JPH09266901A - 放射線画像の画像処理条件決定装置及び画像処理装置 - Google Patents

放射線画像の画像処理条件決定装置及び画像処理装置

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JPH09266901A
JPH09266901A JP8079735A JP7973596A JPH09266901A JP H09266901 A JPH09266901 A JP H09266901A JP 8079735 A JP8079735 A JP 8079735A JP 7973596 A JP7973596 A JP 7973596A JP H09266901 A JPH09266901 A JP H09266901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脊椎の放射線画像の画像処理において、脊椎全
体の診断読影に適した画像処理を行なわせる。 【解決手段】脊椎信号領域決定部21において、脊椎部分
に相当する信号領域を決定する。そして、ダイナミック
レンジ圧縮補正データ生成部23では、前記信号領域にお
いて、ダイナミックレンジ圧縮用補正データが信号値の
増大に伴って減少するように前記補正データを決定し、
該決定に従ってダイナミックレンジ圧縮処理部25でオリ
ジナル画像信号にダイナミックレンジ圧縮処理を施す。
更に、階調変換特性決定部22において、前記信号領域に
おいてコントラストが最も高く、前記信号領域以外での
コントラストが相対的に低い階調変換特性を決定し、階
調処理部26において前記ダイナミックレンジ圧縮処理が
施された信号を階調処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線画像の画像処
理条件決定装置及び画像処理装置に関し、詳しくは、脊
椎を含む放射線画像において、主たる関心領域である脊
椎全体を表現するのに適した画像処理条件を決定し、該
決定された画像処理条件に従った画像処理によって脊椎
画像を診断に適した見やすい画像に加工する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線画像のような放射線画像は、病気診
断用などに多く用いられており、X線画像を得る方法と
しては、被写体を透過したX線を蛍光体層を有する増感
紙に照射し、これによりX線透過量に対応する可視光を
生じさせ、この可視光を通常の写真と同様に銀塩を使用
したフィルムに照射して現像した、所謂放射線写真が従
来から多く利用されている。
【0003】病気診断用の放射線写真の中で、脊椎正面
撮影写真(図11参照)及び脊椎側面撮影写真(図12参
照)は、脊柱側湾症などの脊椎の異常を診断するための
有効な手段として用いられているが、特に、脊柱側湾症
の診断のためには、脊椎上部から下部までの全体を観察
することが重要であり、少なくとも上部胸椎から腰椎ま
での範囲、場合によっては頭部から骨盤までの範囲が画
像に含まれるように撮影を行なう必要がある。
【0004】ところが、脊椎部分のX線吸収は、脊椎に
重なる部位の違いによって非常に大きな変動を示すた
め、通常のX線写真では、脊椎全体を適正な濃度及び階
調で表現することが事実上不可能であった。例えば、頚
椎部分は肉が薄いのでX線吸収が小さく、写真濃度とし
ては極めて高くなるのに対して、腹部と重なる下部胸椎
及び腰椎は肉が厚いためX線吸収が大きく、写真濃度と
しては極めて低くなる。また、肺野から横隔膜下にかけ
ては急激にX線吸収が増大するので、これらのバックグ
ラウンドに重なる脊椎部分の写真濃度も大きく変化する
ことになる。尚、このような肺野から横隔膜下にかけて
のX線吸収の変動は、脊椎正面撮影写真より脊椎側面撮
影写真でより顕著に表れる。
【0005】従って、通常のX線撮影において、脊椎全
体の中のある部分が適正濃度で表現されるような撮影条
件(照射線量,照射時間など)で撮影すると、X線吸収
の異なる他の脊椎部分が白く或いは黒くとんでしまい、
その部分の診断情報が全く得られなくなってしまうとい
う問題が発生する。そこで、従来では、被写体に対する
X線の照射線量を位置によって変化させる補償フィルタ
を使用したり、X線感度が位置によって異なる感度補償
増感紙を使用したり、或いは、感度の異なる複数の増感
紙を並べて使用するなどの方法により、X線吸収の変動
を補償するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
いずれの方法を用いる場合であっても、患者によって体
格が異なり、X線吸収のばらつき特性が患者毎に異なる
ため、脊椎全体について最適な補償画像を安定的に得る
ことができないという問題があった。また、患者の体格
に合わせてフィルタや増感紙をその都度変更する構成で
は、作業効率が悪く、実用的でないという問題もある。
【0007】更に、感度の異なる複数の増感紙を組み合
わせて用いる方法の場合には、増感紙のつなぎ目部分で
写真濃度が不連続に変化して、偽画像が生じてしまう惧
れがあった。ところで、近年では、銀塩フィルムを使用
せずに、輝尽性蛍光体などの放射線ディテクタから放射
線画像をディジタル信号として直接取り出す放射線画像
生成方法が用いられるようになり(米国特許3,859,527
号、特開昭55−12144号公報等参照)、更に、前
記放射線画像生成方法で得られた放射線画像をより見や
すく加工する目的で、各種画像処理が施されるようにな
っている。
【0008】ここで、脊椎画像のようにダイナミックレ
ンジの広い画像に対しては、階調処理により画像データ
全体を人間の視覚特性に合わせた一定の濃度範囲に収め
るようにすることが可能である(特開昭55−1163
40号公報等参照)。しかし、上記の階調処理では、人
体内の全ての構造のコントラストを同時に低下させるこ
とになる。このため、脊椎画像では、椎骨の輪郭等が見
にくくなり、脊柱側湾症等などの脊椎の異常を診断する
に当たって、脊柱の形態の精確な診断が行なえなくなっ
てしまうという問題がある。
【0009】また、ダイナミックレンジの広い画像を見
やすく処理するための有効な方法として、ダイナミック
レンジ圧縮処理と呼ばれる画像処理が知られている。前
記ダイナミックレンジ圧縮処理は、主たる関心領域の画
像データを変化させずに、主たる関心領域以外の領域に
対してダイナミックレンジを圧縮するような補正を加え
