JPH09261755A - 携帯用端末装置 - Google Patents

携帯用端末装置

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JPH09261755A
JPH09261755A JP8072873A JP7287396A JPH09261755A JP H09261755 A JPH09261755 A JP H09261755A JP 8072873 A JP8072873 A JP 8072873A JP 7287396 A JP7287396 A JP 7287396A JP H09261755 A JPH09261755 A JP H09261755A
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JP
Japan
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control channel
self
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identification code
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Application number
JP8072873A
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English (en)
Inventor
Tadashi Adachi
直史 安達
Teru Saito
輝 斎藤
Akira Otake
旭 大竹
Yoshito Takeshima
義人 竹島
Ryoji Terada
亮治 寺田
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無駄な電力消費を抑制する。 【解決手段】マイコンの内蔵メモリに自営基地局にエリ
アが及ぶ公衆基地局の識別符号を記憶しておく。公衆基
地局及び自営基地局の制御チャネルのいずれにも同期が
確立していないときは、交互に公衆基地局及び自営基地
局の制御チャネルを受信する状態となる(ST1〜ST
8)。公衆基地局の制御チャネルを受信し、その制御チ
ャネルとの同期が確立したとき、その制御チャネルに含
まれる識別符号が内蔵メモリに記憶されている識別符号
と一致するか否かを判定する(ST3,ST12)。一
致するとき、つまり自営基地局の近傍にいるとき、自営
基地局の制御チャネルを受信する状態に移行する(ST
5〜ST8)。一方、一致しないとき、つまり自営基地
局より離れているとき、位置登録をして公衆基地局の制
御チャネルによる待ち受け状態に移行する(ST13,
ST14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機等の
携帯用端末装置に関する。詳しくは、自営基地局から離
れているときは自営基地局の制御チャネルの受信状態に
移行する頻度を低くすることによって、無駄な電力消費
を抑制しようとした携帯用端末装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】簡易型携帯電話機(PHS:Personal H
andyphone System)では、基地局の制御チャネルを受信
して制御チャネルとの同期を確立し、その後に待ち受け
状態に移行する。従来、公衆基地局の制御チャネルによ
る待ち受け状態にあっても、一定周期で公衆の待ち受け
を停止して自営基地局の制御チャネルを受信する状態に
移行し、疑似公衆自営ディアルモードを達成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した疑似公衆自営
ディアルモードでは、公衆基地局の制御チャネルによる
待ち受け状態にあるとき、使用位置に依らず、一定周期
で公衆の待ち受けを停止して自営基地局の制御チャネル
を受信する状態に移行する。そのため、例えば自営基地
局のエリアから遠く離れた勤務先においても、公衆基地
局の制御チャネルによる待ち受け状態にあるとき、一定
周期で公衆基地局の制御チャネルによる待ち受けを停止
して自営基地局の制御チャネルを受信する状態に移行す
る。したがって、無駄に電力が消費されていた。
【0004】そこで、この発明では、無駄な電力消費を
抑制し得る携帯用端末装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯用端
末装置は、自営基地局の近傍の一部または全部の公衆基
地局の識別符号を記憶する識別符号記憶手段と、自営基
