JPH09263579A - ピペリジン誘導体及びそれを構成成分とする薬物担体 - Google Patents

ピペリジン誘導体及びそれを構成成分とする薬物担体

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JPH09263579A
JPH09263579A JP8076260A JP7626096A JPH09263579A JP H09263579 A JPH09263579 A JP H09263579A JP 8076260 A JP8076260 A JP 8076260A JP 7626096 A JP7626096 A JP 7626096A JP H09263579 A JPH09263579 A JP H09263579A
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正史 磯崎
Kazumichi Koiwai
一倫 小岩井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率良くかつ安全に遺伝物質や薬物を細胞や病
患部へ導入できる薬物担体、およびその構成成分を得
る。 【解決手段】下記式に示す化合物、およびそれを構成成
分とする薬物担体。 【化1】 【化2】 式中R1及びR5はアルキル基等、R2、R3、R4は水
素、アルキル基等、Xは−O−等、mは0または1、n
は0〜10を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なピペリジン
誘導体およびそれを構成成分とする薬物担体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、リポソーム、エマルジョン、リピ
ッドマイクロスフェアなどの閉鎖小包を薬物担体として
ドラッグデリバリーシステム(以下、DDSと称す)に
応用しようとする研究が盛んに行われている。これら閉
鎖小包は一般的にリン脂質あるいはその誘導体、または
ステロールやリン脂質以外の脂質等を基本膜構成成分と
して調製される、しかしながら、これら基本構成成分の
みでは、閉鎖小包同士の凝集、体内における滞留性の低
下などの実際に応用していくうえでの様々な面での困難
を克服することはできなかった。さらに、実際にDDS
製剤として目的の部位に薬物に到達させることは非常に
困難であった。
【0003】そこで、薬物封入率の向上および閉鎖小包
の細胞接着性の向上を目的として、ステアリルアミン等
のカチオン化脂質を少量配合することにより、閉鎖小包
体の表面を生理的pH範囲でカチオン化する試みも行わ
れている。特にDNAを含むカチオン性のリポソームは
DNAの細胞中への移動、すなわち、トランスフェクシ
ョンを促進することが知られているが、さらに導入効
率、発現率、安全性の高いものが切望されている。しか
し、カチオン化脂質として選択できる脂質は限られてお
り、安全性が高く、高機能を発現する薬物担体用カチオ
ン化脂質の開発が強く望まれている。現在のところ、そ
のようなカチオン化脂質としては、米国特許第4897
355号、米国特許第5334761号、日本特許公報
特開平2−292246号、日本特許公報特開平4−1
08391号が報告されているが十分な効果は得られて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、効率良くかつ
安全にDNAを細胞中へ導入でき、またDNAの細胞中
への移動以外の目的、例えば血管内皮損傷部位、腎炎、
腎ガン、肺炎、肺ガン、肝炎、肝ガン、膵ガン、リンパ
腫などの患部に確実に、効率良くかつ安全に薬物のター
ゲッティングが行えDDS療法に有効な薬物担体の開発
が強く望まれている。
【0005】従って本発明の目的は、核酸、ポリヌクレ
オチド、遺伝子およびその類縁体を細胞へ効率良くしか
も安全にトランスフェクションを行える薬物担体、およ
びそれを形成しうるカチオン化脂質を提供することであ
る。また本発明の目的は薬物、ペプチドおよびタンパク
質を目的の部位に効果的に送達する薬物担体、およびそ
れを形成しうるカチオン化脂質および薬物担体を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)下記一般式1で示されるピペリジン誘導体。
