JPH09263178A - 車両用ヘッドランプの点灯制御装置 - Google Patents

車両用ヘッドランプの点灯制御装置

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JPH09263178A
JPH09263178A JP7706396A JP7706396A JPH09263178A JP H09263178 A JPH09263178 A JP H09263178A JP 7706396 A JP7706396 A JP 7706396A JP 7706396 A JP7706396 A JP 7706396A JP H09263178 A JPH09263178 A JP H09263178A
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JP
Japan
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ptc heater
turned
switch
engine
starter
Prior art date
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Pending
Application number
JP7706396A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Osakabe
鉄也 刑部
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用ヘッドランプの点灯制御装置におい
て、簡単かつ安価な構成により、エンジン始動を良好に
始動させると共にメインスイッチを入れて切り忘れた時
でもバッテリ上がりを防止する。 【解決手段】 PTCヒータ制御手段28とバッテリ2
2との間にヘッドランプ10をPTCヒータ16と並列
に設け、PTCヒータ制御手段28は、メインスイッチ
24をONにしてからスタータスイッチ20をONにす
ることによってスタータモータ18を回転させる間は、
PTCヒータ16およびヘッドランプ10をOFFに
し、エンジン作動後にスタータスイッチ20をOFFに
したときにはエンジンの作動を検出してPTCヒータ1
6およびヘッドランプ10をONにする自動二輪車用ヘ
ッドランプの点灯制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ヘッドラン
プの点灯制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、昼間走行時にヘッドランプの
点灯を義務づける国があるなど、小型の車両特に自動二
輪車の走行中の安全性向上が図られている。通常、ヘッ
ドランプを常時点灯させる場合は、メインスイッチ(イ
グニッションスイッチ)がONの状態にあるときはヘッ
ドランプも常時ONになるように設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メイン
スイッチがONのときにヘッドランプが常時点灯する
と、エンジンの始動時に大電流が必要な場合でもヘッド
ランプが点灯してしまうため、スタータモータに供給さ
れる電力が不足するという不都合がある。また、メイン
スイッチを入れて切り忘れた時もヘッドランプは点灯し
続けるため、バッテリ上がりが発生するという問題も生
ずる。
【0004】このような問題を解決するため、例えば実
開昭59−57246号公報に示されるように、スター
タモータが作動している間はヘッドランプを点灯させな
いようにしたヘッドランプ点灯装置も提案されている
が、この装置は、ヘッドランプの制御を専用に行うもの
であり、そのためコストがかかり構造も複雑なものとな
っている。
【0005】なお、従来より、キャブレタにスタータプ
ランジャ作動用のPTC(Positive Temp
erature Coefficient)ヒータを設
け、エンジン始動後にこのPTCヒータでセラミック板
を発熱させてサーモワックスを膨張させることにより、
スタータプランジャを作動させるオートチョークが知ら
れているが、このPTCヒータとヘッドランプとを同じ
制御手段で同時にコントロールする装置は開発されてい
ない。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、PTCヒータを制御する既存
の制御装置を有効利用した簡単かつ安価な構成により、
エンジンを良好に始動させると共に、メインスイッチを
入れて切り忘れた時でもバッテリ上がりを防止する車両
用ヘッドランプの点灯制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。すなわち、本発明は、ス
タータモータを作動させるスタータスイッチとPTCヒ
ータとで形成された並列回路と、バッテリーと、メイン
スイッチとを直列に接続すると共に、前記PTCヒータ
を制御するPTCヒータ制御手段を備えたものにおい
て、ヘッドランプの点灯を前記PTCヒータの作動タイ
ミングに適応させて行わせる手段を設け、該PTCヒー
タ制御手段は、前記メインスイッチをONにしてから前
記スタータスイッチをONにすることによって前記スタ
ータモータを回転させる間は、前記PTCヒータおよび
前記ヘッドランプをOFFにし、エンジン作動後に前記
スタータスイッチをOFFにしたときにはエンジンの作
動を検出して前記PTCヒータおよび前記ヘッドランプ
