JPH09262593A - 水浄化装置 - Google Patents

水浄化装置

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Publication number
JPH09262593A
JPH09262593A JP8073534A JP7353496A JPH09262593A JP H09262593 A JPH09262593 A JP H09262593A JP 8073534 A JP8073534 A JP 8073534A JP 7353496 A JP7353496 A JP 7353496A JP H09262593 A JPH09262593 A JP H09262593A
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JP
Japan
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water
purified
ozone
oxygen
catalyst
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Pending
Application number
JP8073534A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohide Matsumoto
朋秀 松本
Yu Kawai
祐 河合
Takemi Oketa
岳見 桶田
Satoshi Furuta
聡 古田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8073534A priority Critical patent/JPH09262593A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理濾過方式の水浄化装置において、急速濾
過を可能とするとともに、長期使用を可能とする。また
被浄化水に含まれる微細な溶存物に起因する臭気の発生
を防止する。 【解決手段】 被浄化水に含まれる懸濁物質が凝集手段
26によって大型化し、下流側に設けられた濾過手段1
5によって急速に濾過される。したがって濾過手段15
の濾過空隙径は小さくする必要がないので、逆洗浄によ
って容易に目詰まりが解消され、長期間の使用が可能と
なる。また酸素供給手段31によって被浄化水中に酸素
が混入されて被浄化水が活性化され、微細な溶存物に起
因する臭気成分が徐々に分解され、臭気が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風呂水、プール用
水、養殖用水などの微生物、有機物および無機物などの
懸濁物質を除去浄化する家庭用もしくは業務用の水浄化
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の水浄化装置としては、循
環路内に微生物を繁殖させた微生物フィルターを設け、
微生物の有機物分解作用を利用して浄化を行うものがあ
る。しかしながらこの方式では、微生物の分解速度が遅
いため、浄化速度が遅い。設置後微生物が繁殖するのに
10日前後必要であり、設置および洗浄直後の所定期間
は十分な浄化作用が得られない。微生物の生育環境を維
持する必要から、常に所定温度を維持することが必要で
あり、ランニングコストが高い。など、微生物を利用す
るが故に種々の課題がある。
【0003】これに対して図8に示すように、微生物を
利用することなく、物理的な濾過を行う濾過装置によっ
て懸濁物質を固液分離するとともに、除菌フィルターに
よって懸濁成分となる微生物の除菌を行うことにより浄
化を行うものがある(例えば特開平6−114381号
公報)。同図において、1は浴槽2内の被浄化水を循環
する循環ポンプであり、浴槽2内に設けられた吸込口3
および吐出口4が循環路5によって連通接続されてい
る。6は循環路5の途中に設けられたバイパス路であ
り、バイパス路6には懸濁物質を固液分離する濾過装置
7およびその下流に設けられた抗菌材料8から構成され
る除菌フィルター9が設けられている。
【0004】この構成において、循環ポンプ1が動作す
ると被浄化水は実線矢印で示したように循環路5内を循
環し、浴槽2内の水が循環される。一方、被浄化水の一
部はバイパス路6内を通過して濾過装置7に流入して垢
成分などの比較的粒子径の大きい懸濁物質が物理的に急
速濾過される。その後下流に設けられた除菌フィルター
9を通過し、フィルター材料に含まれる抗菌材料8によ
り除菌される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような懸濁物質を物理的に濾過する水浄化装置では、以
下に述べる課題があった。
【0006】被浄化水中には1μm前後の大きさの細菌
群が多数含まれており、これらを物理的に浄化するため
には比較的粒子径の大きい懸濁物質だけでなく、細菌群
の除去が不可欠となる。これらを物理浄化するためには
