JPH09255520A - 非水化粧料 - Google Patents
非水化粧料Info
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- JPH09255520A JPH09255520A JP8093493A JP9349396A JPH09255520A JP H09255520 A JPH09255520 A JP H09255520A JP 8093493 A JP8093493 A JP 8093493A JP 9349396 A JP9349396 A JP 9349396A JP H09255520 A JPH09255520 A JP H09255520A
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Abstract
コールとは実質的に相溶しない非〜低極性成分10〜5
0重量%と親水性界面活性剤1〜30重量%を含有する
非水化粧料。 【効果】 本発明によれば、油性の汚れが落とせて且つ
簡便にクレンジング料自体も除去できる、クレンジング
用の化粧料が提供できる。
Description
料に好適な非水化粧料に関する。
水性洗浄料で落としにくい油性の汚れを落とす目的で開
発された化粧品剤形で、油性の汚れを落としやすくする
ために、液体の油性成分を多く含む形の水中油乳化剤形
や油中水乳化剤形のものが広く使われている。しかしな
がら、これらの剤形に於いては、クレンジング料を使用
した後に皮膚上に残る化粧料を洗い流すに当たって、石
鹸などの洗浄料が必要不可欠であった。又、炭化水素等
の極性の低い油剤が多く用いられているため、この様な
水性の洗浄料を用いた洗浄によっても皮膚上に残る油性
成分が多く、化粧落としをした後も油っぽさが残るのは
否めなかった。即ち、油性の汚れが落とせて且つ簡便に
クレンジング料それ自体も簡単に除去し得るクレンジン
グ化粧料が求められていた。
は、オイルゲル化粧料や多価アルコールなどを用いた非
水乳化化粧料等が知られている。しかしながら、多価ア
ルコールを含む連続相中に、エステルやポリグリセリン
エステル等の非〜低極性成分を分散した剤形の非水化粧
料は知られていない。又、この様な剤形の化粧料が、ウ
ォッシュオフしうるクレンジング化粧料に好適であるこ
とも知られていない。
を踏まえてなされたものであり、油性の汚れが落とせて
且つ簡便にクレンジング料自体も除去できる、クレンジ
ング用の化粧料を提供することを課題とする。
発明者等は油性の汚れが落とせて且つ簡便にクレンジン
グ料自体も除去できる、クレンジング用の化粧料を求め
て鋭意研究を重ねた結果、非〜低極性成分10〜50重
量%と界面活性剤1〜30重量%と多価アルコール50
〜70重量%を含有することを特徴とする、非水化粧料
がその様な条件を満たすことを見いだし、発明を完成さ
せた。以下、本発明について詳細に述べる。
用いられる非〜低極性成分であれば特段の限定を受けず
に用いることが出来る。この様な非〜低極性成分として
は、例えば、ホホバ油、オレイルオクタドデカネート、
メチルオクタドデカネート、ネオペンチルグリコールジ
イソオクタネート、イソプロピルミリステート等の炭素
数1〜24のアルコールと炭素数1〜24のカルボン酸
とのエステル、ジエチルアジペート、ジエトキシエチル
アジペート、ジプロピルサクシネート等のアジピン酸、
コハク酸等の二塩基酸と炭素数1〜10のアルコールと
のジエステル、一般式(I)に示されるポリグリセリン
エステル等が例示できる。これらは全て1気圧25℃で
液体であることが望ましく、少なくとも全ての非〜低極
性成分を加熱混合溶解させたものが1気圧25℃に於い
ても流動性を有していることが必要である。これらの
内、エステル及び二塩基酸エステルは既に市販品があ
る。又、一般式(I)に表されるポリグリセリンエステ
ルについては多くのものが既に市販されている。又、ポ
リグリセリネステルで市販されていないものでも次に示
す反応式1に従って、ポリグリセリンをアシルハライド
によって、アルカリ存在下、アシル化する事によって容
易に製造することが出来る。一般式(I)に表されるポ
リグリセリンエステルで、好ましいものは、nについて
は0〜4のものであり、更に好ましくは1〜3のもので
ある。又、アシル基の種類としては特段の限定はされな
いが、ポリグリセリンエステルを液体にしやすいものが
好ましく、具体的には、オレオイル基、イソステアロイ
ル基、イソパルミトイル基、リノロイル基等が好ましく
例示でき、これらの中で、オレオイル基とイソステアロ
イル基が更に好ましい。アシル基は1分子中で異なった
ものを有しても良いし、全てが同じでも構わない。本発
明に於いて、ポリグリセリンエステルは、ポリグリセリ
ンの水酸基の多くがアシル基で置換されていることが好
ましく、具体的には、ポリグリセリンの水酸基の75%
以上がアシル基で置換されていることが好ましく、80
%以上がアシル基で置換されていることがより好まし
く、85%以上がアシル基で置換されていることが更に
