JPH09257944A - 放射線検出器 - Google Patents

放射線検出器

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JPH09257944A
JPH09257944A JP8072502A JP7250296A JPH09257944A JP H09257944 A JPH09257944 A JP H09257944A JP 8072502 A JP8072502 A JP 8072502A JP 7250296 A JP7250296 A JP 7250296A JP H09257944 A JPH09257944 A JP H09257944A
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JP
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solid
scintillator
cover
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radiation detector
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JP8072502A
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Inventor
Akira Tago
晃 多胡
Toshikazu Tamura
敏和 田村
Eiichi Takami
栄一 高見
Shinichi Hayashi
眞一 林
Shinichi Takeda
慎市 竹田
Chiori Mochizuki
千織 望月
Akira Funakoshi
章 冨名腰
Tadao Endo
忠夫 遠藤
Masakazu Morishita
正和 森下
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Original Assignee
Canon Inc
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線検出器においてシンチレータと固体光
検出素子が均一に密着し、空隙を除去し、センサー面で
の鮮鋭度のばらつきを防止すること。 【解決手段】 放射線源から発せられ、対象物を透過し
た放射線の強度分布を検出する放射線検出器であって、
基板の上に2次元状に固体光検出素子が配されてなる固
体光検出手段と、前記固体光検出手段の外周に全周にわ
たり配置されたシール手段と、前記シール手段を挟んで
前記固体光検出手段と相対する側に配され、前記固体光
検出手段および前記シール手段とともに密閉空間を形成
するカバー手段と、前記密閉空間内に配されたシンチレ
ータと、前記固体光検出手段と前記シール手段と前記カ
バー手段により形成される密閉空間の内部を排気するた
めの排気手段と、有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物に放射線を
照射し、対象物の放射線像を得る放射線検出器に関し、
詳細には、基板上に2次元状に形成された固体光検出素
子と放射線を光に変換するシンチレータを組み合わせた
放射線検出器に関し、さらに詳細には、シンチレータと
基板上に2次元状に形成された固体光検出素子の密着に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】対象物に放射線を照射し、対象物を透過
した放射線の強度分布を検出し、対象物の放射線画像を
得る方法は、工業用の非破壊検査や医療診断の場で広く
一般に利用されている。
【0003】対象物の放射線画像を得るための具体的な
撮影方法で最も一般的な方法は、放射線で蛍光を発する
いわゆる蛍光板(もしくは、増感紙)と銀塩フィルムを
組み合わせ、放射線を対象物を介して照射し、蛍光板で
放射線を可視光に変え、銀塩フィルム上に潜像を形成し
た後、この銀塩フィルムを化学処理し、放射線画像を得
る方法である。この撮影方法で得られた放射線画像は、
いわゆるアナログ写真である。
【0004】一方、近年のディジタル技術の進歩によ
り、放射線画像を電気信号(画像信号)に変換し、この
電気信号(画像信号)に画像処理を施した後に可視像と
してCRT等に再生することにより、診断能の高い、高
画質の放射線画像を得ることが行われている。
【0005】放射線画像を電気信号に変換する方法の一
例として、たとえば、前述のように蛍光板と銀塩フィル
ムを組み合わせて撮影して、得られた放射線写真フィル
ムに記録された放射線画像に光を照射し、放射線写真フ
ィルムを透過した光をCCD等で光電的に読み取り、電
気信号に変換する方法があり、装置としては、いわゆる
フィルムディジタイザがある。
【0006】また、近年の半導体プロセス技術の進歩に
より、石英ガラスからなる基板上にアモルファス半導体
膜を挟んで、透明導電膜と導電膜からなる固体光検出素
子をマトリクス状に配列した固体光検出器の製作が可能
になり、この固体光検出器と放射線を可視光に変換する
シンチレータを積層した、放射線検出器が提案されてい
る。
【0007】この放射線検出器に対象物を透過した放射
線を照射することにより、放射線がシンチレータで可視
光に変換され、この可視光が固体光検出素子の光電変換
部により電気信号として検出される。この電気信号は、
各固体光検出素子から所定の読み出し方法により読み出
され、この信号をA/D変換し、放射線画像信号を得
る。この放射線画像信号は、後段の画像信号処理装置に
より種々の信号処理がなされた後に、CRT等の再生手
段により放射線画像として再生され医者によって読影、
診断される。
【0008】例えば、特開平5−312961号公報で
は、固体光検出器とシンチレータの組み合わせ方法が開
示されている。ここでは、固体光検出器とシンチレータ
は、別々の工程で製造した後、直径10〜20μmのガ
ラスビーズをスペーサとして固体光検出器とシンチレー
タの間に分散し、周辺をシールするとともに内部を真空
化している。こうして、nipダイオード等の固体光検
出器とアルミ等の基板上にデポジットされたヨウ化セシ
ウム層との間に離散的絶縁スぺーサ部材を設けて真空絶
縁空間を形成して電気的分離を付与している。
【0009】また、特開平7−27864号公報では、
固体光検出器とシンチレータを組み合わせ、具体的には
X線源からのX線が被写体を透過し、固体光検出器を透
過してシンチレータに到達し、シンチレータがX線の強
度に応じた強度の可視光を発光し、この可視光の発光強
度に応じて固体光検出器のアモルファスシリコン層の抵
抗が変化して光電変換するという放射線検出器が開示さ
れているが、シンチレータと固体光検出素子の具体的な
密着方法は開示されていない。
【0010】胸部疾患診断を目的とする胸部撮影は、現