膜濾過など濾過空隙径を小さく構成すれば可能となる
が、目詰まりを起こしやすく、洗浄回復性が悪いので長
期間の使用に適さない。
【0007】比較的大きい粒子径の懸濁物質は濾過でき
るが、低級脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素などの微細
な溶存物は浄化できない。このためこれらの溶存物によ
って浄化水に臭気が発生する。
【0008】バイパス路に濾過装置および除菌フィルタ
ーを設ける構成のため、循環水の一部のみが濾過手段を
通過し、循環水に含まれる懸濁物質の一部は浄化されな
い状態で循環されることとなる。このため浄化に時間が
かかる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、被浄化水に含まれる懸濁物質を凝集させる
凝集手段と、この凝集手段の下流側に設けられた濾過手
段と、被浄化水に酸素成分を混入する酸素供給手段とか
ら構成するものである。
【0010】上記発明によれば、懸濁物質および微細な
細菌粒子が凝集手段によって大型化し、下流側に設けら
れた濾過手段によって急速に濾過される。したがって濾
過手段の濾過空隙径は小さくする必要がないので、逆洗
浄によって容易に目詰まりが解消され、長期間の使用が
可能となる。また被浄化水中に酸素が混入されることに
よって被浄化水が活性化され、低級脂肪酸・乳酸タンパ
ク質・尿素などの微細な溶存物に起因する臭気成分が徐
々に分解され、臭気が抑制されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、循環路と、この循環路
の途中に設けられ、被浄化水を循環させる循環手段と、
被浄化水に含まれる懸濁物質を凝集させる凝集手段と、
前記凝集手段の下流側に設けられ、前記凝集手段により
生成された凝集フロックを濾過する濾過手段と、被浄化
水に酸素成分を混入する酸素供給手段とを有するもので
ある。
【0012】これにより、被浄化水に含まれる懸濁物質
および微細な細菌粒子などが凝集手段によって大型化
し、下流側に設けられた濾過手段によって効率的に濾過
されるため、急速浄化が可能となる。またこれにより、
濾過手段の濾過空隙径は小さくする必要がないので、逆
洗回復性が向上し、長期間の使用が可能となる。一方、
被浄化水中に酸素が混入されることによって被浄化水が
活性化され、低級脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素など
の微細な溶存物に起因する臭気成分が徐々に分解され、
臭気が抑制されることとなる。すなわち、急速浄化と長
期使用を実現するとともに、臭気の分解も可能となる。
【0013】また濾過手段は、濾過槽内に設けられた粒
状濾材を有し、前記粒状濾材にはAg、Cu、Zn、F
eの群から選ばれる少なくとも1種の重金属を含む抗菌
層を形成したものである。
【0014】これにより、これらの群の重金属の有する
殺菌・抗菌作用(オリゴディナミー作用)により、被浄
化水に含まれる細菌類の増殖が抑制される。すなわち、
溶出した金属イオンが細菌の細胞膜などの蛋白質に吸着
されて代謝阻害を引き起こし、細菌を死滅させることが
できる。この結果、細菌類の増殖に起因する水質の悪化
を防止できる。また粒状濾材を積層した深層濾過方式と
なるので、抗菌層と被浄化水に含まれる細菌類の接触効
率が向上し、殺菌効率が向上する。
【0015】また、酸素供給手段は、循環路の途中に設
けられた空気混入手段と、この空気混入手段を制御し、
被洗浄水への空気混入の有無を制御する空気制御手段か
ら構成したものである。
【0016】これにより、被浄化水に酸素を含む空気
(大気)が混入され、エアレーション作用によって被浄
化水に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素な
どに起因する臭気成分が徐々に曝気され、臭気が抑制さ
れることとなる。またエアレーションにより水分子が活
性化され、水のクラスターが小さくなるとともに酸化還
元電位が低下し、例えば入浴水に適した水質となる。さ
らに空気制御手段は、所要の時間だけ空気を混入するよ
うに空気混入手段を制御する。
【0017】また、酸素供給手段は、被洗浄水と接触可
能に対向配置した複数の電極と、前記電極に電圧を印可
する電源を有し、前記電極への通電により被浄化水に活
性酸素を混入可能に構成したものである。
【0018】そして、電極への通電により被浄化水が電
気分解され、その結果活性酸素が生成されて被浄化水に
混入されることとなる。この活性酸素の酸化力により被
浄化水に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素
などに起因する臭気成分が徐々に分解され、臭気が抑制
されることとなる。
【0019】また、酸素供給手段は、被浄化水にオゾン
を混入するオゾン混入手段とオゾン発生手段から構成し
たものである。
【0020】そして、混入されたオゾンの強力な酸化力