る方法であり(映像情報メディカル Vol.23,No.15 (19
91) ,805-811阿南他 参照)、例えば脊椎画像と同様に
骨部が主たる関心領域である四肢骨画像に対しては、軟
部や皮膚に相当する高濃度域のみについてダイナミック
レンジを圧縮することが最適であるとされていた(特開
平3−222577号公報等参照)。
【0010】ところが、脊椎画像においては、前述のよ
うに主たる関心領域である脊椎部分そのもののダイナミ
ックレンジが極めて広いという特徴があり、従来のダイ
ナミックレンジ圧縮処理のように、主たる関心領域に補
正を加えずに他の領域の画像データのみを加工するよう
な画像処理では、脊柱全体の形態を診断し易く表現する
という目的を達成することができなかった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、脊椎を含む放射線画像において、主たる関心領域
である脊椎全体を表現するのに適した画像処理条件を決
定できる装置を提供し、該決定に従った画像処理によっ
て脊椎画像を診断に適した見やすい画像に加工できるよ
うにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明は、脊椎を含む人体を透過する放射線量に対応して
形成される放射線画像の画像処理条件決定装置であっ
て、以下の手段を含んで構成されることを特徴とする。
信号領域決定手段は、脊椎部分に相当する信号領域を決
定する。
【0013】そして、ダイナミックレンジ圧縮処理条件
決定手段は、画像信号の関数としてダイナミックレンジ
圧縮用の補正データを決定する手段であって、少なくと
も前記決定された脊椎部分に相当する信号領域において
画像信号の増大に伴って前記補正データが減少するよう
に前記補正データを決定する。また、階調処理条件決定
手段は、前記決定された脊椎部分に相当する信号領域に
基づいて階調変換特性を決定する。
【0014】かかる構成によると、脊椎部分の中でも低
信号部に相当する下部胸椎や腰椎の平均信号値を高める
ような補正データが設定されることになり、かかる補正
データによるダイナミックレンジ圧縮処理により脊椎部
分を所望の信号範囲内に収めることが可能となる。ま
た、脊椎部分に相当する信号領域を、出力画像において
見やすい濃度又は輝度に対応させる階調処理条件の決定
が可能である。
【0015】請求項2記載の発明では、前記ダイナミッ
クレンジ圧縮処理条件決定手段が、脊椎部分に相当する
信号領域を除く信号領域において、前記補正データを予
め設定された一定値に決定する領域を有する構成とし
た。かかる構成によると、脊椎部分についてはダイナミ
ックレンジが圧縮されるが、補正データが一定値である
脊椎以外の領域では実質的に補正がなされないから、脊
椎以外の部分については通常の画像に近い自然な表現に
仕上げることが可能となる。
【0016】請求項3記載の発明では、前記ダイナミッ
クレンジ圧縮処理条件決定手段が、画像信号の低空間周
波数成分の関数として前記補正データを決定する構成と
した。かかる構成によると、低空間周波数成分の変化の
みを圧縮することになり、以て、椎骨の輪郭などの高空
間周波数成分の情報を失うことなく、ダイナミックレン
ジの圧縮を行なわせることが可能となる。
【0017】請求項4記載の発明では、前記ダイナミッ
クレンジ圧縮処理条件決定手段が、脊椎に略平行な方向
のプロファイル信号の関数として前記補正データを決定
する構成とした。かかる構成によると、脊椎を横断する
左右方向に対しては、一様な補正データが用いられるこ
とになるから、左右方向の信号差を保ったまま、上下方
向に対してのみダイナミックレンジが圧縮されることに
なる。
【0018】請求項5記載の発明では、前記信号領域決
定手段が、画像信号のヒストグラム解析に基づいて脊椎
部分に相当する信号領域を決定する構成とした。かかる
構成によると、例えばヒストグラムにおいてピーク毎に
領域分けを行なうことで、脊椎部分に相当する信号領域
を特定し得る。平均的な脊椎正面画像におけるヒストグ
ラムは、骨,縦隔部分に対応するピーク、肺野,軟部に
対応するピーク、直接放射線部に対応するピークの3つ
のピークを有するから、前記ピーク毎に分割した3つの
領域内の中の最も低信号側の領域を、脊椎部分に相当す
る信号領域とすることができる。
【0019】請求項6記載の発明では、前記信号領域決
定手段が、画像信号の解析によって脊椎を含む画像領域
を決定する画像領域決定手段を含んで構成され、該画像
領域決定手段で決定された画像領域内の画像信号に基づ
いて脊椎部分に相当する信号領域を決定する構成とし
た。かかる構成によると、脊椎部分を含む限定された領
域内の画像データのみを用いるから、画像全体の画像デ
ータに基づいて脊椎部分に相当する信号領域を決定させ
る場合に比べ、前記信号領域をより適切に決定し得る。
【0020】請求項7記載の発明では、前記階調処理条
件決定手段が、前記決定された脊椎部分に相当する信号
領域のコントラストが、肺野部分に相当する信号領域の
コントラスト以上となるように階調処理条件を決定する
構成とした。かかる構成によると、脊椎部分を常時見や
すい濃度(或いは輝度)で出力することができると共
に、椎骨の輪郭などの脊椎付近の構造を効果的に強調す
ることが可能になる。
【0021】一方、請求項8記載の発明は、上記の請求
項1〜7のいずれか1つに記載の放射線画像の画像処理
条件決定装置、及び、以下の手段を含んで放射線画像の
画像処理装置を構成する。ダイナミックレンジ圧縮処理
手段は、前記ダイナミックレンジ圧縮処理条件決定手段
で決定された補正データに基づいて画像信号にダイナミ
ックレンジ圧縮処理を施す。
【0022】そして、階調処理手段は、前記ダイナミッ
クレンジ圧縮処理手段でダイナミックレンジ圧縮処理が
施された画像信号に対して、前記階調処理条件決定手段
で決定された階調処理条件に基づいて階調処理を施す。
かかる構成によると、脊椎部分のダイナミックレンジを
圧縮する処理を施して所望の信号範囲に収めた後、更
に、該圧縮処理後の信号に対して階調処理を施し、脊椎
部分を見やすい濃度で、かつ、椎骨の輪郭などを効果的
に強調した出力画像が得られる。
【0023】請求項9記載の発明では、人体を透過する
放射線量に対応して形成される放射線画像を生成する放
射線画像生成手段を備え、該放射線画像生成手段で生成
された放射線画像に基づき画像処理条件を決定し、該決