在、増感紙とフィルムを組み合わせた、いわゆるスクリ
ーン/フィルム系で撮影されている。胸部撮影において
は、大面積のフィルムが必要であり、一般的には、14
インチ×14インチもしくは14インチ×17インチと
いう大型のフィルムが使用されている。したがって、シ
ンチレータと固体光検出素子を組み合わせた放射線検出
器をもちいて胸部撮影を行う際も、同様に大面積の放射
線検出器が必要になる。
【0011】米国特許5,381,014では、石英ガラ
スからなる基板上にアモルファス半導体膜を挟んで透明
導電膜と導電膜からなる固体検出素子をマトリクス状に
配列した固体検出器を1枚の基台上に複数枚接合するこ
とによって、14インチ×17インチの大型のセンサを
実現し、縮小レンズの介在もなく胸部X線撮像画像を電
気信号に変換することを開示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】固体光検出素子とシン
チレータを組み合わせた放射線検出器において、鮮鋭度
の高い画像を得るためには、シンチレータと固体光検出
素子が全面にわたってすき間なく均一に密着しているこ
とが望ましい。
【0013】シンチレータと固体光検出素子の間に、空
隙があると鮮鋭度の低下を招くという課題を有する。ま
た、空隙層の厚さにばらつきがあると、空隙層の厚いと
ころでは、鮮鋭度が著しく低下し、センサー面での鮮鋭
度のばらつきが生ずるという課題を有する。
【0014】上記特開平5−312961号公報では、
固体光検出器とシンチレータは、別々の工程で製造した
後、直径10〜20μmのガラスビーズをスペーサとし
て、固体光検出器とシンチレータの間に分散しているた
め、例え固体光検出器とシンチレータの間を真空化して
接着剤でシールしても、鮮鋭度の低下を招いている。
【0015】シート状のものを接着する技術として、一
般的に考えられる方法としては、接着層を薄く塗布する
とともに、接着層に含まれる空気を真空脱泡して互いに
貼り合わせるという方法が考えられるが、14インチ×
17インチという大面積の全面にわたり接着層の厚みを
均一にしながら、残留気泡をまったくなくして均一に貼
り合わせるのは、困難である。この場合、接着剤は、シ
ンチレータ、固体光検出素子の両方に影響を及ぼさない
ものを選択しなければならないし、仮に均一に接着でき
たとしても接着層が鮮鋭度の低下を招くという課題を有
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線検出器
は、基板の上に2次元状に固体光検出素子が配されてな
る固体光検出手段と、前記固体光検出手段の外周に全周
にわたり配置されたシール手段と、前記シール手段を挟
んで前記固体光検出手段と相対する側に配され、前記固
体光検出手段および前記シール手段とともに密閉空間を
形成するカバー手段と、前記密閉空間内に配されたシン
チレータと、前記固体光検出手段と前記シール手段と前
記カバー手段により形成される密閉空間の内部を排気す
る排気手段を備えたことを特徴とし、前記排気手段を介
し、前記固体光検出手段と前記シール手段と前記カバー
手段により形成される密閉空間の内部を排気し、前記シ
ンチレータと前記固体光検出素子の密着を大気圧によっ
て行うようにしたものである。
【0017】また、本発明による放射線検出器は、放射
線源から発せられ、対象物を透過した放射線の強度分布
を検出する放射線検出器であって、基板の上に2次元状
に固体光検出素子が配されてなる固体光検出手段と、前
記固体光検出手段の外周に全周にわたり配置されたシー
ル手段と、前記シール手段を挟んで前記固体光検出手段
と相対する側に配され、前記固体光検出手段および前記
シール手段とともに密閉空間を形成するカバー手段と、
前記密閉空間内に配されたシンチレータと、前記固体光
検出手段と前記シール手段と前記カバー手段により形成
される密閉空間の内部を排気するための排気手段と、前
記排気手段に接続された排気源とを有し、前記排気源に
より、前記固体光検出手段と前記シール手段と前記カバ
ー手段とにより形成される密閉空間の内部の空気を排出
し、前記シンチレータと前記固体光検出素子とを密着す
ることを特徴とし、密閉空間の内部の空気を排出するこ
とで、シンチレータと固体光検出素子とを密着して、解
像度の良い、バラツキの少ない画像品質を得ることがで
きる。
【0018】さらに、本発明は、放射線源から発せら
れ、対象物を透過した放射線の強度分布を検出する放射
線検出器であって、基板上に2次元状に固体光検出素子
が配されてなる固体光検出手段を複数個端面を接して構
成した基台と、前記基台の外周に全周にわたり配置され
たシール手段と、前記シール手段を挟んで前記基台と相
対する側に配され、前記基台および前記シール手段とと
もに密閉空間を形成するカバー手段と、前記密閉空間内
に配されたシンチレータと、前記基台と前記シール手段
と前記カバー手段により形成される密閉空間の内部を排
気するための排気手段と、を有することを特徴とし、大
画面の撮像を行なう場合においても、画像解像度のよい
高品質撮像画像を得ることができる。
【0019】加えて、放射線源から発せられ、対象物を
透過した放射線の強度分布を検出する放射線検出器であ
って、基板の上に2次元状に固体光検出素子が配されて
なる固体光検出手段と、前記固体光検出手段の外周に全
周にわたり配置されたシール手段と、前記シール手段を
挟んで前記固体光検出手段と相対する側に配され、前記
固体光検出手段および前記シール手段とともに密閉空間
を形成するカバー手段と、前記密閉空間内に配されたシ
ンチレータと、前記固体光検出手段と前記シール手段と
前記カバー手段により形成される密閉空間の内部を排気
するための排気手段と、前記排気手段に接続される吸湿
材を含むタンクと、前記タンクに接続された弁と、前記
弁に接続された排気源と、を有し、前記排気源の作動に
より、前記固体光検出手段と前記シール手段と前記カバ
ー手段とにより形成される密閉空間の内部の空気を排出
し、シンチレータと前記固体光検出素子の密着を行うこ
と、を特徴とし、排気源の駆動により撮像時には放射線
検出器内を密着し、撮像後には排気源をオフとするがタ
ンクを密封した状態で、シンチレータの吸湿を防止でき
る。
【0020】[作用]作用面で詳細に述べれば、本発明
の放射線検出器によれば、基板の上に2次元状に固体光
検出素子が配されてなる固体光検出手段と、前記固体光
検出手段の外周に全周にわたり配置されたシール手段
と、前記シール手段を挟んで前記固体光検出手段と相対
する側に配され、前記固体光検出手段および前記シール
手段とともに密閉空間を形成するカバー手段と、前記密
閉空間内に配されたシンチレータと、前記固体光検出手
段と前記シール手段と前記カバー手段により形成される
密閉空間の内部を排気する排気手段を有し、前記排気手
段を介し、前記固体光検出手段と前記シール手段と前記