により、被浄化水に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タンパ
ク質・尿素などに起因する臭気成分が徐々に酸化分解さ
れ、臭気が抑制されることとなる。
【0021】また、循環路内に被浄化水に溶解したオゾ
ン濃度を検出するオゾン濃度センサを設け、このオゾン
濃度センサの信号に基づいて所定のオゾン濃度となるよ
うにオゾン発生手段を制御するようにしたものである。
【0022】これにより、オゾン濃度が人体に有害な濃
度とならないように制御することができる。すなわち、
オゾンは高濃度(大気中で0.1ppm以上)となると
人体に有害であり、水中では0.05ppm以下が望ま
しい。したがって、オゾン濃度センサの信号に基づいて
水中濃度0.05ppm以下となるようにオゾン発生手
段が制御される。したがって安全性が向上する。
【0023】また、凝集手段と、酸素供給手段の駆動時
期を各々設定するタイマーを設けたものである。
【0024】これにより、浄化要素である凝集手段およ
び酸素供給手段を浄化に好適なタイミングと時間で動作
させることが可能となり、浄化効率を最大限に発揮する
ことができる。
【0025】また、酸素供給手段の下流側に酸化触媒手
段を設けたものである。これにより、酸素供給手段から
供給された酸素成分が被浄化水とともに酸化触媒手段に
接触する。酸化触媒手段の表面では酸素が供給されるこ
とにより、酸化反応が起こり、被浄化水に含まれる低級
脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素などに起因する臭気成
分が酸化分解分解される。すなわち酸化触媒手段を設け
ることでより分解効率が向上し、臭気が効果的に抑制さ
れることとなる。
【0026】また、前記酸化触媒手段は、被浄化水が接
触可能に設けられた粒状触媒体と、前記触媒体を保持す
る外筐から構成したものである。
【0027】そして、複数の粒状触媒体を外筐内に積層
することにより、通水抵抗を上昇させることがない。ま
た表面積を大きくとれるので、触媒体への被浄化水の接
触効率を高めることができ、分解効率を高めることがで
きる。
【0028】また、触媒体をNi−Mn系複合酸化物触
媒としたものである。そして、Ni−Mn系複合酸化物
触媒は耐水性を有し、水中使用に好適である。また特に
オゾン分解性に優れており、残余オゾンの漏洩防止に効
果的である。
【0029】また、被浄化水を加熱保温する電気ヒータ
を有し、前記ヒータ表面部に酸化触媒層を形成したもの
である。
【0030】そして、酸化触媒では、効果的に酸化活性
を得るには触媒を高温とする必要がある。被浄化水の保
温に用いられる電気ヒータの表面温度は、300℃以上
となり、ヒータ表面に触媒層を形成することにより酸化
分解効率をさらに上昇させることができる。
【0031】また、前記酸化触媒層は、Pt−Pd系複
合酸化物触媒としたものである。そして、Pt−Pd系
複合酸化物触媒は多種類の臭気成分の分解が可能であ
り、また触媒活性が高い。したがってより臭気の少ない
浄化水を実現できる。
【0032】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1における水浄化
装置の構成図を示す。同図において10は浴槽11内の
懸濁水を往き管12および戻り管13からなる循環路1
4に循環するための循環手段であり、水ポンプから構成
されている。15は例えばシリカ−アルミナを主成分と
するセラミックボールからなる粒状濾材16が濾床17
を介して充填され、被浄化水の懸濁物質を固液分離して
浄化する濾過手段であり、筐体18を有している。
【0033】19は戻り管13に設けられた保温手段で
あり、水槽11内の水を所定の温度に保持する。20は
濾過手段15に逆流水を供給し、懸濁物質の堆積による
粒状濾材16の目詰まりを防止するための洗浄を行う逆
洗手段であり、往き管12に設けられた流路切換え手段
21と、この流路切換え手段21と濾過手段15の下流
側を連通する逆洗路22と、前記濾過手段15の下流側
に設けた流路開閉手段23と、逆洗汚水を排出する排出
路24および排出路24に設けられた排出路開閉手段2
5とから構成されている。
【0034】26は、例えばアルミニウムからなる陽極
27およびステンレスからなる陰極28と、これらの電
極27、28に電力を供給する電源29からなる凝集手
段であり、通電によりアルミニウムイオンが電気分解に
よって溶出し、被浄化水に混入されるように構成されて
いる。また30は凝集手段27の動作時期を設定するタ
イマーである。
【0035】31は被浄化水に酸素を混合する酸素供給
手段であり、戻り管13の途中に設けられ、エジェクタ
作用によって空気を吸引混入する空気混入手段32と、
開閉弁33および開閉弁33を制御して空気混入の有無
を切り換える空気制御手段34から構成されている。3
5は空気制御手段34を制御して空気混入の時期を設定
するタイマーである。また36は水浄化装置全体を制御
する制御回路である。
【0036】ここで、濾過手段15の粒状濾材16に
は、図2に示すようにAg、Cu、Zn、Feの群から
