵
用室に送られ、さらに集塵ダクトから外部へ集塵される
ことになる。
【0015】而して、レーザ加工ヘッドの外周近辺に飛
散されないので、外部機器や作業環境に悪影響を与えな
い。また、集塵装置自体もカッティングプレート,集塵
ボックスに組み込まれているので、大掛りなものとなら
ず、コンパクトで簡単な機構で済む。
【0016】請求項3によるこの発明のレーザ加工装置
は、カッティングプレートを備えた加工テーブル上にワ
ークを載置してレーザ加工ヘッドの先端に備えたノズル
よりレーザビームを前記ワークへ向けて照射してワーク
にレーザ加工を行うレーザ加工装置において、前記ノズ
ルの外周部に下方へ向けて開口した開口部を有したホル
ダを前記レーザ加工ヘッドの下部に設けると共に、前記
ホルダに集塵用通路を形成せしめ、この集塵用通路に連
通した集塵用室を前記レーザ加工ヘッドの外周部に設
け、前記集塵用室に集塵ダクトを連結せしめ、前記カッ
ティングプレートの下部に下方へ向けて延伸した集塵ボ
ックスを設け、前記カッティングプレートに上下方向へ
貫通した集塵用通路を形成せしめると共に、前記集塵ボ
ックスの外周上部に前記集塵用通路に連通した集塵用室
を設け、この集塵用室に集塵ダクトを連結せしめてなる
ことを特徴とするものである。
【0017】したがって、レーザ加工時に発生したスパ
ッタや粉塵等のうち、ワークにおける上面より舞い上っ
たスパッタや粉塵等と、加工中のワークの加工点の近辺
に形成された穴から舞い上ったスパッタや粉塵等は、ノ
ズルの外周部に形成された開口部およびレーザ加工ヘッ
ドの下部に設けたホルダに形成されている集塵用通路を
経て、レーザ加工ヘッドの外周部に設けた集塵用室に送
られ、さらに集塵ダクトから外部へ集塵されることにな
る。
【0018】また、レーザ加工時に発生したスパッタや
粉塵等のうち、ワークにおける下面とカッティングプレ
ートとの間に形成された隙間に発生したスパッタや粉塵
等は、カッティングプレートに形成された集塵用通路を
経て、集塵ボックスの外周上部に設けられた集塵用室に
送られ、さらに集塵ダクトから外部へ集塵されることに
なる。
【0019】而して、レーザ加工ヘッドの外周近辺に飛
散されないので、外部機器や作業環境に悪影響を与えな
い。また、集塵装置自体もレーザ加工ヘッドや、カッテ
ィングプレート,集塵ボックスに組み込まれているの
で、大掛りなものとならず、コンパクトで簡単な機構で
済む。
【0020】請求項4によるこの発明のレーザ加工装置
は、請求項1,3のレーザ加工装置において、前記ホル
ダの下面にワークの上面に接触せしめるべく加工部を囲
繞した第1集塵用カバーを設けてなることを特徴とする
ものである。
【0021】したがって、第1集塵用カバーによって、
ワークの上面に発生したスパッタ,粉塵等は積極的に外
部へ飛散されないと共に集塵効率が高まり、より一層の
集塵効率の向上が図られる。
【0022】請求項5によるこの発明のレーザ加工装置
は、請求項2,3のレーザ加工装置において、前記カッ
ティングプレートの上面にワークの下面を接触せしめる
べく加工部を囲繞した第2集塵用カバーを前記カッティ
ングプレートに設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0023】したがって、第2集塵用カバーによって、
ワークの下面に発生したスパッタ,粉塵等は積極的に外
部へ飛散されないと共に集塵効率が高まり、より一層の
集塵効率の向上が図られる。
【0024】請求項6によるこの発明のレーザ加工装置
は、請求項4のレーザ加工装置において、前記第1集塵
用カバーを常時下方向へ付勢すべく弾性部材を前記ホル
ダに設けると共に、第1集塵用カバーが前記カッティン
グプレート上に載置されたワークに押し付けられている
ことを検出する検出装置を前記ホルダに設けてなること
を特徴とするものである。
【0025】したがって、カッティングプレート上に載
置されたワークにレーザ加工を行う際には、弾性部材の
付勢力に抗して第1集塵用カバーが押し付けられ、しか
もホルダに設けられた検出器により第1集塵用カバーが
前記ワークに密閉して押し付けられていることが検出さ
れる。而して、より一層の集塵効率の向上が高められる
と共に、検出器が働かないとレーザビームが出射されな
いようにすることができ、より一層の安全性が図られ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】図1を参照するに、レーザ加工装置1は表
