JPH09257477A - レーザ基準レベル装置 - Google Patents

レーザ基準レベル装置

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JPH09257477A
JPH09257477A JP9019796A JP9019796A JPH09257477A JP H09257477 A JPH09257477 A JP H09257477A JP 9019796 A JP9019796 A JP 9019796A JP 9019796 A JP9019796 A JP 9019796A JP H09257477 A JPH09257477 A JP H09257477A
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JP
Japan
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laser
laser beam
target
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light
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Application number
JP9019796A
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English (en)
Inventor
Fumio Otomo
文夫 大友
Yohei Ogawa
洋平 小川
Hiroo Sugai
博雄 菅井
Kunihiro Hayashi
邦広 林
Toshikazu Adegawa
俊和 阿出川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は斯かる実情に鑑み、レーザ照射装置の
設置を容易にし省力化を図ると共にターゲットの視認性
を高め、作業性の向上を図るものである。 【解決手段】レーザ照射装置10とターゲット61から
構成され、該ターゲットは該ターゲット上の所定の位置
と関連付けられた反射面を有し、前記レーザ照射装置は
回動自在に支持されたレーザ光線の射出手段と反射レー
ザ光線の受光手段とを有するレーザ発振装置と、該レー
ザ発振装置の少なくともレーザ光線の射出手段を回動さ
せる駆動手段と、前記ターゲットの反射面からの反射レ
ーザ光線受光状態に応じて前記ターゲットの所定の位置
にレーザ光線を向ける様に前記駆動装置を制御する制御
部とを有するレーザ基準レベル装置に係り、前後及び上
下2方向からレーザ基準レベル装置の遠隔操作を可能と
し、トンネルを埋設する際の傾斜基準レーザ光線の形
成、更に埋設後のトンネルの傾斜角測定等を行う場合、
地上からの操作を行える様にし、省力化、作業性の向上
が促進される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種土木工事を行
う際の基準線を設定するレーザ基準レベル装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】土木工事をする場合に水平基準線、或は
水平に対し所要角度傾斜した基準線が必要となるが、斯
かる基準線を設定するものにレーザ基準レベル装置があ
る。
【0003】例えば、下水工事にコンクリートパイプを
埋設する場合、屈曲のない様、更に所要の角度で傾斜さ
せなければならない。
【0004】斯かるコンクリートパイプは上下水道等、
液状物を流す為の流路として供され、或る程度の勾配を
もって、更に屈曲のない様に設置される。埋設されたコ
ンクリートパイプが上下、左右に蛇行していると、前記
液状物が滞留し、詰まったり或は地中に漏出する事態と
なり、流路としての機能を果たせなくなる。従って、前
記コンクリートパイプ埋設には、適性な基準線を必要と
する。
【0005】斯かる基準線として、レーザ光線は都合が
よく、遠距離であっても糸の様に弛むことなく、作業中
の障害になることもなく、更に作業、コンクリートパイ
プ等と干渉して切断されることもない。前記レーザ基準
レベル装置は、レーザ光線を発してコンクリートパイプ
を設置する場合の基準線を形成する。
【0006】土中にコンクリートパイプ等を埋設する場
合の作業として代表的なものに、地面を掘下げ、掘下げ
た溝に順次コンクリートパイプを設置埋設し、埋戻すオ
ープンカット工法がある。
【0007】以下に図33を参照してオープンカット工
法を説明する。
【0008】レーザ基準レベル装置はレーザ光線を水平
又は勾配を設けた方向にレーザ光線を発するレーザ照射
装置1及びターゲット9を有し、前記レーザ照射装置1
から照射されるレーザ光線を水平と合致させれば水平基
準線に、レーザ光線を所要角度傾斜させれば勾配を有す
る基準線となる。
【0009】一定の直線区間毎に、コンクリートパイプ
2を埋設する始点にコンクリートパイプを設置する深さ
以上の縦穴3を掘削し、該縦穴3に連続する埋設溝4を
コンクリートパイプを設置する深さ以上に掘削する。前
記レーザ照射装置1は前記縦穴3内に設置され、レーザ
光線を勾配θで発し、基準レーザ光線Lを形成する。前
記コンクリートパイプ2は軸心が該基準線Lに合致する
様、前記埋設溝4内に仮台5を介して設置される。コン
クリートパイプ2の軸心が前記基準レーザ光線Lに合致
すると、前記埋設溝4を埋戻してコンクリートパイプ2
を埋設する。
【0010】前記レーザ照射装置1は水平方向の位置が
正確に設定されなければならない。従来、レーザ照射装
置1の水平方向の位置設定は、前記縦穴3の上方に支持
台6を設け、該支持台6にトランシット7を設置し、該
トランシット7より下げ振り8を垂下させ、既知の点を
設定する。更にレーザ照射装置を縦穴3に設置し、前記
下げ振り8を該レーザ照射装置1の中心に合致させ、更
に前記レーザ照射装置1から下げ振り8を垂下させ、該
下げ振り8を前記既知の点に合致させることで行ってい
る。
【0011】オープンカット工法では埋設溝4の終端位
置にコンクリートパイプ2を仮設置し、その内部にター
ゲット9を設置する。該ターゲット9はターゲット中心
と接地点迄の距離がコンクリートパイプ2の内径に等し
くなっており、コンクリートパイプ2内部に設置すると
ターゲット中心がコンクリートパイプ2の中心に一致す
る様になっている。
【0012】前記ターゲット9のレーザ光線照射部分は
半透明の部材から構成され、レーザ光線の照射位置が確
認できると共に透過したレーザ光線は円錐状に拡散し、
透過レーザ光線の拡散した範囲内で前記ターゲット9の
照射位置が確認できる。レーザ照射装置1から照射され
るレーザ光線の傾斜の設定をする場合、レーザ照射装置
に傾斜設定角を入力する。前記レーザ照射装置1にはパ
ルスモータを駆動源とする傾斜機構が内蔵されており、
該傾斜機構を作動させ、前記レーザ光線を所定の傾斜に
する。
【0013】レーザ照射装置1から照射されるレーザ光
線の延長上に置かれた前記ターゲット9により、レーザ
光線の照射位置が確認される。照射されたレーザ光線が
前記ターゲット9の中心からずれている時、上下方向に
ついては仮設したコンクリートパイプ2又はレーザ光線
を上下に調整し、横方向のずれはレーザ照射装置1側か
