JPH09253486A - 光触媒及びその製造方法 - Google Patents

光触媒及びその製造方法

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JPH09253486A
JPH09253486A JP8299581A JP29958196A JPH09253486A JP H09253486 A JPH09253486 A JP H09253486A JP 8299581 A JP8299581 A JP 8299581A JP 29958196 A JP29958196 A JP 29958196A JP H09253486 A JPH09253486 A JP H09253486A
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Japan
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barium
group
titanium
bati
photocatalyst
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JP8299581A
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English (en)
Inventor
Momoko Arima
百子 有馬
Masato Kakihana
眞人 垣花
Kiyohide Yoshida
清英 吉田
Masahiro Yoshimura
昌弘 吉村
Yoichi Yamashita
洋市 山下
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な組成・組織を有する高活性な光触媒用
BaTi4 9 を製造する方法及び高活性な光触媒とそ
れを製造する方法を提供する。 【解決手段】 溶媒にチタン化合物と、配位子と、バリ
ウム化合物とを混合し、加熱しながら攪拌し、エステル
化反応を進行させてゲル化させ、得られたゲルを600 K
以下で加熱して過剰な溶媒及び/又は有機成分を除去
し、熱処理した後、粉砕して前駆体粉末を生成し、前記
前駆体粉末を1000〜1200Kで熱処理することにより、光
触媒用BaTi4 9 を製造し、前記BaTi4 9
光触媒活性種を担持して高活性な光触媒を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光エネルギーを用
いて水を分解することにより水素を製造するのに好適な
光触媒用BaTi4 9 の製造方法及びそれを用いた光
触媒並びに光触媒の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
半導体を電極として用い、水を光分解することにより水
素を製造する方法が発見され(NATURE, 238, pp.37(l97
2))、重要な光エネルギーの変換方法の一つとして提案
されている。それらの方法に使用される光触媒の中で
も、酸化ルテニウムを担持したトンネル状半導体BaT
4 9 は水素と酸素を生成する反応誘導期間を必要と
せず、しかも反応収率が高いという利点を有する(Y. I
noue, Y. Asai and K. Sato, J. Chem. Soc. Faraday T
rans., 90, pp.797(1994) )。
【0003】しかし、従来の光触媒の収率はまだ十分で
はなく、実用化に向けて更に改良を続けなければならな
い。本発明者等はトンネル状半導体であるBaTi4
9 の改良に着目した。光触媒用BaTi4 9 の製造方
法として、酸化チタンと炭酸バリウムを所定のモル比で
混合し、1200〜1500Kの高温度で焼成する固相法が知ら
れている(特開平4-330943号及び同7-88370 号)。しか
し、固相法では反応は完全ではなく、酸化チタンと炭酸
バリウムの未反応粒子が残留するという問題がある。酸
化チタンと炭酸バリウムが反応してBaTi4 9 が合
成されるためには、Ba成分とTi成分が固体中を拡散
して互いに接触しなければならない。この拡散速度を大
きくするためには高温での熱処理を繰り返す必要があ
る。しかし、高温での熱処理は粒成長を促進させ、得ら
れるBaTi4 9 粉末の比表面積を著しく低下させる
ため、十分な触媒特性が得られない。また、高温での熱
処理は成分の蒸発を招き、最終的に均一な組成や組織を
有するBaTi4 9 を作製することは困難である。
【0004】このような事情に鑑み、より高い活性を有
する光触媒、特に表面積が大きく、かつ均一組織を有す
るBaTi4 9 を製造する方法が求められている。
【0005】したがって、本発明の目的は、従来の製造