面に複数のフリーベアリング3を備えた加工テーブル5
を備えており、この加工テーブル5における加工部には
カッティングプレート7が設けられている。このカッテ
ィングプレート7の下部には下方へ向けて延伸した中空
円筒形状の集塵ボックス9が設けられている。
【0028】前記カッティングプレート7の円周には上
下方向へやや斜めに傾斜して貫通した集塵用通路11が
形成されている。また、前記集塵ボックス9の外周上部
には集塵用室13が設けられていると共に、この集塵用
室13は前記集塵用通路11に連通されている。さら
に、前記集塵用室13における例えば図1において右側
下部には貫通穴15が形成されている。この貫通穴15
には集塵用ダクト17の一端が連結されていると共に、
集塵用ダクト17の他端は図示省略の集塵装置に連結さ
れている。
【0029】前記カッティングプレート7の円周上には
ワークWをフリーベアリング3上に載置した際に、ワー
クWの下面に接触する集塵用カバーとしての第2集塵用
ブラシ19が加工部を囲繞して設けられている。なお、
この第2集塵用ブラシ19は前記集塵用通路11の外側
に設けられ、加工部を外部から遮断せしめる機能を果し
ている。
【0030】前記加工テーブル5の上方には前記カッテ
ィングプレート7の上方に移動位置決めされるレーザ加
工ヘッド21が設けられており、このレーザ加工ヘッド
21の先端にはノズル23が装着されている。このノズ
ル23の外周部には下方へ向けて開口した開口部25を
有したホルダとしてのフリーベアホルダ27が一体的に
設けられている。
【0031】このフリーベアホルダ27の円周には上下
方向へ貫通し、かつ傾斜した集塵用通路29が形成され
ていると共に、この集塵用通路29の上端はフリーベア
ホルダ27の径方向に形成された集塵用通路31に連通
されている。この集塵用通路31の内端は前記開口部2
5に連通されていると共に、集塵用通路31の外端はレ
ーザ加工ヘッド21の外周部に設けられた集塵用室33
に連通されている。この集塵用室33の例えば図1にお
いて右側上部には貫通穴35が形成されている。この貫
通穴35には集塵用ダクト37の一端が連結されている
と共に、集塵用ダクト37の他端は図示省略の集塵装置
に連結されている。
【0032】前記フリーベアホルダ27の下面における
円周には複数のフリーベアリング39が設けられてお
り、このフリーベアリング39の外側におけるフリーベ
アホルダ27にはワークWの上面に接触する集塵用カバ
ーとしての第1集塵用ブラシ41が加工部を囲繞して設
けられている。なお、この第1集塵用ブラシ41は熱に
強く、くせが付けにくく、かつ元に戻りやすい例えばタ
ングステンなどの材質からなっており、加工部を外部か
ら遮断せしめる機能を果している。
【0033】上記構成により、加工テーブル5上のフリ
ーベアリング3にワークWを載置せしめた状態において
レーザ加工ヘッド25を移動せしめてカッティングプレ
ート7の上方に位置決めせしめる。この状態においてレ
ーザ加工ヘッド21の先端に装着されているノズル23
からワークWへ向けてレーザビームLBを照射せしめる
ことによって、ワークWにレーザ加工が行われることに
なる。その際、加工された穴から下方へ噴射されたスパ
ッタや粉塵等は集塵ボックス9から下方へ集塵されるこ
とになる。
【0034】レーザ加工時に発生したスパッタや粉塵等
のうち、ワークWにおける上面より舞い上ったスパッタ
や粉塵等は開口部25から集塵用通路31を経て集塵用
室33に送られ、貫通穴35より集塵ダクト37を経て
図示省略の集塵装置に集塵されることになる。また、加
工中のワークWの加工点の近辺に形成された穴WA から
舞い上ったスパッタや粉塵等は、開口部25並びに集塵
用通路29から集塵用通路31を経て集塵用室33に送
られ、貫通穴35より集塵ダクト37を経て図示省略の
集塵装置に集塵されることになる。
【0035】レーザ加工時に発生したスパッタや粉塵の
うち、ワークWにおける下面とカッティングプレート7
との間に形成された隙間に発生したスパッタや粉塵等
は、カッティングプレート7に形成された集塵用通路1
1から集塵用室13に送られ、さらに貫通穴15より集
塵ダクト17を経て図示省略の集塵装置に集塵されるこ
とになる。
【0036】而して、レーザ加工時に発生したスパッタ
や粉塵等はレーザ加工ヘッド21の外周近辺に飛散され
ないので、外部機器や作業環境に悪影響を与えるのを防