定された画像処理条件に従って前記生成された放射線画
像に画像処理を施す構成とした。かかる構成によると、
脊椎画像の生成から、該脊椎画像の脊椎部分を診断読影
に適した形に加工する処理までの一連の処理が可能にな
る。
【0024】請求項10記載の発明では、前記放射線画像
生成手段が、被写体を透過した放射線を輝尽性蛍光体層
を有する放射線画像変換パネルに照射して放射線画像情
報を蓄積記録した後に、前記放射線画像変換パネルを励
起光で走査して前記蓄積記録された放射線画像情報を光
電的に読み取る構成とした。かかる構成によると、輝尽
性蛍光体層を有する放射線画像変換パネルを用いた高画
質かつ高効率な脊椎画像の生成から、該脊椎画像の脊椎
部分を診断読影に適した形に加工する処理までの一連の
処理が可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。実施形態の基本的なシステム構成を図1に示す。
図1に示す放射線画像生成手段Aは、人体を透過する放
射線の透過量に対応して形成される放射線画像の画像デ
ータを生成する手段であり、好ましくは、被写体を透過
した放射線を輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パ
ネルに照射して放射線画像情報を蓄積記録した後に、前
記放射線画像変換パネルを励起光で走査して前記蓄積記
録された放射線画像情報を光電的に読み取るように構成
した放射線画像記録読取手段を有する手段である。
【0026】前記放射線画像生成手段Aで生成された放
射線画像信号は、画像処理条件決定手段Bに読み込まれ
る。前記画像処理条件決定手段Bには、ダイナミックレ
ンジ圧縮処理条件決定手段B1と階調処理条件決定手段
B2とが含まれ、それぞれにおいてダイナミックレンジ
圧縮処理条件(補正データ)及び階調処理条件(階調変
換特性)が決定される。
【0027】そして、画像処理手段Cでは、前記決定さ
れたダイナミックレンジ圧縮処理条件及び階調処理条件
に従って、放射線画像に対してダイナミックレンジ圧縮
処理及び階調処理を施して、処理画像信号を出力する。
ここで、前記図1に示されるシステムの具体的な構成例
を、図2に示す。図2において、放射線発生源1は、放
射線制御装置2によって制御されて、被写体に向けて放
射線(一般的にはX線)を照射する。記録読取装置3
は、被写体を挟んで放射線源1と対向する面に放射線画
像変換パネル4を備えており、この変換パネル4は放射
線源1からの照射放射線量に対する人体各部の放射線透
過率分布に従ったエネルギーを輝尽性蛍光体層に蓄積
し、そこに人体各部の潜像を形成する。
【0028】尚、前記放射線発生源1,放射線制御装置
2及び記録読取装置3によって、放射線画像生成手段A
が構成される。前記変換パネル4は、支持体上に輝尽性
蛍光体層を、輝尽性蛍光体の気相堆積、或いは輝尽性蛍
光体塗料塗布によって設けてあり、該輝尽性蛍光体層は
環境による悪影響及び損傷を遮断するために、保護部材
によって遮蔽若しくは被覆されている。尚、前記輝尽性
蛍光体材料としては、例えば、特開昭61−72091
号公報、或いは、特開昭59−75200号公報に開示
されるような材料が使われる。
【0029】光ビーム発生部(ガスレーザ,固体レー
ザ,半導体レーザ等)5は、出射強度が制御された光ビ
ームを発生し、その光ビームは種々の光学系を経由して
走査器6に到達し、そこで偏向を受け、更に、反射鏡7
で光路を偏向させて、変換パネル4に輝尽励起走査光と
して導かれる。集光体8は、輝尽励起光が走査される変
換パネル4に近接して光ファイバ又はシート状光ガイド
部材からなる集光端が位置され、上記光ビームで走査さ
れた変換パネル4からの潜像エネルギーに比例した発光
強度の輝尽発光を受光する。9は、集光体8から導入さ
れた光から輝尽発光波長領域の光のみを通過させるフィ
ルタであり、該フィルタ9を通過した光は、フォトマル
チプライヤ10に入射して、その入射光に対応した電流信
号に光電変換される。
【0030】フォトマルチプライヤ10からの出力電流
は、電流/電圧変換器11で電圧信号に変換され、増幅器
12で増幅された後、A/D変換器13でディジタルデータ
(ディジタル放射線画像信号)に変換される。ここで、
増幅器12としては、一般的には、電流−電圧変換増幅器
と対数変換増幅器(Logアンプ)とを組み合わせたも
のを使用する。
【0031】そして、この被写体各部の放射線透過量に
比例するディジタル画像信号は、前記画像処理条件決定
手段B及び画像処理手段Cを含んでなる画像処理装置14
において順次画像処理されて、画像処理後の画像信号が
インターフェイス16を介してプリンタ17に伝送されるよ
うになっている。15は画像処理装置14における画像処理
を制御するCPUであり、A/D変換器13から出力され
るディジタルの放射線画像データに対して種々の画像処
理(例えば空間周波数処理,ダイナミックレンジの圧
縮,階調処理,拡大,縮小,移動,回転,統計処理等)
を画像処理装置14において施させ、診断に適した形とし
てからプリンタ17に出力させ、プリンタ17で人体各部の
放射線画像のハードコピーが得られるようにする。
【0032】尚、インタフェイス16を介して接続される
のは、CRT等のモニタであっても良く、更に、半導体
記憶装置などの記憶装置(ファイリングシステム)であ
っても良い。18は読取ゲイン調整回路であり、この読取
ゲイン調整回路18により光ビーム発生部5の光ビーム強
度調整、フォトマルチプライヤ用高圧電源19の電源電圧
調整によるフォトマルチプライヤ10のゲイン調整、電流
/電圧変換器11と増幅器12のゲイン調整、及びA/D変
換器13の入力ダイナミックレンジの調整が行われ、放射
線画像信号の読取ゲインが総合的に調整される。
【0033】本実施の形態においては、特に、脊柱側湾
症などの脊椎の異常を診断するために、上記構成の放射
線画像生成手段Aを用いて脊椎正面画像又は脊椎側面画
像を撮影し、該撮影した脊椎画像について画像処理を施
して再生させる場合について述べる。前記脊椎撮影のた
めに、前記放射線画像変換パネル4の大きさは、長辺方
向の長さが14インチ以上(大角サイズ以上)であること
が好ましい。
【0034】但し、放射線画像生成手段Aを、上記の輝
尽性蛍光体ディテクタを用いる方法に限定するものでは
なく、例えば、放射線画像を記録した銀塩フィルムにレ
