JPH09262124A - 皮膚処理方法及びそれに用いる器具 - Google Patents

皮膚処理方法及びそれに用いる器具

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JPH09262124A
JPH09262124A JP11296496A JP11296496A JPH09262124A JP H09262124 A JPH09262124 A JP H09262124A JP 11296496 A JP11296496 A JP 11296496A JP 11296496 A JP11296496 A JP 11296496A JP H09262124 A JPH09262124 A JP H09262124A
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skin
skin treatment
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Hiroyuki Okura
博之 大蔵
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭皮の育毛・養毛、ふけ・かゆみ止め、肌の
スキンケア、皮膚障害の治療の効果を向上させることが
できる皮膚処理の方法と器具。 【構成】 皮膚処理剤を塗布し電流を流して還元作用を
生じさせ、これによって皮膚処理を行う方法と器具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は活性酸素、過酸化脂質の
除去、発生の防止を行うことで頭皮の育毛・養毛、ふけ
・かゆみ止め、スキンケア、皮膚障害の治療を行うこと
ができる皮膚処理方法とそれに用いる器具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から皮膚に生じて有害な作用を及ぼ
すものとして活性酸素及び過酸化脂質が知られている。
ふけの発生、脱毛、肌あれ、皮膚障害などの要因と考え
られている。これらを皮膚から取り除く方法としては還
元作用のある物質つまり還元剤を用いる方法があり、皮
膚処理に用いられてきた頭皮の育毛・養毛剤、ふけ・か
ゆみ止め剤、肌のスキンケア剤、皮膚障害の治療剤に
は、効果を期待してこれらのものが配合されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし還元剤は、不安
定で皮膚処理剤に配合しておくと、保存中に酸化されて
しまうか、配合量を多くすると弊害を起こす。例えば、
還元剤としてシスティンを用いる場合、還元作用のため
に保存中に空気中の酸素によって次第に酸化されてしま
う。そこで配合量を多くすると皮膚処理後にべたつき感
が生じる。これは、システィンが活性酸素や過酸化脂質
を還元した後も、システィンが過剰に皮膚に残るため皮
膚のシスチン結合が未反応のシスティンによって還元さ
れて開裂してしまうためである。また、還元剤として多
硫化物イオンを含むものを用いる場合、保存中における
分解を起こすことを考慮して、配合量を多くしていく
と、硫化物特有の強い臭気を生じ不快であり、アルカリ
性も強く、多硫化物イオンを含む皮膚処理剤の主な用途
である入浴剤として使用した場合、風呂釜をいためる。
このように、これらの還元剤は効果が優れているにもか
かわらず使用方法か難しいという問題点があった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決して、弊害を生じることなく還元作用を生じさせて活
性酸素、過酸化脂質の除去や発生の防止を行うことによ
って頭皮の育毛・養毛、ふけ・かゆみ止め、スキンケ
ア、皮膚障害の治療を行うことができる皮膚処理方法と
それに用いる器具を提供することを目的として完成され
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の皮膚処理方法は、皮膚処理剤を塗
布した皮膚に本発明の皮膚処理用の器具を用いて電流を
流して電気的に還元作用を生じさせて、活性酸素、過酸
化脂質の除去や発生を行い皮膚処理効果を与えることを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明において用いられる皮膚処
理剤を皮膚に塗布して電流を流して、電気的に還元力を
生じさせ、活性酸素、過酸化脂質の除去や発生防止をし
て皮膚処理を行うものである。
【0007】皮膚処理剤の成分としてシスチンを用いた
場合、電流を流すことによって陰極で生じた水酸イオン
がシスチンに作用してシスチンの溶解度が上昇し濃度が
高くなる。シスチンは毛や皮膚をつくるための重要な物
質である。溶解したシスチンの一部は陰極で生じた発生
期の水素によって還元されシスティンとなり、これは還
元作用を有し、皮膚の老化や炎症、毛の成長阻害、脱
毛、ふけなどの原因となる有害な過酸化脂質を分解し、
過酸化脂質の発生の原因となる活性酸素の働きを抑える
作用がある。シスチンを有効成分とした皮膚処理剤の処