止することができる。また、集塵装置自体もレーザ加工
ヘッド21やカッティングプレート7,集塵ボックス1
1に組み込まれているので、大掛りなものとならず、コ
ンパクトで簡単な機構で済む。
【0037】また、フリーベアホルダ27の下面にはワ
ークWの上面に接触せしめるべく加工部を囲繞した第1
集塵用ブラシ41が設けられていると共に、カッティン
グプレート7の上面にはワークWの下面に接触せしめる
べく加工部を囲繞した第2集塵用ブラシ19が設けられ
ているから、ワークWの上,下面に発生したスパッタ,
粉塵等は積極的に外部へ飛散されないと共に集塵効率が
高まり、より一層の集塵効率の向上を図ることができ
る。
【0038】さらに、図2に示されているように、前記
フリーベアホルダ27に形成され溝43内にはブラシブ
ラケット45がボルト47で上下動可能に取り付けられ
ている。すなわち前記溝43とブラシブラケット45と
の間に弾性部材としての例えばスプリング49が下方向
へ向けて付勢されて介装されている。しかも、前記ブラ
シブラケット45の下部には前記第1集塵用ブラシ41
が取り付けられている。
【0039】前記ブラシブラケット45には上下方向へ
延伸した検出器51の一部であるドグ51Aが取り付け
られていると共に、レーザ加工ヘッド21に取り付けら
れたブラケット53に検出装置51のリミットスイッチ
51Bが設けられている。
【0040】上記構成により、カッティングプレート7
上に載置固定されているワークWにレーザ加工を行う際
にレーザ加工ヘッド21を下降せしめると、第1集塵用
ブラシ41がスプリング49の付勢力に抗してワークW
上に押し付けられる。ブラシブラケット41が上方向に
移動しドグ51Aも同様に上方向へ移動しリミットスイ
ッチ51Bに当接してONされる。而して、レーザビー
ムLBが出射されてレーザ加工が行われるから、スパッ
タやレーザビームLBが外部へ飛散するのを防止するこ
とができる。リミットスイッチ51BがONしなければ
レーザビームLBが出射されないので安全性の向上を図
ることができる。
【0041】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例ではレーザ加工装置1を単独に用いた例で説明し
たが、パンチプレスと複合したパンチ・レーザ複合加工
機でも対応可能である。この場合には特に、パンチプレ
スにおける金型にスパッタや粉塵等が付着するのを防止
するのに効果的である。また、図2において、第1集塵
用ブラシ41を2重に設けてもよいものである。
【0042】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、レーザ加工時に
発生したスパッタや粉塵等のうち、ワークにおける上面
より舞い上ったスパッタや粉塵等と、加工中のワークの
加工点の近辺に形成された穴から舞い上ったスパッタや
粉塵等は、ノズルの外周部に形成された開口部およびレ
ーザ加工ヘッドの下部に設けたホルダに形成されている
集塵用通路を経て、レーザ加工ヘッドの外周部に設けた
集塵用室に送られ、さらに集塵ダクトから外部へ集塵さ
れることになる。
【0043】而して、レーザ加工ヘッドの外周近辺に飛
散されないので、外部機器や作業環境への悪影響を防止
することができる。また、集塵装置自体もレーザ加工ヘ
ッドに組み込まれているので、大掛りなものとならず、
コンパクトで簡単な機構で済む。
【0044】請求項2の発明によれば、レーザ加工時に
発生したスパッタや粉塵等のうち、ワークにおける下面
とカッティングプレートとの間に形成された隙間に発生
したスパッタや粉塵等は、カッティングプレートに形成
された集塵用通路を経て、集塵ボックスの外周上部に設
けられた集塵用室に送られ、さらに集塵ダクトから外部
へ集塵されることになる。
【0045】而して、レーザ加工ヘッドの外周近辺に飛
散されないので、外部機器や作業環境への悪影響を防止
することができる。また、集塵装置自体もカッティング
プレート,集塵ボックスに組み込まれているので、大掛
りなものとならず、コンパクトで簡単な機構で済む。
【0046】請求項3の発明によれば、レーザ加工時に
発生したスパッタや粉塵等のうち、ワークにおける上面
より舞い上ったスパッタや粉塵等と、加工中のワークの
加工点の近辺に形成された穴から舞い上ったスパッタや
粉塵等は、ノズルの外周部に形成された開口部およびレ
ーザ加工ヘッドの下部に設けたホルダに形成されている