カバー手段により形成される密閉空間の内部を排気し、
前記シンチレータと前記固体光検出素子の密着を大気圧
によって行うようにしたため、放射線検出器の全面にわ
たって、シンチレータと固体光検出素子の密着を接着剤
等の介在物や、空隙を一切介さずに均一に行うことがで
きるため、鮮鋭度の高い放射線検出器を得ることができ
る。
【0021】また、排気手段を介し、前記固体光検出手
段と前記シール手段と前記カバー手段により形成される
密閉空間の内部を排気し、大気圧を利用するという簡単
な構造でシンチレータと固体光検出素子の理想的な密着
が実現できるため、高鮮鋭度の放射線検出器が、コンパ
クトに達成できる。
【0022】また、本発明の放射線検出器は、シンチレ
ータの交換が容易に行えるとともに、シンチレータ交換
後もシンチレータと固体光検出素子を全面にわたり均一
に密着できるため、撮影部位、撮影目的に最適なシンチ
レータを選択し交換できる放射線検出器を達成できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる放射線検出
器の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。ただ
し、この実施形態は、本発明を説明するためのあくまで
一態様であり、本発明の権利範囲を何ら限定するもので
はない。
【0024】(実施形態1)図4は、本発明の放射線検
出器を用いた放射線撮影の一実施様態を示す図であり、
胸部放射線像を撮影する態様を示したものである。
【0025】図4中、101はX線である放射線を発生
する放射線源、102は放射線診断を受ける被検体、1
03は放射線検出器を内蔵したケースである。
【0026】本発明の放射線検出器は、支持手段Sに支
持され光漏れのない光密に保たれたケース103内に配
されている。通常このケースの103放射線入射面10
3aは、放射線透過性に優れる炭素繊維強化樹脂(いわ
ゆるC.F.R.P)が多く使用されている。
【0027】図2は、本発明の放射線検出器の斜視図で
あり、図1は、図2に示す本発明による放射線検出器の
A−A断面図である。放射線を発生する放射線源101
から照射されたX線は、被検体102を透過した後、図
中Xの方向から放射線検出器1に入射する。
【0028】図1および図2中、1は、本発明による放
射線検出器である。2は、ガラス基板であり、ガラス基
板2上には、フォトリソグラフィー法により固体光検出
素子3aを2次元状に配列形成し、固体光検出手段3を
構成している。
【0029】ここで、固体光検出手段3を構成する固体
光検出素子の一例として、構造の一例を図3に示す。
【0030】図3において、固体光検出手段3を構成す
る固体光検出素子3aは、ガラス基板2の上面にフォト
リソグラフィー法によりパターン形成した導電膜からな
る信号線11,17があり、アモルファスシリコン12
と透明電極13からなる光電変換部としてのフォトダイ
オード14、アモルファスシリコン15内に転送電極1
8を有する転送部としての薄膜トランジスタ(TFT)
16により構成されている。
【0031】ここで、転送電極18は、ゲートであり図
示しない走査線に接続され、信号線17はドレインであ
り図示しない信号線に接続されている。そして、このよ
うに構成された固体光検出素子3aをガラス基板2にマ
トリクス状に複数個配置することにより固体光検出手段
3が構成されている。ここで、転送電極18、信号線1
1,17は、透明な電極でも、不透明な電極でもよい。
【0032】この固体光検出素子3aの作用は、放射線
の照射により発光したシンチレータ7の光がフォトダイ
オード部14に入射し、フォトダイオード部14におい
て、入射した光の強度に対応した量の信号電荷が発生
し、蓄積される。次に、走査線に接続された図示しない
信号読み出し回路から走査線に所定の走査信号が送ら
れ、走査線に接続されたゲートとしての転送電極18に
電圧がかかり、信号線11/17間を電流が流れる状態
となる。すなわち、フォトダイオード部14で発生し
た、信号電荷は、薄膜トランジスタ16を通じて、図示
しない転送レジスタに、転送されて出力される。
【0033】図3では、固体光検出手段3を構成する固
体光検出素子3aの一例として、pin型フォトダイオ
ードのセンサ構造を示したが、本発明に用いられる固体
光検出素子としては、ショットキー型の固体光検出素
子、また、本出願人が提案している、特願平5−331
690の様な固体光検出素子でもよく、シンチレータ7
と組み合わせて使用されるすべての光検出素子を含む。
【0034】つぎに、4は、その一面4aをガラス基板
2上に形成された固体光検出手段3の外周部に全周にわ
たり接着等の手段で取り付けられた弾性のある(可撓
性)シール手段であり、シリコンゲル、シリコンゴム、
ネオプレンゴム、ブチルゴム等の材料が好ましい。シー
ル手段4の厚さは、シンチレータ7の厚さと同等かもし
くは、シンチレータ7の厚さよりわずかに厚い厚さが適
当である。また、固体光検出素子3aに外来光が入らな
いようにするためには、シール部材4が遮光性も有する
ことが望ましい。
【0035】固体光検出手段3と接する面4aと反対の
面4bは、カバー手段5の外周部に全周にわたり接着等
の手段で取り付けられており、このカバー手段5とシー
ル手段4と固体光検出素子3aを形成したガラス基板2
を含む固体光検出手段3によって密閉空間を形成してい
る。カバー手段5は、放射線入射側の面であるため、放
射線透過性に優れる材質が好ましく、具体的には、炭素
繊維強化樹脂(C.F.R.P)、PET樹脂シートのX
線透過性に優れるシート状の材料が好適である。炭素繊
維強化樹脂(C.F.R.P)は、機械的強度、低放射線
吸収性と、遮光性の両特性を持ち合わせるために特に望
ましい。シンチレータ7として、CsIを用いた場合
は、CsIは、一般的にアルミ基板に蒸着によって形成
されるため、カバー手段5の材質は、アルミニウムが好
適である。
【0036】このカバー手段5のシンチレータ7と接す
る側の面5aは、X線を透過するが、光反射層もしく
は、光吸収層であることが望ましく、光反射層、光吸収
層の形成方法としては、蒸着、鍍金(メッキ)に、薄い
金属箔、印刷等、が適当である。
【0037】カバー手段5のシンチレータ7と接する側
の面5aが、光反射層の場合は、放射線の照射により発
光したシンチレータ7の光が、反射層で反射し、固体光
検出素子3aへ向かうため光を効率良く取り出すことが
可能になり感度が高くなる。
【0038】一方、カバー手段5のシンチレータ7と接
する側の面5aが、光吸収層である場合は、放射線の照
射により発光したシンチレータ7の光のうち、固体光検
出素子3aと反対の方向に向かう光すなわちカバー手段
5に向かう光が、光吸収層で吸収されるため、固体光検
出素子3aで検出される光は、シンチレータ7で発光し
た光のうち、固体光検出素子3aの方向へ向かう成分だ