ーザ・蛍光灯などの光源からの光を照射し、前記銀塩フ
ィルムの透過光を光電変換してディジタル化することに
より放射線画像を生成しても良い。また、非結晶セレニ
ウムなどの半導体ディテクタを用いて、放射線の照射に
より生成される半導体ディテクタ表面の局所抵抗値の変
化を利用して電気的に放射線画像信号を読み出す構成で
も良いし、更に、放射線量子計数型検出器を用いて放射
線エネルギーを直接電気信号に変換して放射線画像信号
を得る構成であっても良い。
【0035】図3及び図4は、前記画像処理条件決定手
段B(ダイナミックレンジ圧縮処理条件決定手段B1,
階調処理条件決定手段B2)及び画像処理手段Cの処理
内容を示す機能ブロック図である。図3及び図4におい
て、脊椎信号領域決定部21(信号領域決定手段)では、
脊椎画像信号の解析に基づいて脊椎部分に相当する信号
領域が決定され、該決定に基づいて階調変換特性決定部
22(階調処理条件決定手段)及びダイナミックレンジ圧
縮補正データ生成部23(ダイナミックレンジ圧縮処理条
件決定手段)において、階調変換特性(階調処理条
件),ダイナミックレンジ圧縮処理用補正データがそれ
ぞれ決定される。
【0036】図3に示す場合、前記ダイナミックレンジ
圧縮補正データ生成部23は、低空間周波数信号生成部24
で生成される画像信号の低空間周波数成分の関数として
前記補正データを生成する構成であるが、図4に示す場
合には、脊椎に平行な方向のプロファイル信号を生成す
るプロファイル信号生成部27からのプロファイル信号の
関数として前記補正データを生成する構成としてある。
【0037】前記ダイナミックレンジ圧縮補正データ生
成部23で生成された補正データは、ダイナミックレンジ
圧縮処理部25(ダイナミックレンジ圧縮処理手段)に出
力され、ここで、オリジナル画像信号に対してダイナミ
ックレンジ圧縮処理が施される。更に、前記ダイナミッ
クレンジ圧縮処理が施された信号は、階調処理部26(階
調処理手段)に出力され、ここで、前記階調変換特性決
定部22で決定された変換特性に従った変換処理によって
階調処理が施され、階調処理後の信号が処理画像信号と
して前記プリンタ17等に出力されるようになっている。
【0038】尚、前記図3,4において、前記脊椎信号
領域決定部21,ダイナミックレンジ圧縮補正データ生成
部23,階調変換特性決定部22,低空間周波数信号生成部
24,プロファイル信号生成部27によって、放射線画像の
画像処理条件決定装置が構成され、これらとダイナミッ
クレンジ圧縮処理部25及び階調処理部26によって放射線
画像の画像処理装置が構成されることになる。
【0039】以下、前記図3又は図4に概略的に示した
各処理機能の詳細を説明する。まず、ダイナミックレン
ジ圧縮処理について説明する。前記ダイナミックレンジ
圧縮補正データ生成部23は、放射線画像の画像データの
解析に基づいて、ダイナミックレンジ圧縮用の補正デー
タを決定するものであり、前記補正データに基づく前記
ダイナミックレンジ圧縮処理部25におけるダイナミック
レンジ圧縮処理は、下記の式を用いて表される。
【0040】S’=Sorg +F(S) 上記式において、Sorg は原画像信号(オリジナル画像
信号)、S’は処理画像信号、F(S) は画像信号Sの
関数として定まる補正データを表す。ここで、前記補正
データF(S) を決定するために用いる画像信号Sにつ
いて説明する。
【0041】前記補正データを決定するために用いる画
像信号Sは、画像信号の低空間周波数成分に相当する信
号(非鮮鋭信号)とすることが好ましい(図3「低空間
周波数信号生成部24」参照)。これにより、骨のエッジ
などの高空間周波数成分の情報を失うことなく、低空間
周波数の信号変化のみを圧縮して、脊椎全体を所望の信
号範囲に収めることができる。
【0042】前記低空間周波数成分に相当する画像信号
を求める手法としては、例えば特開昭55─11634
0号公報に開示されているように、各画素の周囲の所定
範囲内の画像信号の平均値を、その画素に対応する画像
信号Sとしても良いし、特開平6−339025号公報
に開示されているように、中心画素と周囲の画素との信
号差や位置関係に応じて重み付けを行った重み付き平均
値を中心画素に対応する画像信号Sとしても良い。ま
た、特開平7−38758号公報に開示されているよう
に、前記平均値の代わりにメジアン値を使用しても良
い。
【0043】ここで、前記低空間周波数成分が空間周波
数0.2c/mm 以下の成分であることが好ましく、空間周波
数0.1c/mm 以下の成分であることがより好ましい。一
方、前記画像信号Sを、脊椎に略平行な方向のプロファ
イル信号に基づいて求める手法も有効である(図4「プ
ロファイル信号生成部27」参照)。即ち、脊椎が画像の
上下方向に通っている場合、上下方向(Y軸方向)に対
するダイナミックレンジ圧縮用補正データのみをY軸方
向のプロファイル信号に基づいて用意し、左右方向(X
軸方向)に対しては一様な補正データを用いる構成とす
る。これは、脊椎が細長い構造であり、前述したように
脊椎内での上下方向の信号値の変動は著しいが、左右方
向の信号差は小さいという特徴を利用したものである。
【0044】上記のように、脊椎に平行な方向のプロフ
ァイル信号を用いる手法によれば、上下方向に対しての
みダイナミックレンジ圧縮が施されるので、左右方向の
信号差(例えば脊椎と左右に隣接する軟部との間のコン
トラスト)を保ったまま、脊椎全体を所望の信号範囲に
収めることができる。また、画像全体の2次元的な補正
データを作成する場合に比べてデータ数を大幅に少なく
でき、演算時間の短縮,メモリ容量の節約,データ転送
時間の短縮を図れる。
【0045】前記画像信号Sを、脊椎に平行な方向のプ
ロファイル信号に基づいて求める場合には、例えば、予
め定めたX=X0のカラム上(図5(a)参照)で、Y
方向のプロファイル信号Px0(Y) を計算し、座標
(x,y)の画素に対応する前記画像信号SとしてPx0
(y)の値を使用するようにする。ここで、前記Y方向
のプロファイル信号を求めるカラムX0 としては、例え
ば画像幅の1/2の値を用いることができる。また、特
公平6−123号公報に開示される手法を用いて、プロ
ファイル解析に基づく脊椎線の検出を行い、検出された
脊椎線のX座標をX0 としても良い。
【0046】更に、前記プロファイル信号の代わりに、
カラムX0 を中心とした所定幅Wの帯状領域において計
