JPH09267048A - 2軸剪断形クラッシャ - Google Patents

2軸剪断形クラッシャ

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JPH09267048A
JPH09267048A JP10391596A JP10391596A JPH09267048A JP H09267048 A JPH09267048 A JP H09267048A JP 10391596 A JP10391596 A JP 10391596A JP 10391596 A JP10391596 A JP 10391596A JP H09267048 A JPH09267048 A JP H09267048A
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JP
Japan
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cutter
shafts
collar
shearing type
cutter plate
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Application number
JP10391596A
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English (en)
Inventor
Yukio Tamura
幸夫 田村
Toshio Kitani
利夫 木谷
Toru Nakayama
徹 中山
Masayuki Nagahama
政之 長濱
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1997/001044 priority patent/WO1997036684A1/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C18/00Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments
    • B02C18/06Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments with rotating knives
    • B02C18/16Details
    • B02C18/18Knives; Mountings thereof
    • B02C18/182Disc-shaped knives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用寿命が長く、製造及び保守が容易な2軸
剪断形クラッシャを提供する。 【解決手段】 複数のカッタピース(11a) を外周に着脱
自在に固設した大径のカッタプレート(1) と小径のスペ
ーサ(2) とを軸方向に交互に外嵌した平行2軸(3a,3b)
を、両軸(3a,3b) のカッタピース(11a) が互いの側面で
摺接する程に接近して配置し、両軸(3a,3b) を互いに逆
回転させることにより投入された被破砕部材(7) を切断
し排出する所謂セグメント式カッタを有する2軸剪断形
クラッシャにおいて、カッタピース(11a) とカッタプレ
ート(1) とを軸方向のボルト(14a)で固設する。またセ
グメント式カッタであれ、一体式カッタであれ、カッタ
プレート(1) とスペーサ(2) との間にシール部材(9) を
介在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材、プラスチッ
ク、タイヤ、家具等の各種固形物を剪断力によって細か
く破砕する2軸剪断形クラッシャに関する。
【0002】
【従来の技術】2軸剪断形クラッシャは、図11及び図
12に示すように、大径のカッタプレート1と小径のス
ペーサ2とを軸方向に交互に外嵌した平行2軸3a、3
bを備えている。カッタプレート1とスペーサ2とは、
両軸3a、3bが回転したとき、両軸3a、3bと一体
的に回転するように複数外嵌される。両軸3a、3bは
