JPH09255517A - 抗菌性低刺激化粧料 - Google Patents

抗菌性低刺激化粧料

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JPH09255517A
JPH09255517A JP8090483A JP9048396A JPH09255517A JP H09255517 A JPH09255517 A JP H09255517A JP 8090483 A JP8090483 A JP 8090483A JP 9048396 A JP9048396 A JP 9048396A JP H09255517 A JPH09255517 A JP H09255517A
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Japan
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plant
var
antibacterial
japonica
plants
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JP8090483A
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Shin Terai
慎 寺井
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Noevir Co Ltd
Original Assignee
Noevir Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効な抗菌作用を示し、且つ皮膚に対し一次
刺激性や感作性を示さないだけでなく、化粧料使用時の
刺すような痛みやヒリヒリ感,チクチク感といった不快
感をも与えない化粧料を得る。 【解決手段】 2-フェノキシエタノールと、イチョウ,
クマザサ,ウスバサイシン等をはじめとする、抗菌活性
を有する植物の抽出物より選んだ1種又は2種以上とを
含有して成る。2-フェノキシエタノール及び植物抽出物
の配合量は、それぞれ0.05〜1.0重量%、0.0
1〜20.0重量%が適当である。植物抽出物との併用
により抗菌活性が相乗的に増強されるので、2-フェノキ
シエタノール0.2重量%程度の配合で十分な抗菌作用
を発揮させることができ、皮膚に対する刺激性や使用時
の不快感を緩和することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた抗菌性を有
し、細菌,かび等の微生物により汚染されることのな
い、安定で且つ皮膚に対する刺激性の低い化粧料に関す
る。さらに詳しくは、2-フェノキシエタノールと抗菌作
用を有する植物抽出物の1種又は2種以上を含有して成
る、抗菌性の高い低刺激化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧水,乳液,クリーム等、水を
含有する化粧料においては、製造時及び使用時における
細菌,かび等の微生物の混入による変質を防止するた
め、種々の防腐防黴剤が使用されてきた。かかる防腐剤
としては、イソプロピルメチルフェノール,パラオキシ
安息香酸エステル,フェノキシエタノール,ヒノキチオ
ール等のフェノール類、安息香酸及びその塩,サリチル
酸及びその塩,デヒドロ酢酸及びその塩,ソルビン酸及
びその塩等の酸類、塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼ
トニウム,塩化アルキルトリメチルアンモニウム等の第
4級アンモニウム類、塩酸アルキルアミノエチルグリシ
ン,塩化ステアリルヒドロキシエチルベタインナトリウ
ム等の両性界面活性剤、感光素等が用いられている。
【0003】しかし、上記の防腐防黴剤には皮膚に対す
る一次刺激性,感作性或いは光感作性の報告されている
ものが多く、安全性の面から化粧品原料基準において配
合量が規制されており、実際に有効な抗菌活性を示す量
を配合できないことが多い。さらに、皮膚に対して発
赤,発疹,浮腫といった刺激或いは感作反応を示さなく
ても、化粧料を使用する際に刺すような痛みやヒリヒリ
する感じ又はチクチクする感じといった不快感を与える
ことも知られている。また、化粧料の基剤や他の配合成
分との相互作用により、十分な抗菌活性を示さない場合
もある。
【0004】たとえば、イソプロピルメチルフェノー
ル,パラオキシ安息香酸エステル,ソルビン酸等の油溶
性防腐防黴剤は、高分子増粘剤や粉体を含む化粧料に配
合した場合、吸着等により抗菌活性が低下する。また、
界面活性剤を含有する化粧料においては、界面活性剤ミ
セルへの取り込みによりやはり抗菌活性の低下が見られ
る。かといって、十分な抗菌活性を期待して多量を配合
すると、低温での結晶析出等、製品の安定性上の問題が
生じる。
【0005】また、安息香酸塩,サリチル酸塩,デヒド
ロ酢酸塩等の水溶性防腐防黴剤は、化粧料のpHが弱酸
性でないと有効ではなく、酸性下にて使用する場合であ
っても、酸性が強くなるに従い水に対する溶解度が低下
し、結晶の析出を来すことがある。
【0006】さらに、第4級アンモニウム類や両性界面
活性剤については、皮膚刺激性,眼粘膜刺激性が認めら
れたり、発泡しやすい,酸性側で抗菌活性が低下する,
陰イオン性物質との相互作用等の実使用上の問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、化粧料基剤や他の配合成分により抗菌活性が低下
することなく有効な抗菌作用を示し、且つ可能な限り防
腐防黴剤の配合量を少なくして、皮膚に対し一次刺激性
や感作性を示さないだけではなく、化粧料使用時の刺す
ような痛みやヒリヒリ感,チクチク感といった不快感を
も与えない化粧料を得ることを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、安定性が高く、皮膚に対する刺激性の低い防腐防黴