算した平均化プロファイル信号Px0,w(Y) を使用する
ことがより好ましい(図5参照)。これにより、Y軸方
向の低空間周波数成分のみを補正することになるので、
椎骨の上下のエッジなどの高空間周波数成分の情報が保
たれることになる。前記帯状領域の幅Wとしては、例え
ば画像幅の1/6〜1/3の値を用いると良い。前記平
均化プロファイル信号は、プロファイル値の単純平均に
より求めても良いし、中心画素と左右の画素との信号差
や位置関係に応じて重み付けを行った重み付き平均や、
或いは、メジアン値を用いても良い。
【0047】図5(a)に脊椎正面画像の模式図を、図
5(b)に前記手法により計算された平均化プロファイ
ル信号Px0,w(Y) の一例を示す。前記プロファイル信
号又は平均化プロファイル信号にスムージング処理を施
して、滑らかな曲線に変換した上で使用しても良い。ま
た、前記画像信号Sは、放射線画像の原画像信号を用い
て算出しても良いが、特開平5−205049号公報に
開示されているように、原画像上に設定した複数の標本
点の信号値のみを用いて算出した後に、前記算出された
画像信号に対して補間演算を行って原画像の画素数と同
じ画素数に変換したものを使用しても良い。
【0048】次に、前記ダイナミックレンジ圧縮処理用
補正データの特性を説明する。本発明にかかるダイナミ
ックレンジ圧縮処理では、脊椎画像における主たる関心
領域である脊椎部分に相当する信号領域において、ダイ
ナミックレンジ圧縮用補正データF(S) が信号値Sの
増大に伴って減少するような補正データを使用する。
【0049】画像データの解析により、前記脊椎部分に
相当する信号領域を決定する手法(信号領域決定手段)
を以下に説明する。前記脊椎部分に相当する信号領域
は、画像データのヒストグラムを計算し、該ヒストグラ
ムを解析することにより決定することができる。脊柱側
湾症の診断に用いられる平均的な脊椎正面画像(図5
(a)参照)のヒストグラムの例を図6に示す。図6に
示すヒストグラムは3個のピークを有し、各ピークは高
信号側から順に直接放射線部分(放射線が人体を透過せ
ずに直接ディテクタに到達した画像部分)、肺野及び軟
部組織部分、脊椎等の骨及び縦隔部分に対応している。
【0050】ここで、例えば特開昭63−262141
号公報に開示されるように、判別基準などを用いた自動
しきい値選定法により前記3個のピークにそれぞれ対応
する3個の小領域に分割し、最も低信号側の小領域を前
記脊椎部分に相当する信号領域とすることができる。ま
た、特開昭61−287380号公報及び特開平2−2
72529号公報等に開示されている手法を用い、最も
高信号値側のピークを除去した後に、前記自動しきい値
選定法を適用して残りの領域を2個の小領域に分割して
も良い。
【0051】また、前記高信号値側のピーク除去を行っ
た後に、残りの信号領域の最小値と最大値の間で最小値
から所定割合のところ(例えば60%)の信号値Sm を決
定し、前記最小値から前記信号値Sm までの範囲を、脊
椎部分に相当する信号領域としても良い。また、前記高
信号値側のピーク除去を行った後に、残りの信号領域の
累積ヒストグラム値が所定の値(例えば60%)になる信
号値Sm を決定し、前記最小値からSm までの範囲を、
脊椎部分に相当する信号領域としても良い。
【0052】前記脊椎部分に相当する信号領域を決定す
る手法としては、画像データを位置的に解析することに
より脊椎を含む所望の画像領域を設定し(画像領域決定
手段)、前記画像領域内の画像データに基づいて脊椎部
分に相当する信号領域を決定する手法を用いても良い。
例えば、特公平6−123号公報に開示される手法を用
いて、プロファイル解析に基づく脊椎線の検出を行い、
次に、前記検出された脊椎線を中心に、左右方向に所定
の幅をもつ帯状領域を前記所望画像領域として設定する
ことができる(図5(a)参照)。前記帯状領域の幅と
しては、例えば画像幅の1/6〜1/3の値を用いると
良い。
【0053】標準的な脊椎画像においては、脊椎が画像
の左右方向の中央に位置するように撮影が行われるの
で、前記脊椎線の検出を行う代わりに画像の左右方向の
中心線を脊椎線としても良い。また、特開平3−218
578号公報に開示される手法を用いて、図7(a)に
示すような肺野及び脊椎を含む矩形領域を前記所望画像
領域として設定しても良い。
【0054】上記のようにして所望の画像領域を設定す
ると、次に、前記所望の画像領域内の画像データに基づ
いて、脊椎部分に相当する信号領域を決定する。前記所
望の画像領域として図5(a)に示すように脊椎線を中
心とした帯状領域を選んだ場合には、選んだ領域内の画
像データの最小値から最大値の間を脊椎部分に相当する
信号領域とすれば良い。
【0055】また、前記最小値及び最大値の代替とし
て、例えば前記帯状領域内の画像データの累積ヒストグ
ラム値が所定の値(例えば5%と95%)になる信号値の
範囲を脊椎部分に相当する信号領域としても良い。上記
のようにして累積ヒストグラム値が小さい方の信号と大
きい方の信号とを除くことで、画像に含まれる高信号や
低信号のノイズ成分の悪影響を除くことができる。
【0056】一方、前記所望の画像領域として図7
(a)に示すような肺野を含む矩形領域を選んだ場合に
は、領域内のヒストグラムは図7(b)に示すように肺
野に相当するピークと脊椎を含む縦隔に相当するピーク
からなるので、前述した自動しきい値選定法を用いて境
界の信号値Sm を決定し、画像全体の画像データの最小
値から前記境界信号値Sm までを脊椎部分に相当する信
号領域とすれば良い。
【0057】また、前記矩形領域内の画像データの最小
値と最大値の間で最小値から所定割合のところ(例えば
40%)の信号値Sm を求め、画像全体の画像データの最
小値から前記所定割合となる信号値Sm までを脊椎部分
に相当する信号領域としても良い。更に、前記矩形領域
内の画像データの最小値と最大値の間での累積ヒストグ
ラム値が所定の値(例えば40%)になる信号値Sm を決
定し、画像全体の画像データの最小値から前記信号値S
m までを脊椎部分に相当する信号領域としても良い。
【0058】ここで、ヒストグラム解析や画像領域決定
のための画像データの解析は、放射線画像の原画像信号
に対して実行しても良いが、低空間周波数成分に相当す
る画像信号、或いは、間引き縮小処理を行った間引き画
像信号に対して実行させて、演算時間の短縮等を図るこ