そのカッタの刃先が互いの側面で摺接する程に接近して
配置される。またスペーサ2の反カッタプレート側には
スペーサ2に摺接するように、ブレード4がケース5に
固設される。そこで両軸3a、3bを互いに逆回転させ
ることにより上部のホッパ6内に投入された被破砕部材
7を切断し、下部から排出する。
【0003】尚、カッタは、カッタプレート1の外周が
刃先である一体式(図示せず)が普通であるが、刃先は
使用に伴い磨耗して破砕能力が低下する。このため例え
ば大形の2軸剪断形クラッシャでは、経済性や整備性向
上のため、図13に示すように、カッタプレート1の外
周に複数のカッタピース11を着脱自在に固設したセグ
メント式のカッタが使用される。詳しくは次の通り。
【0004】図13に示すように、カッタプレート1の
外周に半径方向の雌ねじ12を複数有する。またカッタ
ピース11は雌ねじ12に対応する位置に半径方向の孔
13を有する。そしてボルト14を外周から孔13を貫
通させて雌ねじ12に螺合させることにより、カッタピ
ース11をカッタプレート1に固設する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の2
軸剪断形クラッシャには、次のような問題がある。 (1)破砕時、カッタの先端には、例えばセグメント式
カッタの図14を借用して説明すれば、ラジアル方向の
破砕反力Frとスラスト方向の破砕反力Fsとが加わ
る。ここで破砕反力Frは刃先の磨耗度合いによって差
は有るものの、切断反力であるから被破砕部材7毎にほ
ぼ定まった力である。一方、破砕反力Fsは刃先の磨耗
度合い係わらず生ずる被破砕部材7からの側圧に基づく
力であるから、破砕反力Frよりも極めて大きな力が頻
発する。
【0006】上記両破砕反力Fr、Fsは一体式カッタ
であれば特に問題ない。ところがセグメント式カッタで
は、図14に示すように、大きい力の破砕反力Fsがボ
ルト14に対し剪断力として直接加わり、またボルト1
4は無防備であるため、ボルト14の緩みや折損、そし
てカッタピース11の脱落等の問題が生ずる。しかもこ
の大きな破砕反力Fsはカッタピース11の刃先の磨耗
に伴って増大する特性があるから、使用に伴い前記問題
が激増するようになる。
【0007】(2)またカッタプレート1の外周面上の
複数位置で夫々カッタピース11の下面が当接するた
め、カッタプレート1の各当接面を多面的にフライス加
工する必要があり、製造上極めて不経済である。またボ
ルト14が折損すると、雌ねじ12は有底穴であるか
ら、折損ボルトを抜き取るために多大な工数を要す。具
体的には、折損ボルトの容易抜き取り方法としての例え
ば、ガスバーナによる折損ボルトの溶解も(雌ねじ12
が有底穴であるから、ガス抜けできず、従ってガス溶解
が不能又は困難となる)、折損ボルトの突出頭部をレン
チ用に角成形したり、また折損ボルトの頭部に別ボルト
を溶接して回し抜くことも困難又は不能である。従って
手数を要す逆タップ法等で対応するしない。尚、逆タッ
プ法では、折損ボルトにドリル穴を開ける必要があり、
ドリル穴を開けるためにはカッタプレート1を本体から
取り外さなければならず、誠に手数を要すことになる。
【0008】(3)一体式カッタであれ、セグメント式
カッタであれ、例えばセグメント式カッタの図13を借
用して説明すれば、カッタプレート1とスペーサ2との
当接面S1並びにカッタプレート1及びスペーサ2と両
軸3a、3bとの嵌合面S2に外部から破砕粉や水滴等
が侵入する。そしてこれら侵入物が両面S1、S2を磨
耗させる。従って使用に伴って両面S1、S2でガタ付
きが生じ、騒音が生ずる。またこのガタ付きにより、両
軸3a、3bの刃先側面間の接近間隔が拡大し、このた
め破砕能力が低下するばかりか、前記破砕反力Fsの増
大に拍車を掛けるようになる。
【0009】即ち本発明は、上記従来技術の問題点に鑑
み、使用寿命が長く、製造及び保守が容易な2軸剪断形
クラッシャを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するため、本発明の第1は、例えば図1及び図11を参
照して説明すれば、複数のカッタピース11aを外周に