地局または公衆基地局の制御チャネルを選択的に受信し
て制御チャネルとの同期を確立した後に待ち受け状態に
移行する受信手段と、公衆基地局の制御チャネルを受信
する状態で制御チャネルを受信し、この制御チャネルに
含まれる公衆基地局の識別符号が識別符号記憶手段に記
憶されている識別符号と一致するとき、自営基地局の制
御チャネルを受信する状態に移行する頻度を高めるよう
に受信手段を制御する受信制御手段とを備えるものであ
る。
【0006】識別符号記憶手段には、自営基地局の近
傍、例えばエリアが及ぶ公衆基地局の識別符号が記憶さ
れる。この場合、1局または複数局の公衆基地局の識別
符号が記憶される。また、自営基地局の近傍に公衆基地
局がないときは、識別符号記憶手段には公衆基地局の識
別符号は記憶されない。例えば、自営基地局(親機)へ
子機としての登録処理をする際に、公衆基地局の制御チ
ャネルが受信され、その公衆基地局の制御チャネルに含
まれる識別符号が識別符号記憶手段に記憶される。
【0007】公衆基地局の制御チャネルが受信され、そ
の制御チャネルに含まれる識別符号が識別符号記憶手段
に記憶されている識別符号と一致する場合、受信手段は
自営基地局の制御チャネルを受信する状態に移行する頻
度が高くなるように制御される。この場合、自営基地局
の近傍にくると、識別符号が一致するようになり、自営
基地局の制御チャネルの受信状態に移行する頻度が高く
なる。逆に、自営基地局から離れた位置では、自営基地
局の制御チャネルの受信状態に移行する頻度が低くな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての簡易型携帯電話機10を示している。
【0009】電話機10は、システム全体を制御するた
めのマイクロコンピュータ11(以下、「マイコン」と
いう)と、送受信用のアンテナ12と、このアンテナ1
2で捕らえられた所定周波数の受信信号をダウンコンバ
ートしてπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shi
ft Keying)信号を得ると共に、後述するディジタル変
復調部より出力されるπ/4シフトQPSK信号をアッ
プコンバートして所定周波数の送信信号を得るための無
線部13と、この無線部13より出力されるπ/4シフ
トQPSK信号に復調処理をして受信データを得ると共
に、後述するTDMA(Time Division Multiple Acces
s)処理部より出力される送信データに変調処理をして
π/4QPSK信号を得るディジタル変復調部14とを
有している。
【0010】また、電話機10は、ディジタル変復調部
14より出力される受信データ(複数スロットの時分割
多重データ)より予め設定された下りスロットのデータ
を選択し、制御データおよび圧縮音声データに分離する
と共に、後述する音声コーデック部より出力される圧縮
音声データや、マイコン11より出力される制御データ
を予め設定された上りスロットに多重するTDMA処理
部15を有している。
【0011】また、電話機10は、TDMA処理部15
より出力される圧縮音声データに対して復号化処理(誤
り訂正処理もを含む)をして受信音声信号を得ると共
に、送信音声信号に対して圧縮符号化処理(誤り訂正符
号の付加処理も含む)をして圧縮音声データを得るため
の音声コーデック部16と、この音声コーデック部16
より出力される受信音声信号が供給されるスピーカ(受
話器)17と、音声コーデック部16に送信音声信号を
供給するためのマイクロホン(送話器)18とを有して
いる。
【0012】また、電話機10は、音声コーデック部1
6で受信音声信号として得られるDTMF(Dual Tone
Multiple Frequency)信号を「*」、「#」の特殊入力
キーや「0」〜「9」のテンキーに対応したキーデータ
に変換してマイコン11に供給すると共に、マイコン1
1より出力される「*」、「#」の特殊入力キーや
「0」〜「9」のテンキーに対応したキーデータをDT
MF信号に変換して音声コーデック部16に送信音声信
号として供給するDTMF変復調部19と、このDTM
F変復調部19より出力されるキーデータを文字データ
に変換するための変換フォーマット記憶部20とを有し
ている。変換フォーマット記憶部20はマイコン11に
接続されている。
【0013】また、電話機10は、留守録モードにおい
て音声コーデック部16で得られる受信音声信号を録音
すると共に、録音された受信音声信号や予め録音されて
いる応答メッセージ(音声信号)を後述するキー入力部
の操作やマイコン11の制御によって再生するための音
声録再部21と、バイブレーションモードが設定されて