選ばれる少なくとも1種の重金属元素を含む抗菌層16
aが形成されている。なお抗菌層16aは、L−グルタ
ミン酸と天然脂肪酸などから構成される分散剤としての
アミノ酸に、抗菌能を有する重金属元素を加えてゾル状
のアミノ酸金属石鹸を生成し、これに無機バインダを添
加するとともに濾材16を加えて混練し、その後所定温
度(400〜1000℃)で焼成することにより形成さ
れており、焼成により分散剤、すなわちアミノ酸成分は
燃焼して分解する。また抗菌層16aを形成する濾材1
6の粒子径は0.2〜0.8mmの範囲に選別されてい
る。
【0037】以上の構成において、次に本実施例の作用
動作について説明する。循環手段10が動作すると、循
環路14内を被浄化水が通過し、実線矢印で示したよう
に被浄化水は濾過手段15内に流入し、内部に設けられ
た濾材16で形成される間隙を通過する。濾過手段15
では、懸濁物質が濾過されて濾材16の表面で固液分離
され、戻り管13を経て水槽11に戻る。なお循環水は
保温手段19によって入浴に適した温度に維持される。
【0038】一方、濾過手段15の内部には、凝集手段
26が設けられており、循環浄化が開始されると所定の
時期に制御回路36を介してタイマー30が動作し、陽
極27と陰極28間に通電され、電気分解により陽極2
7からアルミニウムイオンが溶出する。このアルミニウ
ムイオンは水と反応し、水酸化アルミニウムのコロイド
が生成される。ここで水に含まれる垢成分および細菌な
どの懸濁物質は負電荷であるため、正電荷の水酸化アル
ミニウムのコロイドが結着媒体となり、架橋作用によっ
て微細な懸濁物質同士を吸着させて粒子径が大型化し、
凝集フロックが形成される。実験によれば細菌、有機物
などの懸濁物質の粒子径は0.7〜1μm前後であり、
電極間に300mAを通電して凝集した場合、凝集フロ
ックの粒子径は、30μm前後に大型化した。したがっ
て積層された濾材16の深層部に効率的に濾過され、急
速浄化が可能となる。なお、タイマー30によって凝集
に好適な所定時間経過後に自動的に通電が停止される。
【0039】また、被浄化水中には細菌類が含まれてお
り、これらの増殖により、濁り・ヌメリの原因となる
が、細菌類を含む被浄化水が濾材16を通過することに
より、抗菌層16aのAg、Cuなどの重金属イオンが
溶出し、微量作用(オリゴディナミー作用)によって殺
菌され、増殖が抑制される。すなわち微量作用のメカニ
ズムとしては、Ag、Cuなどの重金属イオンが懸濁水
中に存在する細菌の細胞膜などの蛋白質に吸着されて代
謝阻害を引き起こし、抗菌および殺菌作用によって増殖
防止されるものと考えられる。なお、Ag、Cuなどの
重金属イオンは、レジオネラ肺炎などの病原菌となるレ
ジオネラ属菌に対して高い制菌効果が得られ、一般細菌
のみでなく病原菌に対しても効果的である。また粒状濾
材16を積層した深層濾過方式となるため、抗菌層16
aと被浄化水に含まれる細菌類の接触効率が向上し、殺
菌効率が向上する。これにより細菌による濁度の上昇、
ヌメリの発生が抑制され、安定した浄化性能が得られ
る。
【0040】さらに、被浄化水が入浴水の場合、細菌類
の代謝産物などにより粒子径が0.1μm以下の低級脂
肪酸・乳酸タンパク質・尿素などの微細な溶存物があ
る。これらは凝集によっても完全には濾過できず、これ
らの溶存物が変成、蓄積されて臭気が発生する場合があ
る。これに対しては、所定の時期に制御回路36を介し
てタイマー35が動作し、酸素供給手段31に設けられ
た空気混入手段32により空気が吸引混入される。これ
により、被浄化水に酸素を含む空気(大気)が混入さ
れ、エアレーション作用によって被浄化水に含まれる低
級脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素などに起因する臭気
成分が徐々に曝気され、臭気が抑制されることとなる。
またエアレーションにより水分子が活性化され、水のク
ラスターが小さくなるとともに酸化還元電位が低下し、
入浴に適した水質となる。なお、タイマー35によって
エアレーションに好適な所定時間経過後に開閉弁33が
閉弁され、自動的に空気混入が停止される。
【0041】次に長期にわたり浄化を行うと、濾材16
の表面に懸濁物質が堆積し、濾材16で形成される間隙
が目詰まりし、また抗菌層16aが懸濁物質で被覆され
て所定の抗菌効果が得られなくなる。この場合、目詰ま
りが発生する以前に制御回路36が動作して逆洗手段2
0が駆動される。すなわち流路切換え手段21が逆洗路
22側に連通されると同時に流路開閉手段23が閉成さ
れ、かつ排出路開閉手段25が開成されて、循環手段1
0により送水された水は破線矢印で示すように、逆洗路
22を経て濾過手段15内を逆流し、濾材16に堆積し
た懸濁物質を洗浄する。洗浄後の汚水は排出路24から
外部に廃棄される。したがって濾材16の表面を被覆し
ていた懸濁物質が洗浄により除去されて、再度抗菌層1
6aが被浄化水と効率的に接触可能となる。この結果、
長期にわたって安定した浄化性能が得られることとな
る。