とが好ましい。次に、前記のようにして決定された脊椎
部分に相当する信号領域の情報に基づいて、ダイナミッ
クレンジ圧縮用補正データF(S)を算出する手法を、
図8及び図9を参照して説明する。
【0059】図8及び図9において、横軸は補正データ
決定のための画像信号S、縦軸は補正データF(S)を
表し、前記決定された脊椎部分に相当する信号領域を領
域Aとする。図8の特性線aは、領域Aを含む全画像信
号領域にわたって、信号値Sの増大に伴って補正データ
F(S)が一様に減少するように補正データF(S)を
決定する例で、この場合、補正データF(S) は基準値
をSxとしたときに下記の式で表されることになる。
【0060】 F(S) =k(Sx −S) (kは定数) 上記のような補正データF(S)に基づき、前述した
S’=Sorg +F(S)なるダイナミックレンジ圧縮処
理の演算を実行することで、脊椎画像における主たる関
心領域である脊椎全体のダイナミックレンジが圧縮され
ることになる。即ち、低信号部に相当する下部胸椎や腰
椎の平均信号値を相対的に高めることで、脊椎全体を所
望の信号範囲に収めることが可能になる。
【0061】尚、図8の特性線aにおいては、基準値S
x を領域Aの最大値と等しい値に設定してあるが、この
例では補正の程度(特性線aの傾き)が全信号領域にわ
たって一様なので、基準値Sx を領域Aの最大値とは異
なる値としても実質的な処理結果は変らない。一方、図
9の特性線bは、領域Aにおいては信号値Sの増大に伴
って補正データF(S) が減少するが、それ以外の領域
では予め定められた一定値(ここでは0)の補正データ
F(S) が与えられるようにしたものであり、この場
合、補正データF(S) は下記の式で表されることにな
る。
【0062】 F(S) =k( Sx −S) (S≦Sx ) F(S) =0 (S>Sx ) 上記特性の補正データF(S)によれば、主たる関心領
域である脊椎全体のダイナミックレンジを圧縮すると共
に、主たる関心領域以外の肺野や軟部(高信号部に相当
する)は補正されず通常の画像に近い自然な表現となる
ので、主たる関心領域を特に際立たせた画像とすること
ができ、より好ましい。
【0063】尚、図9の特性線bにおいて、基準値Sx
は領域Aの最大値と等しい値に設定してあるが、例えば
領域Aの最大値よりも所定の値だけ大きい信号値として
も良い。また、図8及び図9のいずれの場合において
も、定数kの値により補正の程度を調整することがで
き、kの値としては0.2 〜1.0 が好ましく、特に0.4 〜
0.9がより好ましい。
【0064】定数kの値を比較的大きく設定し、補正の
程度が強い場合には、補正データF(S)に上限値また
は下限値の少なくとも一方の制限値を設けることによ
り、必要以上にダイナミックレンジの圧縮を行ってしま
うことを防ぐことが可能である。例えば、予め定められ
たF(S) の上限値及び下限値を用いて、図8のa’や
図9のb’で示すように補正データを決定しても良い。
【0065】また、補正データ関数の傾きが変化する信
号値付近で偽輪郭が発生することを防ぐために、図9の
b”に示すような傾きを徐々に変化させて滑らかな曲線
に変形しても良い。但し、補正データF(S)は、図8
又は図9に示した特性に限られるものではなく、少なく
とも脊椎部分に相当する信号領域において、ダイナミッ
クレンジ圧縮用補正データF(S)が信号値Sの増大に
伴って減少する特性を有するものであれば良い。
【0066】前記ダイナミックレンジ圧縮処理部25で
は、上記のようにして決定されるダイナミックレンジ圧
縮処理用の補正データF(S)に基づいて、前述した
S’=Sorg +F(S) なるダイナミックレンジ圧縮処
理の演算を実行し、脊椎全体を所望の信号範囲に収める
ようにする。次に、階調変換特性決定部22(階調処理条
件決定手段)について説明する。
【0067】上記に説明したダイナミックレンジ圧縮処
理により、主たる関心領域である脊椎全体を所望の信号
範囲に収めることができるが、前記信号範囲(脊椎全
体)が出力画像において見やすい濃度又は輝度の範囲に
対応していなければ、出力画像に基づいて精確な診断を
行なうことができない。そこで、階調変換特性決定部22
は、画像データを解析し、特に脊椎部分に相当する信号
領域に注目して階調変換特性を自動的に決定するように
構成されており、これにより、患者の体形や照射X線量
によって入力画像信号の分布が変動しても、常に安定し
て脊椎部分を見やすい濃度及び階調に仕上げることが可
能となっている。
【0068】画像データの解析により、適切な階調変換
特性(階調処理条件)を決定する手法を以下に説明す
る。脊椎部分に相当する信号領域に注目して階調変換特
性を決定するために、脊椎部分に相当する信号領域を決
定する手法としては、前記ダイナミックレンジ圧縮処理
条件決定手段において用いたのと共通の手法を用いるこ
とができ、結果的には、前記脊椎信号領域決定部21から
の信号を、ダイナミックレンジ圧縮補正データの決定と
共通的に用いて、階調変換特性(階調処理条件)を決定
することになる。
【0069】ここで、階調変換特性決定部22で決定され
る階調変換特性の例を図10に示す。図10において、横軸
は入力信号値(ダイナミックレンジ圧縮処理画像の信号
値)、縦軸は出力信号値を表す。図10の特性線cは、前
記決定された脊椎部分に相当する信号領域Aにおいてコ
ントラストが最も高く、肺野の高信号部や直接放射線部
に相当する信号領域のコントラストが0であるような折
れ線状の階調変換特性を表す。
【0070】ここで、図10において出力信号の最小値に
対応させる基準値S1としては、例えば全画像データの
最小値を用いることができる。また、図10の特性線cに
おいて、コントラストを0とする信号範囲の最小値を示
す基準値Su としては、例えば領域Aの上限よりも所定
の値だけ大きい信号値や、図7で求めた領域内の画像デ
ータの最小値と最大値の間で最小値から所定割合のとこ
ろ(例えば90%)の信号値を用いることができる。
【0071】また、画像データを解析して基準値S1 及
びSu の両方を決定し、階調変換特性を生成する構成で
あっても良く、更に、Sl またはSu のうちの一方を決
定して直線cの傾きは予め定められた一定値を用いるこ
とにより階調変換特性を生成しても良い。直線cの傾き
は、例えば横軸を照射X線量の対数値で、縦軸をハード
コピー出力画像の写真濃度で表した場合には、2.0 〜6.