系を検討した結果、2-フェノキシエタノールと抗菌作用
を有する植物抽出物の1種又は2種以上とを併用して含
有させることにより、相乗的に抗菌活性が向上するばか
りか、皮膚に対する刺激性や不快感が著しく低減するこ
とを見い出し、本発明を解決するに至った。
【0009】2-フェノキシエタノールは通常0.1〜
1.0重量%で抗菌活性を示すが、本発明においては
0.05〜0.2重量%程度の低濃度で十分な抗菌活性
を得ることができた。
【0010】本発明において、2-フェノキシエタノール
と併用する抗菌作用を有する植物抽出物としては、以下
に示す植物の1種又は2種以上の抽出物を用いる。抽出
には全草を用いても良いが、花,茎,根,種子,果実,
樹皮等、各植物において特に抗菌作用の強い成分を多く
含有する部位が明らかである場合には、その部位を選択
して用いることが好ましい。また、植物をそのまま抽出
してもよく、細切,乾燥,粉砕等の処理を行ってから抽
出操作を行ってもよい。
【0011】抽出溶媒としては、水の他、メタノール,
エタノール,プロパノール,イソプロパノール,ブタノ
ール,エチレングリコール,プロピレングリコール,1,
3-ブチレングリコール,ジエチレングリコール,ジプロ
ピレングリコール,イソプレングリコール,ヘキシレン
グリコール,グリセリン,酢酸メチル,酢酸エチル,酢
酸イソプロピル,エチルエーテル,イソプロピルエーテ
ル,アセトン等の高極性有機溶媒を用いることができ
る。これらより1種を単独で、或いは2種以上を混合し
て用いる。
【0012】抽出に供せられる植物として、まずイチョ
ウ科のイチョウ(Ginkgo biloba L.)、イネ科のクマザ
サ(Sasa albo-marginata Makino et Shibata,S. veit
chii)、ウマノスズクサ科で生薬「サイシン」の基原植
物である、ウスバサイシン(Asiasarum sieboldii F. M
aekawa)及びケイリンサイシン(A. heterotropoidesva
r. mandshuricum F. Maekawa)、その近縁植物であるク
ロフネサイシン(A.dimidiatum F. Maekawa),オクエ
ゾサイシン(A. heterotropoides F. Maekawa),ウス
ゲサイシン(A. heterotropoides var. seoulense F. M
aekawa)が挙げられる。
【0013】次いで、オトギリソウ科植物のオトギリソ
ウ(Hypericum erectum Thunb.)及びトモエソウ(H. a
scyron L.)、カバノキ科植物のシラカンバ(Betula pl
atyphylla Sukatchev var. japonica Hara)が挙げられ
る。
【0014】キク科植物では、アルニカ(Arnica monta
na L.)、カミツレ(Matricaria chamomilla L.)、生
薬「インチンコウ」の基原植物であるカワラヨモギ(Ar
temisia capillaris Thunb.)及びハマヨモギ(A. scop
aria Waldstein)、ゴボウ(Arctium lappa L.)、トウ
キンセンカ(Calendula officinalis L.),キンセンカ
C. arvensis L.)、ヤグルマギク(Centaurea cyanus
L.)、ローマカミツレ(Anthemis nobilis L.)が用い
られる。
【0015】キンポウゲ科植物では、オウレン(Coptis
japonica Makino)及びその同属植物であるキクバオウ
レン(C. japonica var. japonica Satake),セリバオ
ウレン(C. japonica var. dissecta Nakai),コセリ
バオウレン(C. japonica var. major Satake),ミツ
バオウレン(C. trifolia Salib.),バイカオウレン
C. quinguefolia Miq.)が用いられる。
【0016】クスノキ科植物のゲッケイジュ(Laurus n
obilis L.)、クワ科植物で生薬「ソウハクヒ」の基原
植物である、クワ(Morus bombycis Koidz)及びマグワ
M.alba L.)、同じくクワ科の植物であるホップ(Hum
ulus lupulus L.)も用いることができる。
【0017】シソ科植物では、生薬「エンメイソウ」の
基原植物であるヒキオコシ(Isodonjaponicus Hara)及
びクロバナヒキオコシ(I. trichocarpus Kudo)、生薬
「オウゴン」の基原植物であるコガネバナ(Scutellari
a baicalensis Georg.)、サルビア(Salvia officinal
is L.)、シソ(Perilla frutescens Britton var.acut
a Kudo.),その変形種であるチリメンジソ(P. frutes
cens Britton var.crispa Decne.),及び近縁植物であ
るアオジソ(P. frutescens viridis),カタメジソ
P. frutescens f. discolor)、タチジャコウソウ
(タイム,Tymusvulgaris L.)、セイヨウハッカ(Ment
ha piperita L.)及びその変種,ハッカ(M. arvensis
L. var. piperascens Malin.)、ミドリハッカ(M. vir
idis L.)、マンネンロウ(ローズマリー,Rosmarinus
officinalis L.)、及びラベンダー(Lavandula vera D
C.)が用いられる。
【0018】スイカズラ科植物のスイカズラ(ニンド
ウ,Lonicera japonica Thunb.)、セリ科植物のウイキ
ョウ(Foeniculum vulgare Mill.)、センキュウ(Cnid
ium officinale Makino)、ツバキ科植物のチャ(Thea
sinensis L.)、及びその同属植物であるトウチャ(T.