いる場合の着信時にマイコン11の制御によって電話機
本体を振動させる振動発生部22と、バイブレーション
モードが設定されていない場合の着信時にマイコン11
の制御によって呼出音を出力する呼出音出力部23とを
有している。ここで、音声録再部21は、音声信号の記
録媒体として例えば半導体メモリを有している。音声録
再部21の動作はマイコン11によって制御されるが、
音声録再部21よりマイコン11には音声録再部21の
動作状態を示す信号が供給される。
【0014】また、電話機10は、発呼を指示したり、
着信時に応答するための通話キー、通話状態を終了する
ための終了キー、電話帳登録モードへの移行、留守録モ
ード、バイブレーションモードの設定等を行うための機
能キー、電話番号等を入力するためのテンキーや特殊入
力キー、音声録再部21の録音再生を操作するための録
音キー、再生キー、さらには音量調整キー等が配された
キー入力部24を有している。キー入力部24はマイコ
ン11に接続され、マイコン11によってキー入力部2
4のキー操作が監視されている。
【0015】また、電話機10は、電話帳データ、リダ
イヤルデータ、相手側から送信されてきた文字メッセー
ジデータ、さらにはモード設定情報等を記憶しておくた
めの不揮発性メモリ25と、マイコン11の制御によっ
て任意の時点からの時間をカウントするタイマ部28
と、システムの状態、発呼時の相手側電話番号、相手側
から送信されてきた文字メッセージ等を表示するための
液晶表示器(LCD:Liquid Crystal Display)26を
有している。この液晶表示器26は、マイコン11によ
って制御されるLCDドライバ27によって駆動され
る。
【0016】図2および図3は、電話機10の外観を示
しており、図1と対応する部分には同一符号を付して示
している。
【0017】電話機本体40の上端部にはアンテナ12
が配設される。また、本体40の上方に内蔵スピーカか
らの音声を外部に導出するための音声通過孔41が形成
され、その下部に液晶表示器26が配される。さらに、
本体40の下方にはマイクロホン18が配される。ま
た、本体40の中央で液晶表示器26の下部には、通話
キー42、機能キー43および終話キー44が横に並べ
て配されている。終話キー44は、長押し時には電源オ
ン/オフキーとなる。
【0018】さらに、キー42〜44の下部には、左右
上下のカーソル移動キー45、電話帳登録モード等に移
行させるための登録キー46、入力データをクリアする
ためのクリアキー47、テンキー48、特殊入力キー4
9,50が配されている。ここで、カーソル移動キー4
5を構成する「↑」キーはリダイヤルデータや電話帳デ
ータの検索を開始するためのキーを兼用し、また「↓」
キーは通話時に文字送出モードに移行すると共に受信文
字データを確認するためのキーを兼用している。
【0019】また、本体40には、マイクロホン18の
配置部分を支点として開閉自在に構成されたキー保護蓋
51が配されている。このキー保護蓋51が閉じること
でキー45〜50が覆われる。そのため、キー45〜5
0の操作は、キー保護蓋51を開けた状態で行う必要が
ある。なお、図2は、キー保護蓋51を取り外した状態
を示している。
【0020】また、本体40の側面には、音声録再部2
1(図1参照)の録音再生を操作するための録音キー5
2および再生キー53、音量を調整するための音量調整
キー54が配されている。音量調整キー54は、その+
側を押圧操作すると音量が増加し、逆に−側を押圧操作
すると音量が減少するように構成されている。
【0021】次に、図1に示す電話機10の動作を説明
する。
【0022】電源オン時には制御チャネルとの同期がは
ずれた状態にあるので、公衆基地局または自営基地局よ
り送信される制御チャネルを受信して制御チャネルとの
同期確立が行われる。そしてその後に、待ち受け状態に
移行する。なお、公衆基地局の制御チャネルとの同期が
確立されるときは、待ち受け状態に移行する前に、通話
チャネルを使用して、その基地局のエリアにいるという
位置登録が行われる。自営基地局に対しては、位置登録
が行われないが、子機としての登録処理が必要となる。
【0023】本実施の形態では、公衆基地局および自営
基地局の制御チャネルを選択的に受信することで、疑似
公衆自営ディアルモードを達成している。そのため、マ
イコン11は、図4のフローチャートに沿って、受信状
態を制御している。
【0024】まず、ステップST1で、タイマをスター
トさせる。ここで、タイマはタイマ部28によって構成
され、スタート時にはリセット処理される。そして、ス
テップST2で、無線部13を制御して公衆基地局の制