らターゲット9のレーザ光線照射位置を確認しながら、
手動により本体の調整装置(図示せず)を作動させ、レ
ーザ光線がターゲット9の中心に一致する様に又はコン
クリートパイプを調整する。ターゲット9の中心を照射
するレーザ光線を基準線としてコンクリートパイプ2を
設置する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレーザ基準
レベル装置では、レーザ照射装置1を設置する場合に、
地上側に置かれたトランシット7等の測量機と、下方に
置かれたレーザ照射装置との位置合わせに下げ振り8を
使用している為、風等の外的要因により誤差を生ずるこ
とがあり、調整に手間、時間が掛かる。更に、レーザ照
射装置側とターゲット側にそれぞれ作業者が必要とな
り、位置合わせに複数の人手が必要であり、作業性が悪
くロスタイムが避けられないという問題がある。
【0015】又、ターゲット9を透過したレーザ光線は
円錐状に均一に拡散され、上下左右から確認できるが、
実際にはターゲット9の照射位置を確認するのは主に上
下方向からであり、均一に拡散する為無駄が多くなり、
必要な方向からの視認度が低くなる。更に、上記従来の
レーザ照射装置では傾斜設定の機構を作動させる動力源
としてパルスモータを使用し水平からのパルスモータの
パルス数を傾斜角に変換している為、パルスモータが脱
調する等し、パルスモータとパルスモータにより駆動さ
れる従動側の機構との間にずれが生じると正しい傾斜を
設定することができないという問題があった。
【0016】本発明は斯かる実情に鑑み、レーザ照射装
置の設置を容易にし省力化を図ると共にターゲットの視
認性を高め、作業性の向上を図るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ照射装
置とターゲットから構成され、該ターゲットは該ターゲ
ット上の所定の位置と関連付けられた反射面を有し、前
記レーザ照射装置は回動自在に支持されたレーザ光線の
射出手段と反射レーザ光線の受光手段とを有するレーザ
発振装置と、該レーザ発振装置の少なくともレーザ光線
の射出手段を回動させる駆動手段と、前記ターゲットの
反射面からの反射レーザ光線受光状態に応じて前記ター
ゲットの所定の位置にレーザ光線を向ける様に前記駆動
装置を制御する制御部とを有するレーザ基準レベル装置
に係り、又遠隔受信部がレーザ照射装置の前後に設けら
れたレーザ基準レベル装置に係り、又レーザ照射装置の
前面、後面の少なくとも一方が傾斜し、傾斜面に表示部
が設けられているレーザ基準レベル装置に係り、又レー
ザ光線の射出手段が投影光学系とレーザ光線発光部とを
具備し、該レーザ光線発光部からのレーザ光線を光ファ
イバにより前記投影光学系に導くレーザ基準レベル装置
に係り、又ファイバ出力端の近傍に配置されレーザ光線
を反射すると共に一部をモニタ光として分割する反射手
段を有するレーザ光線の射出手段であるレーザ基準レベ
ル装置に係り、又レーザ光線の射出手段が絞りを有し、
投影像中心部の光強度を増大させたレーザ基準レベル装
置に係り、又レーザ照射装置が鉛直方向にレーザ光線を
照射する鉛直ビーム射出部を有し、該鉛直ビーム射出部
の光学系の少なくともレーザ光線発光部からのレーザ光
線を鉛直方向に向ける補正機構が設けられたレーザ基準
レベル装置に係り、又レーザ照射装置が鉛直方向にレー
ザ光線を照射する鉛直ビーム射出部を有し、レーザ照射
装置本体部の鉛直ビームの光路上に濃度フィルタを具備
するレーザ保護カバーを設けたレーザ基準レベル装置に
係り、又少なくとも2つに分割された異なる集光レンズ
から構成され、反射レーザ光線及び遠隔走査光を同じく
受光する受光部を有する遠隔受信部であるレーザ基準レ
ベル装置に係り、又少なくとも2つに分割された異なる
集光レンズから構成されると共に、少なくとも1つは特
定の波長を透過し、反射レーザ光線及び遠隔走査光を同
じく受光する受光部を有する遠隔受信部であるレーザ基
準レベル装置に係り、又本体部に着脱可能な電池パック
を有し、前記本体部に本体側接点を設けると共に電池パ
ックに電池パック側接点をそれぞれ設け、本体側接点、
電池パック側接点のいずれか一方に防水パッキンを設
け、該防水パッキンが前記電池パック装着時に本体側接
点、電池パック側接点を収納してシールするレーザ基準
レベル装置に係り、又ターゲットのターゲット板がレー
ザ光線の波長を含む複数の波長を透過する前記レーザ光
線と色違いであるレーザ基準レベル装置に係り、更にタ
ーゲットのターゲット板が透光性を有し、照射されたレ
ーザ光線を一方向に拡大するレーザ基準レベル装置に係
り、上下2方向からレーザ基準レベル装置の遠隔操作が
可能になり、トンネルを埋設する際の傾斜基準レーザ光
線の形成、更に埋設後のトンネルの傾斜角測定等を行う
場合、地上からの操作が可能となり、省力化、作業性の
向上が促進される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0019】図1中、図33中で示したものと同様のも
のには同符号を付してある。先ず本実施の形態での概略
を説明する。
【0020】レーザ照射装置10は上下方向にも鉛直レ
ーザ光線Lv を射出する構成となっており、トランシッ
ト7の求心望遠鏡で観察し、前記鉛直レーザ光線が接地
点を照射する様に位置合わせを行う。測定の基準となる
ものがレーザ光線であるので風等の外的要因の影響を受
けることがない。
【0021】ターゲット61にはレーザ光線を反射する
反射部が設けられており、前記レーザ照射装置10はタ
ーゲット61からの反射レーザ光線を検知できる構成と
なっていると共に反射レーザ光線の態様から前記ターゲ
ット61の中心を検知できる様になっている。
【0022】前記ターゲット61に照射されるレーザ光
線の照射位置の水平方向のずれ調整は、レーザ照射装置
10より照射されるレーザ光線でターゲット61を走査
し、前記反射部からの反射光を受光し、反射光の受光状
態からターゲット61の中心を演算し、レーザ光線の照
射位置を自動的に調整する。又、レーザ照射装置10は
リモートコントロールが可能な構成であり、レーザ照射
装置10側に作業者を要することなく作業が行える。
【0023】更にターゲット61はレーザ光線を上下方
向にのみ拡散する構成となっており、従って無駄がなく
必要な方向、即ち上下方向からの視認性を向上させてい
る。
【0024】以下、図2〜図21により一実施の形態を
詳述する。
【0025】先ず、レーザ照射装置10について説明す
る。
【0026】本体部100は円筒状をしており、該本体
部100は4本の支持脚41により支持される。本体部
100は筒状の筐体102内部にレーザ発振装置11が
上下方向、水平方向の2方向に揺動可能に設けられてお
り、該レーザ発振装置11は水平方向、鉛直方向の2方
向にレーザ光線を照射する様構成されている。
【0027】本体部100の前面にはガラスで覆われた
投光窓103が設けられ、該投光窓103を通して前記
レーザ発振装置11からのレーザ光線が照射される様に
なっている。
【0028】前記投光窓103の上部に受光窓104が
設けられ、該受光窓104を通して前記ターゲット61
からの反射レーザ光線を受光し、又リモートコントロー
ル用の操作信号光を受光する。