方法の欠点を解決し、均一な組成・組織を有するBaT
4 9 を製造する方法及び高活性な光触媒とそれを製
造する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、チタン及びバリウムを安定な錯体
として溶液中に分散させ、このチタン及びバリウム金属
錯体の周囲を重合反応によってポリマー化して均一なポ
リマー錯体を形成し、このポリマー錯体の熱分解により
BaTi4 9 を生成すると、低温でBaTi4 9
製造できるとともに、得られたBaTi4 9 は均一な
組成及び組織と高い表面積を有すること、また得られた
BaTi4 9 にRh、Pt、Ir、Au、Ag、R
u、Ni又はそれらの酸化物を担持させ、特に光照射下
で担持させると、高い光触媒活性を有する光触媒が得ら
れることを発見し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、光触媒用BaTi4 9 を製造
する本発明の方法は、 (1) 水、一価アルコール及び多価アルコールからなる群
から選ばれた一種以上の溶媒に、(a) チタンのアルコキ
シド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一
種以上のチタン化合物と、(b) カルボン酸、アセチルア
セトン、ジアミン類及びピリジン類からなる群から選ば
れた一種以上の配位子と、(c) バリウムのアルコキシ
ド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一種
以上のバリウム化合物とを混合し、 (2) 得られた溶液を353 〜423 Kに加熱しながら攪拌
し、エステル化反応を進行させてゲル化させ、 (3) 得られたゲルを600 K以下で加熱して過剰な溶媒及
び/又は有機成分を除去し、 (4) 573 〜773 Kで熱処理した後、粉砕して前駆体粉末
を生成し、 (5) 前記前駆体粉末を1000〜1200Kで熱処理することを
特徴とする。
【0008】また、Rh、Pt、Ir、Au、Ag、R
u、Ni及びそれらの酸化物からなる群より選ばれた一
種以上をBaTi4 9 に担持させてなる光触媒を製造
する本発明の第一の方法は、 (1) 水、一価アルコール及び多価アルコールからなる群
から選ばれた一種以上の溶媒に、(a) チタンのアルコキ
シド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一
種以上のチタン化合物と、(b) カルボン酸、アセチルア
セトン、ジアミン類及びピリジン類からなる群から選ば
れた一種以上の配位子と、(c) バリウムのアルコキシ
ド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一種
以上のバリウム化合物とを混合し、 (2) 得られた溶液を353 〜423 Kに加熱しながら攪拌
し、エステル化反応を進行させてゲル化させ、 (3) 得られたゲルを600 K以下で加熱して過剰な溶媒及
び/又は有機成分を除去し、 (4) 573 〜773 Kで熱処理した後、粉砕して前駆体粉末
を生成し、 (5) 前記前駆体粉末を1000〜1200Kで熱処理してBaT
4 9 粉末を生成し、 (6) 前記BaTi4 9 粉末にRh、Pt、Ir、A
u、Ag、Ru、Ni及びそれらの酸化物からなる群よ
り選ばれた一種以上を0.1 〜5重量%(金属元素換算)
担持させることを特徴とする。
【0009】さらに、Rh、Pt、Ir、Au、Ag、
Ru、Ni及びそれらの酸化物からなる群より選ばれた
一種以上からなる光触媒活性種を上記方法で製造された
BaTi4 9 に担持させてなる光触媒を製造する本発
明の第二の方法は、前記光触媒活性種の無機塩及び/又
は有機塩化合物の水溶液に前記BaTi4 9 を添加し
た懸濁溶液を光を照射しながら撹拌した後、50〜150 ℃
で乾燥し、600 ℃以下の温度で焼成することを特徴とす
【0010】本発明の光触媒はRh、Pt、Ir、A
u、Ag、Ru、Ni及びそれらの酸化物からなる群よ
り選ばれた一種以上をBaTi4 9 に担持させてな
り、前記BaTi4 9 が(1) 水、一価アルコール及び
多価アルコールからなる群から選ばれた一種以上の溶媒
に、(a) チタンのアルコキシド、有機酸塩及び無機酸塩
からなる群から選ばれた一種以上のチタン化合物と、
(b) カルボン酸、アセチルアセトン、ジアミン類及びピ
リジン類からなる群から選ばれた一種以上の配位子と、
(c) バリウムのアルコキシド、有機酸塩及び無機酸塩か
らなる群から選ばれた一種以上のバリウム化合物とを混
合し、(2) 得られた溶液を353 〜423 Kに加熱しながら