好ましい。この様なポリグリセリンエステルとして好ま
しいものを例示すれば、グリセリルトリオレート、グリ
セリルトリイソステアレート、ジグリセリルテトラオレ
ート、ジグリセリルテトライソステアレート、ジグリセ
リルトリオレート、ジグリセリルトリイソステアレー
ト、モノオレオイルトリイソステアロイルジグリセリ
ン、トリグリセリンヘキサオレート、トリグリセリンヘ
キサイソステアレート、モノイソステアロイルペンタオ
レオイルトリグリセリン等が挙げられる。これらの内、
より好ましいものは、ジグリセリルテトラオレート、ジ
グリセリルテトライソステアレート、トリグリセリルヘ
キサオレート、トリグリセリルヘキサイソステアレート
であり、更に好ましいものは、ジグリセリルテトラオレ
ートである。本発明の化粧料に於いて、これら非〜低極
性成分は唯一種を含有させても良いし、二種以上を組み
合わせて含有させても良い。本発明に於いて、高級アル
コール以上に極性の高いものは本発明の非〜低極性成分
にはあたらない。本発明における好ましい非〜低極性成
分の含有量は、10〜50重量%が好ましく、15〜4
0がより好ましく、20〜30が更に好ましい。
く、水素原子又は炭素数10〜20のアシル基を表し、
nは0〜10の整数を表し、且つ、Rはそれらの少なく
とも75%が該アシル基であることとする。)
く、水素原子又は炭素数10〜20のアシル基を表し、
nは0〜10の整数を表し、且つ、Rはそれらの少なく
とも75%が該アシル基であることとする。)
成分に溶けにくく、多価アルコールに溶けやすいもので
あれば特段の限定はされないが、その大部分が親水性非
イオン界面活性剤であることが好ましい。ここで、非〜
低極性成分に溶けにくく、多価アルコールに溶けやすい
とは、非〜低極性成分と多価アルコールの二相系に於い
て、分配率0.8以上、更に好ましくは0.9以上で多
価アルコールに分配することを意味し、非イオン界面活
性剤に於いては、HLBが13以上、より好ましくは1
5以上、更に好ましくは16以上のものが挙げられ、具
体的には、POE(20以上)脂肪酸エステル、POE
(10以上)アルキルエーテル、POE(20以上)付
加硬化ヒマシ油、POE(20以上)ソルビタン脂肪酸
エステル、POE(20以上)POP(3以上)アルキ
ルエーテル、POE(20以上)グリセリル脂肪酸エス
テル等が例示できる。更に、親水性非イオン界面活性剤
以外の、本発明の本発明の効果を損なわない範囲に於い
て、化粧料に含有しうる界面活性剤としては、ソルビタ
ン脂肪酸エステルやポリグリセリンモノ脂肪酸エステル
等の親油性非イオン界面活性剤、アルキル燐酸エステル
等のアニオン界面活性剤、アルキルベタイン等の両性界
面活性剤等が例示できる。本発明の化粧料における、界
面活性剤の好ましい含有量は、1〜30重量%であり、
3〜20がより好ましく、5〜15が更に好ましい。
尚、本発明の界面活性剤は、活性剤を全て混合した状態
で、常温常圧下で液体乃至は半固体のものが好ましい。
れているものであれば特段の限定を受けずに用いること
が出来る。この様な多価アルコールとしては、例えば、
プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジ
オール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、マル
チトース等が例示できる。これらの内好ましものは、ポ
リエチレングリコールであり、平均分子量としては20
0〜500のものと1000〜2000のものをを混合
して用いるのが好ましい。好ましいこれらのものの混合
比は、平均分子量が200〜500のものがポリエチレ
ングリコールの総量の60〜90重量%になるように混
合するのが好ましく、70〜90重量%がより好まし
く、75〜85重量%が更に好ましい。本発明の化粧料
における多価アルコールの好ましい含有量は、40〜7
0重量%であり、53〜67重量%がより好ましく、5
5〜65重量%が更に好ましい。
このものを含有させることにより系の安定化がはかれる
ため、含有することが好ましく、本発明で用いることの
出来るシリカゲルとしては、化粧料で通常用いられてい
るもので有れば特段の限定を受けずに用いることが出来
る。又、親油化処理や親水化処理されたものを使用する
ことも可能であるが、無処理のものを用いることが好ま
しい。又、その粒径は1〜10000ミリミクロンのも
のが好ましく、1〜1000ミリミクロンのものがより
好ましく、1〜100ミリミクロンのものが更に好まし
い。この様なシリカゲルは、サイリシア320(富士シ
リシア製)やアエロジル200(日本アエロジル社製)
等の様に既に市販されている。表面処理は、ハイドロジ
ェンメチルポリシロキサンの焼き付けや、金属石鹸処
理、燐酸塩処理等が例示でき、これらは常法に従って行
えばよい。シリカゲルを含有させる場合に於いて、本発
明に於けるシリカゲルの好ましい含有量は0.1〜10
重量%であり、0.5〜5重量%がより好ましく、1〜