御チャネルを受信する状態とする。
【0025】次に、ステップST3で、制御チャネルを
受信して制御チャネルとの同期が確立したか否かを判定
する。同期が確立していないときは、ステップST4
で、時間t1が経過したか否かを判定する。時間t1が
経過していないときは、ステップST2に戻って、公衆
基地局の制御チャネルを受信する状態を継続させる。
【0026】ステップST4で時間t1が経過したとき
は、ステップST5で、タイマをスタートさせ、ステッ
プST6で、無線部13を制御して自営基地局の制御チ
ャネルを受信する状態とする。
【0027】次に、ステップST7で、制御チャネルを
受信して制御チャネルとの同期が確立したか否かを判定
する。同期が確立していないときは、ステップST8
で、時間t2が経過したか否かを判定する。時間t2が
経過していないときは、ステップST6に戻って、自営
基地局の制御チャネルを受信する状態を継続させる。
【0028】ステップST8で時間t2が経過したとき
は、ステップST9で、公衆制御チャネルとの同期が確
立しているか否かを判定する。同期が確立していないと
きは、ステップST1に戻り、公衆基地局の制御チャネ
ルを受信する状態に移行する。
【0029】ステップST7で同期が確立したときは、
ステップST10で、自営基地局の制御チャネルによる
待ち受け状態とする。そして、ステップST11で、制
御チャネルを受信できずに制御チャネルとの同期がはず
れたか否かを判定し、同期がはずれたときは、ステップ
ST1に戻り、公衆基地局の制御チャネルを受信する状
態に移行させる。
【0030】また、ステップST3で、同期が確立して
いるときは、ステップST12で、受信した公衆基地局
の制御チャネルに含まれる識別符号(CS−ID)が、
マイコン11の内蔵メモリに記憶されている後述の識別
符号と一致するか否かを判定する。一致するときは、ス
テップST5に進み、自営基地局の制御チャネルを受信
する状態に移行する。一方、一致していないときは、ス
テップST13で位置登録の処理をした後、ステップS
T14で、公衆基地局の制御チャネルによる待ち受け状
態とする。
【0031】次に、ステップST15で、タイマをスタ
ートさせ、ステップST16で、制御チャネルとの同期
がはずれたか否かを判定する。同期がはずれていないと
きは、ステップST17で、時間t3が経過したか否か
を判定する。時間t3が経過していないときは、ステッ
プST16に戻る。一方、時間t3が経過したときは、
ステップST1に戻り、公衆基地局の制御チャネルを受
信する状態に移行させる。ステップST16で同期がは
ずれたときも、同様に、ステップST1に戻り、公衆基
地局の制御チャネルを受信する状態に移行させる。
【0032】また、ステップST9で、公衆制御チャネ
ルとの同期が確立しているときは、ステップST13に
進み、位置登録処理をして、公衆基地局の制御チャネル
による待ち受け状態に移行させる。
【0033】なお、ステップST12では、マイコン1
1の内蔵メモリに記憶されている識別符号と受信した制
御チャネルに含まれる識別符号とが一致するか否かを判
定しているが、内蔵メモリへの識別符号の記録処理は、
例えば電話機(子機)10を自営基地局(親機)に登録
する際に行われる。この登録をすることで、電話機(子
機)10を自営基地局(親機)のエリアで使用すること
が可能となる。
【0034】図5のフローチャートは、マイコン11に
よる登録処理の一例を示している。
【0035】登録処理モードとなると、まずステップS
T21で、登録処理をする。そして、ステップST22
で、タイマをスタートさせ、ステップST23で、無線
部13を制御して公衆基地局の制御チャネルを受信する
状態とする。
【0036】次に、ステップST24で、制御チャネル
を受信して制御チャネルとの同期が確立したか否かを判
定する。同期が確立していないときは、ステップST2
5で、時間t0が経過したか否かを判定する。時間t0
が経過していないときは、ステップST23に戻って、
公衆基地局の制御チャネルを受信する状態を継続させ
る。一方、時間t0が経過したときは、登録処理モード
を終了する。
【0037】また、ステップST24で、公衆基地局の
制御チャネルを受信し、その制御チャネルとの同期が確
立したときは、ステップST26で、その制御チャネル
に含まれる公衆基地局の識別符号(CS−ID)を内蔵
メモリに記憶して、登録処理モードを終了する。
【0038】図5のフローチャートによる登録処理によ
って、自営基地局にエリアが及ぶ公衆基地局の識別符号
をマイコン11の内蔵メモリに記憶できる。この場合、