【0029】前記本体部100の前面には前部脚105
が設けられ、該前部脚105を介してレーザ照射装置1
0は立てて設置することも可能となっている。
【0030】前記本体部100の上面にはレーザ保護カ
バー106が設けられている。
【0031】図5、図6に示される様に、レーザ保護カ
バー106は軸ボルト107を中心に回転可能に設けら
れており、一部に欠切部108が形成され、前記軸ボル
ト107に関して前記欠切部108と対称な位置にND
(濃度)フィルタ109が設けられ、図示されてはいな
いが、NDフィルタに接して拡散フィルタが設けられ、
レーザ光線の視認をよくしている。前記筐体102には
天孔110が穿設され、該天孔110には素通しガラス
ガス111が設けられ、前記天孔110には前記欠切部
108、前記NDフィルタ109が合致する様になって
いる。
【0032】而して前記天孔110に前記欠切部108
を合致させた状態では鉛直レーザ光線Lv がレーザ照射
装置10より鉛直方法に照射され、前記NDフィルタ1
09を前記天孔110に合致させると、前記NDフィル
タ109はレーザ光線を僅かに透過させる為、鉛直レー
ザ光線を遮ると共に拡散フィルタ及び該NDフィルタ1
09を通してレーザ光線の照射位置が確認できる。
【0033】前記筐体102の上部後側に電池パック1
13が嵌脱可能に嵌設されている。前記筐体102に
は、前記電池パック113が嵌合する凹部114が形成
され、該凹部114に前記電池パック113が嵌合す
る。前記凹部114は断面形状がW状であり、左右の電
池収納小凹部に分割する尾根部115の上面には複数の
接点116が設けられ、該接点116は内部回路の電源
ラインに接続されている。又前記接点116の上端露出
部は合成樹脂、ゴム等の高弾性材料で成形した防水パッ
キン118でそれぞれ覆われており、該防水パッキン1
18は漏斗形状をしており、電池パック113が嵌設さ
れた状態で、電池パック113の底面に密着する様にな
っている。
【0034】前記電池パック113は前記凹部114に
嵌合する様断面がW状をしており、電池パック113内
部には乾電池、或は可充電型電池等の電池119が所要
数、例えば4本収納される。前記尾根部115が嵌入す
る凹部の底面には可動接点120が設けられている。該
可動接点120は固定子121に接点子122が摺動自
在に嵌合しており、該接点子122はスプリングにより
突出方向に付勢されている。前記防水パッキン118は
前記電池パック113を嵌設した状態で前記接点子12
2を囲繞し、前記電池パック113の底面に密着し、前
記接点116と前記接点子122との接触状態を各接点
について独立して水密にする。又、前記筐体102の凹
部114の側壁には前記尾根部115の頂部より低い位
置に水抜孔123が穿設されている。而して、前記凹部
114に水が浸入しても前記接点は独立してシールされ
ており、短絡する事が防止され、更に浸入した水は前記
水抜孔123より排出される。前記電池パック113は
ロック摘み124を有しており、該ロック摘み124を
回転させることで前記電池パック113の本体部100
へのロック、ロック解除が簡単に行える。電池パック1
13には乾電池パックと充電池パックがある。乾電池と
充電池は電池の特性により使用電圧が異なる。本体側に
は電圧を検知する手段が設けられており、接点に流れて
いる電圧を検知して、それぞれ異なる使用電圧範囲を設
定することにより、電池を有効に利用することができ
る。
【0035】本体部100の後部は傾斜しており、傾斜
面は操作パネル125を兼ねており、該操作パネル12
5には各種操作スイッチ126が設けられていると共に
表示部50、気泡管128及び前記受光窓104と同様
にリモートコントロール操作信号を受光する受光窓12
9が設けられている。該受光窓129は傾斜した前記操
作パネル125に設けられているのでリモートコントロ
ーラにより水平方向、垂直方向のいずれの方向からも遠
隔操作が可能であり、縦坑の外から地下のレーザ照射装
置10に向かって遠隔操作することができる。又、前記
表示部50が傾斜した操作パネル125に設けられてい
るので同様に上方から表示内容を確認することができ
る。
【0036】次に、図8〜図13に於いてレーザ照射装
置10の内部構造について説明する。
【0037】レーザ発振装置11は水平軸12を中心に
傾動可能なスイングフレーム13に設けられ、該スイン
グフレーム13は本体フレーム40に鉛直軸14を中心
に水平方向に回動可能に設けられている。又、前記水平
軸12に傾動フレーム42が設けられ、該傾動フレーム
42にチルトレバー15が連結され、又前記傾動フレー
ム42には水平状態を示す様気泡管等のチルトセンサ1
6が設けられている。又、前記水平軸12にはエンコー
ダ43が設けられ、該エンコーダ43は前記水平軸12
の回転角、即ち前記レーザ発振装置11の傾斜角を検出
する。又、前記エンコーダ43からの信号は勾配制御器
48(後述)に入力される。
【0038】前記スイングフレーム13に連結して水平
角調整機構17が設けられ、前記レーザ発振装置11に
連結して垂直角調整機構18が設けられ、前記チルトレ
バー15に連結してチルトセンサ傾動機構19が設けら
れている。該チルトセンサ傾動機構19は前記レーザ発
振装置11の支持体に設けられ、レーザ発振装置11と
一体に傾動する。
【0039】前記水平角調整機構17は、水平方向に設
けられた回転自在の第1スクリュー20と、該第1スク
リュー20に螺合する第1スライドナット21、該第1
スライドナット21に植設され、前記スイングフレーム
13に係合するピン23、前記第1スクリュー20に嵌
着された従動ギア24、該従動ギア24に駆動ギア25
を介して連結された水平角調整モータ26から構成され
ている。
【0040】前記垂直角調整機構18は、水平方向に設
けられた回転自在の第2スクリュー27と、該第2スク
リュー27に螺合する第2スライドナット28、該第2
スライドナット28に植設され、前記レーザ発振装置1
1に係合するピン29、前記第2スクリュー27に嵌着
された従動ギア30、該従動ギア30に駆動ギア31を
介して連結された垂直角調整モータ32から構成されて
いる。
【0041】前記チルトセンサ傾動機構19は、垂直方
向に設けられた回転自在の第3スクリュー33と、該第
3スクリュー33に螺合する第3スライドナット34、
該第3スライドナット34に植設され、前記チルトレバ
ー15に係合するピン35、第3スクリュー33に嵌着
された従動ギア36、該従動ギア36に駆動ギア37を
介して連結された勾配設定モータ38から構成されてい
る。
【0042】前記傾動フレーム42の下端部は2股状に
形成されており、この股部に鉛直ビーム射出部44を設
ける。該鉛直ビーム射出部44を説明する。
【0043】前記傾動フレーム42の対峙する垂直な内
壁面の一方にレーザ光線発光部52を設け、垂直な内壁
面の他方に前記レーザ光線発光部52に対向させ反射鏡
53を設ける。該反射鏡53と前記レーザ光線発光部5
2との間に、ビームスプリッタ39を設け、該ビームス
プリッタ39により前記レーザ光線発光部52が発する
レーザ光線を、鉛直上下2方向に分割反射する。
【0044】水平調整制御器46は前記水平角調整モー