着脱自在に固設した大径のカッタプレート1と小径のス
ペーサ2とを軸方向に交互に外嵌した平行2軸3a、3
bを、両軸3a、3bのカッタピース11aが互いの側
面で摺接する程に接近して配置し、両軸3a、3bを互
いに逆回転させることにより投入された被破砕部材7を
切断し排出する2軸剪断形クラッシャにおいて、カッタ
ピース11aとカッタプレート1とを軸方向のボルト1
4aで固設したことを特徴としている。
【0011】第1によれば、例えば図2に示すように、
カッタピース11aに加わるスラスト方向の破砕反力F
sはカッタプレート1の結合側面で受け、一方カッタピ
ース11aに加わるラジアル方向の破砕反力Frはボル
ト14aの耐剪断力で受ける。この場合、小さい方の破
砕反力Frは概ね一定でもあるから、ボルト14aの緩
みや折損を阻止できる。勿論、カッタピース11aの脱
落は阻止される。
【0012】また、カッタピース11aとカッタプレー
ト1とを軸方向のボルト14aで固設したため、必然的
に両者11a、1の固設が側面で生ずる。しかもこの側
面加工は旋盤加工で行えるため、製造上極めて経済的で
ある。この効果は、後述する第2〜第4の構成において
も同様である。
【0013】第2は、複数のカッタピース11aを外周
に着脱自在に固設した大径のカッタプレート1と小径の
スペーサ2とを軸方向に交互に外嵌した平行2軸3a、
3bを、両軸3a、3bのカッタピース11aが互いの
側面で摺接する程に接近して配置し、両軸3a、3bを
互いに逆回転させることにより投入された被破砕部材7
を切断し排出する2軸剪断形クラッシャにおいて、 ・カッタピース11aの内周面に内鍔11bを設け、 ・カッタプレート1の外周面に外鍔11cを設け、 ・内鍔11bと外鍔11cとを軸方向のボルト14aで
固設したことを特徴としている。
【0014】第2によれば、例えば図2に示すように、
カッタピース11aに加わるスラスト方向の破砕反力F
sは外鍔11cで受け、一方カッタピース11aに加わ
るラジアル方向の破砕反力Frはボルト14aの耐剪断
力で受ける。この場合、小さい方の破砕反力Frは概ね
一定でもあるから、ボルト14aの緩みや折損を阻止で
きる。勿論、カッタピース11aの脱落は阻止される。
【0015】第3は、複数のカッタピース11aを外周
に着脱自在に固設した大径のカッタプレート1と小径の
スペーサ2とを軸方向に交互に外嵌した平行2軸3a、
3bを、両軸3a、3bのカッタピース11aが互いの
側面で摺接する程に接近して配置し、両軸3a、3bを
互いに逆回転させることにより投入された被破砕部材7
を切断し排出する2軸剪断形クラッシャにおいて、図5
〜図7を参照して説明すれば、 ・カッタピース11aの内周面に内鍔11bを設け、 ・カッタプレート1の外周面に外鍔11cを設け、 ・内鍔11bの基部に外鍔11cの端面の当接面15及
び外鍔11cの基部に内鍔11bの端面の当接面16の
いずれか一方又は両方を設け、 ・内鍔11bと外鍔11cとを軸方向のボルト14aで
固設したことを特徴としている。
【0016】第3によれば、ラジアル方向の破砕反力F
rの大分が当接面15及び当接面16のいずれか又は両
方で受けられるのでボルト14aへの負荷が軽減され
る。従って第1及び第2の効果の外、ボルト14aの緩
みや折損をさらに阻止できる。勿論、カッタピース11
aの脱落もさらに阻止できる。
【0017】第4は、第2又は第3の2軸剪断形クラッ
シャにおいて、例えば図2〜図4に示すように、内鍔1
1b及び外鍔11cのいずれか一方を貫通して内鍔11
b及び外鍔11cの他方に設けた雌ねじ13b、12b
に螺合され、又は内鍔11b及び外鍔11cを貫通して
ナット14bに螺合される軸方向のボルト14aを有す
ることを特徴としている。
【0018】第4によれば、いずれを採用しても内鍔1
1bと外鍔11cとを完全に固設できる。尚、雌ねじ1
3b、12bを貫通孔とすれば、仮にボルト14aが折
損したとしても、既説の折損ボルトの容易抜き取り方法
で簡単に抜き取り交換できるため、従来のようにカッタ
プレート1を本体から取り外す必要がなくなる。
【0019】第5は、複数のカッタピース11aを外周