けになるため、鮮鋭度が高くなる。このように、カバー
手段5のシール手段4と接する側の面5aを光反射層も
しくは光吸収層にすることによって、放射線検出器の特
性を最適にすることが可能になる。
【0039】また、6は、ガラス基板2に開けられた排
気手段である排気穴であり配管のためにニップル8が取
り付けてある、カバー手段5、シール手段4と固体光検
出手段3によって形成された密閉空間は、この排気手段
6のみにより大気と導通する事ができるこの密閉空間は
図示せぬ配管により、図示せぬ排気源に接続されてい
る。排気源の一例としては、真空ポンプが好適である。
本実施形態では、排気手段6は、ガラス基板2に取り付
けられているが、シール手段4または、カバー手段5の
いずれに取り付けられていてもよい。
【0040】さらに、7は、カバー手段5、シール手段
4と固体光検出手段3によって形成された密閉空間内の
カバー手段5に配置された、シンチレータであり、放射
線源101から出射され被検体102に照射され、被検
体102を透過し、本発明の放射線検出器に入射したX
線である放射線により発光する。シンチレータ7の具体
的な例としては、Gd2 2 S:Tb,CaWO4 等の
蛍光体、蛍光体をフィバープレート中にドーピングした
いわゆるシンチレーションファイバ、CsI,CsI:
Tl等種々のものがある。
【0041】このシンチレータ7は、図1(a)に示す
ごとく、光反射層もしくは、光吸収層を有するカバー手
段5に直接、塗布、蒸着、貼り付け等の手段で形成して
もよいし、図1(b)に示すようにあらかじめX線透過
性に優れる樹脂シート等の基板9にシンチレータ7を形
成したものでもよい。あらかじめX線透過性に優れる樹
脂シート等の基板9にシンチレータ7を形成したもの
を、シンチレータとして用いる場合は、樹脂シート等の
基板9のシンチレータ7と接する面9aを光反射面もし
くは、光吸収面とするのが良く、このときは、カバー手
段5のシンチレータ7と接する面5aは、特に光吸収
面、光反射面等の処理をする必要はない。
【0042】上述の構成の放射線検出器において、図示
せぬ排気源である真空ポンプを駆動すると、カバー手段
5、シール手段4と固体光検出手段3によって形成され
た密閉空間内の空気は、排気手段6を介して、外部に排
出され、密閉空間内の圧力が低下する。大気圧によりカ
バー手段5は固体光検出手段3の方向に、固体光検出手
段3はカバー手段5の方向に各々押つけられる。その結
果、シンチレータ7と固体光検出素子3aの密着は、シ
ール手段4が変形しながら徐々に進行し、最終的にシン
チレータ7と固体光検出素子3aの間の空気がほぼ完全
に排出され、理想的な密着が全面にわたって達成でき
る。
【0043】真空源の駆動は、撮影装置の電源と同期
し、撮影装置に電源が投入されている間は、駆動を継続
してもよいし、実際の撮影タイミングに同期し、撮影時
のみ真空源を駆動してもよい。
【0044】(実施形態2)図5(a),(b)は、本
発明の第2の実施形態である放射線検出器断面図であ
る。
【0045】図5中、21は第2の実施形態の放射線検
出器である。22はガラス基板であり、ガラス基板22
上には、フォトリソグラフィー法により固体光検出素子
を2次元状に配列形成した光検出手段23が配されてい
る。
【0046】また、24はその一面24aをガラス基板
22上に形成された固体光検出素子23aの外周に全周
にわたり接着等の手段で取り付けられたシール手段であ
り、シール手段24の厚さは、シンチレータ27の厚さ
と略同等の厚さが適当である。また、固体光検出素子2
3aに外来光が入らないようにするためには、シール手
段24が遮光性も有することが望ましい。
【0047】シール手段24の固体光検出素子23aと
接する面と反対の面24bは、カバー手段25の外周に
全周にわたり接着等の手段で取り付けられており、この
カバー手段25とシール手段24と固体光検出素子23
aを形成したガラス基板22によって密閉空間を形成し
ている。
【0048】カバー手段25は、クロロプレンゴム、シ
リコンゴム、PET樹脂、等のシート状の可撓性の薄板
材料でできている。このカバー手段25のシンチレータ
27と接する側の面25aは、光反射層もしくは、光吸
収層であることが望ましく、光反射層、光吸収層の形成
方法としては、蒸着、鍍金、薄い金属箔、印刷等、が適
当である。
【0049】カバー手段25のシンチレータ27と接す
る側の面25aが、光反射層の場合は、放射線の照射に
より発光したシンチレータ27の光が、反射層で反射
し、固体光検出素子23aへ向かうため光を効率良く取
り出すことが可能になり感度が高くなる。
【0050】一方、カバー手段25のシンチレータ27
と接する側の面25aが、光吸収層である場合は、放射
線の照射により発光したシンチレータ7の光のうち、固
体光検出素子23aと反対の方向に向かう光すなわちカ
バー手段25に向かう光が、光吸収層で吸収されるた
め、固体光検出素子23aで検出される光は、シンチレ
ータ27で発光した光のうち、固体光検出素子23aの
方向へ向かう成分だけになるため、鮮鋭度が高くなる。
このように、カバー手段25のシール手段24と接する
側の面25aを光反射層もしくは光吸収層にすることに
よって、放射線検出器の特性を最適にすることが可能に
なる。
【0051】つぎに、26はガラス基板22に開けられ
た排気手段である排気穴であり、配管のためにニップル
28が取り付けてある、カバー手段25、シール手段2
4と固体光検出手段23によって形成された密閉空間
は、この排気手段26のみにより大気と導通する事がで
きる。この密閉空間は図示せぬ配管により、図示せぬ排
気源に接続されている。排気源の一例としては、真空ポ
ンプが好適である。
【0052】本実施形態では、排気手段26は、ガラス
基板22に取り付けられているが、シール手段24また
は、カバー手段25のいずれに取り付けられていてもよ
い。
【0053】また、27は、カバー手段25、シール手
段24と固体光検出手段23によって形成された密閉空
間内のカバー手段25に配置されたシンチレータであ
り、放射線源から出射され被検体に照射され、被検体を
透過し、本発明の放射線検出器に入射した放射線により
発光する。シンチレータ27の具体的な例としては、G
2 2S:Tb,CaWO4 等の蛍光体、蛍光体をフ
ィバープレート中にドーピングしたいわゆるシンチレー
ションファイバ、CsI,CsI:Tl等種々のものが
ある。
【0054】このシンチレータ27は、図5に示すごと
く、光反射層もしくは、光吸収層を有するカバー手段2
5に直接、塗布、蒸着、貼り付け等の手段で形成しても
よいし、図5(b)に示すようにあらかじめX線透過性
に優れる樹脂シート等の基板29にシンチレータ27を
形成したものでもよい。
【0055】あらかじめX線透過性に優れる樹脂シート
等の基板29にシンチレータ27を形成したものを、シ