タ26、垂直角制御器47は垂直角調整モータ32、勾
配制御器48は勾配設定モータ38をそれぞれ制御駆動
する。
【0045】前記水平角調整機構17の水平角調整モー
タ26は水平調整制御器46、垂直角調整機構18の垂
直角調整モータ32は垂直角制御器47、チルトセンサ
傾動機構19の勾配設定モータ38は勾配制御器48に
より駆動され、又該勾配制御器48にはエンコーダ43
からの回転角度信号が入力される。
【0046】前記水平調整制御器46、垂直角制御器4
7、勾配制御器48はそれぞれ制御装置45により制御
され、該制御装置45には前記チルトセンサ16からの
検出信号が入力される。前記制御装置45には装置の起
動停止、勾配の設定等を行う操作盤49、勾配の設定
値、作動の状態、レーザ光線の照射方向、ターゲット6
1の検出位置等を表示する表示部50、反射レーザ光線
検出器51(後述)が接続されている。
【0047】次に、図14によりレーザ発振装置11に
ついて略述する。
【0048】図中、55は直線偏光のレーザ光線を発す
るレーザ光線発光部であり、該レーザ光線発光部55は
レーザダイオード56、コリメートレンズ57を有し、
前記レーザダイオード56からのレーザ光線は前記コリ
メートレンズ57で平行レーザ光線58とされ、ハーフ
ミラー59又は孔明きミラーを透過してターゲット61
に照射される。
【0049】該ターゲット61で反射された反射光5
8′は前記レーザ発振装置11に入光し、入光した反射
光58′はハーフミラー59で反射され、該ハーフミラ
ー59で反射された反射光58′は更にハーフミラー7
3で分割され、一部が合焦レンズ60、偏光板72、反
射レーザ光線検出器51等から成る受光手段で受光さ
れ、前記ハーフミラー73で反射された残部は合焦レン
ズ74、偏光板75を介して反射レーザ光線検出器76
に入光させ、該反射レーザ光線検出器76、前記反射レ
ーザ光線検出器51からの受光信号は前記制御装置45
に入力する。尚、ハーフミラー59は孔明きミラーであ
ってもよい。
【0050】該制御装置45は前記反射レーザ光線検出
器51の受光状態に応じて前記水平調整制御器46を介
して前記水平角調整モータ26を駆動制御し、前記垂直
角制御器47を介して前記垂直角調整モータ32を駆動
制御してレーザ発振装置11からのレーザ光線58照射
方向を決定する。
【0051】尚、図14ではレーザ発振装置のレーザ光
線を射出するレーザ光線発光部及び光学系と、反射レー
ザ光線を受光する受光部である反射レーザ光線検出器と
光学系とを一体化して示してあるが、後述する様に別ユ
ニットとして構成しても勿論よい。又、レーザダイオー
ド56から発光されるレーザ光線は所定の方向に規定さ
れた直線偏光であるが、より正確に偏向方向を規定する
為の偏光板を設けてもよい。更に、前記ハーフミラー7
3を偏光ミラーとすることで前記偏光板72、偏光板7
5を省略することができる。直線偏光に替え、1/4λ
複屈折部材をレーザ光線射出端に設け円偏光として検出
する構成にしてもよい。この場合、ハーフミラー73は
偏光ミラーとなる。
【0052】又、上記したレーザ発振装置11に以下に
述べる絞り54を付加することでレーザ光線の視認性が
向上する。
【0053】図15で示す様に、前記コリメートレンズ
57のレーザ光線射出側に前記絞り54を配設すると、
光の干渉作用で投影像の光の強度斑がリング状に現れ、
中心部の光強度が増大すると共に周辺部で光強度が低下
する。この為、投影像の中心、即ち照射スポットの中心
をより視認し易くなる。
【0054】次に前記受光窓104について図16、図
17により説明する。尚、受光窓129は、104から
反射レーザ光線検出器を除いた構成であるので以下は受
光窓104について説明する。又、以下に説明する受光
窓は反射レーザ光線を受光する受光部である反射レーザ
光線検出器とが分割された光学系を有する場合である。
【0055】前記受光窓104はターゲット61からの
反射光58′と遠隔操作信号光が入光する構成であり、
又両者を識別して検出する。
【0056】前記受光窓104には受光レンズ131が
設けられており、該受光レンズ131は中央部が光軸に
対して直交する2方向で拡大率の異なるトーリックレン
ズ部131aであり、周辺部がフレネルレンズ部131
bとなっており、前記受光レンズ131より入光した光
は偏光ミラー132により分割され、透過したレーザ光
線は前記反射レーザ光線検出器51に入光し、反射され
たレーザ光線は前記反射レーザ光線検出器76に入光
し、それぞれ受光して前記制御装置45に受光信号が出
力される。
【0057】前記トーリックレンズ部131aはターゲ
ット61からの反射レーザ光線を集光し、前記フレネル
レンズ部131bは機械本体を遠隔操作する遠隔操作信
号光を集光する。フレネルレンズ部131bには特定の
波長を透過するフィルターが設けてあり、遠隔操作信号
光はフレネルレンズ部131b及びトーリックレンズ部
131aを透過するが、反射レーザ光線はトーリックレ
ンズ部131aのみ透過する。
【0058】前記偏光ミラー132は所定方向の偏光の
みを透過する。例えば偏光方向がそのままの状態の反射
レーザ光線は透過し、偏光方向を変換された反射レーザ
光線は反射される。然し、偏光ミラー132の特性とし
て入射の限界角を越えると偏光ミラーとして使用できな
くなる。トーリックレンズ部131aはそれを考慮した
集光レンズであって、偏光ミラー132が傾斜した上下
方向はあまり集光させず、水平方向は限界角を越えない
為集光している。
【0059】遠隔操作信号光は偏光ミラー132で選択
する必要がない。従って、反射レーザ光線と波長が異な
り偏光ミラー132を透過し集光するが、一部は反射さ
れる。遠隔操作信号光が受光されると2つの受光器の出
力信号は加算され、その信号に基づいて本体の動作が制
御され、又反射レーザ光線が受光されると2つの受光器
の出力信号の差分を計算しターゲットの中心を算出し、
その信号に基づいて、本体の動作が制御される。
【0060】次に、前記ターゲット61を図18〜図2
1を参照して説明する。
【0061】縦長の略矩形形状のターゲット板62のタ
ーゲット中心に十字線63を刻印し、該十字線63の交
点を中心に左右対称な位置にそれぞれ左反射面64、右
反射面65を設け、左反射面64、右反射面65は少な
くとも水平方向の幅が同一である。尚、前記した幅が同
一でない場合は、左反射面64と右反射面65の形状が
前記十字線の鉛直線、水平線に対して対称な形状であっ
てもよい。
【0062】前記左反射面64は前記ターゲット板62
に小球、又は小プリズムから成る再帰反射層が張設さ
れ、該再帰反射層に重ねて1/4λ複屈折部材が貼設さ
れたものであり、入射したレーザ光線の偏光方向を変換
して反射する偏光変換反射面であり、右反射面65はタ
ーゲット板62に小球、又は小プリズムから成る再帰反
射層が貼設されたものであり、入射したレーザ光線の偏
光方向を保存して反射する偏光保存反射面である。
【0063】前記ターゲット板62はターゲット板スタ
ンド66により設置面に対して垂直に設置される様にな
っており、又ターゲット板62はターゲット板スタンド
66に対して昇降可能となっており、固定ノブ67によ
り任意の位置に固定でき、ターゲット中心の調整を行う