攪拌し、エステル化反応を進行させてゲル化させ、(3)
得られたゲルを600 K以下で加熱して過剰な溶媒及び/
又は有機成分を除去し、(4) 573 〜773Kで熱処理した
後、粉砕して前駆体粉末を生成し、(5) 前記前駆体粉末
を1000〜1200Kで熱処理して製造されたものであること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [1] 原料 (a) チタン化合物 チタン化合物としては、チタンアルコキシド、チタン有
機酸塩及びチタン無機酸塩からなる群から選ばれた一種
以上を用いる。チタンアルコキシドとしては、チタンテ
トラエトキシド、チタンテトライソプロポキシド、チタ
ンテトラ−n−ブトキシド等を使用するのが好ましい。
チタン有機酸塩としては、チタンオキシアセチルアセト
ネート等を使用するのが好ましい。チタン無機酸塩とし
ては、四塩化チタン、硫酸チタン等が挙げられる。その
中で、チタンイソプロポキシド、チタン−n−ブトキシ
ドを使用するのが好ましい。
【0012】(b) 配位子 配位子としては、カルボン酸、アセチルアセトン、ジア
ミン類、ピリジン類、ビピリジンからなる群から選ばれ
た一種以上を使用する。配位子を添加することにより、
チタン及びバリウムの安定な錯体を形成させることがで
きる。カルボン酸としては、クエン酸、リンゴ酸、酒
石酸、乳酸、グリコール酸等のα‐ヒドロキシカルボン
酸、トリカルバリル酸、コハク酸、しゅう酸、酢酸等
のカルボン酸等を使用するのが好ましい。ジアミン類と
しては、エチレンジアミン、エチレンジアミン四酢酸、
1,2-プロパンジアミン、1,3-プロパンジアミン等を使用
するのが好ましい。またピリジン類としては、ピリジ
ン、ビピリジン等を使用するのが好ましい。これらの配
位子の中では、クエン酸が特に好ましい。
【0013】(c) バリウム化合物 バリウム化合物としては、バリウムアルコキシド、バリ
ウム有機酸塩及びバリウム無機酸塩からなる群から選ば
れた一種以上を使用する。バリウムアルコキシドとして
は、バリウムジエトキシド、バリウムジイソプロポキシ
ド、バリウムジ-n- ブトキシド等が挙げられる。バリウ
ム有機酸塩としては、しゅう酸バリウム、酢酸バリウ
ム、乳酸バリウム等が挙げられる。またバリウム無機酸
塩としては、炭酸バリウム、塩化バリウム、硝酸バリウ
ム等が挙げられる。これらのバリウム化合物の中では、
炭酸バリウムが特に好ましい。
【0014】(d) 溶媒 成分(a) 乃至(c) を添加する溶媒としては、水、一価ア
ルコール及び多価アルコールからなる群から選ばれた一
種以上を使用する。一価アルコールとしてはメタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
i−ブタノール、sec −ブタノール、tert−ブタノール
等が好ましく、多価アルコールとしてはエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等が
好ましい。中でも、エチレングリコール、プロピレング
リコール等が特に好ましい。
【0015】[2] BaTi4 9 の製造方法 (1) 混合・撹拌工程 まず、溶媒に(a) チタン化合物、(b) 配位子及び(c) バ
リウム化合物を添加し、撹拌しながら混合する。各成分
の添加順序は(a) →(b) →(c) の順とするのが好まし
い。
【0016】チタン化合物1モルを基準として、溶媒量
は10〜100 モルであり、好ましくは20〜50モルである。
溶媒量が10モル未満であると、得られるBaTi4 9
の組成の均一化が困難である。逆に溶媒量が100 モルを
超えると、混合溶液が希薄すぎる。
【0017】チタン化合物1モルを基準として、配位子
の添加量は2〜10モルであり、好ましくは4〜8モルで
ある。配位子の添加量が2モル未満であると、チタンの
安定な錯体が得られない。また配位子量が10モルを超え
てもさらなる促進効果は得られない。
【0018】バリウム化合物の添加量はBaTi4 9
の組成が得られるように設定する。
【0019】各成分を上記配合比で混合し、300 〜373
Kの温度(好ましくは室温)で2〜5時間攪拌すると、
透明な溶液が得られる。この過程で、チタン及びバリウ
ムが配位子と安定な錯体を形成する。
【0020】(2) エステル化反応工程 次に、前記透明溶液を353 〜423 Kに加熱しながら攪拌
し、エステル化反応を進行させてゲル化させる。このエ
ステル化反応によって高分子錯体が生成される。反応時
間は3〜20時間とするのが好ましい。
【0021】(3) 加熱工程 得られたゲルを600 K以下、特に550 〜600 Kの温度で
加熱し、過剰な溶媒及び/又は有機成分を除去する。な
お、好ましい加熱時間は2〜5時間である。