0 程度であることが好ましい。
【0072】一方、図10の特性線dは、脊椎部分に相当
する信号領域Aにおいてコントラストが最も高く、肺野
の高信号部や直接放射線部に相当する信号領域のコント
ラストがやや低い折れ線状の階調変換特性を表す。ま
た、図10の特性線eは、cの高信号部を滑らかな曲線に
置き換えた階調変換特性を表す。
【0073】ここで、観察者の好みに応じて、前記c,
d,e等に示す変換特性の上下を反転させて白黒反転階
調の変換特性としても良い。前記階調変換特性は、入力
信号値と出力信号値との対応を表すルックアップテーブ
ルとして記憶しておくのが実用的であり、前記ルックア
ップテーブルは、階調処理条件決定の際にその都度作成
しても良いし、特開昭59−83149号公報に開示さ
れているように、予め記憶された基準ルックアップテー
ブルを補正することにより所望のルックアップテーブル
を得るようにしても良い。
【0074】上記のように、脊椎部分に相当する信号領
域に基づいて階調処理条件(階調変換特性)を決定する
と、階調処理部26では、ダイナミックレンジ圧縮処理部
25で処理された画像信号を、前記階調処理条件の下で変
換して処理済みの出力信号をプリンタ等の画像出力装置
に出力する。以上のような階調変換特性に基づく階調処
理により、脊椎部分を常に見やすい濃度(輝度)で出力
することができると共に、脊椎部分のコントラストが増
大するので、椎骨の輪郭など脊椎付近の構造が効果的に
強調される。
【0075】また、予め脊椎全体を所望の信号範囲に収
めたダイナミックレンジ圧縮処理画像に対して階調処理
を適用するので、階調変換により脊椎部分に相当する信
号領域のコントラストを立てても、脊椎の信号範囲が必
要以上に広がって見にくい濃度(輝度)範囲にかかるこ
とを回避できる。尚、階調変換特性は図12に示したもの
に限定されるものではなく、脊椎部分に相当する信号領
域Aのコントラストが、肺野部分に相当する信号領域の
コントラスト以上となる特性のものであれば良い。
【0076】また、上記のようにして決定されるダイナ
ミックレンジ圧縮処理条件決定及び階調処理条件決定
を、画像全面の画像データに対して適用しても良いが、
好ましくは、放射線照射野領域の識別処理を前処理とし
て施し、識別された照射野内の画像データに対してのみ
適用することが好ましい。前記照射野領域の識別は、例
えば特開平5−7579号公報に開示されるような方法
を用いて行なうことが可能である。具体的には、ディジ
タル放射線画像信号の間引き縮小処理を行ってから、画
像領域を複数の小領域に分割し、各小領域毎に、当該小
領域内に含まれる画像信号の分散値を求める。そして、
分散値が所定値以上である小領域(含まれる画像信号の
ばらつき範囲が広い小領域)が所定数以上含まれる小領
域の行・列を照射野の輪郭を規定する候補として設定す
る。更に、前記照射野輪郭の候補として設定された小領
域の外側の小領域での画像信号に基づいて、前記輪郭識
別の結果の正誤を判断し、該判断結果に基づいて最終的
に照射野領域を特定する。
【0077】更に、上記のダイナミックレンジ圧縮処理
条件決定または階調処理条件決定は、予め定めた1種類
のアルゴリズムに従って実行される構成としても良い
が、例えば処理画像の出力先に応じて複数のアルゴリズ
ムの中から1種類のアルゴリズムを選択して実行する構
成とすることもできる。また、上記のダイナミックレン
ジ圧縮処理条件決定または階調処理条件決定において用
いられる各種処理パラメータは、予め定めた1種類の処
理パラメータのセットを用いる構成としても良いが、例
えば処理画像の出力先に応じて複数の処理パラメータセ
ットの中から1種類のセットを選択して用いる構成とす
ることもできる。
【0078】また、ある放射線画像の画像データに基づ
いて決定された画像処理条件を用いてその画像データ自
身を処理する構成の他、同一の被写体に対して撮影を2
回行い、1回目の撮影(先読み)で得られた画像データ
に基づいて画像処理条件を決定し、2回目(本読み)で
得られた画像データに対して画像処理を施すようにして
も良い。
【0079】また、上記では、ダイナミックレンジ圧縮
処理及び階調処理のみを示したが、この他に、拡大,縮
小,移動,回転などの種々の加工を施しても良いことは
明らかである。更に、本発明の画像処理条件決定装置及
び画像処理装置によって得られた結果を磁気ディスクや
光ディスク等のデータ保存装置に保存する場合には、処
理画像データを記録しても良いが、前述のようにして決
定された各種画像処理条件を表すデータを原画像データ
と対応づけて記録しても良い。例えば、原画像データを
格納したファイルのヘッダ情報に前記画像処理条件を表
すデータを含めても良い。また、本発明の画像処理条件
決定の過程で用いた間引き縮小画像データ、プロファイ
ル情報、ヒストグラム情報、画像領域情報、及び、信号
領域情報などを表すデータも前記ヘッダ情報に含めても
良い。これにより、一旦保存された画像に対する画像処
理の再実行や、処理パラメータ等を変更しての再処理が
容易になる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、信号値の変動が大きな脊椎部分を所望の信
号範囲内に収めることができる共に、出力画像において
脊椎部分を見やすい濃度又は輝度に仕上げることができ
る画像処理条件を決定できるという効果がある。
【0081】請求項2記載の発明によると、脊椎全体に
ついては診断読影に適した加工を施しつつ、脊椎以外の
部分については通常の画像に近い自然な表現に仕上げる
画像処理条件を定めることができるという効果がある。
請求項3記載の発明によると、椎骨の輪郭などの高空間
周波数成分の情報を失うことなく、脊椎部分のダイナミ
ックレンジを圧縮させることができる画像処理条件を決
定できるという効果がある。
【0082】請求項4記載の発明によると、脊椎部分と
左右に隣接する軟部とのコントラストを失うことなく、
脊椎の上下方向の信号変化のみを圧縮することが可能な
画像処理条件を決定できるという効果がある。請求項5
記載の発明によると、患者の体格等による画像毎の信号
分布の変動に関わらず、脊椎全体の診断読影に適した画
像処理条件を決定できるという効果がある。
【0083】請求項6記載の発明によると、脊椎部分を
含む領域に限定して脊椎部分に相当する信号領域を決定
することで、より精度良く脊椎全体の診断読影に適した
画像処理条件を決定できるという効果がある。請求項7
記載の発明によると、椎骨の輪郭などを効果的に強調し
得る画像処理条件を決定できるという効果がある。
【0084】請求項8記載の発明によると、脊椎全体の
診断読影に適した画像処理が施され、医師の診断性能の
向上に寄与する出力画像を生成できるという効果があ
る。請求項9記載の発明によると、脊椎画像の生成か