に着脱自在に固設した大径のカッタプレート1(即ち、
セグメント式カッタ)及び外周がカッタである大径のカ
ッタプレート1(即ち、一体式カッタ)のいずれか一方
と小径のスペーサ2とを軸方向に交互に外嵌した平行2
軸3a、3bを、両軸3a、3bのカッタピース11a
が互いの側面で摺接する程に接近して配置し、両軸3
a、3bを互いに逆回転させることにより投入された被
破砕部材7を切断し排出する2軸剪断形クラッシャにお
いて、カッタプレート1とスペーサ2との間にシール部
材9を介在させたことを特徴としている。
【0020】第5によれば、カッタプレート1とスペー
サ2との対抗面S1やカッタプレート1及びスペーサ2
と両軸3a、3bとの嵌合面S2に破砕粉や水滴等が侵
入しない。従って両面S1、S2は磨耗しないので、ガ
タ付きが生じない。この結果、騒音発生を阻止できる。
また両軸3a、3bのカッタピース11a(一体式カッ
タであれば、カッタプレート1)間の接近間隔が拡大す
ることもないから、破砕能力は低下せず、また破砕反力
Fsの増大に拍車が掛かることもない。
【0021】即ち、第1〜第5はいずれも使用寿命が長
く、製造及び保守が容易な2軸剪断形クラッシャとな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜図10を参照し、本発明に
最適な事例を説明する。尚、図11〜図14で既説の同
一部材には同一符号を附し、重複説明を省略する。
【0023】図1はセグメント式カッタを有する2軸剪
断形クラッシャの組立図である。同図に示すように、カ
ッタピース11aの内周面に内鍔11bを設ける。一方
カッタプレート1の外周面に外鍔11cを設ける。そし
て内鍔11bに軸方向のリーマ孔13aを複数設けると
共に、外鍔11cの前記リーマ孔13aの夫々に対応す
る位置に軸方向のリーマ孔12aを設ける。そしてこれ
らリーマ孔13a、12aにリーマボルト14aを通
し、先端のネジ部にナット14bを螺合する。これによ
りカッタピース11aをカッタプレート1に周設する。
【0024】また本事例では、カッタプレート1とスペ
ーサ2との対抗面S1の外周近傍に、対抗面S1の一方
又は両方に環状溝8を設けてあり、環状溝8内にリング
シール9を嵌め込むようにしてある。尚、環状溝8はカ
ッタプレート1とスペーサ2とのいずれか一方又は両方
に設けてよく、工作条件で選択することになる。またリ
ングシール9が平面状のガスケットであり、例えば液体
ガスケットなどでいずれか一方の面に接着されるなら、
環状溝8は不要となる。
【0025】上記事例の作用効果を説明する。 (1)図2に示すように、カッタピース11aに加わる
スラスト方向の破砕反力Fsは外鍔11cで受ける(厳
密には、リーマボルト14aの軸力で受ける)。従って
破砕反力Fsが大きく変動しても、リーマボルト14a
の緩みや折損を阻止できる。勿論、カッタピース11a
の脱落は阻止される。一方、カッタピース11aに加わ
るラジアル方向の破砕反力Frはリーマボルト14aの
耐剪断力で受ける。この場合、小さい方の破砕反力Fr
は概ね一定でもあるから、リーマボルト14aの緩みや
折損を阻止できる。勿論、カッタピース11aの脱落は
阻止される。
【0026】(2)カッタピース11aとカッタプレー
ト1とを軸方向のボルト14aで固設したため、必然的
に両者11a、1の固設が側面で生ずる。しかもこの側
面加工は旋盤加工で行えるため、製造上極めて経済的で
ある。またリーマ孔13a、12aは貫通孔であるか
ら、仮にリーマボルト14aが折損したとしても素早く
折損ボルトを抜き取り、交換できる。
【0027】(3)カッタプレート1とスペーサ2との
間にリングシール9を介在させたため、カッタプレート
1とスペーサ2との対抗面S1やカッタプレート1及び
スペーサ2と両軸3a、3bとの嵌合面S2に破砕粉や
水滴等が侵入しない。従って両面S1、S2は磨耗し難
いので、ガタ付きが生じ難い。ここ結果、騒音発生を阻
止できる。また両軸3a、3bのカッタピース11a間
の接近間隔が拡大することもないから、破砕能力は低下
せず、また破砕反力Fsの増大に拍車が掛かることもな