ことで、前述した様にコンクリートパイプ2に設置した
場合にターゲット中心をコンクリートパイプ2の中心に
合致させることができる。
【0064】更に、ターゲット61は上下方向にのみ大
きく拡大拡散する構成となっている。
【0065】前記ターゲット板62は透明材料から成る
中空体であり、内部には平板状の空間が形成され、該空
間に円柱状のオプティカルファイバ68が多数連設され
ており、該オプティカルファイバ68の軸心は水平とな
っている。該オプティカルファイバ68の反入射面側に
は拡散シート69が挾設されている。而して、前記オプ
ティカルファイバ68の上下方向のみのレンズ効果によ
り入射したレーザ光線は上下方向に拡大され、更に拡散
シート69に投影されることで目視を容易にし、ターゲ
ット板62の透過面側(反レーザ照射装置1側)から目
視した場合には上下方向に延びる線分として認識でき、
上下方向から視認できる範囲が広くなり、特に縦坑の上
方からの視認が容易になり、確認の為その都度縦坑に入
る必要がなくなる。拡散シート69はオプティカルファ
イバ68の前後又は一方のみであってもよいし、ターゲ
ット板自身に設けられていても同様である。尚、図中7
0は気泡管である。又、オプティカルファイバ68を上
下方向の姿勢で横に並べれば横方向にのみ大きく拡散さ
せることができる。ターゲット板はレーザ光線の波長を
透過しやすい、例えば、緑色レーザ光線であればターゲ
ット部材も透明緑色である。又、レーザ光線の波長と他
の波長を透過しやすい部材を用いれば、レーザ光線とタ
ーゲット板の色は異なり、視認性を高めることもでき
る。
【0066】以下、本実施の形態の作動を説明する。
【0067】以下パイプ等を埋設する場合のレーザ光線
による基準線の設定について、基準線を水平に対して所
要の角度θ傾斜させ設定する場合について説明する。
【0068】レーザ照射装置10を縦穴3内に設置し、
レーザ照射装置10の上面に設けた前記気泡管128に
よりパイプの円周方向(パイプの軸心方向と直交する方
向)に対して水平となる様調整する。この時、レーザ照
射装置10からは鉛直方向に鉛直レーザ光線Lv が照射
されているので設置作業は簡単に且正確に行える。
【0069】次に、前記操作盤49より前記制御装置4
5に設定傾斜角θを入力する。該制御装置45は前記勾
配制御器48を介して前記勾配設定モータ38を駆動す
る。前記駆動ギア37、従動ギア36、第3スクリュー
33を介して第3スライドナット34を上方向に移動さ
せ、前記チルトレバー15を設定角度θの逆方向に傾斜
させる。該チルトレバー15は前記傾動フレーム42と
共に一体に回転し、該傾動フレーム42の回転角はエン
コーダ43により検出され、前記勾配制御器48にフィ
ードバックされる。前記エンコーダ43の検出角度が設
定角度と同一となった時に前記勾配設定モータ38を停
止する。
【0070】前記制御装置45は前記垂直角制御器47
を介して前記垂直角調整モータ32を駆動し、前記駆動
ギア31、従動ギア30、第2スクリュー27を介して
第2スライドナット28を移動させ、ピン29を介して
レーザ発振装置11及びチルトレバー15を一体に傾動
させる。前記チルトセンサ16が検出する角度が0にな
る迄、前記垂直角調整モータ32を駆動する。
【0071】前記制御装置45が前記チルトセンサ16
からの基準レベルを検知したところで前記垂直角調整モ
ータ32を停止し、前記レーザ発振装置11から発せら
れるレーザ光線が設定角θに設定される。この設定角は
前記表示部50に表示される。
【0072】傾斜角度設定後、前記水平角調整モータ2
6を駆動し、前記水平角調整機構17によりレーザ発振
装置11から発せられるレーザ光線を水平方向に走査さ
せ、該レーザ光線が前記ターゲット61の検出に基づい
て十字線63の交点を照射する様、基準線の水平方向の
設定を行う。水平角調整モータ26にはエンコーダが設
けられ、その出力信号パルスから角度等が換算される。
【0073】尚、レーザ照射装置で一度勾配設定を完了
した後、更にレーザ照射装置を設置する場合、レーザ発
振装置を必ずしも水平に設定し直す必要はない。本体が
どの様な角度に設置されても、以前に設定した角度はエ
ンコーダにより得られる為、新たに設定した角度との差
が演算により求められ、チルトセンサが基準レベルに達
した時、新たに設定した角度になる。
【0074】前記勾配設定モータ38はパルスモータ、
DCモータ、サーボモータ等のモータが使用可能である
ことは言う迄もなく、更に前記エンコーダ43は傾動フ
レーム42に機械的に連結されていればよく、水平軸1
2に軸接手を介して連結しても、或はギア等の動作伝達
手段を介して連結してもよい。又、前記エンコーダ43
は実際の傾斜角を検出するので、レーザ照射装置の所要
箇所に設けた勾配設定表示器に勾配を表示する様にして
もよい。又、前記チルトセンサ16は傾動フレーム42
に限らずチルトレバー15等、チルトレバー15と一体
に傾動する箇所に設けられればよい。更に、前記エンコ
ーダ43は光学式、磁気式のいずれであってもよい。
【0075】次に、本発明はターゲット61の中心を検
出する機能を有し、この中心検出機能により、例えば振
動等が原因でレーザ光線の照射位置が移動した場合の自
動調整機能が可能となる。
【0076】先ず、レーザ照射装置10を起点となる場
所に水平に設置し、又前記ターゲット61を目標位置に
設置する。前記レーザ照射装置10を作動させ、レーザ
光線58を照射し、照射の方向の左右、及び傾斜を手動
により概略設定する。設定後自動調整を作動させる。
【0077】前記水平角調整モータ26を回転させ、前
記第1スクリュー20を回転し、前記第1スライドナッ
ト21、ピン23を介してレーザ照射装置10のレーザ
発振装置11を鉛直軸14を中心に水平方向に往復回転
し、平行レーザ光線58を水平に往復走査する。水平方
向の走査は徐々に上方又は下方に移動しながら往復走査
する。検出されない場合は、走査範囲を広げ再び走査を
行う。
【0078】レーザ光線58が前記ターゲット61を横
切ると前記左反射面64、右反射面65からの反射光5
8′がレーザ発振装置11に入光し、前記反射レーザ光
線検出器51、反射レーザ光線検出器76により反射光
58′が検出される。
【0079】前記左反射面64は表面に1/4λ複屈折
部材を有し、レーザ光線の偏光方向を変換して反射する
変換反射面であり、他方右反射面65は入射レーザ光線
の偏光方向を保存して反射する偏光保存反射面であるの
で、前記偏光板72の偏光方向をレーザ光線発光部55
から照射した時のレーザ光線の偏光方向に合わせ、前記
偏光板75の偏光方向を偏光が変換された場合の偏光方
向に合わせておくと、左反射面64で反射された反射光
58′は前記偏光板75は透過するが前記偏光板72に
は遮断され、前記反射レーザ光線検出器76のみが反射
レーザ光線を検知し、又前記右反射面65で反射された
反射光58′は前記偏光板72のみを透過し、前記偏光
板75に遮断され、前記反射レーザ光線検出器51のみ
が反射レーザ光線を検知する。
【0080】而して、前記反射レーザ光線検出器51と
反射レーザ光線検出器76からの受光信号が所定の間隔
で、而も所定のパルス幅で発せられた場合にターゲット
61からの反射光であると判断する。レーザ照射装置1
