JPH09262405A - 管路における気液分離器 - Google Patents

管路における気液分離器

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JPH09262405A
JPH09262405A JP7550896A JP7550896A JPH09262405A JP H09262405 A JPH09262405 A JP H09262405A JP 7550896 A JP7550896 A JP 7550896A JP 7550896 A JP7550896 A JP 7550896A JP H09262405 A JPH09262405 A JP H09262405A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
gas
separation
liquid
liquid separator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7550896A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Miyamoto
暢彦 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気液の分離性能が良好でかつ安価な気液分離
器を提供する。 【解決手段】 配管2の途中に介装される気液分離器で
あって、配管2に沿う流通路3を有する管本体部4と、
この管本体部4の中間部に垂下して設けられるとともに
流通路3に連通する分離室5を有する分離管部6と、管
本体部4からかつ分離管部6の分離室5内に突出するよ
うに垂下されるとともに流通路3に対応する箇所に気体
通過用の連通穴7が形成された邪魔板8と、分離管部6
の底部に設けられた液体の排出口10と、この排出口10の
上方部に設けられたガイド筒11内に昇降可能に配置され
て、排出口10を閉塞し得る閉塞位置と排出口を開放し得
る開放位置との間で昇降し得るフロート体12とから構成
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路における気液
分離器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、石油化学プラント分野において
は、気体と液体とが一緒に流れる配管系統が多くある
が、その処理プロセス上または操作上の理由により、配
管途中で、気体と液体とを分離して、排出または抽出す
る場合が多々ある。
【0003】従来、このように、配管(管路)内を流れ
る気液混相流から、液体を分離するのに、図3に示すよ
うに、配管51の途中に重力式の分離器52が設けられ
たり、また図4に示すように、配管61の途中に液体を
分離するためのドレイン部62が設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の気
液分離器の構成によると、気液の分離性能は良いが、装
置としては大きく、すなわち大きい容積を必要とし、し
たがって装置自体のコストが高くつくものである。ま
た、管路の途中に設けられるドレイン部は、その構成が
非常に簡単でありかつ安価なものであるが、分離性能が
悪いという欠点がある。
【0005】そこで、本発明は、気液の分離性能が良好
でかつ安価な気液分離器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の気液分離器は、管路の途中に介装される気
液分離器であって、管路に沿う流通路を有する管本体部
と、この管本体部の中間部に垂下して設けられるととも
に上記流通路に連通する分離室を有する分離管部と、上
記管本体部からかつ分離管部の分離室内に突出するよう
に垂下された邪魔板と、上記分離管部の底部に設けられ
た液体の排出口と、この排出口の上方部に設けられたガ
イド筒内に昇降可能に配置されて、上記排出口を閉塞し
得る閉塞位置と排出口を開放し得る開放位置との間で昇
降し得るフロート式の弁体とから構成したものである。
【0007】また、上記構成における邪魔板の流通路に
対応する箇所に気体通過用の連通穴を形成したものであ
る。また、上記各構成において、管本体部の下面を、管
路の底面よりも下方に位置させたものである。
【0008】また、上記各構成において、邪魔板の上流
側表面に、逆V字形状のガイド部を設けたものである。
さらに、上記の構成において、邪魔板に形成された連通
穴に、ミスト捕集用のエリミネータを配置したものであ
る。
【0009】上記の各構成によると、配管の途中に介装
される管本体部の中間部に、分離管部を垂下して設ける
とともに、この分離管部の分離室内に管本体部から邪魔
板を垂下させて、流体の通路をU字状の迂回路としたの
で、この迂回路により、気体中に同伴する液体および配
管の底部に沿って流れる液体は、分離管部内に確実に落
下させられ、またこの分離管部の底部に溜った液体は、
弁体の上昇により、自然に排出口から外部に排出され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る気液分離器を、図1および図2に基づき説明する。
【0011】図1および図2において、1は例えば石油
化学プラントなどにおける配管(管路)2の途中に介装
された気液分離器で、配管2に沿う流通路3を有する管
本体部4と、この管本体部4の中間部から垂下して設け
られるとともに上記流通路3に連通する分離室5を有す
る分離管部6と、上記管本体部4からかつ分離管部6の
分離室5内に突出するように垂下されるとともに流通路
3に対応する箇所に気体通過用の連通穴7が形成された
邪魔板8と、上記分離管部6の底部に取り付けられた蓋
体9に形成された液体の排出口(排出用短管部により構
成されている)10と、この排出口10の上方位置で蓋
体9の内面上に立設されるとともに周囲に連通用開口部
(多孔状のものでも良い)11aが形成された有蓋ガイ
ド筒11と、このガイド筒11内に昇降可能に配置され
て、上記排出口10を閉塞し得る閉塞位置と排出口10
を開放し得る開放位置との間で昇降可能なフロート式の
弁体例えばボール状のフロート体(具体的には、軽金属
で構成された中空球が使用される)12とから構成され
ている。
【0012】そして、上記邪魔板8の流れの上流側表面
には、逆V字形状のガイド部8aが複数個所定間隔置き
に形成されており、また上記管本体部4の下面は、配管
2の底面より下方に位置する膨出部4aとされている。