ンチレータとして用いる場合は、樹脂シート等の基板2
9のシンチレータ27と接する面を光反射面もしくは、
光吸収面とするのが良く、このときは、カバー手段25
のシンチレータ27と接する面25aは、特に光吸収
面、光反射面等の処理をする必要はない。
【0056】上述の構成の放射線検出器において、図示
せぬ排気源である真空ポンプを駆動すると、カバー手段
25、シール手段24と固体光検出素子23aを形成し
たガラス基板22によって形成された密閉空間内の空気
は、排気手段26を介して、外部に排出され密閉空間内
の圧力が低下し、大気圧によりカバー手段25はガラス
基板22の方向に、ガラス基板22はカバー手段25の
方向に各々押つけられる。その結果、シンチレータ27
と固体光検出素子23の密着は、可撓性のカバー手段2
5が変形しながら徐々に進行し、最終的にシンチレータ
27と固体光検出素子23の間の空気がほぼ完全に排出
され、理想的な密着が全面にわたって達成できる。
【0057】真空源の駆動は、撮影装置の電源と同期
し、撮影装置に電源が投入されている間は、駆動を継続
してもよいし、実際の撮影タイミングに同期し、撮影時
のみ真空源を駆動してもよい。
【0058】(実施形態3)図6は、本発明の放射線検
出器の第3の実施形態を示す断面図である。第3の実施
形態は、シンチレータの交換を目的とした放射線検出器
のシンチレータと光検出素子の密着に関するものであ
り、撮影部位、撮影目的に最適なシンチレータを選択し
交換できるようにしたものである。
【0059】放射線を発生する放射線源から照射され、
被検体を透過したる放射線は、図中Xの方向から放射線
検出器31に入射する。
【0060】図6中、31は本発明による放射線検出器
である。32はガラス基板であり、ガラス基板32上に
は、フォトリソグラフィー法により固体光検出素子33
aを2次元状に配列形成した光検出手段33が配されて
いる。
【0061】また、34はその一面34aをガラス基板
32上に形成された固体光検出素子32aの外周に全周
にわたり接着等の手段で取り付けられた弾性のある(可
撓性)シール手段であり、シリコンゲル、シリコンゴ
ム、ネオプレンゴム、ブチルゴム等の材料が好ましい。
シール手段34の厚さは、シンチレータ37の厚さと同
等かもしくは、シンチレータ37の厚さよりわずかに厚
い厚さが適当である。また、固体光検出素子33aに外
来光が入らないようにするためには、シール手段34が
遮光性も有することが望ましい。
【0062】固体光検出素子33aと接する面と反対の
面34bは、カバー手段35の外周に全周にわたり着脱
自在であるが、空気密に接合されている。このカバー手
段35とシール手段34と固体光検出素子33aを形成
したガラス基板32によって密閉空間を形成している。
カバー手段35は、放射線入射側の面であるため、放射
線透過性に優れる材質が好ましく、具体的には、炭素繊
維強化樹脂(C.F.R.P)が好適である。この炭素繊
維強化樹脂(C.F.R.P)は、機械的強度、低放射線
吸収性と、遮光性の両特性を持ち合わせるために特に望
ましい。
【0063】このカバー手段35のシール手段34と接
する側の面35aは、光反射層もしくは、光吸収層であ
ることが望ましく、光反射層、光吸収層の形成方法とし
ては、蒸着、鍍金、薄い金属箔、印刷等、が適当であ
る。
【0064】カバー手段35のシール手段34と接する
側の面35aが、光反射層の場合は、放射線の照射によ
り発光したシンチレータ37の光が、反射層で反射し、
固体光検出素子33aへ向かうため光を効率良く取り出
すことが可能になり感度が高くなる。
【0065】一方、カバー手段35のシール手段34と
接する側の面35aが、光吸収層である場合は、放射線
の照射により発光したシンチレータ37の光のうち、固
体光検出素子33aと反対の方向に向かう光が、光吸収
層で吸収されるため、固体光検出素子33aで検出され
る光は、シンチレータ37で発光した光のうち、固体光
検出素子33aの方向へ向かう成分だけになるため、鮮
鋭度が高くなる。このように、カバー手段35のシール
手段34と接する側の面35bを光反射層もしくは光吸
収層にすることによって、放射線検出器31の特性を最
適にすることが可能になる。
【0066】また図6において、30はバネ材等で作ら
れた着脱自在な押圧部材であり放射線検出器31の外周
部に、ガラス基板32、シール手段34、カバー手段3
5を空気密に挟持しており、ガラス基板32、シール手
段34、カバー手段35で密閉空間を構成している。押
圧部材30の役割りは、ガラス基板32、シール手段3
4、カバー手段35の接合面を互いに押しつけることで
ある。従って、押圧部材30は、ガラス基板32、シー
ル手段34、カバー手段35を互いに押圧することので
きる構造であれば良い。
【0067】また、36は、ガラス基板32に開けられ
た排気手段である排気穴であり、配管のためにニップル
38が取り付けてある、カバー手段35、シール手段3
4と固体光検出手段33によって形成された密閉空間
は、この排気手段36のみにより大気と導通する事がで
きる。この密閉空間は図示せぬ配管により、図示せぬ排
気源に接続されている。排気源の一例としては、真空ポ
ンプが好適である。
【0068】本実施形態では、排気手段36は、ガラス
基板32に取り付けられているが、シール手段34また
は、カバー手段35のいずれに取り付けられていてもよ
い。
【0069】さらに、37は、カバー手段35、シール
手段34と固体光検出素子33aを形成したガラス基板
32によって形成された密閉空間内に配置されたシンチ
レータであり、放射線源から出射され被検体に照射さ
れ、被検体を透過した放射線により発光する。シンチレ
ータ37の具体的な例としては、Gd2 2 S:Tb,
CaWO4等の蛍光体、蛍光体をフィバープレート中に
ドーピングしたいわゆるシンチレーションファイバ、C
sI,CsI:Tl等種々のものがある。
【0070】このシンチレータ37は、図6に示すごと
く、光反射層もしくは、光吸収層を有するカバー手段3
5に直接、塗布、蒸着、貼り付け等の手段で形成しても
よいし、図6のカバー手段35の内部側にあらかじめX
線透過性に優れる樹脂シート等の基板39を設け、基板
39の固体光検出素子33aやガラス基板32側にシン
チレータ37を形成したものでもよい。
【0071】あらかじめX線透過性に優れる樹脂シート
等の基板39にシンチレータ37を形成したものを、シ
ンチレータとして用いる場合は、樹脂シート等の基板3
9のシンチレータ37と接する面を光反射面もしくは、
光吸収面とするのが良く、このときは、カバー手段35
のシンチレータ37と接する面35aは、特に光吸収
面、光反射面等の処理をする必要はない。
【0072】上述の構成の放射線検出器において、図示
せぬ排気源である真空ポンプを駆動すると、カバー手段
35、シール手段34と固体光検出素子33aを形成し