【0022】(4) 前熱処理工程 続いて、600 〜800 K、好ましくは600 〜700 Kの温度
で、2〜5時間熱処理し、前駆体として黒色粉末を得
る。この前駆体をメノウ乳鉢等により軽く粉砕する。
【0023】(5) 後熱処理工程 得られた前駆体粉末を1000〜1200K、特に1000〜1100K
の温度で熱処理してBaTi4 9 の粉末を得る。な
お、好ましい熱処理時間は2〜5時間である。このよう
に得られた光触媒用BaTi4 9 は未反応分が少な
く、均一な組成及び組織を有する。
【0024】[3] 光触媒の製造方法 本発明の第一の光触媒製造方法は、得られたBaTi4
9 に含浸法、固相反応等の公知の方法により、Rh、
Pt、Ir、Au、Ag、Ru、Ni及びそれらの酸化
物からなる群より選ばれた一種以上の光触媒活性種を担
持する。好ましい担持方法は含浸法である。含浸法で
は、光触媒活性種の塩化物、硝酸塩等の化合物の水溶液
を用いてBaTi4 9 に含浸させる。
【0025】本発明の第二の光触媒製造方法は、得られ
たBaTi4 9 をRh、Pt、Ir、Au、Ag、R
u、Ni及びそれらの酸化物からなる群より選ばれた一
種以上の光触媒活性種の塩化物、硝酸塩等の化合物の水
溶液に添加して、光照射しながら撹拌し、光触媒活性種
をBaTi4 9 に含浸させる。光の照射時間は0.5
時間〜2時間とするのが好ましい。光を照射しながら含
浸させることにより、半導体BaTi4 9 のトンネル
内部表面で電化分離が生じ、その光反応の起こる場所に
光触媒活性種が一分子ずつ反応するので、光触媒活性種
がトンネル内部に均一に担持される。
【0026】含浸終了後、50〜150 ℃で約2〜5時間乾
燥して、600℃以下でかつ還元性雰囲気及び/又は酸
化雰囲気下で2〜5時間焼成する。焼成温度が600℃
を超えると、粒成長が進行するので好ましくない。
【0027】本発明の光触媒における触媒活性種の含有
量は0.1 〜5重量%(金属元素換算値)であるのが好ま
しく、0.8 〜1.5 重量%(金属元素換算値)であるのが
特に好ましい。
【0028】以上の方法により得られる本発明の光触媒
は従来のものに比べ高い活性を有する。その原因はトン
ネル状半導体であるBaTi4 9 の比表面積が従来よ
り大きく、その中に未反応成分が実質的に存在しないこ
とにあるものと考えられるが、BaTi4 9 の電荷発
生速度が増加したのか、あるいはBaTi4 9 からR
u等の触媒活性種ヘの電荷伝達速度が増加したのか等の
詳細についてはまだ分かっていない。
【0029】
【実施例】本発明を以下の具体的実施例によりさらに詳
細に説明する。実施例1 エチレングリコール、チタンテトライソプロポキシド、
クエン酸(無水)及び炭酸バリウムを、順次4:0.1:1:0.
025 のモル比で配合し、混合・攪拌することによりバリ
ウム及びチタンのクエン酸錯体が形成され、透明な溶液
を得た。この溶液を400 Kに加熱・攪拌し、クエン酸と
エチレングリコールとのエステル化反応を進行させた。
約5時間後、茶色の発泡高分子状ゲルが得られた。この
ゲルを550 K(600 K以下)で加熱して、過剰な溶媒及
び有機成分を除去した後、600 Kで2時間熱処理した。
次いで、テフロン棒により10分間粉砕することにより
黒色粉末状の前駆体を得た。この前駆体を1000Kで2時
間熱処理して、BaTi49 を製造した。この生成物
のX線回折分析(X線回折分析装置MXP3VAシステ
ム、マック・サイエンス社製)を行った。結果を図1に
示す。
【0030】実施例2 プロピレングリコール、チタンテトラエトキシド、リン
ゴ酸及び酢酸バリウムを順次実施例1と同じモル比で配
合し、実施例1と同様な処理を行い、最終的に1000Kで
2時間熱処理してBaTi4 9 を製造し、実施例1と
同様にX線回折分析を行った。得られた回折パターンを
図1に示す。
【0031】比較例1 実施例1で得た黒色粉末の前駆体を900 Kで2時間処理
してBaTi4 9 を製造した。実施例1と同様にX線
分析を行い、回折パターンを図1に示す。
【0032】図1のX線回折の結果から明かなように、
900 Kで2時間の熱処理(比較例1)ではBaTi4
9 の結晶化は起こらないが、1000K以上(実施例1及び
2)ではBaTi4 9 結晶が得られ、未反応粒子の結
晶構造は見られなかった。
【0033】比較例2、3 酸化チタン粉末(平均粒径:2μm)と炭酸バリウム粉
末(平均粒径:10μm)を4:1のモルで混合した後、
固相法によりそれぞれ1000K(比較例2)及び1200K
(比較例3)で5時間焼成した。実施例1と同様にX線
回折分析を行った結果、1000Kで焼成した比較例2で
は、BaTi4 9 の結晶化は認められず、主として酸