5重量%が更に好ましい。
%と界面活性剤1〜30重量%と多価アルコール40〜
70重量%を含有することを特徴とする、非水化粧料で
ある。これに、1〜5重量%シリカゲルを含有させるこ
とが更に好ましい。本発明の化粧料は、後記実施例に示
す如く、油性の汚れを落とす作用に優れているにもかか
わらず、そのもの自体も容易に水や温水で洗い流せる故
に、クレンジング料として好適である。ここで、非水化
粧料とは、原料の不純物として以外に水を含まない化粧
料で、原料の不純物としての含水は許容される。しか
し、この様な原料由来の水であっても、5重量%を越え
て含有することは許されない。又、本発明の非水化粧料
は、図1に示す如く、界面活性剤と多価アルコールとシ
リカゲルを含む連続相に非〜低極性成分の液滴が分散し
ている状態であって、通常知られている非水乳化や液晶
とは異なった相を示す。この様な相の状況を取る故に、
油性の汚れ成分を溶解し、且つ、ウォッシュオフする事
が可能である。本発明の化粧料は通常の方法により製造
することが出来る。即ち、界面活性剤と多価アルコール
とシリカゲルとを加熱溶解分散した中に、予め加熱して
おいたポリグリセリンエステルを徐々に加え、攪拌しな
がら冷却すればよい。本発明の化粧料は前述したように
クレンジング化粧料として好適であるが、クレンジング
料ほどではないにせよ、他の化粧料にも好適であるの
で、この様な形態の化粧料をマッサージ料やパック料等
に用いることも本発明の範囲に属する。更に本発明の化
粧料では、通常化粧料で用いられる水以外の任意成分
を、本発明の効果を損ねない範囲に於いて、含有するこ
とが出来る。この様な任意成分としては、ワセリンやマ
イクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ゲ
イロウやカルナウバワックス等のエステル類、牛脂、グ
リセリルトリステアレート等のトリグリセライド類、セ
タノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、
ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、エタノール、カ
ーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化
剤、色素、粉体類等が挙げられる。
形態について詳細に説明するが、本発明がこれら例にの
みに限定を受けないことは言うまでもない。尚、数値は
重量部を表す。
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 50 ポリエチレングリコール1540 15 サイリシア320 4 POE(60)硬化ヒマシ油 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 20
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール200 30 ポリエチレングリコール1540 10 サイリシア320 5 POE(45)ステアレート 5 グリセリンPOE(20)オレート 5 POE(6)ソルビタンセスキオレート 5 (2)ジグリセリンテトライソステアレート 25 ホホバ油 15
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 30 1,3−ブタンジオール 20 ポリエチレングリコール1540 15 サイリシア320 4 POE(60)硬化ヒマシ油 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 10 トリグリセリンヘキサオレート 10
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 50 ポリエチレングリコール6000 15 エアロジル200 2 POE(60)硬化ヒマシ油 5 POE(20)オレエート 5 POE(20)ソルビタンモノイソステアレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 10 デカグリセリンドデカオレート 10
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール200 50 ポリエチレングリコール6000 15 サイリシア320 4 POE(100)硬化ヒマシ油 3 POE(20)ラウリルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノステアレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 10 ヘキサグリセリンオクタイソステアレート 10