たガラス基板32によって形成された密閉空間内の空気
は、排気手段36を介して、外部に排出され密閉空間内
の圧力が低下し、大気圧によりカバー手段35はガラス
基板32の方向に、ガラス基板32はカバー手段35の
方向に各々押つけられる。その結果、シンチレータ37
と固体光検出素子33aの密着は、シール手段34が変
形しながら徐々に進行し、最終的にシンチレータ37と
固体光検出素子33aの間の空気がほぼ完全に排出さ
れ、理想的な密着が全面にわたって達成できる。
【0073】シンチレータ37を交換する際は、図示せ
ぬ真空源の駆動を停止し、カバー手段35、シール手段
34と固体光検出素子33aを形成したガラス基板32
によって形成された密閉空間を大気解放し、押圧部材3
0をはずす。シンチレータ37がカバー手段35に直接
形成されている場合は、カバー手段35とともにシンチ
レータ37の交換を行う。
【0074】図6に示すカバー手段35と固体光検出素
子33a間にシンチレータ37が、あらかじめX線透過
性に優れる樹脂シート等の基板39に形成されている場
合は、樹脂シート等の基板39とともにシンチレータ3
7の交換を行いカバー手段35を取り付ける。
【0075】その後、押圧部材30を取り付け、カバー
手段35、シール手段34と固体光検出素子33aを形
成したガラス基板32によって密閉空間を再度形成す
る。交換したシンチレータ37と固体光検出素子33a
の密着は、再び真空源を駆動して行う。
【0076】(実施形態4)図7は、本発明の第4の実
施形態の放射線検出器の断面図である。放射線を発生す
る放射線源から照射され、被検体を透過した放射線は、
図中Xの方向から放射線検出器41に入射する。
【0077】図7(a)中、41は実施形態4の放射線
検出器である。42は、ガラス基板でありガラス基板上
には、フォトリソグラフィー法により固体光検出素子4
3aを2次元状に配列形成した光検出手段43が配され
ている。
【0078】また、44はその一面44aをガラス基板
42上に形成された固体光検出素子43aの外周に全周
にわたり接着等の手段で取り付けられた弾性のある(可
撓性)シール手段であり、シリコンゲル、シリコンゴ
ム、ネオプレンゴム、ブチルゴム等の材料が好ましい。
シール手段44の厚さは、シンチレータ47の厚さと同
等かもしくは、シンチレータ47の厚さよりわずかに厚
い厚さが適当である。また、固体光検出素子43aに外
来光が入らないようにするためには、シール手段44が
遮光性も有することが望ましい。
【0079】固体光検出素子43と接する面と反対の面
44bは、カバー手段45の外周に全周にわたり接着等
の手段で取り付けられており、このカバー手段45とシ
ール手段44と固体光検出素子43aを形成したガラス
基板42によって密閉空間を形成している。カバー手段
45は、放射線入射側の面であるため、放射線透過性に
優れる材質が好ましく、具体的には、炭素繊維強化樹脂
(C.F.R.P)、PET樹脂シートが好適である。こ
の炭素繊維強化樹脂(C.F.R.P)は、機械的強度、
低放射線吸収性と、遮光性の両特性を持ち合わせるため
に特に望ましい。シンチレータ47として、CsIを用
いた場合は、CsIは、一般的にアルミ基板に蒸着によ
って形成されるため、カバー手段45の材質は、アルミ
ニウム等が用いられる。
【0080】また、46はガラス基板42に開けられた
排気手段である排気穴であり、配管のためにニップル4
8が取り付けてある、カバー手段45、シール手段44
と固体光検出手段43によって形成された密閉空間は、
この排気手段46のみにより大気と導通する事ができ
る。この密閉空間は図示せぬ配管により、図示せぬ排気
源に接続されている。排気源の一例としては、真空ポン
プが好適である。
【0081】本実施形態では、排気手段46は、ガラス
基板42に取り付けられているが、シール手段44また
は、カバー手段45のいずれに取り付けられていてもよ
い。
【0082】また、47はカバー手段45、シール手段
44と固体光検出素子43aを形成したガラス基板42
によって形成された密閉空間内のカバー手段45に配置
されたシンチレータであり、放射線源から出射され被検
体に照射され、被検体を透過した放射線により発光す
る。シンチレータ47の具体的な例としては、Gd2
2 S:Tb,CaWO4 等の蛍光体、蛍光体をフィバー
プレート中にドーピングしたいわゆるシンチレーション
ファイバ、CsI,CsI:Tl等種々のものがある。
【0083】また、71はタンクであり、配管72によ
り排気手段46に取り付けられたニップル48に接続さ
れている。タンク71内には吸湿材73であるシリカゲ
ルおよび、圧力検出手段74が配置されており、タンク
71は配管75より更に電磁弁76に接続されている。
電磁弁76は三方弁が最適である。電磁弁76は、排気
源である真空ポンプ77に配管78で接続されている。
【0084】また、79はタンク71内の圧力検出手段
74に接続された圧力検出回路であり、80は排気源制
御手段であり、圧力検出回路79の出力に基づいて排気
源である真空ポンプ77の駆動を制御する手段である。
【0085】上述の構成の放射線検出器41において、
排気源である真空ポンプ77を駆動するとともに電磁弁
76を図示せぬ電磁弁駆動手段により、図7(b)のご
とく切り換えるとタンク71と真空ポンプ77は導通状
態になり、カバー手段45、シール手段44と固体光検
出素子43aを形成したガラス基板42によって形成さ
れた密閉空間内の空気は、排気手段46及び、配管7
2,75,78を介して、外部に排出され、密閉空間内
の圧力が低下し、大気圧によりカバー手段45はガラス
基板42の方向に、ガラス基板42はカバー手段45の
方向に各々押つけられる。その結果、シンチレータ47
と固体光検出素子43aの密着は、シール手段44が変
形しながら徐々に進行し、最終的にシンチレータ47と
固体光検出素子43aの間の空気がほぼ完全に排出さ
れ、理想的な密着が全面にわたって達成できる。
【0086】排気源である真空ポンプ77の駆動は、タ
ンク71内の圧力検出回路79の出力をもとに行う。す
なわち、タンク71内の圧力が予め設定した設定圧力よ
り高くなった場合のみ、圧力検出回路79から排気源制
御手段80に信号を出力する。排気源制御手段80は、
圧力検出回路79の信号を元に排気源である真空ポンプ
77の駆動を行い、タンク71内の圧力が設定値より低
くなったら真空ポンプ77の駆動を停止する。
【0087】撮影終了後、図7(c)に示すように、外
部からタンク71内に空気が入らないように電磁弁76
を切り換えておく。このように外部の空気がタンク71
内に入らないようにすることは、吸湿性を有するCsI
等のシンチレータ47を用いるときに特に有効である。
この電磁弁76と同様の機能は、いわゆる逆止弁を用い
ても達成できる。微量の空気漏れが生じても、水分はタ
ンク71内の吸湿材73で吸収されるため、シンチレー