【0007】
【化3】
【0008】式1中、R1は、水素、炭素数1〜8のア
ルキル基またはアルケニル基であり、R2及びR3は、同
一または異なって、水素(ただし、R2及びR3が共に水
素の場合は除く)、炭素数1〜25のアルキル基または
アルケニル基であり、R4は、水素、炭素数1〜8のア
ルキル基またはアルケニル基、Xは、−O−または−S
−であり、mは、0または1であり、nは、0または1
〜10の整数を示す。また分子内に不斉炭素が存在する
場合、その化合物はラセミ体、光学活性体のいずれでも
良い。
【0009】(2)下記一般式2で示されるピペリジン
誘導体。
【0010】
【化4】
【0011】式2中、R1及びR5は、同一または異なっ
て、炭素数1〜8のアルキル基またはアルケニル基であ
り、R2及びR3は、同一または異なって、水素(ただ
し、R2及びR3が共に水素の場合は除く)、炭素数1〜
25のアルキル基またはアルケニル基であり、R4は、
水素、炭素数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、
Xは、−O−または−S−であり、mは、0または1で
あり、nは、0または1〜10の整数を示す。また分子
内に不斉炭素が存在する場合、その化合物はラセミ体、
光学活性体のいずれでも良い。
【0012】(3)上記(1)乃至(2)に記載のピペ
リジン誘導体を構成成分とする薬物担体。 (4)前記薬物担体に診断および/または治療するため
の薬物を封入してなる上記(3)に記載の薬物担体。 (5)前記担体の径が0.02〜250μmである微小
粒子よりなる上記(3)乃至(4)に記載の薬物担体。 (6)前記担体が巨大分子、微集合体、微粒子、微小
球、ナノ小球、リポソームおよびエマルジョンのうちの
少なくとも一つから構成される上記(3)乃至(5)に
記載の薬物担体。
【0013】(7)前記担体がリン脂質あるいはその誘
導体、および/またはリン脂質以外の脂質あるいはその
誘導体、および/または安定化剤、および/または酸化
防止剤、および/またはその他の表面修飾剤を含有する
上記(3)乃至(6)に記載の薬物担体。 (8)前記診断および/または治療するための薬物が、
核酸、ポリヌクレオチド、遺伝子およびその類縁体であ
る上記(3)乃至(7)に記載の薬物担体。 (9)前記診断および/または治療するための薬物が、
抗炎症剤、抗癌剤、酵素剤、酵素阻害剤、抗生物質、抗
酸化剤、脂質取り込み阻害剤、ホルモン剤、アンジオテ
ンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシン受容体拮抗
剤、平滑筋細胞の増殖・遊走阻害剤、血小板凝集阻害
剤、ケミカルメデイエーターの遊離抑制剤、血管内皮細
胞の増殖または抑制剤、アルドース還元酵素阻害剤、メ
サンギウム細胞増殖阻害剤、リポキシゲナーゼ阻害剤、
免疫抑制剤、免疫賦活剤、抗ウイルス剤あるいはラジカ
ルスカベンチャーである上記(3)乃至(7)に記載の
薬物担体。
【0014】(10)前記診断および/または治療する
ための薬物が、グリコサミノグリカンおよびその誘導体
である上記(3)乃至(7)に記載の薬物担体。 (11)前記診断および/または治療するための薬物
が、オリゴおよび/または多糖、およびそれらの誘導体
である上記(3)乃至(7)に記載の薬物担体。 (12)前記診断および/または治療するための薬物
が、タンパク質またはペプチドである上記(3)乃至
(7)に記載の薬物担体。 (13)前記診断および/または治療するための薬物
が、X線造影剤、放射性同位元素標識核医学診断薬、核
磁気共鳴診断用診断薬等の各種体内診断薬である上記
(3)乃至(7)に記載の薬物担体。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の化合物は、いずれも新規
化合物であり、一般式(1)で表される化合物は下記一
般式(3)で表されるカルボン酸誘導体に、カルボン酸
活性化剤を反応させてカルボキシル基における反応性誘
導体に導き、ついで、下記一般式(4)で表されるアミ
ン誘導体と反応させることによって製造することができ
る。また必要に応じ公知の方法により保護基を脱離させ
る。
【0016】