【0042】以上のように本実施例では、以下の効果が
得られる。 (1)凝集手段26により、被浄化水に含まれる懸濁物
質および微細な細菌粒子などが大型化し、濾過手段15
によって効率的に濾過されるので、急速浄化が可能とな
る。またこれにより、濾過手段15の濾過空隙径は小さ
くする必要がないので、逆洗回復性が向上し、長期間の
使用が可能となる。
【0043】(2)濾材16に抗菌層16aを形成した
ので、重金属の有するオリゴディナミー作用により、被
浄化水に含まれる細菌類の増殖が抑制される。この結
果、細菌類の増殖に起因する水質の悪化を防止できると
ともに、レジオネラ属菌などの病原菌の制菌も可能とな
る。また粒状濾材を積層した深層濾過方式となるので、
抗菌層と被浄化水に含まれる細菌類の接触効率が向上
し、殺菌効率が向上する。
【0044】(3)被浄化水中に空気を混入することに
よって被浄化水に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タンパク
質・尿素などに起因する臭気成分が徐々に曝気され、臭
気が抑制されることとなる。またエアレーションにより
水分子が活性化され、水のクラスターが小さくなるとと
もに酸化還元電位が低下し、入浴に適した水質となる。
【0045】(4)浄化要素である凝集手段26と酸素
供給手段31の駆動時期を各々設定するタイマー30、
35を設けたので、浄化に好適なタイミングと時間で動
作させることが可能となり、浄化効率を最大限に発揮す
ることができる。
【0046】(5)逆洗手段20を設けたので、濾材1
6に堆積した懸濁物質を洗浄することができる。このた
め再度抗菌層16aが被浄化水と効率的に接触可能とな
り、長期にわたって安定した浄化性能が得られる。
【0047】(実施例2)図3は、本発明の実施例2に
おける水浄化装置の要部構成図を示す。同図において3
1aは酸素供給手段であり、戻り管13に被洗浄水と接
触可能に対向配置して設けた複数の電極37、38と、
電極37、38間に電圧を印可する電源39を有し、電
極37、38への通電により活性酸素が生成され、被浄
化水に混入可能に構成されている。40は電源39を制
御する電気分解制御手段である。
【0048】その他の構成は図1に示した実施例と同様
であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0049】以上の構成において、次に本実施例の作
用、動作について説明する。循環浄化中の所定の時期に
制御回路36を介してタイマー35が動作し、酸素供給
手段31に設けられた電源39が起動され、所定の電圧
が電極37、38間に印可される。これにより被浄化水
が電気分解され、活性酸素が生成されて被浄化水に混入
されることとなる。この活性酸素には酸化力があり、被
浄化水に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素
などに起因する臭気成分が徐々に酸化分解される。ここ
で、対向配置した電極37、38は対向面積が大きいほ
ど活性酸素の発生量が大きく、酸化分解効率が向上する
ため、対向電極面積は大きく設定することが望ましい。
なお、タイマー35によって酸化分解に好適な所定時間
経過後に電気分解制御手段40が動作し、自動的に電気
分解が停止される。
【0050】以上の本実施例によれば、以下の効果が得
られる。 (1)電極37、38への通電により活性酸素が生成さ
れ、被浄化水の臭気成分が酸化分解されるので、臭気が
抑制される。
【0051】(2)電気分解による活性酸素を用いるの
で、実施例1の酸素供給手段31に比較して騒音がな
い。
【0052】(実施例3)図4は、本発明の実施例3に
おける水浄化装置の要部構成図を示す。同図において3
1bは酸素供給手段であり、無声放電によりオゾンO3
を発生するオゾン発生手段41と、生成されたオゾンを
エジェクタ作用によって被浄化水に混入するオゾン混入
手段42を有している。43はオゾン発生手段41を制
御するオゾン制御手段であり、戻り管13のオゾン混入
手段41の下流側に設けられ、オゾン濃度を検出するオ
ゾン濃度センサ44の信号に基づいて、所定濃度以下と
なるようにオゾン発生手段41を制御する。
【0053】その他の構成は図1に示した実施例と同様
であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0054】以上の構成において、次に本実施例の作
用、動作について説明する。循環浄化中の所定の時期に
制御回路36を介してタイマー35が動作し、オゾン制
御手段43を経てオゾン発生手段41が起動される。生
成されたオゾンは、オゾン混入手段42から被浄化水に
吸引混合される。オゾンは強い酸化力があり、被浄化水
に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タンパク質・尿素などに
起因する臭気成分が効率的に酸化分解される。またオゾ
ン濃度センサ44の信号により、オゾン発生手段41が
フィードバック制御され、オゾン濃度が人体に有害な濃