集塵用通路を経て、レーザ加工ヘッドの外周部に設けた
集塵用室に送られ、さらに集塵ダクトから外部へ集塵さ
れることになる。
【0047】また、レーザ加工時に発生したスパッタや
粉塵等のうち、ワークにおける下面とカッティングプレ
ートとの間に形成された隙間に発生したスパッタや粉塵
等は、カッティングプレートに形成された集塵用通路を
経て、集塵ボックスの外周上部に設けられた集塵用室に
送られ、さらに集塵ダクトから外部へ集塵されることに
なる。
【0048】而して、レーザ加工ヘッドの外周近辺に飛
散されないので、外部機器や作業環境への悪影響を防止
することができる。また、集塵装置自体もレーザ加工ヘ
ッドや、カッティングプレート,集塵ボックスに組み込
まれているので、大掛りなものとならず、コンパクトで
簡単な機構で済む。
【0049】請求項4の発明によれば、それぞれ集塵用
カバーによって、ワークの上,下面に発生したスパッ
タ,粉塵等は積極的に外部へ飛散されないと共に集塵効
率が高まり、より一層の集塵効率の向上を図ることがで
きる。
【0050】請求項5の発明によれば、第2集塵用カバ
ーによって、ワークの下面に発生したスパッタ,粉塵等
は積極的に外部へ飛散されないと共に集塵効率が高ま
り、より一層の集塵効率の向上を図ることができる。
【0051】請求項6の発明によれば、カッティングプ
レート上に載置されたワークにレーザ加工を行う際には
弾性部材の付勢力に抗して第1集塵用カバーが押し付け
られ、しかもホルダに設けられた検出器により第1集塵
用カバーが前記ワークに密閉して押し付けられているこ
とを検出することができる。而して、より一層の集塵効
率の向上を高めることができると共に、検出器が働かな
い限りレーザビームが出射されないから、より一層の安
全性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するレーザ加工装置の側面断面
図である。
【図2】レーザ加工ヘッドの他の実施の形態の例を示す
一部断面図である。
【図3】従来のパンチ・レーザ複合加工機の一部の側面
図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工装置 5 加工テーブル 7 カッティングプレート 9 集塵ボックス 11,29,31 集塵用通路 13,33 集塵用室 17,37 集塵ダクト 19,41 第1,第2集塵用ブラシ(集塵用カバー) 21 レーザ加工ヘッド 23 ノズル 25 開口部 27 フリーベアホルダ(ホルダ) 29,31 集塵用通路 33 集塵用室 37 集塵ダクト 41 集塵ブラシ(集塵用カバー)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッティングプレートを備えた加工テー
    ブル上にワークを載置してレーザ加工ヘッドの先端に備
    えたノズルよりレーザビームを前記ワークへ向けて照射
    してワークにレーザ加工を行うレーザ加工装置におい
    て、前記ノズルの外周部に下方へ向けて開口した開口部
    を有したホルダを前記レーザ加工ヘッドの下部に設ける
    と共に、前記ホルダに集塵用通路を形成せしめ、この集
    塵用通路に連通した集塵用室を前記レーザ加工ヘッドの
    外周部に設け、前記集塵用室に集塵ダクトを連結せしめ
    てなることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 カッティングプレートを備えた加工テー
    ブル上にワークを載置してレーザ加工ヘッドの先端に備
    えたノズルよりレーザビームを前記ワークへ向けて照射
    してワークにレーザ加工を行うレーザ加工装置におい
    て、前記カッティングプレートの下部に下方へ向けて延
    伸した集塵ボックスを設け、前記カッティングプレート
    に上下方向へ貫通した集塵用通路を形成せしめると共
    に、前記集塵ボックスの外周上部に前記集塵用通路に連
    通した集塵用室を設け、この集塵用室に集塵ダクトを連
    結せしめてなることを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 カッティングプレートを備えた加工テー
    ブル上にワークを載置してレーザ加工ヘッドの先端に備
    えたノズルよりレーザビームを前記ワークへ向けて照射