化チタンと炭酸バリウムのパターンが認められた。一
方、1200Kで5時間焼成した比較例3では、BaTi4
9 結晶の形成が認められるが、酸化チタンと炭酸バリ
ウムの残存が確認された。
【0034】実施例3 蒸留水に塩化ルテニウムをRuがBaTi4 9 の1重
量%になるように秤量して加え、溶解させた。実施例1
で得られたBaTi4 9 粉末をこの溶液に加えて混合
撹拌した。均一に分散させた後、50〜80℃で加熱撹拌
し、水分を蒸発させて、乾固した試料を100 ℃で24時間
乾燥させた。そして、水素と窒素の混合ガス(水素ガス
/窒素ガス=2/98)を流しながら(流量250 ml/mi
n)、500 ℃で2時間還元処理した後、空気中で475
℃、7時間熱処理し、光触媒を得た。この触媒をBET
法で測定したところ、表面積は26.1m2 /gであった。
【0035】この触媒1gを純水1.4 リットルに添加
し、高圧水銀ランプ( 400W、hν≧290 nm)を照射し
て、水分解反応によって生成される酸素、水素をガスク
ロマトグラフで定量した。酸素と水素の生成量のモル比
がほぼ1:2であり、水の完全分解が見られた。水素及
び酸素の発生量を表1に示す。
【0036】実施例4 酸化ルテニウムの代わりにIrCl4 を用いた以外は、
実施例3と同じ方法で、BaTi4 9 に酸化イリジウ
ムを1重量%(イリジウム元素換算値)担持した光触媒
を作成した。実施例3と同じ方法で水の光分解を行い、
生成した水素及び酸素量を表1に示す。
【0037】実施例5 酸化ルテニウムの代わりに硝酸ニッケルを用いた以外
は、実施例3と同じ方法で、BaTi4 9 に酸化ニッ
ケルを1重量%(ニッケル元素換算値)担持した光触媒
を作成した。実施例3と同じ方法で水の光分解を行い、
生成した水素及び酸素量を表1に示す。
【0038】比較例4 実施例3と同じ方法で、比較例3で得られたBaTi4
9 粉末を用いて、BaTi4 9 に酸化ルテニウムを
1重量%(ルテニウム元素換算値)担持した光触媒を作
成した。実施例3と同じように表面積を測定したとこ
ろ、4.7 m2 /gであった。実施例3と同じ方法で水の
光分解を行い、生成した水素及び酸素量を表1に示す。
【0039】 表1 水の光分解における水素及び酸素の生成量(単位:μmol/h) 例No 水素生成量 酸素生成量 実施例3 420 210 実施例4 314 157 実施例5 190 95 比較例4 184 92
【0040】表1から分かるように、同じくRuを触媒
活性種として用いた実施例3及び比較例4では、本発明
のBaTi4 9 に担持した実施例3の触媒の活性が、
従来のBaTi4 9 に担持した比較例4の触媒の活性
の2倍以上であった。
【0041】実施例6 蒸留水に塩化ルテニウムをRuがBaTi4 9 の1重
量%になるように秤量して加え、溶解させた。実施例1
で得られたBaTi4 9 粉末をこの溶液に加えて混合
したあと、室温下、マグネチックスターラーで撹拌しな
がら、キセノンショートアークランプ(ウシオ電気株式
会社製、UI−502Q)を1時間照射した。均一に分
散させた後、70℃で加熱撹拌し、水分を蒸発させて、乾
固した試料を100 ℃で24時間乾燥させた。そして、水素
と窒素の混合ガス(水素ガス/窒素ガス=2/98)を流
しながら(流量250 ml/min)、500 ℃で2時間還元処理
した後、空気中で475 ℃、7時間熱処理し、光触媒を得
た。またこの触媒をBET法で測定したところ、表面積
は26.5m2 /gであった。
【0042】この光触媒にCOを吸着させた後、IR分
光分析(IR分光分析装置MAGNA−IR550、ニ
コレ社製)を行った。結果を図2に示す。比較として、
比較例4の光触媒についても同様にIR回折分析を行
い、その結果を図2に合わせて示す。図2から分かるよ
うに、COの吸収スペクトルが比較例4に比べて実施例
6のがシャープであり、光照射の効果が顕著であること
を示した。
【0043】この触媒1gを純水1.4 リットルに添加
し、高圧水銀ランプ( 400W、hν≧290 nm)を照射し
て、水分解反応によって生成される酸素、水素をガスク
ロマトグラフで定量した。酸素と水素の生成量のモル比
がほぼ1:2であり、水の完全分解が見られた。水素の
発生量を図3に示す。
【0044】実施例7 塩化ルテニウムの代わりにIrCl4 を用いた以外は、
実施例6と同じ方法で、BaTi4 9 に酸化イリジウ
ムを1重量%(イリジウム元素換算値)担持した光触媒
を作成した。実施例6と同じ方法で水の光分解を行い、
水素の生成量を図3に示す。
【0045】比較として、比較例4の水素生成量も図4
にプロットした。図3から分かるように、同じくRuを