【0013】上記構成において、配管2内を液体ととも
に流れてきた気体は管本体部4に入ると、ここに垂下し
て設けられている邪魔板8により、その流れの方向が下
向きにされた後上向きにされ、すなわちU字状に変化さ
せられる。
【0014】この流れの方向の変化により流速が低下し
て、気体に含まれている液体が分離管部6内に、確実に
落下される。また、配管2の底面に沿って流れてきた液
体についても、管本体部4の膨出部4aで下方に流れ
て、すなわち気体の流れから液体が外れて、分離管部6
内に落下する。
【0015】そして、分離管部6内に落下した液体は、
フロート体12が配置されている底部に溜り、ある程度
の高さになると、その浮力によりフロート体12が浮き
上がり、排出口10が開放されて、液体が排出される。
勿論、分離管部6内の液体が排出されると、フロート体
12は自重により下降して、排出口10を閉塞する。
【0016】一方、配管2内の気体の大部分は、邪魔板
8の連通穴7をそのまま通過して配管2の下流側に移動
する。勿論、邪魔板8により流れの向きが変化された気
体は、邪魔板8の下端側を通過して、再度、下流側の配
管2内に入る。
【0017】また、気体の一部は、邪魔板8に衝突する
が、この衝突時に、気体中に同伴している液体分が邪魔
板8の表面に付着し、そしてガイド部8aに沿って下方
に流れ落ち、分離管部6の底部に溜る。なお、邪魔板8
に衝突した後の気体の一部は、ガイド部8aに沿ってす
なわち分離管部6の内壁面側に流れるため、気体中に同
伴しているミストが分離管部6側に付着して除去され
る。
【0018】このように、配管2の途中に介装される管
本体部4の中間部に、分離管部6を垂下して設けるとと
もに、この分離管部6の分離室5内に管本体部4から邪
魔板8を垂下させて、流体の通路をU字状の迂回路とし
たので、この迂回路により、気体中に同伴する液体およ
び配管の底部に沿って流れる液体は、分離管部6内に確
実に落下させられ、またこの分離管部6の底部に溜った
液体は、フロート体12の上昇により、自然に排出口1
0から外部に排出される。すなわち、非常に、簡単な構
成で、しかも気液混相流から液体を確実に分離すること
ができる。
【0019】ところで、上記実施の形態においては、邪
魔板8の連通穴7にはなにも設けなかったが、例えば気
体中に同伴されたミストを捕集するためのエリミエータ
(例えば、金網)を設けるようにしても良い。
【0020】また、上記実施の形態において、邪魔板8
に連通穴7を形成したが、ミストが非常に多い場合に
は、連通穴を形成せずに、流体を全て、分離室5側に導
くようにしても良い。
【0021】さらに、上記実施の形態においては、管路
の一例として、石油化学プラントを説明したが、例えば
低温プラント、発電プラント、造水プラント、食品プラ
ントなどにおける気液混相流の配管にも適用し得る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、配
管の途中に介装される管本体部の中間部に、分離管部を
垂下して設けるとともに、この分離管部の分離室内に管
本体部から邪魔板を垂下させて、流体の通路をU字状の
迂回路としたので、この迂回路により、気体中に同伴す
る液体および配管の底部に沿って流れる液体は、分離管
部内に確実に落下させられ、またこの分離管部の底部に
溜った液体は、弁体の上昇により、自然に排出口から外
部に排出される。すなわち、非常に、簡単な構成で、し
かも気液混相流から液体を確実に分離することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における気液分離器の断面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来例の気液分離器の概略断面図である。
【図4】従来例の気液分離器の概略断面図である。
【符号の説明】
1 気液分離器 2 配管 3 流通路 4 管本体部 5 分離室 6 分離管部 7 連通穴 8 邪魔板 8a ガイド部 9 蓋体 10 排出口 11 ガイド筒 12 フロート体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路の途中に介装される気液分離器であっ
    て、管路に沿う流通路を有する管本体部と、この管本体
    部に垂下して設けられるとともに上記流通路に連通する
    分離室を有する分離管部と、上記管本体部からかつ分離
    管部の分離室内に突出するように垂下された邪魔板と、
    上記分離管部の底部に設けられた液体の排出口と、この
    排出口の上方部に設けられたガイド筒内に昇降可能に配
    置されて、上記排出口を閉塞し得る閉塞位置と排出口を
    開放し得る開放位置との間で昇降し得る弁体とから構成
    したことを特徴とする管路における気液分離器。
  2. 【請求項2】邪魔板の流通路に対応する箇所に連通穴を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の管路における
    気液分離器。
  3. 【請求項3】管本体部の下面を、管路の底面よりも下方
    に位置させたことを特徴とする請求項1または2記載の
    管路における気液分離器。
  4. 【請求項4】邪魔板の上流側表面に、逆V字形状のガイ
    ド部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の管路における気液分離器。
  5. 【請求項5】邪魔板に形成された連通穴に、ミスト捕集
    用のエリミネータを配置したことを特徴とする請求項2
    ないし4のいずれかに記載の管路における気液分離器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517580A (ja) * 2008-02-29 2011-06-16 ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド 滲出液の収集システムおよび方法
JP2015535127A (ja) * 2012-10-15 2015-12-07 エスケー イノベーション カンパニー リミテッド リチウム空気電池システム
CN113063050A (zh) * 2021-04-08 2021-07-02 章信武 一种可分离气体的自来水管道

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