JPH09253830A - 鋳造製品及びその製品用鋳造装置 - Google Patents

鋳造製品及びその製品用鋳造装置

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JPH09253830A
JPH09253830A JP9042896A JP9042896A JPH09253830A JP H09253830 A JPH09253830 A JP H09253830A JP 9042896 A JP9042896 A JP 9042896A JP 9042896 A JP9042896 A JP 9042896A JP H09253830 A JPH09253830 A JP H09253830A
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JP
Japan
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product
cast product
cavity
mold
cast
Prior art date
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Pending
Application number
JP9042896A
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English (en)
Inventor
Seiji Kondo
征治 近藤
Hidetoshi Nanjo
秀敏 南條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
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Publication of JPH09253830A publication Critical patent/JPH09253830A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、薄肉インテークマニホールドのよう
な薄肉の鋳造製品であっても、金型から押出ピンで押下
される際、欠肉したり損傷したりしないようにする。 【解決手段】 金型を用いて鋳造される鋳造製品におい
て、その金型から取出すときに押下される押出ピンの当
接される箇所に突部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型を用いて鋳造
される鋳造製品、及びその鋳造製品を鋳造するのに好適
な鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種製品の軽量化のために、薄肉
の鋳造製品が要求されるようになってきている。
【0003】例えば、自動車用エンジンの部品であるイ
ンテークマニホールドをアルミニウム合金の鋳造製品と
する場合、肉厚が数ミリ(例えば2mm)に形成され
る。
【0004】上述の薄肉部を有する鋳造製品は、上型と
下型との接合部にキャビティを形成した金型を用いて製
造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の薄肉
部を有する鋳造製品であっても、金型から取出されると
きは、押出ピンにより押下されるが、その押下される部
分が薄肉部に当る場合、押出ピンがキャビティ内に入り
込んでいると欠肉となり、また薄肉部を押出ピンで押下
するとその薄肉部が損傷を受け、鋳造製品が不良品にな
るおそれがあった。
【0006】図3の鋳造製品イは、薄肉部ロの一部に鋳
造製品イを他の機器(図示せず)に取付けるためのボス
部ハが形成されているものであり、このように、薄肉部
ロを有する鋳造製品イにおいて、薄肉部ロの部分に押出
ピンが当接して押下されるときは、その薄肉部が欠肉等
して不良品になりやすい問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、押出ピンが当
接して押下されても、鋳造製品が不良品とならない鋳造
製品、及びその鋳造製品用鋳造装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋳造装置
は、上記目的を達成するために、金型を用いて鋳造され
る鋳造製品において、その金型から取出すときに押下さ
れる押出ピンの当接される箇所に突部を設けたことを特
徴としている。また、鋳造製品を形成するキャビティを
有する金型を備えた鋳造装置において、前記鋳造製品を
形成するキャビティ部に現われる押出ピンの周囲の前記
金型に、凹部を設けたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、上記図3に示される薄肉
部ロ及びボス部ハを有する鋳造製品イを得るための金型
1の一部分である。
【0010】この金型1は、上型1a及び下型1bから
構成されていて、それら接合面にはキャビティCが形成
されている。そして、このキャビティCは、鋳造製品イ
の薄肉部ロを形成するキャビティC1 とボス部ハを形成
するキャビティC2 とから構成されている。
【0011】ボス部ハを形成するキャビティC2 に当る
上型1aの部分は、凹状に形成され、また、下型1b
は、その凹状の一部に入り込むように、つまり、ボス部
ハの内部を盗むように突出部2が設けられている。さら
に、この突出部2の内側は、下型1bの軽量化を図るた
めに盗み2′が設けられている。
【0012】貫通孔3は、突出部2を貫通するように設
けられていて、この図1の例では、貫通孔3は2本設け
られているが、一本または3本以上でもよく、要する
に、効率よくガス抜きができるように配置されていれば
よい。
【0013】上述のように、鋳造製品イのボス部ハに当
る部分にガス抜き孔を設けたので、ボス部ハの内部欠陥
を防止でき、また、そのボス部ハの内部は、突出部2に
より盗まれているので、薄肉部ロとの冷却速度の違いを
小さくできるので、鋳造製品イを規定どおり製造するこ
とができる。
【0014】図1中、Pは下型1bに設けられた押出ピ
ンである。この押出ピンPは、周知の押出ピンと同様に
金型から鋳造製品を分離するときに用いられる。
【0015】この押出ピンPは、下型1bに設けられた
孔10に移動自在に設けられていて、その先端部P′
は、鋳造時に、鋳造製品イの薄肉部ロに当るキャビティ
C1 を形成する下型1bに設けられた凹部11の下面位
置となるようにセットされている。この凹部11の直径
は、押出ピンPの直径より少し大きく形成されている。
【0016】したがって、キャビティC1 に溶湯が供給
されてその溶湯が凝固して鋳造製品イが形成されたとき
は、図2に示されるように、鋳造製品イの表面にその凹
部11に対応した突部ニが形成される。なお、この突部
ニは、鋳造製品イの障害とならないように高さ数ミリ
(例えば1mm)に形成される。
【0017】上述のように、押出ピンPの先端部P′に
当る金型(上述の例では下型1b)に凹部11を設けて
おくことにより、押出ピンPを図示しない駆動機構によ
り押出しても、凹部11に対応した突部ニを押圧するの
で、薄肉の鋳造製品に損傷を与えることなく金型から分
離できる効果がある。
【0018】また、鋳造時に、押出ピンPが加熱等によ
りキャビティ側に突出しても、その突出部分は、凹部1
1に対応した部分に吸収できるので、鋳造製品自体に悪
影響を与えない特長を有している。
【0019】なお、上述の例では、突部ニを鋳造製品イ
の薄肉部ロに形成するようにしたが、これを厚肉部に設
けるようにしてもよい。この場合、例えば鋳造製品が装
飾品のような場合、表面に押出ピンの窪みができると不
良品となるが、形成された突部ニは研磨によって除去す
ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る鋳造装置は、金型を用いて
鋳造される鋳造製品において、その金型から取出すとき
に押下される押出ピンの当接される箇所に突部を設けた
ので、例えば、鋳造製品の薄肉部が欠肉したり損傷した
りするのを防止することができる。また、鋳造製品を形
成するキャビティを有する金型を備えた鋳造装置におい
て、前記鋳造製品を形成するキャビティ部に現われる押
出ピンの周囲の前記金型に、凹部を設けたので、例え
ば、鋳造製品の薄肉部が欠肉したり損傷したりするのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る鋳造装置の金型の
一部の断面図である。
【図2】鋳造製品の一部分の斜視図である。
【図3】鋳造製品の一部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 金型 1a 上型 1b 下型 2 突出部 3 貫通孔 10 孔 11 凹部 P 押出ピン P′ 先端部 C,C1 ,C2 キャビティ イ 鋳造製品 ロ 薄肉部 ハ ボス部 ニ 突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を用いて鋳造される鋳造製品におい
    て、その金型から取出すときに押下される押出ピンの当
    接される箇所に突部を設けたことを特徴とする鋳造製
    品。
  2. 【請求項2】 鋳造製品を形成するキャビティを有する
    金型を備えた鋳造装置において、 前記鋳造製品を形成するキャビティ部に現われる押出ピ
    ンの周囲の前記金型に、凹部を設けたことを特徴とする
    鋳造装置。
JP9042896A 1996-03-19 1996-03-19 鋳造製品及びその製品用鋳造装置 Pending JPH09253830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297409A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Toshiba Corp 筐体及び筐体の形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006297409A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Toshiba Corp 筐体及び筐体の形成方法

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