触媒活性種として用いた実施例6及び比較例4では、本
発明のBaTi4 9 に担持した実施例6の触媒の活性
が、従来のBaTi4 9 に担持した比較例4の触媒の
活性の3倍以上であった。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の方法は錯
体重合によりBaTi4 9 を製造するので、得られる
BaTi4 9 には未反応成分が残存しておらず、組成
及び組織が非常に均一である。また、低温で光触媒用B
aTi4 9 を製造することができるので、低製造コス
トという利点が得られる。さらに、上記BaTi4 9
を用いた本発明の光触媒は高い触媒活性を有し、特に光
照射下で活性種を担持することにより、著しく高い光触
媒活性が得られ、水の光分解に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1及び2並びに比較例1の生成物のX
線回折パターンを示すグラフである。
【図2】 実施例6及び比較例4の光触媒のIR吸収ス
ペクトルを示すグラフである。
【図3】 実施例6及び7並びに比較例4における水素
生成量と時間との関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 昌弘 神奈川県青葉区松風台45−10 (72)発明者 山下 洋市 埼玉県熊谷市末広四丁目14番1号 株式会 社リケン熊谷事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光触媒用BaTi4 9 を製造する方法
    において、 (1) 水、一価アルコール及び多価アルコールからなる群
    から選ばれた一種以上の溶媒に、(a) チタンのアルコキ
    シド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一
    種以上のチタン化合物と、(b) カルボン酸、アセチルア
    セトン、ジアミン類及びピリジン類からなる群から選ば
    れた一種以上の配位子と、(c) バリウムのアルコキシ
    ド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一種
    以上のバリウム化合物とを混合し、 (2) 得られた溶液を353 〜423 Kに加熱しながら攪拌
    し、エステル化反応を進行させてゲル化させ、 (3) 得られたゲルを600 K以下で加熱して過剰な溶媒及
    び/又は有機成分を除去し、 (4) 573 〜773 Kで熱処理した後、粉砕して前駆体粉末
    を生成し、 (5) 前記前駆体粉末を1000〜1200Kで熱処理することを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 Rh、Pt、Ir、Au、Ag、Ru、
    Ni及びそれらの酸化物からなる群より選ばれた一種以
    上をBaTi4 9 に担持させてなる光触媒を製造する
    方法において、 (1) 水、一価アルコール及び多価アルコールからなる群
    から選ばれた一種以上の溶媒に、(a) チタンのアルコキ
    シド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一
    種以上のチタン化合物と、(b) カルボン酸、アセチルア
    セトン、ジアミン類及びピリジン類からなる群から選ば
    れた一種以上の配位子と、(c) バリウムのアルコキシ
    ド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一種
    以上のバリウム化合物とを混合し、 (2) 得られた溶液を353 〜423 Kに加熱しながら攪拌
    し、エステル化反応を進行させてゲル化させ、 (3) 得られたゲルを600 K以下で加熱して過剰な溶媒及
    び/又は有機成分を除去し、 (4) 573 〜773 Kで熱処理した後、粉砕して前駆体粉末
    を生成し、 (5) 前記前駆体粉末を1000〜1200Kで熱処理してBaT
    4 9 粉末を生成し、 (6) 前記BaTi4 9 粉末にRh、Pt、Ir、A
    u、Ag、Ru、Ni及びそれらの酸化物からなる群よ
    り選ばれた一種以上を0.1 〜5重量%(金属元素換算)
    担持させることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 Rh、Pt、Ir、Au、Ag、Ru、
    Ni及びそれらの酸化物からなる群より選ばれた一種以
    上からなる光触媒活性種を請求項1に記載の方法で製造
    されたBaTi4 9 に担持させてなる光触媒を製造す