方の例を以下に示す。 成 分 名 分 量(g) シスチン 1.00 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸ナトリウム(27%) 40.00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.00 ベントナイト 2.90 ハッカ油 0.41 パラオキシ安息香酸エステル 0.30 クエン酸 0.16 香料 0.15 塩化0−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プルピル] ] 0.04 ヒドロキシエチルセルロース ▲10▼決定色素 微量 ▲11▼精製水を加えて全量を100gとする。
【0008】皮膚処理剤の成分としてイオンを用いた場
合、電流を流すことによって陰極で生じた水酸イオンが
イオウに作用して、多硫化物イオンとチオ硫酸イオンを
生じてイオウの溶解度が上昇する。多硫化物イオンやチ
オ硫酸イオンは還元作用を有し、皮膚に有害な過酸化脂
質を分解する作用の他、活性酸素の発生や、それにとも
なうラジカル反応を抑える働きをもつ。多硫化物イオン
や、多硫化物イオンが加水分解して生じたコロイドイオ
ウは、通常のイオウより角質軟化作用や殺菌作用が優れ
ており、ふけやかゆみ、にきびなどに有効である。 成 分 名 分 量(g) イオウ 1.00 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸ナトリウム(27%) 40.00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.00 ベントナイト 2.90 ハッカ油 0.41 パラオキシ安息香酸エステル 0.30 クエン酸 0.16 香料 0.15 塩化0−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プルピル] 0.04 ヒドロキシエチルセルロース ▲10▼決定色素 微量 ▲11▼精製水を加えて全量を100gとする。
【0009】皮膚処理剤として水を用いた場合では、電
流を流すことによって陰極では発生期の水素が生じ、こ
れが皮膚に有害な過酸化脂質を分解する。従って、浴槽
中やシャワーを浴びている時にも使用できる。
【0010】また皮膚に電流を流すには、絶縁体よりな
る皮膚処理器具本体の作用部に電源に接続される陽極棒
と陰極棒とを多数植設した器具を用いる。あるいは、こ
の器具の陰極棒の方が、陽極棒より長い器具を用いれ
ば、皮膚処理剤の効力を活性化する作用をもつ陰極のみ
が皮膚に接するため、より効果的な皮膚処理を行うこと
が可能である。また、絶縁体よりなる皮膚処理器具本体
の作用部に電源に接続される陰極棒を多数植設し、手握
部分に電源に接続される陽極を設置した器具を用いても
良い。なお、いずれの器具も陽極及び陰極としては、安
価で加工性のよい炭素棒が一般に用いられる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の図面を参照しつつ詳細に説明
する。図1〜図3は本発明に使用する器具の一例を示す
もので、1は絶縁体よりなるブラシ形の皮膚処理器具本
体、2は把手分、3は把手部内に装着された電源、4は
電源3の陰極側に接続される炭素棒からなる陰極棒、5
は陽極側に接続される炭素棒からなる陽極棒であり、こ
れらが作用部となり8をベース部として多数ブラシ状に
植設されている。6は炭素棒の破損防止用の保護棒であ
り、これは、炭素棒側面に対して外部から衝撃が加わる
のを防ぐ。炭素棒の長さは図2に示すように陰極棒4の
方が陽極棒5より長いものを用いれば、陰極棒4だけが
皮膚に接触するようになっているため、より効果的であ
る。なお、実施例では電極となる陰極棒4と陽極棒5を
炭素棒としたが、その他の通電性、耐久性のあるものを
用いてもよいことは勿論である。
【0012】図4〜図6は、皮膚処理器具本体1をタワ
シを持つ要領で手に持つような形にしたもので内部に電
源3が装着されており、電源3の陰極側に接続される炭
素棒からなる陰極棒4と陽極側に接続される炭素棒から
なる陽極棒5を多数ブラシ状に植設したものである。図
5は、陰極棒4と陽極棒5の長さが同じものを示してお
り図6は、陰極棒4のほうが陽極棒より長いものを示し
ている。6は、炭素棒の破損防止の保護棒である。
【0013】さらに、図7で示すように1は、絶縁体よ
りなるブラシ形の皮膚処理器具本体、2は把手部、3は
把手部内に装着された電源、4は電源に接続される炭素
棒からなる陰極棒4でこれが作用部となりベース部8に
多数ブラシ状に植設されている。7は、電源3に接続さ
れる陽極であり把手部面に設置され電流の流れる回路は
把手部をもった手から体を経由して陰極棒4の接する皮
膚に至るようになっている。6は、炭素棒の破損防止用
の保護棒である。
【0014】図8〜図9は、皮膚処理器具本体1をタワ
シを持つ要領で手に持つようにしたもので内部に電源3
が装着されており、電源3に接続される炭素棒からなる
陰極棒4をベース部8に多数ブラシ状に植設し、7は電
源の3に接続される陽極で把手部面に設置してある。
【0015】図10〜図11に示すものも皮膚処理器具