0にも外乱光が入射し、前記反射レーザ光線検出器5
1、反射レーザ光線検出器76が検出する場合もあるこ
とが予想されるが、上記した条件で検知する確率は極め
て低いから検出の信頼性は高い。更に2つの前記反射レ
ーザ光線検出器51,76の受光の時間差、又は角度差
からターゲット中心を検出する。
【0081】前記反射レーザ光線検出器51、反射レー
ザ光線検出器76からの信号が所定の間隔で同幅のパル
スであると、前記制御装置45は受光した反射光が前記
ターゲット61からのものであると認識し、前記2つの
受光信号に対する水平重心位置即ち水平方向の前記十字
線63の交点を演算する。演算結果は前記制御装置45
に記憶され、前記表示部50に水平角として表示され
る。更に前記制御装置45は演算結果を基に前記水平調
整制御器46を制御して前記水平角調整モータ26を駆
動させ、レーザ光線58の照射方向を前記演算した方向
とし、前記水平重心位置に合致させる。
【0082】前記水平重心の位置を演算する場合に、前
記左反射面64と右反射面65間のレーザ光線の照射方
向の角度差が求められる。又、前記左反射面64と右反
射面65間の距離は既知の値であることから、前記左反
射面64と右反射面65間の角度差と距離によりレーザ
照射装置10からターゲット61迄の距離が計測でき
る。
【0083】次に、図1を参照して本発明に係るレーザ
照射装置10によるコンクリートパイプ2の傾斜角の測
定を説明する。
【0084】前記ターゲット61をコンクリートパイプ
2の一端に設置し、レーザ照射装置10を他端に設置す
る。前記ターゲット61はコンクリートパイプ2に設置
した場合に照射中心(前記十字線63の交点)が前記コ
ンクリートパイプ2の中心に合致する様な構造を有す
る。
【0085】同様に前記レーザ照射装置10は支持脚4
1を介して前記コンクリートパイプ2に設置され、レー
ザ照射装置10のレーザ光線射出中心は略コンクリート
パイプ2の中心に一致する。
【0086】レーザ照射装置10を作動させると、レー
ザ照射装置10は前述した作動により自動で前記ターゲ
ット61の照射中心を検出し、レーザ光線の照射位置を
ターゲット61の照射中心に合致させる。この時、コン
クリートパイプとレーザ光線の照射方向及びチルトセン
サの傾斜角はコンクリートパイプ2の傾斜と一致してい
る。
【0087】次に、チルトセンサが水平になる様に、即
ち前記勾配制御器48を介して勾配設定モータ38を駆
動し、前記チルトセンサ16の検出結果を水平の位置と
する。前記レーザ光線がターゲット61の照射中心を照
射している状態から前記チルトセンサ16の検出結果が
水平の位置を示す迄の角度は前記エンコーダ43により
検出され、検出した結果が前記コンクリートパイプ2の
傾斜角であり、この傾斜角は前記表示部50に表示され
る。
【0088】而して、傾斜角が測定され、測定結果は前
記表示部50により容易に知り得、又測定作業としては
レーザ照射装置10とターゲット61をコンクリートパ
イプ2に設置するだけでよく、1人の作業者で測定が可
能である。又、水平方向、垂直方向の2方向からの遠隔
操作が可能であるので作業性は著しく向上し、更に前述
した様に距離測定も合わせて行うことができる。
【0089】次に図22、図23に於いて鉛直上下方向
ビームの実施の形態を説明する。
【0090】傾動フレーム42の下部に振り子ホルダ1
35をピン136を介してレーザ発振装置11の光軸に
対して直角方向に揺動自在に垂設する。前記振り子ホル
ダ135にはビームスプリッタ39、反射鏡53が一体
的に設けられ、該ビームスプリッタ39に対峙し、前記
傾動フレーム42にレーザ光線発光部52が設けられ、
該レーザ光線発光部52から射出されたレーザ光線が上
下方向に照射されるようになっている。又、前記振り子
ホルダ135は重力により常時鉛直方向に垂下するので
レーザ照射装置10の傾斜に拘らず前記レーザ光線発光
部52より射出されたレーザ光線はビームスプリッタ3
9を介して分割照射されることで常に鉛直方向に照射さ
れる。
【0091】又、レーザ光線の色を緑色にすることで視
認性が向上することが知られており、緑色レーザ光線を
発する発光部137を筐体102の底面に固着し、発光
部137からのレーザ光線を光ファイバ138に導き前
記レーザ発振装置11より射出する様にしている。緑色
レーザ光線は、通常赤外レーザ光線等のレーザ光線を励
起し周波数変換して緑色に変更している。レーザ光線を
励起して射出する発光部137は発熱が大きく、小型機
器に内蔵させた場合、熱による影響が無視できない。本
装置では発光部137を筐体102に直付けし、発光部
137からの熱を熱伝導で前記筐体102に伝達し、筐
体102を放熱体として利用し、更に光ファイバ138
からのレーザ光線を前記光ファイバ138により導き熱
源をレーザ発振装置11の光学系から離隔することで熱
の影響が出ることを防止している。従って、発熱性の高
いレーザ光源又は温度安定性の必要なレーザ光源の使用
を可能にし、又熱による影響を考慮しなくてよいので筐
体の大きさを小さくできる。
【0092】図24〜図26に於いて、前記光ファイバ
138出力端部について説明する。レーザ光線射出部に
前記光ファイバ138の出力端は導かれており、該出力
端はホルダ130にレーザ光線射出光軸に対して所要の
角度をもって嵌入している。光ファイバ138は偏光方
向を保存したまま送光する定偏波ファイバであり、前記
光ファイバ138の端面に近接して、偏光ミラー132
及び該偏光ミラー132の背面側にミラー133が順次
配設され、該ミラー133に対峙して偏光板134、モ
ニタ用受光器139が設けられている。前記光ファイバ
138の出力端より射出したレーザ光線の内、前記偏光
ミラー132を透過した透過光は前記ミラー133によ
って反射され前記モニタ用受光器139によって受光さ
れる。レーザ光源より射出された直線偏光のレーザ光線
は前記光ファイバ138で偏光方向を保存されつつ導か
れて前記偏光ミラー132に向かって射出される。
【0093】偏光ミラー132はレーザ光線を殆ど反射
するが、モニター光として数%を透過する。光ファイバ
138から出力されるレーザ光線はS偏光であるが、い
くらかのP偏光も含まれている。前記偏光ミラー132
では数%のS偏光と共にP偏光が透過する。前記ミラー
133は透過した偏光を受光器に向けて反射する。該ミ
ラー133と受光器139の間には偏光板134が配置
されS偏光のみを透過させる。実質的に射出されるレー
ザ光線はS偏光であるので、S偏光をモニターする。モ
ニタされた情報は、レーザ光源の発光駆動にフィードバ
ックされ、射出されるレーザ光線の視認性、出力の安定
化が図られる。
【0094】図26は偏光ミラーと光源の配置の関係を
図示した光路図である。光路上の偏光ミラー132に取
付け誤差の関係を光源Lの移動に置換えると、光軸上を
基準にして光源の移動は集光点の移動である。光源と偏
光ミラー132の間隔が大きい程光源の移動は大きい。
移動量を小さくするには光源Lと偏光ミラー132の間
隔を小さくする必要がある。光源Lが移動しない場合
は、光源Lの移動は偏光ミラーの傾き角に置換えられ
る。従って、偏光ミラーの取付け誤差の影響を小さく
し、レーザ光線を光軸上に集光させるには光源Lと偏光