度とならないように制御する。すなわち、オゾンは高濃
度(大気中で0.1ppm以上)となると人体に有害で
あり、水中では0.05ppm以下が望ましい。したが
って、オゾン濃度が0.05ppm以下となるように制
御される。なお、タイマー35によって酸化分解に好適
な所定時間経過後にオゾン発生手段41が自動的に電気
分解が停止される。
【0055】以上のように本実施例では、以下の効果が
得られる。 (1)オゾンの強力な酸化力を利用するので、臭気成分
を効率的に分解除去でき、短時間に臭気が低減できる。
【0056】(2)オゾン濃度センサ44の信号により
フィードバック制御されて安全濃度が管理されるため、
安全性が向上する。
【0057】(実施例4)図5は、本発明の実施例4に
おける水浄化装置の構成図を示す。同図において45は
酸素供給手段31の下流側に設けられた酸化触媒手段で
あり、外筐46内に、Ni−Mn系複合酸化物触媒から
構成される複数の粒状触媒体47が充填されていおり、
被浄化水が通過可能に構成されている。
【0058】その他の構成は図1に示した実施例と同様
であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0059】以上の構成において、次に本実施例の作
用、動作について説明する。実施例1と同様に、循環手
段10が動作すると、循環路14内を被浄化水が通過
し、濾過手段15の上流に設けられた凝集手段26によ
り懸濁物質が凝集され、濾過手段15により濾過が行わ
れる。その後、酸素供給手段31の空気混入手段32に
より被浄化水に空気が吸引混入され、エアレーション作
用によって被浄化水に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タン
パク質・尿素などに起因する臭気成分が徐々に曝気され
る。
【0060】一方、酸素供給手段31を通過して空気
(酸素)を含んだ被浄化水は、下流に設けられた酸化触
媒手段45に流入し、充填された粒状の触媒体47に接
触する。酸素供給手段31から供給された酸素成分が被
浄化水とともに触媒体47に接触する。触媒体47の表
面では酸素が供給されることにより、酸化反応が起こ
り、被浄化水に含まれる低級脂肪酸・乳酸・タンパク質
・尿素などに起因する臭気成分が酸化分解分解される。
すなわち酸化触媒手段を設けることでより分解効率が向
上し、短時間に臭気が分解されることとなる。また、複
数の粒状触媒体47を外筐46内に充填した構成である
ので、触媒体47で形成される空隙を被浄化水が容易に
通過でき、通水抵抗を上昇させることがない。また粒状
のため、触媒体47の表面積を大きくとれるので、触媒
体47への被浄化水の接触効率を高めることができ、分
解効率を高めることができる。さらに、Ni−Mn系複
合酸化物触媒は、耐水性を有するので水中使用に好適で
あるとともに、特にオゾン分解性に優れているという特
長を有するので残余オゾンの漏洩防止に効果的である。
【0061】なお粒状の触媒体47には、長期使用によ
り微細な汚濁成分が堆積し、目詰まりが発生する可能性
があるが、濾過手段15と同様に逆方向から洗浄水を流
入し、洗浄することが可能である。
【0062】以上のように本実施例では、以下の効果が
得られる。 (1)酸素供給手段31の下流側に酸化触媒手段45を
設けることにより、被浄化水に含まれる臭気成分がより
効果的に酸化分解され、短時間に臭気が分解できる。し
たがって酸素供給手段31の駆動時間を短縮できること
となり、酸素供給手段31の耐久寿命が向上する。
【0063】(2)粒状の触媒体47としたので、通水
抵抗を上昇させることがなく、また触媒体47の表面積
を大きくとれるので、被浄化水との接触効率を高めるこ
とができ、分解効率が向上する。
【0064】(3)触媒体47をNi−Mn系複合酸化
物触媒としたので、水中使用に好適であるとともに、特
にオゾン分解性に優れているため、残余オゾンの漏洩防
止に効果的である。
【0065】(実施例5)図6は、本発明の実施例5に
おける水浄化装置の酸化触媒手段45の変形例を例示し
た要部構成図を示す。同図において19aは酸素供給手
段31の下流側に設けられた保温手段であり、ヒータ4
8を有している。ヒータ48は、図7に示した断面図の
ように、ヒータ線49の周囲に絶縁層50を介してステ
ンレス被覆層51が設けられ、さらに触媒担持層52の
表面部にPt−Pd系の複合酸化物触媒からなる酸化触
媒層53が形成されている。
【0066】その他の構成は図1に示した実施例と同様
であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0067】以上の構成において、次に本実施例の作
用、動作について説明する。濾過手段15により濾過さ
れた被浄化水は、酸素供給手段31を通過し、空気(酸
素)が吸引混合された被浄化水が、下流側に設けられた
保温手段19aに流入し、その表面部に設けられた触媒
層53に接触する。この時、ヒータ48の表面温度は3
00℃以上となっており、触媒層53が活性化されてい