sinensis L. var. macrophylla Sieb.),アッサムチャ
T. sinensis L. var. assamica Pierre),ウーロン
チャ(T. sinensis L.var. viridis Szkzyl.),ベニバ
ナチャ(T. sinensis L. var. rosea Makino)、ドクダ
ミ科で生薬「ジュウヤク」の基原植物であるドクダミ
Houttuynia cordata Thunb.)、トチノキ科植物のセ
イヨウトチノキ(マロニエ,Aesculus hippocastanum
L.)及びトチノキ(A. turbinata Blume)も用い得る。
【0019】バラ科植物では、モモ(Prunus persica B
atsch.)、ノモモ(P. persica Batsch. var. davidian
a Maxim.)、オオタカネバラ(Rosa acicularis Lind
l.)、タカネバラ(R. acicularis Lindl. var. nippon
ensis Koehne)、モッコウバラ(R. banksiae Aito
n)、カニナバラ(R. canina L.)、センティフォリア
バラ(R. centifolia L.)、コケバラ(R. centifolia
L. var. mucosa Seringe)、コウシンバラ(R. chinens
is Jacq.)、ダマスクバラ(R. damascena Mill.)、フ
ォエティダバラ(R. foetida Herrm.)、ガリカバラ
R. gallica L.)、ギガンテアバラ(R. gigantea Col
lett et Hemsl.)、サンショウバラ(R. hirtulaNaka
i)、モスカータバラ(R. moschata Herrm.)、オドラ
ータバラ(R. odorata Sweet.)、ノイバラ(R. multif
lora Thunb.)、ヤマイバラ(R. sambucina Koidz.)及
びテリハノイバラ(R. wichuraiana Crep.)が用いられ
る。
【0020】フウロソウ科植物で生薬「ゲンノショウ
コ」の基原植物である、ゲンノショウコ(Geranium thu
nbergii Sieb. et Zucc.)と、その同属植物であるアメ
リカンフウロ(G. carodinianum L.),イブキフウロ
G. dahuricum DC. var.lobutat um Nakai),グンナイ
フウロ(G. onoei Franch. et Savat.),イヨフウロ
G.shikokianum Matsumura),ハクサンフウロ(G. ye
sonse Franch. et Savat. var. nipponicum Nakai),
タチフウロ(G. japonicum Franch. et Savat.),イチ
ゲフウロ(G. sibiricum L.)や、フトモモ科植物のチ
ョウジ(Syzygium aromaticum Merrill et Perry,Euge
nia caryophyllata Thunb.)を用いることもできる。
【0021】マメ科植物では、生薬「カンゾウ」の基原
植物であるカンゾウ(Glycyrrhizaglabra L. var. glan
dulifera Regel et Herder),シナカンゾウ(G. echin
ataL.),スペインカンゾウ(G. glabra L.),ウラル
カンゾウ(G. uralensis Fisch. et DC.)、及び生薬
「クジン」の基原植物であるクララ(Sophora flavesce
ns Aiton)が用いられる。
【0022】マンサク科植物のハマメリス(Hamamelis
virginiana L.)も用い得る。また、ミカン科植物で生
薬「オウバク」の基原植物であるキハダ(Phellodendro
n amurense Rupr.),オオバノキハダ(P. amurense va
r. japonica Ohwi),ミヤマキハダ(P. amurense var.
lavallei Sprag.),ヒロハキハダ(P. amurense var.