ミラーの間隔を小さくする必要がある。本装置ではファ
イバ端近傍に偏光ミラーを配置している。
【0095】次に、反射面の表面に液晶シャッタを設け
ることで、反射光58′の受光状態でのノイズの低減を
防止することができる。
【0096】前記ターゲット61の左反射面64、右反
射面65表面に、更に液晶シャッタを貼設し、ターゲッ
ト61の所要位置、例えば背面にそれぞれの液晶シャッ
タを異なる周波数で駆動するシャッタ制御回路を設け
る。更に、前記反射レーザ光線検出器51には前記液晶
シャッタの周波数に同調する電気的フィルタが設けられ
ている。
【0097】前記液晶シャッタが駆動されると反射光が
液晶シャッタの開閉に合わせて遮断され、液晶シャッタ
の駆動周波数で変調される。更に、前記電気的フィルタ
を介することで前記反射レーザ光線検出器51はターゲ
ット61からの反射光のみを検出することができ、他の
不要な反射体からのノイズを除去することができ検出精
度が向上する。尚、前記左反射面64、右反射面65に
設けられる前記液晶シャッタは同一の周波数で開閉して
もよく、或は異なる周波数で開閉してもよい。異なる周
波数で開閉した場合は、それぞれの左反射面64、右反
射面65を個別認識することができる。
【0098】尚、ターゲット61の反射面を走査線に沿
って3以上設けてもよく、反射面により所要のパターン
を形成し、走査することで得られる受光信号からパター
ンを認識し、受光信号がターゲットからのものであるこ
とを認識し、更にパターンからターゲット中心を判別す
る様にしてもよい。
【0099】本実施の形態に使用される他のターゲット
90を図27に示す。
【0100】該ターゲット90は前記したターゲット6
1の左反射面64、右反射面65に更に下反射面79、
上反射面80を設け、下反射面79の表面に更に1/4
λ複屈折部材を設けたものである。
【0101】レーザ照射装置10から照射された平行レ
ーザ光線58は前記ターゲット90の左反射面64、下
反射面79で反射されることで照射された平行レーザ光
線58と偏光方向が異なる反射光58′とになり、又前
記右反射面65、上反射面80では偏光方向が保存され
て反射される。
【0102】前述した様に水平方向に走査することで、
水平方向のターゲット中心が検出できる。次に同様な手
順でレーザ光線を垂直方向に操作すると前記下反射面7
9、上反射面80からの反射光で垂直方向重心位置を演
算し、ターゲット中心が検出でき、両検出結果でターゲ
ット90の中心を検出することができる。
【0103】次に、更に他のターゲットの例を図28〜
図31により説明する。
【0104】図28に示すターゲット91は反射面8
1,82を対称な正立直角3角形、倒立直角3角形とし
たものであり、一方の反射面81には1/4λ複屈折部
材を貼設してある。
【0105】該ターゲット91からの反射光58′は2
のパルス状となり、レーザ光線を走査する位置により左
右のパルス幅が変化し、左右のパルス幅が等しくなる位
置が前記十字線63の交点を通過する位置であり、又左
右のパルス幅の重心を演算することで前記十字線63の
水平方向の位置も検出できる。従って、ターゲット91
を用いることで水平方向に走査しつつ、更に走査位置を
上下方向に移動させることで十字線63の交点の位置、
照射中心を検出することができる。
【0106】図29に示すターゲット92も基本的には
前記ターゲット91と同様であり、反射面81,82を
対角線に沿って設けたストリップ状の非反射面83を挾
んで対称な正立直角3角形、倒立直角3角形とし、ター
ゲット板92の片隅にまとめて設けたものであり、前記
反射面81に1/4λ複屈折部材を貼設する。反射面8
1,82、非反射面83と前記十字線63との距離は既
知であるので反射面81,82、非反射面83の中心を
求めることで十字線63の交点位置を求めることができ
る。
【0107】図30、図31に示すターゲット93,9
4は複数の反射面を全て偏光保存反射面とするか、又は
偏光変換反射面としたものであり、この場合反射光のパ
ルス幅、パルス間隔を検出することでターゲットである
ことを精度よく認識することができる。尚、この場合前
記反射レーザ光線検出器51、反射レーザ光線検出器7
6のいずれか一方を省略することができる。
【0108】図30に示すターゲット93は、正立直角
3角形の反射面81と倒立直角3角形の非反射面84と
を臨接させ設け、更に非反射面84に沿ってストリップ
状の反射面85を設けたのである。前記反射面81、非
反射面84、反射面85に対してレーザ光線が水平方向
に走査すると、前記ターゲット93の前記反射面81と
前記反射面85からパルス状の反射光が有り、反射面8
1による反射光のパルスの幅と、該パルスから反射面8
5による反射光のパルス迄の幅(非反射面84の幅)が
同一となった状態を検出することで、前述したと同様に
ターゲット93の照射中心を検出することができる。
【0109】図31に示すターゲット94は3のストリ
ップ状の反射面86をN字状に配置したものであり、該
ターゲット94に対してレーザ光線が水平方向に走査す
ると、前記ターゲット94からは3の同幅のパルス状の
反射光が有り、該3のパルス状の反射光の間隔が同一と
なった場合が前記十字線63の交点を通過する位置であ
り、前述したと同様にターゲット94の照射中心を検出
することができる。
【0110】尚、反射面の形状を極大値、極小値を有す
る形状とし、極値とターゲット中心との関連付けをして
おけば、前記制御装置45で極値を検出することでター
ゲット中心を検出することができる。
【0111】次に図32に於いて、レーザ照射装置10
をコンクリートパイプ2以外のマンホール等に設置する
場合にトリベットスタンド140に支持させた状態を示
している。
【0112】前記レーザ照射装置10には把手141が
設けられ、該把手141はクランプ142に上下方向に
傾動可能に連結され、該クランプ142は前記トリベッ
トスタンド140の支柱143に摺動可能に嵌合する。
前記クランプ142は固定ノブ144により前記支柱1
43に固定される。
【0113】前記固定ノブ144を緩めて前記クランプ
142を上下して高さ方向の調整をし、前記把手141
とクランプ142との連結を緩めて傾動させ、レーザ照
射装置10の姿勢を調整する。
【0114】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、レーザ
照射装置前後及び上下の4方向から遠隔操作が可能であ
り、又発熱の大きなレーザ光線発光部を使用することが
でき、又鉛直レーザ光線は補正機構により常に正しく鉛
直方向に照射され、又鉛直方向のレーザ光線は濃度フィ
ルタを通して観察するので安全であり、又レーザ光線等
映像は中心部の光度が高く中心を特定しやすく精度が向
上し、受光部のレンズは遠隔操作信号光とレーザ光線の
2つの光が入光した場合の検知を容易にし、更に本体部
と電池パックとの間に雨水等が浸入しても短絡が防止さ
れ、ターゲット板の地色とレーザ光線の発色する色とが
異なるので認識性が向上する等の優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概要を示す説明図であ
る。
【図2】同前実施の形態に係るレーザ基準レベル装置の