【化5】
【0017】式3中、R1は、水素、炭素数1〜8のア
ルキル基またはアルケニル基、適当な保護基(例えばベ
ンジルオキシカルボニル基)であり、R4は、水素、炭
素数1〜8のアルキル基またはアルケニル基、Xは、−
O−または−S−であり、mは、0または1であり、n
は、0または1〜10の整数を示す。
【0018】
【化6】
【0019】式4中、R2及びR3は、同一または異なっ
て、水素(ただしR2及びR3が共に水素の場合は除
く)、炭素数1〜25のアルキル基またはアルケニル基
を示す。
【0020】カルボン酸誘導体(3)とカルボン酸活性
化剤との反応において、カルボン酸活性化剤としては、
例えば塩化チオニル、五塩化リン、クロロギ酸エステル
(クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル)、塩化オキサ
リル、カルボジイミド類(例えば、N,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WS
C))、ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリ
ス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム ヘキサフルオロ
ホスフェート(BOP)などがあげられるが、カルボジ
イミド類とN−ヒドロキシベンゾトリアゾール、4−ジ
メチルアミノピリジンまたはヒドロキシコハク酸イミド
を併用してもよい。この反応は通常、例えば塩化メチレ
ン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、テトラ
ヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエ
ーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミドまたはこれらの混合溶媒などの存在下
に行われる。反応温度は通常−10℃〜50℃である。
【0021】この反応において、カルボン酸活性化剤と
して、塩化チオニル、塩化オキサリルまたは五塩化リン
を用いた場合は反応性誘導体として酸ハロゲン化物が得
られ、カルボン酸活性化剤としてクロロギ酸エステルを
用いた場合には反応性誘導体とした混合酸無水物が得ら
れ、またカルボン酸活性化剤としてカルボジイミド類を
用いた場合には反応性誘導体として活性エステルが得ら
れる。
【0022】カルボン酸誘導体(3)のカルボキシル基
における反応性誘導体とアミン誘導体(4)との反応
は、該反応誘導体が酸ハロゲン化物である場合は例えば
塩化メチレン、テトラヒドロフラン、アセトンなどの溶
媒中、脱酸剤(ピリジン、トリエチルアミン、炭酸カリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなど)の
存在下に無水または含水条件下に行なわれる。反応温度
は−50℃〜100℃、好ましくは−10℃〜30℃で
ある。該反応性誘導体が活性エステルまたは混合酸無水
物である場合はカルボン酸誘導体(3)のカルボン酸活
性化剤との反応で用いた溶媒と同様な溶媒中で行うこと
ができる。この場合の反応温度は通常0〜30℃で反応
時間は通常1〜5時間である。
【0023】また、一般式(2)で示される化合物は、
一般式(1)で示される化合物と同様にカルボン酸誘導
体(5)とアミン誘導(4)を反応させることにより製
造できる。または、一般式(1)で示される化合物を公
知の方法に従い、アルキル化またはアルケニル化するこ
とにより製造することができる。
【0024】
【化7】
【0025】式5中、R1及びR5は、同一または異なっ
て、炭素数1〜8のアルキル基またはアルケニル基であ
り、R4は、水素、炭素数1〜8のアルキル基またはア
ルケニル基、Xは、−O−または−S−であり、mは、
0または1であり、nは、0または1〜10の整数を示
す。
【0026】このように製造されるピペリジン誘導体
(1)および(2)は、自体公知の分離、精製手段(例
えば、クロマトグラフィー、再結晶)などにより単離採
取することができる。
【0027】本発明の担体は、粒径が0.02〜250
μm、とりわけ0.05〜0.4μmの大きさが好まし