る。したがって、酸素を含んだ被浄化水が接触すること
により酸化反応が起こり、被浄化水に含まれる低級脂肪
酸・乳酸・タンパク質・尿素などに起因する臭気成分が
効率的に酸化分解分解される。すなわち一般的な酸化触
媒では、効果的に酸化活性を得るには触媒を高温とする
必要があり、ヒータ48の表面に触媒層53を形成する
ことによりより短時間で酸化分解が可能となる。また、
被浄化水の保温のために既設された保温手段19aに触
媒層53を形成するものであるので、実施例4のように
特別の部材を設ける必要がなくなるとともに、それに付
随する制御も不要であり、装置の簡素化・低コスト化が
実現できる。さらに、Pt−Pd系複合酸化物触媒は多
種類の臭気成分の分解が可能であり、また触媒活性が高
いので、短時間により臭気の少ない浄化水を実現でき
る。
【0068】以上のように本実施例では、以下の効果が
得られる。 (1)保温手段19aの表面部に触媒層53を形成する
ので、触媒を高温にすることが可能となり、より効果的
に臭気成分の分解が可能となる。
【0069】(2)また既設の保温手段19aを利用す
るので、酸化分解のための特別の部材を設ける必要がな
くなるとともに、それに付随する制御も不要であり、装
置の簡素化・低コスト化が実現できる。
【0070】(3)Pt−Pd系複合酸化物触媒を用い
るので多種類の臭気成分の分解が可能となり、また触媒
活性が高いので、短時間により臭気の少ない浄化水を実
現できる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果が得られる。
【0072】(1)凝集手段により、被浄化水に含まれ
る懸濁物質および微細な細菌粒子などが大型化し、濾過
手段によって効率的に濾過されるので、急速浄化が可能
となるとともに濾過手段の濾過空隙径は小さくする必要
がないので、逆洗回復性が向上し、長期間の使用が可能
となる。また被浄化水中に酸素が混入されることによっ
て被浄化水が活性化され、低級脂肪酸・乳酸タンパク質
・尿素などの微細な溶存物に起因する臭気成分が徐々に
脱臭・分解され、臭気が抑制される。すなわち急速浄化
と長期使用を実現するとともに、臭気の分解も可能とな
るという有利な効果が得られる。
【0073】(2)濾材に抗菌層を形成したので、重金
属の有するオリゴディナミー作用により、被浄化水に含
まれる細菌類の増殖が抑制され、細菌類の増殖に起因す
る水質の悪化を防止できるとともに、レジオネラ属菌な
どの病原菌の制菌も可能となる。また粒状濾材を積層し
た深層濾過方式としたので、抗菌層と被浄化水に含まれ
る細菌類の接触効率が向上し、殺菌効率が向上する。
【0074】(3)酸素供給手段は、空気混入手段から
構成したので、空気を混入することによって被浄化水に
含まれる臭気成分が徐々に曝気され、臭気が抑制され
る。またエアレーションにより水分子が活性化され、水
のクラスターが小さくなるとともに酸化還元電位が低下
し、入浴に適した水質となる。
【0075】(4)酸素供給手段は、電極への通電によ
る電気分解方式としたので、活性酸素が生成されて被浄
化水に混入し、活性酸素により臭気成分が効果的に酸化
分解されて臭気が抑制される。また電気分解による活性
酸素を用いるので、エアレーションに比較して騒音がな
い。
【0076】(5)酸素供給手段としてオゾン混入手段
を設けたので、オゾンの強力な酸化力により、臭気成分
を効率的に分解除去でき、短時間に臭気が低減できる。
【0077】(6)オゾン濃度センサの信号によりフィ
ードバック制御されて安全濃度が管理されるため、安全
性が向上する。
【0078】(7)凝集手段と、酸素供給手段の駆動時
期を各々設定するタイマーを設けたので、浄化要素であ
る凝集手段および酸素供給手段を浄化に好適なタイミン
グと時間で動作させることが可能となり、浄化効率を最
大限に発揮することができる。
【0079】(8)酸素供給手段の下流側に酸化触媒手
段を設けたので、酸素供給手段から供給された酸素成分
が被浄化水とともに酸化触媒手段に接触し、被浄化水に
含まれる臭気成分が効率的に酸化分解される。すなわち
酸化触媒手段を設けることでより分解効率が向上し、臭
気が効果的に抑制される。
【0080】(9)酸化触媒手段は、被浄化水が接触可
能に設けられた粒状触媒体としたので、通水抵抗を上昇
させることがなく、また表面積を大きくとれるので、触
媒体への被浄化水の接触効率を高めることができ、分解
効率を高めることができる。
【0081】(10)触媒体をNi−Mn系複合酸化物
触媒としたので、耐水性を有し、水中使用に好適であ
る。また特にオゾン分解性に優れており、残余オゾンの
漏洩防止に効果的である。
【0082】(11)被浄化水を加熱保温する電気ヒー
タの表面部に酸化触媒層を形成したので、酸化触媒を高
温にでき、高活性状態を実現できる。これにより酸化分
解効率をさらに向上させることができるとともに、酸素
供給手段の駆動時間を短縮できるので、酸素供給手段の
耐久寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における水浄化装置の構成図
