JPH09261159A - 移動通信システムにおける通信不良地域推定方法と移動通信システムにおける通信不良地域解消方法、並びに移動通信システム - Google Patents

移動通信システムにおける通信不良地域推定方法と移動通信システムにおける通信不良地域解消方法、並びに移動通信システム

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JPH09261159A
JPH09261159A JP8072317A JP7231796A JPH09261159A JP H09261159 A JPH09261159 A JP H09261159A JP 8072317 A JP8072317 A JP 8072317A JP 7231796 A JP7231796 A JP 7231796A JP H09261159 A JPH09261159 A JP H09261159A
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JP
Japan
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base station
mobile terminal
wireless base
time
area
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Application number
JP8072317A
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English (en)
Inventor
Hiroko Yonekura
裕子 米倉
Takaaki Azuma
孝昭 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圏外地域、チャネル容量不足地域各々を効率
的に推定すること。 【解決手段】 携帯端末11各々が電源投入状態にある
間、端末11各々には、待ち受け状態となった(無線)
基地局12の識別情報や圏外状態にあった時間、位置登
録/発着信時でのチャネル捕捉成功/失敗が携帯端末統
計情報として記録されている状態で、該端末11からの
位置登録の度に、該端末11から基地局12を介し転送
される携帯端末統計情報にもとづき、統計情報処理シス
テム13では、圏外地域、チャネル容量不足地域がそれ
ぞれ通信不良地域として推定され得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
における通信不良地域としての圏外/チャネル容量不足
地域を効率的に推定する方法、更には、その通信不良地
域を効果的に解消する方法、その通信不良地域が効率的
に推定された上、効果的に解消可とされた移動通信シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでの移動通信システムでは、例え
ば「第二世代コードレス電話システム標準規格 RCR
STD−28」(社団法人電波産業会(ARIB)(旧 財
団法人電波システム開発センター)に記載されているよ
うに、携帯端末から無線基地局(以下、単に基地局と称
す)への情報送信は、通信サービス中を除いては、僅か
に位置登録時にのみ行われるだけとなっており、また、
自動位置登録機能については、上記「第二世代コードレ
ス電話システム標準規格 RCR STD−28」の付
属資料Zとして記載されたものとなっている。携帯端末
は新たな待ち受け状態に遷移した際、即ち、電源投入直
後や通話終了時に位置登録を行うことになるが、前回位
置登録時と同一の位置登録エリア内に留まっている場合
には、位置登録は行われないものとなっている。一般
に、位置登録エリアは複数の基地局から構成されている
が、ネットワーク上での処理負荷を抑制すべく、可能な
限り位置登録が行われないよう、位置登録エリアの設計
が行われているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電源投入状
態にある携帯端末は通信サービス中や位置登録時以外の
間は待ち受け状態にあり、待ち受け状態にある携帯端末
からは電波の送信は行わなく、したがって、携帯端末か
らの電波の送信が行われない限り、ネットワーク側では
無線回線の状態監視が不可能とされ、ネットワーク側で
収集可な統計情報は、僅かに発着信/ハンドオーバ/位
置登録に関するものだけに限定されているのが現状であ
る。換言すれば、携帯端末が待ち受け状態にある場合に
は、ネットワーク側では、その携帯端末が如何なる状態
にあるかが何等情報収集し得ず、したがって、圏外地域
の有無の調査等を行うには、専ら、長期間に亘っての多
くの調査要員による実地調査や、ユーザからの申告に頼
らざるを得なかったものである。
【0004】一方、移動通信ネットワークでは、エリア
内での不感(圏外)地域の削減やチャネル容量の確保、
無効位置登録の削減等を考慮の上、基地局配置/位置登
録エリアの設計が行われているが、近年、シミュレーシ
ョン等の自動化設計の動きはあるものの、エリア内での
電波伝幡条件を正確に机上で評価することは不可能であ
り、したがって、実際にサービスを行いながら、エリア
内における圏外地域やチャネル容量不足地域を長期間に
亘って調査の上、徐々にエリア内改善が図られているの
が現状である。
【0005】以上、要約すれば、移動通信システムにお
ける大きな課題としては、サービスエリア内での圏外地
域やチャネル容量不足地域をなくすことで、サービス品
質を向上させることが挙げられるというものである。し
かしながら、そのためには、効果的な場所、即ち、圏外
地域やチャネル容量不足地域に基地局を増設することが
必要であるが、これまでの移動通信システムでは、圏外
地域やチャネル容量不足地域を効率的に推定/特定する
ことは困難であったというものである。これは、携帯端
末が待ち受け状態にある場合に、ネットワーク側では、
その携帯端末が圏外状態にあるか否かが何等情報収集し
得なかったからであり、また、それと同様に、回線確立
の際での携帯端末のチャネル捕捉状況については、ネッ
トワーク側でその捕捉状況が何等認識され得ず、衝突等
によりチャネル捕捉失敗となった頻度を定量的に把握す
る方法がなかったからである。更に、たとえ、圏外地域
近傍にアンテナ利得が調整制御可とされた基地局が現に
設置されていたとしても、その圏外地域を解消すべく、
そのアンテナ利得を調整制御する必要があるとしても、
アンテナ利得が最適に設定される上での判断情報が、こ
れまでの移動通信システム上では何等収集され得なかっ
たものである。
【0006】本発明の第1の目的は、通常のシステム運
用状態下で、圏外地域が通信不良地域として効率的に推
定され得る、移動通信システムにおける通信不良地域推
定方法を供するにある。本発明の第2の目的は、通常の
システム運用状態下で、チャネル容量不足地域が通信不
良地域として効率的に推定され得る、移動通信システム
における通信不良地域推定方法を供するにある。本発明
の第3の目的は、通常のシステム運用状態下で、圏外地
域、チャネル容量不足地域各々が通信不良地域として効
率的に推定され得る、移動通信システムにおける通信不
良地域推定方法を供するにある。本発明の第4の目的
は、通常のシステム運用状態下で、圏外地域が推定され
た場合に、新たな基地局の設置を不要として、その圏外
地域内での通信不良が速やかに、かつ効果的に解消され
得る、移動通信システムにおける通信不良地域解消方法
を供するにある。本発明の第5の目的は、通常のシステ
ム運用状態下で、チャネル容量不足地域が推定された場
合に、チャネル容量不足地域内での通信不良が可及的迅
速にして、かつ効果的に解消され得る、移動通信システ
ムにおける通信不良地域解消方法を供するにある。本発
明の第6の目的は、通常のシステム運用状態下で、通信
不良地域としての圏外地域およびチャネル容量不足地域
が効率的に推定可とされた移動通信システムを供するに
ある。本発明の第7の目的は、通常のシステム運用状態
下で、通信不良地域としての圏外地域およびチャネル容
量不足地域が効率的に推定可とされた上、圏外地域内で
の通信不良は速やかに、また、チャネル容量不足地域内
での通信不良は可及的迅速にして、効果的に解消可とさ
れた移動通信システムを供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、携帯
端末各々が電源投入状態におかれる度に、電源切断状態
におかれるまでの間に亘って、該携帯端末各々には、該
携帯端末が待ち受け状態となった無線基地局の推移が基
地局識別情報の推移として、かつ該携帯端末が圏外状態
におかれる場合での時間が圏外時間として時系列に一時
記録されている状態で、該携帯端末から位置登録が行わ
れるに際しては、該携帯端末に一時記憶されている、未
送信の基地局識別情報の推移と圏外時間は携帯端末統計
情報として基地局を介し交換機、または統計情報処理シ
ステムに転送された上、統計処理されることによって、
統計処理結果として得られる、無線基地局間に亘る圏外
発生確率および平均圏外時間にもとづき、圏外地域が通
信不良地域として推定されることで達成される。上記第
2の目的は、携帯端末各々が電源投入状態におかれる度
に、電源切断状態におかれるまでの間に亘って、該携帯
端末各々には、該携帯端末が待ち受け状態となった無線
基地局の推移が基地局識別情報の推移として、かつ該携
帯端末の位置登録/発着信時での無線回線確立に際して
のチャネル捕捉成功/失敗が時系列に一時記録されてい
る状態で、該携帯端末から位置登録が行われるに際して
は、該携帯端末に一時記憶されている、未送信の基地局
識別情報の推移とチャネル捕捉成功/失敗は携帯端末統
計情報として基地局を介し交換機、または統計情報処理
システムに転送された上、統計処理されることによっ
て、統計処理結果として得られる、無線基地局各々につ
いての平均待ち受け携帯端末数およびチャネル捕捉成功
/失敗確率にもとづき、チャネル容量不足地域が通信不
良地域として推定されることで達成される。上記第3の
目的は、携帯端末各々が電源投入状態におかれる度に、
電源切断状態におかれるまでの間に亘って、該携帯端末
各々には、該携帯端末が待ち受け状態となった無線基地
局の推移が基地局識別情報の推移として、かつ該携帯端
末が圏外状態におかれる場合での時間が圏外時間とし
て、更に、該携帯端末の位置登録/発着信時での無線回
線確立に際してのチャネル捕捉成功/失敗が時系列に一
時記録されている状態で、該携帯端末から位置登録が行
われるに際しては、該携帯端末に一時記憶されている、
未送信の基地局識別情報の推移、圏外時間およびチャネ
ル捕捉成功/失敗は携帯端末統計情報として基地局を介
し交換機、または統計情報処理システムに転送された
上、統計処理されることによって、統計処理結果として
得られる、無線基地局間に亘る圏外発生確率および平均
圏外時間にもとづき、圏外地域が通信不良地域として推
定される一方では、統計処理結果として得られる、無線
基地局各々についての平均待ち受け携帯端末数およびチ
ャネル捕捉成功/失敗確率にもとづき、チャネル容量不
足地域が通信不良地域として推定されることで達成され
る。
【0008】上記第4の目的は、統計処理結果として得
られる、無線基地局間に亘る圏外発生確率および平均圏
外時間にもとづき圏外地域が通信不良地域として推定さ
れた場合には、該通信不良地域近傍に現に設置されてい
る無線基地局でのアンテナ利得が調整されることで達成
される。上記第5の目的は、統計処理結果として得られ
る、無線基地局各々についての平均待ち受け携帯端末数
およびチャネル捕捉成功/失敗確率にもとづきチャネル
容量不足地域が通信不良地域として推定された場合に
は、該通信不良地域内には新規に無線基地局が設置され
ることで達成される。上記第6の目的は、そのシステム
構成要素として、電源投入状態におかれる度に、電源切
断状態におかれるまでの間に亘って、待ち受け状態とな
った無線基地局の推移が基地局識別情報の推移として、
かつ該携帯端末が圏外状態におかれる場合での時間が圏
外時間として、更に、位置登録/発着信時での無線回線
確立に際してのチャネル捕捉成功/失敗が時系列に一時
記録される多数の携帯端末と、該携帯端末から位置登録
が行われるに際し、該携帯端末に一時記憶されている、
未送信の基地局識別情報の推移、圏外時間およびチャネ
ル捕捉成功/失敗が携帯端末統計情報として無線回線を
介し一旦転送記憶される複数の基地局と、該基地局各々
を介し上記携帯端末に対し通信サービスを提供する、複
数の交換機を含むネットワークと、該交換機中の特定の
何れか1つとして、または該ネットワークに収容された
状態として、上記無線基地局各々から随時転送される携
帯端末統計情報を統計処理することによって、無線基地
局間に亘る圏外発生確率および平均圏外時間にもとづき
圏外地域を推定する一方では、無線基地局各々について
の平均待ち受け携帯端末数およびチャネル捕捉成功/失
敗確率にもとづきチャネル容量不足地域を推定する統計
情報処理システムとを含むべく、構成することで達成さ
れる。上記第7の目的は、上記システム構成要素のう
ち、基地局各々はアンテナ利得が調整可として、統計情
報処理システムは圏外地域近傍に現に設置されている基
地局でのアンテナ利得を調整制御可として、それぞれ構
成されることで達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1から図19に
より説明する。先ず本発明による移動通信システムにつ
いて説明すれば、図1はその一例での概要システム構成
を示したものである。図示のように、複数の交換機14
を含むネットワーク15には、その交換機14を介し複
数の基地局12各々がサービスエリア内に散在設置され
た状態として、有線回線を介し収容されたものとなって
いる。そのネットワーク15内の何れかの交換機14に
はまた、本願発明に直接係る統計情報処理システム13
が有線回線を介し収容されたものとなっている。尤も、
統計情報処理システム13自体の機能が特定の1つの交
換機14に集中的に具備されているか、あるいは複数の
交換機14に分散された状態として具備されている場合
には、統計情報処理システム13を特に用意した上、こ
れをネットワーク15に収容せしめることは不要とされ
ているものである。
【0010】さて、本発明に直接係る携帯端末11各々
は、これまでの携帯端末と同様、交換機14による制御
下に、複数の基地局12各々によって、無線回線を介し
通信サービスを受けることが可能とされているが、携帯
端末11各々のこれまでのものとの大きな相違は、携帯
端末11各々では、電源投入状態におかれる度に、電源
切断状態におかれるまでの間に亘って、待ち受け状態と
なった基地局の推移が基地局識別情報の推移として、ま
た、その携帯端末11各々が圏外状態におかれる場合で
の時間が圏外時間として、更に、位置登録/発着信時で
の無線回線確立に際してのチャネル捕捉成功/失敗が時
系列に一時記録可とされていることである。このような
状態で、携帯端末11各々から位置登録が行われるに際
しては、その携帯端末11にそれまでに一時記憶されて
いる、未送信の基地局識別情報の推移、圏外時間および
チャネル捕捉成功/失敗は、携帯端末識別情報を含む携
帯端末統計情報として無線回線を介し基地局12に一旦
転送記憶されているわけであるが、図2にその携帯端末
統計情報21の統計情報処理システム13への転送イメ
ージを示す。図示のように、携帯端末11各々から位置
登録が行われるに際して、携帯端末11各々からの携帯
端末統計情報21は無線回線を介し基地局12に一旦転
送記憶された上、基地局集計情報22として前処理され
るか、または携帯端末統計情報21のまま、その基地局
12から交換機14、またはその基地局12から交換機
14を介し統計情報処理システム13に随時転送された
上、統計処理されているものである。その統計処理の結
果としての統計情報処理システム集計情報23は保守者
24に表示可とされているが、その統計情報処理システ
ム集計情報23のうち、基地局12間に亘る圏外発生確
率および平均圏外時間からは、圏外地域が通信不良地域
として保守者24により推定されているものであり、ま
た、同じく、基地局12各々についての平均待ち受け携
帯端末数およびチャネル捕捉成功/失敗確率からは、チ
ャネル容量不足地域が通信不良地域として保守者24に
より推定されているものである。尤も、圏外地域やチャ
ネル容量不足地域は統計情報処理システム13で自動的
に推定可とされてもよいが、何れにしても、圏外地域が
推定された場合に、その圏外地域近傍に現に設置されて
いる基地局でのアンテナ利得が統計情報処理システム1
3から所望に調整制御される場合には、その圏外地域内
での通信不良が速やかに、かつ効果的に解消され得るも
のである。また、チャネル容量不足地域が推定された場
合には、その地域内に新規に基地局を保守者24をして
可及的迅速にして設置せしめるようにすれば、その地域
内でのチャネル容量不足が可及的迅速にして、効果的に
解消され得るものである。その際に、統計情報処理シス
テム集計情報23からは、保守者24により位置登録頻
度のより少ない、効率的な位置登録エリアの設計が併せ
て行われ得るものである。
【0011】ここで、携帯端末11が、例えば図3に示
す如くに移動する場合を想定の上、その際に、その携帯
端末11に順次収集記録される携帯端末統計情報要素を
図4として示す。図3に示すように、携帯端末11が移
動経路(→として表示)32上を移動するに伴い、図4
に示す携帯端末統計情報要素I1〜I9各々が順次収集
記録されるものとなっている。より詳細に説明すれば、
先ず携帯端末11の電源がONされれば、この旨が携帯
端末統計情報要素I1として記録された後、基地局C1
からの報知情報より、基地局C1のエリア内にあること
が認識されるが、この場合にはまた、携帯端末11は電
源ONにより新たな待ち受け状態に遷移されたことか
ら、位置登録動作も行われ、その基地局C1の基地局識
別情報(基地局ID等)に併せて、その位置登録の際で
のチャネル捕捉状況が携帯端末統計情報要素I2として
記録されているものである。その後は、基地局C2に待
ち受けとなり、基地局C2の基地局識別情報が携帯端末
統計情報要素I3として記録されるが、やがて、携帯端
末11が圏外地域33に移動したことに伴い、その旨と
圏外状態にあった時間(圏外時間)が携帯端末統計情報
要素I4として記録されるものとなっている。その後
は、基地局C3に待ち受け状態となるので、基地局C3
の基地局識別情報が携帯端末統計情報要素I5として記
録されるが、やがて、基地局C4に待ち受け状態となれ
ば、前回位置登録時での位置登録エリア31とは異なる
位置登録エリアでの待ち受けとなることから、位置登録
が行われるものとなっている。結局、基地局C4に待ち
受け状態となれば、基地局C4の基地局識別情報に併せ
て、その位置登録動作時でのチャネル捕捉状況が携帯端
末統計情報要素I6として記録されているものである。
その後、基地局C5に待ち受け状態となり、この状態で
基地局C5に発信が行われるも、チャネル捕捉に失敗し
たことに伴い再度発信が行われるも、それら発信各々に
対するチャネル捕捉成功/失敗が携帯端末統計情報要素
I7,I8として記録されたものとなっている。やが
て、携帯端末11の電源がOFFされたことに伴い、そ
の旨が携帯端末統計情報要素I9として記録されている
ものである。
【0012】以上のように、携帯端末11では、携帯端
末統計情報が収集記録されているが、図5はその携帯端
末11の一例での構成を、また、図6はその携帯端末1
1で基地局識別情報、圏外情報各々が収集記録される際
での一例での動作フローを示したものである。これによ
る場合、携帯端末11では、先ず電源513がONされ
れば(処理601)、マイコン(マイクロプロセッサ)
508によりその電源ON情報が記憶装置(バッテリバ
ックアップ等の不揮発性のものを含む)510に記録さ
れるものとなっている(処理602)。その後、電波品
質監視部507により基地局からの電波状態が監視され
ることで、圏外状態であるか否かが判断されるが(処理
603)、もしも、圏外状態ではなく、任意の基地局に
待ち受け状態となっている場合には、アンテナ501を
介し送受信部502で現に受信されている、その基地局
からの報知情報からは基地局識別情報が制御部503に
読み出された上、直前に記録されている基地局識別情報
と比較されるものとなっている(処理604)。この比
較で異なると判断された場合は、現に受信されている基
地局識別情報がマイコン508による制御下に、記憶装
置510に記録されているものである(処理605)。
尤も、電源ON直後には、基地局識別情報は直前に何等
記録されていないことから、電源ON直後に基地局識別
情報は常時記録されることになる。もしも、また、圏外
状態であると判断された場合、タイマ509が起動され
た上(処理606)、その圏外状態の続行状態が電波品
質監視部507での監視結果から定期的に判断されてい
るものである(処理607)。やがて、圏外状態でなく
なれば、タイマ509は停止された上(処理608)、
タイマ509からの圏外時間は、前処理としてマイコン
508上でしきい値と比較されるものとなっている(処
理609)。しきい値と比較されているのは、極く小さ
い圏外時間が多発する場合には、それら圏外時間を無視
するためである。一般にサービスエリア内には、フェー
ジングや建物の影等に起因して、非常に狭い圏外地域が
多数存在する可能性があり、したがって、極く小さい圏
外時間が多発する場合があるが、統計処理上での処理負
荷が抑制されるべく、そのような極く小さい圏外時間に
係る圏外情報は無視されているものである。即ち、圏外
時間がしきい値以下の場合は、それについての圏外情報
は記録されることなく、圏外状態の後に待ち受け状態と
なった基地局からの基地局識別情報が記憶装置510に
記録されている一方では(処理611)、圏外時間がそ
のしきい値を越えている場合には、記憶装置510にそ
の圏外時間が記録された上(処理610)、その後に待
ち受け状態となった基地局からの基地局識別情報が記録
されているものである(処理611)。携帯端末11で
その電源がOFFされない限りにおいては、以上の如く
の動作が繰返し行われているものであり、その電源がO
FFされれば、電源OFF情報が記録されることで、携
帯端末統計情報の収集記録動作は一旦終了されているも
のである(処理612〜614)。以上の基地局識別情
報/圏外情報に加え、携帯端末11では、位置登録/発
着信動作時でのチャネル捕捉状況が制御部503で監視
されることで、チャネル捕捉成功/失敗がマイコン50
8による制御下に、携帯端末統計情報として記憶装置5
10に記録されているものである。なお、図5中、符号
504、505、506はそれぞれ音声処理部、マイク
(マイクロフォン)、スピーカを、また、符号511、
512はそれぞれディスプレイ、キーボードを示す。
【0013】因みに、電源ON/OFF情報が携帯端末
統計情報要素として記憶されているのは以下の理由によ
る。即ち、もしも、それが記録されないとすれば、電源
がOFFにある間は携帯端末統計情報の収集は行えな
く、したがって、電源OFF以前の携帯端末統計情報と
その後の電源ON以降の携帯端末統計情報との間には地
理的な繋がりがないにも拘らず、恰も地理的な繋がりが
あるかの如く不具合が生じるからである。しかしなが
ら、電源ON/OFF情報が併せて記録される場合に
は、電源OFF以前とそれ以後の携帯端末統計情報を別
々のものとして扱えるからである。
【0014】以上の説明からも判るように、特定の場合
に、携帯端末11からは位置登録が行われているが、位
置登録が行われる度に、記憶装置510にそれまでに記
録されている携帯端末統計情報は無線回線を介し基地局
12に転送記憶されるものとなっている。その転送記憶
が終了すれば、転送済の携帯端末統計情報は記憶装置5
10上から消去されるが、転送済の携帯端末統計情報と
それ以後に記録される携帯端末統計情報との間の携帯端
末移動経路上での繋がりがなくならないよう、位置登録
が行われた基地局の基地局識別情報は消去されないよう
にすることが必要となっている。
【0015】その位置登録であるが、図7にその位置登
録が行われる際での、一例での携帯端末統計情報の転送
シーケンスを示す。図示のように、一連の手順701〜
706により携帯端末11と基地局12との間に無線回
線が設定された後、携帯端末11からは位置登録要求メ
ッセージ707が送信される一方、その位置登録要求メ
ッセージ707を受信した基地局12からは、それに対
する応答として、携帯端末11の正当性を確認すべく、
認証要求メッセージ708が返送されるものとなってい
る。その認証要求メッセージ708の受信にもとづき携
帯端末11からは認証応答メッセージ709が送信され
るが、これが基地局12で受信された上、基地局12か
ら返送される位置登録受付メッセージ710が携帯端末
11で受信されることで、一連の位置登録シーケンスは
完了されているものである。その後は、図示のように、
携帯端末11から基地局12には、携帯端末統計情報が
携帯端末統計情報送信メッセージ(メッセージ種別およ
び携帯端末番号を含む)711として付随制御チャネル
(FACCH)により送信されているものである。尤
も、携帯端末統計情報量が多い場合には、複数のメッセ
ージに分割された状態として送信されればよいものであ
る。携帯端末統計情報が受信記憶される度に、基地局1
2からはその旨が携帯端末統計情報受信メッセージ71
2として返送されているものであり、その後は、一連回
線切断手順713〜716が授受されることで、携帯端
末11、基地局12間の回線は切断されたものとなって
いる。
【0016】以上のようにして、携帯端末11から基地
局12には携帯端末統計情報が転送記憶されているが、
その際に、基地局12で前処理が行われる場合には、そ
の携帯端末統計情報からは、前処理結果としての各基地
局毎の待ち受け携帯端末数およびチャネル捕捉成功/失
敗回数と、基地局間の移動携帯端末数、圏外通過携帯端
末数およびのべ圏外時間とが基地局集計情報として算出
されているものである。この基地局集計情報については
後述するとして、図8に統計情報処理機能が具備された
基地局12の一例での構成を示す。図示のように、基地
局12では、アンテナ81を介し送受信部82で、携帯
端末11からの携帯端末統計情報が受信されており、こ
れから、基地局集計情報が統計処理部84にて算出され
た上、記憶装置83に一時記録されるものとなってい
る。記憶装置83に一旦記憶された携帯端末統計情報が
統計処理部84上に読み出されつつ、基地局集計情報が
算出された上、記憶装置83に一時記録されるようにし
てもよいものである。記憶装置83に一時記録された基
地局集計情報は、その後、定期的に、あるいは随時、有
線インタフェース部86を介し統計情報処理システムに
転送されているものである。尤も、基地局12で前処理
が行われない場合は、携帯端末11からの携帯端末統計
情報は記憶装置83に一旦記憶された上、その後、定期
的に、あるいは随時、有線インタフェース部86を介し
統計情報処理システムに転送されればよいものである。
【0017】ここで、図9により基地局12での基地局
集計情報算出フローについて説明すれば、このフローに
よって、図11に示される基地局集計情報−1が各基地
局毎に、図12に示される基地局集計情報−2が基地局
間毎にそれぞれ得られるものとなっている。より詳細に
説明すれば、基地局12各々では、その携帯端末統計情
報に記録されている各基地局の情報を記録するために、
携帯端末11各々からの携帯端末統計情報が受信された
場合(処理901)、図10に示すインデックステーブ
ル1001上から、記録対象としての基地局が検索され
るものとなっている(処理902)。インデックステー
ブル1001は各基地局にインデックス番号1002を
割当てるものであり、通知された基地局順にインデック
ス番号1002が割当てられているものである。上記基
地局集計情報−1や基地局集計情報−2、図12に示す
リストテーブル1201はそのインデックス番号順に記
録されているものである。さて、インデックステーブル
1001よりインデックス番号1002が取得されれ
ば、基地局集計情報−1の記録が行われる(処理90
3)。基地局集計情報−1は、図11に示すように、各
基地局毎に3メモリブロックが割当てられており、この
3メモリブロックのうち、アドレスの若い方から順に待
ち受け携帯端末数1101、チャネル捕捉成功回数11
02、チャネル捕捉失敗回数1103が記録されたもの
となっている。例えば基地局C3の基地局集計情報−1
が記録される場合には、インデックステーブル1001
より基地局C3のインデックス番号1002がx=2と
して検索された上、そのインデックス番号(x=2)に
対応している3メモリブロックのうち、その先頭アドレ
ス1107から順に待ち受け携帯端末数が1加算され、
チャネル捕捉成功回数、チャネル捕捉失敗回数各々が携
帯端末統計情報に記録されている回数分加算され、記録
されているものである。もしも、インデックステーブル
1001上に該当基地局が存在しなく、その基地局が検
索され得ない場合には、インデックステーブル1001
の最後にその基地局を追加し、新たに追加された基地局
の基地局集計情報−1は、基地局集計情報―1テーブル
の最後にその基地局用の領域を確保した上、その領域上
に記録されるようにすればよいものである(処理90
4,905)。次に、携帯端末統計情報に記録されてい
るその携帯端末の移動経路を、2つの基地局間の情報と
して記録していく基地局集計情報ー2の記録が行われる
に際しては、2つの基地局のうち、移動元となる基地局
のインデックス番号1002をインデックステーブル1
001から取得し、リストテーブル1201よりインデ
ックス番号1002に対応した、この基地局を移動元と
したときの移動先基地局が記録されているメモリ範囲、
即ち、移動先基地局検索範囲の先頭アドレス1202と
最終アドレス1203を取得した上、その範囲内から該
当移動先基地局が検索されるものとなっている(処理9
06,907)。基地局集計情報−2は、例えば図12
にC3―C2間情報1204、C3―C4間情報120
5として示すように、その移動元基地局から移動してい
く各移動先基地局間の情報が移動先基地局毎に纏まって
順番に記録されており、移動先基地局各々に対しては5
メモリブロックが割当てられた上、その5メモリブロッ
クのうち、アドレスの若い順に移動先基地局識別情報1
206、その移動元基地局に対しての次の移動先基地局
の情報が記録されている先頭アドレス1207、その移
動元基地局とその移動先基地局間を移動した移動携帯端
末数1208、その移動元基地局とその移動先基地局間
を移動する際に圏外を通過した圏外通過携帯端末数12
09、圏外を通過した場合ののべ圏外時間1210が記
録されるものとなっている(処理908)。次の移動先
基地局情報が無い場合は、次の移動先基地局情報の先頭
アドレスには“0”等を入れ、その旨が判るようにす
る。例えば基地局C3−C4間の情報が記録される場合
には、基地局C3のインデックス番号(x=2)よりリ
ストテーブル1201上での、インデックス番号x=2
の先頭アドレス1202から検索範囲先頭アドレス11
0を、次メモリブロック1203から検索範囲最終アド
レス144を読み出す。次にアドレス110のメモリ内
の基地局識別情報を読み出すが、基地局C3ではないの
で、アドレス111から次の移動先基地局情報の先頭ア
ドレス140を読み出す。アドレス140内の基地局識
別情報は基地局C4であるので、アドレス142から順
に移動携帯端末数、圏外通過時間、のべ圏外時間が記録
される。検索範囲最終アドレスまで検索しても、該当す
る移動先基地局が検索され得ない場合には、基地局集計
情報−2の最後に新たに追加し、リストテーブルの検索
範囲最終アドレスを更新する(処理912,913)。
【0018】ところで、ネットワーク内にはサービスエ
リアの不連続が明らかな場所があり、不連続が明らかな
場所の圏外情報は統計情報に含めないようにする必要が
ある。基地局12各々では、各基地局間情報の記録頻度
を計数し、記録頻度が予め設定してあるしきい値以下の
基地局間情報については、これを削除するようにする。
また、サービスエリアの不連続が明らかであり、位置登
録を行ってくる携帯端末の多数が圏外情報を通知してく
ることが明らかな基地局には予め周辺基地局を登録して
おき、それ以外の基地局からの移動情報は削除するよう
にする。これにより不要な圏外情報、移動経路情報を削
除できる。
【0019】以上のようにして、基地局12各々では、
携帯端末統計情報は各基地局毎の情報と基地局間情報に
統計処理された上、有線回線を介し統計情報処理システ
ム13に転送されているものである。尤も、既述のよう
に、統計情報を収集する機能が具備された基地局12の
数が少ないネットワークでは、基地局12各々では、携
帯端末11からの携帯端末統計情報はそのまま一時記憶
された上、統計情報処理システム13に転送されてもよ
いものである。一方、これとは逆に、統計情報を収集す
る機能が具備された基地局12が非常に多いネットワー
クでは、統計情報処理システム13側での処理負荷を軽
減すべく、基地局12各々で得られる基地局集計情報は
可能な限り情報圧縮された上、転送される必要があるも
のである。因みに、基地局12各々から統計情報処理シ
ステムへの基地局集計情報の転送タイミングについて説
明すれば、そのタイミングとしては、予め定められた時
刻に転送する方法や一定量の基地局集計情報/携帯端末
統計情報が一時記憶された時点で転送する方法等、適当
な方法が採られるものとなっている。尤も、基地局12
各々から自律的に転送するのではなく、統計情報処理シ
ステムから定期的に、あるいは随時基地局12各々から
基地局集計情報/携帯端末統計情報を収集するようにし
てもよいものである。基地局12各々では、一旦情報処
理システム13に転送された基地局集計情報/携帯端末
統計情報は再度転送されないよう、転送済の情報は消去
されているものである。
【0020】さて、ネットワーク内にただ1つ、あるい
は分散設置されている統計情報処理システム13では、
基地局12各々から転送された基地局集計情報/携帯端
末統計情報が統計処理されることによって、統計情報処
理システム集計情報、即ち、基地局12毎の平均待ち受
け携帯端末数およびチャネル捕捉成功確率と、基地局1
2間の平均移動携帯端末数、圏外発生確率および平均圏
外時間とが算出されているが、先ず統計情報処理システ
ム13の構成を図13に示す。図示のように、統計情報
処理システム13では、通信制御部1301で基地局1
2各々からの基地局集計情報/携帯端末統計情報が受信
された上、統計情報処理システム集計情報が統計情報処
理部1303で算出されたものとなっている。算出され
た統計情報処理システム集計情報は制御部1302によ
る制御下に、出力部(ディスプレイ、あるいはプリンタ
等)1304で可視表示出力される一方では、記憶装置
1305に記憶されているものである。ここで、基地局
12毎に得られる統計情報処理システム集計情報−1を
図14に示す。平均待ち受け携帯端末数1401は単位
時間当りの待ち受け携帯端末数として、また、チャネル
捕捉成功確率1402は全チャネル捕捉動作に対するチ
ャネル捕捉成功割合として算出されたものである。これ
ら平均待ち受け携帯端末数1401、チャネル捕捉成功
確率1402よりチャネル容量不足地域が推定され得、
これより効果的な場所、即ち、チャネル容量不足地域内
に基地局が設置される場合は、基地局増設による効果が
定量的に把握され得るものである。また、基地局12間
毎に得られる統計情報処理システム集計情報−2は図1
5に示すようである。平均移動携帯端末数1501は単
位時間に基地局12間を移動した携帯端末数を、圏外発
生確率1502は基地局12間を移動した携帯端末数に
対する基地局12間移動の際に圏外を通過した携帯端末
数の割合を、平均圏外時間1503は1携帯端末当りの
基地局12間移動の際に圏外状態となっていた時間をそ
れぞれ示す。このうち、2種類の情報、即ち、圏外発生
確率1502と平均圏外時間1503から、何れの場所
に如何なる大きさの圏外地域が存在するかが推定し得る
ものである。その圏外地域の推定に際し、サービスエリ
アが示されている地図が参照される場合には、道路状況
から携帯端末が通る範囲を想定し得ることから、より正
確に圏外地域が推定され得るものである。なお、平均移
動携帯端末数1501からは、携帯端末加入者の移動状
況が把握されるが、これより携帯端末の移動が少ない基
地局間を境界とする位置登録エリアが設計されること
で、位置登録頻度が少ない位置登録エリアの設計が可能
とされるものである。このようにして、位置登録エリア
の設計が行われる場合には、位置登録要求が多発する場
合であっても、ネットワーク上での処理負荷は効率的に
抑制され得るものである。また、統計情報処理システム
集計情報からは、不稼働基地局等の潜在故障の検出や、
無線区間パラメータの最適化設計が可能とされているも
のである。
【0021】以上のように、統計情報処理システム13
により圏外地域が推定され得るが、推定された圏外地域
に対しては、その圏外地域を解消すべく、より積極的、
効果的な措置が採れるものとなっている。その圏外地域
近傍に設置されている基地局12に利得調整可能なアン
テナが具備されている場合には、そのアンテナ利得を統
計情報処理システム13から所望に調整制御しようとい
うものである。統計情報処理システム13では、統計情
報比較部1306で圏外発生確率と予め設定されている
しきい値とが比較されているが、もしも、圏外発生確率
がしきい値以上となっている場合には、例えば圏外地域
を間に挟む2つの基地局各々に対し利得調整制御を行う
ようにすればよいものである。図16にアンテナの利得
調整制御が行われる際でのシーケンスを示す。これによ
る場合、統計情報処理システム13では、先ず利得値通
知要求メッセージ1601が利得調整制御対象基地局に
送信されることによって、その基地局での利得値が利得
値通知応答メッセージ1602より知れるものとなって
いる。統計情報処理システム13では、その利得値と平
均圏外時間より利得調整値が制御部1703で算出され
た上、その利得調整値を含む利得調整要求メッセージ1
603が利得調整制御対象基地局に送信されているもの
である。その基地局では、その利得調整値にもとづきア
ンテナ利得値が調整されているものであり、その利得値
調整が終了すれば、利得調整応答メッセージ1604が
統計情報処理システム13に返送されているものであ
る。
【0022】ここで、アンテナの利得が如何に調整制御
されるかを具体的に説明すれば、図17はアンテナの利
得調整が可とされた基地局の構成を示したものである。
図示のように、その基地局には、利得が相異なる複数の
アンテナa1〜a3が具備されたものとなっている。そ
の基地局で、有線インタフェース部1702を介し、利
得調整値を含む利得調整要求メッセージ1603が受信
された場合には、制御部1703による切替制御下に、
その利得調整値が反映された利得値となるべく、制御部
1703による制御下に、アンテナ切替部1701を介
し、アンテナa1〜a3のうちから、何れか1つが所望
に選択されているものである。図18に示すように、例
えばアンテナa1〜a3それぞれの利得がr、2r,3
rとし、また、アンテナa1〜a3各々に対するカバー
エリアがそれぞれz1,z2,z3であるとすれば、2
倍の利得をもつアンテナa2に切替すればカバーエリア
はz2となり、3倍の利得を持つアンテナa3に切替す
ればカバーエリアはz3として得られるものである。こ
のように、利得が所望に調整制御される場合は、圏外地
域の存在は効果的に解消されるものである。尤も、基地
局に同一利得のアンテナを複数具備せしめ、アンテナを
所望数、組合せることによっても利得調整は可能となっ
ている。例えばアンテナa1〜a3各々が全て同一利得
rであるとして、アンテナa1のみが選択された場合で
のカバーエリアはz1として、また、アンテナa1,a
2が同時に選択された場合でのカバーエリアはz2とし
て得られるべく、必要に応じた数のアンテナが組合せさ
れればよいものである。なお、図17中、符号1704
は送受信部を示す。
【0023】最後に、確認の意味で、アンテナ利得調整
制御が行われる際での、統計情報処理システム13での
動作フローについて説明すれば、図19はそのフローを
示したものである。これによる場合、統計情報処理シス
テム13で基地局集計情報/携帯端末統計情報が受信さ
れれば、これより統計情報処理システム集計情報が算出
されるものとなっている(処理1901,1902)。
その際に、圏外発生確率が平均圏外時間とともに算出さ
れているわけであるが、次に、アンテナ利得調整制御が
必要か否かを判断すべく、その圏外発生確率がしきい値
を越えているか否かが判定されるものとなっている(処
理1903)。しきい値を越えていない場合には、アン
テナ利得調整制御は不要とされるが、もしも、越えてい
る場合には、統計情報処理システム13から圏外地域近
傍の基地局各々に対しては、利得値通知要求が送信され
ることによって、それら基地局各々での利得値が、それ
ら基地局各々からの利得値通知応答より知れるものであ
る(処理1904,1905)。統計情報処理システム
13では、それら利得値と平均圏外時間より必要とされ
る利得調整値が算出された上、その利得調整値を含む利
得調整要求が該当基地局各々に送信されることで、該当
基地局各々では、その利得調整値にもとづきアンテナ利
得が調整されているものである(処理1906〜190
7)。その利得値調整が終了すれば、利得調整要求に対
する応答して、利得調整応答が統計情報処理システム1
3に返送されているわけであるが、そのアンテナ利得調
整により該当基地局各々でのカバーエリアが拡大される
結果として、圏外地域の解消、したがって、サービスエ
リアの改善が図れるものである(処理1908)。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜7各
々による場合には、以下の効果が得られるものとなって
いる。 請求項1:通常のシステム運用状態下で、圏外地域が通
信不良地域として効率的に推定され得る。 請求項2:通常のシステム運用状態下で、チャネル容量
不足地域が通信不良地域として効率的に推定され得る。 請求項3:通常のシステム運用状態下で、圏外地域、チ
ャネル容量不足地域各々が通信不良地域として効率的に
推定され得る。 請求項4:通常のシステム運用状態下で、圏外地域が推
定された場合に、新たな基地局の設置を不要として、そ
の圏外地域内での通信不良が速やかに、かつ効果的に解
消され得る。 請求項5:通常のシステム運用状態下で、チャネル容量
不足地域が推定された場合に、チャネル容量不足地域内
での通信不良が可及的迅速にして、かつ効果的に解消さ
れ得る。 請求項6:通常のシステム運用状態下で、通信不良地域
としての圏外地域およびチャネル容量不足地域が効率的
に推定可とされた移動通信システムが得られる。 請求項7:通常のシステム運用状態下で、通信不良地域
としての圏外地域およびチャネル容量不足地域が効率的
に推定可とされた上、圏外地域内での通信不良は速やか
に、また、チャネル容量不足地域内での通信不良は可及
的迅速にして、効果的に解消可とされた移動通信システ
ムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による移動通信システムの一例
での概要システム構成を示す図
【図2】図2は、携帯端末統計情報の統計情報処理シス
テムへの転送イメージを示す図
【図3】図3は、携帯端末の移動経路の例を示す図
【図4】図4は、その移動経路上で、その携帯端末に順
次収集記録される携帯端末統計情報を示す図
【図5】図5は、本発明に係る携帯端末の一例での構成
を示す図
【図6】図6は、その携帯端末で基地局識別情報、圏外
情報各々が収集記録される際での一例での動作フローを
示す図
【図7】図7は、携帯端末から位置登録が行われる際で
の、一例での携帯端末統計情報の転送シーケンスを示す
【図8】図8は、統計情報処理機能が具備された基地局
の一例での構成を示す図
【図9】図9は、その基地局での基地局集計情報算出フ
ローを示す図
【図10】図10は、各基地局にインデックス番号を割
当てるためのインデックステーブルを示す図
【図11】図11は、各基地局毎に得られる基地局集計
情報を示す図
【図12】図12は、各基地局間毎に得られる基地局集
計情報を示す図
【図13】図13は、統計情報処理システムの一例での
構成を示す図
【図14】図14は、基地局毎に得られる統計情報処理
システム集計情報を示す図
【図15】図15は、基地局間毎に得られる統計情報処
理システム集計情報を示す図
【図16】図16は、アンテナの利得調整制御が行われ
る際でのシーケンスを示す図
【図17】図17は、アンテナの利得調整が可能とされ
た基地局の構成を示す図
【図18】図18は、アンテナの利得調整によるカバー
エリアの変化を示す図
【図19】図19は、アンテナ利得調整制御が行われる
際での、統計情報処理システムでの動作フローを示す図
【符号の説明】
11…携帯端末、12…基地局、13…統計情報処理シ
ステム、14…交換機、15…ネットワーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の散在設置された無線基地局各々が
    交換機に収容された状態で、該交換機による制御下に、
    該無線基地局各々を介し携帯端末に対し通信サービスが
    提供されるようにした移動通信システムにおける通信不
    良地域推定方法であって、携帯端末各々が電源投入状態
    におかれる度に、電源切断状態におかれるまでの間に亘
    って、該携帯端末各々には、該携帯端末が待ち受け状態
    となった無線基地局の推移が基地局識別情報の推移とし
    て、かつ該携帯端末が圏外状態におかれる場合での時間
    が圏外時間として時系列に一時記録されている状態で、
    該携帯端末から位置登録が行われるに際しては、該携帯
    端末に一時記憶されている、未送信の基地局識別情報の
    推移と圏外時間は、携帯端末識別情報を含む携帯端末統
    計情報として無線回線を介し無線基地局に一旦転送記憶
    された後、未前処理、あるいは前処理の状態として該無
    線基地局から交換機、または該無線基地局から交換機を
    介し統計情報処理システムに随時転送された上、統計処
    理されることによって、統計処理結果として得られる、
    無線基地局間に亘る圏外発生確率および平均圏外時間に
    もとづき、圏外地域が通信不良地域として推定されるよ
    うにした、移動通信システムにおける通信不良地域推定
    方法。
  2. 【請求項2】 複数の散在設置された無線基地局各々が
    交換機に収容された状態で、該交換機による制御下に、
    該無線基地局各々を介し携帯端末に対し通信サービスが
    提供されるようにした移動通信システムにおける通信不
    良地域推定方法であって、携帯端末各々が電源投入状態
    におかれる度に、電源切断状態におかれるまでの間に亘
    って、該携帯端末各々には、該携帯端末が待ち受け状態
    となった無線基地局の推移が基地局識別情報の推移とし
    て、かつ該携帯端末の位置登録/発着信時での無線回線
    確立に際してのチャネル捕捉成功/失敗が時系列に一時
    記録されている状態で、該携帯端末から位置登録が行わ
    れるに際しては、該携帯端末に一時記憶されている、未
    送信の基地局識別情報の推移とチャネル捕捉成功/失敗
    は、携帯端末識別情報を含む携帯端末統計情報として無
    線回線を介し無線基地局に一旦転送記憶された後、未前
    処理、あるいは前処理の状態として該無線基地局から交
    換機、または該無線基地局から交換機を介し統計情報処
    理システムに随時転送された上、統計処理されることに
    よって、統計処理結果として得られる、無線基地局各々
    についての平均待ち受け携帯端末数およびチャネル捕捉
    成功/失敗確率にもとづき、チャネル容量不足地域が通
    信不良地域として推定されるようにした、移動通信シス
    テムにおける通信不良地域推定方法。
  3. 【請求項3】 複数の散在設置された無線基地局各々が
    交換機に収容された状態で、該交換機による制御下に、
    該無線基地局各々を介し携帯端末に対し通信サービスが
    提供されるようにした移動通信システムにおける通信不
    良地域推定方法であって、携帯端末各々が電源投入状態
    におかれる度に、電源切断状態におかれるまでの間に亘
    って、該携帯端末各々には、該携帯端末が待ち受け状態
    となった無線基地局の推移が基地局識別情報の推移とし
    て、かつ該携帯端末が圏外状態におかれる場合での時間
    が圏外時間として、更に、該携帯端末の位置登録/発着
    信時での無線回線確立に際してのチャネル捕捉成功/失
    敗が時系列に一時記録されている状態で、該携帯端末か
    ら位置登録が行われるに際しては、該携帯端末に一時記
    憶されている、未送信の基地局識別情報の推移、圏外時
    間およびチャネル捕捉成功/失敗は、携帯端末識別情報
    を含む携帯端末統計情報として無線回線を介し無線基地
    局に一旦転送記憶された後、未前処理、あるいは前処理
    の状態として該無線基地局から交換機、または該無線基
    地局から交換機を介し統計情報処理システムに随時転送
    された上、統計処理されることによって、統計処理結果
    として得られる、無線基地局間に亘る圏外発生確率およ
    び平均圏外時間にもとづき、圏外地域が通信不良地域と
    して推定される一方では、統計処理結果として得られ
    る、無線基地局各々についての平均待ち受け携帯端末数
    およびチャネル捕捉成功/失敗確率にもとづき、チャネ
    ル容量不足地域が通信不良地域として推定されるように