い。また、その構造は様々な形態が考えられ、限定する
必要はないが、特にその内部に薬物を高濃度封入するこ
とのできる潜在的機能を有する、巨大分子、微集合体、
微粒子、微小球、ナノ小球、リポソームおよびエマルジ
ョンのうちより少なくとも一つ以上からなることが最も
望ましい。
【0028】本発明において、薬物担体の構成成分とし
ては、上記の形態を形成できるものであれば特にその配
合に限定する必要はないが、その安全性や、生体内にお
いて安定性を考慮すると、リン脂質あるいはその誘導
体、リン脂質以外の脂質あるいはその誘導体、または安
定化剤、酸化防止剤、その他の表面修飾剤の配合が望ま
しい。
【0029】リン脂質としては、ホスファチジルコリン
(=レシチン)、ホスファジルグリセロール、ホスファ
チジン酸、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタ
ノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジル
イノシトール、スフィンゴミエリン、カルジオリビン等
の天然あるいは合成のリン脂質、またはこれらを常法に
したがって水素添加したもの等を挙げることができる。
【0030】安定化剤としては、膜流動性を低下させる
コレステロールなどのステロール、あるいはグリセロー
ル、シュクロースなどの糖類が挙げられる。酸化防止剤
としては、トコフェロール同族体すなわちビタミンEな
どが挙げられる。トコフェロールには、α、β、γ、δ
の4個の異性体が存在するが本発明においてはいずれも
使用できる。
【0031】その他の表面修飾剤としては、親水性高分
子やグルクロン酸、シアル酸、デキストランなどの水溶
性多糖類の誘導体が挙げられる。前記親水性高分子とし
ては、ポリエチレングリコール、デキストラン、プルラ
ン、フィコール、ポリビニルアルコール、スチレン−無
水マレイン酸交互共重合体、ジビニルエーテル−無水マ
レイン酸交互共重合体、合成ポリアミノ酸、アミロー
ス、アミロペクチン、キトサン、マンナン、シクロデキ
ストリン、ペクチン、カラギーナンなどが挙げられる。
その中でもポリエチレングリコールは血中滞留性を向上
させる効果が顕著である。
【0032】また前記親水性高分子は、長鎖脂肪族アル
コール、ステロール、ポリオキシプロピレンアルキル、
またはグリセリン脂肪酸エステル等の疎水性化合物と結
合させた誘導体を用いることによって、疎水性化合物部
位を薬物担体(例えばリポソーム)の膜へ安定に挿入す
ることができる。そのことにより、薬物担体表面に親水
性高分子を存在させることができる。本発明において具
体的に用いることができる親水性高分子誘導体として
は、ポリエチレングリコール−フォスファチジルエタノ
ールアミン等が挙げられる。
【0033】本発明において、薬物担体に封入する薬剤
としては、診断および/または治療の目的に応じて薬学
的に許容し得る薬理的活性物質、生理的活性物質または
診断用物質を用いることができる。封入する薬剤の性質
としては、基本的にはどの物質においても問題ないが、
担体の表面が陽電荷を持つ特徴から、電気的に中性ある
いはアニオン性である物質の方が高封入率が期待でき
る。
【0034】封入する治療するための薬剤の種類として
は、薬物担体の形成を損ねないがぎり特に限定されるも
のではない。具体的には、核酸、ポリヌクレオチド、遺
伝子およびその類縁体、抗炎症剤、抗癌剤、酵素剤、抗
生物質、抗酸化剤、脂質取り込み阻害剤、ホルモン剤、
アンジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシン受
容体拮抗剤、平滑筋細胞の増殖・遊走阻害剤、血小板凝
集阻害剤、ケミカルメデイエーターの遊離阻害剤、血管
内皮細胞の増殖促進または抑制剤、アルドース還元酵素
阻害剤、メサンギウム細胞増殖阻害剤、リポキシゲナー
ゼ阻害剤、免疫抑制剤、免疫賦活剤、抗ウイルス剤、ラ
ジカルスカベンチャー、タンパク質、ペプチド等が挙げ
られる。
【0035】また、封入する診断するための薬剤の種類
としては、薬物担体の形成を損ねないがぎり特に限定さ
れるものではない。具体的には、X線造影剤、放射性同
位元素標識核医学診断薬、核磁気共鳴診断用診断薬等が
挙げられる。