    してワークにレーザ加工を行うレーザ加工装置におい
    て、前記ノズルの外周部に下方へ向けて開口した開口部
    を有したホルダを前記レーザ加工ヘッドの下部に設ける
    と共に、前記ホルダに集塵用通路を形成せしめ、この集
    塵用通路に連通した集塵用室を前記レーザ加工ヘッドの
    外周部に設け、前記集塵用室に集塵ダクトを連結せし
    め、前記カッティングプレートの下部に下方へ向けて延
    伸した集塵ボックスを設け、前記カッティングプレート
    に上下方向へ貫通した集塵用通路を形成せしめると共
    に、前記集塵ボックスの外周上部に前記集塵用通路に連
    通した集塵用室を設け、この集塵用室に集塵ダクトを連
    結せしめてなることを特徴とするレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記ホルダの下面にワークの上面に接触
    せしめるべく加工部を囲繞した第1集塵用カバーを設け
    てなることを特徴とする請求項1,3記載のレーザ加工
    装置。
  5. 【請求項5】 前記カッティングプレートの上面にワー
    クの下面を接触せしめるべく加工部を囲繞した第2集塵
    用カバーを前記カッティングプレートに設けてなること
    を特徴とする請求項2,3記載のレーザ加工装置。
  6. 【請求項6】 前記第1集塵用カバーを常時下方向へ付
    勢すべく弾性部材を前記ホルダに設けると共に、第1集
    塵用カバーが前記カッティングプレート上に載置された
    ワークに押し付けられていることを検出する検出装置を
    前記ホルダに設けてなることを特徴とする請求項4記載
    のレーザ加工装置。
JP03397096A 1996-01-29 1996-02-21 レーザ加工装置 Expired - Fee Related JP3754119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03397096A JP3754119B2 (ja) 1996-01-29 1996-02-21 レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1241796 1996-01-29
JP8-12417 1996-01-29
JP03397096A JP3754119B2 (ja) 1996-01-29 1996-02-21 レーザ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09267189A true JPH09267189A (ja) 1997-10-14
JP3754119B2 JP3754119B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=26348027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03397096A Expired - Fee Related JP3754119B2 (ja) 1996-01-29 1996-02-21 レーザ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3754119B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000050098A (ko) * 2000-05-15 2000-08-05 윤충섭 레이저 가공기 집진장치
CN104174603A (zh) * 2014-09-03 2014-12-03 天津中环真美声学技术有限公司 一种环形磁体清洁装置及方法
CN108067494A (zh) * 2016-11-17 2018-05-25 宁德新能源科技有限公司 除尘装置
WO2019082312A1 (ja) * 2017-10-25 2019-05-02 株式会社ニコン 加工装置、及び、移動体の製造方法
CN112823937A (zh) * 2019-11-18 2021-05-21 伊利诺斯工具制品有限公司 用于焊接应用的通风喷嘴的方法和设备
US11484970B2 (en) 2017-02-21 2022-11-01 General Electric Company Additive manufacturing system and method of forming an object in a powder bed