sachalinense Fr. Schmidt.),黄皮樹(P. chinense
Schneid.)、及び同じくミカン科植物のサンショウ(Za
nthoxylum piperitum DC.)及びその同属植物であるア
サクラザンショウ(Z. piperitum DC. f. inerme Makin
o),ヤマアサクラザンショウ(Z. piperitum DC. f. b
revispinosum Makino)も用いられる。
【0023】ムラサキ科植物で生薬「シコン」の基原植
物であるムラサキ(Lithospermum erythrorhizon Siebo
ld et Zuccarini)、モクセイ科植物のレンギョウ(For
sythia suspensa Vahl.)、シナレンギョウ(F. viridi
ssima Lindl.)、チョウセンレンギョウ(F. koreana N
akai)も用い得る。
【0024】ユリ科植物では、アロエ属に属する植物が
挙げられる。アロエ属に属する植物としては、生薬「ア
ロエ」の基原植物であるAloe ferox Mill.,A. african
a Mill.,A. spicata Baker,A. arborescens Mill.,
A. succotrina Lam.,A. plicatilis Mill.の他、A. ba
inesii Th. Dyer.,A. perryi Baker,A. vera L.等が
用いられる。また、キダチアロエ(A. arborescens Mil
l. var. natalensis Berg.)も用いることができる。ま
た、生薬「オウセイ」の基原植物であるナルコユリ(Po
lygonatum falcatum A. Gray),オオナルコユリ(P. m
acranthum Koidzumi),及び近縁植物であるカギクルマ
バナルコユリ(P. sibricum Red.),クルマバナルコユ
リ(P. stenopyllum Maxim.)も用いることができる。
【0025】上記の植物抽出物は、抽出物そのままで化
粧料に添加することもでき、また抗菌作用を失わない範
囲で脱臭,脱色等の精製操作を加えてから配合すること
もできる。さらに抽出物より抽出溶媒を蒸発,乾固さ
せ、水,エタノール,プロピレングリコール,1,3-ブチ
レングリコール,グリセリン等の溶媒に再溶解させて添
加することもできる。配合量は0.01〜20.0重量
%が適当である。
【0026】
【作用】2-フェノキシエタノール単独でも、0.1〜
1.0重量%の範囲で抗菌活性が認められるが、化粧料
に配合して有効な抗菌活性を得るには0.3重量%以上
の配合が好ましい。しかしながら、2-フェノキシエタノ
ールを0.3重量%以上配合すると、刺すような痛みや
ヒリヒリ感,チクチク感といった不快感をかなり生じ
る。本発明においては相乗的な抗菌作用の増強が認めら
れるため、2-フェノキシエタノールを0.05〜0.2
重量%と低濃度配合した場合でも十分な抗菌作用を発揮
する。また植物抽出物により、2-フェノキシエタノール
を0.3重量%以上配合した場合の刺激性や不快感を緩
和し得る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明に係る発明は、特に水を多
く含有する系や、外相が水相であるO/W型の乳化系に
有用であり、化粧水,乳液,クリーム等の皮膚化粧料、
メイクアップベースローション又はクリーム,乳液状又
はクリーム状ファンデーション,乳化型アイカラー又は
チークカラー,水性懸濁型のアイライナー,乳化型のア
イライナー又はマスカラ等のメイクアップ化粧料、クレ
ンジングローション,クレンジングジェル,液体石けん
等の洗浄化粧料,シャンプー,ヘアーリンス等の毛髪用
化粧料等として提供できる。
【0028】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。まず、本発明に係る化粧水として、実
施例1〜実施例3の処方を表1に示す。これらは、表1
中(1)〜(7)の各成分を順次(8)に添加し、均一に混合し
て調製する。
【表1】
【0029】次いで本発明に係る乳液として、実施例4
〜実施例6の処方を表2に示す。これらは次のようにし
て調製する。まず、表2中(1)〜(6)の油相を混合し、加
熱融解して75℃に保つ。一方、(7)〜(11)の水相を混
合し、加熱溶解して75℃とし、これに前記油相を攪拌
しながら添加して乳化する。冷却後、40℃にて(12),
(13)を添加,混合する。
【表2】
【0030】次に、本発明に係るクリームである実施例
7〜実施例9の処方を、表3に示す。これらは次のよう
にして調製する。(1)〜(7)の油相成分を混合,加熱して
75℃とする。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,加
熱して75℃とし、これに前記油相を添加して乳化し、
冷却後40℃にて(11),(12)を添加する。
【0031】 [実施例10] メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 12.00(重量%) (2)セタノール 2.00 (3)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (4)プロピレングリコール 10.00 (5)水酸化カリウム 0.30 (6)2-フェノキシエタノール 0.15 (7)精製水 70.45 (8)モモの葉水抽出物 1.50 (9)香料 0.10 (10)二酸化チタン 1.00 (11)ベンガラ 0.10 (12)黄酸化鉄 0.40 製法:(10)〜(12)を(4)で練り、これを(5)〜(7)の水相