の一例であり、1は絶縁体よりなる皮膚処理器具本体、
2は把手部、3は把手部内に装着されたで電源、4は電
源3の陰極側に接続されるローラー形の炭素棒からなる
陰極棒、7は陽極側に接続される陽極であり把手部面に
設置され電流の流れる回路は把手部をもった手から体を
経由して陰極棒4の接する皮膚に至るようになってい
る。
【0016】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、従来のような弊害を生じることなく、還元作用に
よって活性酸素、過酸化脂質の除去や発生防止をして育
毛・養毛、ふけ・かゆみ止め、スキンケア、皮膚障害の
治療などで皮膚処理を行うことができるものである。よ
って、本発明は従来の問題点を一掃した皮膚処理方法及
び器具として産業の発展に寄与するところは極めて大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】皮膚処理器具本体のベース部に陽極棒と陰極棒
をブラシ状に多数植設した本発明に使用する器具の一例
を示す正面図である。
【図2】図1の皮膚処理器具本体の陽極棒と陰極棒の長
さが同じものの場合の側面図である。
【図3】図1の皮膚処理器具本体の陰極棒の方が陽極棒
より長いものの場合の側面図である。
【図4】皮膚処理器具本体に陽極棒と陰極棒をブラシ状
に多数植設したものでタワシを持つ要領で手に持つよう
な形状の本発明に使用する器具の一例を示す正面図であ
る。
【図5】図4の皮膚処理器具本体の陽極棒と陰極棒の長
さが同じものの場合の側面図である。
【図6】図4の皮膚処理器具本体の陰極棒の方が陽極棒
より長いものの場合の側面図である。
【図7】皮膚処理器具本体のベース部に陰極棒をブラシ
状に多数植設し、把手部面に陽極を設置した本発明に使
用する器具の一例を示す正面図である。
【図8】皮膚処理器具本体に陰極棒をブラシ状に多数植
設し、把手部面に陽極を設置したものでタワシを持つ要
領で手に持つような形状の本発明に使用する器具の一例
を示す正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】皮膚処理器具本体にローラー形の陰極棒を設
置し、把手部面に陽極を設置した本発明に使用する器具
の一例を示す正面図である。
【図11】図10の側面図である。
【符号の説明】
1 皮膚処理器具本体 2 把手部 3 電源 4 陰極棒 5 陽極棒 6 保護棒 7 把手部面の陽極 8 ベース部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚に皮膚処理剤を塗布して通電性を付
    与したうえ微小電流を流して電気的に還元作用を生じさ
    せ活性酸素、過酸化脂質の除去や発生の防止により皮膚
    処理を行うことを特徴とする皮膚処理方法。
  2. 【請求項2】 皮膚処理剤が頭皮の育毛・養毛剤である
    請求項1に記載の皮膚処理方法。
  3. 【請求項3】 皮膚処理剤が頭皮のふけ・かゆみ止め剤
    である請求項1に記載の皮膚処理方法。
  4. 【請求項4】 皮膚処理剤がスキンケア剤である請求項
    1に記載の皮膚処理方法。
  5. 【請求項5】 皮膚処理剤が皮膚障害の治療剤である請
    求項1に記載の皮膚処理方法。
  6. 【請求項6】 絶縁体よりなる皮膚処理器具本体の作用
    部に電源に接続される陽極棒と陰極棒とを多数植設して
    あることを特徴とする皮膚処理に用いる器具。
  7. 【請求項7】 絶縁体よりなる皮膚処理器具本体の作用
    部に電源に接続される陰極棒を多数植設し、把手部面に
    電源に接続される陽極を設置してあることを特徴とする
    皮膚処理に用いる器具。
  8. 【請求項8】 絶縁体よりなる皮膚処理器具本体の作用
    部に電源に接続されるローラー形の陰極を設置し、把手
    部面に電源に接続される陽極を設置してあることを特徴
    とする皮膚処理に用いる器具。
JP11296496A 1996-03-28 1996-03-28 皮膚処理方法及びそれに用いる器具 Pending JPH09262124A (ja)

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JP (1) JPH09262124A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5636127B1 (ja) * 2013-12-20 2014-12-03 有限会社森商事 発毛育毛装置、及び発毛育毛装置の使用方法
JP2020062401A (ja) * 2018-10-12 2020-04-23 ヤーマン株式会社 ドライヤー及びドライヤー用アタッチメント

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5636127B1 (ja) * 2013-12-20 2014-12-03 有限会社森商事 発毛育毛装置、及び発毛育毛装置の使用方法
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