をONにすることを特徴とする車両用ヘッドランプの点
灯制御装置である。
【0008】本発明によれば、メインスイッチをONに
してからスタータスイッチをONにすることによってス
タータモータを作動させている間は、PTCヒータ制御
手段により、PTCヒータと共にヘッドランプもOFF
の状態に保持される。そして、スタータモータによりエ
ンジンが作動し、スタータスイッチをOFFにすると、
PTCヒータ制御手段は、エンジンの作動を例えば点火
コイルからの信号により検出して、PTCヒータおよび
ヘッドランプそれぞれをONにする。
【0009】これにより、スタータモータの作動時には
ヘッドランプが常にOFFの状態となるため、スタータ
モータに大電流を供給することができ、エンジンを良好
に始動させることができる。また、メインスイッチがO
Nの状態であってもエンジンが作動していなければ、ヘ
ッドランプおよびPTCヒータはOFFの状態にあるた
め、メインスイッチを入れて切り忘れたときでもバッテ
リの消費が低減されてバッテリ上がりが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本実施形態は、本発明のヘ
ッドランプ点灯制御装置を自動二輪車に適用したもので
ある。図1は本実施形態に係る自動二輪車の側面図であ
る。図2は本実施形態の点灯制御装置の回路を示す図で
ある。
【0011】本実施形態に係る自動二輪車は、図1に示
すように、ハンドル2とシート4との間に足載せ空間6
を備えたいわゆるスクータ型のものであり、ハンドル2
を覆うハンドルカバー8を有する。このハンドルカバー
8の前側部分の中央には、ヘッドランプ10が設けられ
ている。また、この自動二輪車には、後端部で後輪12
の車軸を回転自在に保持し、かつ、前端部が回動自在に
車体フレームに支持されたいわゆるユニットスイング式
のエンジン14が搭載されており、このエンジン14に
は、PTCヒータを備えたキャブレタ(図示略)が接続
される。
【0012】本実施形態のヘッドランプの点灯制御装置
は、図2に示すごとく、スタータモータ18を作動させ
るためのスタータスイッチ20とPTCヒータ16とで
形成された並列回路と、バッテリー22と、メインスイ
ッチ24とを直列に接続したものであって、スタータス
イッチ20とアースとの間にスタータモータ作動用リレ
ー26を介挿し、PTCヒータ16とアースと間にPT
Cヒータ制御手段28を介挿し、スタータスイッチ20
とスタータモータ作動用リレー26と間を分岐させてP
TCヒータ制御手段28に接続し、さらにヘッドランプ
10をメインスイッチ24とPTCヒータ制御手段28
との間にPTCヒータ16と並列に接続したものであ
る。以下、各部の構成を詳細に説明する。
【0013】バッテリ22は、マイナス端子がアースさ
れる。バッテリ22のプラス端子は、手動のメインスイ
ッチ24の一端およびスタータモータ作動用リレー26
のスイッチ接点26aの一端に接続され、さらにスイッ
チ接点26aを介してスタータモータ18に接続され
る。
【0014】メインスイッチ24は、一端がバッテリ2
2のプラス端子に接続されると共に、他端がブレーキス
イッチ30およびスタータスイッチ20を介してPTC
ヒータ制御手段28に接続される。スタータスイッチ2
0とPTCヒータ制御手段28との間は、分岐してスイ
ッチ接点26a駆動用のコイル26bを介してアースさ
れる。また、PTCヒータ16およびヘッドランプ10
は、メインスイッチ24とPTCヒータ制御手段28と
の間に並列に接続される。
【0015】PTCヒータ制御手段28は、メインスイ
ッチ24をONにしてからスタータスイッチ20および
ブレーキスイッチ30によってスタータモータ18を回
転させる間は、PTCヒータ16およびヘッドランプ1
0をOFFに保持し、エンジン作動後にスタータスイッ
チ20をOFFにしたときにはエンジン作動を検出して
PTCヒータ16およびヘッドランプ10をONにす
る。
【0016】すなわち、PTCヒータ制御手段28に
は、スタータスイッチ20とコイル26bとの間に接続
しかつエンジン14の発電機32の点火コイル32aに
接続した検出回路28aと、この検出回路28aとベー
ス電極が接続したトランジスタ28bとが備えられてい
る。検出回路28aは、スタータスイッチ20がONの
状態のときはOFFとなる一方、エンジン14が始動し
て発電機32が作動しかつスタータスイッチ20がOF
Fになったときには、点火コイル32aからの信号によ
り作動してトランジスタ28bのベース電極に電流を流
す。トランジスタ28bのコレクタ電極は、並列したP
TCヒータ16およびヘッドランプ10それぞれに接続
され、エミッタ電極はアースされる。なお、エンジン1
4の作動を検出する手段は、発電機32に設けられたピ
ックアップコイル32b等、点火コイル32a以外の手
段でもよい。
【0017】以上のように構成された本実施形態の点灯
制御装置の作動を説明する。 (1)運転者等がメインスッチ24をONにして、ブレ
ーキスイッチ30およびスタータスイッチ20をONに
すると、コイル26bが通電してスイッチ接点26aが
ONになりスタータモータ18が回転する。 (2)スタータモータ18の作動によりエンジン14が
起動すると、エンジン14のクランク軸端に直結された
発電機32が作動する。スタータモータ18が作動状態
にあるときは、スタータスイッチ20がONの状態にあ
るため、PTCヒータ制御手段28の検出回路28aが