自営基地局にエリアが及ぶ公衆基地局が複数局ある場合
には、全ての局の識別符号を記憶してもよく、電波のレ
ベルが高い上位数局の識別符号を記憶してもよい。ま
た、自営基地局への登録処理をする際ではなく、自営基
地局の制御チャネルを受信してその制御チャネルとの同
期が確立したとき、公衆基地局の制御チャネルを受信
し、その制御チャネルに含まれる識別符号を記憶するよ
うにしてもよい。さらに、自動的にではなく、自営基地
局の近傍の公衆基地局の識別符号をキー入力部24の操
作によって入力してマイコン11の内蔵メモリに記憶す
るようにしてもよい。
【0039】また、図1に示す電話機10において、キ
ー入力部24(テンキー48等)のキー操作で相手側の
電話番号を入力し、あるいはリダイヤルデータや電話帳
データを検索した後に通話キー42を操作すると、まず
マイコン11より制御データとして電話番号データ等が
TDMA処理部15に供給されて制御チャネルで基地局
に送信される。これにより、相手側との回線接続が行わ
れて通話可能状態となる。
【0040】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
15よりマイコン11に供給される。マイコン11は、
通信周波数データに基づいて無線部13を制御して送受
信周波数が通話チャネルの通信周波数と一致するように
すると共に、スロット位置データに基づいてTDMA処
理部15で選択されるスロットを設定する。よって、通
話は基地局より通知された通話チャネルを使用して行わ
れる。
【0041】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部15よりマイコン11に供給されて
着信が検出されると、マイコン11によって呼出音出力
部23が制御されて呼出音が出力され、あるいはマイコ
ン11によって振動発生部22が制御されて電話機本体
40が振動するようにされる。
【0042】この呼び出し動作が行われている状態で、
通話キー42が操作されて応答があると、マイコン11
より制御データとして応答データがTDMA処理部15
に供給されて基地局に制御チャネルで送信される。これ
により、相手側との回線接続が行われて通話可能状態と
なる。この場合も、通話は基地局より通知された通話チ
ャネルを使用して行われる。
【0043】通話状態では、通話チャネルで送信されて
きた圧縮音声データがTDMA処理部15より出力され
る。この圧縮音声データは音声コーデック部16に供給
されて復号化処理が行われた後にアナログ信号に変換さ
れる。そして、音声コーデック部16より出力される受
信音声信号がスピーカ17に供給され、このスピーカ1
7より音声が出力される。
【0044】また、マイクロホン18より出力される送
信音声信号は音声コーデック部16に供給されてディジ
タル信号に変換された後に圧縮符号化処理されて圧縮音
声データが形成される。そして、音声コーデック部16
より出力される圧縮音声データがTDMA処理部15に
供給され、通話チャネルで相手側に送信される。
【0045】この場合、カーソル移動キー45の「↓」
キーを操作することで、テンキー48や特殊入力キー4
9,50を使用して文字データの送信が可能となる。こ
の場合、操作されたキーに対応するDTMF信号がDT
MF変復調部19より出力されて音声コーデック部16
に送信音声信号として供給される。
【0046】また、上述したように呼出データがTDM
A処理部15よりマイコン11に供給されて着信が検出
される場合、留守録モードに設定されているときは、呼
出音が所定時間だけ出力された後に自動的に応答して通
話可能状態となる。そして、発呼側に受信音声信号が録
音される旨の応答メッセージが送信された後、音声録再
部21で受信音声信号の録音が開始される。
【0047】また、留守録中、あるいは通話中に相手側
よりDTMF信号による文字メッセージデータが送られ
てくるとき、DTMF変復調部19より出力されるキー
データはマイコン11の制御に基づいて変換フォーマッ
ト記憶部20を参照して文字データに変換され、その文
字データが不揮発性メモリ25の文字メッセージ領域に
書き込まれる。このように不揮発性メモリ25に文字デ
ータが書き込まれている場合、カーソル移動キー45の
「↑」キーを長押し操作することで、その文字データに
よる文字メッセージを液晶表示器26に表示して確認可
能となる。
【0048】本実施の形態においては、公衆基地局の制
御チャネルを受信し、その制御チャネルとの同期が確立
した場合、その制御チャネルに含まれる識別符号がマイ
コン11の内蔵メモリに記憶されている識別符号と一致
するときのみ自営基地局の制御チャネルを受信する状態