US12042866B2 (en) 2021-03-16 2024-07-23 General Electric Company Additive manufacturing apparatus and fluid flow mechanism

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000050098A (ko) * 2000-05-15 2000-08-05 윤충섭 레이저 가공기 집진장치
CN104174603A (zh) * 2014-09-03 2014-12-03 天津中环真美声学技术有限公司 一种环形磁体清洁装置及方法
CN108067494A (zh) * 2016-11-17 2018-05-25 宁德新能源科技有限公司 除尘装置
US11484970B2 (en) 2017-02-21 2022-11-01 General Electric Company Additive manufacturing system and method of forming an object in a powder bed
WO2019082312A1 (ja) * 2017-10-25 2019-05-02 株式会社ニコン 加工装置、及び、移動体の製造方法
WO2019082972A1 (ja) * 2017-10-25 2019-05-02 株式会社ニコン 加工装置、及び、移動体の製造方法
CN111246963A (zh) * 2017-10-25 2020-06-05 株式会社尼康 加工装置及移动体的制造方法
JPWO2019082312A1 (ja) * 2017-10-25 2020-11-26 株式会社ニコン 加工装置、及び、移動体の製造方法
CN112823937A (zh) * 2019-11-18 2021-05-21 伊利诺斯工具制品有限公司 用于焊接应用的通风喷嘴的方法和设备
CN112823937B (zh) * 2019-11-18 2024-05-31 伊利诺斯工具制品有限公司 用于焊接应用的通风喷嘴的方法和设备
US12042866B2 (en) 2021-03-16 2024-07-23 General Electric Company Additive manufacturing apparatus and fluid flow mechanism

Also Published As

Publication number Publication date
JP3754119B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09267189A (ja) レーザ加工装置
JP3761046B2 (ja) スパッタ飛散防止装置
JP2007290053A (ja) 加工機
JP2000061752A (ja) 板金加工方法および板金加工機
JP2002282962A (ja) 金型装置
JP2000237891A (ja) 熱切断加工機における集塵ダクト装置およびワークの熱切断加工方法
KR20110109861A (ko) 프린트 기판 천공기
JP3441244B2 (ja) 熱切断加工機のワークテーブル
JPH10202452A (ja) レーザ・パンチ複合機
JP2800946B2 (ja) レーザ加工装置
JP3635998B2 (ja) レーザー加工用加工室
JP5193887B2 (ja) パンチプレス
JPH08229722A (ja) 被削材座ぐり機
JP2547189Y2 (ja) 切削装置の切屑除去装置
CN215880227U (zh) 一种在线筛选式回丝机
JPH03146293A (ja) 加工機械の吸引集塵機構
JPH03193225A (ja) パンチプレス機
CN212705007U (zh) 一种激光打标设备
JP2000015473A (ja) レーザ加工機
JP2708207B2 (ja) 縦型溶接機
JPH10225858A (ja) 切断機の切粉飛散防止装置
JP2757998B2 (ja) レーザ加工機
JPH11188494A (ja) ワークの上反り対応装置
JPH08192333A (ja) 上下移動装置の内部と外部を遮蔽する遮蔽板装置
JP5336815B2 (ja) 加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees