JPH09260024A - 圧力センサ内蔵スパークプラグ - Google Patents

圧力センサ内蔵スパークプラグ

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JPH09260024A
JPH09260024A JP7074996A JP7074996A JPH09260024A JP H09260024 A JPH09260024 A JP H09260024A JP 7074996 A JP7074996 A JP 7074996A JP 7074996 A JP7074996 A JP 7074996A JP H09260024 A JPH09260024 A JP H09260024A
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JP
Japan
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diaphragm
spark plug
metal shell
pressure
piezoelectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP7074996A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Okazaki
浩二 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズの検出および応答遅れを解消するとと
もに、主体金具および絶縁体の改造を最小限にでき、製
造コストの増大およびスパークプラグの性能低下を防止
できる圧力センサ内蔵スパークプラグの提供。 【解決手段】 軸穴21を有する絶縁体2と、中心電極
3と、筒状の主体金具1とを備え、主体金具1は、先端
がネジ部11、中間が径大の胴部12、後端が六角頭部
13となっているスパークプラグと、ネジ部11に形成
され、燃焼室に臨んだ環状開口51を有する環状凹所5
と、該凹所5の奥に配設した圧電セット7と、胴部の外
周面から環状凹所5への貫通穴52と、該貫通穴52の
挿通されたリード線と、環状開口51を塞ぐように設け
たダイヤフラム6と、該ダイヤフラム6と圧電セット7
との間に配した圧力伝達部材8とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの気筒
内の燃焼圧力を検出するための圧力センサを内蔵したス
パークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】ノッキングの発生を防止するとともにト
ルク変動を一定値以下に抑えるため、気筒内の燃焼圧力
変動を検出する圧力センサを組み込んだ圧力センサ内蔵
スパークプラグが使用され、機関のトルク変動の検出、
ノッキングの検出などが行われている。
【0003】従来の圧力センサ内蔵スパークプラグは、
圧力センサをスパークプラグの主体金具の径大胴部と、
機関のシリンダーヘッドに設けたスパークプラグ装着用
ネジ穴の周囲のスパークプラグ取付座との間に取り付け
る構成か、または主体金具に圧力導入穴を設け、該圧力
導入穴に臨ませた圧力センサに燃焼ガスの圧力を導く構
成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者におい
ては燃焼圧力以外にバルブの着座ノイズなどエンジンの
種々の振動を検出し易く、後者は、気筒内振動および圧
力の応答遅れがあり、測定誤差が生じ易い欠点がある。
また、かかる欠点を解消するためダイヤフラムを用いる
と、部品形状および主体金具の構造が複雑となり、製造
コストが増大するとともに、スパークプラグの性能を損
なう問題が生じる。
【0005】この発明の目的は、ノイズの検出および応
答遅れを解消するとともに、主体金具および絶縁体の改
造を最小限にでき、製造コストの増大およびスパークプ
ラグの性能低下を防止できる圧力センサ内蔵スパークプ
ラグの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の圧力センサ内
蔵スパークプラグは、軸穴を有する絶縁体と、前記軸穴
に貫設した中心電極と、前記絶縁体の先側部分に外嵌め
した筒状の主体金具とを備え、前記主体金具は、先端が
ネジ部、中間が径大の胴部となっているスパークプラグ
と、前記主体金具の先端面から前記ネジ部に形成され、
燃焼室に臨んだ環状開口を有する環状凹所と、該環状凹
所と前記主体金具の外周面とを連結する貫通穴と、前記
環状凹所の奥に配設した圧電セットと、該貫通穴を通じ
て外部に引き出された前記圧電セットのリード線と、前
記環状開口を塞ぐように設けたダイヤフラムと、該ダイ
ヤフラムと前記圧電セットとの間に配した圧力伝達部材
とからなる。
【0007】
【発明の作用および効果】この発明では、主体金具の先
端面の内側に配したダイヤフラムにより直接に燃焼室の
圧力変動を受け、これを圧力伝達部材を介して圧電セッ
トに伝達している。このため、ノイズの検出および応答
遅れを解消するとともに、主体金具および絶縁体の改造
を最小限にでき、製造コストの増大およびスパークプラ
グの性能低下を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の圧電センサ付
スパークプラグを示し、筒状の主体金具1内に、軸穴2
1付き絶縁体2の先側部分を嵌め込んで固定している。
軸穴21内には中心電極3が貫設されており、絶縁体2
の先端から突き出している中心電極3の先端部31は発
火部となっており、絶縁体2の後端から突き出している
中心電極3の後端部32は、点火回路の高電圧コードへ
の接続端子となっている。
【0009】主体金具1は、先端側に外周にエンジンへ
の締結ネジが形成されたネジ部11を有し、中間に径大
の胴部12を有し、後側に六角頭部13を有する。六角
頭部13の後端には肉薄のかしめ部14が延設されてお
り、中間胴部12と六角頭部13との間は肉薄の圧縮部
15が設けられている。
【0010】ネジ部11の先端には、内周を内側に突出
して環状接地電極4が形成されており、該接地電極4と
中心電極3の先端部31の外周との間は火花放電ギャッ
プGとなっている。接地電極4は、主体金具1の先端部
に溶接した1または複数の略L字形の接地電極であって
もよい。主体金具1の内腔10は、胴部12に傾斜段1
6が設けられ、傾斜段16の先側1Aが径小に形成され
るとともに絶縁体2との係合突条17が周設され、傾斜
段16の後側1Bが径大となっている。
【0011】ネジ部(M14、ピッチ1.25mm)1
1は、内径が6.5mm、肉厚が5〜6mmに形成され
るとともに、ネジ部11(主体金具1)の先端面19に
円環状開口51を有する円環状凹所5が設けられてい
る。円環状凹所5の奥部と、胴部12の肩面121の表
面との間は、主体金具1の壁内に形成した貫通穴52に
より連通している。円環状凹所5は、内径が8〜9m
m、深さが8〜12mmの範囲内で形成されており、ス
パークプラグとしての耐久性、装着製および構造強度の
維持が図られている。
【0012】絶縁体2は、先側に主体金具1のネジ部1
1に収容される脚長部22、中間に胴部12内に収容さ
れ、後端1Bに嵌合する径大のつば部23を有する。後
側は、大部分が主体金具1の後端から突き出したプラグ
キャップ接続部24となっている。脚長部22の中間部
には、主体金具1の内腔10に設けられた係合突条17
にパツキン9を介して係合する係合段25が形成され、
プラグキャップ接続部24の後部には、コルゲーション
26が設けられている。
【0013】円環状凹所5の円環状開口51は、円環状
のダイヤフラム6によって塞がれており、円環状凹所5
の奥部には、図2に示す圧電セット7が嵌め込まれてい
る。ダイヤフラム6と圧電セット7との間には、円筒状
の圧力伝達部材8が嵌め込まれている。ダイヤフラム6
は、ニッケル合金製で、外径が12mm、内径6mm、
厚さ0.15〜0.30mmに設定されている。
【0014】圧電セット7は、いずれも環状の、絶縁板
71、電極板72、圧電素子73および受圧板としての
板パッキン74を積層してなる。電極板72には、絶縁
被覆付きリード線75が接続されており、絶縁板71に
設けた切り欠き76を通じて貫通穴52から外部に取り
出されている。リード線75が挿通された貫通穴52
は、耐熱接着剤でシールされていることが望ましい。
【0015】ダイヤフラム6は、この実施例では、内周
62が圧力伝達部材8の先端に設けられた肉薄の括れ部
81に連続して一体成形されている。ダイヤフラム6
は、外周61および内周62が、主体金具1の円環状凹
所5の先端面19にシーム溶接されている。ダイヤフラ
ム6の外周61および内周62をシーム溶接するのは、
接合部の機密性を保つとともに、ダイヤフラム6の材質
の変化を最小限に保ちながら所定位置に保持するためで
ある。
【0016】圧力伝達部材8は、先端に厚さ0.3〜
0.8mm、長さ1.5mmの括れ部81が設けられ、
外径8.5〜9mm、内径8mm、長さ6〜7mmの筒
体からなり、後端に設けられ板パッキン74に当接する
後端鍔部83が設けられている。
【0017】このスパークプラグは、エンジンに装着さ
れると燃焼室の圧力変動は、ダイヤフラム6により加わ
り、圧力伝達部材8を介して圧電セット7に伝達され
る。すなわち、燃焼室の圧力は、ダイヤフラム6は外周
61および内周62が主体金具1の先端面19に溶接さ
れているため、内周62に連結した圧力伝達部材8に加
わり、後端鍔部83が板パッキン74を加圧する。この
際、括れ部81は、圧力伝達部材8の微動を円滑に行わ
せる作用を有する。
【0018】このため、燃焼室の圧力変動を直接かつ時
間に遅れずに検出でき、ノイズの検出および応答遅れを
解消できる。また、主体金具および絶縁体の改造を最小
限にでき、製造コストの増大およびスパークプラグの性
能低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力センサ内蔵スパークプラグの断面図であ
る。
【図2】圧力センサの斜視図である。
【符号の説明】
1 主体金具 2 絶縁体 3 中心電極 4 接地電極 5 円環状凹所 6 ダイヤフラム 7 圧電セット 8 圧力伝達部材 11 ネジ部 12 胴部 19 先端面 21 軸穴 51 円環状開口 52 貫通穴 61 外周 62 内周 75 リード線 81 肉薄の括れ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸穴を有する絶縁体と、前記軸穴に貫設
    した中心電極と、前記絶縁体の先側部分に外嵌めした筒
    状の主体金具とを備え、前記主体金具は、先端がネジ
    部、中間が径大の胴部となっているスパークプラグと、
    前記主体金具の先端面から前記ネジ部に形成され、燃焼
    室に臨んだ環状開口を有する環状凹所と、該環状凹所と
    前記主体金具の外周面とを連結する貫通穴と、前記環状
    凹所の奥に配設した圧電セットと、該貫通穴を通じて外
    部に引き出された前記圧電セットのリード線と、前記環
    状開口を塞ぐように設けたダイヤフラムと、該ダイヤフ
    ラムと前記圧電セットとの間に配した圧力伝達部材とか
    らなる圧力センサ内蔵スパークプラグ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ダイヤフラム
    は、外周および内周が前記主体金具の先端面にシーム溶
    接されていることを特徴とする圧力センサ内蔵スパーク
    プラグ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記圧力伝
    達部材は円筒状を呈し、前記ダイヤフラムと一体成形さ
    れたことを特徴とする圧力センサ内蔵スパークプラグ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記圧力伝達部材の
    ダイヤフラムへの連結部は、肉薄の括れ部となっている
    ことを特徴とする圧力センサ内蔵スパークプラグ。
JP7074996A 1996-03-26 1996-03-26 圧力センサ内蔵スパークプラグ Pending JPH09260024A (ja)

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