【0036】本発明の薬物担体は常法によって容易に得
ることができるが、その一例を以下に示す。フラスコ内
に一般式(1)乃至(2)で示されるピペリジン誘導体
およびリン脂質等の他の担体構成成分を、クロロホルム
等の有機溶媒により混合し、有機溶媒を留去後真空乾燥
することによりフラスコ内壁に薄膜を形成させる。次
に、当該フラスコ内に薬物を加え、激しく攪拌すること
により、リポソーム分散液を得る。得られたリポソーム
分散液を遠心分離し、上清をデカンテーションし封入さ
れなかった薬物を除去することにより、薬物担体を分散
液として得ることができる。また、上記の各構成成分を
混合し、高圧吐出型乳化機により高圧吐出させることに
より得ることもできる。
【0037】
【実施例】次に実施例、試験例を挙げて本発明をさらに
詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例、試験例に
限定されるものではない。 (実施例1) N,N−ジオクタデシル−2−(ピペリジン−4−イル
−オキシ)アセトアミドの合成 1−(ベンジルオキシカルボニル)−4−(カルボキシ
メトキシ)ピペリジン1.17g、ジオクタデシルアミ
ン2.09gとベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ
−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフル
オロホスフェ−ト1.95gのN,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)(20ml)−塩化メチレン(20ml)
溶液に、氷冷下、トリエチルアミン1.21gを加え、
室温で一夜攪拌した。水を加え酢酸エチルで抽出し、有
機層を順に希酸、水、希アルカリ、水で洗い、無水硫酸
マグネウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィーに付し、クロロホルム溶出画分
より N,N−ジオクタデシル−2−(1−(ベンジルオ
キシカルボニル)ピペリジン−4−イル−オキシ)アセ
トアミド3.14gを得た(収率100%、油状物
質)。
【0038】水素雰囲気下、 N,N−ジオクタデシル−
2−(1−(ベンジルオキシカルボニル)ピペリジン−
4−イル−オキシ)−アセトアミド1.89g、10%
パラジウム炭素500mgのエタノール(15ml)懸濁液
を一夜攪拌した。触媒を濾過後、濾液を減圧濃縮した。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5%メタ
ノール−クロロホルム溶出画分よりN,N−ジオクタデ
シル−2−(ピペリジン−4−イル−オキシ)アセトア
ミド540mgを得た(収率34%、無色結晶、融点89
−90℃)。このものの機器分析デ−タは、下記の式
(6)の構造を支持する。
【0039】1H−NMR(CDCl3)δ(ppm):4.
15(2H,s),3.82−3.76(1H,m),3.
39−3.08(8H,m),2.21−1.99(4H,
m),1.58−1.46(4H,m),1.34−1.1
9(60H,m),0.88(6H,t,J=6.80Hz) FAB−MS(m/z) 664(M+1)
【0040】
【化8】
【0041】(実施例2) N,N−ジオクタデシル−2−(1−メチルピペリジン
−4−イル−オキシ)アセトアミドの合成 N,N−ジオクタデシル−2−(ピペリジン−4−イル
−オキシ)アセトアミド1.33g、ホルマリン(37
%)179mgとギ酸1mlの混合溶液を90℃で2時間攪
拌した。希酸を加え、減圧濃縮し、希アルカリを加え塩
化メチレンで抽出し、有機層を順に希アルカリ、水で洗
い、無水硫酸マグネウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5%メタ
ノール−クロロホルム溶出画分よりN,N−ジオクタデ
シル−2−(1−メチルピペリジン−4−イル−オキ
シ)アセトアミド1.24gを得た(収率92%、無色
結晶、融点50℃)。このものの機器分析デ−タは、下
記の式(7)の構造を支持する。
【0042】1H−NMR(CDCl3)δ(ppm):4.
14(2H,s),3.52−3.43(1H,m),3.