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 50 ポリエチレングリコール1540 15 アエロジル200 4 ラウリル燐酸ナトリウム 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタントリオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 10 トリグリセリンペンタオレート 10
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 50 ポリエチレングリコール1540 15 サイリシア320 4 ラウリルベタイン 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 20
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 40 ポリエチレングリコール1540 15 サイリシア320 4 POE(60)硬化ヒマシ油 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 10 ホホバ油 20
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 40 ポリエチレングリコール1540 15 サイリシア320 4 POE(60)硬化ヒマシ油 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 20 ホホバ油 10
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 40 ポリエチレングリコール1540 15 サイリシア320 4 POE(60)硬化ヒマシ油 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 30
た。即ち、(1)と(2)の成分をそれぞれ80℃に加
熱し、(1)に(2)を徐々に加え、攪拌冷却し、クレ
ンジング化粧料を得た。 (1)ポリエチレングリコール400 40 ポリエチレングリコール1540 15 POE(60)硬化ヒマシ油 3 POE(20)オレイルエーテル 5 POE(20)ソルビタンモノオレート 3 (2)ジグリセリンテトラオレート 30 ホホバ油 4
詳細に説明する。
について、クレンジング機能を評価した。即ち、上腕内
側部に口紅を塗布し、その落とし易さについて、++:
良く落とせる、+:落とせる、±:やや落とせる、−:
落としにくいの基準で評価した。対照として、従来のク
レンジング(対照1、処方1)、ジグリセリルテトラオ
レートをオレイルアルコールに置換したもの(対照2)
を用いた。評価は、++:良く落とせる、+:問題なく
落とせる、±:やや落としにくい、−:落としにくいの
4段階で行った。結果を表1に示す。これより、本発明
の化粧料がクレンジング機能に優れることが判る。又、
クレンジング機能を発揮するためには、非〜低極性成分
の含有量が20重量%近辺が好ましいこと、即ち、この
含有量は10〜30重量%が好ましく、15〜25がよ
り好ましく、18〜23が更に好ましいことが判る。
ヶ月における安定性を調べた。結果を表2に示す。○は
異常無し、△はやや離しょう、×は分離を表す。この表
より、ポリグリセリンエステルを用いることにより安定
性が向上していることが判る。
1と同様にクレンジング機能を調べた。結果を表3に示
す。これより、本発明の化粧料は何れもクレンジング機
能に優れることが判る。
べた。即ち、検体0.05gを上腕内側部に塗布し、温
水を流し塗擦して、軽く水を拭き取った後、官能評価に
より、化粧料の残り具合を評価した。評価基準は、+
+:残らない、+:やや残るが問題なし、±:残るが概
ね問題なし、−:残り感があり、気持ちが悪い、であっ
た。結果を表4に示す。これより本発明の化粧料は従来
のクレンジング化粧料に比してウォッシュオフ機能に優
れることが判る。
たもの(対照3)、タルクに置き換えたもの(対照
4)、ベントナイトに置き換えたもの(対照4)を作成
し、40℃1ヶ月の安定性を実施例2と同様に測定し
た。結果を表5に示す。これより、シリカゲルは安定性
を向上させていることが判る。
専門パネラーにその適性を判断してもらったところ、問
題なしと言うことであった。これより、本発明の化粧料
は、クレンジング化粧料として大変好適であるが、その
用途はクレンジング化粧料のみに限られないことが判
る。
且つ簡便にクレンジング料自体も除去できる、クレンジ
ング用の化粧料が提供できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 多価アルコール40〜70重量%と多価
アルコールとは実質的に相溶しない非〜低極性成分10
〜50重量%と親水性界面活性剤1〜30重量%を含有
する非水化粧料。 - 【請求項2】 多価アルコールと界面活性剤の大部分が
一層に混合した連続相中に非〜低極性成分を含む相が分
散している剤形であることを特徴とする、請求項1記載
の非水化粧料。 - 【請求項3】 非〜低極性成分が、アルキル脂肪酸エス