ら、脊椎全体の診断読影に適した画像処理までの一連の
処理を行なえるようになるという効果がある。請求項10
記載の発明によると、高画質かつ高効率な脊椎画像の生
成から、脊椎全体の診断読影に適した画像処理までの一
連の処理を行なえるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の基本構成を示すブロック図。
【図2】実施形態における具体的なシステム構成を示す
ブロック図。
【図3】画像処理の内容を示す機能ブロック図。
【図4】画像処理の内容を示す機能ブロック図。
【図5】脊椎正面画像の特性を示す図であって、(a)
は脊椎正面画像の模式図、(b)は脊椎正面画像におけ
るY方向の平均化プロファイル信号を示す線図。
【図6】脊椎正面画像におけるヒストグラムを示す線
図。
【図7】脊椎正面画像に設定される矩形領域の特性を示
す図であって、(a)は矩形領域の設定例を示す脊椎正
面画像の模式図、(b)は前記矩形領域内でのヒストグ
ラムを示す線図。
【図8】ダイナミックレンジ圧縮補正データの特性を示
す線図。
【図9】ダイナミックレンジ圧縮補正データの特性を示
す線図。
【図10】階調変換特性を示す線図。
【図11】脊椎正面画像の概観を示す図。
【図12】脊椎側面画像の概観を示す図。
【符号の説明】
1 放射線発生源 2 放射線制御装置 3 記録読取装置 4 変換パネル 5 光ビーム発生部 10 フォトマルチプライヤ 14 画像処理装置 15 CPU 17 プリンタ 21 脊椎信号領域決定部 22 階調変換特性決定部 23 ダイナミックレンジ圧縮補正データ生成部 24 低空間周波数信号生成部 25 ダイナミックレンジ圧縮処理部 26 階調処理部 27 プロファイル信号生成部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脊椎を含む人体を透過する放射線量に対応
    して形成される放射線画像の画像処理条件決定装置であ
    って、 脊椎部分に相当する信号領域を決定する信号領域決定手
    段と、 画像信号の関数としてダイナミックレンジ圧縮用の補正
    データを決定する手段であって、少なくとも前記決定さ
    れた脊椎部分に相当する信号領域において画像信号の増
    大に伴って前記補正データが減少するように前記補正デ
    ータを決定するダイナミックレンジ圧縮処理条件決定手
    段と、 前記決定された脊椎部分に相当する信号領域に基づいて
    階調変換特性を決定する階調処理条件決定手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする放射線画像の画像
    処理条件決定装置。
  2. 【請求項2】前記ダイナミックレンジ圧縮処理条件決定
    手段が、脊椎部分に相当する信号領域を除く信号領域に
    おいて、前記補正データを予め設定された一定値に決定
    する領域を有することを特徴とする請求項1記載の放射
    線画像の画像処理条件決定装置。
  3. 【請求項3】前記ダイナミックレンジ圧縮処理条件決定
    手段が、画像信号の低空間周波数成分の関数として前記
    補正データを決定することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の放射線画像の画像処理条件決定装置。
  4. 【請求項4】前記ダイナミックレンジ圧縮処理条件決定
    手段が、脊椎に略平行な方向のプロファイル信号の関数
    として前記補正データを決定することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の放射線画像の画像処理条件決定装
    置。
  5. 【請求項5】前記信号領域決定手段が、画像信号のヒス
    トグラム解析に基づいて脊椎部分に相当する信号領域を
    決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つ
    に記載の放射線画像の画像処理条件決定装置。
  6. 【請求項6】前記信号領域決定手段が、画像信号の解析
    によって脊椎を含む画像領域を決定する画像領域決定手
    段を含んで構成され、該画像領域決定手段で決定された
    画像領域内の画像信号に基づいて脊椎部分に相当する信
    号領域を決定することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1つに記載の放射線画像の画像処理条件決定装置。
  7. 【請求項7】前記階調処理条件決定手段が、前記決定さ
    れた脊椎部分に相当する信号領域のコントラストが、肺
    野部分に相当する信号領域のコントラスト以上となるよ
    うに階調処理条件を決定することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1つに記載の放射線画像の画像処理条件
    決定装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1つに記載の放射
    線画像の画像処理条件決定装置を含んで構成されると共
    に、 前記ダイナミックレンジ圧縮処理条件決定手段で決定さ
    れた補正データに基づいて画像信号にダイナミックレン
    ジ圧縮処理を施すダイナミックレンジ圧縮処理手段と、 該ダイナミックレンジ圧縮処理手段でダイナミックレン
    ジ圧縮処理が施された画像信号に対して、前記階調処理
    条件決定手段で決定された階調処理条件に基づいて階調
    処理を施す階調処理手段と、 を含んで構成されることを特徴とする放射線画像の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】人体を透過する放射線量に対応して形成さ
    れる放射線画像を生成する放射線画像生成手段を備え、
    該放射線画像生成手段で生成された放射線画像に基づき
    画像処理条件を決定し、該決定された画像処理条件に従
    って前記生成された放射線画像に画像処理を施すことを
    特徴とする請求項8記載の放射線画像の画像処理装置。
  10. 【請求項10】前記放射線画像生成手段が、被写体を透過
    した放射線を輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パ
    ネルに照射して放射線画像情報を蓄積記録した後に、前
    記放射線画像変換パネルを励起光で走査して前記蓄積記
    録された放射線画像情報を光電的に読み取るよう構成さ
    れることを特徴とする請求項9記載の放射線画像の画像
    処理装置。
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