28(2H,t,J=8.00Hz),3.23(2H,t,J
=8.00Hz),2.80−2.71(2H,m),2.3
7−2.18(2H,m),2.31(3H,s),2.0
3−1.93(2H,m),1.77−1.64(2H,
m),1.60−1.46(4H,m),1.31−1..
23(60H,m),0.88(6H,t,J=7.4Hz) FAB−MS(m/z) 678(M+1)
【0043】
【化9】
【0044】(実施例3) N,N−ジオクタデシル−2−(1,1−ジメチルピペリ
ジン−4−イル−オキシ)アセトアミドの合成 N,N−ジオクタデシル−2−(1−メチルピペリジン
−4−イル−オキシ)アセトアミド1.24gの塩化メ
チレン(20ml)溶液に、ヨウ化メチル779mgを加
え、一夜還流攪拌した。反応溶液を減圧留去した。残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、5%メタノー
ル−クロロホルム溶出画分よりN,N−ジオクタデシル
−2−(1,1−ジメチルピペリジン−4−イル−オキ
シ)アセトアミド730mgを得た(収率49%、無色結
晶、融点214−217℃、再結晶アセトニトリル)。
このものの機器分析データは、下記の式(8)の構造を
支持する。
【0045】1H−NMR(CDCl3)δ(ppm):4.
22(2H,s),3.93−3.88(1H,m),3.
83−3.63(2H,m),3.55(3H,s),3.
43(3H,s),3.27(2H,t,J=8.0Hz),
3.10(2H,t,J=8.0Hz),2.34−2.22
(2H,m),2.15−2.03(2H,m),1.60
−1.46(4H,m),1.33−1.19(60H,
m),0.88(3H,t,J=7.8Hz)
【0046】
【化10】
【0047】(実施例4)実施例1で合成したN,N−
ジオクタデシル−2−(ピペリジン−4−イル−オキ
シ)アセトアミドを3μM、コレステロールを6μM、
ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)を2
1μMを容量10mlのナス型フラスコに秤りとり1mlの
クロロホルムにて完全に溶解する。エバポレータにより
クロロホルムを減圧留去しフラスコ内壁に脂質薄膜を形
成した。ついで0.5μMのカルセインを含む10mM
Tris−HCl緩衝液1mlをフラスコに加え、激しく
浸透攪拌することにより、リポソーム(MLV)分散液
を得た。
【0048】(実施例5)実施例4と同様にして、実施
例2で合成したN,N−ジオクタデシル−2−(1−メ
チルピペリジン−4−イル−オキシ)アセトアミド3μ
M、コレステロール6μM、ジパルミトイルホスファチ
ジルコリン(DPPC)21μMおよびカルセインを含
むリポソーム分散液を得た。
【0049】(実施例6)実施例4と同様にして、実施
例3で合成したN,N−ジオクタデシル−2−(1−ジ
メチルピペリジン−4−イル−オキシ)アセトアミド3
μM、コレステロール6μM、ジパルミトイルホスファ
チジルコリン(DPPC)21μMおよびカルセインを
含むリポソーム分散液を得た。
【0050】(試験例1) カルセインの封入率の測定 カルセインのリポソームへの封入率は、次のように求め
た。50倍の希釈した調製したリポソーム懸濁液40μ
lを2.0mlの10mMTris―HCl緩衝液に添加
し、蛍光強度を測定する(励起波長490nm,蛍光波長
530nm)。この時の蛍光強度をFtとする。つぎに1
0mMCoCl2水溶液を20μl添加しリポソームに封
入されなかったカルセインを消光させ、リポソームの内
部に封入されたカルセインの蛍光を測定する。この時の
蛍光強度をFinとする。さらに20%TritonX
―100溶液を20μl添加することにより、リポソー
ムを破壊し、すべてのカルセインをCo2+と結合させ消
光させる。この時の蛍光強度を、Fqとする。リポソー
ムの保持効率は以下の式にて計算される。
【0051】保持効率(%)=(Fin−Fq×r)/
(Ft−Fq× r)×100
【0052】式中のrは、リポソーム懸濁液および薬物