テル、ジアルキル二塩基酸エステル、炭化水素、下記一
般式(I)に表されるポリグリセリンエステルから選ば
れる1種乃至は2種以上であって、1気圧25℃で非〜
低極性成分全体が液体であることを特徴とする、請求項
1又は2記載の非水化粧料。 【化1】 一般式(I) (但し、式中それぞれのRは同じでも異なっていても良
く、水素原子又は炭素数10〜20のアシル基を表し、
nは0〜10の整数を表し、且つ、Rはそれらの少なく
とも75%が該アシル基であることとする。) - 【請求項4】 界面活性剤が非イオン界面活性剤であ
り、多価アルコールがポリエチレングリコールである、
請求項1〜3の何れか一項に記載の非水化粧料。 - 【請求項5】 一般式(I)に表されるポリグリセリン
エステルがジグリセリルテトラオレートである、請求項
1〜4の何れか一項に記載の非水化粧料。 - 【請求項6】 多価アルコール40〜70重量%と多価
アルコールとは実質的に相溶しない非〜低極性成分10
〜50重量%と親水性界面活性剤1〜30重量%以外
に、シリカゲルを1〜10重量%含有する、請求項1〜
5の何れか一項に記載の非水化粧料。 - 【請求項7】 機能がウォッシュオフ可能なクレンジン
グであることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項
に記載の非水化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8093493A JPH09255520A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 非水化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8093493A JPH09255520A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 非水化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09255520A true JPH09255520A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14083880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8093493A Pending JPH09255520A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 非水化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09255520A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005090535A1 (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Shiseido Company, Ltd. | 油性洗浄料 |
US7569231B2 (en) | 2004-02-06 | 2009-08-04 | Showa Denko K.K. | Method for stabilizing oil-based thickening gel composition |
JP2011016764A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Kao Corp | 自己乳化型浴用剤組成物 |
JP2011225522A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Kose Corp | 多価アルコール中油型組成物 |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP8093493A patent/JPH09255520A/ja active Pending
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
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WO2005090535A1 (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Shiseido Company, Ltd. | 油性洗浄料 |
JP2011016764A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Kao Corp | 自己乳化型浴用剤組成物 |
JP2011225522A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Kose Corp | 多価アルコール中油型組成物 |
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