    した、移動通信システムにおける通信不良地域推定方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の散在設置された無線基地局各々が
    交換機に収容された状態で、該交換機による制御下に、
    該無線基地局各々を介し携帯端末に対し通信サービスが
    提供されるようにした移動通信システムにおける通信不
    良地域解消方法であって、携帯端末各々が電源投入状態
    におかれる度に、電源切断状態におかれるまでの間に亘
    って、該携帯端末各々には、該携帯端末が待ち受け状態
    となった無線基地局の推移が基地局識別情報の推移とし
    て、かつ該携帯端末が圏外状態におかれる場合での時間
    が圏外時間として時系列に一時記録されている状態で、
    該携帯端末から位置登録が行われるに際しては、該携帯
    端末に一時記憶されている、未送信の基地局識別情報の
    推移と圏外時間は、携帯端末識別情報を含む携帯端末統
    計情報として無線回線を介し無線基地局に一旦転送記憶
    された後、未前処理、あるいは前処理の状態として該無
    線基地局から交換機、または該無線基地局から交換機を
    介し統計情報処理システムに随時転送された上、統計処
    理されることによって、統計処理結果として得られる、
    無線基地局間に亘る圏外発生確率および平均圏外時間に
    もとづき圏外地域が通信不良地域として推定された上、
    該通信不良地域近傍に現に設置されている無線基地局で
    のアンテナ利得が調整されるようにした、移動通信シス
    テムにおける通信不良地域解消方法。
  5. 【請求項5】 複数の散在設置された無線基地局各々が
    交換機に収容された状態で、該交換機による制御下に、
    該無線基地局各々を介し携帯端末に対し通信サービスが
    提供されるようにした移動通信システムにおける通信不
    良地域解消方法であって、携帯端末各々が電源投入状態
    におかれる度に、電源切断状態におかれるまでの間に亘
    って、該携帯端末各々には、該携帯端末が待ち受け状態
    となった無線基地局の推移が基地局識別情報の推移とし
    て、かつ該携帯端末の位置登録/発着信時での無線回線
    確立に際してのチャネル捕捉成功/失敗が時系列に一時
    記録されている状態で、該携帯端末から位置登録が行わ
    れるに際しては、該携帯端末に一時記憶されている、未
    送信の基地局識別情報の推移とチャネル捕捉成功/失敗
    は、携帯端末識別情報を含む携帯端末統計情報として無
    線回線を介し無線基地局に一旦転送記憶された後、未前
    処理、あるいは前処理の状態として該無線基地局から交
    換機、または該無線基地局から交換機を介し統計情報処
    理システムに随時転送された上、統計処理されることに
    よって、統計処理結果として得られる、無線基地局各々
    についての平均待ち受け携帯端末数およびチャネル捕捉
    成功/失敗確率にもとづきチャネル容量不足地域が通信
    不良地域として推定された上、該通信不良地域内には新
    規に無線基地局が設置されるようにした、移動通信シス
    テムにおける通信不良地域解消方法。
  6. 【請求項6】 複数の散在設置された無線基地局各々が
    交換機に収容された状態で、該交換機による制御下に、
    該無線基地局各々を介し携帯端末に対し通信サービスが
    提供されるようにした移動通信システムであって、電源
    投入状態におかれる度に、電源切断状態におかれるまで
    の間に亘って、待ち受け状態となった無線基地局の推移
    が基地局識別情報の推移として、かつ該携帯端末が圏外
    状態におかれる場合での時間が圏外時間として、更に、
    位置登録/発着信時での無線回線確立に際してのチャネ
    ル捕捉成功/失敗が時系列に一時記録される多数の携帯
    端末と、該携帯端末から位置登録が行われるに際し、該
    携帯端末に一時記憶されている、未送信の基地局識別情
    報の推移、圏外時間およびチャネル捕捉成功/失敗が、
    携帯端末識別情報を含む携帯端末統計情報として無線回
    線を介し一旦転送記憶される複数の無線基地局と、該無
    線基地局各々を介し上記携帯端末に対し通信サービスを
    提供する、複数の交換機を含むネットワークと、該交換
    機中の特定の何れか1つとして、または該ネットワーク
    に収容された状態として、上記無線基地局各々から、未
    前処理、あるいは前処理の状態として随時転送される携
    帯端末統計情報を統計処理することによって、統計処理
    結果として得られる、無線基地局間に亘る圏外発生確率
    および平均圏外時間にもとづき圏外地域を推定する一方
    では、統計処理結果として得られる、無線基地局各々に
    ついての平均待ち受け携帯端末数およびチャネル捕捉成
    功/失敗確率にもとづきチャネル容量不足地域を推定す
    る統計情報処理システムと、を含む移動通信システム。
  7. 【請求項7】 複数の散在設置された無線基地局各々が
    交換機に収容された状態で、該交換機による制御下に、
    該無線基地局各々を介し携帯端末に対し通信サービスが
    提供されるようにした移動通信システムであって、電源
    投入状態におかれる度に、電源切断状態におかれるまで
    の間に亘って、待ち受け状態となった無線基地局の推移
    が基地局識別情報の推移として、かつ該携帯端末が圏外
    状態におかれる場合での時間が圏外時間として、更に、
    位置登録/発着信時での無線回線確立に際してのチャネ
    ル捕捉成功/失敗が時系列に一時記録される多数の携帯
    端末と、該携帯端末から位置登録が行われるに際し、該
    携帯端末に一時記憶されている、未送信の基地局識別情
    報の推移、圏外時間およびチャネル捕捉成功/失敗が、
    携帯端末識別情報を含む携帯端末統計情報として無線回
    線を介し一旦転送記憶される、アンテナ利得が調整可と
    された複数の無線基地局と、該無線基地局各々を介し上
    記携帯端末に対し通信サービスを提供する、複数の交換
    機を含むネットワークと、該交換機中の特定の何れか1
    つとして、または該ネットワークに収容された状態とし
    て、上記無線基地局各々から、未前処理、あるいは前処
    理の状態として随時転送される携帯端末統計情報を統計
    処理することによって、統計処理結果として得られる、
    無線基地局間に亘る圏外発生確率および平均圏外時間に
    もとづき圏外地域を推定した上、該圏外地域近傍に現に
    設置されている無線基地局でのアンテナ利得を調整制御
    する一方では、統計処理結果として得られる、無線基地
    局各々についての平均待ち受け携帯端末数およびチャネ
    ル捕捉成功/失敗確率にもとづきチャネル容量不足地域
    を推定する統計情報処理システムと、を含む移動通信シ
    ステム。
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