に添加,混合し、70℃に加熱する。一方、(1)〜(3)の
油相成分を混合,加熱して70℃とし、これを前記水相
に攪拌しながら添加して乳化する。乳化後冷却して40
℃にて(8),(9)を添加する。
【0032】 [実施例11] 乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.4(重量%) (2)モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 (3)セトステアリルアルコール 0.2 (4)液状ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 3.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.5 (7)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 (8)ベントナイト 0.5 (9)プロピレングリコール 4.0 (10)トリエタノールアミン 1.1 (11)2-フェノキシエタノール 0.2 (12)精製水 55.3 (13)キハダ・50重量%プロピレングルコール 2.5 抽出物 (14)香料 0.1 (15)酸化チタン 8.0 (16)タルク 4.0 (17)ベンガラ 3.0 (18)黄酸化鉄 2.5 (19)黒酸化鉄 0.5 製法:(15)〜(19)の顔料を混合後、粉砕機により粉砕す
る。(12)を70℃に加熱し、(8)を加えてよく膨潤さ
せ、これにあらかじめ(7)を(9)に分散させたものを加
え、さらに(10),(11)を添加し、溶解させる。(1)〜(6)
の油相は混合し、加熱,融解して80℃とする。前記顔
料を水相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通して7
5℃とし、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、冷却
後40℃にて(13),(14)を添加する。
【0033】 [実施例12] クリーム状ファンデーション (1)ステアリン酸 5.0(重量%) (2)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.5 (3)モノラウリン酸プロピレングリコール 3.0 (4)セトステアリルアルコール 1.0 (5)流動パラフィン 7.0 (6)ミリスチン酸イソプロピル 8.0 (7)ソルビトール 3.0 (8)トリエタノールアミン 1.2 (9)2-フェノキシエタノール 0.2 (10)精製水 45.0 (11)マロニエ,レンギョウの50%グリセリン 3.0 抽出物 (12)香料 0.1 (13)酸化チタン 8.0 (14)カオリン 5.0 (15)タルク 2.0 (16)ベントナイト 1.0 (17)ベンガラ 2.6 (18)黄酸化鉄 2.1 (19)黒酸化鉄 0.3 製法:(13)〜(19)の顔料を混合後、粉砕機により粉砕す
る。(7)〜(10)を混合,溶解させ、加熱する。(1)〜(6)
の油相は混合し、加熱,融解して80℃とする。前記顔
料を水相に攪拌しながら加え、コロイドミルを通して7
5℃とし、前記油相を攪拌しながら加えて乳化し、冷却
後40℃にて(11),(12)を添加する。
【0034】 [実施例13] 乳化型アイカラー (1)ステアリン酸 8.00(重量%) (2)白色ワセリン 15.00 (3)パルミチン酸イソプロピル 5.00 (4)ラノリン 5.00 (5)1,3-ブチレングリコール 5.00 (6)トリエタノールアミン 2.00 (7)2-フェノキシエタノール 0.30 (8)精製水 55.53 (9)ムラサキ水抽出物 1.25 (10)ラベンダーエタノール抽出物 1.25 (11)香料 0.15 (12)赤色221号 0.02 (13)グンジョウ 1.50 製法:(5)〜(8)の水相を混合,溶解して加熱し、これに
あらかじめ混合,粉砕した(12),(13)を添加,分散し、
75℃に加熱する。これにあらかじめ混合,加熱して均
一とした(1)〜(4)を攪拌しながら添加して乳化し、冷却
後(9)〜(11)を添加,混合する。
【0035】 [実施例14] 乳化型チークカラー (1)ミツロウ 3.00(重量%) (2)ステアリン酸 2.00 (3)セタノール 3.00 (4)ラノリン 3.00 (5)流動パラフィン 15.00 (6)ミリスチン酸イソプロピル 7.00 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 4.20 モノステアリン酸エステル (8)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.80 (9)グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (10)プロピレングリコール 5.00 (11)トリエタノールアミン 0.60 (12)2-フェノキシエタノール 0.15 (13)精製水 47.30 (14)ダマスクバラの50重量%エタノール抽出物 1.75 (15)ナルコユリの50重量%ジプロピレン 1.75 グリコール抽出物 (16)香料 0.15 (17)赤色202号 0.05 (18)黄酸化鉄 2.25 製法:(10)〜(13)の水相を混合,溶解して加熱し、これ