い。尚、このカッタプレート1とスペーサ2との間にシ
ール部材9を介在させる構造は、本事例のセグメント式
カッタの2軸剪断形クラッシャだけでなく、一体式カッ
タの2軸剪断形クラッシャに対しても同様に適用でき、
またその作用効果も上記と同様である。
【0028】以下他の事例及びその作用効果を項目列記
する。 (1)上記事例では、カッタピース11aとカッタプレ
ート1とを軸方向のボルト14aで固設するに、図1及
び図2に示すように、リーマ孔13a、12aにリーマ
ボルト14aを通し、先端のネジ部にナット14bを螺
合したが、図3に示すように、カッタピース11a(但
し図3では内鍔11b)にリーマ孔13aを設けると共
に、カッタプレート1(但し図3では外鍔11c)に雌
ねじ孔12bを設け、リーマボルト14aをリーマ孔1
3aに通し、先端のネジ部を雌ねじ孔12bにを螺合し
てもよい。又は図4に示すように、その逆でもよい。即
ちカッタピース11a(但し図4では内鍔11b)に雌
ねじ孔13bを設けると共に、カッタプレート1(但し
図4では外鍔11c)にリーマ孔12aを設け、リーマ
ボルト14aをリーマ孔12aに通し、先端のネジ部を
雌ねじ孔13bにを螺合してもよい。このようにして
も、上記事例の作用効果は同様である。仮にボルト14
aが折損した場合は、既説の折損ボルトの容易抜き取り
方法で簡単に抜き取り、交換できる。尚、リーマボルト
14aやリーマ孔13a、12aは、リーマ仕様に限る
必要はなく、適宜、通常のボルトや通常の孔を用いても
よい。
【0029】(2)上記事例では、図2〜図3に示すよ
うに、内鍔11bと外鍔11cとの端面は開放させた
が、図5に示すように、内鍔11bの基部であるカッタ
ピース11aの内周面上に外鍔11cの端面が当接する
当接面15を設け、この当接面15でラジアル方向の破
砕反力Frの大分を受けるのが好ましい。この場合で
も、上記各事例のように、リーマ孔13a、12aやリ
ーマボルト14aを採用することが好ましいが、前述し
たように、ラジアル方向の破砕反力Frの大分は前記当
接面15で受けるため、前述した通常の孔及び通常のボ
ルト・ナット(即ち図1及び図2の組み合わせ)又は通
常のボルトだけ(即ち図3及び図4の組み合わせ)でも
よい。また図6に示すように、外鍔11cの基部である
カッタプレート1の外周面上に内鍔11bの端面が当接
する当接面16を設けてもよい。さらにまた図7に示す
ように、内鍔11bの基部に外鍔11cの端面の当接面
15を設けると共に、外鍔11cの基部に内鍔11bの
端面の当接面16を設けてもよい。このようにすると、
ラジアル方向の破砕反力Frによるボルト14aの緩み
や折損をさらに阻止できる。勿論カッタピース11aの
脱落もさらに阻止できる。
【0030】(3)上記各事例における内鍔11b及び
外鍔11cは、図2〜図7に示した通り、中心部からの
突起するように設けたが、図8〜図10に示すように、
片側から突起するように設けてもよい。この場合、ボル
ト14aやナット14bの頭部がカッタピース11やカ
ッタプレート2の側面から埋没可能な座グリ部17を設
ける必要があるが、この座グリ加工が容易であり製造上
経済損失は無いに等しい。尚、図8〜図10は、座グリ
部17を設けた3事例を示し、ボルト14aとナット1
4b及びボルト14aのみ、また雌ねじの配置位置の関
係において、図8は図2に対応し、図9は図3に対応
し、図10は図4に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】事例のセグメント式2軸剪断形クラッシャの組
立図である。
【図2】事例でのカッタピースとカッタプレートとのボ
ルトによる固設断面図である。
【図3】カッタピースとカッタプレートとのボルトによ
る他の固設断面図である。
【図4】カッタピースとカッタプレートとのボルトによ
る他の固設断面図である。
【図5】カッタピースとカッタプレートとのボルトによ
る他の固設断面図である。
【図6】カッタピースとカッタプレートとのボルトによ
る他の固設断面図である。
【図7】カッタピースとカッタプレートとのボルトによ
る他の固設断面図である。