斜視図である。
【図3】同前実施の形態に係るレーザ照射装置の正面斜
視図である。
【図4】同前実施の形態に係るレーザ照射装置の背面斜
視図である。
【図5】同前実施の形態に於けるレーザ保護カバーの平
面図である。
【図6】同前実施の形態に於けるレーザ保護カバーの断
面図である。
【図7】同前実施の形態に係るレーザ基準レベル装置の
電池パック部分の断面図である。
【図8】同前実施の形態に係るレーザ照射装置の要部側
面図である。
【図9】同前実施の形態に係るレーザ照射装置の要部側
断面図である。
【図10】同前実施の形態に係るレーザ照射装置の要部
正断面図である。
【図11】同前実施の形態に係るレーザ照射装置の要部
側断面図である。
【図12】(A)(B)(C)は同前実施の形態の作動
説明図である。
【図13】同前実施の形態の制御ブロック図である。
【図14】同前実施の形態のレーザ基準レベル設定装置
に具備されるレーザ発振装置の光学系の更に他の例を示
すブロック図である。
【図15】同前実施の形態の投影光学系に絞りを設けた
場合の投影像の光度分布を示す説明図である。
【図16】同前実施の形態の投影光学系の受光窓説明側
面図である。
【図17】同前実施の形態の投影光学系の受光窓説明平
面図である。
【図18】ターゲットの正面図である。
【図19】ターゲットの側面図である。
【図20】ターゲットの背面図である。
【図21】ターゲットの部分断面図である。
【図22】本発明の他の実施の形態の要部を示す正断面
図である。
【図23】本発明の他の実施の形態の要部を示す側断面
図である。
【図24】同前他の実施の形態に於けるレーザ光線射出
部の部分拡大図である。
【図25】同前レーザ光線射出部の骨子図である。
【図26】同前レーザ光線射出部の光路図である。
【図27】ターゲットの他の例を示す説明図である。
【図28】ターゲットの他の例を示す説明図である。
【図29】ターゲットの他の例を示す説明図である。
【図30】ターゲットの他の例を示す説明図である。
【図31】ターゲットの他の例を示す説明図である。
【図32】レーザ照射装置の支持形態の一例を示す斜視
図である。
【図33】従来のトンネル傾斜角測定方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ照射装置 2 コンクリートパイプ 10 レーザ照射装置 11 レーザ発振装置 16 チルトセンサ 17 水平角調整機構 18 垂直角調整機構 19 チルトセンサ傾動機構 43 エンコーダ 45 制御装置 48 勾配制御器 50 表示部 61 ターゲット 90 ターゲット 91 ターゲット 92 ターゲット 93 ターゲット 94 ターゲット 104 受光窓 106 レーザ保護カバー 109 NDフィルタ 116 接点 118 防水パッキン 120 可動接点 129 受光窓 135 振り子ホルダ 138 光ファイバ 140 トリベットスタンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 邦広 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社ト プコン内 (72)発明者 阿出川 俊和 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社ト プコン内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ照射装置とターゲットから構成さ
    れ、該ターゲットは該ターゲット上の所定の位置と関連
    付けられた反射面を有し、前記レーザ照射装置は回動自
    在に支持されたレーザ光線の射出手段と反射レーザ光線
    の受光手段とを有するレーザ発振装置と、該レーザ発振
    装置の少なくともレーザ光線の射出手段を回動させる駆
    動手段と、前記ターゲットの反射面からの反射レーザ光
    線受光状態に応じて前記ターゲットの所定の位置にレー
    ザ光線を向ける様に前記駆動装置を制御する制御部とを
    有することを特徴とするレーザ基準レベル装置。
  2. 【請求項2】 遠隔受信部がレーザ照射装置の前後に設
    けられた請求項1のレーザ基準レベル装置。
  3. 【請求項3】 レーザ照射装置の前面、後面の少なくと
    も一方が傾斜し、傾斜面に表示部が設けられている請求
    項1のレーザ基準レベル装置。
  4. 【請求項4】 レーザ光線の射出手段が投影光学系とレ
    ーザ光線発光部とを具備し、該レーザ光線発光部からの
    レーザ光線を光ファイバにより前記投影光学系に導く請
    求項1のレーザ基準レベル装置。
  5. 【請求項5】 ファイバ出力端の近傍に配置されレーザ
    光線を反射すると共に一部をモニタ光として分割する反
    射手段を有するレーザ光線の射出手段である請求項4の
    レーザ基準レベル装置。
  6. 【請求項6】 レーザ光線の射出手段が絞りを有し、投
    影像中心部の光強度を増大させた請求項1のレーザ基準
    レベル装置。
  7. 【請求項7】 レーザ照射装置が鉛直方向にレーザ光線
    を照射する鉛直ビーム射出部を有し、該鉛直ビーム射出
    部の光学系の少なくともレーザ光線発光部からのレーザ
    光線を鉛直方向に向ける補正機構が設けられた請求項1
    のレーザ基準レベル装置。
  8. 【請求項8】 レーザ照射装置が鉛直方向にレーザ光線
    を照射する鉛直ビーム射出部を有し、レーザ照射装置本
    体部の鉛直ビームの光路上に濃度フィルタを具備するレ
    ーザ保護カバーを設けた請求項1のレーザ基準レベル装
    置。
  9. 【請求項9】 少なくとも2つに分割された異なる集光
    レンズから構成され、反射レーザ光線及び遠隔走査光を
    同じく受光する受光部を有する遠隔受信部である請求項
    2のレーザ基準レベル装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも2つに分割された異なる集
    光レンズから構成されると共に、少なくとも1つは特定
    の波長を透過し、反射レーザ光線及び遠隔走査光を同じ
    く受光する受光部を有する遠隔受信部である請求項2の
    レーザ基準レベル装置。
  11. 【請求項11】 本体部に着脱可能な電池パックを有
    し、前記本体部に本体側接点を設けると共に電池パック
    に電池パック側接点をそれぞれ設け、本体側接点、電池
    パック側接点のいずれか一方に防水パッキンを設け、該
    防水パッキンが前記電池パック装着時に本体側接点、電
    池パック側接点を収納してシールする請求項1のレーザ
    基準レベル装置。
  12. 【請求項12】 ターゲットのターゲット板がレーザ光
    線の波長を含む複数の波長を透過する前記レーザ光線と
    色違いである請求項1のレーザ基準レベル装置。
  13. 【請求項13】 ターゲットのターゲット板が透光性を
    有し、照射されたレーザ光線を一方向に拡大する請求項
    1のレーザ基準レベル装置。
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