に移行し、一致しないときは公衆基地局の制御チャネル
による待ち受け状態に移行する。
【0049】内蔵メモリに記憶されている識別符号は自
営基地局にエリアが及ぶ公衆基地局の識別符号であるこ
とから、自営基地局の近傍にくると識別符号が一致する
ようになり、自営基地局の制御チャネルの受信状態に移
行する。したがって、逆に自営基地局から離れていると
きは識別符号は一致せず、自営基地局の制御チャネルの
受信状態に移行することなく、位置登録を経て公衆基地
局の制御チャネルによる待ち受け状態に移行する。した
がって、無駄に電力が消費されることを防止できる。
【0050】また、上述実施の形態においては、識別符
号が一致して自営基地局の制御チャネルを受信する状態
に移行した場合、時間t2が経過しても制御チャネルを
受信できないとき、公衆基地局の制御チャネルによる待
ち受け状態に移行するものであり、少なくとも公衆基地
局の制御チャネルによる待ち受けが可能となる。
【0051】また、上述実施の形態においては、公衆基
地局の制御チャネルによる待ち受け状態で時間t3が経
過したときは、再び公衆基地局の制御チャネルを受信す
る状態に移行するものであり、自営基地局のエリアでは
自営基地局の制御チャネルによる待ち受け状態に移行で
きる。なお、自営基地局を使用することで、使用料金を
安価にでき、また公衆基地局の使用のように接続台数の
制限を受けることがない。
【0052】なお、上述実施の形態は、この発明を簡易
型携帯電話機に適用したものであるが、この発明は、公
衆基地局および自営基地局の制御チャネルを選択的に受
信して制御チャネルとの同期を確立した後待ち受け状態
に移行する、その他の携帯用端末装置にも同様に適用で
きることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、自営基地局から離れ
ているときは自営基地局の制御チャネルの受信状態に移
行する頻度を低くするものであり、無駄な電力消費を抑
制することができる。
【0054】また、公衆基地局の制御チャネルを受信
し、この制御チャネルに含まれる公衆基地局の識別符号
が識別符号記憶手段に記憶されている識別符号と一致す
るとき、自営基地局の制御チャネルを受信する状態に移
行することで頻度を低くするものにあって、一定時間経
過しても制御チャネルを受信できないとき、公衆基地局
の制御チャネルによる待ち受け状態に移行することで、
少なくとも公衆基地局の制御チャネルによる待ち受けが
可能となる利益がる。
【0055】また、公衆基地局の制御チャネルを受信
し、この制御チャネルに含まれる公衆基地局の識別符号
が識別符号記憶手段に記憶されている識別符号と一致す
るとき、自営基地局の制御チャネルを受信する状態に移
行することで頻度を低くするものにあって、公衆基地局
の制御チャネルによる待ち受け状態で一定時間が経過し
たとき、公衆基地局の制御チャネルを受信する状態に移
行することで、自営基地局のエリアでは自営基地局の制
御チャネルによる待ち受け状態に移行することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての簡易型携帯電話機を示すブ
ロック図である。
【図2】簡易型携帯電話機を示す正面図(キー保護蓋の
取り外し状態)である。
【図3】簡易型携帯電話機を示す側面図である。
【図4】実施の形態における受信状態の制御を示すフロ
ーチャートである。
【図5】自営基地局(親機)への登録処理時の制御を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 簡易型携帯電話機 11 マイクロコンピュータ 12 送受信用のアンテナ 13 無線部 14 ディジタル変復調部 15 TDMA処理部 16 音声コーデック部 17 スピーカ(受話器) 18 マイクロホン(送話器) 19 DTMF変復調部 20 変換フォーマット記憶部 21 音声録再部 22 振動発生部 23 呼出音出力部 24 キー入力部 25 不揮発性メモリ 26 液晶表示器 28 タイマ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹島 義人 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内 (72)発明者 寺田 亮治 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自営基地局の近傍の一部または全部の公
    衆基地局の識別符号を記憶する識別符号記憶手段と、 上記自営基地局または上記公衆基地局の制御チャネルを