タ47に害を及ぼすことはない。
【0088】(実施形態5)図8は、本発明の第5の実
施形態の放射線検出器の断面図であり、複数の固体光検
出手段を接合することによって、たとえば14×17イ
ンチの大面積放射線検出器を構成する際の例である。
【0089】図8中、51は本発明による放射線検出器
である。50は基台であり、基台50上には、ガラス基
板52上に、フォトリソグラフィー法により固体光検出
素子53aを2次元状に配列形成した光検出手段53が
複数個端面を接して接着等の手段により配されている。
【0090】また、54は、その一面54aを基台50
上の外周に全周にわたり接着等の手段で取り付けられた
弾性のある(可撓性)シール手段であり、シリコンゲ
ル、シリコンゴム、ネオプレンゴム、ブチルゴム等の材
料が好ましい。シール手段54の厚さは、シンチレータ
57と固体光検出手段53の厚さを合わせた厚さと同等
かもしくは、わずかに厚い厚さが適当である。また、固
体光検出素子53aに外来光が入らないようにするため
には、シール手段54が遮光性も有することが望まし
い。
【0091】シール手段54の基台50と接する面と反
対の面45bは、カバー手段55の外周に全周にわたり
接着等の手段で取り付けられており、このカバー手段5
5とシール手段54と基台50によって密閉空間を形成
している。カバー手段55は、放射線入射側の面である
ため、放射線透過性に優れる材質が好ましく、具体的に
は、炭素繊維強化樹脂(C.F.R.P)、PET樹脂シ
ートが好適である。炭素繊維強化樹脂(C.F.R.P)
は、機械的強度、低放射線吸収性と、遮光性の両特性を
持ち合わせるために特に望ましい。シンチレータ57と
して、CsIを用いた場合は、CsIは、一般的にアル
ミ基板に蒸着によって形成されるため、カバー手段55
の材質は、アルミニウムである。
【0092】このカバー手段55のシール手段54と接
する側の面55aは、光反射層もしくは、光吸収層であ
ることが望ましく、光反射層、光吸収層の形成方法とし
ては、蒸着、鍍金、薄い金属箔、印刷等、が考えられ
る。
【0093】カバー手段55のシール手段54と接する
側の面55bが、光反射層の場合は、放射線の照射によ
り発光したシンチレータ57の光が、反射層で反射し、
固体光検出素子53aへ向かうため光を効率良く取り出
すことが可能になり感度が高くなる。
【0094】一方、カバー手段55のシール手段54と
接する側の面55bが、光吸収層である場合は、放射線
の照射により発光したシンチレータ57の光のうち、固
体光検出素子53aと反対の方向に向かう光が、光吸収
層で吸収されるため、固体光検出素子53aで検出され
る光は、シンチレータ57aで発光した光のうち、固体
光検出素子53aの方向へ向かう成分だけになるため、
鮮鋭度が高くなる。このようにカバー手段55のシール
手段54と接する側の面55bを光反射層もしくは光吸
収層にすることによって、放射線検出器の特性を最適に
することが可能になる。
【0095】さらに、56は、基台50に開けられた排
気手段である排気穴であり、配管のためにニップル58
が取り付けてある。カバー手段55、シール手段54と
固体光検出手段53によって形成された密閉空間は、こ
の排気手段56のみにより大気と導通する事ができる。
この密閉空間は図示せぬ配管により、図示せぬ排気源に
接続されている。排気源の一例としては、真空ポンプが
好適である。本実施形態では、排気手段56は、基台5
0に取り付けられているが、シール手段54または、カ
バー手段55のいずれに取り付けられていてもよい。
【0096】また、57は、カバー手段55、シール手
段54と基台50によって形成された密閉空間内に配置
されたシンチレータであり、放射線源から出射され被検
体に照射され、被検体を透過した放射線により発光す
る。シンチレータ57の具体的な例としては、Gd2
2 S:Tb,CaWO4 等の蛍光体、蛍光体をフィバー
プレート中にドーピングしたいわゆるシンチレーション
ファイバ、CsI,CsI:Tl等種々のものがある。
【0097】上述の構成の放射線検出器において、図示
せぬ排気源である真空ポンプを駆動すると、カバー手段
55、シール手段4と基台50によって形成された密閉
空間内の空気は、排気手段56を介して、外部に排出さ
れ密閉空間内の圧力が低下し、大気圧によりカバー手段
55は基台50の方向に、基台50はカバー手段55の
方向に各々押つけられる。その結果、シンチレータ57
と固体光検出素子53aの密着は、シール手段54が変
形しながら徐々に進行し、最終的にシンチレータ57と
固体光検出素子53aの間の空気がほぼ完全に排出さ
れ、理想的な密着が全面にわたって達成できる。
【0098】真空源の駆動は、撮影装置の電源と同期
し、撮影装置に電源が投入されている間は、駆動を継続
してもよいし、実際の撮影タイミングに同期し、撮影時
のみ真空源を駆動してもよい。
【0099】
【発明の効果】本発明による、特に実施形態1および実
施形態2によれば、放射線検出器の全面にわたって、シ
ンチレータと固体光検出素子の密着を接着剤等の介在物
や、空隙を一切介さずに均一に行うことができるため、
鮮鋭度の高い放射線検出器を得ることができる。
【0100】また、排気手段を介し、ガラス基板とカバ
ー手段とシール手段により形成される密閉空間の内部を
排気し、大気圧を利用するという簡単な構造でシンチレ
ータと固体光検出素子の理想的な密着が実現できるた
め、高鮮鋭度の放射線検出器が、コンパクトに達成でき
る。
【0101】また本発明による実施形態3によれば、固
体光検出素子を用いた放射線検出器において撮影部位、
撮影目的に最適なシンチレータを選択し交換でき、シン
チレータの交換後も放射線検出器の全面にわたって、シ
ンチレータと固体光検出素子の密着を接着剤等の介在物
や、空隙を一切介さずに均一に行うことができるため、
鮮鋭度の高い放射線検出器を得ることができる。
【0102】さらに、本発明による実施形態4によれ
ば、放射線検出器の全面にわたって、シンチレータと固
体光検出素子の密着を接着剤等の介在物や、空隙を一切
介さずに均一に行うことができるため、鮮鋭度の高い放
射線検出器を得ることができるとともに吸湿性のあるシ
ンチレータの防湿を行うことができる。
【0103】また本発明による実施形態5によれば、複
数の固体光検出手段を接合することによって、たとえば
14×17インチの大面積においても放射線検出器の全
面にわたって、シンチレータと固体光検出素子の密着を
接着剤等の介在物や、空隙を一切介さずに均一に行うこ
とができるため、鮮鋭度の高い放射線検出器を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の斜視図である。
【図3】固体光検出手段および、光検出手段を構成する
固体光検出素子の構造図である。
【図4】本発明の放射線検出器を用いた放射線撮影の一