の添加に伴う反応液の体積変化を補正した値で本実験で
はr=(2.0+0.04+0.02+0.02)/2.0
=1.04である。結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】(実施例7)実施例1で合成したN,N−
ジオクタデシル−2−(ピペリジン−4−イル−オキ
シ)アセトアミドを10μM、ジラウロイルホスファチ
ジルコリン(DLPC)を20μM、ジオレオイルホス
ファチジルエタノールアミン(DOPE)を20μM秤
りとり、1mlのクロロホルム溶液Aとする。クロロホル
ム溶液Aの20μlを容量10mlのナス型フラスコに取
りさらに1mlのクロロホルムを加えた。エバポレータに
よりクロロホルムを減圧留去しフラスコ内壁に脂質薄膜
を形成した。β-galactosodaseの遺伝子を組み込んだプ
ラスミドpcDNA/Amp(Invitrogen社)20μg
を溶解した水溶液1mlをフラスコ内に加え、激しく浸透
攪拌することによりDNA封入リポソームを得た。
【0055】(試験例2) 細胞の調製とトランスフェクション 細胞:大日本製薬株式会社より購入した、Cos―1細
胞(ATCC No. CRL-1650)を10%牛胎児血清(FC
S)を含むIscove's modified Dulbecco's medium(IM
DM)を用いて5%CO2,95%O2,37℃のインキュ
ベータ中で継代培養した。
【0056】トランスフェクション:10%FCS I
MDM培地(1ml)を添加した、6穴マルチウェルプレ
ートに約2×104のCos−1細胞を加え細胞培養を
行った。約24時間培養後FCSを含まない新鮮培地と
交換し、0.2μgのDNAを含むリポソーム懸濁液を
加える。16時間培養後、10%FCS IMDM培地
にて培地交換し、さらに48時間培養した。細胞を、ホ
ルムアルデヒドで固定し、β-galactosidaseの基質であ
る、5-bromo-4chloro-3-indolyl-β-galactopyranos
ide(X-gal)を加え、β-galactosidaseを発現した細胞
を同定した。発色した細胞の全体に対する割合は、画像
処理により測定した。結果を表2に示す。
【0057】
【表2】
【0058】(急性毒性)ICR系雄性マウス(5週
齢)を用いて経口および静脈内投与により急性毒性試験
を行った結果、本発明の化合物のLD50はいずれも32
0mg/kg以上であり有効性に比べて高い安全性が確認さ
れた。
【0059】
【発明の効果】上述した通り、本発明により新規ピペリ
ジン誘導体が供給される。本発明のピペリジン誘導体を
構成成分とする薬物担体は、試験例に示されるように、
従来の薬物担体に比べ細胞への薬物の導入効率が高いこ
とが明らかとなった。このような特徴から、薬学的に許
容し得る薬理的活性物質、生理的活性物質または診断用
物質を封入させた本発明の薬物担体は、治療および診断
という目的に対して非常に効果的である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/50 A61K 31/70 31/70 31/71 ADZ 31/71 ADZ 31/715 31/715 45/00 ABC 38/00 ABD 38/43 ABE 38/55 ABN 51/00 ACB 45/00 ABC ADN ABD ADS ABE ADU ABN ADY ACB AEE ADN AEM ADS AEN ADU AEP ADY AEQ AEE 47/22 D AEM C AEN 49/00 A AEP C AEQ 49/04 A 47/22 C07D 211/34 211/54 49/00 211/62 A61K 9/14 G 49/04 37/02 C07D 211/34 37/48 211/54 37/64 211/62 43/00 //(A61K 47/22 49/02 A 47:24)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式1で示されるピペリジン誘導
    体。 【化1】 式1中、R1は、水素、炭素数1〜8のアルキル基また