【図2】同実施例1における濾材の拡大断面図
【図3】本発明の実施例2における水浄化装置の要部構
成図
【図4】本発明の実施例3における水浄化装置の要部構
成図
【図5】本発明の実施例4における水浄化装置の構成図
【図6】本発明の実施例5における水浄化装置の要部構
成図
【図7】同実施例5における電気ヒータの拡大断面図
【図8】従来の水浄化装置の構成図
【符号の説明】
10 循環手段 14 循環路 15 濾過手段 16 粒状濾材 16a 抗菌層 19,19a 保温手段 26 凝集手段 30 タイマー 31,31a,31b 酸素供給手段 32 空気混入手段 34 空気制御手段 35 タイマー 37,38 電極 39 電源 41 オゾン発生手段 42 オゾン混入手段 44 オゾン濃度センサ 45 酸化触媒手段 46 外筐 47 粒状触媒体 48 電気ヒータ 53 酸化触媒層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/46 C02F 1/50 520L 1/463 531D 1/465 531E 1/50 510 531F 520 540F 531 560F 560Z 1/74 Z 540 B01D 35/02 J 560 B01J 23/84 311M C02F 1/46 102 1/74 (72)発明者 古田 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】循環路と、この循環路の途中に設けられ、
    被浄化水を循環させる循環手段と、被浄化水に含まれる
    懸濁物質を凝集させる凝集手段と、前記凝集手段の下流
    側に設けられ、前記凝集手段により生成された凝集フロ
    ックを濾過する濾過手段と、被浄化水に酸素成分を混入
    する酸素供給手段とから構成した水浄化装置。
  2. 【請求項2】濾過手段は、濾過槽内に設けられた粒状濾
    材を有し、前記粒状濾材にはAg、Cu、Zn、Feの
    群から選ばれる少なくとも1種の重金属を含む抗菌層を
    形成した請求項1記載の水浄化装置。
  3. 【請求項3】酸素供給手段は、循環路の途中に設けられ
    た空気混入手段と、この空気混入手段を制御し、被洗浄
    水への空気混入の有無を制御する空気制御手段から構成
    した請求項1または2記載の水浄化装置。
  4. 【請求項4】酸素供給手段は、被洗浄水と接触可能に対
    向配置した複数の電極と、前記電極に電圧を印可する電
    源を有し、前記電極への通電により被浄化水に活性酸素
    を混入可能に構成した請求項1または2記載の水浄化装
    置。
  5. 【請求項5】酸素供給手段は、被浄化水にオゾンを混入
    するオゾン混入手段とオゾン発生手段から構成した請求
    項1または2記載の水浄化装置。
  6. 【請求項6】循環路内に、被浄化水に溶解したオゾン濃
    度を検出するオゾン濃度センサを設け、このオゾン濃度
    センサの信号に基づいて所定のオゾン濃度となるように
    オゾン発生手段を制御する請求項5記載の水浄化装置。
  7. 【請求項7】凝集手段と、酸素供給手段の駆動時期を各
    々設定するタイマーを設けた請求項1ないし5のいずれ
    か1項記載の水浄化装置。
  8. 【請求項8】酸素供給手段の下流側に酸化触媒手段を設
    けた請求項1ないし7のいずれか1項記載の水浄化装
    置。
  9. 【請求項9】酸化触媒手段は、被浄化水が接触可能に設
    けられた粒状触媒体と、前記触媒体を保持する外筐から
    構成した請求項8記載の水浄化装置。
  10. 【請求項10】粒状触媒体は、Ni−Mn系複合酸化物
    触媒とした請求項9記載の水浄化装置。
  11. 【請求項11】被浄化水を加熱保温する電気ヒータを有
    し、前記ヒータ表面部に酸化触媒層を形成した請求項1
    ないし8のいずれか1項記載の水浄化装置。
  12. 【請求項12】酸化触媒層は、Pt−Pd系複合酸化物
    触媒とした請求項11記載の水浄化装置。
JP8073534A 1996-03-28 1996-03-28 水浄化装置 Pending JPH09262593A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230663A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Nippon Eisei Center:Kk 小クラスター水の製造方法及び製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005230663A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Nippon Eisei Center:Kk 小クラスター水の製造方法及び製造装置

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