実施様態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態を示す断面図と電磁弁
の概念図である。
【図8】本発明の第5の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,21,31,41,51 放射線検出器 3,23,33,43,53 固体光検出手段 4,24,34,44,54 シール手段 5,25,35,45,55 カバー手段 6,26,36,46,56 排気手段 7,27,37,47,57 シンチレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 眞一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 竹田 慎市 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 望月 千織 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 冨名腰 章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 遠藤 忠夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 森下 正和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源から発せられ、対象物を透過し
    た放射線の強度分布を検出する放射線検出器であって、 基板の上に2次元状に固体光検出素子が配されてなる固
    体光検出手段と、 前記固体光検出手段の外周に全周にわたり配置されたシ
    ール手段と、 前記シール手段を挟んで前記固体光検出手段と相対する
    側に配され、前記固体光検出手段および前記シール手段
    とともに密閉空間を形成するカバー手段と、 前記密閉空間内に配されたシンチレータと、 前記固体光検出手段と前記シール手段と前記カバー手段
    により形成される密閉空間の内部を排気するための排気
    手段と、を有することを特徴とする放射線検出器。
  2. 【請求項2】 前記シール手段もしくは前記カバー手段
    の少なくともいずれか一方が、可撓性の部材で構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 【請求項3】 前記カバー手段が、C.F.R.Pもしく
    は、樹脂シートであることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の放射線検出器。
  4. 【請求項4】 前記シンチレータの前記カバー側の面と
    接する面が、光吸収面もしくは、光反射面であることを
    特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
  5. 【請求項5】 前記シンチレータが着脱自在であること
    を特徴とする請求項1に記載の放射線検出器。
  6. 【請求項6】 放射線源から発せられ、対象物を透過し
    た放射線の強度分布を検出する放射線検出器であって、 基板の上に2次元状に固体光検出素子が配されてなる固
    体光検出手段と、 前記固体光検出手段の外周に全周にわたり配置されたシ
    ール手段と、 前記シール手段を挟んで前記固体光検出手段と相対する
    側に配され、前記固体光検出手段および前記シール手段
    とともに密閉空間を形成するカバー手段と、 前記密閉空間内に配されたシンチレータと、 前記固体光検出手段と前記シール手段と前記カバー手段
    により形成される密閉空間の内部を排気するための排気
    手段と、 前記排気手段に接続された排気源とを有し、 前記排気源により、前記固体光検出手段と前記シール手
    段と前記カバー手段とにより形成される密閉空間の内部
    の空気を排出し、 前記シンチレータと前記固体光検出素子とを密着するこ
    とを特徴とする放射線検出器。
  7. 【請求項7】 前記シール手段もしくは、前記カバー手
    段の少なくともいずれか一方が、可撓性の部材で構成さ
    れることを特徴とする請求項6に記載の放射線検出器。
  8. 【請求項8】 前記カバー手段が、C.F.R.Pもしく
    は、樹脂シートであることを特徴とする請求項6若しく
    は7に記載の放射線検出器
  9. 【請求項9】 前記シンチレータの前記カバー側の面と
    接する面が、光吸収面もしくは、光反射面であることを
    特徴とする請求項6に記載の放射線検出器。
  10. 【請求項10】 前記シンチレータが着脱自在であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の放射線検出器。
  11. 【請求項11】 放射線源から発せられ、対象物を透過
    した放射線の強度分布を検出する放射線検出器であっ
    て、 基板の上に2次元状に固体光検出素子が配されてなる固
    体光検出手段を複数個、端面を接して構成した基台と、 前記基台の外周に全周にわたり配置されたシール手段
    と、 前記シール手段を挟んで前記基台と相対する側に配さ
    れ、前記基台および前記シール手段とともに密閉空間を
    形成するカバー手段と、 前記密閉空間内に配されたシンチレータと、 前記基台と前記シール手段と前記カバー手段により形成
    される密閉空間の内部を排気するための排気手段と、を
    有することを特徴とする放射線検出器。
  12. 【請求項12】 放射線源から発せられ、対象物を透過
    した放射線の強度分布を検出する放射線検出器であっ
    て、 基板の上に2次元状に固体光検出素子が配されてなる固
    体光検出手段と、 前記固体光検出手段の外周に全周にわたり配置されたシ
    ール手段と、 前記シール手段を挟んで前記固体光検出手段と相対する
    側に配され、前記固体光検出手段および前記シール手段
    とともに密閉空間を形成するカバー手段と、 前記密閉空間内に配されたシンチレータと、 前記固体光検出手段と前記シール手段と前記カバー手段
    により形成される密閉空間の内部を排気するための排気
    手段と、 前記排気手段に接続される吸湿材を含むタンクと、 前記タンクに接続された弁と、 前記弁に接続された排気源と、を有し、前記排気源の作
    動により、前記固体光検出手段と前記シール手段と前記
    カバー手段とにより形成される密閉空間の内部の空気を
    排出し、前記シンチレータと前記固体光検出素子の密着
    を行うこと、を特徴とする放射線検出器。
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