にあらかじめ混合,粉砕した(17),(18)を添加,分散
し、75℃に加熱する。これにあらかじめ混合,加熱し
て均一とした(1)〜(9)を攪拌しながら添加して乳化し、
冷却後(14)〜(16)を添加,混合する。
【0036】 [実施例15] エマルション型アイライナー (1)ステアリン酸 3.5(重量%) (2)ミツロウ 2.0 (3)カルナウバロウ 0.5 (4)マイクロクリスタリンワックス 5.0 (5)1,3-ブチレングリコール 7.0 (6)トリエタノールアミン 1.5 (7)2-フェノキシエタノール 0.3 (8)精製水 40.1 (9)カミツレ水抽出物 10.0 (10)香料 0.1 (11)3.0重量%ベントナイト分散液 20.0 (12)酸化チタン 8.0 (13)カーボンブラック 2.0 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,加熱して溶解させ
る。これに(5)〜(8)の水相を混合,加熱し、攪拌しなが
ら加えて乳化する。次いで、この乳化物に(11)〜(13)を
加え、コロイドミルを通して分散させた後冷却し、40
℃にて(9),(10)を加える。
【0037】 [実施例16] エマルション樹脂型マスカラ (1)50.0重量%酢酸ビニルエマルション 30.00(重量%) (2)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.00 (3)1,3-ブチレングリコール 3.00 (4)2-フェノキシエタノール 0.25 (5)チャの1,3-ブチレングリコール抽出物 8.00 (6)酸化チタン 8.00 (7)カーボンブラック 1.60 (8)ベンガラ 0.40 (9)精製水 47.75 製法:(9)に(2)〜(5)を添加して溶解させ、次いで(6)〜
(8)を添加し、コロイドミルを通して分散させる。これ
に(1)を加え、均一に分散させる。
【0038】次に、上記の実施例につき、抗菌活性,皮
膚刺激性及び使用時の不快感について評価を行った。試
料としては、実施例1,4,7と実施例10〜実施例1
6を用いた。また同時に、表4に示す比較例についても
同様に評価を行った。
【0039】(1)抗菌活性の評価 細菌として、大腸菌
Escherichia coli),黄色ブドウ球菌(Staphylococc
us aureus),緑濃菌(Pseudomonas aeruginosa)、真
菌としてカンジダ(Candida albicans),黒カビ(Aspe
rgillus niger)を用い、試料1g当たり細菌は10
6個,真菌は105個を植菌し、37℃及び25℃でそれ
ぞれ培養して、2週間後の生菌数を測定した。なお、抗
菌活性は、細菌については2週間後に死滅した場合、真
菌については生菌数が1/1000となった場合に十分
であると判断される。評価結果は表5に示した。
【表4】
【表5】
【0040】表5において明らかなように、本発明の実
施例においては、いずれも細菌及び真菌の双方に対して
十分な抗菌活性が認められていた。これに対し、2-フェ
ノキシエタノール,植物抽出物のいずれか一方しか含有
しない比較例においては、十分な抗菌活性の認められた
ものは皆無であった。2-フェノキシエタノールを0.3
重量%配合した比較例7においても、緑濃菌において2
週間後に生菌を認めていた。
【0041】(2)皮膚刺激性の評価 各試料について、
男性パネラー30名を用いて48時間の閉塞貼付試験を
行い、表6に示す判定基準により評価し、30名の皮膚
刺激指数の平均値を求めた。
【表6】
【0042】(3)使用時の不快感の評価 女性パネラー
20名を1群とし、各群に各試料をそれぞれ使用させ、
塗布後30秒から1分後の間に感じる刺すような痛み,
ヒリヒリ感,チクチク感といった不快感について評価さ
せた。評価結果は、「非常に強く感じる;5点」,「や
や強く感じる;4点」,「感じる;3点」,「少し感じ
る;2点」,「微妙に感じる;1点」,「感じない;0
点」として評価し、20名の平均値にて示した。以上の
結果は表7にまとめて示した。
【0043】
【表7】 表7において、本発明の実施例については、いずれも皮
膚刺激性,使用時の不快感ともにほとんど認められてい
ない。2-フェノキシエタノールを0.3重量%含有する
実施例13及び実施例15においても、使用時の不快感
は微妙に感じられる程度で、非常に低く抑えられてい
た。これに対して、2-フェノキシエタノールを0.3重
量%含有する乳化型アイカラーである比較例7、及び2-
フェノキシエタノールを0.25重量%配合するエマル
ション樹脂型のマスカラである比較例10では、わずか
な紅斑及び浮腫の発生を認めていた。また、2-フェノキ
シエタノールを0.15〜0.2重量%含有する比較例
1,比較例4及び比較例6において、若干不快感が認め
られていた。さらに、比較例7と比較例10ではほとん
どのパネラーが不快感を感じており、かなり強く不快感
を感じたパネラーも存在していた。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により抗菌
作用が相乗的に強化され、しかも皮膚刺激性のみなら
ず、使用時の刺すような痛み,ヒリヒリ感,チクチク感
といった不快感もほとんど感じられない抗菌性化粧料を
得ることができた。