作動せず、ヘッドランプ10およびPTCヒータ16に
は電流は流れない。 (3)エンジン14が起動したことを運転者等が確認し
てスタータスイッチ20を切ると、検出回路28aは、
このスタータスイッチ20のOFFの状態および点火コ
イル32aからの信号を検出して作動しトランジスタ2
8bのコレクタ電極・エミッタ電極間をONにする。こ
れにより、ヘッドランプ10およびPTCヒータ16そ
れぞれに電流が流れるため、ヘッドランプ10は点灯
し、PTCヒータ16はキャブレタにおいてセラミック
板を暖め始める。
【0018】このように作動する本実施形態によれば、
スタータモータ18の作動時にはヘッドランプ10およ
びPTCヒータ16が常にOFFの状態となるため、ス
タータモータ18に大電流を供給することができ、エン
ジン14を良好に始動させることができる。また、メイ
ンスイッチ24がONの状態でもあってもエンジン14
が作動していなければ、ヘッドランプ10およびPTC
ヒータ16はOFFの状態にあるため、メインスイッチ
24を入れて切り忘れたとしても、バッテリ22の消費
を低減してバッテリ上がりを防止することができる。
【0019】なお、本実施形態においては、PTCヒー
タ16についても従来と同様の制御が維持される。すな
わち、PTCヒータ16は、スタータモータ18が作動
状態にあるときは通電しないように制御されるので、エ
ンジン14が作動状態にないときにセラミック板を暖め
てスタータプランジャを作動させるようなことはなく、
エンジン14が確実に始動した後に始めて通電する。し
たがって、エンジン14が始動しにくくスタータモータ
18を何度も作動させた場合でも、エンジン14に薄い
混合気が供給されるなどの不具合は生じない。
【0020】本実施形態は、本発明の好適な実施の態様
であり、本発明の技術的範囲は、本実施形態によって何
ら限定されるものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、PT
Cヒータを制御する既存の装置を利用した簡単かつ安価
な構成により、エンジンを良好に始動させることがで
き、しかもメインスイッチを入れて切り忘れてもバッテ
リ上がりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る自動二輪車の側面図である。
【図2】本実施形態の点灯制御装置の回路を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ヘッドランプ 14 エンジン 16 PTCヒータ 18 スタータモータ 20 スタータスイッチ 22 バッテリー 24 メインスイッチ 28 PTCヒータ制御手段 32 発電機 32a 点火コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータモータを作動させるスタータス
    イッチとPTCヒータとで形成された並列回路と、バッ
    テリーと、メインスイッチとを直列に接続すると共に、
    前記PTCヒータを制御するPTCヒータ制御手段を備
    えたものにおいて、 ヘッドランプの点灯を前記PTCヒータの作動タイミン
    グに適応させて行わせる手段を設け、前記PTCヒータ
    制御手段は、前記メインスイッチをONにしてから前記
    スタータスイッチをONにすることによって前記スター
    タモータを回転させる間は、前記PTCヒータおよび前
    記ヘッドランプをOFFにし、エンジン作動後に前記ス
    タータスイッチをOFFにしたときにはエンジンの作動
    を検出して前記PTCヒータおよび前記ヘッドランプを
    ONにすることを特徴とする車両用ヘッドランプの点灯
    制御装置。
JP7706396A 1996-03-29 1996-03-29 車両用ヘッドランプの点灯制御装置 Pending JPH09263178A (ja)

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JP7706396A JPH09263178A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 車両用ヘッドランプの点灯制御装置

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JP (1) JPH09263178A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10346270B4 (de) * 2002-12-20 2007-04-05 Zizala Lichtsysteme Gmbh Fahrzeugscheinwerfer mit Heizung
CN100334345C (zh) * 2003-12-26 2007-08-29 本田技研工业株式会社 机动二轮车的起动控制装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10346270B4 (de) * 2002-12-20 2007-04-05 Zizala Lichtsysteme Gmbh Fahrzeugscheinwerfer mit Heizung
CN100334345C (zh) * 2003-12-26 2007-08-29 本田技研工业株式会社 机动二轮车的起动控制装置

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