    はアルケニル基であり、R2及びR3は、同一または異な
    って、水素(ただし、R2及びR3が共に水素の場合は除
    く)、炭素数1〜25のアルキル基またはアルケニル基
    であり、R4は、水素、炭素数1〜8のアルキル基また
    はアルケニル基、Xは、−O−または−S−であり、m
    は、0または1であり、nは、0または1〜10の整数
    を示す。また分子内に不斉炭素が存在する場合、その化
    合物はラセミ体、光学活性体のいずれでも良い。
  2. 【請求項2】下記一般式2で示されるピペリジン誘導
    体。 【化2】 式2中、R1及びR5は、同一または異なって、炭素数1
    〜8のアルキル基またはアルケニル基であり、R2及び
    3は、同一または異なって、水素(ただし、R2及びR
    3が共に水素の場合は除く)、炭素数1〜25のアルキ
    ル基またはアルケニル基であり、R4は、水素、炭素数
    1〜8のアルキル基またはアルケニル基、Xは、−O−
    または−S−であり、mは、0または1であり、nは、
    0または1〜10の整数を示す。また分子内に不斉炭素
    が存在する場合、その化合物はラセミ体、光学活性体の
    いずれでも良い。
  3. 【請求項3】請求項1乃至請求項2に記載のピペリジン
    誘導体を構成成分とする薬物担体。
  4. 【請求項4】前記薬物担体に診断および/または治療す
    るための薬物を封入してなる請求項3に記載の薬物担
    体。
  5. 【請求項5】前記担体の径が0.02〜250μmであ
    る微小粒子よりなる請求項3乃至請求項4に記載の薬物
    担体。
  6. 【請求項6】前記担体が巨大分子、微集合体、微粒子、
    微小球、ナノ小球、リポソームおよびエマルジョンのう
    ちの少なくとも一つから構成される請求項3乃至請求項
    5に記載の薬物担体。
  7. 【請求項7】前記担体がリン脂質あるいはその誘導体、
    および/またはリン脂質以外の脂質あるいはその誘導
    体、および/または安定化剤、および/または酸化防止
    剤、および/またはその他の表面修飾剤を含有する請求
    項3乃至請求項6に記載の薬物担体。
  8. 【請求項8】前記診断および/または治療するための薬
    物が、核酸、ポリヌクレオチド、遺伝子およびその類縁
    体である請求項3乃至請求項7に記載の薬物担体。
  9. 【請求項9】前記診断および/または治療するための薬
    物が、抗炎症剤、抗癌剤、酵素剤、酵素阻害剤、抗生物
    質、抗酸化剤、脂質取り込み阻害剤、ホルモン剤、アン
    ジオテンシン変換酵素阻害剤、アンジオテンシン受容体
    拮抗剤、平滑筋細胞の増殖・遊走阻害剤、血小板凝集阻
    害剤、ケミカルメデイエーターの遊離抑制剤、血管内皮
    細胞の増殖または抑制剤、アルドース還元酵素阻害剤、
    メサンギウム細胞増殖阻害剤、リポキシゲナーゼ阻害
    剤、免疫抑制剤、免疫賦活剤、抗ウイルス剤あるいはラ
    ジカルスカベンチャーである請求項3乃至請求項7に記
    載の薬物担体。
  10. 【請求項10】前記診断および/または治療するための
    薬物が、グリコサミノグリカンおよびその誘導体である
    請求項3乃至請求項7に記載の薬物担体。
  11. 【請求項11】前記診断および/または治療するための
    薬物が、オリゴおよび/または多糖、およびそれらの誘
    導体である請求項3乃至請求項7に記載の薬物担体。
  12. 【請求項12】前記診断および/または治療するための
    薬物が、タンパク質またはペプチドである請求項3乃至
    7に記載の薬物担体。
  13. 【請求項13】前記診断および/または治療するための
    薬物が、X線造影剤、放射性同位元素標識核医学診断
    薬、核磁気共鳴診断用診断薬等の各種体内診断薬である
    請求項3乃至請求項7に記載の薬物担体。
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