    る方法において、前記光触媒活性種の無機塩及び/又は
    有機塩化合物の水溶液に前記BaTi4 9 を添加した
    懸濁溶液を光を照射しながら撹拌した後、50〜150 ℃で
    乾燥し、600 ℃以下の温度で焼成することを特徴とする
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の製造方
    法において、前記一価アルコールはメタノール、エタノ
    ール、イソプロパノール及びブタノールからなる群から
    選ばれたものであり、前記多価アルコールはエチレング
    リコール、プロピレングリコール及びブチレングリコー
    ルからなる群から選ばれたものであることを特徴とする
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方
    法において、前記チタンアルコキシドはチタンテトラエ
    トキシド、チタンテトライソプロポキシド及びチタンテ
    トラ-n- ブトキシドからなる群から選ばれたものであ
    り、前記チタン有機酸塩はチタンオキシアセチルアセト
    ネートであり、前記チタン無機酸塩は四塩化チタン及び
    /又は硫酸チタンであることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の製造方
    法において、前記カルボン酸はクエン酸、リンゴ酸、酒
    石酸、乳酸、グリコール酸、トリカルバリル酸、コハク
    酸、しゅう酸及び酢酸からなる群から選ばれたものであ
    り、前記ジアミン類はエチレンジアミン、エチレンジア
    ミン四酢酸、1,2-プロパンジアミン及び1,3-プロパンジ
    アミンからなる群から選ばれたものであることを特徴と
    する方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方
    法において、前記バリウム無機酸塩は炭酸バリウム、塩
    化バリウム及び硝酸バリウムからなる群から選ばれたも
    のであり、前記バリウム有機酸塩はしゅう酸バリウム、
    酢酸バリウム及び乳酸バリウムからなる群から選ばれた
    ものであり、前記バリウムアルコキシドはバリウムジエ
    トキシド、バリウムジイソプロポキシド及びバリウムジ
    -n- ブトキシドからなる群から選ばれたものであること
    を特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 BaTi4 9 にRh、Pt、Ir、A
    u、Ag、Ru、Ni及びそれらの酸化物からなる群よ
    り選ばれた一種以上を5重量%(金属元素換算値)担持
    させてなる光触媒において、前記BaTi4 9 は(1)
    水、一価アルコール及び多価アルコールからなる群から
    選ばれた一種以上の溶媒に、(a) チタンのアルコキシ
    ド、有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一種
    以上のチタン化合物と、(b) カルボン酸、アセチルアセ
    トン、ジアミン類及びピリジン類からなる群から選ばれ
    た一種以上の配位子と、(c) バリウムのアルコキシド、
    有機酸塩及び無機酸塩からなる群から選ばれた一種以上
    のバリウム化合物とを混合し、(2) 得られた溶液を353
    〜423 Kに加熱しながら攪拌し、エステル化反応を進行
    させてゲル化させ、(3) 得られたゲルを600 K以下で加
    熱して過剰な溶媒及び/又は有機成分を除去し、(4) 57
    3 〜773 Kで熱処理した後、粉砕して前駆体粉末を生成
    し、(5) 前記前駆体粉末を1000〜1200Kで熱処理して製
    造されたものであることを特徴とする光触媒。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003071298A (ja) * 2001-09-05 2003-03-11 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 複合材料及びその製造方法、触媒及びその製造方法、NOx吸蔵方法及びNOx吸蔵還元方法
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JP2021062317A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 株式会社村田製作所 光触媒

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