【図8】カッタピースとカッタプレートとのボルトによ
る他の固設断面図である。
【図9】カッタピースとカッタプレートとのボルトによ
る他の固設断面図である。
【図10】カッタピースとカッタプレートとのボルトに
よる他の固設断面図である。
【図11】2軸剪断形クラッシャの側面断面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】従来のセグメント式2軸剪断形クラッシャの
組立図である。
【図14】図13のカッタピースとカッタプレートとの
ボルトによる固設断面図である。
【符号の説明】
1 カッタプレート 11a カッタピース 11b 内鍔 11c 外鍔 12b 雌ねじ 13b 雌ねじ孔 14a ボルト 14b ナット 15 、16 当接面 2 スペーサ 3a、3b 軸 7 被破砕部材 9 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長濱 政之 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所建設ロボット部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカッタピースを外周に着脱自在に
    固設した大径のカッタプレートと小径のスペーサとを軸
    方向に交互に外嵌した平行2軸を、両軸のカッタピース
    が互いの側面で摺接する程に接近して配置し、両軸を互
    いに逆回転させることにより投入された被破砕部材を切
    断し排出する2軸剪断形クラッシャにおいて、カッタピ
    ースとカッタプレートとを軸方向のボルトで固設したこ
    とを特徴とする2軸剪断形クラッシャ。
  2. 【請求項2】 複数のカッタピースを外周に着脱自在に
    固設した大径のカッタプレートと小径のスペーサとを軸
    方向に交互に外嵌した平行2軸を、両軸のカッタピース
    が互いの側面で摺接する程に接近して配置し、両軸を互
    いに逆回転させることにより投入された被破砕部材を切
    断し排出する2軸剪断形クラッシャにおいて、 ・カッタピースの内周面に内鍔を設け、 ・カッタプレートの外周面に外鍔を設け、 ・内鍔と外鍔とを軸方向のボルトで固設したことを特徴
    とする2軸剪断形クラッシャ。
  3. 【請求項3】 複数のカッタピースを外周に着脱自在に
    固設した大径のカッタプレートと小径のスペーサとを軸
    方向に交互に外嵌した平行2軸を、両軸のカッタピース
    が互いの側面で摺接する程に接近して配置し、両軸を互
    いに逆回転させることにより投入された被破砕部材を切
    断し排出する2軸剪断形クラッシャにおいて、 ・カッタピースの内周面に内鍔を設け、 ・カッタプレートの外周面に外鍔を設け、 ・内鍔の基部に外鍔の端面の当接面及び外鍔の基部に内
    鍔の端面の当接面のいずれか一方又は両方を設け、 ・内鍔と外鍔とを軸方向のボルトで固設したことを特徴
    とする2軸剪断形クラッシャ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の2軸剪断形クラッ
    シャにおいて、内鍔及び外鍔のいずれか一方を貫通して
    内鍔及び外鍔の他方に設けた雌ねじに螺合され、又は内
    鍔及び外鍔を貫通してナットに螺合される軸方向のボル
    トを有することを特徴とする2軸剪断形クラッシャ。
  5. 【請求項5】 複数のカッタピースを外周に着脱自在に
    固設した大径のカッタプレート及び外周がカッタである
    大径のカッタプレートのいずれか一方と小径のスペーサ
    とを軸方向に交互に外嵌した平行2軸を、両軸のカッタ
    ピースが互いの側面で摺接する程に接近して配置し、両
    軸を互いに逆回転させることにより投入された被破砕部
    材を切断し排出する2軸剪断形クラッシャにおいて、カ
    ッタプレートとスペーサとの間にシール部材を介在させ
    たことを特徴とする2軸剪断形クラッシャ。
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