【表3】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/032 A61K 7/032 7/48 7/48

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2-フェノキシタノールと、抗菌作用を有
    する植物抽出物の1種又は2種以上を含有することを特
    徴とする、抗菌性低刺激化粧料。
  2. 【請求項2】 抗菌作用を有する植物抽出物の1種又は
    2種以上が、イチョウ科のイチョウ(Ginkgo biloba
    L.)、イネ科のクマザサ(Sasa albo-marginata Makino
    et Shibata,S. veitchii)、ウマノスズクサ科で生薬
    「サイシン」の基原植物である、ウスバサイシン(Asia
    sarum sieboldii F. Maekawa)及びケイリンサイシン
    A. heterotropoides var. mandshuricum F. Maekaw
    a)、その近縁植物であるクロフネサイシン(A. dimidi
    atum F. Maekawa),オクエゾサイシン(A. heterotrop
    oides F. Maekawa),ウスゲサイシン(A. heterotropo
    idesvar. seoulense F. Maekawa)、オトギリソウ科植
    物のオトギリソウ(Hypericumerectum Thunb.)及びト
    モエソウ(H. ascyron L.)、カバノキ科植物のシラカ
    ンバ(Betula platyphylla Sukatchev var. japonica H
    ara)、キク科植物であるアルニカ(Arnica montana
    L.)、カミツレ(Matricaria chamomilla L.)、生薬
    「インチンコウ」の基原植物であるカワラヨモギ(Arte
    misia capillaris Thunb.)及びハマヨモギ(A. scopar
    ia Waldstein)、ゴボウ(Arctium lappa L.)、トウキ
    ンセンカ(Calendula officinalis L.),キンセンカ
    C. arvensisL.)、ヤグルマギク(Centaurea cyanus
    L.)、ローマカミツレ(Anthemis nobilis L.)、キン
    ポウゲ科植物であるオウレン(Coptis japonica Makin
    o)、及びその同属植物であるキクバオウレン(C. japo
    nica var. japonica Satake),セリバオウレン(C. ja
    ponica var. dissecta Nakai),コセリバオウレン(C.
    japonica var. major Satake),ミツバオウレン(C.
    trifolia Salib.),バイカオウレン(C. quinguefolia
    Miq.)、クスノキ科植物のゲッケイジュ(Laurus nobi
    lis L.)、クワ科植物で生薬「ソウハクヒ」の基原植物
    である、クワ(Morusbombycis Koidz)及びマグワ(M.
    alba L.)、ホップ(Humulus lupulus L.)、シソ科植
    物で、生薬「エンメイソウ」の基原植物であるヒキオコ
    シ(Isodon japonicus Hara)及びクロバナヒキオコシ
    I. trichocarpus Kudo)、生薬「オウゴン」の基原植
    物であるコガネバナ(Scutellaria baicalensis Geor
    g.)、サルビア(Salvia officinalis L.)、シソ(Per
    illa frutescens Britton var. acuta Kudo.),その変
    形種であるチリメンジソ(P. frutescens Britton var.
    crispa Decne.),及び近縁植物であるアオジソ(P. f
    rutescens viridis),カタメジソ(P. frutescens f.
    discolor)、タチジャコウソウ(タイム,Tymus vulgar
    is L.)、セイヨウハッカ(Mentha piperita L.)及び
    その変種,ハッカ(M. arvensis L. var. piperascens
    Malin.)、ミドリハッカ(M. viridis L.)、マンネン
    ロウ(ローズマリー,Rosmarinus officinalis L.)、
    及びラベンダー(Lavandula vera DC.)、スイカズラ科
    植物のスイカズラ(ニンドウ,Lonicera japonica Thun
    b.)、セリ科植物のウイキョウ(Foeniculum vulgare M
    ill.)、センキュウ(Cnidium officinale Makino)、
    ツバキ科植物のチャ(Thea sinensis L.)、及びその同
    属植物であるトウチャ(T. sinensis L. var. macrophy
    lla Sieb.),アッサムチャ(T. sinensis L. var. ass
    amica Pierre),ウーロンチャ(T. sinensis L. var.