    選択的に受信して制御チャネルとの同期を確立した後に
    待ち受け状態に移行する受信手段と、 上記公衆基地局の制御チャネルを受信する状態で上記制
    御チャネルを受信し、この制御チャネルに含まれる上記
    公衆基地局の識別符号が上記識別符号記憶手段に記憶さ
    れている識別符号と一致するとき、上記自営基地局の制
    御チャネルを受信する状態に移行する頻度が高くなるよ
    うに上記受信手段を制御する受信制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする携帯用端末装置。
  2. 【請求項2】 上記自営基地局の近傍の公衆基地局は、
    上記自営基地局にエリアが及ぶ公衆基地局であることを
    特徴とする請求項1に記載の携帯用端末装置。
  3. 【請求項3】 上記受信制御手段は、上記公衆基地局の
    制御チャネルを受信する状態で上記制御チャネルを受信
    し、この制御チャネルに含まれる上記公衆基地局の識別
    符号が上記識別符号記憶手段に記憶されている識別符号
    と一致するとき、上記自営基地局の制御チャネルを受信
    する状態に移行するように上記受信手段を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の携帯用端末装置。
  4. 【請求項4】 上記受信制御手段は、上記自営基地局の
    制御チャネルを受信する状態で一定時間が経過しても上
    記制御チャネルを受信できないとき、上記公衆基地局の
    制御チャネルによる待ち受け状態に移行するように上記
    受信手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の
    携帯用端末装置。
  5. 【請求項5】 上記受信制御手段は、公衆基地局の制御
    チャネルによる待ち受け状態で一定時間が経過したとき
    は、上記公衆基地局の制御チャネルを受信する状態に移
    行するように上記受信手段を制御することを特徴とする
    請求項3に記載の携帯用端末装置。
  6. 【請求項6】 上記自営基地局の登録処理をする際、上
    記受信制御手段は上記公衆基地局の制御チャネルを受信
    するように上記受信手段を制御し、受信された上記公衆
    基地局の制御チャネルに含まれる識別符号を上記識別符
    号記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載
    の携帯用端末装置。
  7. 【請求項7】 上記識別符号記憶手段には、自営基地局
    にエリアが及ぶ一部または全部の公衆基地局の識別符号
    を記憶することを特徴とする請求項6に記載の携帯用端
    末装置。
JP8072873A 1996-03-27 1996-03-27 携帯用端末装置 Pending JPH09261755A (ja)

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JP8072873A JPH09261755A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 携帯用端末装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6405063B1 (en) 1998-05-28 2002-06-11 Nec Corporation Communication method of cordless telephone that can always make call as necessary and suppress unnecessary waiting operation to reduce consumption power and cordless telephone

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6405063B1 (en) 1998-05-28 2002-06-11 Nec Corporation Communication method of cordless telephone that can always make call as necessary and suppress unnecessary waiting operation to reduce consumption power and cordless telephone

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