    viridis Szkzyl.),ベニバナチャ(T. sinensisL. va
    r. rosea Makino)、ドクダミ科で生薬「ジュウヤク」
    の基原植物であるドクダミ(Houttuynia cordata Thun
    b.)、トチノキ科植物のセイヨウトチノキ(マロニエ,
    Aesculus hippocastanum L.)及びトチノキ(A. turbin
    ata Blume)、バラ科植物であるモモ(Prunus persica
    Batsch.)、ノモモ(P. persica Batsch. var. davidia
    na Maxim.)、オオタカネバラ(Rosa acicularis Lind
    l.)、タカネバラ(R. acicularis Lindl. var. nippon
    ensis Koehne)、モッコウバラ(R. banksiae Aito
    n)、カニナバラ(R. canina L.)、センティフォリア
    バラ(R. centifolia L.)、コケバラ(R. centifolia
    L. var. mucosa Seringe)、コウシンバラ(R. chinens
    is Jacq.)、ダマスクバラ(R. damascena Mill.)、フ
    ォエティダバラ(R. foetida Herrm.)、ガリカバラ
    R. gallica L.)、ギガンテアバラ(R. gigantea Col
    lett et Hemsl.)、サンショウバラ(R. hirtula Naka
    i)、モスカータバラ(R. moschata Herrm.)、オドラ
    ータバラ(R. odorata Sweet.)、ノイバラ(R. multif
    lora Thunb.)、ヤマイバラ(R. sambucinaKoidz.)及
    びテリハノイバラ(R. wichuraiana Crep.)、フウロソ
    ウ科植物で生薬「ゲンノショウコ」の基原植物である、
    ゲンノショウコ(Geranium thunber gii Sieb. et Zuc
    c.)と、その同属植物であるアメリカンフウロ(G. car
    odinianum L.),イブキフウロ(G. dahuricum DC. va
    r.lobutatum Nakai),グンナイフウロ(G. onoei Fran
    ch. et Savat.),イヨフウロ(G. shikokianum Matsum
    ura),ハクサンフウロ(G. yesonse Franch. et Sava
    t. var. nipponicum Nakai),タチフウロ(G. japonic
    um Franch. et Savat.),イチゲフウロ(G. sibiricum
    L.)、フトモモ科植物のチョウジ(Syzygium aromatic
    um Merrill et Perry,Eugenia caryophyllata Thun
    b.)、マメ科植物で、生薬「カンゾウ」の基原植物であ
    るカンゾウ(Glycyrrhiza glabra L. var. glandulifer
    a Regel et Herder),シナカンゾウ(G. echinata
    L.),スペインカンゾウ(G. glabra L.),ウラルカン
    ゾウ(G. uralensis Fisch. et DC.)、及び生薬「クジ
    ン」の基原植物であるクララ(Sophora flavescens Ait
    on)、マンサク科植物のハマメリス(Hamamelis virgin
    iana L.)、ミカン科植物で生薬「オウバク」の基原植
    物であるキハダ(Phellodendron amurense Rupr.),オ
    オバノキハダ(P. amurensevar. japonica Ohwi),ミ
    ヤマキハダ(P. amurense var. lavallei Sprag.),ヒ
    ロハキハダ(P. amurense var. sachalinense Fr. Schm
    idt.),黄皮樹(P. chinense Schneid.)、サンショウ
    Zanthoxylum piperitum DC.)及びその同属植物であ
    るアサクラザンショウ(Z. piperitum DC. f. inerme M
    akino),ヤマアサクラザンショウ(Z. piperitum DC.
    f. brevispinosum Makino)、ムラサキ科植物で生薬
    「シコン」の基原植物であるムラサキ(Lithospermum e
    rythrorhizon Siebold et Zuccarini)、モクセイ科植
    物のレンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)、シナレ
    ンギョウ(F. viridissima Lindl.)、チョウセンレン
    ギョウ(F. koreana Nakai)、ユリ科アロエ属に属する
    植物、ユリ科植物で生薬「オウセイ」の基原植物である
    ナルコユリ(Polygonatum falcatum A. Gray),オオナ
    ルコユリ(P. macranthum Koidzumi),及び近縁植物で
    あるカギクルマバナルコユリ(P. sibricum Red.),ク
    ルマバナルコユリ(P. stenopyllum Maxim.)より選ん
    だ1種又は2種以上の植物の抽出物であることを特徴と
    する、請求項1に記載の抗菌性低刺激化粧料。
  3. 【請求項3】 2-フェノキシエタノールの配合量が0.
    05〜1.0重量%、抗菌作用を有する植物抽出物の配
    合量が0.01〜20.0重量%であることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載の抗菌性低刺激化粧
    料。
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